JP3202816U - 自立型袋 - Google Patents

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滋和 梅村
滋和 梅村
亮 千原
亮 千原
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Abstract

【課題】内容物の移し替えが円滑に進む自立型袋を提供することを目的とする。【解決手段】自立型袋1は、上辺11、下辺及び両側部の4辺がヒートシールで止められてなる。肩部に設けられた注ぎ口2から、容器に内容物を注ぎ出す。注ぎ口2の下方に、上記容器口の先端に接触させて上記注ぎ出し動作に取り掛かるための取り掛かり用凹部13が形成されている。取り掛かり用凹部13の下方に、上記注ぎ出しの姿勢を安定化させるための、取り掛かり用凹部13よりも底が深い姿勢安定化用凹部14が形成されている。取り掛かり用凹部13の谷底から姿勢安定化用凹部14の谷底までは、S字状の斜面15で結ばれている。【選択図】図1

Description

本考案は一般に自立型袋に関するものであり、より特定的には、容器の口に動かないように固定して、詰め替えを円滑に行うことができるように改良された自立型袋に関する。
従来、各種液体化粧品、クレンザー、柔軟剤、エマルジョン糊、各種飲料、醤油、ソース、麺つゆなどの液体調味料のような液状物や、粉乳、ココアなどの粉体は、主に、プラスチックボトル、ガラス瓶、金属缶などの保形性のある容器に充填され、流通・使用に供され、使用後の容器は廃棄処分にされていた。しかし、そのため資源が消費され、商品に占める容器コストの割合も無視できないものがあった。そこで、廃棄物処理の問題も考慮し、これらの容器は、使用後、分別処理され、回収、リサイクルすることも進められている。
このような見地から、使用後のボトルなどの容器に同一内容物を補充するために用いる詰め替え用袋としても使用することができる、図3に示すようなスタンディングパウチと呼ばれる詰め替え用袋が提案されている(特許文献1,2参照)。
図3(A)、(C)に示す詰め替えパウチ1は、前後2面の壁面フィルム1a、1bを備え、上辺、両側部及び下辺をヒートシールしてなる。斜めハッチング下部分がシール部10である。前後2面の壁面フィルム1a、1bは、例えば熱可塑性樹脂フィルム18とシーラント層19の積層フィルムで形成される。図3(C)に示すように、一方の壁面フィルム1aに、内側から外側に膨らむように型押しをして形成された注ぎ口2が設けられている。壁面フィルム1a、1bの下辺には、底面フィルム3を内側に向けて折り返し、底面フィルム折り返し部4まで挿入してなるガセット部5が設けられている。図3(B)を参照して、底面フィルム3を広げると自立する。カット線6を切断することにより、注ぎ口2は開封される。
図4(A)を参照して、内容物を他の容器例えばネジ口容器7に移し替える際には、詰め替えパウチ1の注ぎ口2を、ネジ口容器7のネジ容器の口8にあてがって、そのまま傾けて、内容物9を移し替える。
特開2004−276995号公報 特開平11−59701号公報
従来の詰め替えパウチは以上のように構成されている。しかし、図4(B)を参照して、移し替え時の姿勢が安定せず、詰め替えパウチ1の注ぎ口2が、容器7の口8からずれた場合、内容物9が容器の口8の外へ漏れ出し、移し替えがうまく進まないという問題点があった。
本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、詰め替えの姿勢を安定化させて、内容物の移し替えが円滑に行えるように改良された自立型袋を提供することを目的とする。
本考案は、上辺、下辺及び両側部の4辺がヒートシールで止められてなり、肩部に設けられた注ぎ口から、容器に内容物を注ぎ出す自立型袋に係る。上記注ぎ口の下方に、上記容器の口の先端に接触させて上記注ぎ出し動作に取り掛かるための取り掛かり用凹部が形成されている。上記取り掛かり用凹部の下方に、上記注ぎ出し動作の姿勢を安定化させるための、上記取り掛かり用凹部よりも底が深い姿勢安定化用凹部が形成されている。上記取り掛かり用凹部の谷底から上記姿勢安定化用凹部の谷底までは、S字状の斜面で結ばれている。
取り掛かり用凹部の谷底と上記姿勢安定化用凹部の谷底は、S字状の斜面で結ばれているので、容器の口の先端の角を該S字状の斜面を滑らせることにより、容器の口の先端の角を上記取り掛かり用凹部の谷底から上記姿勢安定化用凹部の谷底まで導くことができる。容器の口の先端の角が上記姿勢安定化用凹部の谷底まで導かれると、姿勢安定化用凹部は深いので、嵌りこんだ容器の口の先端の角は、姿勢安定化用凹部から容易には外れない。
自立型袋を構成するフィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムを用いるが、特に限定はされず、液状などの内容物の包装用袋に用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用することができ、充填する内容物の種類や充填後の加熱処理の有無など、使用条件に応じて適する材料を自由に選択して使用することができる。本考案の自立型袋に用いる積層フィルムは、熱可塑性樹脂フィルム/シーラント層又は熱可塑性樹脂フィルム/バリア層/シーラント層で構成される。
熱可塑性樹脂フィルムとしては、具体的には、二軸延伸ポリエステル系フィルム、二軸延伸ポリアミド系フィルム、二軸延伸ポリプロピレン系フィルム、またはこれら熱可塑性フィルムの異種多層延伸フィルムなどを例示することができる。異種多層延伸フィルムとしては、ポリエステル系樹脂層/ポリアミド系樹脂層を有する多層フィルムやポリエステル系樹脂層/ポリアミド系樹脂層/ポリエステル系樹脂層を有する多層フィルムを例示することができるが、これらに限定されるものではない。
バリア層としては、具体的には、アルミニウム箔、アルミ蒸着フィルム、透明無機蒸着フィルム、またはEVOHフィルムなどが使用できる。バリア層は主にガスバリヤー性または水蒸気バリア性を付与するために積層するものである。また、アルミニウム箔やアルミ蒸着フィルムなどは、内容物を光による変質から守るための遮光性を付与することができる。
最内層のシーラント層としては、オレフィン系樹脂による無延伸フィルムや一軸延伸フィルムを用いる場合、あるいは押出ラミネートによりシーラント形成する場合などがある。具体的には、LLDPEフィルム、HDPEフィルム、CPPフィルムまたはHDPE/LLDPE多層フィルムなどが例示できる。
本考案によれば、取り掛かり用凹部の谷底から上記姿勢安定化用凹部の谷底までは、S字状の斜面で結ばれているので、容器の口の先端の角を該S字状の斜面を滑らせることにより、容器の口の先端の角を取り掛かり用凹部の谷底から姿勢安定化用凹部の谷底まで導くことができる。容器の口の先端の角が上記姿勢安定化用凹部の谷底まで導かれると、姿勢安定化用凹部は深いので、嵌りこんだ容器の口の先端の角は、姿勢安定化用凹部から容易には外れない。その結果、詰め替えパウチは安定な姿勢で容器の口の上で保持され、内容物の移し替えが円滑に進む。
(A)は、本考案の実施例に係る詰め替えパウチの構成を示す正面図であり、(B)は、図1(A)におけるB部拡大図である。 (A)は本考案にかかる詰め替えパウチの詰め替え動作の第1ステップ(詰め替えパウチの注ぎ口の部分だけを拡大して描いている)、(B)はその第二ステップ、(C)はその第3ステップ、(D)は、その第4ステップを表す図である。 (A)従来の詰め替えパウチの正面図であり、(B)は底面フィルムを広げて自立させたときの概念図であり、(C)は、図3(A)におけるC−C線に沿う断面図である。 (A)従来の詰め替えパウチの詰め替えの動作を説明する図であり、(B)は問題点を説明するための図である。
内容物の移し替えが円滑に行える自立型袋を得るという目的を、取り掛かり用凹部の谷底から姿勢安定化用凹部の谷底までをS字状の斜面で結ぶことによって実現した。以下、この考案の実施例を、図を用いて説明する。各図中、同一又は相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰り返さない。
自立型袋の具体例として、詰め替えパウチを例示して説明する。図1(A)、(B)に示すように、実施例1に係る詰め替えパウチ1は、重ね合わされた一方の壁面フィルム1aと他方の壁面フィルム1bからなる前後2面の壁面フィルムを備える。前後2面の壁面フィルム1a、1bの上辺と両側部と下辺の4辺がヒートシールされている。ハッチング部分はシール部10を表している。肩部に注ぎ口2が設けられている。注ぎ口2は、内側から外側に膨らむように前後2面の壁面フィルム1a、1bに型押しされて設けられている。注ぎ口2の先端には、開封するためのカット線(図示しない)が設けられている。前後2面の壁面フィルム1a、1bの側部であって、かつ注ぎ口2の下方に、注ぎ出し動作の取り掛かり始めに、容器の口の先端を接触させる取り掛かり用凹部13が形成されている。取り掛かり用凹部13の下方に、注ぎ口2を容器の口内に嵌りこませて、内容液の移し替えの姿勢を安定化させるための、取り掛かり用凹部13よりも間口が狭く、底が深い姿勢安定化用凹部14が形成されている。取り掛かり用凹部13の谷底から姿勢安定化用凹部14の谷底までは、S字状の斜面15で結ばれている。
取り掛かり用凹部13、姿勢安定化用凹部14、S字状の斜面15、姿勢安定化用第二凹部16は、シール部10の中で、型取られている。
次に、詰め替えパウチから容器へ内容物を移し替える動作について説明する。
図2(A)を参照して、注ぎ口2の先端を開封し、手17で詰め替えパウチ1を掴んで、取り掛かり用凹部13に、容器7の口8の先端の角8aを接触させる。これが、注ぎ出し動作の取り掛かり始めの最初のステップである。この最初のステップで、詰め替えパウチ1の注ぎ口2は、容器7の口8に大雑把に固定される。続いて、詰め替えパウチ1を矢印P方向に移動させると、容器の口8の先端の角8aは、取り掛かり用凹部13の谷底と姿勢安定化用凹部14の谷底を結ぶS字状の斜面15を滑っていく。
まずは、図2(B)を参照して、容器の口8の先端の角8aは、S字状の斜面15を滑りながら登っていき、該S字状の斜面15の頂点に達する。さらに矢印Pの方向に、詰め替えパウチ1を移動させると、容器の口8の先端の角8aは、S字状の斜面15の頂点を通過して、図2(C)を参照して、S字状の斜面15を下りながら、取り掛かり用凹部13よりも底が深い姿勢安定化用凹部14の谷底まで滑っていく。容器の口8の先端の角8aが、底の深い姿勢安定化用凹部14の谷底に嵌りこんだ所で、一段落する。注ぎ口2は容器の口8の中に嵌り込み、詰め替えパウチ1は容器7の上で安定な姿勢で保持される。
この状態でも、姿勢安定化用凹部14の谷底は深いので、容器の口8の先端の角8aが深く嵌り込むと、嵌りこんだ口の先端の角8aは、姿勢安定化用凹部14から容易には外れない。そのため、注ぎ口2が容器の口8からずれるということはない。S字状の斜面15は滑らかな曲線なので、図2(A)〜図2(C)までの工程は、矢印Pの方向に力を加えると、瞬時にして進む。
さらに、上記一段落の後、姿勢安定化用凹部14の谷底を支点にして、詰め替えパウチ1をさらに矢印Qの方向に傾けていくと、注ぎ口2は容器の口8の中にさらに深く嵌り込み、ついには、図2(D)に示すように、2面の壁面フィルムの上辺11に形成された姿勢安定化用第二凹部16に、容器の口8の他の先端の角8bが嵌りこむ。
こうして、注ぎ口2が容器の口8の中に完全に嵌り込み、注ぎ口2の上で、詰め替えパウチ1は上下逆さまになった状態で、姿勢安定化用凹部14と姿勢安定化用第二凹部16の2点で支えられる。詰め替えパウチ1は、容器7の上でどっしりとした安定な姿勢で保持され、注ぎ口2は容器の口8の上で垂直下向きになり、内容物9が容器7内に落下する。詰め替え時、従来のように、注ぎ口2が容器の口8からずれるということはなく、内容物9の移し替えが円滑に進む。
詰め替えパウチ1は、台所用洗剤、ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、リンス、コンディショナーなどに利用することができる。
上記実施例では、カット線付きの取り出し口を例示したが、この考案はこれに限られるものでなく、キャップ付きの取り出し口であってもよい。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本考案に係る詰め自立型袋によれば、注ぎ口が容器の口から外れない。ひいては、内容物の移し替えが円滑に進む。
1 詰め替えパウチ
1a、1b 壁面フィルム
2 注ぎ口
3 底面フィルム
4 底面フィルム折り返し部
5 ガセット部
6 カット線
7 容器
8 容器の口
8a 容器の口の先端
9 内容物
10 シール部
11 上辺
12 側部
13 取り掛かり用凹部
14 姿勢安定化用凹部
15 S字状の斜面
16 姿勢安定化用第二凹部
17 手
18 熱可塑性樹脂フィルム
19 シーラント層

Claims (2)

  1. 上辺、下辺及び両側部の4辺がヒートシールで止められてなり、肩部に設けられた注ぎ口から、容器に内容物を注ぎ出す自立型袋であって、
    前記注ぎ口の下方に形成され、前記容器の口の先端に接触させて前記注ぎ出し動作に取り掛かるための取り掛かり用凹部と、
    前記取り掛かり用凹部の下方に形成され、前記注ぎ出し動作の姿勢を安定化させるための、前記取り掛かり用凹部よりも底が深い姿勢安定化用凹部とを備え、
    前記取り掛かり用凹部の谷底から前記姿勢安定化用凹部の谷底までは、S字状の斜面で結ばれている自立型袋。
  2. 当該自立型袋を構成するフィルムは、熱可塑性樹脂フィルム/シーラント層又は熱可塑性樹脂フィルム/バリア層/シーラント層の積層フィルムを含む請求項1に記載の自立型袋。
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