JP3203203U - ブラジャー及びその持ち上げ構造 - Google Patents

Abstract

【課題】ノンワイヤーブラジャーに応用可能で良い着心地を有するブラジャー持ち上げ構造を提供する。【解決手段】ブラジャー持ち上げ構造２００は、ボウル状となり、高い膨出中心を有するカップ２１０と、カップ２１０の一方の側に設けられている縁部２２０と、一端が縁部２２０に接続されている弾性部２３１と、弾性部２３１の他端及びカップ２１０に接続されている非弾性部２３２と、を含む持ち上げ部材２３０と、を備え、弾性部２３１は、力を受けた後で縁部２２０を高い膨出中心へ支持し引き上げるように連動させる。これにより、弾性部２３１の張力によって、縁部２２０が更にカップの高い膨出中心へ寄せて、バストを持ち上げる効果がある。【選択図】図１

Description

本考案は、ブラジャーに関し、特に、持ち上げ効果を有するブラジャー及びその持ち上げ構造に関する。

一般的に、女性は、乳房を保護し美観性を向上させるために、ブラジャーを装着する。しかしながら、大部分の女性のバストのサイズ及び形が異なるため、当業者により、異なるニーズに対応するための、異なる種類や機能のブラジャーが開発された。

大まかに言えば、現在のブラジャーには、基本的な保護作用に加え、更に、プッシュアップの効果が必要である。例えば、乳房の視覚上のサイズアップ及びプッシュアップの目的を達成するためにブラジャーにパットを入れると共に、乳房を支持するアンダーワイヤーを入れるようになる。しかしながら、このような下着であれば、圧迫感がひどいので、女性が一日装着した後でよく強い不快を感じる。

そこで、当業者により、本体内にカップが設けられ、ブラトップの弾力性によってバストの形を固定して、バスト支持やよい着心地の機能を有するブラトップが開発された。しかしながら、このようなブラトップは、外観が美しくないので、相変わらず制限性がある。

これに鑑みて、よい着心地と持ち上げ効果を両立させるブラジャーを如何に効果的に開発するかは、当業者が力を尽くす目標となる。

本考案は、ブラジャー持ち上げ構造を有し、ブラジャー持ち上げ構造の構造配置により、ブラジャーにリフトアップという効果を持たせ、且つこのようなブラジャー持ち上げ構造がノンワイヤーブラジャーに応用可能となり、更に使用者のよい着心地を向上させるブラジャーを提供する。

本考案の一態様によれば、ボウル状となり、高い膨出中心を有するカップと、カップの一方の側に設けられる縁部と、一端が縁部に接続されている弾性部と、弾性部の他端及びカップに接続されている非弾性部と、を含む持ち上げ部材と、を含み、弾性部は、力を受けた後で縁部を高い膨出中心へ支持し引き上げるように連動させるブラジャー持ち上げ構造を提供する。

これにより、弾性部の張力によって、縁部が更にカップの高い膨出中心へ寄せて、カップがもっと完全的にバストを接着し支持して、バストを持ち上げる効果がある。

前述のブラジャー持ち上げ構造によれば、カップの下縁に設けられ、縁部に接続されているソフトリブを更に含み、且つ弾性部及び非弾性部がソフトリブに接続されている。持ち上げ部材は、カップとの間に袋状空間を有するシート状構造であってもよい。なお、持ち上げ部材の面積は、カップの面積の１／２であり、持ち上げ部材がカップの下半部に設けられてもよい。

本考案の別の態様によれば、左右が反対し且つ互いに接続すると共に、ボウル状となり、高い膨出中心を有するカップと、カップの一方の側に設けられる縁部と、一端が縁部に接続されている弾性部と、弾性部の他端及びカップに接続されている非弾性部と、を含む持ち上げ部材と、をそれぞれ含む２つのブラジャー持ち上げ構造と、各縁部の各々に接続されている２つの肩紐と、各カップ及び各肩紐の各々に接続されている２つのバック部と、を含み、各弾性部が力を受けた後で対応する縁部を引いて対応する高い膨出中心へ支持し引き上げるブラジャーを提供する。

前述のブラジャーによれば、各ブラジャー持ち上げ構造は、カップの下縁に設けられ、縁部に接続されているソフトリブを更に含んでもよく、且つソフトリブは、弾性部及び非弾性部に接続されている。各持ち上げ部材の面積は、対応する各カップの面積の１／２であってもよい。各持ち上げ部材は、対応するカップとの間に袋状空間を有するシート状構造であってもよい。２つの縁部は、弾力性を有してもよい。なお、前述のブラジャーは、２つのカップに接続されている土台を更に備える。

本考案の一実施形態に係るブラジャーを示す模式的な斜視図である。 図１に示すブラジャーの切断線２−２に沿う模式的な断面図である。 図１に示すブラジャーの一部の使用状態を示す模式図である。

以下、図面で本考案の複数の実施例を説明し、明らかに説明するために、数多くの実際の細部を下記でまとめて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実際の細部が、本考案を制限するためのものではない。つまり、本考案の実施形態の一部において、これらの実際の細部は、必須なものではない。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造及び素子は、図面において簡単で模式的に示されている。また、重複する素子は、同じ番号で示されている。

図１を参照されたい。図１は、本考案の一実施形態に係るブラジャー１００を示す模式的な斜視図である。ブラジャー１００は、左右が反対し且つ互いに接続する２つのブラジャー持ち上げ構造２００を備える。２つのブラジャー持ち上げ構造の各々は、カップ２１０と、縁部２２０と、持ち上げ部材２３０と、を含む。カップ２１０がボウル状となり、高い膨出中心Ｐ（図２Ａ参照）を有する。縁部２２０がカップ２１０の一方の側に設けられる。持ち上げ部材２３０は、一端が縁部２２０に接続されている弾性部２３１と、弾性部２３１の他端及びカップ２１０に接続されている非弾性部２３２と、を含む。弾性部２３１は、力を受けた後で縁部２２０を高い膨出中心Ｐへ支持し引き上げるように連動させる。

これにより、弾性部２３１が力を受けた後で弾力の作用で縁部２２０を連動させることで、縁部２２０がカップ２１０の高い膨出中心Ｐへ寄せるため、縁部２２０が体のバストの曲線に一層適合になると共に、カップ２１０がより完璧的に体のバストにぴったり合わせて支持し、体のバストに対する持ち上げ効果を持つようになる。以下、本実施例の細部構造についてより詳しく説明する。

カップ２１０は、コットン、シルク、又は他の如何なる素材で製造されてもよく、また、女性のバストの形に一層適合するように、加圧成形又は縫製成形によって、ボウル状の構造にしてもよい。

縁部２２０は、カップ２１０の一方の側に設けられる。本実施例において、縁部２２０は、体の脇下に近い位置にほぼ等しい位置に設けられ、また、ブラジャー１００が体に装着されている場合に体の曲線に一層適合するように、弾力性を有してもよい。

ソフトリブ２４０は、カップ２１０の下縁に設けられ、より確実に言えば、体のバストの下縁の位置に対応する。本実施例において、ソフトリブ２４０と縁部２２０とは、互いに接続し、且つ両者の材質が異なる。他の実施例において、ソフトリブ２４０は、これに限定されないが、縁部２２０と一体成形してもよい。

持ち上げ部材２３０がカップ２１０の下半部に設けられ、且つ弾性部２３１が縁部２２０及びソフトリブ２４０に接続されており、非弾性部２３２もソフトリブ２４０に接続されている。本実施例において、持ち上げ部材２３０の面積は、約カップ２１０の面積の１／２である。

図２Ａ及び図２Ｂを参照されたい。図２Ａは、図１に示すブラジャー１００の切断線２−２に沿う模式的な断面図を示す。図２Ｂは、図１に示すブラジャー１００の一部の使用状態を示す模式図（切断線２−２に沿うものである）である。持ち上げ部材２３０は、カップ２１０との間に袋状空間２５０を有するシート状構造である。そのため、図２Ｂに示すように、ブラジャー１００が体のバストＢに装着されている場合、持ち上げ部材２３０が体のバストＢに押されて、高い膨出中心Ｐの方向へ伸びる。この場合、袋状空間２５０が体のバストＢに押されて圧縮又は消失し、弾性部２３１が力を受けた後で縁部２２０を高い膨出中心Ｐへ支持し引き上げるように連動させ、且つ弾性部２３１もソフトリブ２４０（図１参照）に接続されているため、弾性部２３１が力を受けた後で、同時に体のバストＢを支持するようにソフトリブ２４０を高い膨出中心Ｐの方向へ連動させて、更に持ち上げ効果を達成する。

また、図１を参照されたい。ブラジャー１００は、２つの肩紐３００と、２つのバック部４００と、土台５００と、を更に備える。各肩紐３００が各縁部２２０に接続されており、各バック部４００が各カップ２１０に接続されており、土台５００が２つのカップ２１０に接続されている。

本実施例において、縁部２２０が弾力性を有するため、ブラジャー１００が装着されている場合、縁部２２０が肩紐３００により伸びられると共に、持ち上げ部材２３０によりも伸びられるので、ブラジャー１００が体のバストに一層フィットするようになり、且つブラジャー１００のアップ効果を向上させることができる。

上記の実施形態から、本考案は、以下のメリットを有することが分かれる。

一、弾性部が力を受けた後で弾力の作用により縁部をカップの高い膨出中心へ寄せるように連動させるため、縁部が体のバスト曲線に一層適合になると共に、カップがより完全的に体のバストにぴったり合わせて支持し、体のバストに対する持ち上げ効果を持つようになる。

二、非弾性部の設置により、使用者の装着時に一層よい着心地が感じられ、且つ非弾性部が押圧により変形することはないため、非弾性部が押圧された後で、弾性部を、変形すると共に縁部を移動させる張力を発生するように引いて、着心地と持ち上げ性能を両立させることができる。

三、持ち上げ部材の面積は、約カップの面積の１／２である場合、弾性部は、バストの重量の全部を受け、更にその作用が最大限に発揮する。

四、持ち上げ部材がカップとの間に袋状空間を有するシート状構造である場合、持ち上げ効果を達成するように、より大きな変形空間を弾性部に持たせることができる。

五、ブラジャーが装着されている場合、肩紐が縁部を引くので、縁部が弾力性を有すれば、同時に肩紐及び持ち上げ部材に引かれて、ブラジャーが体のバストに一層フィットするようになり、ブラジャーのアップ効果を向上させる。

本考案を実施形態で前述の通り開示したが、これは本考案を限定するためのものではなく、当業者であれば、本考案の精神と範囲から逸脱しない限り、各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲で指定した内容を基準とするものである。

１００ ブラジャー
２００ ブラジャー持ち上げ構造
２１０ カップ
２２０ 縁部
２３０ 持ち上げ部材
２３１ 弾性部
２３２ 非弾性部
２４０ ソフトリブ
２５０ 袋状空間
３００ 肩紐
４００ バック部
５００ 土台
Ｐ 高い膨出中心
Ｂ 体のバスト

Claims (11)

1. ボウル状となり、高い膨出中心を有するカップと、
   前記カップの一方の側に設けられている縁部と、
   一端が前記縁部に接続されている弾性部と、前記弾性部の他端及び前記カップに接続されている非弾性部と、を含む持ち上げ部材と、
   を備え、
   前記弾性部は、力を受けた後で前記縁部を前記高い膨出中心へ支持し引き上げるように連動させるブラジャー持ち上げ構造。
2. 前記カップの下縁に設けられており、前記縁部に接続されているソフトリブを更に備え、且つ前記弾性部及び前記非弾性部が前記ソフトリブに接続されている請求項１に記載のブラジャー持ち上げ構造。
3. 前記持ち上げ部材は、前記カップとの間に袋状空間を有するシート状構造である請求項２に記載のブラジャー持ち上げ構造。
4. 前記持ち上げ部材の面積は、前記カップの面積の１／２である請求項３に記載のブラジャー持ち上げ構造。
5. 前記持ち上げ部材は、前記カップの下半部に設けられており、且つ面積が前記カップの面積の１／２であり、前記カップとの間に袋状空間を有する請求項１に記載のブラジャー持ち上げ構造。
6. 左右が反対し且つ互いに接続すると共に、ボウル状となり、高い膨出中心を有するカップと、カップの一方の側に設けられている縁部と、一端が前記縁部に接続されている弾性部と、前記弾性部の他端及び前記カップに接続されている非弾性部と、を含む持ち上げ部材と、をそれぞれ含む２つのブラジャー持ち上げ構造と、
   各前記縁部の各々に接続されている２つの肩紐と、
   各前記カップ及び各前記肩紐の各々に接続されている２つのバック部と、
   を備え、
   各前記弾性部は、力を受けた後で対応する前記縁部を引いて対応する前記高い膨出中心へ支持し引き上げるブラジャー。
7. 各前記ブラジャー持ち上げ構造は、前記カップの下縁に設けられており、前記縁部に接続されているソフトリブを更に備え、且つ前記弾性部及び前記非弾性部は前記ソフトリブに接続されている請求項６に記載のブラジャー。
8. 各前記持ち上げ部材は、対応する前記カップとの間に袋状空間を有するシート状構造である請求項６に記載のブラジャー。
9. 各前記縁部は、弾力性を有する請求項６に記載のブラジャー。
10. 各前記持ち上げ部材の面積は、対応する各前記カップの面積の１／２である請求項６に記載のブラジャー。
11. ２つの前記カップに接続されている土台を更に備える請求項６に記載のブラジャー。

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