JP3203927U

JP3203927U - 収納ホルダー

Info

Publication number: JP3203927U
Application number: JP2016000376U
Authority: JP
Inventors: 正太郎西川
Original assignee: 正太郎西川
Priority date: 2016-01-13
Filing date: 2016-01-13
Publication date: 2016-04-28
Anticipated expiration: 2026-01-13

Abstract

【課題】内容物の枚数、サイズに対応した収納を可能にしたホルダーで、一枚の紙から成り、糊付けする事もなく、表示部分を立体的に見せる事ができ、強度的にも強く、コンパクトで、低コストな収納ホルダーを提供する。【解決手段】表示窓片１の中央に収納物を包含する十字の切り込み３を設けた折り返し片４を伴った包含片５ａ〜５ｄを設けた事を特徴とし、左右には補強片２を伴い、裏面構成片６の左右には補強片７と勘合用差し込み部８と嵌合用差し込み部１１と吊り下げ片１２と吊り下げ片１３を設け、裏面構成片１４には切り抜き穴１５と切り抜き穴１６と嵌合用の差し込み部１７が設られている。【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

この考案は、プリント写真、絵はがき、カード、その他、印刷物などを収納し、手軽に縱と横のスタンド式、および縱と横の壁掛け式に対応する収納ホルダーに関するものである。

従来の収納ホルダーは、いくつものパーツを使用し、内容物を１、２枚しか収納できず、しかもきわめて平坦な見せ方しか出来なかった。

考案が解決しようとする課題

これには次のような欠点があった。数種のパーツを組み合わせたり、厚い紙を使用したりしてコスト高になったり、部分的に接着剤を使用したりして複数の工程が必要になったりしていた。しかも見た目も固く、平坦な見せ方しかできなかった。本考案はこれらの問題点を解決する為になされたものである。

課題を解決するための手段

表示窓片（１）の中央には、収納物を包含する十字の切り込み（３）を設けた折り返し片（４）を伴った包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）を設ける。この表示窓片（１）の左右には補強片ｃ，ｄ（２）を設ける。また裏面構成片Ａ（６）には差し込み部ａ（８）を伴った嵌合片（９）とＵ型切り抜き穴（１０）が形成された差し込み部ｂ（１１）と、吊り下げ片ａ（１２）と吊り下げ片ｂ（１３）を設け、左右には補強片ａ，ｂ（７）を設ける。裏面構成片Ｂ（１４）には月形の切り抜き穴ａ（１５）と同じく月形の切り抜き穴ｂ（１６）と嵌合用差し込み部ｃ（１７）を設ける。本考案は以上の構成で包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）を折り上げ、収納物を入れ、折り返し片（４）を内側に折り曲げる事により、厚みのある数枚の表示紙を収納でき、さらに紙の反発効果による空間が生まれ、収納物をより立体的に見せる効果を生み出す事ができる一枚の紙から成る収納ホルダーである。

以下、本考案の組み立て方と実施の形態について説明する。
（イ）本考案の中央に位置する表示窓片（１）の中央には、収納物を包含する包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）が設けられている。そして、この包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）には十字の切り込み（３）を設け、厚みのある数枚の表示紙を収納できる折り返し片（４）を伴っている。また、左右には補強片ｃ，ｄ（２）が設けられている。
（ロ）本考案の上部に位置する裏面構成片Ａ（６）には差し込み部ａ（８）を伴う嵌合片（９）が設けられ、さらにＵ型の差し込み穴（１０）が形成された差し込み部ｂ（１１）を伴い、そして中央に穴を開けた吊り下げ片ａ（１２）と吊り下げ片ｂ（１３）を伴っている。また左右には表示窓片（１）と同じく補強片ａ，ｂ（７）が設けられている。
（ハ）本考案の下部に位置する裏面構成片Ｂ（１４）には嵌合用の月型の切り抜き穴ａ（１５）と同じく勘合用の月型の切り抜き穴ｂ（１６）と勘合用の差し込み部ｃ（１７）を伴っている。
本考案は以上の構成である。

次に各図を参照しながら組み立て手順と特徴を説明する。なお本図では各図に示す実線は輪郭線と切り込み線を、破線は折り曲げ線を示し、図２と８における一点鎖線は誘導線を示す。はじめに図１で示すように本発明は一枚の紙からなり、図２で示すように包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）の折り曲げ部を山折りに折り上げ、図３で示す様に収納物（１８）を置き、図４で示す様に包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）の各折り返し片（４）を内側に折り返し収納物（１８）を包含する。次に図５で示す様に、まず裏面構成片Ａ（６）の勘合用の差し込み部ａ（８）を伴う嵌合片（９）を折り曲げ、次に補強片ａ，ｂ（７）と補強片ｃ，ｄ（２）を順次折り込み、裏面構成片Ｂ（１４）を折り曲げ、包み込む。そして図６に示す様に裏面構成片Ａ（６）でさらに包み込み嵌合用の差し込み部ａ（８）と勘合用の差し込み部ｂ（１１）を合わせ裏面構成片Ｂ（１４）の勘合用の月型の切り抜き穴ａ（１５）に差し込み、図７で示す様に折り込みが完成する。図８で示す様に横に吊り下げる場合は吊り下げ片ａ（１２）を折り上げ、縱に吊り下げる場合は吊り下げ片ｂ（１３）を折り上げる。以上の図６、図７、８図は裏面からみた図であるが、図９は表面から見た吊り下げ完成図である。また、図１０はスタンド式の場合の図５以降の組み立て手順を示し、図１０で示す様に裏面構成片Ａ（６）と裏面構成片Ｂ（１４）を合わせ、図１１で示す様に、裏面構成片Ａ（６）の嵌合用の差し込み部ａ（８）と勘合用の差し込み部ｂ（１１）を合わせ裏面構成片Ｂ（１４）の勘合用の差し込み部ｃ（１７）をＵ型切り抜き穴（１０）に差し込み、差し込み部ａ（８）と差し込み部ｂ（１１）を月型の切り抜き穴ｂ（１６）に差し込み嵌合させ、スタンド式の組み立てが完成する。以上の図１０、図１１は裏面から見た図であるが、図１２は表面から見たスタンド式の縱型と横型の完成図である。そして、本考案の特徴として表示窓片（１）の四つの包含片（５）の折り返し片（４）によって得られる収納スペースは、より包括枚数を得る事ができ、写真サイズや葉書サイズに限定する事もなく、厚みのある印刷物も収納する事が可能である。さらに、この包含片（５）は図１３の完成写真で示す様に収納物を包む包含片（５）の折り返し片（４）を折り返す事で、表面に発生する弾力作用により表示部分に立体的な空間を作る事ができる。更なる特徴として本考案は、一枚の紙からなり、糊を使用せず組み立てることができ、補強片ａ，ｂ（２）、補強片ｃ，ｄ（７）を内側に折り曲げる事により、強度的にも強く、安価な写真用額縁として、手元で気軽に写真を取り替える事ができる。以上のように本考案は構造が簡単で表示部分を立体的に見せる事ができ、厚みのある内容物も収納でき、強度的にも強く、コンパクトで、低コストな収納ホルダーである。

考案の効果

表示窓片の四つの包含片の折り返し片によって得られる収納スペースは、より包括枚数を得る事ができ、写真サイズや葉書サイズに限定する事もなく、厚みのある内容物も収納する事が可能であり、販売促進物のホルダーとしても使用できる。さらに、この包含片は折り返し片を伴う事により、紙の反発効果による空間が生まれ、収納物をより立体的に見せる効果も生み出す。そして、本考案は一枚の紙からなり、糊を使用せず組み立てることができ、補強片を内側に折り曲げる事により、紙でありながら強度的にも強い。そして安価な写真用額縁として、手元で気軽に写真を取り替える事ができる。以上のように本考案は構造が簡単で表示部分を立体的に見せる事ができ、厚みのある内容物も収納でき、強度的にも強く、コンパクトで、低コストな収納ホルダーである。

本考案の折り曲げ前の展開図である。本考案の表示窓を作成する折り曲げ方を示す内側の斜視図である。本考案の収納物を置いた内側の斜視図である。本考案の収納物を包み込んだ内側の斜視図である。本考案の折り込み手順を示す内側の斜視図である。本考案の裏面から見た嵌合前を示す斜視図である。本考案の裏面から見た折り込み完成斜視図である。本考案の縱吊りの場合と横吊りの場合の吊り下げ片を折り上げた裏面から見た斜視図である。本考案の縱吊りの場合と横吊りの場合の表面から見た完成斜視図である。本考案の裏面から見たスタンド式の場合の嵌合前の折り込み斜視図である。本考案の裏面から見たスタンド式の場合の完成斜視図である。本考案のスタンド式の縱置きの場合と横置きの場合の表面から見た完成斜視図である。本考案を実際に壁に吊るした場合とスタンド式の場合の表示部分が立体的に見える事を示す完成写真である。

１表示窓片
２補強片ｃ，ｄ
３十字の切り込み
４折り返し片
５包含片ａ，ｂ，ｃ，ｄ
６裏面構成片Ａ
７補強片ａ，ｂ
８差し込み部ａ
９嵌合片
１０Ｕ型切り抜き穴
１１差し込み部ｂ
１２吊り下げ片ａ
１３吊り下げ片ｂ
１４裏面構成片Ｂ
１５切り抜き穴ａ
１６切り抜き穴ｂ
１７差し込み部ｃ
１８収納物

Claims

表示窓片（１）の左右に補強片ｃ，ｄ（２）を伴い、中央には収納物を包含する十字の切り込み（３）を設けた折り返し片（４）を伴った包含片ａ、ｂ、ｃ、ｄ（５）を設け、裏面構成片Ａ（６）には左右に補強片ａ，ｂ（７）と差し込み部ａ（８）を伴った嵌合片（９）とＵ型の切り抜き穴（１０）が形成された差し込み部ｂ（１１）とさらに吊り下げ片ａ（１２）と吊り下げ片ｂ（１３）を伴い、裏面構成片Ｂ（１４）には切り抜き穴ａ（１５）と切り抜き穴ｂ（１６）と、嵌合用の差し込み部ｃ（１７）が設けられた一枚の紙から成る収納ホルダー。