JP3203661U - 窓障子の脱落防止装置 - Google Patents

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小林 正美
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Abstract

【課題】 既設のサッシに後付けで取付けできる窓障子の脱落防止装置の提供を課題とした。【解決手段】 引き違い窓をもつサッシにて、棒体(Z)を貫通させた障子懸架具(X・Y)を、障子に取付け、障子が棒体(Z)に上吊り懸架されるようにする。棒体(Z)は、棒体端保持具(BH)を具備したL型ブラケット(B1・B2)で棒体両端が保持され、該L型ブラケット(B1・B2)はサッシ上枠と縦枠の両方に跨がるように固定する。L型ブラケット(B1・B2)によって、サッシ上枠と縦枠の分離阻止の補強にもなっている。また、施工時の負担を軽減するために、棒体端保持具の保持部にはスプリングコイル、懸架具には棒体(Z)の貫通孔までの長さを調整する手段を具備する。【選択図】 図2

Description

本考案は、引き違い窓をもつサッシ(図1(a)参照)から障子が脱落することを防止する安全対策技術に関する。
引き違い窓をもつサッシ(1)では、内障子(2)と外障子(3)がサッシ窓枠(6・7)に走行可能で保持されている。窓障子の落下防止については、特許文献1から4に例示されるものが提案されている。しかし、障子保持具や障子の外れ止めが破壊された場合には、高所に設置された引き違い窓をもつサッシにて、障子が落下してヒトにぶつかって受傷する危険がある。
とくに東日本大震災のような大規模地震の振動に対しては、従来タイプの障子の保持具や障子の外れ止めだけで十分といえない場合もあり、追加的に落下防止対策を付加する必要性がある。
しかしながら、従来タイプの障子の保持具や障子の外れ止めは、いわゆる倹飩式(ケンドン式)に組み込まれたもので、これらを既設サッシに後付で取り付けるには、窓枠内に組み込まれた障子を取り外した上で、部品の取付けや加工を行わねばならず、容易に施工できずコストがかさむという問題があった。
考案者はかかる問題に注目し、特許文献5にあるような上吊り懸架の構成をヒントとして、既設サッシに対して後付で容易に取付け施工できる脱落防止構造を考案した。
実公平7-36061号公報(三協アルミニウム工業) 実公平8-5263号公報(新日軽) 特公平6-84702号公報(トステム) 特開平10-299323号公報(立山アルミニウム工業) 特開平10-246080号公報(川口技研)
本考案は、巨大地震での障子落下事故を予防する技術として、窓枠内に組み込まれた障子を取り外すことなく、既設サッシに後付で容易に取付け施工できる障子の脱落防止策の提供を課題とした。
請求項1に係る考案は、サッシの窓枠の上部の左端及び右端に配設され、棒体保持具を具備した左右1対のブラケット(B1・B2)と、前記棒体保持具に嵌入され、障子の上框と概平行に配置される棒体(Z)と、前記棒体(Z)が貫通する貫通孔(XH・YH)を有し、左右の障子の上框に取り付けられ、該障子の上框から貫通孔までの離隔する長さが異なる2つの障子懸架具(X・Y)と、からなる窓障子の脱落防止装置であって、本考案の骨格をなす手段を具備するものである。
請求項2に係る考案は、前記の右側ブラケット(B1)と左側ブラケット(B2)がL型又は三角形型のブラケットであることを特徴とする窓障子の脱落防止装置であり、サッシ窓枠の補強を兼ねる。
請求項3に係る考案は、右側ブラケット(B1)または左側ブラケット(B2)の棒体端保持具(BH)にて、棒体(Z)の端が嵌入保持される部位にスプリングコイルが配設されたことを特徴とする窓障子の脱落防止装置である。
請求項4に係る考案は、内障子懸架具(X)または外障子懸架具(Y)が、橋部(XB・YB)の長さ調節手段を兼備していることを特徴とする窓障子の脱落防止装置である。
前記調節手段は、障子懸架具が先頭部(R2)と繋ぎ胴体(R1)に分離された形態であって、該先頭部(R2)と繋ぎ胴体(R1)の接合面側には、右雌ネジ孔(FR)と左雌ネジ孔(FL)が相対して形成され、全長の概中央部から両方向にタップの切込みが異なる右雄ネジ(MR)と左雄ネジ(ML)を形成した複合ネジによって、繋ぎ部分の長さを調節することを特徴とする脱落防止装置である(請求項5)。
請求項1に係る装置は、通常時には、棒体(Z)が内障子懸架具(X)、外障子懸架具(Y)の貫通孔(XH・YH)を貫通した状態で障子の走行が可能で窓の開閉は自在である一方、地震などの非常時には、従来タイプの障子の保持具や障子の外れ止めが破壊されたとしても、障子は棒体(Z)を介して窓枠に懸架され脱落が回避できる。
そして、いわゆる倹飩式(ケンドン式)に組み込まれた従来の障子の保持具や障子の外れ止めを地震対策で組み込もうとしても、障子の取り外しを行わねばならず長い工期を要しコスト高であるのに対し、本考案装置は組み込まれた障子を取り外す必要がなく、既設サッシに後付で容易に施工でき、低コストである。
また、請求項2に係るL型又は三角形型のブラケットを採用すれば、サッシ上枠とサッシ縦枠が繋がれるので、地震振動によりサッシ自体の上枠と縦枠が分離するような損傷を予防するための補強になる副次的効果が得られる。
さらに、請求項3に係るスプリングコイルの配設または請求項4及び5に係る懸架具の胴体長の調節機構により、本装置の施工時又は保守をさらに容易にするという効果がある。
特に、請求項5に係る調節手段は、右ネジと左ネジを組み合わせた複合ネジで簡易な調節手段を実現する。
このように本考案装置は巨大地震での窓障子落下事故を低コストで予防する大きな効果を奏するものである。
(a)サッシ模式図、(b)本考案装置取付け後の模式図、(c)障子開状態の模式図、(d)装置部分を示す拡大図(e)三角形型ブラケット採用例図 本考案装置取付けを室内側から見た鳥瞰図 本考案装置取付けを室外側から見た鳥瞰図 (a)L型ブラケット説明図、(b)棒体端保持具(BH)のスプリングコイル説明図 (a)室内台座による取付け説明図、(b)室内外の台座による取付け説明図 本考案装置の試作部品の写真 本考案装置の試作部品の写真 試作部品を模擬サッシに取付けした写真 試作部品を模擬サッシに取付けした写真 戸当り部断面模式図 (a)線接触化摩擦対策の例図、(b)点接触化摩擦対策の例図、(c)線接触化の別例図 スペーサーの説明図 (a・b)胴体長調節手段の説明図、(c・d)平型切込み取り回し部による調節手段例図 突起を有する部材による摩擦対策の例図
本考案の装置は、内障子懸架具(X)、外障子懸架具(Y)、棒体(Z)、サッシ上部の室内側面に配設されるブラケット(B1・B2)と組み合わせによって構成される(図1、図2、図3参照)。
<障子懸架具の形態>
内障子懸架具(X)は、内障子の戸当たり縦框(4)あるいは召し合わせ縦框(4A)の上部又は戸当たり側の上框に結合され、外障子懸架具(Y)は、外障子の戸当たり縦框(5)の上部又は戸当たり側の上框に結合される。該結合は、障子の框を貫通するネジ(S)により、室外台座(Q')と雄ネジを有する室内側台座(Q)とかしめて、次に室内台座(Q)と前記懸架部(X・Y)をネジで接合することで実現する(図2、図3、図5(b)参照)。
他方、室内台座(Q)を室外台座(Q')と係合させず、タッピングネジを用いて、室内から直接、框に結合する方法も取りえる(図5(a)参照)。また、該懸架具は、該懸架部の底部を室内外の台座(Q・Q')を用いず、長いタッピングネジのみをもって框に結合するなど、いくつかの方法が考えられる。
本実施例で主に台座を用いた結合手段で示しているが、結合部位の余地、結合の強度を配慮して適切なものを選択できる。
内障子懸架具(X)は、前記結合手段による結合部から橋部(XB)を介して該橋部の長さだけ離隔した貫通孔(XH)を具備している。一方、外障子懸架具(Y)は、外障子の上框結合部から前記内障子懸架具の橋部(XB)の長さよりも長い橋部(YB)を介して離隔した貫通孔(YH)を具備している。
したがって、それぞれ橋部の長さ(LX・LY)は異なるものとなる。しかし、窓サッシの設置形態により、多種類の異なった長さの懸架具を揃えることは無駄ともなる。そこで、懸架具を棒体が貫通する貫通孔を有する先頭部(R2)と框に結合する繋ぎ胴体部(R1)に分離した構成としてもよい(図13参照)。
この構成により、製造加工の負担の大きい先頭部(R2)を1種類にして、複数の異なった長さの繋ぎ胴体(R1)を揃えれば、多様な長さの懸架具を揃えることができるものとなる。係る分離した形態の懸架具は、後述するように、懸架具の胴体長を調節する機構を設けることもできる。
なお、懸架具の胴体幅(W)は、少なくとも障子の戸当たりの縦框(5)の幅より小さくする必要がある(図10)。また、サッシの障子レール部の両端には、障子の縦框に配設されるクレセントとサッシとの衝突防止用戸当たり止め(図10着色部)があるのが一般的なので、戸当たり止めの長さ(W')より小さな値とし、内障子の縦框(4)と外障子懸架部(Y)との衝突を回避するのがさらに好ましい。
<棒体の形態>
棒体(Z)は、内障子懸架具の貫通孔(XH)および前記外障子懸架具の貫通孔(YH)を貫通する断面形状をもち、内障子懸架具の貫通孔(XH)および外障子懸架具の貫通孔(YH)を貫通し、かつ、棒体(Z)の両端が、左右のブラケット(B1・B2)の棒体端保持具(BH)に嵌入保持される。その左右ブラケット(B1・B2)はサッシ上部端の室内側面にネジ止め等で固定される。
通常時は、棒体(Z)が内障子懸架具(X)、外障子懸架具(Y)の貫通孔(XH・YH)を貫通した状態で障子の走行が可能で窓の開閉は自在である(図1(c)参照)。
一方、地震などの非常時に、従来タイプの障子の保持具や障子の外れ止めが破壊されたとしても、障子は棒体(Z)を介して窓枠に懸架され脱落が回避できる。本考案が目的とする障子の脱落を防止するという課題を実現し安全性を確保する。
<懸架具の貫通孔の形態>
貫通孔(XH・YH)は、棒体(Z)表面に接触しない大きな孔がよい。通常時は既設の戸車等で障子走行でき、棒体(Z)で障子を付加的に懸架する必要はなく、大きな孔として貫通孔(XH・YH)内面と棒体(Z)表面の接触摩擦が通常走行を妨げぬようにする。本実施例は円形断面の棒体及び貫通孔で示しているが、断面形状は様々なものを採用できる。
前述のように、貫通孔(XH・YH)は棒体(Z)表面に接触しない大きな孔として、通常時は貫通孔(XH・YH)内面と棒体(Z)表面とが非接触であるのがよい。しかしながら、障子開閉時に利用者が与える上向きの力で障子全体が上に動かされたり、障子戸車の摩耗による障子の下降などで接触は避けられない。
そこで、貫通孔(XH・YH)の内面に線状の内面突起(U)またはツノ状の内面突起(V)を配設するのがよい(図11(a・b)参照)。また、棒体(Z)表面長手方向に線状突起(U')を配設することもできる(図11(c)参照)。
これら突起にて、貫通孔(XH・YH)内面と棒体(Z)との面接触が線摩擦化ないしは点摩擦化され摩擦係数が低減される。突起(U・U'・V)はひとつ以上あればよく、各部材において表面加工ないしは内面加工の二次工程で突起(U・U'・V)を形成する。
突起(U・U')は、突起断面をもつ型枠で押出成形してもよい。もちろん突起を有する部材を貫通孔(XH・YH)に嵌め込んでもよい(図14参照)。
<懸架具を具備するブラケットの形態>
左右のブラケット(B1・B2)は、L型又は三角形型のブラケットが好適である(図1(d)(e)、図4(a)参照)。
すなわち、右側ブラケット(B1)は、サッシ上枠の左端の室内側面への接面(b6)およびサッシ右縦枠の室内側面への接面(b7)を有するL型又は三角形型のブラケットとして、サッシ上枠の右端の室内側面とサッシ右縦枠の室内側面に結合され、左側ブラケット(B2)は、サッシ上枠の左端の室内側面への接面(b6)およびサッシ左縦枠の室内側面への接面(b7)を有するL型又は三角形型のブラケットとして、サッシ上枠の左端の室内側面とサッシ左縦枠の室内側面に結合されるのが好ましい(図3参照)。
L型又は三角形型のブラケットをこのように配設すれば、サッシ上枠とサッシ縦枠が繋がれるので、地震振動による上枠と縦枠の分離を予防する補強になる副次効果を奏する。
<施工を配慮した調節機構の形態>
本装置の施工を考慮して、右側ブラケット(B1)または左側ブラケット(B2)の棒体端保持具(BH)の棒体端が嵌入保持される部位にスプリングコイルを配設するのも好適である(図4(b)参照)。
スプリングコイルにて、棒体(Z)の両端を棒体端保持具(BH)に嵌入させる作業、棒体(Z)の取り外し作業が容易になる。ただし逆に、棒体(Z)が外れ易くなる恐れもあるので作業性の確保との按配で採用を斟酌すればよい。
一方、前述したように橋部(YB)の長さ(LY)は、橋部(XB)の長さ(LX)よりも長く、好適には概ね内障子の厚みだけ長くする。しかしながら、長期間使用されつづければ障子は変形し、戸車で走行すると予想外の走行偏りが生じたりする。
そのため、現場では施工対象の障子ごとに橋部の長さを微妙に調整し、障子走行時に貫通孔(XH・YH)内面と棒体(Z)表面が接触して通常走行を妨げないクリアランスを確保するよう整えることが必要となる。
ゆえに、内障子懸架具(X)が、または、外障子懸架具(Y)が、橋部(XB・YB)の長さ調節手段を兼備しているのが好ましい。
かかる長さ調節手段として、簡易には内障子懸架具(X)または外障子懸架具(Y)が、橋部の長さ方向に複数の部材を結合できるようにして、長さ方向にいわゆるスペーサー(P)を挟み込む構成とするのが好適である(図12)。
また、上述した懸架部が分割されて先頭部(R2)と繋ぎ胴体(R1)とに分けた形態であれば、繋ぎ胴体(R1)と先頭部(R2)の相互に繋ぐ複合ネジ(MR+H+ML)をもって長さ調節を行うことができる(図13(a)参照)。当該複合ネジの形態は、全長の概中央部に取り回し部(H)を配設したものであって、該取り回し部の両方向にタップの切込みが異なる右雄ネジ(MR)と左雄ネジ(ML)を形成した特殊な形態である。
先頭部(R2)と繋ぎ胴体(R1)の接合面側には、前記特殊形態のネジの一端側と係合する右雌ネジ孔(FR)又は左雌ネジ孔(FL)を設ける。そうすれば、前記取り回し部(H)の回転で先頭部と繋ぎ胴体の接合部分の長さが変化し、懸架具の全体長を容易に調節することが可能となる(図13(b)参照)。
また、前記取り回し部(H)はナット形状でよいが、図13(c)のように平型切込みの取り回し部(H')でもよい。こうすれば平型を挟み込む簡易な工具で容易に取り回すことができる(図13(d)参照)。なお、図13は、二組の雌ネジ孔と複合ネジをもちいた例図であるが、雌ネジ孔と複合ネジは一組でもよいし、三組以上でもよい。
<実施参考図>
図6・図7は参考写真であって、開発段階で試作した本考案装置の部品群である。棒体(Z)は、円断面ポールを用い、L型のブラケットに具備される棒体端保持部(BH)は柄杓型の形態を採用し、ポール端を柄杓部に嵌合して結合する。
図8・図9は模擬サッシに本考案装置を取付けた参考写真である。このようにブラケットがサッシ上枠と縦枠の結合部に補強を兼ねて取付けられ、それに連結した棒体(Z)が懸架具(X)を介して障子を支えて脱落を防止する。
本考案の装置は耐候性から室内側に設置されるものであるが、原理的には室外側にも設置可能である。
1 引き違い窓をもつサッシ
2 内障子
3 外障子
4 内障子の戸当たり縦框
4A 内障子の召合せ縦框
5 外障子の戸当たり縦框
5A 外障子の召合せ縦框
6 サッシ上枠
61 サッシ上枠の右端の室内側面
62 サッシ上枠の左端の室内側面
7 サッシ縦枠
71 サッシ右縦枠の室内側面
72 サッシ左縦枠の室内側面
B1 右側ブラケット
B2 左側ブラケット
BH 棒体端が嵌入保持される棒体端保持具
b6 61または62への接面
b7 71または72への接面
FL 左ネジの雌ネジを切った切込み孔(左雌ネジ孔)
FR 右ネジの雌ネジを切った切込み孔(右雌ネジ孔)
ML 左雄ネジ
MR 右雄ネジ
H 取り回し部
H' 平型切込みの取り回し部
LX 橋部(XB)の長さ
LY 橋部(YB)の長さ
P スペーサー
Q 室内台座
Q' 室外台座
R 懸架具本体
R1 懸架具の繋ぎ胴体部
R2 懸架具の先頭部
S QまたはQ'を4へ固定するネジ
T QとRを嵌合後に固定するネジ
U XH・YH内面の線状突起
U' 棒体の線状突起
V XH・YH内面のツノ状突起
W Yの最大幅
W' 戸当たり止めの長さ
X 内障子懸架具
XB Xの橋部
XH Xの貫通孔
Y 外障子懸架具
YB Yの橋部
YH Yの貫通孔
Z 棒体

Claims (5)

  1. 引き違い窓をもつサッシから障子が脱落することを防止する装置であって、
    前記サッシの窓枠の上部の左端及び右端に配設され、棒体保持具を具備した左右1対のブラケット(B1・B2)と、
    前記棒体保持具に嵌入され、障子の上框と概平行に配置される棒体(Z)と、
    前記棒体(Z)が貫通する貫通孔(XH・YH)を有し、左右の障子の上框に取り付けられ、該障子の上框から貫通孔までの離隔する長さが異なる2つの障子懸架具(X・Y)と、からなる装置。
  2. 左右1対のブラケット(B1・B2)のいずれか又は両方が、サッシ上枠への接面(b6)およびサッシ縦枠への接面(b7)を有するL型又は三角形型のブラケットであり、該ブラケットが、前記サッシ上枠とサッシ縦枠に結合されている、請求項1に記載された装置。
  3. 左右1対のブラケット(B1・B2)のいずれか又は両方の棒体端保持具にて、棒体(Z)の端が嵌入保持される部位にスプリングコイルが配設された、請求項1または請求項2に記載された装置。
  4. 長さが異なる2つの障子懸架具(X・Y)のいずれか又は両方が、長さを調節する調節手段を兼備している、請求項1から請求項3のいずれかに記載された装置。
  5. 前記調節手段は、障子懸架具が先頭部(R2)と繋ぎ胴体(R1)に分離された形態であって、該先頭部(R2)と繋ぎ胴体(R1)の接合面側には、右雌ネジ孔(FR)と左雌ネジ孔(FL)が相対して形成され、全長の概中央部から両方向にタップの切込みが異なる右雄ネジ(MR)と左雄ネジ(ML)を形成した複合ネジによって、繋ぎ部分の長さを調節することを特徴とする請求項4に記載された装置。
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