JP3202529B2 - 活性炭塔の下部集水機構 - Google Patents

活性炭塔の下部集水機構

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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性炭を充填した活性
炭塔の支持層及び集水装置を有する下部集水機構に関す
る。本発明の集水機構は、粒状、球状等の活性炭を充填
した活性炭塔を、主に食品用の製造用水、半導体関係用
水又は回収水等の水処理に適用する場合に利用できる。
即ち、本発明は、広くは活性炭塔の微生物増殖抑制、吸
着有機物の脱着のために熱水や蒸気又は薬品を用いて殺
菌処理とか回生処理を行う分野に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、活性炭塔は基本的には図5、図7
に示されるような塔下部集水機構を有している。図5
は、枝管2と枝管2を集合する主管1からなる多孔管式
集水装置の例であり、底盤3の上に、例えは20〜40
mmの大粒径砂利層4、そして順次、15〜20mmの
砂利層5、5〜15mmの砂利層6、2〜5mmの砂利
層7を多層に積み、成層としている。更に、その上に
は、一般的に粒径0.5〜0.6mm程度の砂層8を充
填している。吸着剤等として用いられる、例えば12〜
32メッシュの活性炭層9は、砂層8の上に充填され
る。
【0003】各層の層高は概略下記の通りである。 大粒径砂利層4 : 150〜400mm 15〜20mm砂利層5 : 65〜100mm 5〜15mm砂利層6 : 65〜100mm 2〜5mmの砂利層7 : 65〜100mm 砂層8 : 65〜100mm 全層高 : 350〜650mm 各層高は塔径が大きい程、水の均一分散を考慮して大き
くしていくのが一般的である。
【0004】枝管2には、図6に示すように、例えば6
mm〜10mmφの集水小孔10が設けられ、枝管2を
集合した主管1から処理水が流出し、かつ逆洗時におけ
る逆洗水、加熱殺菌時の熱水、蒸気が主管1から流入
し、各枝管2の集水小孔10から分散していく。枝管
2、主管1からなる多孔管式集水装置は大粒径砂利層4
の最下部に設置される。このように構成された集水機構
においては、逆洗流速は、充填されている粒状活性炭が
流動する0.3〜0.4m/min程度が適用される。
【0005】この流速では、砂層8は水温、粒径によっ
ては若干流動する場合があるが、支持層としての砂利層
4、5、6、7はほとんど流動しない。採水時等に活性
炭が支持層、特に砂層8内に若干入り込んでも、逆洗に
よって再び追い出し、支持層、活性炭層を成層させるよ
うにしている。即ち、支持層としての各砂利層は、砂層
8を含めて、逆洗時、採水時ともに水の均一分散、粉化
した微細活性炭の処理水への漏出防止用としての役割を
担っている。図7は、多孔板式集水装置の例である。荷
重に耐えれるようにサポート(図示せず)上に、例えば
6mm〜10mmφの集水小孔10を必要数均一分散さ
せて設ける。そして、図5と同様に大粒径の砂利から小
粒径の砂利、砂と順次積み、多層に成層して図5につい
て前述した目的を達成するようにしている。
【0006】このような多層からなる支持層、集水装置
で構成される下部集水機構は次のような問題を有してい
る。 成層となっいる支持層の一部が乱れてしまうと、逆
流によって、再び成層として漏出を止めることは難かし
い。 通常、活性炭塔の後段に微細懸濁物をろ過除去する
カートリッジフィルタが設けられているが、このような
漏出事故では、圧力損失の増大が早期に生ずると共に、
フィルタも通過し、一部が製造用水に入り込む危険が生
じてしまう。このため、採水が停止され、製造用水が確
保できず、工場操業の短縮等の重大事態となってしまう
ことがある。
【0007】 このような重大事態を回避するために
は、採水を停止し、塔内の充填物をすべて取り出して再
び新しい砂利を用いて支持層を多層の成層とする作業が
必要となる。充填物の取り出し作業、支持層の形成作
業、及び塔内配管、活性炭の殺菌作業等のため、直接的
作業日数として3〜4日間を要しているのが現状であ
る。 また、取り出した砂利の再利用は、粒径によって分
級していく作業、砂利自体の洗浄、殺菌作業に多くの手
間と時間が掛かり、再利用されず、そのまま処分されて
いる例がほとんどである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した重大影響をも
たらす支持層の乱れは、次のような原因が単一、もしく
は複合して生じていると考えられる。 (1)逆洗流速が過大又は過小の期間があり、水の片流
れが生じ、長期間のうちに次第に乱れが生じていく。 (2)逆洗時、逆洗水に気泡を巻き込んでしまい、一時
的にスクラッビング、すなわち気液混合条件に塔内がな
ってしまった場合。 (3)熱水又は蒸気殺菌工程が不適切な場合、基本的に
は工程の不適切又は手動操作時のミスによって、(2)
項と同一条件に短時間でもなってしまった場合。 (4)活性炭又は支持層交換、あるいは、塔内点検時に
塔内における作業ミスによって、支持層の一部を乱して
しまう場合。
【0009】このような原因によって、漏出事故が年1
〜2回生じても、工場操業の計画を狂わせてしまう重大
事態となる。また、現在、通常は支持層として砂利を用
いるが砂利には次のような問題点がある。 (1)良質の砂利が次第に得にくくなっている。即ち、
砂利自体に割れ目を有するもの、砂岩のように表面がざ
らつき、小孔が多いものが含まれている。このようなも
のは、微生物増殖の巣となっている。良質な砂利とは、
表面がなめらかで割れ目、小孔が極く少なく、火成岩の
ような熱水、蒸気による加熱殺菌工程の繰り返しにも強
いものである。
【0010】(2)良質でない砂利がある程度混じって
いると、加熱殺菌時の熱応力によって割れが拡大し、小
孔すなわち微生物増殖の巣となる割合が増していく。そ
れにより処理水の微生物漏出も増し、そして加熱殺菌頻
度も増していくという悪循環に落ちいる。 (3)そのため、2〜3年という短期間に支持層全体を
交換する必要が生じる。 (4)全量交換された支持層の砂利が再利用されないた
め、河川等からの砂利採取による自然環境破壊の遠因と
もなっている。そこで、本発明は上記のような従来技術
の問題点を解消し、漏出事故を未然に防ぎ、支持層を長
期に渡って安定して使用でき、また砂利に代る支持層を
用いることもできる活性炭塔の下部集水機構を提供する
ことを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、活性炭塔の活性炭層下部の集水機構にお
いて、活性炭層を支持する支持層としての砂利層を、砂
利の粒径が1〜15mmの混合砂利層を一層で用い、か
つ、支持層の最下部近くに、スリット巾50〜300μ
mを有するウエッジワイヤスクリーンを設けた多孔管式
集水装置、又はスリット巾50〜300μmを有する多
数のノズルを設けた多孔板式集水装置を有することを特
徴とする活性炭塔の下部集水機構としたものである。ま
た、本発明において、前記支持層としての混合砂利層の
代りに、形状が球状、楕円形状又は円筒形状で粒径1〜
15mmの混合セラミックス材層を用いることもでき
る。
【0012】このように、本発明では、支持層としての
砂利層を、従来技術のような粒径分布巾を有する砂利を
多層の成層として用いるのではなく、支持層が乱れても
よいように、粒径1〜15mm範囲、好ましくは粒径2
〜5mm範囲の混合状態で充填する。即ち、支持層とし
ての砂利層を前記の混合砂利層の一層としている。実際
には、ある粒径範囲で販売されている2〜5mm範囲の
砂利又は2〜10mm範囲の砂利をそのまま用いるのが
よい。このような混合砂利層を用いると、従来の例えば
6〜13mmφの集水小孔を有する集水装置では、この
集水小孔から小砂利、活性炭又は砂が流出してしまう。
【0013】これを防止し、効果的に水の均一分散、加
熱殺菌時の均一な熱水又は蒸気の分散を行うため、本発
明では、図1及び集水装置を拡大した図2に示すよう
に、枝管2を内管12と外管15で構成し、内管12に
従来の例えば6〜13mmφの集水小孔13を設け、該
内管12全体を、50〜300μmのスリット14を有
するウエッジワイヤスクリーンタイプの外管15で覆っ
てしまう2重管式枝管としている。集水小孔13は、従
来の集水装置と同様に、採水、逆洗等に均一な水分散、
集水を達成できるように、その口径、個数、分布を決め
ればよい。外管15の水の通るすきまであるスリット1
4はその巾を50〜300μm、好ましくは100〜2
00μmとすれば、その全開口面積は集水小孔13の全
開口面積よりも充分大きくできるため、採水、逆洗に支
障はない。また、図4に示すように、同様のスリット巾
を有するノズル21を多孔板に多数設けた多孔板式集水
装置としてもよい。
【0014】そして、スリット14の巾が、支持層の砂
利、砂、活性炭より充分小さいため、これらの処理水へ
の漏出は防止できるのである。更に本発明では、支持層
材質として、上記した砂利の代りに、例えば1200〜
1500℃の高温で焼成した粒径1〜15mm、好まし
くは2〜5mmの球状、楕円形状又は円筒形状のセラミ
ックス材を用いることができる。セラミックス材は砂利
よりかなり高価であるが、高温焼成しているため、加熱
殺菌時の熱応力に強い。また、その比重は砂利とほぼ同
じ2.5〜2.8であり、砂利の場合と同じ運転方法が
適用できる。
【0015】使用するセラミックス材は、価格の安い磁
器性ボール、ムライト系ボール等が好ましい。これらの
セラミックス材は、化学的にも安定であり、薬品殺菌処
理時に使用する遊離塩素の15〜200mg/リットル
にも充分耐える。そして、ろ過採水時にセラミックス材
自体から溶出してくる重金属類の濃度も、水道水水質基
準値よりもはるかに低く、全く問題はない。それ故砂利
よりもかなり長く使用できるのである。
【0016】
【作用】次に、図面を用いて本発明の作用を説明する。
図1は本発明の活性炭塔の一例を示す全体構成図であ
り、図2は図1の集水装置の部分拡大図である。また、
図3は集水装置の外管15となるウエッジワイヤスクリ
ーンの部分拡大図である。図3において、スリット14
の構造はロッド17の形状を工夫し、外表面部のスリッ
ト14の巾より、内表面部のすきま18を大きくするこ
とによって、採水時被処理水19中に粒子がまじっても
スリット14が閉塞しないようにしている。
【0017】内管12をなくし、ウエッジワイヤスクリ
ーンの外管15だけの集水装置とすることは、その開口
面積が大きすぎて、逆洗時、水の均一分散ができない。
集水装置は枝管を前記のようにウエッジワイヤスクリー
ンを用いた2重管式の枝管とするのがよい。本発明で用
いるウエッジワイヤスクリーンのスリット14の巾は充
分に小さいため、通常活性炭の後段に設けられている例
えば0.4μm〜20μmのカートリッジフィルタの負
荷を減少させるプレフィルタの機能も有している。図1
に示す混合砂利層16の粒径分布巾は1〜15mm、好
ましくは2〜5mmの範囲とし、その層高は枝管2の外
管15の上面から100〜350mmとすれば、採水時
活性炭層9から流出してくる微細粉末活性炭を充分に抑
制できる。
【0018】使用している活性炭の硬度の劣化が激し
く、捨水工程後も更に1μm〜数10μmの超微粉末活
性炭がリークしてくる場合は、混合砂利層の上に0.5
〜0.6mmの砂層を25〜300mm設けるのもよ
い。一般にこのような超微粉末活性炭は、活性炭の基本
的性能である硬度の劣化や活性炭同志の衝突、摩耗によ
って生じる。そして、捨水工程時、及び、採水初期に漏
出してくる。図4に本発明の他の活性炭塔の全体構成図
を示すが、ここでは集水装置が図1のウエッジワイヤス
クリーンに代って、同様なスリット巾を有するノズル2
1を多孔板20に、150〜200mmピッチで必要数
設けている多孔板式集水装置である。支持層は図1と同
様に混合砂利層の一層とすればよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 図1に示す活性炭塔を用いて、次のような装置、条件で
運転を行った。活性炭塔として2000mmφ×220
0mmHを用い、支持層として、2〜5mmφの砂利5
0%と、5〜15mmφの砂利50%とを混合して、下
記の仕様で用いた。
【0020】 支持層高 : 底盤から400mm 活性炭 : 12〜32メッシュ粒状炭(やしがら系)、 層高 : 1000mm 通水流速 : SV 20、LV 20 処理目的 : 脱塩素、異味、異臭成分の除去 原 水 : 水道水(残留塩素 0.5〜1.5mg/リットル) 殺菌方法 : 10mg/リットル Cl2 水による逆洗、2回/週 105℃による蒸気殺菌、殺菌頻度 3〜4カ月に1回 とを行った。 集水装置 : 多孔管式ウエッジワイヤスクリーン(スリット:150μm)
【0021】 1年間運転後の結果 1)処理水の微生物漏出: 一般細菌 : 0.00コ〜4.5コ/ml以下 カビ、酵母 : いずれも0コ/20ml以下 2)微粉末活性炭の処理水への漏出 捨水(SV20):8分間の平均 1.6mg/リットル(SSとして) 採水時、採水開始後 30分後: 0.8mg/リットル 1時間 : 0.2mg/リットル以下 3時間 : 0.2mg/リットル以下 0.45μmフィルタ上の捕捉した微粉末活性炭の粒径
は1〜30μm程度であった。後段のカートリッジフィ
ルタへのSS負荷は採水開始して3時間程度であり、そ
の後はほとんど見られなかった。
【0022】実施例2 実施例1と同一仕様、運転条件で行い、支持層構成のみ
を次のように変えた。 支持層 : セラミック材(磁性) 形状 : 球形 粒径 : 1〜3.2mm、30% 3.2〜6.4mm、40% 6.4〜12.8mm、30% の混合層で砂層なし、層高:400mm
【0023】 1年間後の運転結果 1)処理水への微生物の漏出: 一般細菌 : 0.00コ〜6.0コ/ml以下 カビ、酵母 : いずれも0コ/20ml以下 2)微粉末活性炭の処理水への漏出 捨水(SV20):8分間の平均 2.5mg/リットル(SSとして) 採水、開始後 30分後 : 0.7mg/リットル 1時間後 : 0.2mg/リットル以下 3時間後 : 0.2mg/リットル以下 3)セラミック材の性状変化 1年間使用後の磁性ボール(3.2mmφ)を顕微鏡
(×100)で観察した。その結果を図9(写真2)に
示す。新品のものの図8(写真1)とほとんど変わらな
かった。
【0024】実施例3 セラミック材として磁性ボール(粒径3.2mmφ)を
用いて加速試験を行った。 1)Cl2 浸漬時間と蒸気殺菌 Cl2 : 500mg/リットルに72日間・・・通
常使用の10年間に相当、(240日/年×10年×1
5mg/リットル×1/500mg=72日) 蒸気殺菌 : 110℃×2時間×50回・・・通常使
用の10年間に相当(年 5回として、10年で50
回) その結果を図10(写真3)に示す。図8の新品と比較
し、割れ、小孔の増加が見られなかった。
【0025】比較例1 実施例1と同一の活性炭層仕様、運転条件で1年間運転
した。 集水装置 : 多孔管式で枝管の集水小孔 : 6m
mφ
【0026】運転結果 1)処理水への微生物漏出 0.00コ〜15コ/m
l以下 2)蒸気殺菌頻度 1〜2か月毎である 3)運転10か月目頃から小砂利、砂及び活性炭が漏出
し始め、11か月目にカートリッジフィルタを取替え、
ハウジング内を掃除したところ、150mlの漏出砂利
等が見られた。そのため、1年間で支持層の全量交換を
行った。 4)使用した砂利に含まれていた砂岩質の写真を図11
(写真4)に示す。表面はざらざらし、小孔が多数見ら
れた。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (1)微細粉末活性炭の処理水への漏出が防止でき、漏
出事故を失くすことができる。 (2)砂利、砂、活性炭の漏出も防止できる。 (3)塔内点検のため支持層を取り出しても、一層とし
て用いているため、再充填でき、再利用ができる。ま
た、支持層にセラミック材を用いると更に次のような効
果が得られる。
【0028】(1)材質として、磁器、ムライト等の比
較的価格の安いものでも、微生物増殖の巣となり易すい
割れ目や小孔がほとんどない。 (2)落下や圧壊強度が大きく、取扱いが容易。 (3)次亜塩素酸ソーダ等に対する耐薬品性が高い。ま
た耐熱性が高く、繰り返し熱応力によっても割れの発
生、小孔の増加がほとんどない。 (4)食品製造用水へ使用しても有害重金属等の溶出は
分析限界以下であった。 (5)球状、楕円形状のセラミック材は塔外への取り出
し、洗浄、再充填作業が砂利の場合より楽である。
【0029】また、砂利の交換の頻度が、2〜3年に1
回程度に比べ、セラミックス材は7〜10年に1回程度
でよい。セラミックス材は、砂利に比べ単価が5〜10
倍と高いが、使用年数が長いことから交換頻度が少く、
また、全量交換時の洗浄、殺菌作業に要する時間も、砂
利の場合の3〜4日間に比べ、セラミックス材が焼成し
ているためよごれの付着が少なく洗浄、殺菌が数時間で
できること等のメリットがあり、支持層にセラミックス
材を用いると安定した運転ができ、工場操業の効率化に
寄与すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の活性炭塔の一例を示す全体構成図。
【図2】図1の集水装置の部分拡大図。
【図3】図2の外管15の部分拡大図。
【図4】本発明の活性炭塔の他の例を示す全体構成図。
【図5】従来の活性炭塔の一例を示す全体構成図。
【図6】図5の集水装置の部分拡大図。
【図7】従来の活性炭塔の一例を示す全体構成図。
【図8】使用前のセラミックス材の磁性ボールの粒子表
面顕微鏡写真。
【図9】1年間使用後の磁性ボールの粒子表面顕微鏡写
真。
【図10】加速試験(実施例3)後の粒子磁性ボールの
表面顕微鏡写真。
【図11】1年間使用後の砂岩質の粒子表面顕微鏡写
真。
【符号の説明】
1:主管、2:枝管、3:底盤、4〜7:砂利層、8:
砂層、9:活性炭層、10、13:集水小孔、11、2
0:多孔板、12:内管、14:スリット、15:外管
(ウエッジワイヤスクリーン)、16:混合支持層、1
7:ロッド、18:すきま、19:被処理水、21:ノ
ズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−269457(JP,A) 特開 平6−320143(JP,A) 特開 平5−64793(JP,A) 実開 昭58−3937(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/28 B01D 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭塔の活性炭層下部の集水機構にお
    いて、活性炭層を支持する支持層としての砂利層を、砂
    利の粒径が1〜15mmの混合砂利層を一層で用い、か
    つ、支持層の最下部近くに、スリット巾50〜300μ
    mを有するウエッジワイヤスクリーンを設けた多孔管式
    集水装置、又はスリット巾50〜300μmを有する多
    数のノズルを設けた多孔板式集水装置を有することを特
    徴とする活性炭塔の下部集水機構。
  2. 【請求項2】 前記支持層としての混合砂利層の代り
    に、形状が球状、楕円形状又は円筒形状で粒径1〜15
    mmの混合セラミックス材層を用いることを特徴とする
    請求項1記載の活性炭塔の下部集水機構。
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