JP3201955B2 - 新規エーテル系化合物及びそれらを有効成分とする除草剤 - Google Patents

新規エーテル系化合物及びそれらを有効成分とする除草剤

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JP3201955B2
JP3201955B2 JP14465896A JP14465896A JP3201955B2 JP 3201955 B2 JP3201955 B2 JP 3201955B2 JP 14465896 A JP14465896 A JP 14465896A JP 14465896 A JP14465896 A JP 14465896A JP 3201955 B2 JP3201955 B2 JP 3201955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なエーテル系化
合物と、それを有効成分とする除草剤に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の一般式(I)においてR3 とR
4 が一緒になりベンゼン環を形成する化合物について
は、特開平6−316579号公報及び特開平7−13
8260号公報に記載され、除草活性が示されている。
【0003】すなわち、特開平6−316579号公報
には、一般式(XII)(化3)で表されるフロベンゾ
ピラン誘導体が除草活性を示すことが記載されている。
【0004】
【化3】 [式中R1 は低級アルキル基を表し、R2 は低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子またはハロゲン
置換低級アルキル基を表し、R3 は低級アルキル基、低
級アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換低級アル
キル基、フェノキシ基またはベンジルオキシ基を表し、
4 は水素原子または低級アルキル基を表し、m及びn
は0〜4の整数を表し、mおよびnが2〜4の時、R2
およびR3は同じでも異なっていても良い。] また、特開平7−138260号公報には、一般式(X
III)(化4)で表されるフロベンゾピラン誘導体が
除草活性を示すことが記載されている。
【0005】
【化4】 [式中R1 は低級アルキル基を表し、R2 は低級アルケ
ニル基、低級アルキニル基、炭素数3〜7のシクロアル
キル基で置換されたメチル基、または下記の一般式(I
I)〜(XI)(化5)で表される基を表し、
【0006】
【化5】 {式中R5 はヒドロキシ基、シアノ基、ハロゲン置換低
級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルケニル
基、低級アルキニル基を表し、R6 は水素原子または低
級アルキル基を表し、R7 は低級アルキル基を表し、R
8 は低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原
子、ハロゲン置換低級アルキル基を表し、Xはメチレン
基、酸素原子、硫黄原子または(低級アルキル基もしく
は低級アシル基で置換されていてもよい)窒素原子を表
し、また隣接炭素原子と二重結合を形成してもよく、Y
は酸素原子または硫黄原子を表し、nは1〜4の整数
を、pは0〜3の整数を表し、nおよびpが2以上の
時、R5 およびR8 はそれぞれ同じでも異なっていても
良く、qは0ないし1であり、rは0〜2の整数を表
し、qとrの合計値は0、1または2であり、rとqが
同時に0の時にはXはメチレン基である。}R3 は低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロゲ
ン置換低級アルキル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ
基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、基−S(O)t
9、基−0S029、基−ZC(=O)R9、基−ZR
10、基−ZCH(R12)C(=O)R11、基−ZP(=
Z)(ZR92、基−N(R12)R13、基−N(R12
C(=Z)R14、基−N(R12)SO29、基−C(R
122OR13、基−CH(R12)S(O)t9、基−C
H(R12)ZC(=0)R14、基−CH(R12)N(R
12)R13、基−CH(R12)N(R12)C(=Z)
14、基−CH(R12)ZP(=Z)(ZR92、基−
C(=Z)R11、基−CH(ZR15)ZR16、基−C
(=Z)N(R17)R18、基−CH=NR11、基−CH
=CR1920または基−OC(R132−O−(ベンゼ
ン環上の隣合った炭素原子を結んで5員環を構築する)
を表し、{式中R9 は低級アルキル基または(低級アル
キル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されて
もよい)フェニル基を表し、R10はハロゲン置換低級ア
ルキル基またはアルコキシアルキル基を表し、R11は水
素原子、ヒドロキシ基、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、低級アルキルチオ基またはフェノキシ基を表し、
12は水素原子または低級アルキル基を表し、R13は水
素原子、低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基
またはアラルキル基を表し、R14は低級アルキル基、ハ
ロゲン置換低級アルキル基、(低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)フェニ
ル基、低級アルコキシ基、フェノキシ基、低級アルキル
アミノ基またはアニリノ基を表し、R15、R16はそれぞ
れ水素原子または低級アルキル基またはR15とR16が一
緒になって環化し−(CH22−または−(CH23
を表し、R17は水素原子または低級アルキル基を表し、
18は水素原子、低級アルキル基、(低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)
フェニル基またはR17とR18が一緒になって環化し、
(酸素原子、硫黄原子または窒素原子を含む場合もあ
る)5から6員環を表し、R19は水素原子、シアノ基ま
たは低級アルコキシカルボニル基を表し、R20は水素原
子、低級アルキル基、ニトロ基、シアノ基または低級ア
ルコキシカルボニル基を表し、Zは酸素原子または硫黄
原子を表し、tは0〜2の整数を表す。}R4 は水素原
子または低級アルキル基を表し、mは0〜4の整数を表
し、mが2以上の時、R3 はそれぞれ同じでも異なって
いても良い。]
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在までに多くの畑あ
るいは水田用除草剤が開発されているが、除草活性や作
物に対する選択性において十分なものはない。特開平6
−316579号公報及び特開平7−138260号公
報に記載されたフロベンゾピラン誘導体も、激しい漏水
条件下では作物への選択性が不十分な場合があった。従
って畑及び水田において用いた場合、有用作物にいかな
る条件下でも薬害を与えず、しかも除草活性の優れた化
合物を見出すことを本発明の課題とする。
【0008】すなわち、本発明は水稲に対して十分に安
全である一方、ノビエ、タマガヤツリ、コナギ、キカシ
グサ等の一年生雑草並びにホタルイ、ミズガヤツリ、ク
ログワイ、マツバイ等の多年生雑草に対して強い除草活
性を示し、水稲用除草剤として優れた性能を有する化合
物を見出すことを課題とする。また、畑において土壌処
理または茎葉処理により、メヒシバ、ハコベ、タデ、イ
ヌビユ、コゴメカヤツリ、スベリヒユ、ノボロギク、シ
ロザ、ハマスゲ、ヒルガオ、ツメクサ、ヤエムグラ、ス
ズメノテッポウ、スズメノカタビラ、ナズナ、エノコロ
グサ等にも有効であり、水稲用除草剤としてのみなら
ず、畑作用除草剤その他の非農耕地用除草剤としても有
効である化合物を見出すことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく新規のエーテル系化合物を多数合成し、そ
れらの除草活性について種々検討した。その結果、水稲
用除草剤として有効であるのみならず、畑作用除草剤そ
の他の非農耕地用除草剤としても有効である化合物を見
出し本発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は、一般式(I)(化6)
【0011】
【化6】 [式中R1 は低級アルキル基を表し、R2 は下記の一般
式(II)〜(XI)(化7)で表される基を表し、
【0012】
【化7】 {式中R5 は低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級
アシルオキシ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換低級アル
キル基、ハロゲン置換低級アルコキシ基または低級アル
キルチオ基を表し、R6 は水素原子または低級アルキル
基を表し、R7 は低級アルキル基を表し、R8 は低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、低級アシルオキシ基、低
級アルキルチオ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換低級ア
ルキル基またはハロゲン置換低級アルコキシ基を表し、
Xはメチレン基、酸素原子、硫黄原子または(低級アル
キル基もしくは低級アシル基で置換されていてもよい)
窒素原子を表し、また隣接炭素原子と二重結合を形成し
てもよく、Yは酸素原子、硫黄原子または(低級アルキ
ル基もしくは低級アシル基で置換されていてもよい)窒
素原子を表し、nは0〜5の整数を、pは0〜3の整数
を表し、nおよびpが2以上の時、R5 およびR8 はそ
れぞれ同じでも異なっていても良く、qは0ないし1で
あり、rは0〜2の整数を表し、qとrの合計値は0、
1または2であり、rとqが同時に0の時にはXはメチ
レン基である。}R3 およびR4 は一緒になって環内に
1または2個のヘテロ原子を含む不飽和の5または6員
環(低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アシルオ
キシ基、低級アルキルチオ基、ハロゲン原子、ハロゲン
置換低級アルキル基またはハロゲン置換低級アルコキシ
基で置換されていてもよい)を形成する。]で表される
エーテル系化合物、及びそれらを有効成分として含有す
ることを特徴とする除草剤である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明化合物において、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、低級アシル基、低級アシル
オキシ基あるいは低級アルキルチオ基はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭
素数1〜4のアシル基、炭素数1〜4のアシルオキシ基
あるいは炭素数1〜4のアルキルチオ基をいい、ハロゲ
ン原子はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子を
いい、ヘテロ原子は酸素原子、硫黄原子、(低級アルキ
ル基または低級アシルオキシ基で置換されていてもよ
い)窒素原子を表す。本発明化合物(I)は、以下の構
造式(化8)
【0014】
【化8】 (式中、R9 及びR10は水素原子、炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基またはハロゲン原
子を表し、Yは酸素原子、硫黄原子、=NCHを表
す。)の化合物を包含する。
【0015】本発明化合物(I)は新規化合物であり、
これらは下記反応式(1)(化9)により、一般式(X
IV)で表されるテトラヒドロフラン誘導体を分子内環
化反応させることにより製造できる。
【0016】
【化9】 (式中R1 、R2 、R3 及びR4 は前記の意味を表し、
11は低級アルキル基または低級アシルを表す。) 以下に、本発明化合物(I)の製造法を詳細に説明す
る。一般式(XV)で表される化合物のうち公知化合物
は、J.Org.Chem.,50,4786(1985)、および米国特許USP
4,534,785に記載の方法により容易に製造できる。また
一般式(XV)には新規化合物も含まれるが、上記の方
法と同様にして製造できる。通常これらはα−体とβ−
体の混合物として得られるが、シリカゲルクロマトグラ
フィー等にて異性体を分離し次の反応に用いることも可
能である。反応式(1)において、一般式(XIV)の
化合物は工程Aにより、一般式(XV)の化合物をn−
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチルエ
−テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、クロルベンゼン、
塩化メチレン、クロロホルム、メチルエチルケトン、ア
セトン、アセトニトリル等の不活性溶媒中、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド等の無機塩
基、あるいは酸化銀(I)等の存在下、等量かやや過剰
の一般式(XVI)の化合物と反応させることにより得
られる。また別法としてベンゼン、トルエン等の有機溶
媒と水との2層系で、四級アンモニウム塩、リン酸塩等
の相関移動触媒存在下反応させることも可能である。反
応温度は−30℃から溶媒の沸点まで可能だが、好まし
くは室温から60℃の範囲で反応させる方が有利であ
る。反応終了後は常法どおり後処理を行い、再結晶ある
いはカラムクロマトグラフィーにより目的化合物を精製
することができる。なお一般式(XIV)の化合物のう
ちR11がアシル基の化合物は、一般式(XIV)の化合
物のR11がアルキル基の化合物から周知の一般的な方法
(例えば、Chem.Ind.,27,547(1968))により容易に製造
できる。
【0017】本発明化合物(I)は工程Bにより、一般
式(XIV)の化合物をn−ヘキサン、ニトロベンゼ
ン、クロルベンゼン、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、二硫化炭素、アセ
トニトリル等の不活性溶媒中、四塩化スズ、四塩化チタ
ン、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、三フッ化ホウ素ジ
エチルエーテル錯体等のルイス酸あるいは硫酸、硝酸、
塩酸、クロロスルホン酸、りん酸、ベンゼンスルホン
酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸
等の鉱酸あるいは有機酸存在下に分子内環化反応させる
ことにより得られる。反応温度は−70℃から溶媒の沸
点まで可能であるが、好ましくは、比較的低温域で反応
させる方が有利であり、好適な温度は、−70から30
℃である。反応終了後は常法どおり後処理を行い、再結
晶あるいはカラムクロマトグラフィーにより精製して目
的化合物を得ることができる。
【0018】本発明化合物は薬害の発生しやすい漏水条
件下で、比較化合物に比べて著しく作物に対する安全性
が高い。すなわち、本発明の一般式(I)の化合物は、
水稲に対する安全性に極めて優れる上に、ノビエ、タマ
ガヤツリ、コナギ、キカシグサ等の一年生雑草並びにホ
タルイ、ミズガヤツリ、クログワイ、マツバイ等の多年
生雑草に対して強い除草活性を示し、水稲用の除草剤と
して優れた性能を有する。また、土壌処理または茎葉処
理のいずれにおいても大豆、綿、テンサイ、トウモロコ
シ、サトウキビ、ムギ類等の有用作物に高い選択性を有
し、かつメヒシバ、ハコベ、タデ、イヌビユ、コゴメカ
ヤツリ、スベリヒユ、ノボロギク、シロザ、ハマスゲ、
ヒルガオ、ツメクサ、ヤエムグラ、スズメノテッポウ、
スズメノカタビラ、ナズナ、エノコログサ等に除草活性
を示し、水稲用除草剤としてのみならず、畑作用除草剤
としても有効である。
【0019】本発明化合物(I)は、処理する植物に対
して原体をそのまま使用しても良いが、一般には不活性
な液体担体または固体担体と混合し、通常用いられる製
剤形態、たとえば粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、フロアブ
ル製剤等に調整して使用される。さらに製剤上必要なら
ば補助剤を添加することもできる。
【0020】担体としては、通常農園芸用薬剤に使用さ
れるものであるならば固体または液体のいずれでも使用
でき、特定の物に限定されるものではない。例えば固体
担体としては、クレー、タルク、ベントナイト、炭酸カ
ルシウム、ケイソウ土、ホワイトカーボン等の如き鉱物
質粉末、大豆粉、デンプンの如き植物性粉末、石油樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリアルキレングリコール
等の如き高分子化合物、尿素、ワックス類等があげられ
る。また液体担体としては各種オイル類、各種有機溶媒
類、水等があげられる。補助剤としては、通常農園芸用
薬剤に使用される界面活性剤、結合剤、安定剤等を必要
に応じて単独または組合せて使用できる。さらに場合に
よっては防菌防黴のために工業用殺菌剤、防菌防黴剤を
添加することもできる。
【0021】界面活性剤としては、非イオン性、陰イオ
ン性、陽イオン性及び両イオン性のものを適宜使用でき
る。好ましい例としては、アルキルフェノール、高級ア
ルコール、アルキルナフトール、高級脂肪酸、脂肪酸エ
ステル、ジアルキルリン酸アミン等にエチレンオキシド
とプロピレンオキシドを重合させたもの、アルキル硫酸
エステル塩(ラウリル硫酸ナトリウム等)、アルキルス
ルホン酸塩(2−エチルヘキセンスルフォン酸ナトリウ
ム等)、アリールスルホン酸塩(リグニンスルホン酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等)
が挙げられる。本発明に係わる除草剤における一般式
(I)の化合物の含有量は、製剤形態によって異なる
が、通常粉剤では1〜20重量%、水和剤では20〜6
0重量%、粒剤では1〜30重量%、乳剤では1〜50
重量%、フロアブル製剤では10〜50重量%、ドライ
フロアブル製剤では20〜90重量%である。補助剤の
含有量は0〜80重量%であり、担体の含有量は、10
0重量%から有効成分化合物及び補助剤の含有量を差し
引いた量である。
【0022】本発明に係わる除草剤は、湛水土壌処理、
土壌処理、土壌混層処理、茎葉散布処理等あらゆる処理
法に於いて有効であり、施用量としては有効成分量とし
て、0.01kg〜10kg/haの広い範囲で使用可
能であるが、標準的には0.05kg〜5kg/haの
範囲での使用が好ましい。
【0023】本発明の除草剤は、他の除草剤の一種また
は二種以上、殺虫剤、植物生長調節剤等の如き農薬、土
壌改良剤または肥効性物質と混合使用可能であるのはも
ちろんのこと、これらとの混合製剤とすることも可能で
あり、場合によっては相乗効果も期待できる。この場
合、他の除草剤との混合物として用いることが特に有利
である。
【0024】他の除草剤としては、例えばフェノキシ酢
酸系除草剤、安息香酸系除草剤、塩素化カルボン酸系除
草剤、カーバメート系除草剤、尿素系除草剤、スルホニ
ルウレア系除草剤、酸アミド系除草剤、複素環系除草剤
(トリアジン系除草剤、ダイアジン系除草剤等)、フェ
ノール系除草剤、ジフェニルエーテル系除草剤、ジピリ
ジニウム系除草剤、ジニトロアニリン系除草剤、有機リ
ン酸エステル系除草剤、含リンアミノ酸系除草剤、イミ
ダゾリジノン系除草剤、ピリジン系除草剤、キノリン系
除草剤、スルホンアミド系除草剤、シクロヘキサノン系
除草剤、その他の有機除草剤、および無機除草剤があげ
られる。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例によって更に詳細に説明
する。
【0026】まず、参考例として一般式(XIV)及び
(XV)で表される化合物の製造例を記載する。 参考例1 メチル 5−デオキシ−5−C−メチル−3−O−(2
−メチルベンジル)−D−キシロフラノシドの製造 5−デオキシ−1,2−O−イソプロピリデン−5−C
−メチル−3−O−(2−メチルベンジル)−α−D−
キシロフラノ−ス67.97gをメタノール(300m
l)に溶解した後に、p−トルエンスルホン酸0.5g
を加え10時間加熱還流した。放冷後、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で反応液を中和し、減圧下溶媒を留去した。
これを水に加え、エーテルと酢酸エチル(1:1)混合
溶媒で抽出した後、有機層を水洗した。これを無水硫酸
ナトリウムにて乾燥し、減圧下に溶媒を留去し油状の粗
製物を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(展
開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製
し、目的化合物60.8gをα体とβ体のアノメリック
混合物として得た。(収率98.2%)
【0027】参考例2 メチル 5−デオキシ−3−O−(2−フルオロベンジ
ル)−5−C−メチル−D−キシロフラノシドの製造 5−デオキシ−3−O−(2−フルオロベンジル)−
1,2−O−イソプロピリデン−5−C−メチル−α−
D−キシロフラノ−ス10.68gをメタノール(10
0ml)に溶解した後に、p−トルエンスルホン酸0.
5gを加え10時間加熱還流した。放冷後、参考例1と
同様の後処理を行い、目的化合物9.31gをα体とβ
体のアノメリック混合物として得た。(収率95.6
%)
【0028】参考例3 メチル 5−デオキシ−5−C−メチル−3−O−(チ
オフェン−3−イル−メチル)−D−キシロフラノシド
の製造 5−デオキシ−1,2−O−イソプロピリデン−5−C
−メチル−3−O−(チオフェン−3−イル−メチル)
−α−D−キシロフラノ−ス38.70gをメタノール
(200ml)に溶解した後に、p−トルエンスルホン
酸0.4gを加え10時間加熱還流した。放冷後、参考
例1と同様の後処理を行い、目的化合物34.7gをα
体とβ体のアノメリック混合物として得た。(収率9
8.7%)
【0029】参考例4 メチル 5−デオキシ−5−C−メチル−3−O−(2
−メチルベンジル)−2−O−(チオフェン−3−イル
−メチル)−D−キシロフラノシドの製造 参考例1で得たメチル 5−デオキシ−5−C−メチル
−3−O−(2−メチルベンジル)−D−キシロフラノ
シド10.0gをテトラヒドロフラン50mlに溶解
し、攪拌下に油性水素化ナトリウム2.1g(流動パラ
フィン40%含有品)を徐々に加えた。これにヨウ化テ
トラブチルアンモニウム0.4gと3−ブロモメチルチ
オフェン8.6gを加え、5時間加熱還流した。氷冷下
少量の水を加えた後に減圧下に溶媒を留去し、得られた
粗製物を水に加えエーテルで抽出した。有機層を充分に
水洗した後無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下に溶
媒を留去して油状の粗製物を得た。粗製物はシリカゲル
クロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=10:1)にて精製を行い、目的化合物11.7
7gをα体とβ体のアノメリック混合物として得た。
(収率86.5%) ここで得られたα体とβ体のアノメリック混合物を、シ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=12:1)にて精密に精製を行い、α
体及びβ体に分離した。1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm; α-anomer 0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.61(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.29(3
H,s),3.40(3H,s),3.95-4.14(3H,m),4.45(1H,d,J=11.7H
z),4.57(1H,d,J=12.5Hz),4.61(1H,d,J=11.7Hz),4.67(1
H,d,J=12.5Hz),4.79(1H,d,J=4.4Hz),7.10-7.32(7H,m) β-anomer 0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.68(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.31(3
H,s),3.41(3H,s),3.91-4.09(3H,m),4.44(1H,d,J=11.7H
z),4.53(1H,d,J=11.7Hz),4.59(1H,d,J=11.7Hz),4.61(1
H,d,J=11.7Hz),4.84(1H,d,J=2.2Hz),7.05-7.33(7H,m)
【0030】参考例5 メチル 5−デオキシ−3−O−(2−フルオロベンジ
ル)−5−C−メチル−2−O−(チオフェン−2−イ
ル−メチル)−D−キシロフラノシドの製造 参考例2で得たメチル 5−デオキシ−3−O−(2−
フルオロベンジル)−5−C−メチル−D−キシロフラ
ノシド14.7gをテトラヒドロフラン150mlに溶
解し、攪拌下に油性水素化ナトリウム3.1g(流動パ
ラフィン40%含有品)を徐々に加えた。これにヨウ化
テトラブチルアンモニウム0.6gと2−クロロメチル
チオフェン9.4gを加え、4時間加熱還流した。放冷
後参考例4と同様の後処理を行い、目的化合物16.4
2gをα体とβ体のアノメリック混合物として得た。
(収率82.4%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.68
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),3.41(3H,s),3.92-3.95 (1H,m),4.
02-4.06(2H,m),4.41-4.48(1H,m),4.58-4.73(3H,m),4.82
-4.86 (1H,m),6.91-7.01(2H,m),7.14-7.32(5H,m)
【0031】参考例6 メチル 5−デオキシ−5−C−メチル−2−O−(チ
オフェン−3−イル−メチル)−3−O−(チオフェン
−3−イル−メチル)−D−キシロフラノシドの製造 参考例3で得たメチル 5−デオキシ−5−C−メチル
−3−O−(チオフェン−3−イル−メチル)−D−キ
シロフラノシド15.20gをテトラヒドロフラン20
0mlに溶解し、攪拌下に油性水素化ナトリウム4.6
9g(流動パラフィン40%含有品)を徐々に加えた。
これにヨウ化テトラブチルアンモニウム0.80gと3
−クロロメチルチオフェン10.14gを加え、4時間
加熱還流した。放冷後参考例4と同様の後処理を行い、
目的化合物18.67gをα体とβ体のアノメリック混
合物として得た。(収率89.5%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.92(3H,t,J=7.3Hz),1.67
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),3.40(3H,s),3.90-4.10(3H,m),4.5
3-4.62(4H,m),4.78-4.80(1H,m),6.75-6.80(2H,m),6.92-
7.00 (2H,m),7.05-7.20(2H,m)
【0032】参考例7 メチル 5−デオキシ−2−O−(フラン−2−イル−
メチル)−5−C−メチル−3−O−(2−メチルベン
ジル)−D−キシロフラノシドの製造 参考例1で得たメチル 5−デオキシ−5−C−メチル
−3−O−(2−メチルベンジル)−D−キシロフラノ
シド18.8gをテトラヒドロフラン200mlに溶解
し、攪拌下に油性水素化ナトリウム3.95g(流動パ
ラフィン40%含有品)を徐々に加えた。これにヨウ化
テトラブチルアンモニウム0.78gと2−クロロメチ
ルフラン10.7gを加え、5時間加熱還流した。放冷
後参考例4と同様の後処理を行い、目的化合物19.6
8gをα体とβ体のアノメリック混合物として得た。
(収率80.5%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.68
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.29(3H,s),3.40(3H,s),3.90-4.0
8(3H,m),4.52-4.67(4H,m),4.79-4.82(1H,m),6.35(2H,d,
J=1.5Hz),6.99-7.15(2H,m),7.23-7.29(1H,m),7.38-7.44
(2H,m)
【0033】参考例8 メチル 5−デオキシ−2−O−(フラン−3−イル−
メチル)−5−C−メチル−3−O−(2−メチルベン
ジル)−D−キシロフラノシドの製造 参考例1で得たメチル 5−デオキシ−5−C−メチル
−3−O−(2−メチルベンジル)−D−キシロフラノ
シド2.1gをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、
攪拌下に油性水素化ナトリウム0.44g(流動パラフ
ィン40%含有品)を徐々に加えた。これにヨウ化テト
ラブチルアンモニウム0.08gと3−クロロメチルフ
ラン2.8gを加え、4時間加熱還流した。放冷後参考
例4と同様の後処理を行い、目的化合物2.14gをα
体とβ体のアノメリック混合物として得た。(収率78
%) ここで得られたα体とβ体のアノメリック混合物を、シ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=15:1)にて精密に精製を行い、α
体及びβ体に分離した。1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm; α-anomer 0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.56-1.69(2H,m),2.29(3H,s),3.41
(3H,s),3.95-3.99 (1H,m),4.07-4.13(2H,m),4.44(1H,d,
J=11.7Hz),4.46(1H,d,J=11.7Hz),4.54(1H,d,J=11.7Hz),
4.62(1H,d,J=11.7Hz),4.83(1H,d,J=4.4Hz),7.13-7.41(6
H,m) β-anomer 0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.68(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.32(3
H,s),3.41(3H,s),3 .90-4.08(3H,m),4.37-4.47(3H,m),
4.60(1H,d,J=12.5Hz),4.83(1H,d,J=2.2Hz),6.41(1H,s),
7.14-7.40(6H,m)
【0034】参考例9 メチル 5−デオキシ−3−O−(2−フルオロベンジ
ル)−5−C−メチル−2−O−(チオフェン−3−イ
ル−メチル)−D−キシロフラノシドの製造 参考例2で得たメチル 5−デオキシ−3−O−(2−
フルオロベンジル)−5−C−メチル−D−キシロフラ
ノシド3.27gをテトラヒドロフラン27mlに溶解
し、攪拌下に油性水素化ナトリウム0.58g(流動パ
ラフィン40%含有品)を徐々に加えた。これにヨウ化
テトラブチルアンモニウム0.09gと3−クロロメチ
ルチオフェン1.68gを加え、7時間加熱還流した。
放冷後参考例4と同様の後処理を行い、目的化合物3.
61gをα体とβ体のアノメリック混合物として得た。
(収率81.4%) ここで得られたα体とβ体のアノメリック混合物を、シ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=15:1)にて精密に精製を行い、α
体及びβ体に分離した。1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm; α-anomer 0.95(3H,t,J=7.3Hz),1.56-1.69(2H,m),3.40(3H,s),3.96
(1H,t,J=4.4Hz),V4,08-4.15(2H,m),4.55(1H,d,J=11.7H
z),4.60(1H,d,J=11.7Hz),4.68(2H,d,J=11.7Hz),4.78(1
H,d,J=4.4Hz),6.99-7.14(3H,m),7.23-7.32(3H,m),7.36-
7.41(1H,m) β-anomer 0.95(3H,t,J=7.3Hz),1.69(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),3.40(3
H,s),3.92-4.09(3H,m),4.53-4.67(4H,m),4.84(1H,d,J=
2.2Hz),6.99-7.15(3H,m),7.22-7.32(3H,m),7.38-7.44(1
H,m)
【0035】実施例1 (2R,3S,3aS,8bS)−2−エチル−3−
(2−メチルベンジルオキシ)−3,3a,5,8b−
テトラヒドロ−2H−チエノ−[2,3−d]フロ
[3,2−b]ピラン(一般式(I)の化合物番号7)
の製造 参考例4によって得られたメチル 5−デオキシ−5−
C−メチル−3−O−(2−メチルベンジル)−2−O
−(チオフェン−3−イル−メチル)−D−キシロフラ
ノシド(α,β体混合物)1.0gをジクロロメタン1
0mlに溶解し氷冷下トリフルオロ酢酸1.0gを加え
た。これを室温で3時間攪拌した後に、氷を入れた飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機層を充分に水
洗した後無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下に溶媒
を留去して油状の粗製物を得た。粗製物はシリカゲルク
ロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=10:1)にて精製を行い、目的化合物0.76g
を油状物として得た。(収率83%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.75
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.36(3H,s),4.02(1H,d,J=2.9Hz),
4.16-4.23(1H,m),4.27(1H,d,J=2.9Hz),4.55(1H,d,J=11.
7Hz),4.59(1H,d,J=13.9Hz),4.75(1H,d,J=11.7Hz),4.83
(1H,d,J=13.9Hz),5.00(1H,d,J=2.9Hz),6.78(1H,d,J=5.1
Hz),7.15-7.30(4H,m),7.34-7.37(1H,m)
【0036】実施例2 (2R,3S,3aS,8bR)−2−エチル−3−
(2−フルオロベンジルオキシ)−3,3a,5,8b
−テトラヒドロ−2H−チエノ−[3,2−d]フロ
[3,2−b]ピラン(一般式(I)の化合物番号7
6)の製造 参考例5によって得られたメチル 5−デオキシ−3−
O−(2−フルオロベンジル)−5−C−メチル−2−
O−(チオフェン−2−イル−メチル)−D−キシロフ
ラノシド(α,β体混合物)4.0gをジクロロメタン
20mlに溶解し氷冷下トリフルオロ酢酸3.7gを加
えた。これを室温で3時間攪拌した後に、氷を入れた飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機層を充分に
水洗した後無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下に溶
媒を留去して油状の粗製物を得た。粗製物はシリカゲル
クロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=10:1)にて精製を行い、目的化合物2.78
gを油状物として得た。(収率76%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.89(3H,t,J=7.3Hz),1.75
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),4.02(1H,d,J=3.7Hz),4.12-4.18(1
H,m),4.28(1H,d,J=2.9Hz),4.65(1H,d,J=11.7Hz),4.71(1
H,d,J=14.7Hz),4.81(1H,d,J=11.7Hz),4.91(1H,d,J=14.7
Hz),4.90(1H,d,J=2.9Hz),7.42-7.48(1H,m),7.02-7.31(5
H,m),7.42-7.48(1H,m)
【0037】実施例3 (2R,3S,3aS,8bS)−2−エチル−3−
(チオフェン−3−イル−メチルオキシ)−3,3a,
5,8b−テトラヒドロ−2H−チエノ−[2,3−
d]フロ[3,2−b]ピラン(一般式(I)の化合物
番号30)の製造 参考例6によって得られたメチル 5−デオキシ−5−
C−メチル−2−O−(チオフェン−3−イル−メチ
ル)−3−O−(チオフェン−3−イル−メチル)−D
−キシロフラノシド(α,β体混合物)2.0gを1,
2−ジクロロエタン10mlに溶解し、氷冷下硫酸1.
1gを加えた。これを室温で3時間攪拌した後に、氷を
入れた飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機層
を充分に水洗した後無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減
圧下に溶媒を留去して油状の粗製物を得た。粗製物はシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=8:1)にて精製を行い、目的化合物
1.53gを油状物として得た。(収率84%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.75
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),4.03(1H,d,J=2.9Hz),4.15-4.23(1
H,m),4.27(1H,d,J=2.9Hz),4.57(1H,d,J=11.7Hz),4.60(1
H,d,J=14.6Hz),4.77(1H,d,J=11.7Hz),4.84(1H,d,J=14.6
Hz),5.00(1H,d,J=2.9Hz),6.78(1H,d,J=5.1Hz),7.05(1H,
d,J=5.4Hz),7.14-7.37(3H,m)
【0038】実施例4 (2R,3S,3aS,8bR)−2−エチル−3−
(2−メチルベンジルオキシ)−3,3a,5,8b−
テトラヒドロ−2H−フロ−[2,3−e]フロ[2,
3−c]ピラン(一般式(I)の化合物番号78)の製
造 参考例7によって得られたメチル 5−デオキシ−2−
O−(フラン−2−イル−メチル)−5−C−メチル−
3−O−(2−メチルベンジル)−D−キシロフラノシ
ド2.0gを1,2−ジクロロエタン10mlに溶解
し、氷冷下塩化アルミニウム1.54gを加えた。これ
を室温で3時間攪拌した後に、氷を入れた飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液に注いだ。有機層を充分に水洗した後
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下に溶媒を留去し
て油状の粗製物を得た。粗製物はシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=8:
1)にて精製を行い、目的化合物1.1gを油状物とし
て得た。(収率62%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.88(3H,t,J=7.3Hz),1.75
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.35(3H,s),4.01(1H,d,J=3.7Hz),
4.12-4.20(1H,m),4.26(1H,d,J=2.9Hz),4.57(1H,d,J=11.
7Hz),4.60(1H,d,J=15.4Hz),4.73(1H,d,J=11.7Hz),4.81
(1H,d,J=15.4Hz),4.90(1H,d,J=2.9Hz),6.37(1H,d,J=1.8
Hz),7.12-7.42(5H,m)
【0039】実施例5 (2R,3S,3aS,8bS)−2−エチル−3−
(2−メチルベンジルオキシ)−3,3a,5,8b−
テトラヒドロ−2H−フロ−[2,3−e]フロ[3,
2−c]ピラン(一般式(I)の化合物番号8)の製造 参考例8によって得られたメチル 5−デオキシ−2−
O−(フラン−3−イル−メチル)−5−C−メチル−
3−O−(2−メチルベンジル)−D−キシロフラノシ
ド1.46gを1,2−ジクロロエタン10mlに溶解
し、室温下トリフルオロ酢酸1.45gを加えた。これ
を3時間加熱環流した後に、氷を入れた飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液に注いだ。有機層を充分に水洗した後無
水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下に溶媒を留去して
油状の粗製物を得た。粗製物はシリカゲルクロマトグラ
フィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)にて精製を行い、目的化合物1.13gを油状物と
して得た。(収率85%) 1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.74
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),2.35(3H,s),3.97(1H,d,J=2.9Hz),
4.16-4.23(1H,m),4.27(1H,d,J=2.9Hz),4.54(1H,d,J=11.
7Hz),4.56(1H,d,J=13.9Hz),4.70(1H,d,J=13.9Hz),4.73
(1H,d,J=11.7Hz),4.89(1H,d,J=2.9Hz),6.23(1H,d,J=2.2
Hz),7.15-7.26(3H,m),7.33-7.39(2H,m)
【0040】実施例6 (2R,3S,3aS,8bS)−2−エチル−3−
(2−フルオロベンジルオキシ)−3,3a,5,8b
−テトラヒドロ−2H−チエノ−[2,3−d]フロ
[3,2−b]ピラン(一般式(I)の化合物番号3)
の製造 参考例9によって得られたメチル 5−デオキシ−3−
O−(2−フルオロベンジル)−5−C−メチル−2−
O−(チオフェン−3−イル−メチル)−D−キシロフ
ラノシド(α,β体混合物)1.6gをジクロロメタン
20mlに溶解し氷冷下トリフルオロ酢酸2.1gを加
えた。これを室温で12時間攪拌した後に、氷を入れた
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機層を充分
に水洗した後無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下に
溶媒を留去して油状の粗製物を得た。粗製物はシリカゲ
ルクロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸
エチル=9:1)にて精製を行い、目的化合物1.35
gを油状物として得た。(収率92%)1 H-NMR(CDCl3,270MHz)δppm;0.90(3H,t,J=7.3Hz),1.75
(2H,dq,J=7.3,7.3Hz),4.04(1H,d,J=3.7Hz),4.20 (1H,d
t,J=3.7,7.3Hz),4.29(1H,d,J=3.7Hz),4.60(1H,d,J=14.7
Hz),4.64(1H,d,J=12.5Hz),4.81(1H,d,J=12.5Hz),4.83(1
H,d,J=14.7Hz),5.00(1H,d,J=3.7Hz),6.78(1H,d,J=5.1H
z),7.02-7.09(1H,m),7.12-7.18(1H,m),7.26- 7.34(2H,
m),7.42-7.47(1H,m)
【0041】実施例1〜6と同様にして製造できる一般
式(I)の化合物を、以下の(A−1)〜(A−8)に
示した構造別にして第1表〜第8表(表1〜22)に、
その物性値を第9表(表23〜26)に示した。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】
【表10】
【0052】
【表11】
【0053】
【表12】
【0054】
【表13】
【表14 】
【0055】
【表15】
【0056】
【表16】
【0057】
【表17】
【0058】
【表18】
【0059】
【表19】
【0060】
【表20】
【0061】
【表21】
【0062】
【表22】
【0063】
【表23】
【0064】
【表24】
【0065】
【表25】
【0066】
【表26】
【0067】製剤例および試験例 次に本発明に係わる除草剤の製剤例及び除草活性試験例
を示す。
【0068】製剤例1 (水和剤) 本発明化合物(2):20重量部、ネオペレックス(商
品名、花王製;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム):2重量部、ノイゲンEA80(商品名、第一工業
製薬製;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル):1重量部、ホワイトカーボン:10重量部及び珪
藻土67重量部をよく粉砕混合して水和剤を得た。
【0069】製剤例2 (水和剤) 本発明化合物(3):20重量部、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム:2重量部、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル:1重量部、ホワイトカーボ
ン:10重量部及びジークライト:67重量部をよく粉
砕混合して水和剤を得た。
【0070】製剤例3 (水和剤) 本発明化合物(7):50重量部、ホワイトカーボン:
30重量部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル硫酸アンモニウム塩:6重量部、リグニンスルホン
酸ナトリウム:2重量部及び珪藻土:12重量部をよく
粉砕混合して水和剤を得た。
【0071】製剤例4 (フロアブル剤) 本発明化合物(8):5重量部、リグニンスルホン酸ナ
トリウム:2重量部、及びポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル:1重量部に、水:91.7重量部を
加えて混合しサンドグラインダーを用いて微粉砕した後
に、キサンタンガム:0.3重量部を加えフロアブル剤
を得た。
【0072】製剤例5 (フロアブル剤) 本発明化合物(30):30重量部と水50重量部に溶
解したサンエキスP252(商品名、前記と同様):1
0重量部を湿式粉砕混合し、その後水9.6重量部に溶
解したケルザンS(商品名、ケルコ製;キサンタンガ
ム):0.2重量部とデルトップ(商品名、武田薬品工
業製:有機ヨウ素系防黴剤):0.2重量部を加えて混
合し、フロアブル剤を得た。
【0073】製剤例6 (粉剤) 本発明化合物(76):1重量部、エマルゲン910
(商品名、花王製;ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル):0.5重量部およびカオリンクレー:9
8.5重量部をよく粉砕混合して粉剤を得た。
【0074】製剤例7 (粉剤) 本発明化合物(78):3重量部、リグニンスルホン酸
ナトリウム:3重量部、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル:2重量部及びクレー:92重量部を混
合粉砕して粉剤を得た。
【0075】製剤例8 (顆粒水和剤) 本発明化合物(97):55重量部、トキサノン60P
N:5重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル:5重量部及びホワイトカーボン:35重量部を
よく混合した後、適当量の水を加えて湿潤させ、次に横
押し出し造粒機で押し出し造粒した。これを30〜60
℃で乾燥し解砕した後、整粒機で0.3〜0.5mmに
整粒して顆粒水和剤を得た。
【0076】製剤例9 (粒剤) 本発明化合物(99):3重量部、ネオペレックス(商
品名、前記と同様):2重量部、サンエキスP252
(商品名、山陽国策パルプ製;リグニンスルホン酸ナト
リウム):2重量部、ベントナイト:70重量部および
タルク:23重量部をよく混合した後、適当量の水を加
えて湿潤させ、次に横押し出し造粒機で押し出し造粒し
た。これを30〜60℃で風乾し解砕した後、整粒機で
0.3〜1mmに整粒して粒剤を得た。
【0077】製剤例10(粒剤) 本発明化合物(120)0.5重量部、ゴーセノール
(Gosenol)GL−05s(日本合成化学製PV
A):2重量部、サンエキスP252(山陽国策パルプ
製リグニンスルホン酸ソーダ):2重量部及びクレー:
95.5重量部を良く混合した後、適当量の水を加えて
湿潤させ、次に横押し出し造粒機で押し出し造粒した。
これを60〜90℃で風乾し解砕した後、整粒機で0.
3〜1mmに整粒して粒剤を得た。
【0078】製剤例11(乳剤) 本発明化合物(137):10重量部、ソルポール80
0A(商品名、東邦化学製;非イオン性界面活性剤と陰
イオン性界面活性剤の混合物):10重量部およびo−
キシレン:80重量部を混合溶解して乳剤を得た。
【0079】製剤例12(水和剤) 本発明化合物(146):20重量部、アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム:2重量部、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル:1重量部、ホワイトカー
ボン:15重量部及びジークライト:62重量部をよく
粉砕混合して水和剤を得た。
【0080】製剤例13(水和剤) 本発明化合物(185):50重量部、ホワイトカーボ
ン:30重量部、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル硫酸アンモニウム塩:6重量部、リグニンスル
ホン酸ナトリウム:2重量部及び珪藻土:12重量部を
よく粉砕混合して水和剤を得た。
【0081】製剤例14(oil in water型
エマルジョンEW) 本発明化合物(3):5重量部、トキサノンFW−10
(商品名、三洋化成工業製;高分子系アニオン):4重
量部、キサンタンガム:0.3重量部、デルトップ:
0.2重量部及びポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル:2重量部に、水:88.5重量部を加えホモ
ミキサーにて乳化後、oil in water型エマ
ルジョンEWを得た。
【0082】製剤例15(oil in water型
エマルジョンEW) 本発明化合物(2):30重量部、ゴーセノールKH−
20(商品名、日本合成化学製;保護コロイド形成):
4重量部、キサンタンガム:0.3重量部、デルトップ
(商品名、武田薬品工業製:有機ヨウ素系防黴剤):
0.2重量部及びポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル:4重量部に、水:61.5重量部を加え、湿
式粉砕混合しoil in water型エマルジョン
EWを得た。
【0083】製剤例16(顆粒水和剤剤) 本発明化合物(7):50重量部、トキサノン60P
N:5重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル:5重量部及びホワイトカーボン:40重量部を
よく混合した後、適当量の水を加えて湿潤させ、次に横
押し出し造粒機で押し出し造粒した。これを30〜60
℃で乾燥し解砕した後、整粒機で0.3〜0.5mmに
整粒して顆粒水和剤を得た。
【0084】製剤例17(粒剤) 本発明化合物(8):3重量部、ネオペレックス(商品
名、前記と同様):2重量部、サンエキスP252(商
品名、山陽国策パルプ製;リグニンスルホン酸ナトリウ
ム):2重量部、ベントナイト:70重量部およびタル
ク:23重量部をよく混合した後、適当量の水を加えて
湿潤させ、次に横押し出し造粒機で押し出し造粒した。
これを30〜60℃で風乾し解砕した後、整粒機で0.
3〜1mmに整粒して粒剤を得た。
【0085】製剤例18(粒剤) 本発明化合物(30):1重量部、ゴーセノール(Go
senol)GL−05s(日本合成化学製PVA):
2重量部、サンエキスP252(山陽国策パルプ製リグ
ニンスルホン酸ソーダ):2重量部及びクレー:95重
量部を良く混合した後、適当量の水を加えて湿潤させ、
次に横押し出し造粒機で押し出し造粒した。これを60
〜90℃で風乾し解砕した後、整粒機で0.3〜1mm
に整粒して粒剤を得た。
【0086】試験例1 湛水土壌処理試験(漏水条件、
発生前処理) 1/5000アールワグネルポットに土壌を詰め、タイ
ヌビエ、コナギ、ホタルイ、アゼナの種子を播種して湛
水状態とした。これに予め育苗しておいた水稲苗(2〜
3葉期)2本を1株とし、その2株を移植して温室内で
生育させた。1日後(雑草発生前に)、供試化合物が2
Kg/haの薬量になるように所定量の粒剤(前記製剤
例9に記載した方法に準じて調製)を用いて処理した。
湛水深は3cmに保ち、処理翌日よりポット下部よりガ
ラス管にてポット内の水を滴下流出させる方法で、1日
当たり1cmの漏水を10日間与えた。処理30日後に
雑草の発生状況及び水稲に対する薬害状況を観察調査し
た。その結果を第10表(表27)に示した。表中、被
検植物の被害程度及び作物に対する薬害程度は、植物の
生育状態を無処理の場合と比較して以下の基準で表示し
た。 ─────────────────────── 表示 対無処理区風乾重比で示した生育率(%) 5 0〜5 (枯死) 4 6〜10 (甚害) 3 11〜40 (中害) 2 41〜70 (小害) 1 71〜90 (僅少害) 0 91〜100 (無害) ──────────────────────
【0087】
【表27】
【0088】
【化10】 対照薬剤::特開平7−138260号記載の化合物 (XVIIII)(化11)
【0089】
【化11】
【0090】試験例2 湛水土壌処理試験(漏水条件、
生育期処理) 1/5000アールワグネルポットに土壌を詰め、タイ
ヌビエ、コナギ、ホタルイ、アゼナの種子を播種して湛
水状態とした。これに予め育苗しておいた水稲苗(2〜
3葉期)2本を1株とし、その2株を移植して温室内で
生育させた。タイヌビエが2葉になった時に、供試化合
物が2Kg/haの薬量になるよう所定量の粒剤(前記
製剤例9に記載した方法に準じて調製)を処理した。湛
水深は3cmに保ち、処理翌日よりポット下部よりガラ
ス管にてポット内の水を滴下流出させる方法で、1日当
たり1cmの漏水を10日間与えた。30日後に雑草の
発生状況及び水稲に対する薬害状況を観察調査した。そ
の結果を第11表(表28〜29)に示した。表中、被
検植物の被害程度及び作物に対する薬害程度は、試験例
1と同様に表示した。
【0091】
【表28】
【0092】
【表29】 対照薬剤は試験例1と同様。
【0093】試験例3 畑作土壌処理試験(発生前処
理) 1/2500アールの樹脂性ポットに土壌を詰め、これ
にヒエ、メヒシバ、エノコログサ、ハコベ、アオビユ、
大豆、綿の種子を混合した土壌で1〜2cmの覆土を行
い、温室内で生育させた。1日後(雑草発生前に)供試
化合物が3Kg/haの薬量になるように所定量の水和
剤(前記製剤例1に記載した方法に準じて調製)を水で
希釈調整し、1アール当たり10L相当の散布液量で土
壌表面に加圧微量噴霧器を用いて均一に散布した。薬剤
散布後30日経過後に、雑草の生育状況および作物に対
する薬害状況を観察調査した。その結果を第12表(表
30)に示した。表中、被験植物の被害程度および作物
に対する薬害程度は試験例1と同様に表示した。
【0094】
【表30】
【0095】試験例4 畑作茎葉処理(生育期処理) 1/10000アール樹脂性ポットに土壌を詰め、これ
にヒエ、メヒシバ、エノコログサ、ハコベ、アオビユ、
大豆、綿を一種類づつ播種し、温室内で生育させた。各
植物が2〜3葉になった時、供試化合物が3Kg/ha
の薬量になるように所定量の水和剤(前記製剤例2に記
載した方法に準じて調製)を水を用いて希釈調整し、1
アール当たり10L相当の散布液量で加圧微量噴霧器を
用いて均一に散布した。薬剤散布後30日経過後に、雑
草の生育状況および作物に対する薬害状況を観察調査し
た。その結果を第13表(表31)に示した。表中、被
験植物の被害程度および作物に対する薬害程度は試験例
1と同様に表示した。
【0096】
【表31】
【0097】
【発明の効果】一般式(I)で表わされる本発明化合物
は新規な化合物であり、優れた除草活性と選択性を示
す。すなわち、本発明化合物を水田で使用した場合には
水稲に対する選択性に優れ、かつタイヌビエ、コナギ、
ホタルイ、アゼナ等の重要雑草に対し高い殺草効果を示
す。また、本発明化合物は、畑作においても大豆、綿等
の作物に高い選択性を有し、かつヒエ、メヒシバ、エノ
コログサ、ハコベ、アオビユ等の重要雑草に高い殺草効
果を示す。従って本発明化合物は、水田及び畑作用除草
剤として適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 495/14 C07D 495/14 A 498/14 498/14 513/14 513/14 // C07M 7:00 (72)発明者 江田 貞文 千葉県茂原市東郷1144番地 三井東圧化 学株式会社内 審査官 齋藤 恵 (56)参考文献 特開 平7−138260(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 491/00 - 498/22 C07D 513/00 - 513/02 A01N 43/00 - 43/92 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)(化1) 【化1】 [式中R1 は低級アルキル基を表し、R2 は下記の一般
    式(II)〜(XI)(化2)で表される基を表し、 【化2】 {式中、R5 は低級アルキル基、低級アルコキシ基、低
    級アシルオキシ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換低級ア
    ルキル基、ハロゲン置換低級アルコキシ基または低級ア
    ルキルチオ基を表し、R6 は水素原子または低級アルキ
    ル基を表し、R7は低級アルキル基を表し、R8 は低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、低級アシルオキシ基、
    低級アルキルチオ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換低級
    アルキル基またはハロゲン置換低級アルコキシ基を表
    し、Xはメチレン基、酸素原子、硫黄原子または(低級
    アルキル基もしくは低級アシル基で置換されていてもよ
    い)窒素原子を表し、また隣接炭素原子と二重結合を形
    成してもよく、Yは酸素原子、硫黄原子または(低級ア
    ルキル基もしくは低級アシル基で置換されていてもよ
    い)窒素原子を表し、nは0〜5の整数を、pは0〜3
    の整数を表し、nおよびpが2以上の時、R5 およびR
    8 はそれぞれ同じでも異なっていても良く、qは0ない
    し1であり、rは0〜2の整数を表し、qとrの合計値
    は0、1または2であり、rとqが同時に0の時にはX
    はメチレン基である。}R3 およびR4 は一緒になって
    環内に1または2個のヘテロ原子を含む不飽和の5また
    は6員環(低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
    シルオキシ基、低級アルキルチオ基、ハロゲン原子、ハ
    ロゲン置換低級アルキル基またはハロゲン置換低級アル
    コキシ基で置換されていてもよい)を形成する。]で表
    されるエーテル系化合物。
  2. 【請求項2】 R2 が一般式(II)または(VII
    I)〜(X)で表される基を表し、R3 およびR4 は一
    緒になって環内に1または2個のヘテロ原子を含む不飽
    和の5員環(低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級
    アシルオキシ基、低級アルキルチオ基、ハロゲン原子、
    ハロゲン置換低級アルキル基またはハロゲン置換低級ア
    ルコキシ基で置換されていてもよい)を形成する請求項
    1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R3 とR4 が一緒になって環内に1個以
    上の酸素原子を含む不飽和の5員ヘテロ環(低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子またはハロゲン
    置換低級アルキル基で置換されていてもよい)を形成す
    る請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R3 とR4 が一緒になって環内に1個以
    上の硫黄原子を含む不飽和の5員ヘテロ環(低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子またはハロゲン
    置換低級アルキル基で置換されていてもよい)を形成す
    る請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の一般式(I)で表される
    エーテル系化合物を有効成分として含有することを特徴
    とする除草剤。
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