JP3204391B2 - エアドーム - Google Patents

エアドーム

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JP3204391B2
JP3204391B2 JP01021899A JP1021899A JP3204391B2 JP 3204391 B2 JP3204391 B2 JP 3204391B2 JP 01021899 A JP01021899 A JP 01021899A JP 1021899 A JP1021899 A JP 1021899A JP 3204391 B2 JP3204391 B2 JP 3204391B2
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JP
Japan
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air dome
air
wind
dome
shaped body
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JP01021899A
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Inventor
賢治 櫻井
Original Assignee
株式会社パソック
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Publication date
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  • Building Awnings And Sunshades (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアドームに関し、
さらに詳しくは送風機からの送風によって逆椀形体を膨
らませエアドームを構成し、該エアドーム全体の入出風
量のバランスを出入口とひだで調整可能とし、絶えずエ
アドームを維持できるようにしたことを特徴とするエア
ドームに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外や屋内で行われるイベントや展示会
などの催事に於て、屋内では各スペースを分割したり、
屋外では雨露や寒暑を防ぐために使用され、それぞれ支
柱を立て屋根部分を防水製のビニールや布などで覆い組
み立てる折畳みテントは、コンパクトに折畳めて持ち運
びにも便利なので重宝がられ、各種行事に頻繁に使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の折畳み
テントは折畳めるというものの、屋根部分の防水製のビ
ニールや布を折畳み、尚且骨組みとなる何本もの支柱は
重量があり持ち運びや組立てには頗る労力を必要とす
る。そして、支柱の長さは人間が出入りするための長さ
が必要とされ、然も何本もの支柱は防水性生地の屋根部
分と違い支柱の長さ以下には折畳むことはできなかっ
た。また、折畳みテントは屋外で使用するときは勿論、
突然の天候の変化や突風などにも揺るがない強度を維持
するために支柱を組立てるので、どうしてもテントの大
きさに制限があり多人数の催事で大規模なテントを必要
とするときには不向きであるため、必然的に複数の折畳
みテントを組立て設置しなければならない問題点があっ
た。また、バルーン(送風式)のものは強風状態の時に
は使用できない。それは風船タイプの為、空気抵抗をま
ともに受け、風にて吹き飛ばされるからである。特に高
さ7メートル以上ある時には、大型エア遊具も運動場で
の強風では飛ぶことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、撥水性のある化学繊維シートと不燃性シートの2
つの素材を縫合して折畳み可能な逆椀形体を形成し、該
逆椀形体下端内周部に縫着したひだに帯を対角線上に取
付けし、不燃性シートに一端部を連通したホースの他端
部を送風機に覆い付けして、送風機から送り込まれた風
によって逆椀形体が膨らみエアドームを構成させ、エア
ドーム全体の入出風量のバランスを出入口とひだで調整
可能とし、適量の風量によって絶えず膨らみエアドーム
を維持できるようにしたことを特徴とするエアドームに
関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を実施例に基づ
き、図面を参照しながら詳細に説明する。1は上部に撥
水性のある化学繊維製シート10と下部に不燃性シート
11との2つの素材を縫合して折畳可能な逆椀形体で、
この逆椀形体1の正面と背面には出入口2,2がそれぞ
れ設けられている。そして逆椀形体1の下端内周部には
ひだ7が一体に縫着されている。そして更に、このひだ
7からは図2に示すように対角線上に3本の帯8が取付
けされている
【0006】図3に示すように逆椀形体1の出入口2の
内側からカーテン3の上端部が固着してあり、このカー
テン3の下端部には軸4が巻きつけられていてカーテン
3が風によって捲れたりして出入口2が開放されないよ
うにエアドーム形状を維持できるようにしてある。5は
一端部を不燃性シート11の四隅部へそれぞれ連通さ
せ、他端部を送風機6へ覆い付けしてなるホースであ
る。9はおもりで逆椀形体1が風で浮上したりして設置
後の位置がずれないように下端内周部のひだ7をエアド
ーム内側に折り込んだ状態で、ひだ7上に間隔を置いて
載置するものである。
【0007】なお、上述の逆椀形体1に連通されるホー
ス5やおもり9及び帯8はエアドームの大きさにより取
付けされる数や形状が相違してくる。即ち大きいエアド
ームになるほど複数個取付けされることは当然である。
おもりが多すぎると底のついた風船に近くなるため、風
で移動しやすい。ひだの丈が短くとも、下から空気が逃
げても総風入量が風の出量を上回る限り、外風に対して
も中の風が下風で踏ん張り返す為、台風の時の風であっ
ても動かない。この場合、多量のおもしや外部からのひ
っぱりを不要とするところに特徴がある。なお13は従
来の半円球状のバルーンで、このバルーン13だと図4
c図5aのように風によって転がり動いたり膨らむこと
があるが本発明のエアドームによればこのようなことは
ない。
【0008】(作用)次に、本発明のエアドームの設置
状態を説明する。まず、屋内、屋外を問わずエアドーム
の設置場所に予め折畳みしてある逆椀形体1と送風機6
を搬入する。100ボルト電源及び発電機(図示せず)
から電源を取り送風機6を作動させ逆椀形体1内に風を
送り込む。この場合、発電器付送風機を使用すること有
り。最初は数台の送風機で立ち上げるが一度膨らむと1
〜2台で十分膨らむ。逆椀形体1内に満杯に風が送り込
まれ逆椀形体1が半円形の円屋根に膨らむと出入口2の
内側から上端部を固着したカーテン3も内側からの風圧
で出入口2に張り付いたような状態になる。飽和状態に
なったエアドーム内の風は下端内周部に取付けされたひ
だ7を内側に折り込んだ状態でこのひだ7上に間隔を置
いて載置したおもり9,9との間のひだ7が地面12か
ら持ち上げられ、ひだ7の下部と地面12との隙間から
風が下方から外へ少しずつ漏れるが、エアドーム内には
送風機6によって継続的に風が送り込まれるので一度膨
らんだエアドームの逆椀形体は絶えず維持される。この
ときひだ7の対角線上に取付けした帯8によってエアド
ームの下端部の幅が制限され、外気などの力でエアドー
ムが拡がりすぎて風が抜けすぎにならないようになって
いるので逆椀形体のエアドームを維持できる。帯は脱着
式、後付け調整も可能である。逆にビルの谷間や限られ
たスペースの体育館などで使用する場合、左右・前後が
外の形状に沿った形に柔軟に変形してくれ、その際、ひ
だが空気の漏れを塞いでくれる。そして、エアドーム内
での催事などが済んだら複数の送風機6の電源を切れば
空気が抜けて除々にエアドームは萎む。
【0009】なお、膨らんだエアドーム中に人間が入る
には、出入口2に取付けされたカーテン3を押しながら
入いる。このときカーテン3の下端部に軸4を巻き付け
してあるので、人間が入った後にはカーテン3が捲れる
ことなく出入口2は内側からの風圧によって塞がれる。
送風機の送風量が出量よりも上回りドーム形状を維持で
きる限り、出入り口を開放状態でも縮まない。
【0010】
【発明の効果】展示会やイベントなどの催事に於て、屋
内や屋外を問わず簡単に設置できるので、短期間の仮設
エアドームとしても重宝であり、また搬入口の狭い場所
でも運び入れしやすく、尚且従来のテントに比較して組
立てなどの煩わしい設置作業が必要ない。エアドームの
大部分は撥水性のあるナイロン製のシートでできてお
り、折畳みをしても軽くて持ち運びが便利であり、例え
ば直径10メートル高さ5メートル位のエアドームでも
1人でも容易に持ち運びができる。
【0011】また、エアドームの逆椀形体下端内周部の
ひだから対角線上に複数本の帯を取付けしたから送風機
からの風によってエアドームが拡がりすぎて風が抜けす
ぎることがないので、逆椀形体のエアドームが維持でき
る。
【0012】全体に軽いエアドームでありながら屋外で
も使用でき、尚且送風機で入出風量のバランスが保たれ
るので突然の突風でも飛ばされない。100ボルト電源
と発電機を使用し、台風でも停電時でも使用可能なので
エアドームの使用範囲が拡がる。催事以外にも夏の日よ
けや災害時の緊急非難用のエアドームとしても使用可能
である。底辺部分がない大規模なエアドームが簡単迅速
にできるため、屋内や屋外でのエアドーム内で野球やテ
ニスなどのスポーツも可能であり、また屋外で野球やテ
ニスなどの競技中に急な天候の変化でもすぐにエアドー
ムを設置し競技続行が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアドームの1部を欠截した正面図で
ある。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】本発明の要部の拡大参考斜視図である。
【図4】a. 本発明のエアドームに風が当たっても動
かない状態を示す参考図である。 b. 本発明のエアドームに強風が当たっても若干変形
する程度の状態を示す参 考図である。 c. 半円球形状のバルーンに風が当たって転がり動く
状態を示す参考図である。
【図5】a. 半円球形状のバルーンの場合、底が膨ら
む状態を示す参考図である。 b. 本発明の場合には底がないため膨らまない状態を
示す参考図である。
【図6】本発明を平面から眺めた一部欠截参考図であ
る。
【符号の説明】
1 逆椀形体 2 出入口 3 カーテン 4 軸5 ホース 6 送風機 7 ひだ 8 帯 9 おもり 10 化学繊維シート 11 不燃性シート 12 地面 13 バルーン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撥水性のある化学繊維シートと不燃性シ
    ートの2つの素材を縫合して折畳み可能な逆椀形体を形
    成し、該逆椀形体下端内周部に縫着したひだに帯を対角
    線上に取付けし、不燃性シートに一端部を連通したホー
    スの他端部を送風機に覆い付けして、送風機から送り込
    まれた風によって逆椀形体が膨らみエアドームを構成さ
    せ、エアドーム全体の入出風量のバランスを出入口にカ
    ーテンの張り付けで飽和状態になったエアドーム内の風
    が、ひだに間隔を置いて載置したおもりとおもりとの間
    のひだを地面から持ち上げ、その隙間から風が外へ漏れ
    て風量を調整可能とし、適量の風量によって絶えず膨ら
    みエアドームを維持できるようにしたことを特徴とする
    エアドーム。
JP01021899A 1999-01-19 1999-01-19 エアドーム Expired - Lifetime JP3204391B2 (ja)

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JP2012246740A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Toshio Hagiwara プラネタリウム用エアド−ム

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