JP3204133U - 電線ストリッパー - Google Patents
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Abstract
【課題】電線の芯線を損傷することなく、絶縁被覆を容易に剥ぎ取ることができる電線ストリッパーを提供する。【解決手段】電線の絶縁被覆を、上刃部6と下刃部7に複数設けられた半円形の一対の上下の刃の中から電線に適合する刃を使用し、輪切りにしてから縦切り上刃11と縦切り下刃12で縦切りをした後、上挾持部1と下挾持部2で絶縁被覆を挟んで取り除くことによって作業が容易に行われる。【選択図】図1
Description
本考案は、電線の絶縁体であるビニール、又は架橋ポリエチレンで構成された絶縁被覆が電気導体の芯線を傷つけることなく、安易に剥ぎ取ることができる電線ストリッパーに関するものである。
従来、IV線、VVR線、CV線、CVT線のような丸形電線の絶縁被覆を剥ぎ取る手段としては、電工ナイフを使用して絶縁被覆に切り込みや削りをして、電線から手で取り除くという作業が行われていた。しかし、この作業は熟練を要して手間がかかり、また、誤って手に怪我をすることもあり、安全で早く作業ができる電線ストリッパーが考案されている。(たとえば、特許文献1参照。)
しかしながら、従来の電線ストリッパーは絶縁被覆を輪切りにする時に、芯線の太さに合わせて刃の切込深さを調整することや、電線を数回まわして切り込みを入れる操作が必要で、作業を迅速に行う上で効率的とはいえず、また、刃で切り目を入れた絶縁被覆を電線から取り除く機能は十分とはいえない問題があった。したがって、本考案は電線の芯線を損傷することなく、絶縁被覆を容易に剥ぎ取ることができる電線ストリッパーを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するために、本考案の電線ストリッパーは、上刃部6と下刃部7に、芯線Sの外径に合わせた半円形の上下一対の刃を複数設けて、絶縁被覆Zを輪切りにしてから、上ハンドル15と下ハンドル16に備えた上下一対の縦切り上刃11と縦切り下刃12によって縦に切り込みを入れて、絶縁被覆Zを二分割にすることを特徴とするものである。
また、切り込みされた絶縁被覆Zを、本体の先端に設けた上挾持部1と下挾持部2で挟むことで、手を使用しなくても安易に剥ぎ取り作業が可能になることを特徴とする電線ストリッパーである。
以下は、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案の電線ストリッパーの全体斜視図で、輪切りをするために上刃部6に半円形のA上刃3a、B上刃3b、C上刃3c、D上刃3dと下刃部7に同じく半円形のA下刃4a、B下刃4b、C下刃4c、D下刃4dが設けられ、4種類の電線太さに適応する構造になっている。
図2は本考案の電線ストリッパーを閉じた側面図であり、輪切りをする複数の上刃と下刃の半円形の直径は芯線Sの外径寸法と同じくしている。したがって、本体を閉じると上刃と下刃は真円形のA孔5a、B孔5b、C孔5c、D孔5dの孔が形成され、上ハンドル15と下ハンドル16をいくら押しても複数の上刃と下刃は芯線Sの表面で止まるので芯線Sに傷が付くことはない。
図3は本考案の電線ストリッパーを開いた側面図であり、電線Dは輪切りをする複数の刃の中で、C上刃3cとC下刃4cの間に入れた状態を示し、また、縦切りをする縦切り上刃11と縦切り下刃12の間に置いた状態を表している。
図4は縦切り刃周辺の拡大側面図であり、上ハンドル15と下ハンドル16に備えた上部電線受面9と下部電線受面10は、電線Dの脱却を防ぐために凹面形状である。また、縦切り上刃11と縦切り下刃12の長さは、絶縁被覆を剥く目的の頻度が多い電線用圧着端子の挿入部分の寸法を基準にしている。
図5は図2のA−Aの断面図である。輪切りをする刃の複数の中でD孔5dを示している。D上刃3dの刃先とD下刃4dの刃先の対面位置は合致しているので、輪切りの切れ目が擦れることなく均一な円周に切れることが可能になる。
図6は絶縁被覆剥きの推移を示した図である。図6(a)は絶縁被覆Zが、上刃部6と下刃部7を閉じることによって円周に切り込まれ輪切りになることを示している。さらに、縦切り上刃11と縦切り下刃12によって図6(b)に示された縦切りが形成される。図6(c)は縦切りの刃は上下に備えているので絶縁被覆Zは二分割に切り込まれ、さらに上挾持部1と下挾持部2で挟むことによって、芯線Sから取り除かれた状態を表している。
絶縁被覆Zの剥ぎ取る位置を決めて、上刃部6と下刃部7に設けられた複数の上刃と下刃の中から電線Dの種類に適合する刃を電線Dに当て、上ハンドル15と下ハンドル16を下げると、図6(a)に示した輪切りが形成される。
輪切りにされた電線Dを縦切りにするために縦切り電線受口13に入れ、上部電線受面9に付いている縦切り上刃11と下部電線受面10に付いている縦切り下刃12が、切り込み深さである芯線Sの表面に達するまで上ハンドル15と下ハンドル16を下げると、図6(b)のように縦切りが形成される。
電線Dに輪切りと縦切りを入れて二分割に切り込みされた絶縁被覆Zは、芯線Sに密着しているので、上ハンドル15と下ハンドル16の操作により上挾持部1と下挾持部2で挟んで取り除く。こうして、本考案の電線ストリッパーを使用することによって、絶縁被覆Zの剥ぎ取り作業が安全に容易に行える。
1 上挾持部 5b B孔 14 バネ
2 下挾持部 5c C孔 15 上ハンドル
3a A上刃 5d D孔 16 下ハンドル
3b B上刃 6 上刃部 17 レバー通し孔
3c C上刃 7 下刃部 18 レバー
3d D上刃 8 軸 19 レバー閉時収納溝
4a A下刃 9 上部電線受面 20 レバー開時収納溝
4b B下刃 10 下部電線受面 D 電線
4c C下刃 11 縦切り上刃 S 芯線
4d D下刃 12 縦切り下刃 Z 絶縁被覆
5a A孔 13 縦切り電線受口
2 下挾持部 5c C孔 15 上ハンドル
3a A上刃 5d D孔 16 下ハンドル
3b B上刃 6 上刃部 17 レバー通し孔
3c C上刃 7 下刃部 18 レバー
3d D上刃 8 軸 19 レバー閉時収納溝
4a A下刃 9 上部電線受面 20 レバー開時収納溝
4b B下刃 10 下部電線受面 D 電線
4c C下刃 11 縦切り上刃 S 芯線
4d D下刃 12 縦切り下刃 Z 絶縁被覆
5a A孔 13 縦切り電線受口
Claims (2)
- 電線の絶縁被覆を輪切りにする半円形の一対の刃を、上刃部6と下刃部7に複数設け、縦切りにする一対の縦切り上刃11と縦切り下刃12を上ハンドル15と下ハンドル16に設けたことを特徴とする電線ストリッパー。
- 電線被覆を芯線から取り除くことができる上挾持部1と下挾持部2を設けたことを特徴とする請求項1記載の電線ストリッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000937U JP3204133U (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 電線ストリッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000937U JP3204133U (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 電線ストリッパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3204133U true JP3204133U (ja) | 2016-05-19 |
Family
ID=55975077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016000937U Active JP3204133U (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 電線ストリッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3204133U (ja) |
-
2016
- 2016-02-12 JP JP2016000937U patent/JP3204133U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3204133 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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