JP3202533B2 - 情報処理装置およびデータ送信方法 - Google Patents

情報処理装置およびデータ送信方法

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JP3202533B2
JP3202533B2 JP10259295A JP10259295A JP3202533B2 JP 3202533 B2 JP3202533 B2 JP 3202533B2 JP 10259295 A JP10259295 A JP 10259295A JP 10259295 A JP10259295 A JP 10259295A JP 3202533 B2 JP3202533 B2 JP 3202533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信した複数種類のデ
ータを、他の装置等に伝送する情報処理手段に係り、特
に、データの重要性等を考慮し、データの種類に応じ
て、全送信データ量に占めるデータ量の比率を変更可能
とする機能を有する情報処理手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として株式市場システムを具体例
にとり説明していくと、従来の技術では、情報入力源か
らの情報(株価、ニュース情報)を受信するシステムか
ら、表示装置等の端末装置にシステムが受信したデータ
を送信する場合、送信データを格納しておくための領域
である送信用データ領域90を、図2に示すように、株
価格納部91と、ニュース情報格納部93に分けて使用
していた。
【0003】この際、送信用データ領域90は、システ
ム内に1個設けられており、送信用データ領域90自体
の大きさは、固定されている。
【0004】また、データ格納領域境界線92が固定さ
れており、その結果、株価のデータを格納する株価格納
部91と、ニュース情報を格納するニュース情報格納部
93の格納容量も固定されていた。
【0005】送信用データ領域90に格納された株価デ
ータおよびニュース情報データは、一定のリフレッシュ
周期毎に、時々刻々と変化する情報を受信するシステム
から端末装置側に一括して送信され、データの送信後
に、この領域は初期化される。
【0006】株価データ格納部91には、次回のリフレ
ッシュ周期が到来するまでの間に、銘柄別の株価データ
が、株価データの格納領域の先頭位置から順次「銘柄、
株価」を組み合わたデータとして格納される。この間、
株価が変動することにより、同一銘柄の株価が複数回入
力されることがあるが、この場合、既に格納されている
同銘柄の株価データは、新しい株価データに書き替えら
れる。
【0007】また、株価格納部91の格納容量が一定で
あるため、リフレッシュ周期の間に、株価格納部91の
格納容量を越える量のデータが入力された場合、超過分
は破棄される。
【0008】すなわち、リフレッシュ周期の間に、同一
銘柄に対する株価変動が複数回発生し、複数回、株価デ
ータが入力された場合や、同一銘柄に対するデータ領域
サイズ以上の、情報の入力が発生した場合、変動した株
価データのうちいくつかは受信しきれなくなり、株価デ
ータの受信もれを容認する構成になっていた。
【0009】一方、ニュース情報格納部93には、トピ
ックスや会社情報(例えば、会社の倒産情報)等のニュ
ース情報が、ニュース情報の格納領域の先頭位置から順
次格納されるが、データの性質上、通常、同一の情報が
複数回入力されることはおこらないため、データの受信
もれを防ぐために、ニュース情報を格納する領域のサイ
ズを越えないように、ニュース情報を入力する構成にな
っていた。
【0010】また、一般に、ニュース情報の発生頻度
は、株価データほど高くないため、リフレッシュ周期の
間に、株価格納部91があふれて株価データが破棄され
るにもかかわらず、ニュース情報格納部93には、空き
エリアが存在するという現象が頻繁に発生していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、受信すべき情報量の増大に伴い、受信データのデー
タ抜けが発生してしまうという問題が存在していた。こ
れにより、株価の時間変化を正確に表すトレンドグラフ
の表示ができなくなり、システム利用者は、トレンドグ
ラフで示された情報にい基づき、各種の検討を行う場合
に支障が生じていた。
【0012】従来の株価データの受信方法においては、
受信した株価データをバッファに一時格納しているが、
このバッファは、1社に対し1データのみ格納できる構
成となっており、このバッファを使用することにより、
同一会社に対して複数のデータを格納しておくことはで
きなかった。
【0013】つまり、同一会社の株価データが、少し時
間差をおいて、2つ送信されてきた場合に、1つ目の株
価データは、2つ目の株価データによって消されてしま
うという問題が存在していた。
【0014】また、図2に図示してないが、ホスト側の
システムが受信したデータを、端末装置である表示装置
に送信する際に使用する、送信バッファ(受信した、株
価と、ニュース情報を一時格納するためのバッファ)に
おいて、株価データを格納する領域(株価格納部91)
と、ニュース情報を格納する領域(ニュース情報格納部
93)のサイズは、固定されていた。
【0015】このため、受信されたニュース情報の情報
量が少量である場合には、ニュース情報格納93に、大
量の空き領域が発生するものの、この空き領域を効率良
く利用するができないという、問題も存在していた。
【0016】そこで、本発明の目的は、このような問題
を解決する手段を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、以下のような手段が考えられる。
【0018】すなわち、複数種類のデータを受信する受
信手段と、データの種類ごとに受信したデータを格納す
る複数の格納手段と、受信装置が受信したデータを処理
する処理手段と、送信データを格納する送信格納バッフ
ァと、送信格納バッファの格納データを、所定の伝送レ
ートで送信する送信処理手段とを備える。
【0019】前記処理手段は、複数種類のうち予め定め
た種類のデータの、対応する格納手段内に格納されてい
るデータ容量を検出し、該データ容量に対応した、前記
送信格納バッファ内の記憶エリアを確保して、前記対応
する格納手段内に格納されているデータを、前記確保し
た記憶エリアに格納し、さらに、前記予め定めた種類以
外の種類のデータを、対応する格納手段から獲得し、獲
得したデータを送信格納バッファの残りの空きエリアに
記憶する情報処理装置である。
【0020】また、以下に示すような、データ送信方法
も考えられる。
【0021】すなわち、複数種類のデータを、所定の伝
送レートで出力するデータ送信方法であって、前記複数
種類のデータを受信し、受信したデータを格納してお
き、前記複数種類のうち予め定めた種類のデータの、デ
ータ容量を検出し、該データ容量に対応した、所定記憶
領域内の記憶エリアを確保して、前記予め定めた種類の
データを、前記記憶エリアに格納し、さらに、前記予め
定めた種類以外の種類のデータを、前記所定記憶エリア
の残りの空きエリアに格納し、前記所定記憶領域内の記
憶データを、所定の伝送レートで送信するデータ送信方
法である。
【0022】
【作用】受信手段によって受信された、複数種類のデー
タは、データの種類ごとに、複数の格納手段に格納され
る。また、送信格納バッファは、送信データを格納し、
送信処理手段は、送信格納バッファの格納データを、所
定の伝送レートで送信する。
【0023】そして、処理手段は、複数種類のうち予め
定めた種類のデータの、対応する格納手段内に格納され
ているデータ容量を検出する。
【0024】さらに、該データ容量に対応した、送信格
納バッファ内の記憶エリアを確保して、前記対応する格
納手段内に格納されているデータを、前記確保した記憶
エリアに格納する。
【0025】そして、さらに、前記予め定めた種類以外
の種類のデータを、対応する格納手段から獲得し、獲得
したデータを送信格納バッファの残りの空きエリアに記
憶する。
【0026】表示手段は、送信処理手段から所定の伝送
レートで送られるデータを受信し、表示画面上に表示す
る。
【0027】以上のような処理手段の動作によって、伝
送すべきデータの送信(配信)比率を動的に決定、変更
することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照として説
明する。
【0029】なお、本発明にかかるシステムの1例とし
て、株式市場システムを具体例として詳細に説明する。
【0030】図1(a)に示すシステムは、情報通信ネ
ットワークを利用して、本システムから、端末側装置で
ある表示装置80にデータ送信(以下、適宜「配信」と
も称する)を行う、データ配信システムである。
【0031】また、このシステムから提供される情報
は、LAN(ローカルエリアネットワーク)70を介し
て、表示装置80に提供される。
【0032】なお、図示はしないが、例えば、情報提供
会社が所有するホストコンピューターの提供により、所
定の情報が本システムに対して送信され、本システムで
は、送信されてきた情報を受信する構成となっている。
【0033】本システム10は、受信処理装置20と、
処理装置30と、送信処理装置40と、Aデータ記憶装
置50、Bデータ記憶装置60とを有して構成される。
【0034】理解の容易化のため、本システムは、Aデ
ータ、Bデータの2種類のデータを受信するものとす
る。
【0035】受信処理装置20は、情報提供会社が所有
するホストコンピューター(図示せず)から提供され
る、株価データおよびニュース情報(会社の倒産情報
等)を受信する装置であり、例えば、CPU、予め作成
したプログラムを内蔵するROM、RAM等の電子デバ
イスにて実現できる。
【0036】ここで、株価データ、ニュース情報は、そ
れぞれ、Aデータ、Bデータに相当する。
【0037】Aデータ記憶装置50とBデータ記憶装置
60は、それぞれ、Aデータ、Bデータを記憶しておく
記憶装置であり、RAMやディスク型装置等によって実
現できる。
【0038】送信処理装置40は、受信処理装置20が
受信した情報を、送信処理装置が備える送信バッファ4
1(図1(b))内に一時格納し、該送信バッファ内の
データを、LAN70を介して表示装置80に送信する
装置であり、例えば、CPU、予め作成したプログラム
を内蔵するROM、RAM等の電子デバイスにて実現で
きる。
【0039】表示装置80は、送られてきた情報を表示
する機能を有し、例えば、CRT、ELディスプレイ、
液晶ディスプレイ等によって実現できる。
【0040】処理装置30は、受信処理装置20が受信
したデータの種類を判別し、Aデータ記憶装置50、B
データ記憶装置60にデータを格納する処理、株価デー
タやニュース情報を表示装置80に送信するため、送信
処理装置40が備える送信バッファ41からデータが転
送されるように、送信処理装置40に対して命令を送信
する処理、株価データやニュース情報の格納状態を参照
して、データを送信バッファ41に格納する処理等を行
なう装置であり、この格納処理方法に本発明の特徴があ
る。
【0041】このデータ格納処理については、後に詳し
く説明する。
【0042】図1(b)は、送信処理装置40が備える
送信バッファ41の内部構造の説明図である。
【0043】送信バッファ41は、Aデータ格納部41
1、Bデータ格納部413から構成されている。この送
信バッファ41が格納可能なデータ量は、固定されてい
る。
【0044】しかしながら、Aデータ格納部411およ
びBデータ格納部413に格納可能なデータ量は固定さ
れていないので、送信バッファ41の最大格納量の範囲
内におさまる受信データは、全て格納することができ
る。
【0045】図3は、図1のシステム構成を、さらに、
詳細に記載したシステム構成図である。
【0046】なお、理解の容易化のために、以下の説明
では、情報提供会社が所有するコンピュータが提供す
る、株価データと、受信時刻(情報提供会社が株価デー
タを発行した時刻)のデータは、「10」社分(a社〜
j社)のデータであると仮定する。
【0047】まず、図3に示す各装置が、図1の各装置
の、いずれの装置に対応するかについて説明する。
【0048】受信処理装置120は、図1の受信処理装
置20に相当し、処理装置130は、図1の処理装置3
0に相当する。
【0049】また、送信処理装置140は、図1の送信
処理装置40に相当する。
【0050】さらに、株価記憶装置150は、図1のA
データ記憶装置50に相当し、ニュース情報記憶装置1
60は、Bデータ記憶装置60に相当する。
【0051】さて、受信処理装置120は、受信部12
1と、株価バッファ122と、ニュースバッファ123
とを有して構成され、さらに、該株価バッファ122
は、送信領域122a、バッファ領域1(122b)、
バッファ領域2(122c)を有している。
【0052】受信部121は、図3に図示しない情報提
供会社が所有するコンピュ−タから、株価データ、ニュ
ース情報を受信し、受信したデータの種類を判別し、株
価バッファ122あるいはニュースバッファ123に振
り分けて送る機能を有する。
【0053】図4に、株価バッファ122が有する、送
信領域122a、バッファ領域1(122b)、バッフ
ァ領域2(122c)が格納するデータ構成例について
示す。
【0054】送信領域122aには、図4(a)に示す
ように、各社毎の株価と受信時刻が格納できる。また、
バッファ領域1(122b)も、図4(b)に示すよう
に、各社毎の株価と受信時刻を格納できる。さらに、バ
ッファ領域2(122c)も、図4(c)に示すよう
に、各社毎の株価と受信時刻を格納できる。
【0055】この株価バッファ122への、データの格
納や格納されたデータの処理方法は、後に、データの流
れにそって詳しく説明するので、ここでは、簡単に動作
を説明するにとどめる。
【0056】バッファ領域1(122b)、バッファ領
域2(122c)は、あふれたデータを格納しておく領
域としての役割を担っていて、送信領域122aにおい
て格納しきれなくなったデータを、一時格納しておくた
めの領域である。
【0057】また、バッファ領域1(122b)、バッ
ファ領域2(122c)を確保した理由は、例えば、受
信したデータの中に同一会社の株価データが3件存在し
ていた時に、1件目のデータは、受信領域122aに確
保し、2件目のデータは、バッファ領域1(122b)
に確保し、さらに、3件目のデータは、バッファ領域2
(122c)に一時確保しておくためである。
【0058】つまり送信領域122a、バッファ領域1
(122b)、バッファ領域2(122c)の順に、受
信した同一会社の株価データと受信時刻とを確保してい
く。
【0059】このようなデータの確保位置を決定するの
は、受信部が、各領域に格納されているデータを参照し
て行っている。この方法を採用することにより、データ
を、漏れなく確保しておくことが可能となる。これは、
本発明のポイントの1つでもある。
【0060】次に、ニュースバッファ123は、図6に
示すように、ニュース情報と、受信時間とを、格納でき
る。受信部121が、受信した順に、受信したデータが
ニュース情報であると識別した場合、ニュースバッファ
123に、ニュース情報と受信時間とを格納していく。
【0061】図6に示したデータ格納例では、「f社が
倒産した。」というニュース情報を、「1995年/09月/15
日/15時:32分:40'01秒」の時刻に受信したときデータが
最初に格納され、次に、「1995年/09月/15日/15時:32
分:40'04秒」なる時刻に受信した、「c社の株価が暴落
した。」というニュース情報を格納している。
【0062】次に、処理装置130は、データ処理部1
31と、処理特性情報テーブル132と、エリア決定部
133と、送信命令部134とを有して構成されてい
る。
【0063】データ処理部131は、株価バッファ12
2内の格納データや、ニュースバッファ123内の格納
データを分析し、処理特性情報テーブル132に格納す
る株価データの情報やニュースデータの情報を求めるた
めの処理を行なう。
【0064】なお、データ分析方法、株価データの情
報、ニュースデータの情報は、後に詳細に説明する。
【0065】図5に、処理特性情報テーブル132の構
造の説明図を示す。
【0066】処理特性情報テーブル132は、データ処
理部131で分析して求めた株価データやニュース情報
に、関する情報を管理するためのデータを、一時格納し
ておくためのテーブルである。
【0067】エリア決定部133は、処理特性情報テー
ブル132に格納するデータのうちの一部のデータであ
る「総合計容量」を演算して求めたり、送信フラグを管
理する機能を有する。
【0068】「総合計容量」を算出するには、処理特性
情報テーブル132に格納された株価データの量を示す
「データ量」と、ニュースデータのデータ量である「ニ
ュースバッファデータ量」とを加算することによって求
める。
【0069】送信フラグは、送信処理装置140が備え
る動的領域情報バッファ132が受信した、送信領域1
22a内のデータ、および、ニュースバッファ123内
のデータを送信するためのフラグである。エリア決定部
133は、この送信フラグを立てること、および、下げ
ること(これを「ON/OFF」)を操作する。
【0070】送信フラグの「ON/OFF操作」は、動
的領域情報バッファ141のデータ領域(図7参照)
と、前記総合計容量とを比較することにより行なう。
【0071】比較した結果、データ領域の大きさより総
合計容量が小さい間は、送信フラグは、OFF状態にし
ておき、総合計容量がデータ領域より大きくなった時点
で、送信フラグをON状態に切り替える。
【0072】なお、図5に示す「株価データに関するデ
ータ」に記載した表中には、エリア決定部133によっ
て、送られてきた株価データに対応する箇所に、フラグ
が立つ。そして、フラグ数を求めることにより、データ
量が算出される。
【0073】また、処理特性情報テーブル132のバッ
ファ領域1における、フラグ数が「1」になったとき、
送信フラグは、ONに切り替わる。これは、受信データ
が、バッファ領域1に、1件でも格納されたときの状態
のことである。このように、エリア決定部は、送信フラ
グや総合計容量を、処理特性情報テーブル132に格納
する機能を有する。
【0074】次に、送信命令部134は、処理特性情報
テーブル132内の送信フラグが「ON」に切り替わっ
たと同時に、送信領域122a内のデータを株価記憶装
置150に送り、また、ニュースバッファ123内のデ
ータをニュース情報記憶装置160に送る命令を発す
る。さらに、送信領域122a内、および、ニュースバ
ッファ123内のデータを動的領域情報バッファ141
に転送する命令を発する。送信領域122a、ニュース
バッファ123は、発せられた命令にしたがった動作を
行なう。
【0075】次に、送信処理装置について説明する。
【0076】送信処理装置140は、動的領域情報バッ
ファ141と、送信部142とを有して構成され、受信
処理装置120で受信したデータを、表示処理装置18
1に送信するための装置である。
【0077】動的領域情報バッファ141は、受信処理
装置120が受信した株価データと、総てのニュース情
報とを一時格納するためのバッファである。この動的領
域情報バッファ141は、本発明において重要な構成要
素となるため、後に、図7を参照して詳細に説明する。
【0078】送信部142は、動的領域情報バッファ1
41に格納されているデータを表示装置処理装置181
に送信する。
【0079】次に、株価記憶装置150は、受信した、
株価データと受信時刻とを格納する記憶装置である。ま
た、ニュース情報記憶装置160は、受信した、ニュー
ス情報と受信時刻とを格納する記憶装置である。
【0080】なお、図示しない入力装置から入力する命
令にしたがって、株価バッファ122、ニュースバッフ
ァ123の格納内容を、強制的に、それぞれ、株価記憶
装置150、ニュース情報記憶装置160に記憶させる
ような構成にしておくのも好ましい。
【0081】次に、表示処理装置181は、受け取った
データを表示装置180に表示するように動作する。な
お、表示処理装置181は、図示しない入力装置から特
定の命令を受け取ったとき、株価記憶装置150から必
要なデータをアクセスして、表示装置180にトレンド
グラフを表示させる処理を行なうように構成しておけば
良い。このようなトレンドグラフ表示を行なうことによ
って、利用者の便宜に供することができる。
【0082】次に、図4を参照して、株価バッファ12
2について詳細に説明する。
【0083】図4(a)は、株価バッファ122が備え
る送信領域122aの内部構造を示している。送信領域
122aは、各社の株価データと受信時刻とを対にして
格納できるように構成されている。
【0084】今、説明を簡単にするため、株価の対象を
「a社」から「j社」の「10社」と限定する。また、
受信時刻の欄に記載した、例えば、「1994/09/25/15:2
4:35'01」なるデータは、「1994年9月25日15時24分35.1
秒」を意味するものとする。
【0085】以下、受信時刻のデータは、このように解
釈する。また、図中の空白箇所は、データが送信されて
きていないことを意味する。
【0086】図4(b)は、株価バッファ122が備え
るバッファ領域1(122b)の内部構造を示してい
る。バッファ領域1(122b)は、図4(a)の送信
領域と同一の内部構造を有している。このバッファ領域
1(122b)の役割は、送信領域122aでは受信デ
ータを格納しきれずに、溢れてしまったデータを、一時
格納しておくことである。
【0087】図4(c)は、株価バッファ122が備え
るバッファ領域2(122c)の内部構造を示してい
る。バッファ領域2(122c)は、図4(a)の送信
領域と同一の内部構造を有している。バッファ領域2
(122c)は、バッファ領域1(122b)と同じ役
割を担っていて、バッファ領域1(122b)では受信
データを格納しきれずに、溢れてしまったデータを、一
時格納しておくための領域である。
【0088】しかし、あくまでも、このバッファ領域2
は、最悪の事態を考慮して確保してある領域である。最
悪な事態とは、例えば、受信処理装置120が「a社」
の株価データを、ほぼ同時刻に、3件受信したケースで
ある。このような事態に対処すべく、3件目のデータを
格納可能なように、バッファ領域2(122c)を設け
た構成としてあるわけである。
【0089】次に、図5に、処理特性情報テーブルの内
部構造を示す。
【0090】処理特性情報テーブル132における格納
項目は、「株価データに関するデータ」、「ニュースデ
ータ情報に関するデータ」、「総合計容量」、「送信フ
ラグ」に大別される。
【0091】「株価データに関するデータ」は、送信領
域122a、バッファ領域1(122b)、バッファ領
域2(122c)毎の、「各社フラグ」と、「フラグ
数」と、「データ量」と、各社毎の「株価カウンタ」か
ら成っている。
【0092】「各社フラグ」とは、各社毎の送信領域、
バッファ領域1、およびバッファ領域2内のデータの有
無を判定するためのフラグである。具体的には、データ
が存在している時には、「1」が格納され、データが存
在しない(受信されていない)時には、「0」である。
【0093】「フラグ数」とは、各領域(送信領域、バ
ッファ領域1、バッファ領域2の各領域)毎のデータ件
数を管理する値である。具体的には、領域毎に、「各社
フラグ」の「1」の数を合計した値である。
【0094】「データ量」とは、各領域(送信領域、バ
ッファ領域1、バッファ領域2の各領域)毎の、どのく
らいのデータ量を格納しているかを示す値である。具体
的には、領域毎に、「フラグ数」に「1データの容量」
を乗じた値である。
【0095】「株価カウンタ」は、同一会社に対する、
株価データの受信件数を把握しておくためのカウンタで
ある。例えば、b社のデータが、送信領域と、バッファ
領域1に格納されている場合、「株価カウンタ」の値は
「2」であり、a社のデータが、送信領域のみに存在し
ている場合には、「株価カウンタ」の値は「1」であ
る。また、C社のデータが送信領域、バッファ領域1、
および、バッファ領域2のいずれの領域にも格納されて
いない場合には、「株価カウンタ」の値は「0」であ
る。
【0096】株価カウンタの値は、送信領域、バッファ
領域1、バッファ領域2の各社毎のフラグ(「1」)の
数を、加算して求めることができる。
【0097】次に、「ニュース情報に関するデータ」
は、ニュースカウンタと、ニュースバッファデータ量か
らなっている。
【0098】この「ニュースカウンタ」は、ニュースバ
ッファ123に格納されているデータ件数のことであ
る。
【0099】「ニュースバッファデータ量」は、ニュー
スバッファ123に格納されているデータ量のことであ
る。
【0100】「総合計容量」は、ニュースバッファ12
3に格納されたデータの量(「ニュースバッファデータ
量」)と、株価バッファの送信領域(122a)に格納
されたデータの量とを、加算した値である。
【0101】送信フラグは、送信操作を行なうために使
用するフラグである。
【0102】送信フラグが、「ON状態時」は、動的領
域情報バッファ141に、データを送信可能な状態を意
味し、「OFF状態時」は、動的領域情報バッファ14
1に、データを送信不可能な状態にあることを意味す
る。
【0103】図6に、ニュースバッファ123の内部構
造を示す。
【0104】ニュースバッファ123は、ニュース情報
と、その受信時刻のデータが格納可能な構成になってい
る。ニュース情報は、図示しない情報提供会社が所有す
るコンピュータから送信されてきて、本システムが受信
したデータであり、受信時刻は、情報提供会社が所有す
るコンピュータが、ニュース情報を送信した時刻を表す
データであり、ニュース情報とともに受信する。
【0105】図7に、動的領域情報バッファの内部構造
を示す。
【0106】図7の動的領域情報バッファは、「送信領
域内データ量」と、「ニュースバッファデータ量」、
「データ領域」、および「スレショールド領域」からな
っている。
【0107】「送信領域内データ量」とは、株価バッフ
ァ122の送信領域122aに格納されるデータの量の
ことであり、図5に示す「株価データに関するデータ」
のうち、「送信領域」に対するデータ量と同一の情報で
ある。
【0108】「ニュースバッファデータ量」は、ニュー
スバッファ123に格納される、ニュース情報と受信時
刻等のデータの量であり、図5に示す「ニュース情報に
関するデータ」のうち、ニュースバッファデータ量と同
一の情報である。
【0109】「スレショールド領域」は、ニュースバッ
ファ123が受信する1件あたりのデータ長の領域が確
保されている。その理由について、以下説明する。
【0110】1件あたりの株価データのデータ長(受信
時刻も含む)を「DATA1」、ニュース情報のデータ
長(受信時刻も含む)を「DATA2」とすると、一般
に、「DATA1<DATA2」となる。したがって、
一般に、ニュース情報のデータ長の方が長い。
【0111】よって、この領域は、受信したデータが動
的領域情報バッファ141に転送される時に、該バッフ
ァから、受信データが溢れてしまうのを防止するために
設けられているわけである。
【0112】「データ領域」は、株価データを格納する
株価格納部と、ニュース情報を格納するニュース情報格
納部とで構成されている。なお、両格納部の境界線を表
現するため、図中、便宜上、「区切り」と称する境界線
を記載している。実際には、この区切りの位置が、受信
するデータの種類および量に応じて変化する点に、本発
明の特徴がある。
【0113】「データ領域」には、ニュースバッファ内
のデータ量の大きさ分だけ、ニュース情報が格納され
る。
【0114】ここで、ポイント(すなわち、「区切り」
の位置)の位置が、変動することに注目されたい。
【0115】すなわち、動的領域情報バッファ141の
大きさ自体は一定であるが、株価データとニュース情報
が格納できる領域(「株価格納部」と「ニュース情報格
納部」)の大きさは、一定ではなく、各受信したデータ
量(送信領域内データ量と、ニュースバッファデータ量
の値)によって定まる。
【0116】つまり、図7で示した「区切り」の位置が
固定ではないということである。この部分が本発明であ
る、図1(b)にあたる。
【0117】すなわち、図1(b)では、送信バッファ
41が、Aデータ格納部と、Bデータ格納部からなって
おり、両格納部の境界線が動的に変化することを示して
いる。
【0118】なお、通常、ニュース情報の重要性が高い
ので、受信してある総てのニュース情報を、図7に示す
データ領域に格納した後、さらに、データ領域内の空き
領域に、株価データを格納していく処理を行なっていく
ことが考えられるが、データ領域へのデータの格納方法
は、このような方法には限られない。
【0119】図8に、リアルデータ配信制御処理の処理
内容を大まかに説明するフローチャートを示す。
【0120】まず、ステップAにおいて、データ受信時
にデータを解析する。ここで解析とは、データの種類の
判別等をいう。
【0121】次に、送信フラグをONに切り替えるか否
かの判定を行う(ステップB)。
【0122】もし送信フラグがONでない時(No)
は、ステップAにおける処理を、送信フラグがONにな
るまで繰り返し実行する。送信フラグがONに切り替わ
った時(Yes)、動的領域情報バッファ141のデー
タを送信し(ステップC)、その後、後処理(ステップ
D)を実行して、処理を終了する。
【0123】次に、リアルデータ配信制御処理を詳細に
示すフローチャートにしたがって、その内容を説明して
いく。
【0124】図9は、図8のステップAにおける処理内
容を詳細に説明したフローチャートである。
【0125】ステップA100では、情報提供会社が所
有するコンピュータが提供してきた、株価データとニュ
ース情報を受信する。
【0126】ステップA200では、受信されたデータ
が株価データであるか、あるいは、ニュース情報である
かについて判定する。
【0127】ステップA300は、ステップA200に
よって、ニュース情報と判定されたときに、受信データ
をニュースバッファに格納する「ニュースバッファ格納
処理」を実行する。
【0128】このニュースバッファ格納処理は、図3に
示した受信処理装置が備えるニュースバッファ123へ
のデータ格納の動作を意味する。詳細な処理について
は、後に図11を参照して説明する。
【0129】次に、ステップA400は、ステップA2
00によって、株価データであると判定されたときに、
受信データを株価バッファに格納する「株価バッファ格
納処理」を実行する。
【0130】この株価バッファ格納処理は、図3に示し
た受信処理装置が備える株価バッファ122へのデータ
格納の動作を意味する。詳細な処理については、後に図
10を参照して説明する。
【0131】次に、ステップA500では、「受信した
データの送信領域とニュースバッファの、データ量(総
合計容量)を算出」する。この処理は、処理装置が備え
るエリア決定部133が内部処理動作の一部として行な
い、処理特性情報テーブル132の総合計容量を算出す
る。
【0132】総合計容量は、図3に示す処理装置の処理
特性情報テーブル132のニュースバッファデータ量
(図5に記載)と、株価データに関するデータ内の、デ
ータ量(図5に記載)とを加算することにより求めるこ
とができる。
【0133】次に、ステップA600において、バッフ
ァ領域1のフラグ数が「1」以上か否かを判断する。す
なわち、受信した株価データが、受信領域ではなく、バ
ッファ領域1に格納されたか否かを判定する。すなわ
ち、既に、受信領域には受信データが格納されているか
否かを判断を行なう。バッファ領域1のフラグ数が
「1」以上の場合には、ステップA800にブランチ
し、それ以外の場合には、ステップA700に進む。
【0134】次に、ステップA700において、算出し
た総合計容量と、データ領域の容量との比較を行なう。
すなわち、算出した総合計容量が、図3に示す動的領域
情報バッファ内のデータ領域(図7に記載)の容量より
大きいか否かを比較判定する。もし、総合計容量の方が
小さいときには、何も処理は行なわず、データ収集/解
析処理を終了する。
【0135】一方、総合計容量の方が大きなときには、
ステップA800にブランチする。
【0136】次に、ステップA800は、図3に示す処
理装置が備える処理特性情報テーブル132の送信フラ
グ(図5に記載)を、ON状態に切り替える。
【0137】そして、ステップA900では、ニュース
バッファ内の全データと、株価バッファ内の送信領域に
格納されているデータを、動的領域情報バッファに転送
する処理を行なう。すなわち、図3の株価バッファ12
2の送信領域122aと、ニュースバッファ123とに
格納されているデータを、送信処理装置140が備える
動的領域情報バッファ131に転送する処理を行う。そ
して、データ収集/解析処理を終了する。重要性が高い
ニュース情報の総てを、図7に示すデータ領域に格納し
た後、さらに、データ領域内の空き領域に、株価データ
を格納していく処理を行なうことが実現できる。
【0138】以上が、データ収集/解析処理の内容であ
る。
【0139】次に、図10に、図9に示したステップA
400の「株価バッファ格納処理」の詳細な処理内容を
フローチャートにして示す。
【0140】まず、ステップA401において、受信し
た同一会社の、株価データに対する株価カウンタの値を
調べる。その値に応じて、ブランチ先が決定する。
【0141】1番目は、例えば、a社の株価が送信領域
に格納されていないときに、a社の株価を受信した場合
は、送信領域に格納される。
【0142】このとき株価カウンタの値が「0」である
ので、ステップA402に進むことになる。
【0143】2番目は、既に、送信領域にa社の株価デ
ータが格納されている場合、ステップA405に進み、
バッファ領域1に、株価データが格納される。3番目
は、a社の株価データが、送信領域とバッファ領域1
に、既に格納されている場合、つまり、a社の株価デー
タが、既に、2件存在している状態時に、3件目の株価
データをステップA408によって、バッファ領域2に
格納する。
【0144】さて、ステップA402では、ステップA
401によって受信した同一会社の株価データの株価カ
ウンタが「0」と判定されたとき、受信した株価データ
を送信領域に、格納する。
【0145】次に、ステップA403では、送信領域に
株価データが「1」個増加したので、送信領域に対する
フラグ数に「1」を加算する。
【0146】さらに、ステップA404では、エリア決
定部によって、処理特性情報情報テーブル132の送信
領域のデータ量を求め、処理特性情報テーブル132に
格納する。
【0147】さて、ステップA405において、ステッ
プA401における処理により受信した同一会社の株価
データの株価カウンタが「1」と判定された場合、受信
した株価データをバッファ領域1に格納する処理を行な
う。
【0148】次に、ステップA406において、バッフ
ァ領域1に株価データが「1」個増加したので、バッフ
ァ領域1に対するフラグ数に「1」を加算する。
【0149】さらに、ステップA407では、エリア決
定部133によって、処理特性情報テーブル132のバ
ッファ領域1のデータ量を求め、処理特性情報テーブル
132に格納する。
【0150】さて、ステップA408において、ステッ
プA401における処理により受信した同一会社の株価
データの株価カウンタが「2」と判定された場合、受信
した株価データをバッファ領域2に格納する。
【0151】次に、ステップA409において、バッフ
ァ領域2に株価データが「1」個増加したので、バッフ
ァ領域2に対するフラグ数に「1」を加算する。
【0152】さらに、ステップA410では、エリア決
定部133によって、処理特性情報情報テーブル132
のバッファ領域2のデータ数を求め、処理特性情報テー
ブル132に格納する処理を行なう。
【0153】さらに、ステップA411では、受信した
会社の株価カウンタを「1」だけ加算する処理を行う。
また、図5を参照して説明したように、株価カウンタが
示す値は、株価バッファ内に存在する、同一会社の株価
データの数に相当する。
【0154】以上説明してきた、ステップA401から
ステップA411までの処理を行うことによって、株価
バッファ格納処理を終了する。
【0155】さて、次に、図11に、図9に示すステッ
プA300の詳細な処理内容を説明するためのフローチ
ャートを示す。
【0156】まず、ステップA310において、受信し
たニュース情報を、受信順に、ニュースバッファ123
に格納していく。
【0157】次に、ステップA320において、処理特
性情報テーブル132のニュースカウンタの値に「1」
を加算する。このことにより、ニュースデータの受信件
数を把握することができる。
【0158】次に、ステップA330において、ニュー
スカウンタの値を参照して、処理特性情報テーブル13
2のニュースバッファデータ量を算出することである。
【0159】次に、図12に、図8に示した後処理Dの
詳細な処理内容を説明するフローチャートを示す。
【0160】まず、ステップD100において、ニュー
スバッファのデータを、図3に示すニュース情報記憶装
置160に格納する。
【0161】次に、ステップD200において、送信領
域に格納されているデータを、図3に示す株価記憶装置
150に格納する。
【0162】次に、ステップD300において、ニュー
スバッファ123に格納してあるデータをすべて消去す
る。
【0163】次に、ステップD400において、動的領
域情報バッファ141のデータを消去する。
【0164】次に、ステップD500において、「株価
バッファクリア処理」、すなわち、株価バッファに格納
されるデータ処理を行なう。この処理の詳細な内容は、
後に、図13を参照して説明する。
【0165】次に、ステップD600において、「処理
特性情報テーブルクリア処理」、すなわち、処理特性情
報テーブル132に格納されたデータ処理を行なう。こ
の処理の詳細な内容は、後に。図14を参照して説明す
る。
【0166】以上のように、後処理は、ステップD10
0からステップD600までの処理を行うことにより、
終了する。
【0167】なお、通常、ニュース情報記憶装置160
の記憶内容を、表示装置に表示させたり、あるいは、株
価記憶装置150の記憶内容を、順次、表示装置に表示
させ、株価のトレンドグラフを表示させる処理を行なう
ように、処理ステップを追加しておく。
【0168】次に、図13は、図12に示した「株価バ
ッファクリア処理」の詳細な処理内容を説明するための
フローチャートである。
【0169】ステップD510からステップD530ま
での処理は、株価バッファ内のデータを、動的領域情報
バッファに送信後、株価バッファのデータを処理するも
のである。
【0170】まず、ステップD510では、バッファ領
域1の株価データと受信時刻を、送信領域に移動させ
る。この処理は、各社毎のデータに対して行なう。
【0171】次に、D520は、バッファ領域2の株価
データと受信時刻を、バッファ領域1に移動させる。こ
の処理は、各社毎のデータに対して行なう。
【0172】そして、ステップD530では、バッファ
領域2の株価データと受信時刻を、すべて消去する。
【0173】このように、株価バッファクリア処理は、
ステップD510からステップD530までの処理を行
うことにより終了する。
【0174】次に、図14に、図12に示した「処理特
性情報テーブルクリア処理」の詳細な処理内容を示すフ
ローチャートを示す。なお、以下の処理は、処理特性情
報テーブルの格納データに関する処理である。
【0175】まず、ステップD401では、各社のデー
タを、各社毎に、バッファ領域1から送信領域に置き換
える処理を行う。例えば、a社の株価データを例にとれ
ば、テーブル中のバッファ領域1のデータを、a社の送
信領域(テーブル中)に移動することである。
【0176】次に、ステップD402においても同様
に、各社カウンタのデータを、各社毎に、バッファ領域
2からバッファ領域1に置き換える処理を行う。
【0177】また、ステップD403においても同様
に、各社カウンタのデータを、各社毎に、バッファ領域
2を空白に置き換える処理を行う。すなわち、テーブル
中のバッファ領域2に、存在するデータを消去する。
【0178】次に、ステップD404では、各社毎に、
株価カウンタから送信領域のフラグ(「1」:株価デー
タが有。「0」:株価データが無)を減算するする処理
を行う。例えば、送信領域のa社フラグが「1」である
とき、株価カウンタの値は、現在の株価カウンタの値か
ら、a社フラグの「1」を減算して求めることができ
る。
【0179】次に、ステップD405では、送信領域の
フラグ数とデータ量を、バッファ領域1のフラグ数とデ
ータ数に置き換える処理を行なう。
【0180】また、ステップD406では、バッファ領
域1のフラグ数とデータ量を、バッファ領域2のフラグ
数とデータ数に置き換える処理を行なう。
【0181】次に、ステップD407では、バッファ領
域2のフラグ数とデータ量を消去する。
【0182】次に、ステップD408で、ニュースバッ
ファデータ量の値を「0」にする。
【0183】さらに、ステップD409で、ニュースカ
ウンタの値を「0」にし、ステップD410で、総合計
容量の値を「0」にする。
【0184】そして、ステップD411では、送信フラ
グをOFFにする。
【0185】以上説明したように、ステップD401か
らステップD411までの処理を行うことによって、処
理特性情報テーブルクリア処理が終了する。
【0186】次に、図1に示すシステムの動作例につい
て説明図面を参照して詳細に説明する。
【0187】図15に、「15時45分40.06秒」に、受信
処理装置120が備えるニュースバッファ123に、ニ
ュース情報である「a社の株価が暴落した。」なる情報
が送信されてきたとき、ニュースバッファ123の格納
内容等を説明する図面である。
【0188】図15左図に示すように、時刻「15時45分
40.02秒」直後、ニュースバッファ123には、「b社
が倒産した」という、1個のデータのみが格納されてい
る。また、この時、ニュースカウンタの値は、「1」で
あり、また、ニュースバッファデータ量は、ニュースカ
ウンタの値「1」と1データ長の「B」を乗算した値、
「1×B」(Bは、ニュース情報1データあたりのデー
タ長)である。
【0189】次に、図15右図に示すように、「15時45
分40.06秒後」のニュースバッファ123には、「a社
の株価が暴落した。」とういうニュース情報が受信され
て、ニュースバッファ123内の2番目のデータとして
格納され、ニュースカウンタの値は、「1」加算され
て、「2」となる。
【0190】さらに、ニュースバッファデータ量は、
「2×B」(ニュースカウンタの「2」と、1データ長
「B」を乗算した値)となる。
【0191】また、図16は、「15時45分41.02秒」後
に、受信処理装置120が備えるニュースバッファ12
3内のデータが、動的領域情報バッファ141に転送さ
れたときの、ニュースバッファの格納内容等を説明する
図面である。
【0192】図16左図に示すように、「15時45分40.0
6秒」直後、ニュースバッファ123には、「b社が倒
産した」、「a社の株価が暴落した」の2件のニュース
情報のみが格納されている。この時、ニュースカウンタ
の値は「2」であり、また、ニュースバッファデータ量
は、「2×B」である。
【0193】次に、図16右図に示すように、「15時45
分41.02秒後」において、ニュースバッファ123の格
納内容は、既に、図3に示したニュース情報記憶装置1
60に格納されるとともに、動的領域情報バッファ14
1にニュース情報が転送されており、ニュースバッファ
内のデータは、総てクリアされている。
【0194】データを総てクリアする理由は、ニュース
バッファ123内のデータは、動的領域情報バッファ1
41に、総て転送されるからである。
【0195】次に、図17右図に、「15時24分35.08
秒」直後に、株価データである「a社の”138”円」
を、受信処理装置120が備える株価バッファ122の
バッファ領域1(122b)が受信して、格納したとき
の、株価バッファ122内のデータ格納の様子を示す。
【0196】図17左図に示すように、「15時24分35.0
6秒」直後には、株価バッファ122内には、送信領域
に、3件の株価データ、「a社「139円」、c社「1
40円」、f社「150円」」のみが格納されている。
【0197】また、a社、c社、f社のフラグは、送信
領域のみに対して、フラグ「1」が立っているのみであ
り、バッファ領域1とバッファ領域2に対しては、フラ
グが立っていないので、送信領域に対するフラグ数が
「3」であり、データ量が「3×A」(Aは、株価デー
タ長)である。
【0198】次に、図17右図に示すように、「15時24
分35.08秒」後において、株価バッファ内の送信領域に
は変化はないが、バッファ領域1におけるa社株価の欄
に「138円」なる株価データが格納される。また、バ
ッファ領域1に、a社のフラグ「1」が立つことによ
り、バッファ領域1のフラグ数は「1」になり、データ
量は、フラグ数と株価データ長を乗算した値である、
「1×A」になる。
【0199】次に、図18を参照して示す例は、「15時
24分35.09秒」後において、受信処理装置120が備え
るニュースバッファ123内のデータが、動的領域情報
バッファ141に転送されたときの、ニュースバッファ
123内のデータ格納例である。
【0200】図18左図に示すように、「15時24分35.0
8秒」直後において、株価バッファ122は、その送信
領域122aに、3件の株価データ、すなわち、「a社
「139円」、c社「140円」、f社「150円」」
を格納している。
【0201】また、送信領域に対する、a社、c社、f
社のフラグ「1」が立つので、送信領域のフラグ数が
「3」となる、送信領域に対するデータ量が「3×A」
となる。
【0202】また、バッファ領域1に、「a社「138
円」」なる1件の株価データを格納しているので、a社
のフラグ「1」が立っており、バッファ領域1のフラグ
数は「1」である。
【0203】よって、バッファ領域1に対するデータ量
は、「1×A」となる。
【0204】次に、図18右図に示すように、「15時24
分35.09秒」後において、株価バッファ122は、株価
報記憶装置150に株価を格納されるとともに、動的領
域情報バッファ141に株価データが転送された後、バ
ッファ領域1のデータは、送信領域に移動され、さら
に、バッファ領域2のデータは、バッファ領域1に移動
され、バッファ領域2のデータは、全て消去される。
【0205】このような動作により、送信領域には、
「a社「138円」」なる株価データのみが格納されて
いる。
【0206】次に、図19を参照して、本発明の利点を
説明する。
【0207】図19は、t1〜t6時間の間に、株価デ
ータが受信処理装置に送信されたときに、受信データに
基づいて作成したトレンドグラフである。点線は、従来
技術のデータ受信によって作成したトレンドグラフであ
り、実線は、本発明によって受信したデータによって作
成したトレンドグラフである。
【0208】リフレッシュ周期(受信処理装置内のデー
タを送信処理装置に転送する動作を行なう所定周期を意
味する)の周期内に、同一会社の株価を受信処理装置が
受信し、送信処理装置に転送するまでに、株価バッファ
に格納されたデータを表現したものである。
【0209】図19に示すように、実線で表現したグラ
フは、t2時間とt4時間での株価データ(それぞれ、
a1円、a4円)が、忠実に受信されていることを表し
ている。一方、点線で表現したグラフは、t2時間とt
4時間での、株価データが忠実に受信されていないこと
を示している。
【0210】このように、従来技術では、忠実にデータ
を受信することができず、受信データの欠落が発生し、
正確なトレンドグラフを表示することができなかった
が、本発明によれば、受信データの欠落が発生せず、正
確なトレンドグラフを表示することが可能になった。
【0211】従来技術によれば、欠落したデータが、株
価データの最高値や、最低値である可能性もあり、本発
明によれば、システムの信頼性が向上する。
【0212】なお、今までの説明では、株価データと、
ニュース情報の2つの情報を例にとり説明したが、一般
に複数種類のデータに対して、本発明は適用可能であ
る。
【0213】この場合、受信装置内のバッファの数の変
更や、動的領域情報バッファにデータを格納する際のア
ルゴリズムを変更することにより対処しうる。
【0214】また、本発明では、データの内容が時々刻
々と変化する、いわゆるリアル(タイム)データに適用
すると、その効果は一層発揮される。
【0215】以上説明してきたように、本システムで
は、送られてきたデータを、忠実に受信することによっ
て、正確なトレンドグラフ表示が可能になった。また、
複数種類のデータの、各々を格納するエリアを固定せ
ず、データ量を参照して、送信バッファに格納するデー
タ量を、データ種類ごとに決定することにより、送信バ
ッフを有効使用し、データ提供速度の高速化も図れるよ
うになった。
【0216】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、2種類のデー
タの配信比率を動的に決定、変更することができる。こ
れにより、リアルタイムデータ配信を迅速かつ効率的に
実現でき、クライアントサーバシステム等ではエンドユ
ーザであるクライアントに対する情報提供業務の質的向
上を図ることができる。
【0217】また、本発明では、送られてきたデータ
を、忠実に受信することによって、正確なトレンドグラ
フ表示が可能になった。また、複数種類のデータの、各
々を格納するエリアを固定せず、データ量を参照して、
送信バッファに格納するデータ量を、データ種類ごとに
決定することにより、送信バッファを有効使用し、デー
タ提供速度の高速化も図れるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施例の構成図である。
【図2】従来システムの一部である送信用データ領域の
構成図である。
【図3】本発明にかかる実施例の詳細な構成図である。
【図4】送信領域、バッファ領域1、バッファ領域2へ
のデータ格納例の説明図である。
【図5】処理特性情報テーブルの説明図である。
【図6】ニュースバッファへのデータ格納例の説明図で
ある。
【図7】データ領域の使用方法の説明図である。
【図8】リアルデータ配信制御処理を説明するフローチ
ャートである。
【図9】データ収集、解析処理を説明するフローチャー
トである。
【図10】株価バッファ格納処理を説明するフローチャ
ートである。
【図11】ニュースバッファ格納処理を説明するフロー
チャートである。
【図12】後処理を説明するフローチャートである。
【図13】株価バッファクリア処理を説明するフローチ
ャートである。
【図14】処理特性情報テーブルクリア処理を説明する
フローチャートである。
【図15】本発明の動作を説明するための説明図であ
る。
【図16】本発明の動作を説明するための説明図であ
る。
【図17】本発明の動作を説明するための説明図であ
る。
【図18】本発明の動作を説明するための説明図であ
る。
【図19】トレンドグラフ作成における、本発明の効果
を示す説明図である。
【符号の説明】
20…受信処理装置、30…処理装置、40…送信処理
装置、50…Aデータ記憶装置、60…Bデータ記憶装
置、70…LAN、80…表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 重敏 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所 大みか工場内 (56)参考文献 特開 昭63−276965(JP,A) 特開 平4−21473(JP,A) 特開 平2−29353(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のデータと、第2のデータとを受信す
    受信手段と、受信した第1のデータを格納する複数個
    の第1の格納手段と、受信した第2のデータを格納する
    第2の格納手段と、受信装置が受信したデータを処理す
    る処理手段と、送信データを格納する送信格納バッファ
    と、送信格納バッファの格納データを、所定の伝送レー
    トで送信する送信処理手段とを備え、 前記処理手段は、前記第2の格納手段内に格納されてい
    る前記第2のデータ容量を検出し、該データ容量に対応
    した、前記送信格納バッファ内の記憶エリアを確保し
    て、前記第2の格納手段内に格納されている前記第2の
    データを、前記確保した記憶エリアに格納し、さらに、
    前記第1のデータを、前記第1の格納手段から獲得し、
    獲得した前記第1のデータを送信格納バッファの残りの
    空きエリアに記憶することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、さらに、前記送信処理
    手段に接続して表示手段を設け、該表示手段は、前記送
    信処理手段から送信されるデータを表示することを特徴
    とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記第1のデ
    ータは、時系列性を有するデータである「会社と、会社
    の株価とを対にしたデータ」であり、前記第2のデータ
    は、発生時刻に突発性を有するデータである「会社と、
    会社の倒産情報、会社の株価変動情報を少なくとも含む
    ニュース情報とを対にしたデータ」である、ことを特徴
    とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】2種類のデータを、所定の伝送レートで出
    力するデータ送信方法であって、 種類の異なる第1のデータおよび第2のデータを受信
    し、受信した第1のデータを複数設けられた第1格納エ
    リアのいずれかに、受信した第2のデータを第2の格納
    エリアにそれぞれ格納しておき、前記第2のデータ容量
    を検出し、該データ容量に対応した、所定記憶領域内の
    記憶エリアを確保して、前記第2のデータ を、前記所定
    記憶エリアに格納し、さらに、前記第1のデータを、前
    記所定記憶エリアの残りの空きエリアに格納し、前記所
    定記憶領域内の記憶データを、所定の伝送レートで送信
    することを特徴とするデータ送信方法。
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