JP3204530B2 - 非接触信号伝送装置 - Google Patents

非接触信号伝送装置

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JP3204530B2
JP3204530B2 JP08059692A JP8059692A JP3204530B2 JP 3204530 B2 JP3204530 B2 JP 3204530B2 JP 08059692 A JP08059692 A JP 08059692A JP 8059692 A JP8059692 A JP 8059692A JP 3204530 B2 JP3204530 B2 JP 3204530B2
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雄二 森山
尚史 渡邉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動機器、例えばX線
CT装置や核医学装置或いは産業用ロボットの回転部と
この回転部を支持する支持部との間で信号を非接触で双
方向で伝送する非接触信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動機器においては、回転部にお
ける各種情報、例えばセンサ等の検出情報を支持部側に
設けられる制御部に伝送し、この検出情報に基づく制御
情報等を回転部側に伝送し該回転部側を制御するように
しており、近年の自動機器の高級化に伴い、これら各種
情報の伝送量が増加するにいたっている。
【0003】これら情報は、従来は機械的な接触を伴う
スリップリングを介して行われていた。これはリング状
電極にブラシを機械的に接触させ、回転により両者を摺
動させつつ電気信号を直接伝送するものである。そのた
め、通常1本のスリップリングに1伝送路が対応するこ
とから、この接触型のスリップリングを使用して、デー
タの伝送量の増加に対応しようとする場合、及び双方向
にデータの送受信を行う場合には、スリップリングの本
数を増やさなければならず大きなコストアップの要因と
なった。
【0004】さらに、このスリップリングはリング状電
極とブラシとの機械的な接触を伴うことから、この接触
部分への塵埃の付着、腐食或いは磨耗及び摺動の不安定
性等が少なからずあり、これらに起因する導通不良、ノ
イズの発生等による伝送エラーを防止するために当該接
触部分の比較的頻繁な定期点検、交換を余儀無くされて
いた。
【0005】一方、伝送量の増加、及び可動部、特に回
動部分における回動量に対する制限に対応するために、
図3に示す光スリップリングを用いたものも提案されて
いる。この図3に示す光スリップリングは、回転部と支
持部との間に所定の間隙を設け、さらに回転部から支持
部側にデータを伝送するために、回転部の外周に発光素
子101を配設し、またこの回転部を図示しない支持手
段で支持する支持部側には当該発光素子101に対向す
る向きに受光素子103を配設して、データの送受信を
非接触で行うようにしている。
【0006】このような光スリップリングによれば、接
触部分がないことから、従来の塵埃の付着、腐食、磨耗
或いはノイズの発生等に起因する導通不良、伝送エラー
等を防止することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光スリップリングによるデータの送受信は、接
触型のスリップリングと同様に1本の光スリップリング
が1つの伝送路を形成し、回転部と支持部との間の間隙
を介して配設される発光素子と受光素子との間でデータ
の送受信が非接触で行われることから、複数の発光素子
がそれぞれ独立して発光した場合には、受光素子は受光
した信号光がどの発光素子のものか特定することができ
ず、さらに当該複数の発光素子の発光が同時に畳重して
行われたときには信号光から所望とするデータを抽出す
ることは全くできなかった。そのため、例えば双方向の
信号伝送を行う場合には、一対の発光素子と受光素子と
からなる信号伝送系毎に光学的に独立した間隙、すなわ
ち2本の光路を形成しなければならなかった。
【0008】本発明は、上記した事情に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、回転部と支持
部との間の双方向の信号伝送を単一の光路を用いて簡素
な構成で行い得る非接触信号伝送装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転部と、この回転部を回動自在に支持す
る支持部との間の信号伝送を光学的に非接触で行う非接
触信号伝送装置において、前記回転部と前記支持部のそ
れぞれに設けられ、供給された信号に応じて発光する発
光手段と、前記回転部と前記支持部のそれぞれに設けら
れる受光手段と、前記回転部に設けられた受光手段で受
光される受光信号と、前記回転部側に設けられた発光手
段に供給される信号との差分から、前記支持部からの信
号を抽出する第1の抽出手段と、前記支持部に設けられ
た受光手段で受光される受光信号と、前記支持部側に設
けられた発光手段に供給される信号との差分から、前記
回転部からの信号を抽出する第2の抽出手段と、を具備
したことを特徴とするものである。
【0010】
【0011】
【作用】本発明によれば、受光手段で受光された信号か
ら自側の発光部へ供給される信号の差分をとって、相手
側の送信信号を抽出することにより、回転部と支持部と
の間の双方向通信を簡素な構成で達成できる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。図1は、本発明に係る非接触信号伝送装置
の構成を示したブロック図である。
【0014】まず、図1を参照するに、回転部としての
ロータ部Rと、このロータ部Rを回動自在に支持する支
持部としてのステータ部Sとの間に、所定の間隔を有す
る間隙が構成される。この間隙は、光学的外乱の侵入を
防止するように完全に遮蔽されており、またロータ部R
の外周面とステータ部Sの内周面はそれぞれほぼ鏡面状
態となるように仕上げられるており、これにより当該間
隙は独立した光路として機能する。尚、発光手段として
の発光部1と受光手段としての受光部3との間の適宜の
位置に光学的遮蔽壁を設けるようにしても良い。
【0015】ロータ部Rの外周面には、発光部1R と受
光部3R がそれぞれ設けられる。発光部1R には増幅部
R1を介して、例えばX線CT装置ではX線検出データ
収集部からの検出データ等の入力信号Aが供給され、該
発光部1R は当該入力信号Aに応じて発光する。受光部
R は前記光路を介して入力されたデータ光をデータ信
号CR に変換して増幅部5R3を介して第1の抽出手段と
しての差動増幅部7Rに出力する。差動増幅部7R は、
このデータ信号CR と前記入力信号Aとを入力して、こ
れら2信号の差信号を求め出力信号aとして出力する。
【0016】ステータ部Sの内周面には、発光部1S
受光部3S がそれぞれ設けられる。発光部1S には増幅
部5S1を介して、例えばX線CT装置では回転部ユニッ
トの制御データ等の入力信号Bが供給され、該発光部1
S は当該入力信号Bに応じて発光する。受光部3S は前
記光路を介して入力されたデータ光をデータ信号CS
変換して増幅部5S3を介して第2の抽出手段としての差
動増幅部7S に出力する。差動増幅部7S は、このデー
タ信号CS と前記入力信号Bとを入力して、これら2信
号の差信号を求め出力信号bとして出力する。
【0017】尚、発光部1R 、1S は、レーザ発生装置
(例えば半導体レーザ)、LED等の電気/光変換素子
等により構成され、また受光部3R 、3S はフォトダイ
オード、フォトトランジスタ等の光/電気変換素子等に
よって構成される。
【0018】次に、本実施例の作用を図2を参照して説
明する。図2のタイミングチャートにおいて、ロータ部
R側の発光部1R からは入力信号Aに応じた光信号が送
出され、ステータ部S側の発光部1S からは入力信号B
に応じた光信号が送出される。これら光信号は受光部3
R 、3S でそれぞれ受光される。このとき、図1の破線
で示すように、受光部3R にはステータ部S側の発光部
S からの光信号と共にロータ部R側の発光部1R から
の光信号が到達しており、同様に受光部3S にはロータ
部R側の発光部1R からの光信号と共にステータ部S側
の発光部1S からの光信号が到達している。したがっ
て、受光部3R 、3S でそれぞれ受光され、得られるデ
ータ信号CR とデータ信号CS とは図2に示すように略
同様な形状となる。
【0019】次に、受光部3R からのデータ信号CR
増幅部5R3を介して差動増幅部7Rの非反転側端子に入
力すると共に、前記入力信号Aを反転側端子に入力し
て、これら2信号の差信号を求め出力信号aとして出力
する。この得られた出力信号aは、ステータ部S側の発
光部1S からの入力信号Bに他ならない。
【0020】また、受光部3S からのデータ信号CS
増幅部5S3を介して差動増幅部7Sの非反転側端子に入
力すると共に、前記入力信号Bを反転側端子に入力し
て、これら2信号の差信号を求め出力信号bとして出力
する。この得られた出力信号bは、ロータ部R側の発光
部1R からの入力信号Aに他ならない。
【0021】以上、説明してきたように、本実施例によ
れば受光部で受光された信号から、所望としない発光
部、すなわち自側の発光部の信号を差し引くようにした
ので、相互に相手側の送出信号のみを抽出することがで
き、これにより双方向通信が可能となる。
【0022】尚、上記の実施例では受信した信号から予
め判っている自側の送出信号を差し引くようにした場合
を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるこ
と無く、例えばロータ側とステータ側とで周波数を変え
てそれぞれ送出し、フィルタ回路によって所望とする周
波数の信号を抽出する等の適宜の方式の非接触信号伝送
装置に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、回
転部と支持部との間の双方向通信を簡素な構成で達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した非接触信号伝送装置の動作を説明
するための図である。
【図3】従来の非接触信号伝送装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 発光部 3 受光部 5 増幅部 7 差動増幅部 S ステータ部 R ロータ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−114195(JP,A) 特開2000−82998(JP,A) 特開 平5−282590(JP,A) 特開 平5−253217(JP,A) 特開 平5−268164(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08C 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部と、この回転部を回動自在に支持
    する支持部との間の信号伝送を光学的に非接触で行う非
    接触信号伝送装置において、 前記回転部と前記支持部のそれぞれに設けられ、供給さ
    れた信号に応じて発光する発光手段と、 前記回転部と前記支持部のそれぞれに設けられる受光手
    段と、 前記回転部に設けられた受光手段で受光される受光信号
    と、前記回転部側に設けられた発光手段に供給される信
    号との差分から、前記支持部からの信号を抽出する第1
    の抽出手段と、 前記支持部に設けられた受光手段で受光される受光信号
    と、前記支持部側に設けられた発光手段に供給される信
    号との差分から、前記回転部からの信号を抽出する第2
    の抽出手段と、を具備したことを特徴とする非接触信号
    伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の抽出手段により抽出される信
    号は、前記回転部に設けられる所定のユニットを制御す
    るための制御信号であって、前記第2の抽出手段により
    抽出される信号は、X線検出データ収集部からの検出デ
    ータであることを特徴とする請求項1記載の非接触信号
    伝送装置。
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