JP3203982U - フライ製品分配装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高く、分配される製品をフライヤーに短時間で移送できる冷凍庫キャビネットを有するフライ製品分配装置を提供する。【解決手段】冷凍庫キャビネット1は、軸デバイスを有した回転シャフトから形成された冷凍製品計量器と、冷凍庫内に設けられた可動搬入キャリアと、を有する。軸デバイスは、回転シャフトの全長に沿って螺旋状に配列され、電子重量計までフライされるべき製品を案内する。電子重量計は、受け取った製品の重さを量るゲージを有する。可動搬入キャリアは、位置制御器を有したモータ減速機によって作動されるシャフトを用い、重量計によって重さを量られた製品の一部をフライヤー3に搬送する。装置は、食器、ソース、塩、ナプキン及びこれらの組合せから選択される補足アイテムの分配手段と、分配装置によって実行される操作を制御する電子制御システムと、をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、食品分配装置(食品販売装置、食品分与装置)の技術分野に関する。更に詳細には、フライ製品分配装置の技術分野に関する。このようなフライ製品には、フレンチフライや他の事前にフライされ冷凍された烏賊、肉及び魚の切り身等の製品が含まれ、計量可能な製品は、様々な大きさを有する。特に、本発明は、フライされるべき製品を電子重量計に案内する冷凍製品計量器を備えた冷凍庫キャビネットを有するフライ製品分配装置に関する。電子重量計は受け取った製品の重量を測定し、製品を重量計からフライヤーへ、冷凍庫の内部に配置された搬入キャリアにおいて移送する。
今日、あらゆるタイプの多くの分配装置が知られているが、このような装置の中には食品分配装置、更に詳細にはフレンチフライ分配装置が含まれるに違いない。このような装置において、ユーザが支払いをした後、フライ製品が計量され、準備されて、分配(販売、分与)される。
多くのフレンチフライ分配装置は、フライヤーを使用する代わりに熱気を用いて機能するため、厳密にはこれらはフライ製品に関連し得ない。
従来技術における他の公知の装置は、内部にフライヤーを有し、製品は実際にフライされる。使用される初期製品は、皮を剥いたポテトではなく再水和ポテトペースト(rehydrated potato paste)であり、再水和ポテトペーストは様々なサイズに成形されているが、総じて互いに似通っている。更に、フライヤーを有する多くの分配装置は、蒸気処理システムとして単独の蒸気フィルタしか有していないため、実施される処理は効果的ではない。
スペイン特許公開番号ES2107367号は、従前の分配装置を改良した分配装置であって、マット状の活性炭フィルタからなるシステムを有する蒸気処理システムを備えたフライヤーを記載している。これによりフライ時の蒸気のフィルタリングが改良される。
しかしながら、フライヤーから出る蒸気は、依然として、フィルタにより除去されなかった大量の汚染物質と、高い水分量とを含んでいる。更に、この分配装置は、製品を移動させる従来の盲管型の螺旋形ウォーム(ブラインド螺旋形ウォーム)からなる計量手段を有しているが、このような装置は、特に初期製品が種々のサイズからなる場合、ウォームがしばしば詰まることがあるという欠点を有している。また、この装置は、搬入キャリアと、フライされるべき一食分の製品を準備するための計量重量計とを有している。重量測定及び搬入キャリアという移動システムは、釣り合い錘、マイクロスイッチ及びストッパによって実現されているため、その信頼性に問題があり、保守や修理が困難な作業であり、配給される製品の重量が一定でない。更に、購入者が配給された製品を購入する際に、分与される製品の重量が冷凍庫の外部で測定されるため、重量が規定に達して分配される製品がフライヤーに移送されるまでの購入者の待ち時間が長くなる。このような待ち時間に、配給される製品をフライヤー内でフライするのにかかる時間が追加されなくてはならない。同様に、配給される製品の重量が冷凍庫の外部で測定されるため、フライされるべき製品の残留物が重量計の台に落下してそこで室温において放置された場合、その後に腐敗する危険がある。
したがって、従来技術による従前のシステムに存在する欠点を解消するシステムが望まれている。
本発明は、従来技術に有する問題を、フライされるべき製品を貯蔵するための冷凍庫キャビネットを備えたフライ製品分配装置によって解決するものである。フライされるべき製品は種々の冷凍準備製品業者により販売されるいかなる製品でもよく、このような製品は大量に冷凍庫キャビネットの内部のホッパに導入される。更に、冷凍庫キャビネットは、フライされるべき製品の重量を測定するための電子重量計に製品を運搬する製品計量器を有している。このフライされるべき製品は、縦型フライヤーに、ギアモータにより作動されるとともに冷凍庫の内部に配置された可動搬入キャリアを介して供給される。
更にまた、本発明の主題である分配装置は、ソース、塩、食器及びナプキン等の補足アイテムを分配するための手段を有している。このような補足アイテムは、分配機構により提供される小箱に入れられて、フライ製品と一緒に購入者に分配される。
実施される全ての動作は、分配装置を制御する電子制御システムによって管理される。
これらの要素により、ユーザは装置に支払いをし、フライ方法や補足アイテムを選択する。そしてフライヤーは、冷凍庫キャビネットの内部に配置された貯蔵ホッパから、搬入キャリアを介して直接的に受け取った製品をフライする。製品は、電子重量計によって重量を計測済みである。配給された製品がフライされた後、分配装置は、容器に入った製品をユーザに補足アイテムとともに分配する。これらは、小箱に入った状態で分配される。
冷凍庫キャビネットのホッパの計量器は、フライされるべき製品を重量計に載置するものであって、スピンドルからなるウォームである。スピンドルは、その周囲に螺旋状に配置された複数の軸(旋回軸、軸端部)を有している。スピンドルの動作は、ギアモータを介して達成される。この螺旋状構造物を形成するよう配置された一組の軸(旋回軸、軸端部)の配置は、従来技術の現行ウォームに対して有利である。なぜならば、本例において配置は従来の盲管型の螺旋ではないため、フライされるべき製品の不揃いを理由とするスピンドルの詰まりが回避されるとともに、この配置は更に種々の形状やサイズを有する多様な製品を効率的に計量するからである。従来の螺旋状構造物は、空洞のアーチの形成を招いていた。このような空洞のアーチが形成される理由は、製品が含む水分のため、および製品がさらされる低温のために、製品が互いにくっつくからである。そして螺旋状構造物はドリルを介して作動して中空円筒を形成する。しかしながら、このような影響は、本発明のスピンドルにより取り除かれる。
電子重量計は、電子制御システムに接続されたひずみ計(ひずみゲージ)を有するトレイからなり、精密な重量を得ることを可能にし、ひいてはフライされるべき製品の正確な計量を可能としている。
可動搬入キャリアは、ギアモータに接続された移動スピンドルにより移動される。この搬入キャリアは、重量計からフライヤーに向かうその経路に沿ったスピンドル上の3つの位置に、ギアモータに設けられた電子位置コントローラにより配置可能である。搬入キャリアが配置され得て、常に電子コントローラにより制御される3つの位置とは、重量計上方の第1搬入位置と、フライヤー上方の第2搬出位置と、キャリアが上記2つの位置の間に配設される、操作と操作の間のキャリアの第3待機位置である。この搬入キャリアの第3待機位置において、冷凍庫キャビネット及びフライヤーは閉鎖及び密封を保たれて、冷凍庫からの熱漏れとフライヤーにおけるフライ作業から生じる蒸気漏れとの両方が防止される。
可動搬入キャリアは、冷凍庫の内部に配置されており、配給された製品がフライされている時点で、制御システムから第1搬入位置に向かう指示を受け取る。これにより、2つの重要な利点が得られる。まず第1に、配給された製品の重量を計測するのに1分かかる。これは通常のフライ時間である。これにより、全ての配給製品の絶対的な重量の均一性が保証される。第2に、購入者が、支払いを済ませてからフライされた配給製品を受領するのにかかる時間が顕著に短縮される。これは、配給された製品が予め重量を測定されているとともに、配給された製品が支払い後直ちにフライヤーに送られるためである。
フライ作業中に生じる蒸気を効果的に処理するために、分配装置は、フライヤーに接続された蒸気処理システムを有している。この蒸気処理システムは、少なくとも1つのコンデンサと、その出口に設けられた1組のフィルタとを備えている。また、蒸気処理システムは活性炭フィルタを有しており、このフィルタにおいて多孔性炭によって吸収フィルタリングが行われる。最終的に、フィルタリングされた後の気流は、排出される前にオゾン発生器により放出された気流と混合される。
時折実施されるフライヤーのクリーニング作業とメンテナンス作業とをより簡易なものとするために、このフライヤーは、分離及び接続可能な部品に、すなわちモータとフライ室とに、分割されなければならない。モータは分配装置の内部に固定されており、フライ室はこのモータに連結可能とされている。したがって、装置内のオイルをクリーニングしなければならない場合、フライ室を取り外すことだけが必要で、これにより、手作業による場合でも工業用食洗機による場合でも、モータが分配装置の内部に残ったまま、フライ室のクリーニング作業がより簡単なものとなる。
更に、フライヤーは、タブ内の異なる高さに配設された一連の温度計測プローブを有するオイル高さレベル制御システムを備えている。高さレベル制御システムは、タブの底部に配設されてこの領域の温度を測定する参照温度プローブと、任意の高さに配設されてその高さ位置における温度を測定する少なくとも1つの別の高さレベル温度プローブと、を有している。参照プローブと他のプローブとの間の温度差が所定値nを越える場合、ある任意の高さ位置がタブの底部に比較して非常に低い温度を有しているということが示唆される。なぜならば、その領域の当該高さ位置においてオイルがないからである。別の温度プローブがより高い高さ位置にある場合、最高高さレベルが同様に計測可能となる。この最高高さレベルにオイルが達すると、そのことが示唆される。なぜならば、参照プローブと高さレベルプローブとの温度差が、この場合、所定値n未満であるからである。最高高さレベルと最低高さレベルはこのようにして計測可能であり、これらの高さレベルの間にオイルの高さレベルが位置付けられ得る。このオイルの高さレベルがこれらの高さレベルの間にない場合、オイル高さレベル制御システムは、タブフライヤーの電源を切って、オイル量が不足又は超過しているままでフライ作業が行われないようにする。
また、これらの温度プローブは、オイルの温度について直ちに情報を提供するものである場合、耐火システムのようにも機能する。所定の安全温度を越えた場合、電源が自動的に落ちて、オイルを加熱している抵抗が接続を切られる。また、より低い高さレベル制御は、オイルの高さレベルがフライヤーの抵抗の有効領域を下回った事態を示唆して、火事が起こることを回避できる。追加の安全手段としてサーモスタットが設けられ、このサーモスタットは、ある所定の領域においてある温度に達した場合、自動的に電源を落とす。同様に、2つの温度プローブのいずれかに不具合が生じた場合、電源が自動的に落ちる。
外部要素を原因とする火事が起こった場合、製品入口及び製品出口の両方が実質的に密封されているため、酸素濃度が低くこれにより炎が外部に出る。
可能性の低い事態ではあるが、例えば破壊行為により、上記の安全システムが作動せず抵抗が接続を保たれ続けるような場合、フライヤーの内部で連続して火事が起こり得るが酸素不足のために消えるであろう。連続する一連の火事とその消火は完全にオイルを使い尽くして、電気抵抗が何等かの流体に浸漬されておらず高温であり続けるので、電気抵抗を“断絶”させ、外部要素を原因とする火事に対する安全を保証する。更に、分配装置のフライヤーは、極性成分制御プローブをも含み得る。オイルが健康に有害であり得るという理由で極性成分制御プローブにより測定された値が規定範囲から外れた場合、フライヤーは自動的に電源を切られる。特定の実施形態において、装置はフライヤーに接続されたポンプを有する。極性成分制御プローブにより測定された値が所定範囲から外れた場合、すなわち、オイルの品質が最低法定条件を満たさなくなった場合、このポンプとフライヤーの内部に配置されたフィルタの補助とにより、フライヤーからのオイルがフィルタリングされる。
本発明の他の特定の実施形態において、更に、装置は、フライヤー内に、ポンプと注入チューブと吸入チューブとからなる自動オイル注入システムを備える。自動オイル注入システムは、外部容器からオイルを取込み、それをフライヤー容器に注入する。
図1は、本発明の主題である分配装置の図であって、冷凍庫キャビネットは閉鎖されるとともに装置の下部は開放されて示し、その部品を示す。 図2は、図1の分配装置の冷凍庫キャビネットの内部と搬入手段とを、フライヤーとともに示す。 図3は、冷凍庫キャビネットのホッパ及びフライされるべき製品の計量器を示す。 図4は、本発明の搬入手段の図であって、分配装置の電子重量計及び搬入キャリアを示す。 図5は、モータとフライヤー容器、これらの異なる配置、及びこれらの連結手段の異なる図である。
本発明の実施形態を、一連の図面を参照しつつ、本発明の理解の助けとなるよう具体的且つ非制限的な態様において以下に説明する。
図1は、冷凍庫キャビネット1からなる本発明の主題であるフライ製品分配装置(フライ製品販売装置、フライ製品分与装置、フライ製品供給装置)を示す。冷凍庫キャビネット1は、電子重量計5に製品を運搬する冷凍製品計量器2を内部に有している。電子重量計5は、配給(分配、分与)されたフライされるべき製品の重量を測定し、これらの配給された製品はフライヤー3に供給される。更に、塩、ソース、食器やナプキン等の、フライ製品に対する補足アイテムを分配(販売、分与、供給)するための手段が設けられており、この手段はこれらの補足アイテムを、フライヤー3においてフライされた、ユーザが受け取るべき製品を入れた容器と一緒に配置するようになっている。本発明の好適な実施形態において、これらの補足アイテムは、各補足アイテムの種々の組合せを有する小箱に入れられた状態で分配される。
実施される全ての操作は、分配装置を制御(統制、管理)する電子制御システムによって制御される。
図2及び更に明瞭には図3に示すように、冷凍庫キャビネット1は、フライされるべき製品が貯蔵されるホッパ9を内部に有している。ホッパ9は、フライヤーに導入されるべき製品の総体をばらしてそれをフライヤーに案内する冷凍製品計量器2の内部に開いている(開口している)。
本発明の好適な実施形態によれば、本装置は多品目ホッパ9を有し得る。多品目ホッパ9は、単独フライ製品分配装置(単品目製品分配装置)を多品目製品分配装置とし、これにより市場に存在し得る他のフライ製品分配装置に対する優位性を提供する。
図3は、冷凍製品計量器2を詳細に示している。冷凍製品計量器2は、ギアモータ8により操作される回転スピンドル10からなるウォームから構成され、スピンドル10の表面にその全長に亘って螺旋状に配置された複数のピンを有している。このスピンドルは、回転動作によって、フライされるべき製品をホッパ9の底部に沿ってその出口へと移動させる。
冷凍製品計量器2は、製品を電子重量計5に案内する。電子重量計5は、製品を冷凍庫キャビネット1のホッパ9の冷凍製品計量器2から受け取り、正確な規定の一食分の製品を提供すべく、配給された製品によって製品の重量を測定する。可動搬入キャリア6は、重量計5によって重量を測定された一食分の製品をフライヤー3に運搬する。この搬入キャリア6は、別のギアモータ8により操作される。電子重量計5は軌道に配設され、この軌道に沿って搬入キャリア6が移動する。電子重量計5は、製品が載置されるとともに冷凍製品計量器2によって案内されるトレイを有している。更に、重量計5は、電子制御システムに接続されたひずみ計(ひずみゲージ)12を有している。電子制御システムは、分配装置を制御(統制、管理)するとともに、規定量に達するまでトレイに次第に載置されてゆく製品の合計重量を単純且つ正確に計測する。規定量に達した時点で、制御システムは計量器2を停止する。可動搬入キャリア6は、ギアモータ8に接続された移動スピンドル17によって移動させられる。可動搬入キャリア6は、重量計5からフライヤー3へ向かうその経路に沿う3つの位置に、ギアモータ8に設けられた、搬入キャリア6が配置される位置を常に検出している電子位置コントローラによって配置可能である。3つの位置とは、すなわち、重量計5上の第1搬入位置14と、フライヤー3の搬入口4上方の第2搬出位置と、他の2つの位置14,15との間に位置する第3待機位置16である。図4は、重量計5と搬入キャリア6を詳細に示し、更には搬入キャリア6が固定され得る3つのとり得る位置を示している。
図5に示すように、フライヤーは互いに分離可能な2つの部品、すなわち、フライヤーモータ7とフライ室13とから構成されている。フライヤーモータ7は分配装置に固定されており、フライ室13は分配装置に連結されている。それらは、オイルのクリーニング作業やメンテナンス作業のために、フライヤーモータ7が装置の内部に固定されたまま分離可能であって、これによりこれらの作業が非常に簡単なものとなる。
本発明の好適な実施形態において、フライヤー3に接続された蒸気処理システムが設けられている。蒸気処理システムは凝縮システムからなり、少なくとも1つのコンデンサと、凝縮システムに存在する流れから固体粒子を捉える少なくとも1つの金属フィルタと、吸着により流れから粒子を捉える後続の活性炭フィルタと、最後に、オゾン流を発するオゾン発生器とを有している。オゾン流は、活性炭フィルタの出口の流れと混合されて、これにより当該流れが外部に排出される前に浄化される。
更に、特定の実施形態によれば、分配装置のフライヤー3は、その底部に配設された温度参照プローブと、定められた複数の液面高に配設された、これらの位置の温度を測定する1組の温度プローブとを有している。温度参照プローブ及び残りの温度プローブにより測定された値における差は、オイルの液面高が定められた高さに達したかどうかを示す。もしオイルの液面高が所定の値の間になければ、分配装置を制御する電子制御システムはフライヤー3の電源を切る。本発明の好適な実施形態において、温度プローブはPT100プローブである。
更にまた、本発明の好適な実施形態において、フライヤー3は、消費者の健康に害を与え得る物質の量を測定する極性成分制御プローブを備えている。この極性成分制御プローブにより測定された値が所定の許容範囲から外れた場合、フライヤー3は自動的に電源を切られる。
頻繁に交換することなく使用されるオイルの処理に関する問題を解決するために、本発明の特定の実施形態において、分配装置は、フライヤー3に接続されたポンプと、フライヤー3の内部に設けられたフィルタとを備えている。このポンプはフライヤーのオイルを吸引して当該フィルタに通過させる。このようにしてオイルが処理された後、ポンプはオイルをフライヤー3に戻す。
本発明の追加の特定の実施形態において、装置は、ポンプと、注入チューブと吸入チューブとから構成される自動オイル注入システムを有している。この自動オイル注入システムは、オイルを外部容器から取込み、これをフライヤー容器に注入する。
更にまた、本発明の特定の実施形態によれば、フライヤー3は、風味(フレーバー)の混合を除去するためのシステムを有し得る。これによれば、フライヤー3のフライ室13は、暖められた領域において固形残留物貯蔵システムを有し、残留物がフライされて、その中にフライされた異なる食品(肉、野菜、魚、傷んだ食品、ジャガイモ等)間の風味の混合が生じることを防いでいる。フライヤー3は、フライ室13の内部に、抵抗又は他のオイル加熱手段から定められた高さにおいて配設された穿孔格子を有しており、この穿孔格子が抵抗又は加熱手段に対する食品の接触を防止するとともに、残留物が暖められた領域へ向かうことを許容する。利用されるフライ方法は、表面において製品を調理する工程からなり、このフライ方法では、オイルを加熱する基となる抵抗の下方にオイルの総量の4分の1程度を残す。このようなフライヤーとその部品の配置により、残留物は常に100℃未満となり、フライ領域が180乃至190℃であっても、残留物が燃焼してしまうことが防止されている。また、フライヤーは、最低限のオイル消費量と固形残留物排出システムを内蔵しており、これにより、先の製品の固形残留物が灰にされることを防止して、オイルの耐久性を向上させている。
本発明を明瞭に説明したが、上述の特定の実施形態は、詳細において与えられた、本発明の基本的原理や本質を変えない変更を受けられることを述べておく。
1.冷凍庫キャビネット
2.冷凍製品計量器
3.フライヤー
4.フライヤーの搬入口
5.電子重量計
6.搬入キャリア
7.フライヤーモータ
8.ギアモータ
9.冷凍庫キャビネットのホッパ
10.冷凍製品計量器のスピンドル
11.冷凍製品計量器のスピンドルの軸
12.重量計のひずみ計
13.フライヤーのフライ室
14.搬入キャリアの第1搬入位置
15.搬入キャリアの第2搬出位置
16.搬入キャリアの第3待機位置
17.搬入キャリアの移動スピンドル
考案は、食品分配装置(食品販売装置、食品分与装置)の技術分野に関する。更に詳細には、フライ製品分配装置の技術分野に関する。このようなフライ製品には、フレンチフライや他の事前にフライされ冷凍された烏賊、肉及び魚の切り身等の製品が含まれ、計量可能な製品は、様々な大きさを有する。特に、本考案は、フライされるべき製品を電子重量計に案内する冷凍製品計量器を備えた冷凍庫キャビネットを有するフライ製品分配装置に関する。電子重量計は受け取った製品の重量を測定し、製品を重量計からフライヤーへ、冷凍庫の内部に配置された搬入キャリアにおいて移送する。
今日、あらゆるタイプの多くの分配装置が知られているが、このような装置の中には食品分配装置、更に詳細にはフレンチフライ分配装置が含まれるに違いない。このような装置において、ユーザが支払いをした後、フライ製品が計量され、準備されて、分配(販売、分与)される。
多くのフレンチフライ分配装置は、フライヤーを使用する代わりに熱気を用いて機能するため、厳密にはこれらはフライ製品に関連し得ない。
従来技術における他の公知の装置は、内部にフライヤーを有し、製品は実際にフライされる。使用される初期製品は、皮を剥いたポテトではなく再水和ポテトペースト(rehydrated potato paste)であり、再水和ポテトペーストは様々なサイズに成形されているが、総じて互いに似通っている。更に、フライヤーを有する多くの分配装置は、蒸気処理システムとして単独の蒸気フィルタしか有していないため、実施される処理は効果的ではない。
スペイン特許公開番号ES2107367号は、従前の分配装置を改良した分配装置であって、マット状の活性炭フィルタからなるシステムを有する蒸気処理システムを備えたフライヤーを記載している。これによりフライ時の蒸気のフィルタリングが改良される。
しかしながら、フライヤーから出る蒸気は、依然として、フィルタにより除去されなかった大量の汚染物質と、高い水分量とを含んでいる。更に、この分配装置は、製品を移動させる従来の盲管型の螺旋形ウォーム(ブラインド螺旋形ウォーム)からなる計量手段を有しているが、このような装置は、特に初期製品が種々のサイズからなる場合、ウォームがしばしば詰まることがあるという欠点を有している。また、この装置は、搬入キャリアと、フライされるべき一食分の製品を準備するための計量重量計とを有している。重量測定及び搬入キャリアという移動システムは、釣り合い錘、マイクロスイッチ及びストッパによって実現されているため、その信頼性に問題があり、保守や修理が困難な作業であり、配給される製品の重量が一定でない。更に、購入者が配給された製品を購入する際に、分与される製品の重量が冷凍庫の外部で測定されるため、重量が規定に達して分配される製品がフライヤーに移送されるまでの購入者の待ち時間が長くなる。このような待ち時間に、配給される製品をフライヤー内でフライするのにかかる時間が追加されなくてはならない。同様に、配給される製品の重量が冷凍庫の外部で測定されるため、フライされるべき製品の残留物が重量計の台に落下してそこで室温において放置された場合、その後に腐敗する危険がある。
したがって、従来技術による従前のシステムに存在する欠点を解消するシステムが望まれている。
考案は、従来技術に有する問題を、フライされるべき製品を貯蔵するための冷凍庫キャビネットを備えたフライ製品分配装置によって解決するものである。フライされるべき製品は種々の冷凍準備製品業者により販売されるいかなる製品でもよく、このような製品は大量に冷凍庫キャビネットの内部のホッパに導入される。更に、冷凍庫キャビネットは、フライされるべき製品の重量を測定するための電子重量計に製品を運搬する製品計量器を有している。このフライされるべき製品は、縦型フライヤーに、ギアモータにより作動されるとともに冷凍庫の内部に配置された可動搬入キャリアを介して供給される。
更にまた、本考案の主題である分配装置は、ソース、塩、食器及びナプキン等の補足アイテムを分配するための手段を有している。このような補足アイテムは、分配機構により提供される小箱に入れられて、フライ製品と一緒に購入者に分配される。
実施される全ての動作は、分配装置を制御する電子制御システムによって管理される。
これらの要素により、ユーザは装置に支払いをし、フライ方法や補足アイテムを選択する。そしてフライヤーは、冷凍庫キャビネットの内部に配置された貯蔵ホッパから、搬入キャリアを介して直接的に受け取った製品をフライする。製品は、電子重量計によって重量を計測済みである。配給された製品がフライされた後、分配装置は、容器に入った製品をユーザに補足アイテムとともに分配する。これらは、小箱に入った状態で分配される。
冷凍庫キャビネットのホッパの計量器は、フライされるべき製品を重量計に載置するものであって、スピンドルからなるウォームである。スピンドルは、その周囲に螺旋状に配置された複数の軸(旋回軸、軸端部)を有している。スピンドルの動作は、ギアモータを介して達成される。この螺旋状構造物を形成するよう配置された一組の軸(旋回軸、軸端部)の配置は、従来技術の現行ウォームに対して有利である。なぜならば、本例において配置は従来の盲管型の螺旋ではないため、フライされるべき製品の不揃いを理由とするスピンドルの詰まりが回避されるとともに、この配置は更に種々の形状やサイズを有する多様な製品を効率的に計量するからである。従来の螺旋状構造物は、空洞のアーチの形成を招いていた。このような空洞のアーチが形成される理由は、製品が含む水分のため、および製品がさらされる低温のために、製品が互いにくっつくからである。そして螺旋状構造物はドリルを介して作動して中空円筒を形成する。しかしながら、このような影響は、本考案のスピンドルにより取り除かれる。
電子重量計は、電子制御システムに接続されたひずみ計(ひずみゲージ)を有するトレイからなり、精密な重量を得ることを可能にし、ひいてはフライされるべき製品の正確な計量を可能としている。
可動搬入キャリアは、ギアモータに接続された移動スピンドルにより移動される。この搬入キャリアは、重量計からフライヤーに向かうその経路に沿ったスピンドル上の3つの位置に、ギアモータに設けられた電子位置コントローラにより配置可能である。搬入キャリアが配置され得て、常に電子コントローラにより制御される3つの位置とは、重量計上方の第1搬入位置と、フライヤー上方の第2搬出位置と、キャリアが上記2つの位置の間に配設される、操作と操作の間のキャリアの第3待機位置である。この搬入キャリアの第3待機位置において、冷凍庫キャビネット及びフライヤーは閉鎖及び密封を保たれて、冷凍庫からの熱漏れとフライヤーにおけるフライ作業から生じる蒸気漏れとの両方が防止される。
可動搬入キャリアは、冷凍庫の内部に配置されており、配給された製品がフライされている時点で、制御システムから第1搬入位置に向かう指示を受け取る。これにより、2つの重要な利点が得られる。まず第1に、配給された製品の重量を計測するのに1分かかる。これは通常のフライ時間である。これにより、全ての配給製品の絶対的な重量の均一性が保証される。第2に、購入者が、支払いを済ませてからフライされた配給製品を受領するのにかかる時間が顕著に短縮される。これは、配給された製品が予め重量を測定されているとともに、配給された製品が支払い後直ちにフライヤーに送られるためである。
フライ作業中に生じる蒸気を効果的に処理するために、分配装置は、フライヤーに接続された蒸気処理システムを有している。この蒸気処理システムは、少なくとも1つのコンデンサと、その出口に設けられた1組のフィルタとを備えている。また、蒸気処理システムは活性炭フィルタを有しており、このフィルタにおいて多孔性炭によって吸収フィルタリングが行われる。最終的に、フィルタリングされた後の気流は、排出される前にオゾン発生器により放出された気流と混合される。
時折実施されるフライヤーのクリーニング作業とメンテナンス作業とをより簡易なものとするために、このフライヤーは、分離及び接続可能な部品に、すなわちモータとフライ室とに、分割されなければならない。モータは分配装置の内部に固定されており、フライ室はこのモータに連結可能とされている。したがって、装置内のオイルをクリーニングしなければならない場合、フライ室を取り外すことだけが必要で、これにより、手作業による場合でも工業用食洗機による場合でも、モータが分配装置の内部に残ったまま、フライ室のクリーニング作業がより簡単なものとなる。
更に、フライヤーは、タブ内の異なる高さに配設された一連の温度計測プローブを有するオイル高さレベル制御システムを備えている。高さレベル制御システムは、タブの底部に配設されてこの領域の温度を測定する参照温度プローブと、任意の高さに配設されてその高さ位置における温度を測定する少なくとも1つの別の高さレベル温度プローブと、を有している。参照プローブと他のプローブとの間の温度差が所定値nを越える場合、ある任意の高さ位置がタブの底部に比較して非常に低い温度を有しているということが示唆される。なぜならば、その領域の当該高さ位置においてオイルがないからである。別の温度プローブがより高い高さ位置にある場合、最高高さレベルが同様に計測可能となる。この最高高さレベルにオイルが達すると、そのことが示唆される。なぜならば、参照プローブと高さレベルプローブとの温度差が、この場合、所定値n未満であるからである。最高高さレベルと最低高さレベルはこのようにして計測可能であり、これらの高さレベルの間にオイルの高さレベルが位置付けられ得る。このオイルの高さレベルがこれらの高さレベルの間にない場合、オイル高さレベル制御システムは、タブフライヤーの電源を切って、オイル量が不足又は超過しているままでフライ作業が行われないようにする。
また、これらの温度プローブは、オイルの温度について直ちに情報を提供するものである場合、耐火システムのようにも機能する。所定の安全温度を越えた場合、電源が自動的に落ちて、オイルを加熱している抵抗が接続を切られる。また、より低い高さレベル制御は、オイルの高さレベルがフライヤーの抵抗の有効領域を下回った事態を示唆して、火事が起こることを回避できる。追加の安全手段としてサーモスタットが設けられ、このサーモスタットは、ある所定の領域においてある温度に達した場合、自動的に電源を落とす。同様に、2つの温度プローブのいずれかに不具合が生じた場合、電源が自動的に落ちる。
外部要素を原因とする火事が起こった場合、製品入口及び製品出口の両方が実質的に密封されているため、酸素濃度が低くこれにより炎が外部に出る。
可能性の低い事態ではあるが、例えば破壊行為により、上記の安全システムが作動せず抵抗が接続を保たれ続けるような場合、フライヤーの内部で連続して火事が起こり得るが酸素不足のために消えるであろう。連続する一連の火事とその消火は完全にオイルを使い尽くして、電気抵抗が何等かの流体に浸漬されておらず高温であり続けるので、電気抵抗を“断絶”させ、外部要素を原因とする火事に対する安全を保証する。更に、分配装置のフライヤーは、極性成分制御プローブをも含み得る。オイルが健康に有害であり得るという理由で極性成分制御プローブにより測定された値が規定範囲から外れた場合、フライヤーは自動的に電源を切られる。特定の実施形態において、装置はフライヤーに接続されたポンプを有する。極性成分制御プローブにより測定された値が所定範囲から外れた場合、すなわち、オイルの品質が最低法定条件を満たさなくなった場合、このポンプとフライヤーの内部に配置されたフィルタの補助とにより、フライヤーからのオイルがフィルタリングされる。
考案の他の特定の実施形態において、更に、装置は、フライヤー内に、ポンプと注入チューブと吸入チューブとからなる自動オイル注入システムを備える。自動オイル注入システムは、外部容器からオイルを取込み、それをフライヤー容器に注入する。
図1は、本考案の主題である分配装置の図であって、冷凍庫キャビネットは閉鎖されるとともに装置の下部は開放されて示し、その部品を示す。 図2は、図1の分配装置の冷凍庫キャビネットの内部と搬入手段とを、フライヤーとともに示す。 図3は、冷凍庫キャビネットのホッパ及びフライされるべき製品の計量器を示す。 図4は、本考案の搬入手段の図であって、分配装置の電子重量計及び搬入キャリアを示す。 図5は、モータとフライヤー容器、これらの異なる配置、及びこれらの連結手段の異なる図である。
考案の実施形態を、一連の図面を参照しつつ、本考案の理解の助けとなるよう具体的且つ非制限的な態様において以下に説明する。
図1は、冷凍庫キャビネット1からなる本考案の主題であるフライ製品分配装置(フライ製品販売装置、フライ製品分与装置、フライ製品供給装置)を示す。冷凍庫キャビネット1は、電子重量計5に製品を運搬する冷凍製品計量器2を内部に有している。電子重量計5は、配給(分配、分与)されたフライされるべき製品の重量を測定し、これらの配給された製品はフライヤー3に供給される。更に、塩、ソース、食器やナプキン等の、フライ製品に対する補足アイテムを分配(販売、分与、供給)するための手段が設けられており、この手段はこれらの補足アイテムを、フライヤー3においてフライされた、ユーザが受け取るべき製品を入れた容器と一緒に配置するようになっている。本考案の好適な実施形態において、これらの補足アイテムは、各補足アイテムの種々の組合せを有する小箱に入れられた状態で分配される。
実施される全ての操作は、分配装置を制御(統制、管理)する電子制御システムによって制御される。
図2及び更に明瞭には図3に示すように、冷凍庫キャビネット1は、フライされるべき製品が貯蔵されるホッパ9を内部に有している。ホッパ9は、フライヤーに導入されるべき製品の総体をばらしてそれをフライヤーに案内する冷凍製品計量器2の内部に開いている(開口している)。
考案の好適な実施形態によれば、本装置は多品目ホッパ9を有し得る。多品目ホッパ9は、単独フライ製品分配装置(単品目製品分配装置)を多品目製品分配装置とし、これにより市場に存在し得る他のフライ製品分配装置に対する優位性を提供する。
図3は、冷凍製品計量器2を詳細に示している。冷凍製品計量器2は、ギアモータ8により操作される回転スピンドル10からなるウォームから構成され、スピンドル10の表面にその全長に亘って螺旋状に配置された複数のピンを有している。このスピンドルは、回転動作によって、フライされるべき製品をホッパ9の底部に沿ってその出口へと移動させる。
冷凍製品計量器2は、製品を電子重量計5に案内する。電子重量計5は、製品を冷凍庫キャビネット1のホッパ9の冷凍製品計量器2から受け取り、正確な規定の一食分の製品を提供すべく、配給された製品によって製品の重量を測定する。可動搬入キャリア6は、重量計5によって重量を測定された一食分の製品をフライヤー3に運搬する。この搬入キャリア6は、別のギアモータ8により操作される。電子重量計5は軌道に配設され、この軌道に沿って搬入キャリア6が移動する。電子重量計5は、製品が載置されるとともに冷凍製品計量器2によって案内されるトレイを有している。更に、重量計5は、電子制御システムに接続されたひずみ計(ひずみゲージ)12を有している。電子制御システムは、分配装置を制御(統制、管理)するとともに、規定量に達するまでトレイに次第に載置されてゆく製品の合計重量を単純且つ正確に計測する。規定量に達した時点で、制御システムは計量器2を停止する。可動搬入キャリア6は、ギアモータ8に接続された移動スピンドル17によって移動させられる。可動搬入キャリア6は、重量計5からフライヤー3へ向かうその経路に沿う3つの位置に、ギアモータ8に設けられた、搬入キャリア6が配置される位置を常に検出している電子位置コントローラによって配置可能である。3つの位置とは、すなわち、重量計5上の第1搬入位置14と、フライヤー3の搬入口4上方の第2搬出位置と、他の2つの位置14,15との間に位置する第3待機位置16である。図4は、重量計5と搬入キャリア6を詳細に示し、更には搬入キャリア6が固定され得る3つのとり得る位置を示している。
図5に示すように、フライヤーは互いに分離可能な2つの部品、すなわち、フライヤーモータ7とフライ室13とから構成されている。フライヤーモータ7は分配装置に固定されており、フライ室13は分配装置に連結されている。それらは、オイルのクリーニング作業やメンテナンス作業のために、フライヤーモータ7が装置の内部に固定されたまま分離可能であって、これによりこれらの作業が非常に簡単なものとなる。
考案の好適な実施形態において、フライヤー3に接続された蒸気処理システムが設けられている。蒸気処理システムは凝縮システムからなり、少なくとも1つのコンデンサと、凝縮システムに存在する流れから固体粒子を捉える少なくとも1つの金属フィルタと、吸着により流れから粒子を捉える後続の活性炭フィルタと、最後に、オゾン流を発するオゾン発生器とを有している。オゾン流は、活性炭フィルタの出口の流れと混合されて、これにより当該流れが外部に排出される前に浄化される。
更に、特定の実施形態によれば、分配装置のフライヤー3は、その底部に配設された温度参照プローブと、定められた複数の液面高に配設された、これらの位置の温度を測定する1組の温度プローブとを有している。温度参照プローブ及び残りの温度プローブにより測定された値における差は、オイルの液面高が定められた高さに達したかどうかを示す。もしオイルの液面高が所定の値の間になければ、分配装置を制御する電子制御システムはフライヤー3の電源を切る。本考案の好適な実施形態において、温度プローブはPT100プローブである。
更にまた、本考案の好適な実施形態において、フライヤー3は、消費者の健康に害を与え得る物質の量を測定する極性成分制御プローブを備えている。この極性成分制御プローブにより測定された値が所定の許容範囲から外れた場合、フライヤー3は自動的に電源を切られる。
頻繁に交換することなく使用されるオイルの処理に関する問題を解決するために、本考案の特定の実施形態において、分配装置は、フライヤー3に接続されたポンプと、フライヤー3の内部に設けられたフィルタとを備えている。このポンプはフライヤーのオイルを吸引して当該フィルタに通過させる。このようにしてオイルが処理された後、ポンプはオイルをフライヤー3に戻す。
考案の追加の特定の実施形態において、装置は、ポンプと、注入チューブと吸入チューブとから構成される自動オイル注入システムを有している。この自動オイル注入システムは、オイルを外部容器から取込み、これをフライヤー容器に注入する。
更にまた、本考案の特定の実施形態によれば、フライヤー3は、風味(フレーバー)の混合を除去するためのシステムを有し得る。これによれば、フライヤー3のフライ室13は、暖められた領域において固形残留物貯蔵システムを有し、残留物がフライされて、その中にフライされた異なる食品(肉、野菜、魚、傷んだ食品、ジャガイモ等)間の風味の混合が生じることを防いでいる。フライヤー3は、フライ室13の内部に、抵抗又は他のオイル加熱手段から定められた高さにおいて配設された穿孔格子を有しており、この穿孔格子が抵抗又は加熱手段に対する食品の接触を防止するとともに、残留物が暖められた領域へ向かうことを許容する。利用されるフライ方法は、表面において製品を調理する工程からなり、このフライ方法では、オイルを加熱する基となる抵抗の下方にオイルの総量の4分の1程度を残す。このようなフライヤーとその部品の配置により、残留物は常に100℃未満となり、フライ領域が180乃至190℃であっても、残留物が燃焼してしまうことが防止されている。また、フライヤーは、最低限のオイル消費量と固形残留物排出システムを内蔵しており、これにより、先の製品の固形残留物が灰にされることを防止して、オイルの耐久性を向上させている。
考案を明瞭に説明したが、上述の特定の実施形態は、詳細において与えられた、本考案の基本的原理や本質を変えない変更を受けられることを述べておく。
1.冷凍庫キャビネット
2.冷凍製品計量器
3.フライヤー
4.フライヤーの搬入口
5.電子重量計
6.搬入キャリア
7.フライヤーモータ
8.ギアモータ
9.冷凍庫キャビネットのホッパ
10.冷凍製品計量器のスピンドル
11.冷凍製品計量器のスピンドルの軸
12.重量計のひずみ計
13.フライヤーのフライ室
14.搬入キャリアの第1搬入位置
15.搬入キャリアの第2搬出位置
16.搬入キャリアの第3待機位置
17.搬入キャリアの移動スピンドル

Claims (9)

  1. フライ製品分配装置であって、当該フライ製品分配装置は、
    −冷凍庫キャビネット(1)であって、
    −フライされるべき冷凍製品を貯蔵するホッパ(9)と、
    −冷凍製品計量器(2)と、
    −フライされるべき製品を受け取るように構成された、配給されたこのような製品の重量を測定して供給するための電子重量計(5)と、
    を内部に順に備えた冷凍庫キャビネット(1)と、
    −フライヤー(3)と、
    −ギアモータ(8)により操作される可動搬入キャリア(6)と、
    −食器、ソース、塩、ナプキン及びこれらの組合せから選択される補足アイテムを分配するための手段と、
    −フライされた製品を保持するように構成された容器を分配するための分配機構と、
    −前記分配装置を制御する電子制御システムと、を備え、
    前記冷凍製品計量器(2)はウォームであり、当該前記冷凍製品の計量器は、
    −ギアモータ(8)により操作される回転スピンドル(10)と、
    −前記スピンドル(10)に沿って螺旋状に配列された複数の軸(11)と、を備え、
    前記電子重量計(5)は、前記分配装置を制御する電子制御システムに接続されたひずみ計(12)を備え、
    前記可動搬入キャリア(6)は、前記ギアモータ(8)に接続された移動スピンドル(17)により移動させられるとともに、前記重量計(5)から前記フライヤー(3)に向かうその経路に沿う3つの位置に、前記ギアモータ(8)に設けられた電子位置コントローラにより、配置可能であって、
    前記3つの位置とは、
    −前記重量計(5)内の第1搬入位置(14)と、
    −前記フライヤー(3)の搬入口(4)上方の第2搬出位置(15)と、
    −前記第1搬入位置(14)と前記第2搬出位置(15)との間の第3待機位置(16)である、
    ことを特徴とするフライ製品分配装置。
  2. 前記フライ製品分配装置は、前記フライヤー(3)に接続された蒸気処理システムを備え、
    前記蒸気処理システムは、
    −少なくとも1つのコンデンサと、
    −金属フィルタ、布フィルタ、及びこれらの組合せから選択されるフィルタと、
    −活性炭フィルタと、
    −オゾン発生器と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のフライ製品分配装置。
  3. 前記フライヤー(3)は、
    −前記分配装置に固定されたモータ(7)と、
    −前記モータ(7)に連結可能なフライ室(13)と、を備え、
    両者は互いに分離可能である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のフライ製品分配装置。
  4. 前記フライヤー(3)は、
    −その底部に配設された温度参照プローブと、
    −所与の高さレベルに配設された温度プローブのセットであって、オイルの高さレベルが所与の高さに達した場合に、前記温度参照プローブ及び残りの温度プローブにより測定された値の差を表示する温度プローブと、を備え、
    前記分配装置を制御する前記電子制御システムは、オイルの高さレベルが所与の値の間に位置していない場合に、前記フライヤー(3)の電源を切る、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフライ製品分配装置。
  5. 前記温度プローブはPT100プローブである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフライ製品分配装置。
  6. 前記フライヤー(3)は、極性成分制御プローブを備え、
    前記極性成分制御プローブにより測定された値が規定範囲から外れた場合に、前記フライヤー(3)は自動的に電源を切られる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフライ製品分配装置。
  7. 前記フライ製品分配装置は、
    −前記フライヤー(3)に接続可能なポンプと、
    −前記フライヤー(3)の内部に配設されたフィルタと、を備え、
    前記極性成分制御プローブにより測定された値が規定範囲から外れた場合に、前記フライヤー(3)で使用されたオイルが前記フィルタによりフィルタリングされる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフライ製品分配装置。
  8. 前記フライ製品分配装置は、自動オイル注入システムを備え、
    前記自動オイル注入システムは、ポンプと、注入チューブと、吸入チューブと、を順に備え、
    前記自動オイル注入システムは、外部容器からオイルを取込み、これを前記フライヤーの前記フライ室(13)に注入する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のフライ製品分配装置。
  9. 食器、ソース、塩、ナプキン及びこれらの組合せから選択される前記補足アイテムは、前記補足アイテムそれぞれの異なる組合せを保持する小箱内に分配され、
    前記小箱は、前記補足アイテムを分配するための手段により分配される、
    ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載のフライ製品分配装置。
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