JP3202443U - 実験動物飼育装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飼育ケージの位置の違いによる温度のバラつきを抑制可能な実験動物飼育装置を提供する。【解決手段】本考案に係る実験動物飼育装置100は、給気温度調節手段30から飼育ケージ20へ空気を供給する給気ファン31と、給気温度調節手段30から飼育ケージ20に給気される空気の一部を飼育室10に供給する循環ファン51と、飼育室10から空気を吸引して給気温度調節手段30へ戻す吸気ファン3011とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の飼育ケージに対する給排気を個別に行うよう構成された実験動物飼育装置に関し、特に、複数の飼育ケージを密閉可能な箱体内に収容した実験動物飼育装置に関する。
従来、SPFラットやマウス等の実験動物の飼育には、人と実験動物間の感染や実験動物相互の感染を防止するため、複数の飼育ケージを密閉した上で給排気管に対し並列に連結し、飼育ケージの吸排気を個別に行うようにした実験動物飼育装置が広く用いられている。
そして、かかる飼育装置を、特別な空調設備を有さない一般の実験室などに設置できるよう、飼育ケージを密閉した箱体内に一括して収容した装置が各種提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1の換気飼育ケージ・ユニットは、給気ファンから各飼育ケージまでの距離の違いにより飼育ケージへ供給される風量に違いが生じ、場所の悪い飼育ケージによっては適切な換気や風量調節が行えないという問題を解決すべく、送風装置を地上設置とし、飼育ケージを収容する飼育ケージ室の両側に送風装置からの給気路を設けることで送風機から各ケージに送られる風量を均一に配分して、全ての飼育ケージに実験動物の飼育及び保育に適した安定した風量を供給するようにしたものである。
特開2011−83219
しかし、飼育ケージの温度については、飼育ケージの周囲の温度によって差を生じるため、特許文献1の換気飼育ケージ・ユニットでは、飼育ケージの位置により各飼育ケージに温度差が生じるという問題が有る。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、飼育ケージの位置の違いによる温度のバラつきを抑制可能な実験動物飼育装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、扉により開閉可能な飼育室と、前記飼育室に収容される複数の飼育ケージと、前記飼育ケージへ供給する空気の温度を調節する給気温度調節手段と、前記給気温度調節手段から前記飼育ケージへ空気を供給する給気ファンと、前記給気温度調節手段から前記飼育ケージへ供給される空気が通る給気路と、前記飼育ケージからの排気を行う排気ファンと、前記飼育ケージからの排気が通る排気路とを有し、前記複数の飼育ケージが、前記給気路及び前記排気路に対し固別に連結された実験動物飼育装置であって、前記飼育室の空気を前記給気温度調節手段へと吸引する吸気ファンと、前記飼育室から前記給気温度調節手段へ吸引される空気が通る吸気路と、前記給気温度調節手段から前記飼育ケージに供給される空気の一部を前記飼育室に戻す循環ファンと、前記給気路から分岐して前記給気温度調節手段から前記飼育室へ戻される空気が通る循環路とを備えることを特徴とする。
このように、本考案の実験動物飼育装置では、給気温度調節手段で温度調節された空気を飼育ケージだけでなく飼育室にも供給して飼育室内の温度を均一にすることで、飼育ケージの温度差を抑制できる。
本考案の実験動物飼育装置は、前記給気路、及び前記循環路が分岐する分岐点と前記飼育ケージの間に前記飼育ケージに供給される空気を加湿する加湿器を備えることが好ましい。
このように、飼育ケージに供給する空気のみを加湿することで、加湿器で使用する電力を抑制できる。
本考案の実験動物飼育装置は、前記給気路、及び前記循環路が分岐する分岐点と前記飼育ケージの間にHEPAフィルタを備えることが好ましい。このように、飼育ケージに供給する空気のみをHEPAフィルタに通すことで、HEPAフィルタを通過する空気量を抑制できるため、HEPAフィルタの寿命を延長できる。
本考案の実験動物飼育装置は、前記扉が前記飼育室の前方に設けられ、前記飼育室から前記吸気路に空気を吸引する吸気口が前記飼育室の床面前端部に設けられていることが好ましい。このように、飼育室の床面前端部に設けた吸気口から飼育室内の空気を吸引することで、飼育室の前部にエアーカーテンを形成することができる。
前記循環路から前記飼育室に空気を給気する給気口が前記飼育室の後壁に設けられていることが好ましい。このように、給気温度調節手段からの空気を飼育室の後壁から飼育室へ供給し、飼育室の床面前端部から排出することで、飼育室内の空気を効率よく循環させることができる。
本考案の実験動物飼育装置は、前記飼育室が、複数の飼育棚を有し、前記飼育棚により上下に並ぶ複数の飼育スペースに分断されており、前記給気口は、前記飼育スペースのそれぞれの後壁に設けられ、前記飼育棚の前端と前記扉の間に隙間を有することが好ましい。このように、飼育室が飼育棚により複数の飼育スペースに区切られている場合には、飼育スペースのそれぞれの後壁から各飼育スペース内へ前記給気温度調節手段からの空気を供給し、この空気を飼育棚と扉の間の隙間を通して床面前端部に設けた吸気口から排出することで、効率よく飼育スペース内の空気を循環させることができる。
本考案の実験動物飼育装置は、前記飼育ケージからの排気を処理するHEPAフィルタを備えることが好ましい。こうすることで、飼育ケージからの排気を安全に室内に排出することができる。
以上説明したように、本考案の実験動物飼育装置によれば、飼育室内に複数配置した各飼育ケージの位置の違いによる飼育ケージ間の温度のバラつきを抑制することができる。
本考案の一の実施形態に係る実験動物飼育装置の空調フロー図である。 図1の実験動物飼育装置の内部を透視して示した正面図である。 図1の実験動物飼育装置の内部を透視して示した側面図である。 図1の実験動物飼育装置の後部ダクト室を透視して示した背面図である。 図1の実験動物飼育装置の中段の飼育スペースを透視して示した平面図である。 図1の実験動物飼育装置の飼育室の床面を透視して示した平面図である。 図1の実験動物飼育装置の飼育室の下部機械室を透視して示した平面図である。
以下、適宜図面を用いながら本考案の実施形態について詳述する。ただし、本考案は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本考案の一の実施形態に係る実験動物飼育装置100の空調フロー図を示している。実験動物飼育装置100は、図1に示すように、飼育室10と、飼育室10に収容される複数の飼育ケージ20(各図には1個のみ記載)と、飼育ケージ20へ給気する空気の温度を調節する給気温度調節手段30と、給気温度調節手段30から飼育ケージ20へ空気を供給する給気ファン31と、給気温度調節手段30から飼育ケージ20へ供給される空気が通る給気路32と、飼育ケージからの排気を行う排気ファン41と、飼育ケージ20からの排気が通る排気路42と、給気温度調節手段30から飼育ケージ20に給気される空気の一部を飼育室10に戻す循環ファン51と、給気路32から分岐して給気温度調節手段30から飼育室10へ供給される空気が通る循環路52と、飼育室10から給気温度調節手段30へと戻る空気が通る吸気路53とを主に備え、給気温度調節手段30には、飼育室10から空気を吸引して給気温度調節手段30へ送る吸気ファン3011が付設されている。尚、各図の飼育ケージ20は、便宜上1個のみを記載している。
また、実験動物飼育装置100は、図1に示すように、飼育ケージ20へ供給される空気を加湿する加湿器33と、飼育ケージ20への給気の除塵・除菌を行うHEPAフィルタ34と、排気ファン41の下流側に設けられて飼育ケージ20からの排気の除塵・除菌を行うHEPAフィルタ44と、HEPAフィルタ44の下流側に連続して設けられて当該排気の脱臭を行う脱臭装置45とを備えている。
実験動物飼育装置100は、具体的には、図2に示すように、直方体の躯体90を備え、図1に記載の構成は、全て躯体90に収容されている。躯体90は、メラミン樹脂を焼付塗装した鋼板からなる直方体のケーシング91の上下方向の中間に、ステンレス鋼板により前方を除く5壁を形成した飼育室10を組み込んで形成されている。実験動物飼育装置100は、飼育室10を囲むようにして、上部機械室92、下部機械室93、後部ダクト室94(図3参照)、右ダクト室95、左補助室96が設けられ、飼育室10と下部機械室93の間に、吸気室53aと給気室32b(図4参照)が設けられている。
飼育室10は、前方(図2の手前側)に開口部11を備え、開口部11は、図3に示すように、外扉121、及び内扉122とからなる二重扉12により開閉される。外扉121は、メラミン樹脂を焼付塗装した鋼板により形成され、内扉122は、ステンレス鋼板製の外枠122aに 透明樹脂板122bを嵌めこんで透視窓に形成されている。
飼育室10は、図2に示すように、上下3段の飼育棚13を備え、飼育棚13により、上下に並ぶ3つの飼育スペース14に仕切られている。飼育棚13の下面からは、左右に対向する一対の板状の吊持ち部材131が垂下しており、飼育ケージ20は、吊持ち部材131に吊持たれる。吊持ち部材131は、飼育棚1枚につき3対が設けられており、1つの飼育スペース14に3つ、飼育室10全体で9つの飼育ケージ20が収容できる。また、吊持ち部材131は、下端部に、飼育ケージを出し入れする際に飼育ケージを前後にスライドさせるためのレール部131a(図3参照)を備えている。
吊持ち部材131の後方には、飼育棚13の下面から垂下する左右一対の通風箱132,132が設けられ、一方(図2では左)の通風箱132の前面に給気ノズル132aが設けられ、他方(図2では右)の通風箱132の前面に排気ノズル132bが設けられている。一方の通風箱132には給気ホース32cが連結され、他方の通風箱132には排気ホース42aが連結されている。
飼育棚13の下面には、飼育ケージ20の真上となる位置に白色LEDからなる照明17が設けられている。照明17は、照度調節手段171により、同じ飼育スペース14に設けられた3つごとに照度を調節でき、また、制御手段181により、予め設定した時刻に自動で点灯・消灯を行うことができる。
飼育ケージ20は、略直方体をなすポリサルホン樹脂製の半透明容器からなり、図3に示すように、本体部21と、本体部21を封止する蓋部22とを備えている。蓋部22は図5に示すように、後部に給気孔23及び排気孔24を備え、左右の端縁に摺動用凸条22a(図3参照)を備えている。飼育ケージ20は、摺動用凸条22aをレール部131aに対しスライドさせて一対の吊持ち部材131の間のスペースに収容する。飼育ケージ20を当該スペースの奥まで収容すると、給気孔23が給気ノズル132aに、排気孔24が排気ノズル132bに気密に嵌合する。
給気孔23及び排気孔24は、給気ノズル132aや排気ノズル132bを挿入した際には開き、給気ノズル132aや排気ノズル132bを脱着した際には閉じる不図示の開閉弁を備えている。
また、飼育ケージ20は、不測のトラブルにより給気が停止した際に実験動物の窒息を防止するフィルタ付透孔を備えているが、当該透孔を介して僅かに外部と空気をやり取りする他は、給気ノズル132a及び排気ノズル132bに連結した状態において飼育室10に対し概ね気密になるよう構成されている。
飼育スペース14の後壁15には、図2に示すように、飼育スペース14に収容した飼育ケージ20の背後となる高さに、循環ファン51から供給される空気を吐出する多数の水平なスリットからなる給気口15aが列設されている。
また、図6に示すように、飼育スペース14の床面16の手前側(図6の下側)端縁に沿って、多数の前後方向のスリットからなる吸気口16aが列設されている。吸気口16aは、図2に示すように、吸気室53aと円形ダクト53bとからなる吸気路53により給気温度調節手段30に連結されている。
給気温度調節手段30は、図2に示すように、冷凍機301とヒーター302とからなり、冷凍機301は、飼育室10から給気温度調節手段30へ空気を吸引するための吸気ファン3011(図1参照)を備えている。冷凍機301は、図2に示すように、空調チャンバー931の上に載置され、ヒーター302は、空調チャンバー931内に収容されている。飼育室10から吸引されて円形ダクト53bを通過した空気(白抜きの矢印)は、空調チャンバー931に入り、続けて、冷凍機301を経由したのち、ヒーター302を通過する。図7に示すように、空調チャンバー931内のヒーター302より下流側には、給気ファン31、及び循環ファン51が収容されており、冷凍機301及びヒーター302で温度調節された空気(白抜きの矢印)は、その一部が、2点鎖線の矢印で示すように給気ファン31に吸引され、当該空気の残部が、実線の矢印で示すように、循環ファン51により吸引される。
加湿器33は、空調チャンバー931の上に載置され、図7に示すように、蒸気を発生する蒸気管33aの先端を空調チャンバー931の内部における給気ファン31と循環ファン51の分岐点321より給気ファン31側に突出させて、図7に破線の矢印で示したように、給気ファン31にのみ蒸気を供給するよう構成されている。
給気ファン31と飼育ケージ20を連通する給気路32は、図4に示すように、給気ファン31とHEPAフィルタ34を結ぶ円形ダクト32aと、飼育室10と下部機械室93の間に設けられた給気室32bと、給気室32bから各飼育ケージ20を連絡する給気ホース32cとからなる。給気ホース32cは、給気室32bから管継手32dを介して、後部ダクト室94へ延出した後、飼育室10の後壁15を管継手32eにより貫通して通風箱132に連結されている。
循環ファン51と飼育室10を連通する循環路52は、後部ダクト室94内の給気口15aの背後に設けられる角筒状の給気室52a(図3参照)と、円形ダクト52bとからなる。円形ダクト52bは、右ダクト室95と後部ダクト室94を通る。飼育室10は、給気口16aを介して給気室52aに連通している。
上部機械室92には、図4に示すように、排気ファン41、HEPAフィルタ44、及び脱臭装置45が、上流側からこの順に配設されている。飼育ケージ20から排気を行う排気路42は、排気ノズル132bに連結される排気ホース42aと排気ホース42aからの排気を回収する排気室42bとからなる。上部機械室92には、併せて照度調節手段171、及び温湿度調節制御装置181が収容されている。
尚、脱臭装置45としては、光触媒を利用した装置が好ましく用いられる他、イオン発生装置を利用した装置など、公知の脱臭装置を適宜に用いることができる。
左補助室96には、図5に示すように、飼育ケージ20の近傍で給気ホース32c内部の温湿度を計測する温湿度センサー18が設けられている。
次に、本実施形態に係る実験動物飼育装置100の使用方法、及び各部の作用・効果について説明する。
実験動物飼育装置100を用いて実験動物を飼育する際には、まず、二重扉12を開いて、実験動物を収容した飼育ケージ20を吊持ち部材131にスライドさせて飼育室10内へ収容する。飼育ケージ20を奥まで入れると、給気孔23及び排気孔24が給気ノズル132a及び排気ノズル132bに嵌合する。飼育ケージ20を飼育室10へ収容したら、二重扉12を閉じる。
しかる後、照度調節手段171により飼育スペース14ごとに照明17の照度を設定し、制御手段181により、点灯・消灯の時刻と、飼育ケージ20へ供給する空気の温湿度及び風量とを設定する。設定が終了すると制御手段181に設けられたスイッチにより運転を開始する。
運転を開始すると、図2に白抜きの矢印で示すように、飼育室10内の空気が、給気温度調節手段30により吸引されて、吸気口16aから吸気室53aに入り円形ダクト53bを通ったのち給気温度調節手段30を通過する。これと並行して温湿度センサー18で計測された温湿度が制御手段181にフィードバックされ、給気温度調節手段30を通過する空気は、制御手段181にフィードバックされた温度と設定した温度との差に基づいて制御手段181により指示を受け、給気温度調節手段30を通過する空気を加熱又は冷却する。
こうして給気温度調節手段30により温度調節された空気は図2の実線と2点鎖線の矢印に示すように、給気ファン31と循環ファン51に分かれて吸引され、給気ファン31に吸引された空気は、図3に実線の矢印で示すように、飼育ケージ20へ供給され、循環ファン51に吸引された空気は、2点鎖線の矢印で示すように、飼育室10内部へ供給される。
このように、本考案の実験動物飼育装置100では、給気温度調節手段30により温度調節した空気を飼育室10へも供給するので、飼育室10内の温度の偏りをなくして、異なる位置にある飼育ケージ20の温度のバラつきを抑制することができる。
一方、飼育ケージ20へ供給される空気は、制御手段181にフィードバックされた湿度と、設定した湿度との差に応じて制御手段181から送信される指示に基づいて加湿器33に加湿されたのち、HEPAフィルタ34により除塵・除菌の処理がなされる。加湿器33は、このように飼育ケージ20へ供給される空気のみを加湿するので、加湿器33による電力を節約することができる。また、HEPAフィルタ34は、飼育ケージ20へ供給される空気のみを処理するので処理する空気量が少なく寿命を延長できる。
飼育ケージ20へ給気された空気は、図4に実線の矢印で示したように、排気ファン41により吸引され、排気路42、HEPAフィルタ44、及び脱臭装置45を介して装置外部へ排出される。このように、実験動物飼育装置100は、飼育ケージ20からの排気をヘパフィルター44や脱臭装置45を介して装置外部へ排出するので、特別な空調設備のない一般の実験室にも設置することができる。
一方、飼育室10へ給気された空気は、図3に2点鎖線の矢印で示したように、後壁15の給気口15aから各飼育スペース14へ吐出され、飼育ケージ20の周囲を通って飼育スペース14の前側へと移動したのち飼育棚13と内扉122の間の隙間を通って流下し吸気口16aから吸気ファン3011へ吸引される。これにより、飼育室10内の空気を効率よく循環させることができる。また、飼育室前面にエアーカーテンを設けて、飼育室10内の臭気が装置外へ漏出することを抑制できる。
排気ファン42により排気された空気は、飼育室10の扉の隙間から飼育室内へ取り込まれた空気により補われる。
本考案の実験動物飼育装置は、上述した実施形態に限られるものではなく、例えば、飼育棚は2段以下でも4段以上でもよく、飼育スペースに収容される飼育ケージは、2つ以下でも4つ以上でもよい。飼育室の給気口は、後壁以外の場所に設けてもよいし、吸気口は、床面の前端部以外の場所に設けることもできる。循環路にもHEPAフィルタを設けるようにしてもよい。照明は、飼育ケージごとに照度を調節してもよい。
100 実験動物飼育装置
121 外扉(扉)
122 内扉(扉)
10 飼育室
13 飼育棚
14 飼育スペース
15 後壁
15a 給気口
16 底面
16a 吸気口
20 飼育ケージ
30 給気温度調節手段
3011 吸気ファン
31 給気ファン
32 給気路
321 分岐点
33 加湿器
34,44 HEPAフィルタ
41 排気ファン
42 排気路
45 廃棄物収容袋
51 循環ファン
52 循環路
53 吸気路

Claims (7)

  1. 扉により開閉可能な飼育室と、
    前記飼育室に収容される複数の飼育ケージと、
    前記飼育ケージへ供給する空気の温度を調節する給気温度調節手段と、
    前記給気温度調節手段から前記飼育ケージへ空気を供給する給気ファンと、
    前記給気温度調節手段から前記飼育ケージへ供給される空気が通る給気路と、
    前記飼育ケージからの排気を行う排気ファンと、
    前記飼育ケージからの排気が通る排気路と
    を有し、
    前記複数の飼育ケージが、前記給気路及び前記排気路に対し固別に連結された実験動物飼育装置であって、
    前記飼育室の空気を前記給気温度調節手段へと吸引する吸気ファンと、
    前記飼育室から前記給気温度調節手段へ吸引される空気が通る吸気路と、
    前記給気温度調節手段から前記飼育ケージに供給される空気の一部を前記飼育室に戻す循環ファンと、
    前記給気路から分岐して前記給気温度調節手段から前記飼育室へ戻される空気が通る循環路とを備えることを特徴とする実験動物飼育装置。
  2. 前記給気路、及び前記循環路が分岐する分岐点と前記飼育ケージの間に前記飼育ケージに供給される空気を加湿する加湿器を備える請求項1に記載の実験動物飼育装置。
  3. 前記給気路、及び前記循環路が分岐する分岐点と前記飼育ケージの間にHEPAフィルタを備える請求項1、又は2に記載の実験動物飼育装置。
  4. 前記扉が前記飼育室の前方に設けられ、
    前記飼育室から前記吸気路に空気を吸引する吸気口が前記飼育室の床面前端部に設けられている請求項1から請求項3に記載の実験動物飼育装置。
  5. 前記循環路から前記飼育室に空気を給気する給気口が前記飼育室の後壁に設けられている請求項4に記載の実験動物飼育装置。
  6. 前記飼育室は、複数の飼育棚を有し、前記飼育棚により上下に並ぶ複数の飼育スペースに分断されており、
    前記給気口は、前記飼育スペースのそれぞれの後壁に設けられ、
    前記飼育棚の前端と前記扉の間に隙間を有する請求項5に記載の飼育装置。
  7. 前記飼育ケージからの排気を処理するHEPAフィルタを備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の実験動物飼育装置。
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