JP3204242U - 塗膜試験用カッター装置の固定治具 - Google Patents

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Abstract

【目的】試験体の面が平面ではなく、球面や曲面であったとしても塗膜試験を容易に行うことが出来る塗膜試験用カッター装置の固定治具を提供する。【構成】塗膜試験用カッター装置10の固定治具1は、略方形状をなす塗膜試験用カッター装置10を載置する載置台3と、該載置台3の隅角部近傍位置に設けられた伸縮可能な脚部5とを有し、前記載置台3には、前記塗膜試験用カッター装置10を載置台3に係止する係止突起7と、前記塗膜試験用カッター装置10からの操作を可能とする操作孔8が設けられ、前記脚部5の先端は被試験体に係止する尖端部にしてあることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、塗膜された塗膜面にカット線を入れ塗膜の付着性試験を行う塗膜試験用カッター装置の固定治具に関するものである。
例えば、車両の車体などの塗膜面の塗膜の付着性の良否を試験する方法として、碁盤の目状に切れ目を入れて試験する碁盤目(クロスカット)試験が一般に知られている。
ここで、碁盤目(クロスカット)試験とは、たとえば塗膜面に切り込み線を縦横に入れて1mm程度の碁盤の目を複数形成し、その状態で形が崩れずに残った碁盤の目の数を調べるか、あるいは碁盤の目上に粘着テープを貼着し、それを瞬間的に引き離し、剥がれずに残った碁盤の目の数を調べるものである。
そして碁盤の目を形成するものとして、従来、特開平8−215444号公報に記載されているような塗膜カット工具が一般に知られている。
特開平8−215444号公報
しかしながら前記従来の塗膜カット工具では、手で掴んで保持する保持部が手のひらに収まらないほどの大きさの直方体状をなして形成されており、また刃先は工具本体先端からは突出していないために、線引きする刃先を直線状にガイドするいわゆる線引きガイド部材が使用できず、もって直線状に線引きするのがなかなか困難であるとの課題があった。
さらに、近年では、塗膜試験をすべき試験体が平面状のものではなく、球面状のものであったり、曲面状のものであったりする場合が多々見られる。
この様な場合、従来の塗膜カット工具では、塗膜試験を行うことがきわめて困難なものである。球面状や曲面状の箇所に塗膜カット工具を固定することが出来ないからである。
かくして、本考案にかかる塗膜試験用カッター装置の固定治具は、前記従来の課題に対処すべく案出されたものであり、従来の塗膜試験をすべきカッター工具によって、塗膜試験を行う場合、その試験体の面が平面ではなく、球面や曲面であると、塗膜試験を行えなかったが、前記試験体の面が平面ではなく、球面や曲面であったとしても塗膜試験を容易に行うことが出来る塗膜試験用カッター装置の固定治具を提供することを目的とするものである。
本考案による塗膜試験用カッター装置の固定治具は、
略方形状をなす塗膜試験用カッター装置を載置する載置台と、該載置台の隅角部近傍位置に設けられた伸縮可能な脚部と、を有し、
前記載置台には、前記塗膜試験用カッター装置を載置台に係止する係止突起と、前記塗膜試験用カッター装置からの操作を可能とする操作孔が設けられ、
前記脚部の先端は被試験体に係止する尖端部にしてある、
ことを特徴とするものである。
本考案による塗膜試験用カッター装置の固定治具であれば、塗膜試験を行う場合、その試験体の面が平面ではなく、球面や曲面であったとしても塗膜試験を容易に行うことが出来る塗膜試験用カッター装置の固定治具を提供できるとの優れた効果を奏する。
以下、図に基づいて本考案に係る塗膜試験用カッター装置の固定治具の一実施の態様について説明する。
まず、塗膜試験用カッター装置10は、平板の四角形状に形成され、さらに中央部には四角形に打ち抜かれて打ち抜き部11が形成されている。さらに、この四角形状打ち抜き部11内には複数本の仕切りバー12が架設されており、該仕切りバー12により例えば、線引き工具のカッター刃が挿入し、直線かつ平行に線引きができるよう複数箇所のガイド溝13が形成されている。
次に前記塗膜試験用カッター装置10の固定治具1につき説明する。
前述したように、試験体2の面が平面ではなく、球面や曲面である場合、直接この球面や曲面の試験体2の表面に塗膜試験用カッター装置10を設置し、試験することが出来ない。
よって、本考案の固定治具1を使用することになる。しかして、固定治具1は、前記略方形状をなす塗膜試験用カッター装置10を載置する載置台3を有している。
そして、この載置台3は板状の方形状をなしているが、この方形状をなす載置台3の4つの隅角部近傍位置には、ねじ孔が穿設されており、このねじ孔には、雄ねじ状の脚部5が螺挿されている。また、この脚部5の先端には、ねじ込み回転用の頭部6が設けられている。
ところで、前記ねじ孔の穿設位置については、前記4つの隅角部近傍位置において容易に変更できる様構成されている。また、前記頭部6を回転操作することにより、脚部5の長さを調節することが出来る。前記ねじ孔に位置が変更できること、及び脚部5の長さが調節できることにより、球面のカーブが変わっても充分に追従できて安定的設置できるようになっている。
さらに、脚部5の基部は球面状あるいは曲面状をなす試験体2に対し、安定して係止出来る様、尖端状に形成することが好ましい。
次いで、前記載置台3には、前記塗膜試験用カッター装置10を前記載置台3に係止する係止突起7が設けられている。この係止突起7は正方形状の隅部となる箇所に4箇所設けられ、前記塗膜試験用カッター装置10に設けられた打ち抜き部11の隅部内側に係止し、もって、塗膜試験用カッター装置10を係止して保持できるようになっている。
そして、係止突起7が設けられた四箇所は、正方形状であるから、90度方向を変えれば、線引きの試験が90度方向を変えて出来ることにもなる。
次に、符号8は略方形状の形状に形成された操作孔であり、前記載置台3の略中央位置に打ち抜かれて形成されている。
よって載置台3に載置された塗膜試験用カッター装置10より、この操作孔8を介して、換言すればこの操作孔8を通過して試験体2に対し線引き試験が出来る様になっている。
以上において、球面状あるいは曲面状をなす試験体において塗膜試験用カッター装置10を使用して塗膜試験を行う方法につき説明する。
まず所定の塗膜面の塗膜試験を行いたい球面状をなす、あるいは曲面状をなす、試験体2に塗膜試験用カッター装置10を固定治具1を用いて設置する。
次いで、線引き工具を利き手の方に保持する。そして、保持した線引き工具の刃先を、前記固定治具1を介して、所定の塗膜面に設置した塗膜試験用カッター装置10内のガイド溝13内に挿入し、一定の押圧力でガイド溝13内で直線状に移動させて線引きを行う。
尚、塗膜試験の詳細は以下の通りである。
(手動手順による塗膜の切り込み挿入および及び除去作業)
一定の手順に従い、切込みを行う。
尚、当該試験の前に、刃の部分を検査し、刃を研ぐか又は取替えによってその状態を維持しておく。
ついで、塗膜試験すべき塗膜面に対して刃が垂直になるように線引き工具を保持する。そして線引き工具に一様な押圧力を加え、一定の切込み率で塗膜部分に規定の数の切込みを行う。
すべてのカットは、素地の表面まで貫通していなければならない。塗膜が硬すぎて素地まで貫通することができない場合は、この試験は無効とし、その旨を報告書に記載する。
塗膜試験はこの操作の繰り返しであるが、格子パターンが形成できるように、それらに対して90°で交差させるよう最初の切込みに重ね、更に等しい数だけ平行な切込みを行う。
ついで塗膜面を軟らかい刷毛などで、格子パターンの双方の対角線に沿って、前後に数回ブラッシングする。
硬い素地に限っては、塗膜面に貼着させるテープを使用する。
テープの中心を、各カットの一組に平行な方向で格子の上に置き、格子の部分にかかった箇所と最低20mmを超える長さで、指でテープを平らになるようにする。
塗膜に正しく接触させるために、指先でしっかりとテープをこする。
テープを通して見られる塗膜の色は、接触全体がきちんとしているかどうかを示す有効な目安である。テープを付着して5分以内にテープを引きはがすが、できるだけ60°に近い角度でテープの端をつかみ、0.5秒ないし1.0秒で確実に引き離すようにする。
試験結果の分類(例えば以下の基準で結果を判断する)
0 カットの縁が完全に滑らかで、どの格子の目にもはがれがない。
1 カットの交差点における塗膜の小さなはがれ。
クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に5%を上回ることはない。
2 塗膜がカットの縁に沿って、及び/又は 交差点においてはがれている。
クロスカット部分で影響を受けるのは明確に5%を超えるが15%を上回ることはない。
3 塗膜がカットの縁に沿って、部分的又は全面的に大はがれを生じており、 及び/又は目のいろいろな部分が、部分的又は全面的にはがれている。
クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に15%を超えるが35%を上回ることはない。
4 塗膜がカットの縁に沿って、部分的又は全面的に大はがれを生じており、 及び/又は数か所の目が、部分的又は全面的にはがれている。
クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に35%を上回ることはない。
本考案のカッター工具の固定治具の構成を説明する構成説明図(1)である。 本考案のカッター工具の固定治具の構成を説明する構成説明図(2)である。
1 固定治具
2 試験体
3 載置台
5 脚部
6 頭部
7 係止突起
8 操作孔
10 塗膜試験用カッター装置
11 打ち抜き部
12 仕切りバー
13 ガイド溝

Claims (1)

  1. 略方形状をなす塗膜試験用カッター装置を載置する載置台と、該載置台の隅角部近傍位置に設けられた伸縮可能な脚部と、を有し、
    前記載置台には、前記塗膜試験用カッター装置を載置台に係止する係止突起と、前記塗膜試験用カッター装置からの操作を可能とする操作孔が設けられ、
    前記脚部の先端は被試験体に係止する尖端部にしてある、
    ことを特徴とする塗膜試験用カッター装置の固定治具。
JP2016000990U 2016-03-04 2016-03-04 塗膜試験用カッター装置の固定治具 Active JP3204242U (ja)

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