JP3203597U - 水素水パック - Google Patents

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Abstract

【課題】水素水の水面をパック呑口頂部まで上昇させるユーザ動作を簡便かつ確実なものとし、パック内での空気残留を的確に抑制可能とする水素水パックを提供する。
【解決手段】水素水パック1において、少なくとも呑口部2を含むパック頂部4を透明材5で構成する。パック頂部4は、呑口部2と、この呑口部2の頂部3において内空7をパック外の空間と遮断するためのキャップ9が備わっている。
【選択図】図1

Description

本考案は水素水パックに関し、具体的には、水素水の水面をパック呑口頂部まで上昇させるユーザ動作を簡便かつ確実なものとし、パック内での空気残留を的確に抑制可能とする技術に関する。
一定量以上の水素が含まれる水を水素豊富水(以下、水素水)と呼ぶ。この水素水は、活性酸素を人体から除去する効果が期待されるとして、近年人気を博している。その仕組みは、水素水がいわゆる悪玉の結成酸素と結合することで、これを水に変換してしまうといったものになる。
但し、特段の配慮を行わなければ水素は水素水から迅速に抜け出してしまう懸念や、空気と接触して還元力を失いやすいといった懸念が存在する。そこで、そうした懸念に対処することを目的とした様々な技術が提案されてきた。
例えば、ペットボトルに充填しても、該ペットボトルから水素がほとんど抜け出ることのないペットボトルに充填可能な飲用水素水の製造方法を提供するとの目的で、炭酸カルシウム0.5〜3.0重量%、水酸化カルシウム5.0〜10.0重量%および酸化マグネシウム0.5〜3.0重量%と精製水84.0〜94.0重量%とを混合して白濁分散液を調製すると共に、該白濁分散液にリン酸35.0〜55.0重量%と精製水45.0〜65.0重量%を混合したリン酸水溶液を添加混合して得られた混合溶液に、クエン酸5.0〜13.0重量%と精製水87.0〜95.0重量%を混合したクエン酸水溶液を添加混合してコロイド状の酸性水溶液とする第1工程と、前記第1工程で製造されたコロイド状の酸性水溶液と、水酸化カリウム3.0〜7.0重量%、水酸化ナトリウム2.0〜6.0重量%および精製水87.0〜95.0重量%を混合して得られたアルカリ水溶液とを混合して、pHが5〜8の範囲である混合溶液を製造する第2工程と、前記第2工程で製造した混合溶液を、陰極水の酸化還元電位が−500mV以下になるまで電気分解して水素水原液を製造する第3工程と、前記第3工程により製造された水素水原液を、ミネラルウォーターで80〜120倍希釈して、水素含有量を0.01〜0.8mg/lの範囲の飲用水素水を製造する第4工程とにより製造することを特徴とするペットボトルに充填可能な飲用水素水の製造方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2012−139645号公報
ところで、一般に市販されている水素水パックは、その使用方法として、飲み残しがある場合にはパックを側方から押さえて水素水を呑口付近まで上昇させ、パック内の空気を出来るだけ抜いた状態で閉栓する、といった指示が示されていることがある。
こうした水素水パックの使用者が、この指示に従って水素水の水面をパック呑口まで上昇させようとしたとする。この時、水素水の水面を上昇させすぎると水素水がパック外に溢れ、一方、慎重になりすぎて水面を十分に上昇させないと、パック内に空気が残留してしまう。
そこで本考案は、上記のような課題に鑑みなされたものであって、水素水の水面をパック呑口頂部まで上昇させるユーザ動作を簡便かつ確実なものとし、パック内での空気残留を的確に抑制可能とすることを目的とする。
上記のような課題を解決する本考案の水素水パックは、内空に水素水を収容するパックであって、少なくとも呑口部を含む所定箇所が透明材で構成されていることを特徴とする。
本考案によれば、水素水の水面をパック呑口頂部まで上昇させるユーザ動作を簡便かつ確実なものとし、パック内での空気残留を的確に抑制できる。
本実施形態の水素水パックの全体構成を示す図である。 本実施形態の水素水パックでのユーザ操作に伴う状態遷移例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。図1は本実施形態の水素水パックの全体構成を示す図である。本実施形態における水素水パック1は、水素水の水面をパック呑口頂部まで上昇させるユーザ動作を簡便かつ確実なものとし、パック内での空気残留を的確に抑制可能とするものである。
本実施形態における水素水パック1は、概略形状自体は一般的なパックであり、略矩形の底部8とこの底部8の外周から立設された側部6、および側部6の上端部であるパック頂部4から主に成り立っている。このような構成の水素水パック1の内空7に水素水10が収容される。
また、パック頂部4は、当該水素水パック1のユーザが水素水を飲用するための呑口部2と、この呑口部2の頂部3において内空7をパック外の空間と遮断するためのキャップ9が備わっている。キャップ9は、例えば、呑口部2の外周面に備わるねじ溝と螺合して、内空7を水密に閉鎖する閉栓となる。勿論、この螺合を解けば呑口部2は開口する。こうした開閉機構自体は既存のものを選択して採用すればよい。
ここで本実施形態の水素水パック1に特徴的な構成としては、少なくとも呑口部2が透明材5で構成されている点である。呑口部2と共に、キャップ9を含むパック頂部4も透明材5で構成されているとすれば更に好適である。透明材5としては、合成樹脂のうち透明なもので、ユーザによる押圧動作などに対して自身が柔軟に凹む適宜な塑性と、水素水パック1として必要な構造を維持しうる靱性、および適宜な水密性、機密性を備えるものあればいずれでも採用出来る。
このことは、図2で示すように、側部6をユーザが押し込む動作を行い、そのことで内空7の容積が低減し、結果として水素水1の水面11が、内空7を呑口頂部3に向けて上昇する際、少なくとも呑口部2に水面11が達した以降は、水面11の位置が目視可能となることを意味する。また、キャップ9を含むパック頂部4も透明材5で構成されている場合、呑口部2に達する以前から、水素水1の水面11の位置を目視確認可能となる。
従って、水素水1の水面11を呑口頂部3まで上昇させるユーザ動作は、上述のように確実な目視確認を踏まえた簡便で確実なものとなる。そのため、水素水パック1の内空7を水素水1で満たし、内空7における空気残留を的確に抑制出来ることにつながる。
以上、本実施形態の水素水パックは、水素水の水面をパック呑口頂部まで上昇させるユーザ動作を簡便かつ確実なものとし、パック内での空気残留を的確に抑制可能である。
以上、本考案を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 水素水パック
2 呑口部
3 呑口頂部
4 パック頂部
5 透明材
6 側部
7 内空
8 底部
9 キャップ
10 水素水
11 水面

Claims (1)

  1. 内空に水素水を収容するパックであって、少なくとも呑口部を含む所定箇所が透明材で構成されていることを特徴とする水素水パック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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