JP3201983B2 - 光ファイバ巻き用ボビン - Google Patents
光ファイバ巻き用ボビンInfo
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- JP3201983B2 JP3201983B2 JP23315997A JP23315997A JP3201983B2 JP 3201983 B2 JP3201983 B2 JP 3201983B2 JP 23315997 A JP23315997 A JP 23315997A JP 23315997 A JP23315997 A JP 23315997A JP 3201983 B2 JP3201983 B2 JP 3201983B2
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- optical fiber
- bobbin
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Description
張力でコイル状にする、光ファイバ巻き用ボビンに関す
るものである。
ァイバ型デバイスは、センサ等の用途において広く用い
られている。また、近年、Erドープ光ファイバ(ED
F)を用いた光アンプ、分散補償光ファイバを用いた分
散補償器、あるいは非線型光学デバイスとして、光ファ
イバ型デバイスが注目を浴びている。光ファイバ型デバ
イスは光ファイバにて構成されているため、伝送路や他
のデバイスとの結合性がよく、特性も安定しており、優
れたデバイスとして知られている。光ファイバ型デバイ
スは、上述のように結合性が良いという利点がある反
面、必要とするファイバ長が長ければ長いほど、体積が
大きくなってしまう欠点がある。この欠点は、小径のボ
ビンにコイル巻きすることにより回避している。しかし
ながら、小径に巻くと、巻き厚が増加し、低張力で巻き
取ったとしてもコイルの内側、即ち、ボビンの胴付近で
は大きな巻き張力が発生する。光ファイバは側面から大
きな力を受けると、損失が増加することが一般的に知ら
れている。そのため、長尺の光ファイバを小さなボビン
に巻き付けると、損失が増加し、光ファイバ型デバイス
としての機能を失ってしまうことがある。
状を変化させる手法が知られている。例えば、図3
(a)、(b)に示すように、円柱状の胴2の表面に、
その軸方向に断面が半円状の溝3を設け、溝3に張力緩
和用のピン4を部分的に胴2の外周からはみ出るように
挿入する。そうすると、このボビン1のコイルの巻き径
D 1 は胴2の外径D2 よりも若干大きくなる。溝3にピ
ン4を挿入した状態で、光ファイバ5をコイル巻きした
後に、ピン4を引き抜くと、コイル内側の張力は緩和さ
れ、光ファイバ5の損失増加を防ぐことができる。コイ
ルに加わっていた張力が大きいほど、このピン4の抜き
取りの効果は大きい。
に大きな巻き張力が加わっている状態で、光ファイバ5
に接触しているピン4を抜き取ることには、次のような
問題があった。即ち、張力があまりに大きくなると、ピ
ン4が抜けなかったり、ピン4が抜けたとしても、ピン
4との摩擦により光ファイバ5に損傷を与える恐れがあ
った。
ル巻きしても、光ファイバを傷めることなく張力緩和を
可能とする光ファイバ巻き用ボビンを提供することを目
的とする。
決すべくなされたもので、鍔と胴とからなるボビンにお
いて、胴の軸線方向には開口部が狭まった溝が1乃至複
数本形成され、該溝には開口部から外側にはみ出す形状
のピンと該ピンを開口部からはみ出させる状態に保持す
るピンとが、ボビンに光ファイバが巻かれた後に取り外
すことができるように挿入されていることを特徴とする
ものである。
るので、溝に挿入したピンは、溝から脱落することがな
い。そこで、溝に2本のピンを挿入した状態で光ファイ
バをコイル巻き後、先ず光ファイバに接していない内側
のピンを抜き、次い光ファイバに接している外側のピン
を抜く。従って、外側のピンを抜く際には、外側のピン
は内側のピンで光ファイバ側に押圧されていないので、
光ファイバとの接触圧はほとんどなくなり、摩擦により
光ファイバに損傷を与えるのを防ぐことができる。
施の形態を詳細に説明する。図1(a)、(b)はそれ
ぞれ、本発明にかかる光ファイバ巻き用ボビンの一実施
形態の平面図およびそのA−A断面図である。図1にお
いて、ボビン10の胴11の径D2 は60mmであり、
90°間隔で軸方向に、断面が略楕円形状で、開口部が
窄まった溝12が4本形成されている。各溝12には、
胴11の径方向に円柱状の2本のピン14、15が並ん
で挿入され、外側のピン15は内側のピン14に押圧さ
れて、胴11の外側に部分的にはみ出るように挿入され
ている。ピン14、15を挿入して拡大した胴径D1 は
62mmである。なお、13は鍔である。鍔13の間隔
Wは25mmである。このピン14、15付きのボビン
10に外径250μmの光ファイバ5をコイル状に張力
10gfで巻いた。光ファイバ5は損失をできるだけ小
さくするために低張力で巻く必要があるが、この10g
fの張力は、コイル巻き中に巻き崩れを発生しない限界
の低い張力である。このようにして光ファイバ5をコイ
ル巻きをした後、先ず内側のピン14を抜き、次いで外
側のピン15を抜いたところ、外側のピン15は光ファ
イバ5を擦ることなく抜き取ることができた。光ファイ
バ5の条長1000m〜5000mについて、ピン1
4、15を抜いたコイルの光損失を測定したところ、
0.21dB/kmで変化がなかった。
において、胴径、拡大胴径を上記実施形態と同じくした
ものに、上記条件でコイルを形成し、ピン4を抜いて光
損失を測定した。その結果、光ファイバの条長1000
m〜3000mについては光損失は0.21dB/km
であったが、4000mおよび5000mのコイルで
は、ピンを抜き取る際に光ファイバ5が断線した。
従来のボビンを用いた場合よりも、長いコイル長でコイ
ルの巻き張力を緩和することができることがわかる。
円柱状に限定されることはなく、光ファイバに傷を付け
ない形状であればよい。また、図2に示すように、外側
のピン15は、鍔13、13の間隔に相当する中間部分
15aの径が太く、内側のピン14を引き抜く際に、ピ
ン15が動かないように鍔13で固定すると、より好ま
しい。
えることなく、光ファイバのコイルの巻き張力を緩和す
ることができるという優れた効果がある。
ファイバ巻き用ボビンの一実施形態の平面図およびその
A−A断面図である。
巻き用ボビンの平面図およびそのA−A断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 鍔と胴とからなるボビンにおいて、胴の
軸線方向には開口部が狭まった溝が1乃至複数本形成さ
れ、該溝には開口部から外側にはみ出す形状のピンと該
ピンを開口部からはみ出させる状態に保持するピンと
が、ボビンに光ファイバが巻かれた後に取り外すことが
できるように挿入されていることを特徴とする光ファイ
バ巻き用ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23315997A JP3201983B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 光ファイバ巻き用ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23315997A JP3201983B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 光ファイバ巻き用ボビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172628A JPH1172628A (ja) | 1999-03-16 |
JP3201983B2 true JP3201983B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=16950653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23315997A Expired - Fee Related JP3201983B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 光ファイバ巻き用ボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3201983B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316830A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバボビンおよび光ファイバ巻き方法 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23315997A patent/JP3201983B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1172628A (ja) | 1999-03-16 |
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