JP3202619U - 包装用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】散布剤をより簡易に散布できるようにした包装用箱を提供する。【解決手段】粉粒状の農業用散布剤2が袋詰めされており、それが包装用箱1に収納されている。包装用箱の上面3を構成する右フラップ11には、第1の開口部17が形成されている。また、包装用箱の右側面6には、第1の開口部17につながるように上辺から下方に延びる第2の開口部18が形成されている。第1の開口部17から袋15の一部を引き出して開封し、袋の一部を第2の開口部18に差し入れて固定した状態として、包装用箱を傾けることにより、袋から農業用散布剤を散布することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、粉粒状(本願では「粉状又は粒状」との意味とする)の農業用散布剤等が入れられた袋を収納して販売に供するのに利用して好適な包装用箱に関する。
除草剤や肥料等の農業用散布剤として粉粒状のものがある。このような粉粒状の農業用散布剤は、特に数kgといった多量で販売される場合、袋詰めしたものを包装用箱に収納したかたちで販売に供される。
購入者の利便性を図るために、包装用箱に散布器(例えば折り畳み式の紙製カップ)を同梱しておくことがある。
また、本出願人は、特許文献1において、包装用箱を散布器として利用して粉粒状の農業用散布剤を散布できるようにすることを提案している。
購入者の利便性を図るために、包装用箱に散布器(例えば折り畳み式の紙製カップ)を同梱しておくことがある。
また、本出願人は、特許文献1において、包装用箱を散布器として利用して粉粒状の農業用散布剤を散布できるようにすることを提案している。
ユーザの要求として、できるだけ簡易に農業用散布剤を散布できるようにすることが挙げられる。
そういった観点では、包装用箱に同梱した散布器を用いたり、包装用箱を散布器として利用したりするやり方では、包装用箱を開封し、散布器を取り出して農業用散布剤をすくったり、農業用散布剤を袋から包装用箱に移し替えたりしなければならず、手間がかかってしまう。
そういった観点では、包装用箱に同梱した散布器を用いたり、包装用箱を散布器として利用したりするやり方では、包装用箱を開封し、散布器を取り出して農業用散布剤をすくったり、農業用散布剤を袋から包装用箱に移し替えたりしなければならず、手間がかかってしまう。
本考案は上記のような点に鑑みてなされたものであり、散布剤をより簡易に散布できるようにすること目的とする。
本考案の包装用箱は、粉粒状の散布剤が袋詰めされた状態で収納される包装用箱であって、該包装用箱の上面に設けられた第1の開口部と、該包装用箱の前面、側面及び後面のいずれかの面に設けられ、前記第1の開口部につながるように上辺から下方に延びる第2の開口部とを備え、前記第1の開口部から袋の一部を引き出して開封し、前記袋の一部を前記第2の開口部に差し入れて固定した状態として、該包装用箱を傾けることにより、前記袋から前記散布剤を散布できる構成にしたことを特徴とする。
また、本考案の包装用箱の他の特徴とするところは、前記第1の開口部は、前記第2の開口部につながる箇所から徐々に拡幅するV字状の開口縁を有する点にある。
また、本考案の包装用箱の他の特徴とするところは、前記上面は、内フラップと外フラップとにより構成され、前記内フラップに、前記第1の開口部が形成され、前記外フラップには、前記第1の開口部を開閉する蓋部が形成されている点にある。
また、本考案の包装用箱の他の特徴とするところは、前記第2の開口部は、前記第1の開口部につながるように上辺から下方に延びる第1の切込と、前記第1の切込の下端部から水平方向に向かう第2の切込とにより構成される点にある。
また、本考案の包装用箱の他の特徴とするところは、前記第1の開口部は、前記第2の開口部につながる箇所から徐々に拡幅するV字状の開口縁を有する点にある。
また、本考案の包装用箱の他の特徴とするところは、前記上面は、内フラップと外フラップとにより構成され、前記内フラップに、前記第1の開口部が形成され、前記外フラップには、前記第1の開口部を開閉する蓋部が形成されている点にある。
また、本考案の包装用箱の他の特徴とするところは、前記第2の開口部は、前記第1の開口部につながるように上辺から下方に延びる第1の切込と、前記第1の切込の下端部から水平方向に向かう第2の切込とにより構成される点にある。
本考案によれば、袋詰めされた状態でのままで散布剤を散布することができ、散布剤をより簡易に散布することができる。
以下、添付図面を参照して、本考案の好適な実施形態について説明する。
図1に示すように、粉粒状の農業用散布剤(除草剤や肥料等)2が袋詰めされており、それが包装用箱1に収納されている。
包装用箱1は厚紙からなり、上面3、前面4、左右の側面5、6、後面7、及び底面8を有する。上面3は、後面7につながる内フラップ9と、左右の側面5、6にそれぞれつながる左右の内フラップ10、11と、前面4につながる外フラップ12とにより構成される。内フラップ9には取っ手13が設けられており、外フラップ12に取っ手13を引き出す長穴14が形成されている。図2に、包装用箱1の展開図を示す。図2において、点線は折り曲げ線を示し、実線は切込を示す。
図1に示すように、粉粒状の農業用散布剤(除草剤や肥料等)2が袋詰めされており、それが包装用箱1に収納されている。
包装用箱1は厚紙からなり、上面3、前面4、左右の側面5、6、後面7、及び底面8を有する。上面3は、後面7につながる内フラップ9と、左右の側面5、6にそれぞれつながる左右の内フラップ10、11と、前面4につながる外フラップ12とにより構成される。内フラップ9には取っ手13が設けられており、外フラップ12に取っ手13を引き出す長穴14が形成されている。図2に、包装用箱1の展開図を示す。図2において、点線は折り曲げ線を示し、実線は切込を示す。
図3には、農業用散布剤2を詰める袋15を示す。袋15は2枚の樹脂フィルムを合わせて、その四辺をシールすることにより密封される、所謂四辺シール袋である。図2では農業用散布剤2が詰められていない状態を示すが、実際には農業用散布剤2が詰められた状態で四辺がシールされて、図1に示すように包装用箱1に収納される。両側の辺(シール部15a)の上部には、袋15を開封するための切込16が水平方向に形成されている。なお、四辺シール袋としたが、それに限られるものではなく、例えば底部がつながる三辺シール袋であってもよい。
ここで、図4にも示すように、右フラップ11には、第1の開口部17が形成されている。
また、右側面6には、第1の開口部17につながるように上辺から下方に延びる第2の開口部18が形成されている。右側面6には、第1の開口部17につながるように上辺から下方に延びる切込18aと、その下端部から水平方向(後面7に向かう方向)に向かう切込18bとが形成されており、これら切込18a、18bで囲まれた部分18cを開くことにより、スリット状の第2の開口部18が形成される。
そして、第1の開口部17は、第2の開口部18につながる箇所から徐々に拡幅するV字状をなす開口縁17a、17aを有する。
また、右側面6には、第1の開口部17につながるように上辺から下方に延びる第2の開口部18が形成されている。右側面6には、第1の開口部17につながるように上辺から下方に延びる切込18aと、その下端部から水平方向(後面7に向かう方向)に向かう切込18bとが形成されており、これら切込18a、18bで囲まれた部分18cを開くことにより、スリット状の第2の開口部18が形成される。
そして、第1の開口部17は、第2の開口部18につながる箇所から徐々に拡幅するV字状をなす開口縁17a、17aを有する。
外フラップ12には、第1の開口部17を開閉する蓋部19が形成されている。蓋部19は、外フラップ12の右辺から左辺に向かう一対の切込19a、19aを形成することにより構成される。
また、内フラップ9には、第1の開口部17を塞がないように開口部20が形成されている。
なお、左右の内フラップ10、11に形成されている開口部21、22は、取っ手13の端部を掛け止めるためのものであり、第1の開口部17及び第2の開口部18の機能とは関係ないため、その詳細な説明は省略する。
また、内フラップ9には、第1の開口部17を塞がないように開口部20が形成されている。
なお、左右の内フラップ10、11に形成されている開口部21、22は、取っ手13の端部を掛け止めるためのものであり、第1の開口部17及び第2の開口部18の機能とは関係ないため、その詳細な説明は省略する。
以上のようにした包装用箱1を利用して農業用散布剤2を散布するときは、図5(A)、(B)に示すように、蓋部19を開けて、第1の開口部17から袋15の上部の右角部を引き出す。
次に、図5(B)に示すように、袋15の一部、具体的には切込16よりも下方部分を第2の開口部18に差し入れて固定する。厚みのないシール部15aをスリット状の第2の開口部18に差し入れればよいので、簡単に差し入れることができる。また、第2の開口部18は単なる開口ではなく、切込18a、18bで囲まれた部分18cを開閉できるようになっているので、部分18cで袋15を挟み込んでしっかりと保持することができる。
また、図5(C)に示すように、切込16を使って袋15を開封する。切込16は水平方向に形成されているが、第1の開口部17からは袋15の上部の右角部が引き出されるので、切込16に従って開封すれば、袋15の右辺から上辺にかけて斜めに開封されることになる。
また、図5(C)に示すように、切込16を使って袋15を開封する。切込16は水平方向に形成されているが、第1の開口部17からは袋15の上部の右角部が引き出されるので、切込16に従って開封すれば、袋15の右辺から上辺にかけて斜めに開封されることになる。
次に、図5(D)に示すように、袋15の開封口を第1の開口部17の形状に倣うようにしっかりと開く。第1の開口部17はV字状をなす開口縁17a、17aを有するので、この開口縁17a、17aに倣って開封口の下部もV字状となる。
この状態で、包装用箱1を傾けることにより、袋15から農業用散布剤2を散布することができる。この場合に、開封口の下部が開口縁17a、17aに倣ってV字状となっているので、農業用散布剤2が散乱することがなく、狙った箇所に的確に散布することが可能になる。
以上のように、袋詰めされた状態のままで農業用散布剤2を散布することができ、農業用散布剤2を簡易に散布することができる。
この状態で、包装用箱1を傾けることにより、袋15から農業用散布剤2を散布することができる。この場合に、開封口の下部が開口縁17a、17aに倣ってV字状となっているので、農業用散布剤2が散乱することがなく、狙った箇所に的確に散布することが可能になる。
以上のように、袋詰めされた状態のままで農業用散布剤2を散布することができ、農業用散布剤2を簡易に散布することができる。
以上、本考案を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本考案を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本考案の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本考案はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば上記実施形態では、包装用箱1の右側に第1の開口部17及び第2の開口部18を配置した例を説明したが、それに限られるものではなく、第1の開口部17の位置に合わせて、前面4、左側面5、後面7のいずれかに第2の開口部18が設けられるようにしてもよい。
1:包装用箱、2:農業用散布剤、3:上面、6:右側面、11:右の内フラップ、12:外フラップ、15:袋、17:第1の開口部、17a:開口縁、18:第2の開口部、18a、18b:切込、19:蓋部
Claims (4)
- 粉粒状の散布剤が袋詰めされた状態で収納される包装用箱であって、
該包装用箱の上面に設けられた第1の開口部と、
該包装用箱の前面、側面及び後面のいずれかの面に設けられ、前記第1の開口部につながるように上辺から下方に延びる第2の開口部とを備え、
前記第1の開口部から袋の一部を引き出して開封し、前記袋の一部を前記第2の開口部に差し入れて固定した状態として、該包装用箱を傾けることにより、前記袋から前記散布剤を散布できる構成にしたことを特徴とする包装用箱。 - 前記第1の開口部は、前記第2の開口部につながる箇所から徐々に拡幅するV字状の開口縁を有することを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
- 前記上面は、内フラップと外フラップとを含んで構成され、
前記内フラップに、前記第1の開口部が形成され、
前記外フラップには、前記第1の開口部を開閉する蓋部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用箱。 - 前記第2の開口部は、前記第1の開口部につながるように上辺から下方に延びる第1の切込と、前記第1の切込の下端部から水平方向に向かう第2の切込とにより構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015006103U JP3202619U (ja) | 2015-12-02 | 2015-12-02 | 包装用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015006103U JP3202619U (ja) | 2015-12-02 | 2015-12-02 | 包装用箱 |
Publications (1)
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JP3202619U true JP3202619U (ja) | 2016-02-12 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018143106A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | 小西安農業資材株式会社 | 水田肥料用袋、水田用肥料が袋詰めされた水田肥料用袋体、及び、水田用肥料が袋詰めされた水田肥料用袋体のための包装箱 |
JP2019524579A (ja) * | 2016-08-08 | 2019-09-05 | 上海鴻研物流技▲術▼有限公司 | 液体輸送システムとライナーバッグ及びその使用方法 |
-
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- 2015-12-02 JP JP2015006103U patent/JP3202619U/ja active Active
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US11655076B2 (en) | 2016-08-08 | 2023-05-23 | Shanghai Hongyan Returnable Transit Packagings Co., Ltd | Liquid transport system and a liner bag and a method of using the same |
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