JP3204472U - 回動式電磁ソレノイド - Google Patents

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蔡明修
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Abstract

【課題】構造を簡素化して組立ての利便性を高めた回動式ソレノイドを提供する。【解決手段】回動式電磁ソレノイドは固定鉄心1、電磁コイル2及びロータ3を備える。固定鉄心1は対称に設けた第1の固定鉄心10と第2の固定鉄心11とを含む。第1の固定鉄心10と第2の固定鉄心11との接合面の中心内縁にはロータ3が設置される感応面が形成され、電磁コイル2を設置する固定部が外側に設けられる。電磁コイル2は固定鉄心10の各固定部が設置されるボビン20と各ボビン20に巻き付けられて直列接続された金属線21とを含む。金属線21の両端には、電極22が接続される。ロータ3には固定鉄心1の電流電磁の中心に配設され、外縁に筒状で2つの永久磁石30が設けられる。2つの永久磁石30の磁極の初期位置は固定鉄心1の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成される。ロータ3の中心には回転軸31が配設される。【選択図】図1

Description

本考案は、電磁ソレノイドに関するものであり、さらに詳しくは、構造を簡素化して組立ての利便性を高める回動式ソレノイドに関するものである。
通電されると磁場が発生し、外部に仕事をする導電コイルはソレノイドと呼ばれる。ソレノイドは、電気エネルギーを磁気エネルギーへ変換してから、機械エネルギーへ変換する能動部品である。回動式電磁ソレノイドは、軸が所定の角度範囲で繰り返して回動して変位する各種用途に利用することができる。
従来技術では、コイル及びコアを有する電磁コイル部は、磁石を有する可動部両側にそれぞれ独立して配設される。そのため、電磁コイルを構成する全部材には2つのコイル及び2つのコアが必要であった。そのため、回動式ソレノイド全体の部品数が増えると部材のコストが増大し、組立時間の増加により製造コストが上昇してしまうなどの欠点があった。
一般に夜間、トンネル内、雨天、濃霧、天候不良などによりドライバーの視界が悪くなって走行の安全性に悪影響を与えないように、車両にはライトの設置が義務付けられている。車両用ライトには、運転手の視界を照らす必要からハイビーム(走行用前照灯)とロービーム(すれ違い用前照灯)とを切換える機能を備える。従来の車両用ライトには、ハイビームとロービームとの切換えを行うために、2つの反射鏡が内部に設けられ、ハイビーム機能の光源及びロービーム機能の光源をそれぞれ有する。しかし、2つの反射鏡及び2つの光源を設置しなければならないためコストが多くかかってしまい、このような方式は、車両用ライトのメーカーは採用していなかった。続いて、メーカーは1つの光源、1つの反射鏡を利用し、切換機構を組み合わせてハイビームとロービームとの切換え機能を得て、従来技術の車両用ライトの遠近制御装置は部品が多く、組立てが面倒であり、手間と時間がかかって製造コストが高くなるという欠点を改善し、構造が簡素で、スピーディーに組立て、高効率、低コストであり経済性が高い車両用ライトのハイビーム・ロービーム制御装置が求められていた。
本考案の主な目的は、固定鉄心、電磁コイル及びロータを備えた回動式電磁ソレノイドであって、前記固定鉄心は、対称に設けた第1の固定鉄心と第2の固定鉄心とを含み、前記第1の固定鉄心と前記第2の固定鉄心との接合面の中心内縁には、前記ロータが設置される感応面が形成され、前記電磁コイルを設置する固定部が外側に設けられ、前記電磁コイルは、前記固定鉄心の各前記固定部が設置されるボビンと、各前記ボビンに巻き付けられて直列接続された金属線とを含み、前記金属線の両端には、電極が接続され、前記ロータには、前記固定鉄心の電流電磁の中心に配設され、外縁に筒状で2つの永久磁石が設けられ、前記2つの永久磁石の磁極の初期位置は、前記固定鉄心の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成され、前記ロータの中心には、回転軸が配設され、前記回転軸は外部機器と接続される操作部材として用いられ、前記電磁コイルへ電流を供給して前記固定鉄心に電流磁極が発生されると、前記ロータ外縁の前記永久磁石の磁極との間に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータが所定角度で回動されることを特徴とする回動式電磁ソレノイドを提供することにある。
かくして、本考案の要旨は、次に示す通りである。
(1)固定鉄心、電磁コイル及びロータを備えた回動式電磁ソレノイドであって、
前記固定鉄心は、対称に設けた第1の固定鉄心と第2の固定鉄心とを含み、前記第1の固定鉄心と前記第2の固定鉄心との接合面の中心内縁には、前記ロータが設置される感応面が形成され、前記電磁コイルを設置する固定部が外側に設けられ、前記電磁コイルは、前記固定鉄心の各前記固定部が設置されるボビンと、各前記ボビンに巻き付けられて直列接続された金属線とを含み、前記金属線の両端には、電極が接続され、前記ロータには、前記固定鉄心の電流電磁の中心に配設され、外縁に筒状で2つの永久磁石が設けられ、前記2つの永久磁石の磁極の初期位置は、前記固定鉄心の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成され、前記ロータの中心には、回転軸が配設され、前記回転軸は外部機器と接続される操作部材として用いられ、前記電磁コイルへ電流を供給して前記固定鉄心に電流磁極が発生されると、前記ロータ外縁の前記永久磁石の磁極との間に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータが所定角度で回動されることを特徴とする回動式電磁ソレノイド。
(2)ハウジングをさらに備え、
前記ハウジングには、固定鉄心、電磁コイル及びロータの回転軸の部材が配設され、
前記ロータの前記回転軸の一端は、回動状態が維持されるように前記ハウジングとの間に設けられた軸受を有し、
前記ハウジングは、射出成形され、前記固定鉄心、前記電磁コイル及び前記ロータを結合するか覆うことを特徴とする前記(1)に記載の回動式電磁ソレノイド。
(3)上蓋、回動部材及びベースをさらに備え、
前記上蓋は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部端の前記ハウジング上に固定されるとともに位置決めブロックを有し、
前記回動部材は、可動板を含み、前記可動板の両端には、継手部が設けられ、前記ロータの前記回転軸端の前記継手部は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部を固定する固定孔を有し、前記可動板は前記回転軸に連動して回動され、前記継手部の外縁には、前記上蓋の前記位置決めブロックに対応した箇所に設けられた位置決めブロックにより前記可動板を初期位置に位置決めし、前記可動板の他端には復帰弾性部材が設けられ、
前記ベースは、車両のランプホルダーの所定位置に固定されるとともに固定板が固定され、前記ベースの一側には、前記回動式電磁ソレノイドが固設され、所定位置には位置決め部が設けられ、前記可動板に設けられた前記復帰弾性部材端には、前記ベースの他側が枢着され、初期位置にあるときに前記2つの永久磁石の磁極は、前記固定鉄心の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成され、前記可動板が上向きに位置してロービームモードとなり、電流が流れて前記電磁コイルに給電されると、前記固定鉄心に2つの電流磁極が発生し、前記ロータ外縁の前記2つの永久磁石の磁極に吸引及び排斥作用が発生し、前記ベースの所定位置の前記位置決め部に至って位置決めされるまで前記ロータが初期角度から所定角度で回動されると、前記可動板は、前記回転軸に連動して所定角度で回動されてハイビームモードとなり、前記電磁コイルへの電流供給が停止し、前記復帰弾性部材の作動により前記ロータ及び前記可動板が前記上蓋の前記位置決めブロックに至って位置決めされるまで反対方向へ回動されて初期位置まで戻り、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えを制御する装置が構成されることを特徴とする前記(2)に記載の回動式電磁ソレノイド。
(4)上蓋、回動部材及びベースをさらに備え、
前記上蓋は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部端の前記ハウジング上に固定されるとともに位置決めブロックを有し、
前記回動部材は、可動板を含み、前記可動板の両端には、継手部が設けられ、前記ロータの前記回転軸端の前記継手部は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部を固定する固定孔を有し、前記可動板は前記回転軸に連動して回動され、前記継手部の外縁には、前記上蓋の前記位置決めブロックに対応した箇所に設けられた前記位置決めブロックにより前記可動板を初期位置に位置決めし、前記ベースは、車両のランプホルダーの所定位置に固定されるとともに固定板が固定され、前記ベースの一側には、前記回動式電磁ソレノイドが固設され、所定位置には位置決め部が設けられ、
前記電磁コイル金属線の電極には、両極駆動回路が接続され、前記両極駆動回路は、前記電磁コイルの順方向の極性又は逆方向の極性の電流を供給するために用い、初期位置にあるとき、前記2つの永久磁石の磁極の初期位置は、前記固定鉄心電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成されると、前記可動板が上向きに位置してロービームモードとなり、前記両極駆動回路を介して前記電磁コイルへ順方向の極性の電流が流れると、前記固定鉄心に2つの電流磁極が発生し、前記ロータ外縁の前記2つの永久磁石磁極との間に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータが前記ベースの所定位置に至って位置決めされるまで初期角度から所定角度で回動されると、前記可動板は前記回転軸に連動して所定角度で回動されてハイビームモードとなり、前記電磁コイルへの順方向極性の電流供給が停止され、固有の磁性により前記ローラの位置が保持されるため、前記両極駆動回路を介して前記電磁コイルへ逆方向の極性の電流が供給されるとき、前記固定鉄心に反対の2つの電流磁極が発生し、前記ロータ外縁の前記2つの永久磁石の磁極に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータ及び前記可動板は、前記上蓋の前記位置決めブロックに至って位置決めされるまで反対方向へ回動されて初期位置まで戻り、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えを制御する装置が構成されることを特徴とする前記(2)に記載の回動式電磁ソレノイド。
本考案は、前記の通りの構成からなり、後述のように、本考案に係る回動式電磁ソレノイドの構造が簡素であり、その結果、組み立て作業をスピーディーに行うことができる。また性能上も高効率であり、低コストで製作することができるので、経済性にも優れたものである。
図1は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドを示す組立説明図である。 図2は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの固定鉄心及びボビンを示す分解斜視図である。 図3は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドを示す分解斜視図である。 図4は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドを示す組立断面図である。 図5は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの第1の車両用ライトの切換え状態を示す分解斜視図である。 図6は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの第1の車両用ライトの切換え状態を示す組立断面図である。 図7は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの第1の車両用ライトをロービームモードへ切換えた状態を示す斜視図である。 図8は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの第1の車両用ライトをハイビームモードへ切換えた状態を示す斜視図である。 図9は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの可動板の動作の前後の状態を示す説明図である。 図10は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドの第2の車両用ライトを示す分解斜視図である。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1を参照する。図1は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドを示す組立説明図である。図1に示すように、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドは、少なくとも固定鉄心1、電磁コイル2及びロータ3から構成されてなる。図2に示すように、前述した固定鉄心は、対称に設けた第1の固定鉄心10と第2の固定鉄心11とを含む。第1の固定鉄心10と第2の固定鉄心11との接合面の中心内縁には、ロータ3が設置される感応面12が形成され、電磁コイル2を設置する固定部13が外側に設けられる。電磁コイル2は、固定鉄心1の各固定部13が設置されるボビン20と(固定鉄心1の各固定部13をボビン20の中央へ挿入するだけで、非常に容易かつスピーディーに組立てることができる)、各ボビン20に巻き付けられて直列接続された金属線21とを含む。金属線21の両端には、電極22が接続される。ロータ3には、固定鉄心1の電流電磁の中心に配設され、外縁に筒状で2つの永久磁石30が設けられている。永久磁石の磁極の初期位置は、固定鉄心1の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成され(図1に示すように、永久磁石の磁極の初期位置(S)(N)と固定鉄心1の電流磁極(S)(N)との間には、適宜な角度が形成される)、回動力が増大する。ロータ3の中心には、回転軸31が配設される。回転軸31を利用して外部機器と接続された操作部材として用い、電磁コイル2へ電流を供給して固定鉄心1に電流磁極(即ち、図1の固定鉄心上の電流磁極(S)(N))を発生させ、固定鉄心1の外縁の永久磁石磁極(S)(N)との間に吸引及び排斥作用を発生させ、固定鉄心1を初期角度から所定角度で回動させ(即ち、固定鉄心1の外縁の永久磁石磁極(S)(N)を(S’)(N’)の位置へ回動させる)、回動を制御する。本考案の所定角度で初期角度(即ち、固定鉄心1の外縁の永久磁石磁極が(S’)(N’)から(S)(N)の位置まで回動させる)への回復は、外部装置の操作部材が設置された復帰弾性部材、又は電磁コイルに対する逆方向の極性の電流により達成され、回動式電磁ソレノイド構造を簡素化し、組立ての利便性を高めることができる。
図3及び図4を参照する。図3は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドを示す分解斜視図である。図4は、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドを示す組立断面図である。図3及び図4に示すように、本考案の一実施形態に係る回動式電磁ソレノイドは、ハウジング4をさらに含んでもよい。ハウジング4は、前述した固定鉄心1、電磁コイル2、ロータ3の回転軸31などの部材を設置するために用いる。ロータの回転軸31の一端は、回動状態を維持するようにハウジング4との間に軸受32が設けられ、回転軸31の他端には、応用物品を結合する回動部材Aとして用いる固定部33が設けられている。前述したハウジング4は、射出成形され、前述した固定鉄心1、電磁コイル2及びロータ3を結合するか覆うため、組立性能、品質及び製品の信頼性を高めることができる。
図3、図5及び図6に示すように、本実施形態に係る回動式電磁ソレノイドは、車両用ライトのハイビーム・ロービームの切換えに利用することができ、上蓋5、回動部材6及びベース7をさらに含んでもよい。上蓋5は、前述したロータの回転軸31の固定部33端のハウジング4上に固定されるとともに位置決めブロック50を有する。回動部材6は、可動板60を含む。可動板60の両端には、継手部61が設けられる。ロータ3の回転軸31端の継手部61は、ロータ3の回転軸31の固定部33を固定するために用いる固定孔62を有し(図3を参照する)、可動板60が回転軸31に連動して回動する。継手部61の外縁には、前述した上蓋の位置決めブロック50に対応した箇所に設けられた位置決めブロック63を可動板60の位置決めの初期位置として用い、可動板60の他端には復帰弾性部材64が設けられる。ベース7は、車両のランプホルダーの所定位置に固定されるとともに固定板70が固定されている。ベース7の一側には、前述した回動式電磁ソレノイドが固設され、所定位置には位置決め部71が設けられている。可動板60に設けられた復帰弾性部材64端には、ベース7の他側が枢着される。このような構成により、本考案が初期位置にあるときに、2つの永久磁石の磁極(S)(N)の初期位置は、固定鉄心の電流磁極(S)(N)の中心に対して適宜な角度が形成され(図1に示すように、永久磁石の磁極の初期位置(S)(N)と固定鉄心1の電流磁極(S)(N)との間に適宜な角度が形成される)、可動板60が上向きに位置するとロービームモードとなる(図7及び図9を参照する)。電流が流れて電磁コイル2に給電されると、固定鉄心に(S)(N)の2つの電流磁極(即ち、図1の固定鉄心上の電流磁極(S)(N)))が発生し、ロータの外縁の2つの永久磁石の磁極(S)(N)に吸引及び排斥作用が発生し、ベース7の所定位置の位置決め部71に至って位置決めされるまでロータが初期角度から回動し、所定角度で回動されると(即ち、図1中で固定鉄心1の外縁の永久磁石磁極が(S)(N)から(S’)(N’)の位置まで回動されると)、可動板60は、回転軸31に連動して所定角度で回動してハイビームモードとなり(図8及び図9に示す)、電磁コイル2への電流供給が停止し、復帰弾性部材64の作動によりロータ3及び可動板60が上蓋の位置決めブロック50に至って位置決めされるまで反対方向へ回動されて初期位置まで戻り、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えを制御する装置を構成する。この装置は、構造が簡素で、組立てが速やかであり、高効率で、効果的にコストを減らすことができるため、経済性が高い。
本考案の一実施形態に係る前述した回動式電磁ソレノイドは、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えに利用し、図10に示すように、少なくとも上蓋5、回動部材6及びベース7から構成されてなる。上蓋5は、前述したロータの回転軸31の固定部33端のハウジング4上に固定され、位置決めブロック50を有する。回動部材6は、可動板60を含む。可動板60の両端には、継手部61が設けられる。ロータの回転軸31端の継手部61は、ロータの回転軸31の固定部33を固定する固定孔62が形成され(図3を参照する)、可動板60が回転軸31に連動して回動する。継手部61外縁の前述した上蓋の位置決めブロック50に対応した箇所には位置決めブロック63が形成され、可動板60の初期位置を位置決めするために用いる。ベース7を車両ランプホルダーの所定位置に固定し、固定板70が固定され、ベース7の一側には前述した回動式電磁ソレノイドが固設され、所定位置に位置決め部71が設けられる。前述した電磁コイル金属線の電極22には、両極駆動回路23が接続され(図1を参照する)、両極駆動回路23は、電磁コイル2の順方向の極性又は逆方向の極性の電流を供給するために用いられる。このような構成により、本考案が初期位置にあるときに、2つの永久磁石の磁極(S)(N)の初期位置は、固定鉄心電流磁極(S)(N)の中心に対して適宜な角度が形成され(図1に示すように、永久磁石の磁極の初期位置(S)(N)は、固定鉄心1の電流磁極(S)(N)に対して適宜な角度が形成される)、可動板60が上向きに位置してロービームモードとなり、両極駆動回路23を介して電磁コイル2へ順方向の極性の電流が流れると、固定鉄心に(N)(S)の2つの電流磁極(即ち、図1の固定鉄心上の電流磁極(S)(N))が発生し、ロータの外縁の2つの永久磁石磁極(S)(N)との間に吸引及び排斥作用が発生し、ロータ3がベース7の所定位置に至って位置決めされるまで初期角度で回動され、所定角度で回動(即ち、図1の固定鉄心1の外縁永久磁石の磁極(S)(N)から(S’)(N’)の位置)されると、可動板60は回転軸31に連動して所定角度で回動されてハイビームモードとなり、電磁コイル2への順方向極性の電流供給が停止され、固有の磁性によりローラの位置が保持されるため、両極駆動回路23を介して電磁コイル2へ逆方向の極性の電流が供給されるとき、固定鉄心1に反対の(N)(S)2つの電流磁極(即ち、図1の固定鉄心上の電流磁極(S)(N)が(N)(S)に変わる)が発生し、ロータ3の外縁の2つの永久磁石の磁極(S)(N)に吸引及び排斥作用が発生し、ロータ3及び可動板60は、上蓋の位置決めブロック50に至るまで反対方向へ回転されて位置決めされ、回動して初期位置へ戻り(即ち、図1のロータ1外縁の永久磁石の磁極(S’)(N’)が(S)(N)の位置まで回動される)、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えを制御することができる。そのため、本考案の回動式電磁ソレノイドは、構造が簡素で、組立てがスピーディーである上、高効率、低コストで経済性が高い。
A 回動部材
1 固定鉄心
2 電磁コイル
3 ロータ
4 ハウジング
5 上蓋
6 回動部材
7 ベース
10 第1の固定鉄心
11 第2の固定鉄心
12 感応面
13 固定部
20 ボビン
21 金属線
22 電極
23 両極駆動回路
30 永久磁石
31 回転軸
32 軸受
33 固定部
50 位置決めブロック
60 可動板
61 継手部
62 固定孔
63 位置決めブロック
64 復帰弾性部材
70 固定板
71 位置決め部







Claims (4)

  1. 固定鉄心、電磁コイル及びロータを備えた回動式電磁ソレノイドであって、
    前記固定鉄心は、対称に設けた第1の固定鉄心と第2の固定鉄心とを含み、前記第1の固定鉄心と前記第2の固定鉄心との接合面の中心内縁には、前記ロータが設置される感応面が形成され、前記電磁コイルを設置する固定部が外側に設けられ、前記電磁コイルは、前記固定鉄心の各前記固定部が設置されるボビンと、各前記ボビンに巻き付けられて直列接続された金属線とを含み、前記金属線の両端には、電極が接続され、前記ロータには、前記固定鉄心の電流電磁の中心に配設され、外縁に筒状で2つの永久磁石が設けられ、前記2つの永久磁石の磁極の初期位置は、前記固定鉄心の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成され、前記ロータの中心には、回転軸が配設され、前記回転軸は外部機器と接続される操作部材として用いられ、前記電磁コイルへ電流を供給して前記固定鉄心に電流磁極が発生されると、前記ロータ外縁の前記永久磁石の磁極との間に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータが所定角度で回動されることを特徴とする回動式電磁ソレノイド。
  2. ハウジングをさらに備え、
    前記ハウジングには、固定鉄心、電磁コイル及びロータの回転軸の部材が配設され、
    前記ロータの前記回転軸の一端は、回動状態が維持されるように前記ハウジングとの間に設けられた軸受を有し、
    前記ハウジングは、射出成形され、前記固定鉄心、前記電磁コイル及び前記ロータを結合するか覆うことを特徴とする請求項1に記載の回動式電磁ソレノイド。
  3. 上蓋、回動部材及びベースをさらに備え、
    前記上蓋は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部端の前記ハウジング上に固定されるとともに位置決めブロックを有し、
    前記回動部材は、可動板を含み、前記可動板の両端には、継手部が設けられ、前記ロータの前記回転軸端の前記継手部は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部を固定する固定孔を有し、前記可動板は前記回転軸に連動して回動され、前記継手部の外縁には、前記上蓋の前記位置決めブロックに対応した箇所に設けられた位置決めブロックにより前記可動板を初期位置に位置決めし、前記可動板の他端には復帰弾性部材が設けられ、
    前記ベースは、車両のランプホルダーの所定位置に固定されるとともに固定板が固定され、前記ベースの一側には、前記回動式電磁ソレノイドが固設され、所定位置には位置決め部が設けられ、前記可動板に設けられた前記復帰弾性部材端には、前記ベースの他側が枢着され、初期位置にあるときに前記2つの永久磁石の磁極は、前記固定鉄心の電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成され、前記可動板が上向きに位置してロービームモードとなり、電流が流れて前記電磁コイルに給電されると、前記固定鉄心に2つの電流磁極が発生し、前記ロータ外縁の前記2つの永久磁石の磁極に吸引及び排斥作用が発生し、前記ベースの所定位置の前記位置決め部に至って位置決めされるまで前記ロータが初期角度から所定角度で回動されると、前記可動板は、前記回転軸に連動して所定角度で回動されてハイビームモードとなり、前記電磁コイルへの電流供給が停止し、前記復帰弾性部材の作動により前記ロータ及び前記可動板が前記上蓋の前記位置決めブロックに至って位置決めされるまで反対方向へ回動されて初期位置まで戻り、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えを制御する装置が構成されることを特徴とする請求項2に記載の回動式電磁ソレノイド。
  4. 上蓋、回動部材及びベースをさらに備え、
    前記上蓋は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部端の前記ハウジング上に固定されるとともに位置決めブロックを有し、
    前記回動部材は、可動板を含み、前記可動板の両端には、継手部が設けられ、前記ロータの前記回転軸端の前記継手部は、前記ロータの前記回転軸の前記固定部を固定する固定孔を有し、前記可動板は前記回転軸に連動して回動され、前記継手部の外縁には、前記上蓋の前記位置決めブロックに対応した箇所に設けられた前記位置決めブロックにより前記可動板を初期位置に位置決めし、前記ベースは、車両のランプホルダーの所定位置に固定されるとともに固定板が固定され、前記ベースの一側には、前記回動式電磁ソレノイドが固設され、所定位置には位置決め部が設けられ、
    前記電磁コイル金属線の電極には、両極駆動回路が接続され、前記両極駆動回路は、前記電磁コイルの順方向の極性又は逆方向の極性の電流を供給するために用い、初期位置にあるとき、前記2つの永久磁石の磁極の初期位置は、前記固定鉄心電流磁極の中心に対して適宜な角度が形成されると、前記可動板が上向きに位置してロービームモードとなり、前記両極駆動回路を介して前記電磁コイルへ順方向の極性の電流が流れると、前記固定鉄心に2つの電流磁極が発生し、前記ロータ外縁の前記2つの永久磁石磁極との間に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータが前記ベースの所定位置に至って位置決めされるまで初期角度から所定角度で回動されると、前記可動板は前記回転軸に連動して所定角度で回動されてハイビームモードとなり、前記電磁コイルへの順方向極性の電流供給が停止され、固有の磁性により前記ローラの位置が保持されるため、前記両極駆動回路を介して前記電磁コイルへ逆方向の極性の電流が供給されるとき、前記固定鉄心に反対の2つの電流磁極が発生し、前記ロータ外縁の前記2つの永久磁石の磁極に吸引及び排斥作用が発生し、前記ロータ及び前記可動板は、前記上蓋の前記位置決めブロックに至って位置決めされるまで反対方向へ回動されて初期位置まで戻り、車両用ライトのハイビームとロービームとの切換えを制御する装置が構成されることを特徴とする請求項2に記載の回動式電磁ソレノイド。



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