JP3203683B2 - 複数チャネル設定方式、着呼側端末装置、複数チャネル設定方法 - Google Patents

複数チャネル設定方式、着呼側端末装置、複数チャネル設定方法

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JP3203683B2
JP3203683B2 JP13632491A JP13632491A JP3203683B2 JP 3203683 B2 JP3203683 B2 JP 3203683B2 JP 13632491 A JP13632491 A JP 13632491A JP 13632491 A JP13632491 A JP 13632491A JP 3203683 B2 JP3203683 B2 JP 3203683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタル交換網を利
用する通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図3に示すように2台のテレビ会
議端末が統合サービス・ディジタル網(以下ISDN)
を介して接続される例を想定する。1は発呼側のテレビ
会議端末である。2は着呼側のテレビ会議端末である。
3はISDNである。101はテレビ会議端末1および
テレビ会議端末2との間に設定される第1の呼、102
は同じくテレビ会議端末1およびテレビ会議端末2との
間に設定される第2の呼である。
【0003】図4はテレビ会議端末1および2の内部ブ
ロック構成を示す。4は端末全体の動きを制御するCP
U(中央制御装置)5は端末の利用者が操作するキー
パッド6はキーパッド5からCPU4に利用者からの
入力情報を伝えるキーパッド情報7は端末とISDN
3を接続する回線インタフェースであるが、ここでは簡
単化のため基本インタフェースを想定する。8はISD
N3と端末との間で呼制御などの信号を送受するための
Dチャネル情報9はISDN3の加入者線で2本のB
(情報)チャネルと1本のDチャネルで構成される。1
0は第1のBチャネル情報11は第2のBチャネル情
12は第1のBチャネル情報10と第2のBチャネ
ル情報11相互間の網内での相対遅延を吸収する位相差
吸収回路13は音声、映像などの情報を符号化処理す
る符号化装置14は位相差吸収回路で相対遅延を吸収
され合成された主情報で、この中に符号化された映像デ
ータ、音声データなどが多重化されている。15はCP
U4と位相差吸収回路12および符号化装置13との間
で送受される制御情報16は符号化装置13で処理さ
れる映像データ17は映像情報の入出力を行う映像入
出力部18は符号化装置13で処理される音声デー
19は音声情報の入出力を行う音声入出力部であ
る。
【0004】図5は従来の呼設定時に用いられたDチャ
ネル・レイヤ3の呼設定(SETUP)メッセージの内
容を示す。
【0005】発呼側のテレビ会議端末1の利用者は発呼
する際に、キーパッド5に相手番号を含む情報をキーイ
ンして発呼動作を端末に指示する。キーパッド5からキ
ーパツド情報6がCPU4に伝えられ、CPU4はDチ
ャネル情報8を用いてISDN3の交換機に例えば図5
に示すような呼設定(SETUP)メッセージを送る。
網の交換機は受け付け処理を行い、もし支障がなけれ
ば、呼設定メッセージ内の着番号情報要素で指定された
着側テレビ会議端末に呼設定メッセージを送る。着側テ
レビ会議端末2は呼設定メッセージをチェックして支障
がなければ呼を受け付け、応答(CONNECT)メッ
セージを交換機に送る。
【0006】これにより1本の情報チャネル(本例では
Bチャネル=64kbps)がテレビ会議端末1とテレビ会
議端末2との間に設定される。このとき端末内部では第
1のBチャネル情報10が回線インタフェース7と位相
差吸収回路12との間で送受される。さらに双方のテレ
ビ会議端末1および2が2本の情報チャネルを用いて通
信できる能力がある場合には、発呼側の利用者のキーイ
ンなどにより、第2の呼つまり第2の情報チャネルが設
定される。
【0007】第2の呼を設定するためには、まず発呼側
テレビ会議端末1から第1の呼設定メッセージと同一内
容のメッセージがDチャネル情報として網の交換機に送
られる。着側テレビ会議端末2は第2の呼が第1の呼と
同一の端末(テレビ会議端末1)から発呼されたか否か
を判定する。すなわち、もし同一の端末から発呼された
呼ならば、着呼を受け付け前述第1の呼と同一の通信
(テレビ会議通信)としての処理を行う。もし別の端末
から発呼された呼ならば、着呼を拒否するか別の通信と
しての処理を行う。
【0008】着呼側の端末においてCPU4のソフトウ
エアが、第2の呼が同一の端末から発呼されたもの、す
なわち同一の通信に用いるものであるか否かの判別を行
うのに、従来は例えば国際電信電話諮問委員会(CCI
TT)SGXVに対して日本から91年2月に提出され
た寄書「COMMENTS ON H.320」に示さ
れるように、呼設定メッセージに含まれる発アドレス
(発呼端末のアドレス)あるいは発サブアドレス(発呼
端末のサブアドレス)もしくはその双方を用いていた。
例えば第2の呼を受信した際に、呼設定メッセージ中の
発アドレスが第1の呼設定メッセージ中の発アドレスと
等しければ、着呼を受け付ける。等しくなければ着呼を
拒否する。2本の関連する呼さらに一般化して複数の関
連した呼を設定する際の着呼側呼設定処理フローを図6
に示す。
【0009】着呼側のテレビ会議端末2が第2の呼設定
メッセージに対する応答メッセージを返すことで、第2
のBチャネル情報11が回線インタフェース7と位相差
吸収回路12との間で送受される。さらにそれぞれのテ
レビ会議端末1および2において、位相差吸収回路12
で2本のBチャネル情報10および11間の網内での相
対遅延を吸収し、1本の主情報チャネル14を合成す
る。本例では2本のBチャネル(64kbps)から、12
8kbpsの速度をもつ1本のチャネルを合成する。これに
映像データ16、音声データ18などを多重して相互通
信を行う。利用者は映像入出力部17から映像信号の入
出力、音声入出力部19から音声信号の入出力を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のISDN端末に
おける呼接続方法は以上のように構成されていた。しか
しある端末が構内交換機(以下PBX)を経由してIS
DN3に接続されていた場合、複数の呼を発したとき、
条件によっては第1の呼設定時の呼設定メッセージに含
まれる発アドレスと、第2の呼設定時の呼設定メッセー
ジに含まれる発アドレスが異なる場合がある。以下図7
を用いて説明する。20はISDN3に接続し内線側に
複数の端末を収容するPBXである。
【0011】すなわちPBX20がISDN3との間に
複数の回線(外線)を引いている場合、PBX20とI
SDN3との間の契約によっては別回線を利用する呼に
は互いに異なるISDN番号が割り当てられることがあ
る。そして回線の使用状況によってはPBX20の内線
側に収容されたある端末から発せられた第1の呼と第2
の呼とが別の回線(外線)に設定されるときがある。こ
のとき第1の呼設定メッセージに含まれる発アドレス
と、第2の呼設定メッセージに含まれる発アドレスが異
なる。したがって発呼側テレビ会議端末1は2本の情報
チャネルを関連づけて通信を行おうとしているにもかか
わらず、着呼側のテレビ会議端末2では第2の呼設定メ
ッセージに含まれる発アドレスが、第1の呼設定メッセ
ージに含まれる発アドレスと異なるので、別の端末から
発せられた呼と判断して着呼を拒否する可能性がある。
【0012】別の問題を図8に基づいて説明する。2
0、21はISDN3の同一回線にポイント・マルチポ
イント接続したファクシミリ端末である。この例では同
一のISDN回線上の1本のBチャネルをテレビ会議用
に、もう1本のBチャネルをファクシミリ用に使おうと
している。1本目のBチャネルを先に使用しているテレ
ビ会議端末2は、フアクシミリ20からファクシミリ2
1に発せられた第2の呼設定メッセージに含まれる発ア
ドレスが第1の呼設定メッセージの発アドレスと同一で
あることにより、誤って2本目のBチャネルに対する着
呼も受け付ける可能性がある。
【0013】この発明はかかる問題を解決するためにな
されたもので、テレビ会議端末などがPBXに接続され
ている場合でも、回線の使用状況あるいは契約内容など
にかかわらず、着呼側端末において、受信した複数の呼
が同一の相手端末から発せられ、かつ同一の通信に用い
ようとしていることを確実に判別できる方法を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る複数チャネル設定方式
は、発呼側端末装置が着呼側端末装置を指定した複数の
呼設定メッセージを作成して送信し、上記指定された着
呼側端末装置では上記複数の呼設定メッセージを受信し
支障がない場合には各呼設定メッセージに対応した応答
メッセージを返すことにより、上記発呼側端末装置と上
記着呼側端末装置との間に同一の通信に用いるための複
数のチャネルを設定するようにした複数チャネル設定方
式であって、上記発呼側端末装置は、着呼側端末装置と
の間に同一の通信に用いるための複数のチャネルを設定
する場合、上記着呼側端末装置を指定した複数の呼設定
メッセージのうち、第1の呼設定メッセージ以外の第1
以外呼設定メッセージに、当該第1以外呼設定メッセー
ジが上記第1呼設定メッセージに関連するものであるこ
とを示す呼関連情報を付加して送信し、上記着呼側端末
装置は、上記発呼側端末装置から上記第1呼設定メッセ
ージを受信し支障がない場合には応答メッセージを返し
上記発呼側端末装置との間に第1のチャネルを設定さ
せ、その後、次の呼設定メッセージを受信し支障がな
く、かつ上記呼関連情報が設定されている場合には、応
答メッセージを返し上記発呼側端末装置との間に上記第
1のチャネルと同一の通信に用いるための上記第1のチ
ャネル以外のチャネルを設定させる、ことを特徴とす
る。また、請求項2記載の発明に係る着呼側端末装置
は、発呼側端末装置が本装置を指定した複数の呼設定メ
ッセージを作成して送信し、本装置では上記複数の呼設
定メッセージを受信し支障がない場合には各呼設定メッ
セージに対応した応答メッセージを返すことにより、上
記発呼側端末装置との間に同一の通信に用いるための複
数のチャネルを設定するようにした着呼側端末装置であ
って、上記発呼側端末装置から第1の呼設定メッセージ
を受信し支障がない場合には応答メッセージを返し上記
発呼側端末装置との間に第1のチャネルを設定させ、そ
の後、次の呼設定メッセージを受信し支障がなく、かつ
当該次の呼設定メッセージに上記第1呼設定メッセージ
に関連するものであることを示す呼関連情報が設定され
ている場合には、応答メッセージを返し上記発呼側端末
装置との間に上記第1のチ ャネルと同一の通信に用いる
ための上記第1のチャネル以外のチャネルを設定させ
る、ことを特徴とする。 また、請求項3記載の発明に係
る複数チャネル設定方法は、発呼側端末装置が着呼側端
末装置を指定した複数の呼設定メッセージを作成して送
信し、上記指定された着呼側端末装置では上記複数の呼
設定メッセージを受信し支障がない場合には各呼設定メ
ッセージに対応した応答メッセージを返すことにより、
上記発呼側端末装置との間に同一の通信に用いるための
複数のチャネルを設定するようにした複数チャネル設定
方法であって、上記着呼側端末装置は、上記発呼側端末
装置から第1の呼設定メッセージを受信し支障がない場
合には応答メッセージを返し上記発呼側端末装置との間
に第1のチャネルを設定し、その後、次の呼設定メッセ
ージを受信し支障がなく、かつ当該次の呼設定メッセー
ジが上記第1呼設定メッセージに関連するものであるこ
とを示す呼関連情報が設定されている場合には、応答メ
ッセージを返し上記発呼側端末装置との間に上記第1の
チャネルと同一の通信に用いるための上記第1のチャネ
ル以外のチャネルを設定する、ことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明に係る複数チャネル設定方
式では、発呼側端末装置は、着呼側端末装置との間に同
一の通信に用いるための複数のチャネルを設定する場
合、上記着呼側端末装置を指定した複数の呼設定メッセ
ージのうち、第1の呼設定メッセージ以外の第1以外呼
設定メッセージに、当該第1以外呼設定メッセージが上
記第1呼設定メッセージに関連するものであることを示
す呼関連情報を付加して送信し、着呼側端末装置は、交
換機を介し発呼側端末装置から第1呼設定メッセージを
受信し支障がない場合には応答メッセージを返し上記発
呼側端末装置との間に第1のチャネルを設定させ、その
後、次の呼設定メッセージを受信し支障がなく、呼関連
情報が設定されている場合には、応答メッセージを返し
上記発呼側端末装置との間に上記第1のチャネルと同一
の通信に用いるための上記第1のチャネル以外のチャネ
ルを設定させる。また、請求項2記載の発明に係る着呼
側端末装置では、発呼側端末装置から第1の呼設定メッ
セージを受信し支障がない場合には応答メッセージを返
し上記発呼側端末装置との間に第1のチャネルを設定さ
せ、その後、次の呼設定メッセージを受信し支障がな
く、かつ当該次の呼設定メッセージに上記第1呼設定メ
ッセージに関連するものであることを示す呼関連情報が
設定されている場合には、応答メッセージを返し上記発
呼側端末装置との間に上記第1のチャネルと同一の通信
に用いるための上記第1のチャネル以外のチャネルを設
定させる。 また、請求項3記載の発明に係る複数チャネ
ル設定方法では、着呼側端末装置は、発呼側端末装置か
ら第1の呼設定メッセージを受信し支障がない場合には
応答メッセージを返し上記発呼側端末装置との間に第1
のチャネルを設定し、その後、次の呼設定メッセージを
受信し支障がなく、かつ当該次の呼設定メッセージが上
記第1呼設定メッセージに関連するものであることを示
す呼関連情報が設定されている場合には、応答メッセー
ジを返し上記発呼側端末装置との間に上記第1のチャネ
ルと同一の通信に用いるための上記第1のチャネル以外
のチャネルを設定する。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す、第2の呼
設定に用いる呼設定メッセージの内容である。従来の呼
設定メッセージの内容に加えユーザ・ユーザ情報要素を
含み、この情報要素中にこの呼設定メッセージに関わる
呼がすでに設定された呼と関連して用いられる、すなわ
ち複数の情報チャネルを用いて行う通信に供せられるも
のであり、かつ当該情報チャネルが複数の情報チャネル
のうち何番目のチャネルかを示す情報を入れる。図2は
この発明による呼設定方法を適用した、複数の関連した
呼を設定する際の着呼側呼設定処理フローである。
【0017】また、この実施例の構成は図3、図4に示
したものと同じである。 次に、動作を説明する。発呼側
のテレビ会議端末1の利用者は、基本的に従来の発呼動
作と同様の操作を行う。すなわち発呼する際に、キーパ
ッド5に相手番号を含む情報をキーインして発呼動作を
端末に指示する。キーパッド5からキーパッド情報6が
CPU4に伝えられ、CPU4はDチャネル情報8を用
いてISDN3の交換機に、従来と同様つまり図5に示
すような呼設定メッセージを送る。網の交換機は受け付
け処理を行い、もし支障がなければ、呼設定メッセージ
内の着番号情報要素で指定された着側テレビ会議端末2
に呼設定メッセージを送る。着側テレビ会議端末は呼設
定メッセージをチェックして支障がなければ呼を受け付
け、応答メッセージを交換機に送る。
【0018】ここでテレビ会議端末1およびテレビ会議
端末2双方の端末が複数の情報チャネルを用いて通信す
る。すなわち網から提供される複数の情報チャネルか
ら、1本の主情報チャネルを端末内で合成して1つの通
信を行う能力を有する場合、発呼側端末の利用者からの
キーパツド5への指示もしくは予めスイッチなどにより
行われる設定に基づいて、第2の呼設定が行われる。
【0019】このとき発呼側テレビ会議端末1のCPU
4は例えば図1に示すような呼設定メッセージ、すなわ
ちユーザ・ユーザ情報要素を含みこの情報要素中に当該
呼設定がすでに行われた呼設定と関連するものであるこ
と、および第2番目の情報チャネルであることを示す情
報をのせた呼設定メッセージを網に送出する。着呼側テ
レビ会議端末2は図2に示す呼設定処理フローに従って
着呼処理を行う。すなわち第2の呼設定メッセージを受
信したら、第1の呼設定時と同様の判定処理以外に、ユ
ーザ・ユーザ情報要素をチェックしその呼がすでに設定
された呼との関連を持つ呼であるか否かの判定を行う。
もし関連する呼であつたならば複数の情報チャネルのう
ち何番目のチャネルであるか、すなわち本例の場合すで
に設定された情報チャネルが1本あるので、受信した呼
設定メッセージが2番目の情報チャネルであることを示
しているか否かを判定する。2番目であるならば着呼を
受け付ける。受信した呼設定メッセージが以上の条件を
満たしていない場合は着呼を拒否する、あるいは別の通
信に用いるものとしての処理を行う。
【0020】2本の呼が設定されたならば、それぞれの
テレビ会議端末1および2は位相差吸収回路12で2本
の情報チャネル間の網内での相対遅延を吸収し、1本の
主情報チャネル14を合成する。本例では2本のBチャ
ネル(64kbps)から、128kbpsの速度をも
つ1本の情報チャネルを合成する。これに映像データ1
6、音声データ18などを多重して相互通信を行う。
【0021】また、図1および図2のユーザ・ユーザ要
素中の当該情報チャネルが複数の情報チャネルのうち何
番目のチャネルかを示す情報は、複数の呼の設定をより
確実にするためのものであり、場合によっては、除去し
てもよい。
【0022】実施例2. 上記実施例では情報チャネルを2本用いて行う通信を例
に述べたが、本発明による呼設定方法はそのまま3本以
上の情報チャネルを用いて行う通信にも適用できる。す
なわち第1の呼を設定した後、第2の呼を設定する際に
は発呼側テレビ会議端末1および着呼側のテレビ会議端
末2は上記実施例と同様の処理を行う。その後n=3以
上における第nの呼設定では、発呼側テレビ会議端末1
は呼設定メッセージのユーザ・ユーザ情報要素に当該呼
がすでに設定された呼との関連をもつものであること、
およびその情報チャネルが複数の情報チャネルのうち第
n番目の情報チャネルであることを示す情報を入れる。
【0023】着呼側テレビ会議端末2では通常の呼受け
付け判定のほかに、呼設定メッセージの中のユーザ・ユ
ーザ情報要素をチェックして当該呼がすでに設定された
呼と関連をもつ呼か否か、さらにすでに設定した情報チ
ャネルがn本あるならば当該呼が第(n+1)番目であ
ることを示しているか否かを判定する。これらの判定に
より当該呼が既存の呼との関連呼であること、および第
(n+1)番目の情報チャネルであること確認されたな
らば、着呼を受け付け、すでに設定された情報チャネル
との合成処理を行う。これらの条件を満たしていなけれ
ば着呼を拒否するか別の通信に供せられる呼として処理
する。
【0024】また、本実施例においても、ユーザ・ユー
ザ要素中の当該呼は、何番目の呼であるかの情報は省略
してもよい。
【0025】実施例3.上記実施例では第1の呼設定メ
ッセージは従来どおりで、第2以降の呼設定メッセージ
にユーザ・ユーザ情報要素を利用して当該呼が既存の呼
との関連する呼であることおよび第何番目の情報チャネ
ルであるかを示す情報をのせたが、第1の呼設定メッセ
ージに当該呼が後に設定される他の呼と関連するもので
あることを示す、あるいは関連呼であることに加えて当
該通信において合計何本の情報チャネルが使用されるか
を示す情報を含めても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発呼側端
末装置は、着呼側端末装置との間に同一の通信に用いる
ための複数のチャネルを設定する場合、第1の呼設定メ
ッセージ以外の第1以外呼設定メッセージに、当該第1
以外呼設定メッセージが第1呼設定メッセージに関連す
るものであることを示す呼関連情報を付加して送信し、
着呼側端末装置では、発呼側端末装置から第1の呼設定
メッセージを受信し支障がない場合には応答メッセージ
を返し上記発呼側端末装置との間に第1のチャネルを設
定させ、その後、呼設定メッセージを受信し、受信した
呼設定メッセージに呼関連情報が設定されている場合に
は、応答メッセージを返し上記発呼側端末装置との間に
上記第1のチャネルと同一の通信に用いるための上記第
1のチャネル以外のチャネルを設定させるので、発呼側
端末装置と着呼側端末装置との間で複数のチャネルを用
いた同一の通信を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の呼設定メッセージの内容を示
す図。
【図2】本発明の実施例の着呼側呼設定方法フローチャ
ート図。
【図3】テレビ会議端末を用いた通信の接続構成図。
【図4】テレビ会議端末の内部ブロック構成図。
【図5】従来の呼設定メッセージの内容を示す図。
【図6】従来の着呼側呼設定方法フローチャート図。
【図7】従来の呼設定方法における問題点を示す通信接
続構成図。
【図8】従来の呼設定方法における問題点を示す通信接
続構成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04L 29/08 H04M 3/00 H04M 3/56 H04Q 3/54 - 3/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼側端末装置が着呼側端末装置を指定
    した複数の呼設定メッセージを作成して送信し、上記指
    定された着呼側端末装置では上記複数の呼設定メッセー
    ジを受信し支障がない場合には各呼設定メッセージに対
    応した応答メッセージを返すことにより、上記発呼側端
    末装置と上記着呼側端末装置との間に同一の通信に用い
    るための複数のチャネルを設定するようにした複数チャ
    ネル設定方式であって、 上記発呼側端末装置は、 着呼側端末装置との間に同一の通信に用いるための複数
    のチャネルを設定する場合、上記着呼側端末装置を指定
    した複数の呼設定メッセージのうち、第1の呼設定メッ
    セージ以外の第1以外呼設定メッセージに、当該第1以
    外呼設定メッセージが上記第1呼設定メッセージに関連
    するものであることを示す呼関連情報を付加して送信
    し、 上記着呼側端末装置は、 上記発呼側端末装置から上記第1呼設定メッセージを受
    信し支障がない場合には応答メッセージを返し上記発呼
    側端末装置との間に第1のチャネルを設定させ、その
    後、次の呼設定メッセージを受信し支障がなく、かつ上
    記呼関連情報が設定されている場合には、応答メッセー
    ジを返し上記発呼側端末装置との間に上記第1のチャネ
    ルと同一の通信に用いるための上記第1のチャネル以外
    のチャネルを設定させる、 ことを特徴とする複数チャネル設定方式。
  2. 【請求項2】 発呼側端末装置が本装置を指定した複数
    の呼設定メッセージを作成して送信し、本装置では上記
    複数の呼設定メッセージを受信し支障がない場合には各
    呼設定メッセージに対応した応答メッセージを返すこと
    により、上記発呼側端末装置との間に同一の通信に用い
    るための複数のチャネルを設定するようにした着呼側端
    末装置であって、 上記発呼側端末装置から第1の呼設定メッセージを受信
    し支障がない場合には応答メッセージを返し上記発呼側
    端末装置との間に第1のチャネルを設定させ、その後、
    次の呼設定メッセージを受信し支障がなく、かつ当該次
    の呼設定メッセ ージに上記第1呼設定メッセージに関連
    するものであることを示す呼関連情報が設定されている
    場合には、応答メッセージを返し上記発呼側端末装置と
    の間に上記第1のチャネルと同一の通信に用いるための
    上記第1のチャネル以外のチャネルを設定させる、 ことを特徴とする着呼側端末装置。
  3. 【請求項3】 発呼側端末装置が着呼側端末装置を指定
    した複数の呼設定メッセージを作成して送信し、上記指
    定された着呼側端末装置では上記複数の呼設定メッセー
    ジを受信し支障がない場合には各呼設定メッセージに対
    応した応答メッセージを返すことにより、上記発呼側端
    末装置との間に同一の通信に用いるための複数のチャネ
    ルを設定するようにした複数チャネル設定方法であっ
    て、 上記着呼側端末装置は、上記発呼側端末装置から第1の
    呼設定メッセージを受信し支障がない場合には応答メッ
    セージを返し上記発呼側端末装置との間に第1のチャネ
    ルを設定し、その後、次の呼設定メッセージを受信し支
    障がなく、かつ当該次の呼設定メッセージが上記第1呼
    設定メッセージに関連するものであることを示す呼関連
    情報が設定されている場合には、応答メッセージを返し
    上記発呼側端末装置との間に上記第1のチャネルと同一
    の通信に用いるための上記第1のチャネル以外のチャネ
    ルを設定する、 ことを特徴とする複数チャネル設定方法。
  4. 【請求項4】 第2以降のチャネルを設定する呼設定メ
    ッセージに、当該チャネルを含み関連する複数のチャネ
    ルの何番目であるかを示す呼関連情報が設定されている
    ことを特徴とする請求項3記載の複数チャネル設定方
    法。
  5. 【請求項5】 第1のチャネルを設定する呼設定メッセ
    ージに、当該通信に用いられるチャネルの数を示す呼関
    連情報を含むことを特徴とする請求項3記載の複数チャ
    ネル設定方法。
JP13632491A 1991-06-07 1991-06-07 複数チャネル設定方式、着呼側端末装置、複数チャネル設定方法 Expired - Lifetime JP3203683B2 (ja)

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