JP3201782U - 枠付きシート - Google Patents

枠付きシート Download PDF

Info

Publication number
JP3201782U
JP3201782U JP2015005250U JP2015005250U JP3201782U JP 3201782 U JP3201782 U JP 3201782U JP 2015005250 U JP2015005250 U JP 2015005250U JP 2015005250 U JP2015005250 U JP 2015005250U JP 3201782 U JP3201782 U JP 3201782U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
frame
magnet
attached
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015005250U
Other languages
English (en)
Inventor
義和 藤井
義和 藤井
耕三 中井
耕三 中井
昭彦 勝山
昭彦 勝山
松本 剛
松本  剛
治 岸
治 岸
陽一 西
陽一 西
杉山 泰久
泰久 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Nano Coat Tech Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Nano Coat Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Nano Coat Tech Co Ltd filed Critical Sekisui Nano Coat Tech Co Ltd
Priority to JP2015005250U priority Critical patent/JP3201782U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3201782U publication Critical patent/JP3201782U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)

Abstract

【課題】容易かつ安定的に建物の透光部に取り付けることができ、かつ取り外し可能に使用できる枠付きシートを提供する。【解決手段】枠付きシート1は、室内に対して遮熱を行うために窓10を覆うように取り付けられる。枠付きシート1は、遮熱性を有するシート2と、シート2の外周縁に沿って装着される枠3と、を備え、枠3は、少なくとも一部が磁力を有し、磁力により窓10に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本考案は、室内に対して遮熱を行うために建物の透光部を覆うように取り付けられる枠付きシートに関する。
建物の透光部である窓から室内に外光が射し込むことによる室温上昇を抑えるため、従来より、窓を覆う遮熱性のシートが用いられている。シートを窓の周囲に取り付ける技術として、特許文献1では、シート(遮光ネット)の片面に粘着剤層を形成し、粘着剤層を取付位置に押し当てる技術が記載されている。この技術では、シートを取り外すと、取付部分に粘着剤の一部が残ってしまうため、恒常的にシートを取り付けた状態とすることが前提となる。
一方、室内の冷暖房効率を高めるため、気温の高い時季のみシートを使用し、気温の低い時季にはシートを取り外せるようにする要望がある。これに対し、特許文献2には、窓硝子に吸着される吸盤や、窓枠部に喰い込むような突起によって遮熱板を取り付ける技術、および、遮熱板の屈曲の回復力によって窓枠に嵌め込む技術が開示されている。また、現在、面ファスナー(マジックテープ(登録商標))によって窓の周囲に取り付けられるシートも販売されている。
実用新案登録第3130273号公報 実公昭60‐15917号公報
特許文献2に記載されている技術では、遮熱板を窓に取り外し可能に取り付けることができるが、容易かつ安定的に取り付けることが困難である。例えば、吸盤による取り付けでは、吸着力が長時間持続しない。また、遮熱板の屈曲の回復力によって窓枠に嵌め込む技術では、窓枠との摩擦力によって遮熱板が固定されるため、取り付けられた状態が長期間維持することができない。また、突起による取り付けでは、遮熱板の取り外しに手間がかかる。
一方、面ファスナーよって窓の周囲に取り付けられるシートにおいても、安定的に取り付けることが困難である。具体的には、シートを取り外している間に、面ファスナーのフックは、光の照射を受けることにより徐々に反り返るため、ループ面との接着力が低下する。そうなると、シートを取り付けることができなくなるため、短期間(約1年間)でフックを交換する必要が生じる。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、建物の透光部に容易かつ安定的に取り付けることができ、かつ取り外し可能に使用できる枠付きシートの提供を目的とする。
本考案者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を重ね、本考案を完成させた。具体的には、本考案者らは、枠付きシートを磁力によって建物の透光部に取り付けることにより、上記課題を解決できることを見出し、本考案を完成させた。すなわち、本考案は、次に掲げるものである。
項1.
室内に対して遮熱を行うために建物の透光部を覆うように取り付けられる枠付きシートであって、
遮熱性を有するシートと、
前記シートの外周縁に沿って装着される枠と、を備え、
前記枠は、少なくとも一部が磁力を有し、磁力により前記透光部に取り付けられることを特徴とする枠付きシート。
項2.
前記枠は、
枠状の本体と、
前記本体の少なくとも一部に取り付けられる1又は複数の第1の磁石と、を有し、
前記第1の磁石により前記透光部に取り付けられることを特徴とする項1に記載の枠付きシート。
項3.
前記第1の磁石は可撓性を有することを特徴とする項2に記載の枠付きシート。
項4.
前記本体の一方面には、前記本体の長さ方向に沿って凹溝が形成されており、
前記第1の磁石は、前記凹溝に前記シートの外周縁を介して嵌め込まれることを特徴とする項2または3に記載の枠付きシート。
項5.
前記本体は、矩形状であり、
複数の直線状の直線部材と、
2つの前記直線部材同士をL字状に接続する第1の接続部材と、
を有することを特徴とする項2〜4のいずれかに記載の枠付きシート。
項6.
前記本体は、2つの前記直線部材同士を直線状に接続する第2の接続部材をさらに有することを特徴とする項5に記載の枠付きシート。
項7.
前記シートは網状であることを特徴とする項1〜6のいずれかに記載の枠付きシート。
項8.
前記透光部の周囲に前記枠の取付位置に沿って貼り付けられる1又は複数の第2の磁石をさらに備えることを特徴とする項1〜7のいずれかに記載の枠付きシート。
本考案によれば、容易かつ安定的に建物の透光部に取り付けることができ、かつ取り外し可能に使用できる枠付きシートを提供できる。
本考案の実施形態に係る枠付きシートの用途を説明するための図である。 図1に示す枠付きシートの斜視図であり、(a)は正面側の斜視図、(b)は背面側の斜視図である。 図1に示す枠付きシートの六面図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 (a)は直線部材の斜視図であり、(b)は直線部材の断面図である。 (a)は第1の磁石の斜視図であり、(b)は第1の磁石の断面図である。 第1の磁石を直線部材の凹溝に嵌め込む態様を説明するための断面図であり、(a)は嵌め込む前の状態を示しており、(b)は嵌め込んだ後の状態を示している。 第1の接続部材の構成を示す図であり、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図、(c)は表面側の平面図、(d)は裏面側の平面図、(e)はA−A断面図である。 第1の接続部材の変形例を示す平面図である。 (a)は図1に示す枠付きシートの部分斜視図であり、(b)は該枠付きシートのB−B部分断面図である。 (a)は第2の接続部材の表面側の斜視図であり、(b)は第2の接続部材の断面図である。 図1に示す枠付きシートの部分断面図である。 (a)は第2の磁石の斜視図であり、(b)は第2の磁石の断面図である。 本考案の実施形態の変形例に係る枠付きシートの斜視図であり、(a)は正面側の斜視図、(b)は背面側の斜視図である。 図13に示す枠付きシートの六面図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 直線部材の変形例を示す断面図である。 第2の接続部材の変形例を示す断面図である。 枠付きシートのさらなる変形例を示す断面図である。
以下、本考案の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本考案は、下記の実施形態に限定されるものではない。
1.枠付きシートの全体構成
図1は、本考案の実施形態に係る枠付きシート1の用途を説明するための図である。
図1に示すように、枠付きシート1は、室内に対して遮熱を行うために、窓(建物の透光部)10を覆うように取り付けられる。枠付きシート1は、遮熱性を有するシート2と、シート2の外周縁に沿って装着される枠3と、を備える。また、枠付きシート1は、窓10の周囲に枠3の取付位置に沿って貼り付けられる4つの第2の磁石9をさらに備える。枠3は、少なくとも一部が磁力を有し、磁力により第2の磁石9に接着する。これにより、枠付きシート1は窓10を覆うように取り付けられる。なお、窓10は、外部から入射する光の少なくとも一部が室内に透過する構造であればよく、例えば、ガラス窓、又は、サッシ枠若しくは網戸サッシ枠が取り付けられた窓である。
図2は、枠付きシート1の斜視図であり、(a)は正面側の斜視図、(b)は背面側の斜視図である。また、図3は、枠付きシート1の六面図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。本実施形態では、枠付きシート1の窓10の周囲に取り付けられる面を背面とする。
枠付きシート1の枠3は、枠状の本体4と、本体4の少なくとも一部に取り付けられる6つの第1の磁石8とを有する。本体4は矩形状であり、6つの直線状の直線部材5と、4つの第1の接続部材6と、2つの第2の接続部材7と、を有する。第1の接続部材6は、2つの直線部材5同士をL字状に接続する部材であり、本体4の四隅に設けられる。また、第2の接続部材7は、2つの直線部材5同士を直線状に接続する部材であり、本体4の長辺の中点に設けられる。なお、直線部材5、第1の接続部材6、第2の接続部材7及び第1の磁石8の各部材の個数は、特に限定されない。例えば、第1の磁石8を、本体4の各辺に1つずつ、計4つ設けた構成としてもよい。
図1に示すように、窓10の周囲には、枠3の取付位置に沿って第2の磁石9が貼り付けられている。第2の磁石9と枠付きシート1の第1の磁石8とが磁力によって接合することにより、枠付きシート1は窓10の周囲に取り付けられる。本実施形態において、枠付きシート1の大きさは、例えば縦40cm×横23cmであるが、窓10の大きさに応じて適宜変更される。
以上のように、枠付きシート1は、磁力によって窓10の周囲に取り付けられる。磁力は、吸盤の吸着力や面ファスナーの接着力よりも長期間持続するので、第1の磁石8および第2の磁石9を長期間交換する必要がない。また、枠付きシート1を第2の磁石9から離間させるだけで、容易に枠付きシート1を取り外すことができる。よって、枠付きシート1は、容易かつ安定的に窓10に取り付けることができ、かつ取り外し可能に使用できる。
なお、枠付きシート1は窓10の周囲に取り付けられる限り、室内側に取り付けられても、室外側に取り付けられてもよい。
続いて、枠付きシート1を構成する各部材について説明する。
1.1 シート
シート2は、室内に対して遮熱を行うために遮熱性を有している。シート2に遮熱性を持たせるため、シート2には薄膜が被覆されている。シート2を構成する材料は特に限定されないが、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、アクリル、ポリプロピレン、アラミド等の合成繊維である。また、シート2を被覆する薄膜は、遮熱性を有するものであれば特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、ニッケル、クロム、チタン、銅等の金属薄膜である。また、本実施形態において、金属薄膜はスパッタリング法によりネットに蒸着された金属蒸着膜である。
シート2は、一方の表面(表側の表面と呼ぶ)に薄膜が被覆されており、他方の表面(裏側の表面と呼ぶ)には、薄膜が被覆されていない。シート2を本体4に取り付ける向きは任意に選択でき、シート2の表側の表面が室外に向くように枠付きシート1を取り付けると、金属蒸着膜が外光を遮って遮熱性を発揮し、夏季の室内の温度上昇を抑えることができる。また、シート2の表側の表面が室内に向くように枠付きシート1を取り付けると、冬季の室内の赤外線を金属蒸着膜が反射し、窓から赤外線が散逸することを防ぎ、室内の温度低下を抑えることができる。遮熱性を必要としない春季や秋季などの季節には、枠付きシート1を取り外すことで、十分な採光が得られる。
また、本実施形態において、シート2は網状のネットとして形成されている。この場合、シート2は、ネットの網目部分に遮熱性を有する上述の薄膜を被覆することにより製造される。
1.2 直線部材
図4(a)は直線部材5の斜視図であり、図4(b)は直線部材5の断面図である。直線部材5は長尺の平板状に形成されている。直線部材5の長さは、特に限定されず、枠付きシート1の大きさ及び直線部材5の個数に応じて、決定される。直線部材5の厚さおよび幅も特に限定されない。本実施形態では、直線部材5の厚さは例えば3.5mmであり、直線部材5の幅は例えば12.2mmである。
直線部材5の一方面には、直線部材5の長手方向に沿って凹溝51が形成されている。この凹溝51は、実用新案登録請求の範囲に記載の凹溝に相当するものであり、第1の磁石8が凹溝51に嵌め込まれる。凹溝51の幅は、特に限定されないが、例えば8.6mmである。
凹溝51の縁部には、凹溝51の内側に突き出した突出部52が形成されている。突出部52の突出高さは、例えば1.2mmである。凹溝51の両側に形成された2つの突出部52の先端間の距離は、例えば6.25mmである。突出部52の先端部分は丸みを帯びていることが好ましい。
また、直線部材5の両側面には、直線部材5の長手方向に沿って側面溝53が形成されている。これにより、側面溝53の両側には、直線部材5の両側面の外側に突き出した突出部54・55が形成される。側面溝53の幅は、例えば1.3mmである。また、直線部材5の側面溝53における幅は、例えば10.7mmである。
直線部材5の材料は、特に限定されないが、枠付きシート1を窓10に取り付ける際に、本体4の形状が変形しない程度に強度を有するものであることが好ましい。また、枠付きシート1は磁力によって取付位置に保持されるため、直線部材5の重量は軽いことが好ましい。そのため、直線部材5の材料は、例えば、金属であってもよいが、プラスチック材料のほうがより好ましい。
プラスチック材料は、特に限定されないが、各種の有機高分子等を挙げることができる。有機高分子としては、例えば、ポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂及びポリフェニレンサルファイド系樹脂等が挙げられる。
1.3 第1の磁石
図5(a)は第1の磁石8の斜視図であり、図5(b)は第1の磁石8の断面図である。第1の磁石8は、略凸状の断面を有する長尺状に形成されている。第1の磁石8の底面81は、図1に示す第2の磁石9と磁力により接着される面である。本実施形態では、底面81の幅は例えば9.8mmである。
第1の磁石8の凸部分82の上面には、第1の磁石8の長手方向に沿って溝83が形成されている。溝83の断面形状は特に限定されないが、本実施形態では台形である。溝83の幅は、底面部分が例えば2.3mmであり、開口部分が例えば3.8mmである。
また、凸部分82の側面下部には、第1の磁石8の長手方向に沿って括れ部84が形成されている。これにより、凸部分82の側面上部は幅広部85となっている。凸部分82の括れ部84における幅は、図4(b)に示す2つの突出部52の先端間の距離よりも小さく、例えば6.0mmである。一方、凸部分82の幅広部85の幅は、図4(b)に示す2つの突出部52の先端間の距離よりも大きく、例えば6.7mmである。
第1の磁石8は可撓性を有していることが好ましい。そのため、第1の磁石8は、例えば、磁性体を混合したプラスチック樹脂を成形することによって製造することができる。
続いて、第1の磁石8を直線部材5の凹溝51に嵌め込む態様について、図6を参照して説明する。
図6(a)に示すように、直線部材5の凹溝51と、第1の磁石8の凸部分82とを対向させ、直線部材5と第1の磁石8との間にシート2の外周縁を配置する。続いて、第1の磁石8の凸部分82を直線部材5の凹溝51に押し込む。
ここで、凸部分82の幅広部85の幅は、2つの突出部52の先端間の距離よりも大きいが、凸部分82の上面に溝83が形成されており、第1の磁石8が可撓性を有しているため、凸部分82を凹溝51に押し込むときに、幅広部85が幅方向に圧縮される。これにより、図6(b)に示すように、幅広部85が2つの突出部52の先端間を通過して、凸部分82が凹溝51にシート2の外周縁を介して嵌め込まれる。
このように、本実施形態において、第1の磁石8は、その一部が凹溝51に嵌め込まれる構成であるが、第1の磁石8の全体を凹溝51に嵌め込むように構成してもよい。
1.4 第1の接続部材
第1の接続部材6は、2つの直線部材5同士をL字状に接続する部材である。図7(a)は第1の接続部材6の表面側の斜視図であり、図7(b)は第1の接続部材6の裏面側の斜視図であり、図7(c)は第1の接続部材6の表面側の平面図であり、図7(d)は第1の接続部材6の裏面側の平面図であり、図7(e)は第1の接続部材6のA−A断面図である。本実施形態では、第1の接続部材6の表面は、枠付きシート1が窓10に取り付けられた状態において、窓10と反対側の面である。
第1の接続部材6は、L字部61と、補強部62とを有する。L字部61は、平面視L字状に形成されており、その裏面に直線部材5を挿入するためのスライド溝63が形成されている。スライド溝63の両側面には、スライド溝63の長手方向に沿って凸筋64が形成されている。
スライド溝63の底面における幅は、図4に示す直線部材5の幅(12.2mm)よりも大きく、例えば12.4mmである。2つの凸筋64の先端間の距離は、直線部材5の幅よりも小さく、かつ、直線部材5の側面溝53における幅(10.7mm)よりも若干小さく、例えば10.55mmである。各凸筋64の幅は、側面溝53の幅(1.3mm)よりも小さく、例えば1.1mmである。
補強部62は、L字部61の内角部分に三角形状に張り出している。補強部62によって、枠付きシート1の取り付け作業時などにL字部61に外力が加わっても、L字部61の変形を防止することができる。補強部62の形状はこれに限定されず、例えば意匠性を高めるために、図8に示すように、補強部62の長辺部分を曲線状に形成してもよい。
第1の接続部材6に2つの直線部材5を取り付ける場合、スライド溝63の一端から一方の直線部材5の端部を、凸筋64が直線部材5の側面溝53に嵌まるように挿入する。同じ要領で、スライド溝63の他端から、他方の直線部材5の端部を挿入する。これにより、2つの直線部材5同士がL字状に接続される。
第1の接続部材6に2つの直線部材5を取り付け、さらに直線部材5に第1の磁石8をシート2の外周縁を介して嵌め込んだ状態を図9に示す。図9(a)は枠付きシート1の部分斜視図であり、図9(b)は枠付きシート1のB−B部分断面図である。図9(a)に示すように、2つの直線部材5の一方が、第1の接続部材6の隅部分まで挿入される。本実施形態では、2つの直線部材5は、互いに接触しているが、互いに離間してもよい。また、図9(b)に示すように、第1の接続部材6の凸筋64が直線部材5の側面溝53に嵌まることにより、直線部材5が第1の接続部材6に保持される。
第1の接続部材6の材料は、特に限定されないが、2つの直線部材5を安定的に保持するために、適度に強度を有するものであることが好ましい。枠付きシート1は磁力によって取付位置に保持されるため、第1の接続部材6の重量は軽いことが好ましい。そのため、第1の接続部材6の材料は、直線部材5と同様、プラスチック材料であることが好ましい。
1.5 第2の接続部材
第2の接続部材7は、2つの直線部材5同士を直線状に接続する部材である。図10(a)は第2の接続部材7の表面側の斜視図であり、図10(b)は第2の接続部材7の断面図である。本実施形態では、第2の接続部材7の表面は、枠付きシート1が窓10に取り付けられた状態において、窓10と反対側の面である。
第2の接続部材7は、その裏面に挿入するためのスライド溝71が形成されている。スライド溝71の一方の側面には、スライド溝71の長手方向に沿って2つの凸筋72・73が形成されており、スライド溝71の他方の側面には、スライド溝71の長手方向に沿って1つの凸筋74が形成されている。凸筋72と凸筋74とは、スライド溝71を挟んで対向している。本実施形態において、スライド溝71の断面の形状および大きさは、図7(e)に示す第1の接続部材6のスライド溝63と同一である。
第2の接続部材7に2つの直線部材5を取り付ける場合、スライド溝71の一端から一方の直線部材5の端部を、凸筋72及び凸筋74が直線部材5の側面溝53に嵌まるように挿入する。同じ要領で、スライド溝71の他端から、他方の直線部材5の端部を挿入する。これにより、2つの直線部材5同士が直線状に接続される。
さらに、直線部材5に第1の磁石8をシート2の外周縁を介して嵌め込むことにより、図11に示す状態となる。図11に示すように、第2の接続部材7の凸筋72及び凸筋74が直線部材5の側面溝53に嵌まることにより、直線部材5が第2の接続部材7に保持される。
第1の接続部材6の材料は、特に限定されないが、直線部材5および第1の接続部材6と同様、プラスチック材料であることが好ましい。
1.6 第2の磁石
第2の磁石9は、図1に示すように、窓10の周囲に枠3の取付位置に沿って貼り付けられる。図12(a)は第2の磁石9の斜視図であり、図12(b)は第2の磁石9の断面図である。本実施形態では、第2の磁石9は、長尺平板状に形成されている。第2の磁石9の表面には、第2の磁石9の長手方向に沿って溝91が形成されている。溝91は、第2の磁石9の表裏を示すものであり、本実施形態では、第2の磁石9の表面が、接着剤や両面テープなどによって窓10の周囲に貼り付けられる。
第2の磁石9の長さは、枠付きシート1の取付位置の大きさに応じて、適宜調整される。第2の磁石9の幅は、例えば10.3mmである。第2の磁石9の厚さは、例えば1.7mmである。
第2の磁石9の材料は、特に限定されないが、第1の磁石8の材料と同じであってもよい。
なお、本実施形態では、図1に示すように、4つの第2の磁石9を窓10の周囲に貼り付けているが、使用される第2の磁石9の個数は特に限定されない。例えば、枠状に形成された1つの第2の磁石9を、窓10の周囲に貼り付けてもよい。
また、第2の磁石9の裏面(貼付面の反対面)の模様および色彩を、窓10の周囲の壁面と同一または類似の模様および色彩とすることが好ましい。面ファスナーよって窓の周囲に取り付けられる従来のシートでは、シートを取り外した状態において、窓の周囲にフックまたはループが残ったままとなり、窓の近辺の外観が損なわれるという問題があった。これに対し、第2の磁石9の裏面の模様および色彩を、窓10の周囲の壁面と同一または類似の模様および色彩とすることにより、枠付きシート1を取り外しても、第2の磁石9が目立たないため、窓10の近辺の外観を殆ど損なうことがない。
また、窓10の周囲の壁面が磁性体である場合は、第2の磁石9を用いることなく枠付きシート1を取り付けることができる。
2.変形例
本実施形態の変形例に係る枠付きシート1’について、図13および図14を参照して説明する。図13は、枠付きシート1’の斜視図であり、(a)は正面側の斜視図、(b)は背面側の斜視図である。図14は、枠付きシート1’の六面図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は平面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。
枠付きシート1’は、図2および図3に示す枠付きシート1と比較して、第2の接続部材7を有していない点が異なっている。具体的には、枠付きシート1’は、遮熱性を有するシート2と、シート2の外周縁に沿って装着される枠3’と、を備える。枠3’は、枠状の本体4’と、本体4’の少なくとも一部に取り付けられる4つの第1の磁石8とを有する。本体4’は矩形状であり、4つの直線状の直線部材5と、4つの第1の接続部材6と、を有する。直線部材5、第1の接続部材6および第1の磁石8の各構成は、既に説明したものと同様である。本実施形態において、枠付きシート1’の大きさは、例えば縦34cm×横26cmであるが、直線部材5の長さを変更することにより、適宜変更することができる。
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる形態も本考案の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、枠3の一部が磁力を有する構成であったが、枠3の全体を磁力を有する材料で構成してもよい。また、本体4の形状は矩形状に限定されず、取り付けられる窓10の形状に応じて変更することができる。例えば、本体4の形状は、三角形、円形、楕円形などであってもよい。また、シート2は網状でなくてもよく、例えば、樹脂シートを金属蒸着膜などの薄膜で覆った遮熱シートであってよい。また、遮熱性を向上させるためシート2の両面に薄膜が被覆されていてもよい。なお、本考案の実施形態における磁性体とは、鉄などの常磁性体を含む。第1の磁石8あるいは第2の磁石9の一方が常磁性体であってもよい。
また、上記実施形態では、図4(b)に示すように、直線部材5の突出部52は先端部分の全体が丸みを帯びていたが、本考案はこれに限定されない。図15は、直線部材5の変形例に係る直線部材5’の断面図である。直線部材5’は、直線部材5において、突出部52を突出部52’に置き換えた構成である。突出部52’の先端部分は、下側(凹溝51の底面側)の部分が角張っている。これにより、凹溝51に第1の磁石8を嵌め込んだ場合に、第1の磁石8が凹溝51から外れにくくなる。
また、図16は、図10に示す第2の接続部材7の変形例に係る第2の接続部材7’の断面図である。第2の接続部材7’は、第2の接続部材7と同様、スライド溝71が形成されている。スライド溝71の一方の側面には、スライド溝71の長手方向に沿って1つの凸筋73が形成されており、スライド溝71の他方の側面には、スライド溝71の長手方向に沿って1つの凸筋74’が形成されている。つまり、第2の接続部材7’では、図10(b)に示す凸筋72は形成されておらず、凸筋74’の断面は、先端に向かって細くなるテーパー形状である。また、第2の接続部材7’は、凸筋73から図16における上方に延伸する延伸部分75を有している。
図17は、図11に示す枠付きシート1の変形例に係る枠付きシート1”の断面図である。枠付きシート1”は、枠付きシート1において、直線部材5及び第2の接続部材7を、直線部材5’及び第2の接続部材7’にそれぞれ置き換えた構成である。枠付きシート1”では、凸筋74’とスライド溝71の底面との間に、直線部材5’の突出部55が嵌まり、凸筋73とスライド溝71の底面との間に、直線部材5’の一方の側面が嵌まっている。これにより、直線部材5’の図17における上下方向の移動が規制され、直線部材5’が第2の接続部材7’に保持される。
直線部材5’には、シート2の外周縁を介して第1の磁石8が嵌め込まれている。枠付きシート1”が図1に示す窓10に取り付けられた場合、第2の磁石9(図12)が第1の磁石8の底面81上に接着する。なお、第2の接続部材7’の延伸部分75の先端の底面81からの高さは、第2の磁石9の厚さと同じ、またはそれよりも小さいことが好ましい。
1 枠付きシート
1’ 枠付きシート
1” 枠付きシート
2 シート
3 枠
3’ 枠
4 本体
4’ 本体
5 直線部材
5’ 直線部材
6 第1の接続部材
7 第2の接続部材
7’ 第2の接続部材
8 第1の磁石
9 第2の磁石
10 窓(透光部)

Claims (8)

  1. 室内に対して遮熱を行うために建物の透光部を覆うように取り付けられる枠付きシートであって、
    遮熱性を有するシートと、
    前記シートの外周縁に沿って装着される枠と、を備え、
    前記枠は、少なくとも一部が磁力を有し、磁力により前記透光部に取り付けられることを特徴とする枠付きシート。
  2. 前記枠は、
    枠状の本体と、
    前記本体の少なくとも一部に取り付けられる1又は複数の第1の磁石と、を有し、
    前記第1の磁石により前記透光部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の枠付きシート。
  3. 前記第1の磁石は可撓性を有することを特徴とする請求項2に記載の枠付きシート。
  4. 前記本体の一方面には、前記本体の長さ方向に沿って凹溝が形成されており、
    前記第1の磁石は、前記凹溝に前記シートの外周縁を介して嵌め込まれることを特徴とする請求項2または3に記載の枠付きシート。
  5. 前記本体は、矩形状であり、
    複数の直線状の直線部材と、
    2つの前記直線部材同士をL字状に接続する第1の接続部材と、
    を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の枠付きシート。
  6. 前記本体は、2つの前記直線部材同士を直線状に接続する第2の接続部材をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の枠付きシート。
  7. 前記シートは網状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の枠付きシート。
  8. 前記透光部の周囲に前記枠の取付位置に沿って貼り付けられる1又は複数の第2の磁石をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の枠付きシート。
JP2015005250U 2014-10-17 2015-10-16 枠付きシート Active JP3201782U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015005250U JP3201782U (ja) 2014-10-17 2015-10-16 枠付きシート

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212300 2014-10-17
JP2014212300 2014-10-17
JP2015005250U JP3201782U (ja) 2014-10-17 2015-10-16 枠付きシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3201782U true JP3201782U (ja) 2015-12-24

Family

ID=54933145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015005250U Active JP3201782U (ja) 2014-10-17 2015-10-16 枠付きシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3201782U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018040161A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 セイキ総業株式会社 網戸
KR20200014488A (ko) * 2018-08-01 2020-02-11 (주) 텍스토머 미세먼지 차단기능을 갖는 통기성 원단의 설치 구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018040161A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 セイキ総業株式会社 網戸
KR20200014488A (ko) * 2018-08-01 2020-02-11 (주) 텍스토머 미세먼지 차단기능을 갖는 통기성 원단의 설치 구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019083558A (ja) 端末ハウジング、端末ハウジングのパネル、および端末
US9234388B2 (en) Removable window and door screens
USD660947S1 (en) Front panel for portable air conditioner
JP3201782U (ja) 枠付きシート
USD632838S1 (en) Festoon lamp socket with fastener lug
US10117008B2 (en) Modular speaker cover
CN105074116A (zh) 可移除窗与门隔帘
USD608380S1 (en) Data projector with screen
JP5490863B2 (ja) 吸盤ホルダー、これを用いる吸盤式シート状物保持具及び日除け構成材、並びに窓用の日除け装置
JP2014159243A (ja) 車両の窓部材固定構造
USD631415S1 (en) License plate frame
USD698223S1 (en) Locking slider spring clip assembly
US20130146236A1 (en) Venetian blind slat
US9393909B2 (en) Rear view mirror assembly for motor vehicles
AU2014100899A4 (en) Positioning device for an automobile sunshade
CN204006582U (zh) 面板及壁挂式空调室内机
CN205316640U (zh) 一种空调装饰条结构
CN207335069U (zh) 空调显示组件及空调器
CN203897491U (zh) 一种具有安装结构的吊坠
CN208784315U (zh) 一种粘贴式壁挂置物盒
KR200485643Y1 (ko) 돗자리 겸용 자동차 덮개
CN217610070U (zh) 一种储物柜
JPH0538812Y2 (ja)
CN219277200U (zh) 一种磁吸式遮阳帘结构
JP5060844B2 (ja) ポスター掲示板

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3201782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250