JP3204501U - 暗所撮影装置 - Google Patents

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【課題】撮影者から離れた位置にある暗所の鮮明な静止画像を撮影することが可能な暗所撮影装置を提供する。【解決手段】撮影者から離れた位置にある暗所を撮影するための暗所撮影装置1である。そして、伸縮可能な一脚部2と、一脚部の上端に首振り可能な状態で取り付けられたフラッシュ部32を有するカメラ部3と、カメラ部の近傍に取り付けられた照明部4と、一脚部の下端に首振り可能な状態で取り付けられたモニタ部6と、モニタ部近傍の一脚部に設けられた把持部21と、把持部に隣接して設けられたカメラ部の操作部5と、把持部に隣接して設けられた照明部のバッテリー部41とを備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、撮影者から離れた位置にある暗所を撮影するための暗所撮影装置に関するものである。
建造物の屋根や樋などの高所、又は天井裏や床下空間などの狭隘部を点検するために、伸縮自在の棒の先端にカメラを取り付け、点検者が直接、目視しにくい箇所の撮影を可能にした点検装置等が知られている(特許文献1−3参照)。
例えば特許文献1の点検装置は、伸縮自在な操作棒の上端にCCDカメラとライトが取り付けられており、暗所においてはライトで照らされた範囲の動画の撮影が可能な構成となっている。
また、特許文献2には、投光部を有する撮像部によって撮影された画像を表示部に表示させるモニタ装置が開示されている。このモニタ装置の撮像部は、動画を撮影するビデオカメラである。
さらに、特許文献3にも、伸縮自在な操作棒の上端にビデオカメラが取り付けられた、変電所内や電柱に備えられた充電部を点検する充電部用点検装置が開示されている。この点検装置では、無線送信によってビデオカメラで撮影された画像を送信させる。
ここで、特許文献3は、変電所内や電柱に備えられた充電部を点検することを目的としているためか、照明については記載がない。これに対して特許文献1,2に開示された点検装置等は、照明を備えた構成となっている。
特開2001−86483号公報 実用新案登録第3184252号公報 実用新案登録第3162050号公報
しかしながら特許文献1,2は、主に動画を撮影することを目的としているため、連続して照明が行われるライトを用いた構成となっている。このライトは、バッテリーの持続時間などとの関係から、それ程強い光量を有していないが、動画を撮影することは可能である。
他方、弱い光の中で静止画像を撮影しようとすると、シャッター速度が遅くなって手ぶれが生じやすくなる。特に、棒の先端に取り付けられたカメラでの撮影であれば、明るい場所でも通常より手ぶれが生じやすくなるため、暗所において鮮明な静止画の画像を得ることは難しい。
そこで、本考案は、撮影者から離れた位置にある暗所の鮮明な静止画像を撮影することが可能な暗所撮影装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本考案の暗所撮影装置は、撮影者から離れた位置にある暗所を撮影するための暗所撮影装置であって、伸縮可能な一脚部と、前記一脚部の上端に首振り可能な状態で取り付けられたフラッシュ部を有するカメラ部と、前記カメラ部の近傍に取り付けられた照明部と、前記一脚部の下端に首振り可能な状態で取り付けられたモニタ部と、前記モニタ部近傍の前記一脚部に設けられた把持部と、前記把持部に隣接して設けられた前記カメラ部の操作部と、前記把持部に隣接して設けられた前記照明部のバッテリー部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記カメラ部と前記操作部、前記モニタ部と前記カメラ部及び前記照明部と前記バッテリー部とはケーブルで接続されているとともに、それらのケーブルの少なくとも一部は保護チューブに収容されている構成とすることができる。
また、前記操作部には、前記カメラ部のシャッターボタンとズームを操作するズームボタンとが設けられている構成とすることができる。さらに、前記操作部は、リモコン部を介して前記カメラ部の本体部に接続されている構成とすることができる。
また、前記モニタ部の外周には、緩衝材部が設けられている構成とすることができる。さらに、前記モニタ部は、前記一脚部から着脱自在に構成されていることが好ましい。
このように構成された本考案の暗所撮影装置は、伸縮可能な一脚部の上端にフラッシュ部を有するカメラ部が取り付けられるとともに、カメラ部の近傍には照明部が取り付けられる。
このため、天井裏空間や床下空間など、撮影者から離れた位置にある暗所を照明部で照らしながらカメラ部による撮影が行えるうえに、静止画像を撮影する場合にはフラッシュ部を発光させることで、鮮明な静止画像を撮影することができる。
また、カメラ部と操作部、モニタ部とカメラ部及び照明部とバッテリー部とを接続させるケーブルが、保護チューブに収容されていれば、撮影者が目視で確認できないような位置にカメラ部を挿入した場合でも、ケーブルが擦れたり引っ掛かったりして断線することを防ぐことができる。
さらに、操作部にカメラ部を遠隔操作するシャッターボタンとズームボタンとが設けられていれば、ズームボタンで拡大又は縮小させて、静止画像を撮影したい画角に調整した後に撮影を行うことができる。
また、操作部がリモコン部を介して本体部に接続される構成であれば、本体部を改造しなくても接続させることができるようになるので、簡単に暗所撮影装置を組み立てることができる。
さらに、モニタ部の外周に保護用ゴムなどの緩衝材部が設けられていれば、意図せぬ衝突などがあっても、モニタ部が損傷したり破損したりするのを防ぐことができる。また、モニタ部が一脚部から着脱自在に構成されていれば、操作者とは別に観察者がいる場合でも、対応させることができる。
本考案の実施の形態の暗所撮影装置の全体構成を示した説明図である。 カメラ部の構成を説明する拡大図である。 暗所撮影装置の使用方法を示した説明図である。 暗所撮影装置の別の使用方法を示した説明図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図1,2は、本実施の形態の暗所撮影装置1の構成を説明する図である。また、図3,4は、暗所撮影装置1の使用方法を説明する図である。
この暗所撮影装置1は、撮影者Mから離れた位置にある暗所を撮影するための装置である。例えば、天井裏や床下などの配管や配線の状況や劣化状況などを撮影するために使用することができる。
ここで、「暗所」とは、静止画像を撮影する際に、手ぶれが起きやすくなるほどシャッター速度が落ちる状況(例えばシャッター速度が1/30秒から1/60秒程度より遅くなる状況)を指し、暗闇などに限定されるものではない。また、「撮影者から離れた位置」とは、撮影者が直接カメラのファインダーを覗いて撮影することができない位置を指す。
本実施の形態の暗所撮影装置1は、図1に示すように、一脚部2と、その上端に取り付けられたカメラ部3と、照明部4と、操作部5と、カメラ部3によって撮影された画像を表示させるモニタ部6とによって、主に構成される。
一脚部2は、伸縮可能な操作棒である。一脚部2は、多段式に伸縮可能な構成となっており、把持部21と、伸縮部22と、上端に取り付けられた自由雲台23と、下端に取り付けられた自由雲台24とによって主に構成される。
把持部21は、一脚部2の下部に設けられ、撮影者Mが把持し易いようにグリップ力の高い素材によって被覆されている。この把持部21の真下に、モニタ部6を取り付けるための自由雲台24が設けられる。
自由雲台24は、モニタ部6を任意の方向及び角度に向けて固定させることができるように、首振り可能な構成となっている。また、自由雲台24に取り付けられるモニタ部6は、一脚部2から自由に切り離すことができる。
一方、把持部21より上方には、伸縮部22が設けられる。伸縮部22は、直径が異なる筒材を組み合わせた伸び縮みが可能なテレスコピック構造となっており、任意の長さで固定させることができる。例えば、最大長が1.5m程度になる一脚部2を使用することができる。
この伸縮部22の真上に、カメラ部3を取り付けるための自由雲台23が設けられる。自由雲台23は、カメラ部3を任意の方向及び角度に向けて固定させることができるように、首振り可能な構成となっている。
自由雲台23に取り付けられるカメラ部3は、モニタ画像(映像、リアルタイムの連続画像)及び静止画像を撮影することが可能で、かつズーム機能を有するデジタルカメラである。また、暗所での撮影を可能にするフラッシュ部32を有している。
この暗所撮影装置1に取り付けられるカメラ部3は、耐衝撃性能の高いデジタルカメラが好ましい。暗所撮影装置1は、狭隘部や目視で確認できない場所の撮影に使用することを想定しているため、周囲に衝突しても故障しないものが好ましい。
また、カメラ部3は、防塵性能や防滴又は防水性能が高いものがより好ましい。要するに、建設現場の狭隘部は、粉塵が舞う場所が多く、水濡れや水没の可能性もあるため、防塵性能及び防水性能が高いカメラ部3であれば、制限を受けることなく使用することができるようになる。
このカメラ部3は、図2に示すように、本体部31には、レンズ部311と、カメラ用電源312と、メモリ部313と、フラッシュ部32とが備えられている。撮影やフラッシュ部32の発光などに必要となる電力は、カメラ用電源312から供給される。また、撮影された静止画像などの画像データは、メモリ部313に記憶される。
さらに本体部31には、瞬間光(例えば1/1000秒程度以下の閃光)を発するフラッシュ部32が内蔵される。このフラッシュ部32は、本体部31の設定操作によって、シャッターを切った際に常に発光する強制発光モードに設定することができる。
また、このカメラ部3は、本体部31とは別に、リモコン部33を有している。本体部31で、撮影及び設定などのすべての操作を行うことができるが、一部の操作をリモコン部33でも行うことができる。
このリモコン部33には、レンズの焦点距離を変更するズームを操作するズームボタン331と、静止画像を撮影するためのシャッターボタン332とが設けられている。ズームボタン331又はシャッターボタン332を押すと、リモコン部33の先端から赤外線が照射され、その照射範囲333内に本体部31に設けられた信号受光部34があれば、反応してカメラ部3を動作させることができる。
一方、カメラ部3の本体部31の近傍には、照明部4が設けられる。本実施の形態では、カメラ部3の本体部31の前面(レンズ部311の横)に、照明部4が取り付けられている。この照明部4は、本体部31の真横や真上に取り付けられる構成であってもよい。
照明部4は、例えばLED(発光ダイオード)によって構成することができる。この照明部4を発光させるための電力は、図1に示すように、把持部21に隣接して一脚部2に取り付けられたバッテリー部41から供給される。
照明部4は、ケーブル42を介して把持部21の直上に配置されたバッテリー部41に接続される。バッテリー部41は、金具などによって伸縮部22の下方の可動しない箇所に取り付けられる。
一方、バッテリー部41と把持部21との間に取り付けられた操作部5は、ケーブル35を介してリモコン部33に接続される。把持部21に隣接して設けられる操作部5には、リモコン部33のズームボタン331とシャッターボタン332に対応したズームボタン51とシャッターボタン52がそれぞれ設けられる。
要するに、把持部21を握った状態で隣接した位置にあるズームボタン51又はシャッターボタン52を操作すると、リモコン部33のズームボタン331又はシャッターボタン332が反応して赤外線を照射し、その信号を信号受光部34で受けた本体部31において、ズーム動作又は静止画像の撮影が行われる。
また、カメラ部3は、ケーブル63を介してモニタ部6に接続される。カメラ部3にHDMI端子(High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース),HDMI(登録商標))がある場合は、HDMIケーブルをケーブル63として使用することで、高精度の映像(連続画像)をモニタ部6に出力させることができる。
モニタ部6には、モニタ用電源61が備えられている。また、モニタ部6の外周は、緩衝材部としての保護用ゴム62によって囲繞されている。モニタ部6には、例えば7インチ程度の大きさのものが使用できる。
さらに、ケーブル42,35,63は、保護チューブ7A,7B,7Cにそれぞれ収容される。保護チューブ7A,7B,7Cには、可撓性の素材が使用できる。例えば、蛇腹状の筒材を使用することができる。
また、本実施の形態では、3本のケーブル42,35,63をそれぞれ別の保護チューブ7A,7B,7Cに収容させたが、これに限定されるものではなく、近接して敷設されるケーブルは、部分的であってもまとめて保護チューブに収容させることができる。
次に、本実施の形態の暗所撮影装置1の使用方法、及び暗所撮影装置1の作用について説明する。
図3に示すように、床Fに立っている撮影者Mが、手の届かない天井Sの天井裏空間S2の点検のために撮影を行う場合を例に説明する。この天井Sは、蓋状のパネルを取り外すことで開口部S1が形成される。
撮影者Mは、まず伸縮部22を伸ばしてカメラ部3が天井裏空間S2に挿入できる長さに一脚部2の長さを調整する。また、自由雲台23を調整して、カメラ部3を撮影させたい方向に向ける。
例えば、天井裏空間S2の配線や配管などを点検する場合は、カメラ部3の撮影方向を一脚部2の軸方向に略直交させる。一方、天井Sより上方の天井スラブの劣化状況を点検する場合は、カメラ部3が仰角となるように自由雲台23を調整する。
また、一脚部2の下端の自由雲台24を調整することで、撮影者Mにとってモニタ部6が見やすい方向及び角度になるように調整する。例えば、レンズ部311を向けた方向と正反対の方向にモニタ部6の画面を向けることで、モニタ部6を見たときのレンズ部311が向いている方向が把握しやすくなる。
そして、照明部4とモニタ部6のスイッチを入れるとともに、カメラ部3を起動させる。また、本体部31のフラッシュ部32の発光に関する設定を、予め周囲の明るさに関わらず静止画像の撮影の度に発光するモード(強制発光モード)にしておく。
カメラ部3を起動させると、モニタ部6には、レンズ部311を通して撮影されたリアルタイムの映像(連続画像)が表示される。そこで、モニタ部6に映像が表示されていることを確認した後に、把持部21を握って一脚部2を直立させる。
続いて、一脚部2の上端のカメラ部3を開口部S1に挿入する。天井裏空間S2は暗所であるが、本体部31に取り付けられた照明部4によって照らされた照明範囲43は、可視状態で撮影されるので、その映像をモニタ部6で確認することができる。
そこで、撮影者Mは、モニタ部6を見ながら操作部5のズームボタン51を操作し、静止画像を撮影したい画角に調整する。通常は、まず天井裏空間S2を広く観察できるようにズームボタン51で倍率を小さく(ズームを縮小)してモニタ部6の映像を確認する。そして、一脚部2を回すことで観察したい方向にレンズ部311を向ける。
さらに、ズームボタン51で倍率を大きく(ズームを拡大)して、モニタ部6に撮影したい箇所が映し出されていることを確認する。このようにズームボタン51で拡大又は縮小することによって画角を調整した後に、撮影者Mは操作部5のシャッターボタン52を押す。
このシャッターボタン52を押す操作は、リモコン部33のシャッターボタン332を押した操作となり、信号受光部34で操作信号を受信した本体部31によって、静止画像の撮影が行われる。
静止画像の撮影は、本体部31が強制発光モードに設定されているため、フラッシュ部32が発光した瞬間光の中で行われる。このようにして撮影された静止画の画像は、手ぶれなどが無く、鮮明な画像として本体部31のメモリ部313に記憶される。ここまでは撮影者M一人で点検及び撮影を行う使用方法について説明した。
図4では、撮影者となる操作者M1と観察者M2との二人で点検及び撮影を行う使用方法について説明する。この場合は、自由雲台24からモニタ部6を取り外して、観察者M2がモニタ部6を持つことになる。
ここで、必要に応じてケーブル63に延長ケーブルを繋ぐことで、モニタ部6を持つ観察者M2と操作者M1との距離を、作業しやすい距離にすることができる。観察者M2は、現場監督や施設管理者が担当することが想定できる。
また、操作者M1が脚立に立ち、観察者M2が床Fから指示をするという役割分担も想定できる。さらに、観察者M2が複数人いる場合にも、モニタ部6が一脚部2から取り外されていれば容易に覗き込むことができる。
操作者M1は、一脚部2の把持部21を握ってカメラ部3を開口部S1から天井裏空間S2に挿入する。操作者M1は、モニタ部6を見ている観察者M2からの指示を受けて、レンズ部311を指示された方向に向ける。
また、操作部5のズームボタン51を操作して、拡大又は縮小の操作を行う。そして、観察者M2からの指示により、操作者M1は操作部5のシャッターボタン52を押して静止画像の撮影を行う。
以上のように構成された本実施の形態の暗所撮影装置1は、伸縮可能な一脚部2の上端にフラッシュ部32を有するカメラ部3が取り付けられるとともに、カメラ部3の近傍には照明部4が取り付けられる。
このため、天井裏空間S2や床下空間など、撮影者Mから離れた位置にある暗所を照明部4で照らしながらカメラ部3による撮影が行えるうえに、静止画像を撮影する場合にはフラッシュ部32を発光させることで、鮮明な静止画像を撮影することができる。
照明で照らされた範囲をビデオカメラやCCDカメラで撮影した場合でも、1フレームを静止画像として切り出すことはできるが、静止画像の撮影を主体としたカメラ部3に比べて画素数が少なく、また毎秒30フレームから60フレーム程度以下で撮影される中の1フレームのため画像がぶれやすく、報告書などに利用できる画質にはならない。
また、照明で照らされた範囲は、静止画像の撮影が可能となる程度の光量は確保できるが、その光量ではシャッター速度が遅くなるため、手ぶれが起きやすくなる。特に、長尺状の一脚部2の先端に取り付けられて把持部21で把持されたカメラ部3による高倍率の撮影は、手ぶれを誘発しやすい状況となる。
これに対して本実施の形態の暗所撮影装置1であれば、手ぶれが起きそうな露出になる状況下でも、フラッシュ部32が発光して瞬間光で撮影されるため、鮮明な静止画像を撮影することができる。
また、照明部4とバッテリー部41、カメラ部3と操作部5及びモニタ部6とカメラ部3とを接続させるケーブル42,35,63が、保護チューブ7A−7Cに収容されていれば、撮影者Mが目視で確認できないような位置にカメラ部3を挿入した場合でも、ケーブル42,35,63が擦れたり引っ掛かったりして断線することを防ぐことができる。
さらに、操作部5にカメラ部3を遠隔操作するシャッターボタン52とズームボタン51とが設けられていれば、広い視野で見渡してから高倍率で詳細の観察をするなど、ズームボタン51で拡大又は縮小させて、静止画像を撮影したい画角に調整した後に撮影を行うことができる。
また、操作部5がリモコン部33を介して本体部31に接続される構成であれば、本体部31を改造しなくても接続させることができるようになるので、簡単に暗所撮影装置1を組み立てることができる。
さらに、モニタ部6の外周が保護用ゴム62によって覆われていれば、準備中や撮影前後に意図せぬ衝突や落下などがあっても、モニタ部6が損傷したり破損したりするのを防ぐことができる。
また、モニタ部6が一脚部2から着脱自在に構成されていれば、操作者M1とは別に観察者M2がいる場合でも、対応させることができる。さらに、観察者M2の指示に従うことで、操作者M1はより撮影に集中して手ぶれが起きないように撮影することができる。
また、モニタ部6が取り外されることで軽量になるため、操作者M1の負担を減らすことができる。さらに、比較的重量が大きくなる照明部4のバッテリー部41が把持部21に隣接して設けられているので、安定して取りまわすことができる。
そして、モニタ部6とカメラ部3とがケーブル63によって有線接続されていれば、無線送信時のような混信が起きることがなく、安定して映像をモニタ部6に出力させることができる。その他のケーブル35による有線接続についても、無線接続に比べて安定した信号等の伝達が行われる。
以上、図面を参照して、本考案の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本考案に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、上向きに使用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、下向きに使用することもできる。特に、下向きの場合は、地下空洞のように一脚部が長くなる場合でも、適用することができる。
また、前記実施の形態では、自由雲台24を介してモニタ部6が接続される切り離し可能な構成について説明したが、これに限定されるものではなく、モニタ部6が首振り可能な状態で一脚部の下端に固定される構成であってもよい。
さらに、前記実施の形態では、リモコン部33を介して本体部31を操作部5に接続させる構成としたが、これに限定されるものではなく、本体部31と操作部5とを直接、接続させることもできる。
また、前記実施の形態では、本体部31のメモリ部313に静止画像を記憶させる構成について説明したが、これに限定されるものではなく、モニタ部6のメモリ部に静止画像を記憶させる構成とすることもできる。
1 暗所撮影装置
2 一脚部
21 把持部
22 伸縮部(伸縮可能)
23 自由雲台(首振り可能)
24 自由雲台(首振り可能)
3 カメラ部
31 本体部
32 フラッシュ部
33 リモコン部
35 ケーブル
4 照明部
41 バッテリー部
42 ケーブル
5 操作部
51 ズームボタン
52 シャッターボタン
6 モニタ部
62 保護用ゴム(緩衝材部)
63 ケーブル
7A,7B,7C 保護チューブ
M 撮影者
M1 操作者(撮影者)
S2 天井裏空間(暗所)

Claims (6)

  1. 撮影者から離れた位置にある暗所を撮影するための暗所撮影装置であって、
    伸縮可能な一脚部と、
    前記一脚部の上端に首振り可能な状態で取り付けられたフラッシュ部を有するカメラ部と、
    前記カメラ部の近傍に取り付けられた照明部と、
    前記一脚部の下端に首振り可能な状態で取り付けられたモニタ部と、
    前記モニタ部近傍の前記一脚部に設けられた把持部と、
    前記把持部に隣接して設けられた前記カメラ部の操作部と、
    前記把持部に隣接して設けられた前記照明部のバッテリー部とを備えたことを特徴とする暗所撮影装置。
  2. 前記カメラ部と前記操作部、前記モニタ部と前記カメラ部及び前記照明部と前記バッテリー部とはケーブルで接続されているとともに、それらのケーブルの少なくとも一部は保護チューブに収容されていることを特徴とする請求項1に記載の暗所撮影装置。
  3. 前記操作部には、前記カメラ部のシャッターボタンとズームを操作するズームボタンとが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の暗所撮影装置。
  4. 前記操作部は、リモコン部を介して前記カメラ部の本体部に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の暗所撮影装置。
  5. 前記モニタ部の外周には、緩衝材部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の暗所撮影装置。
  6. 前記モニタ部は、前記一脚部から着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の暗所撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021021817A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 積水ハウス株式会社 天井裏撮影装置

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