JP3201747U - 踏切しゃ断桿折損防止器 - Google Patents

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勇彰 羽賀
勇彰 羽賀
喜由希 山本
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Abstract

【課題】遮断桿の形状の変化や径の大小の違いによるグラツキや折損を生じないと共に、直立時に鎖錠金具が露出状態に置かれることがなく、遮断桿の交換作業が一人で且つワンタッチで行うことができる踏切しゃ断桿折損防止器を提供する。【解決手段】星形ハンドル45を廻して押圧保持体44を上昇させ、押圧体ロッド40及び押圧体パット41を上昇させて遮断桿を押圧体パットから脱却させる。遮断桿は簡単に片手で円筒管本体9から抜き取られる。新しい遮断桿は円筒管本体に挿通されると、遮断桿の侵入端が案内座の勾配に案内されて下部方向へ押し下げられて位置決めされ、星形ハンドルを廻して押圧保持体を下降させ、押圧体ロッド及び押圧体パットを下降させて遮断桿を押圧固定させる。【選択図】図14

Description

本考案は、踏切における遮断桿の交換作業が一人で、且つワンタッチで行うことができる踏切しゃ断桿折損防止器に関するものである。
従来、踏切遮断桿折損防止器は、遮断桿の取付構造がUボルトによる締め付け構造であるため、折損時の遮断桿の交換作業は、遮断桿を持つ人と遮断桿の取り付け取り外し作業を行う人が少なくとも二人の人員を要する上、作業に手間取るものであった(特許文献1を参照)。
また、直立時の遮断桿が、強風、振動、衝撃等に際しても、鎖錠金具の固定板への当接・保持により不測のうちに転倒することを防止可能な腕木式踏切遮断桿折損防止機における遮断桿転倒防止装置が知られている(特許文献2を参照)。
さらに、本出願人が共同開発した、踏切における遮断桿の交換作業が一人で且つワンタッチで行うことができる踏切しゃ断桿折損防止器が知られている(特許文献3を参照)。
この公知技術は、金具本体の前方の頂部には所要幅、所要長さの長孔を貫設し、該長孔を左右に挟んで頂部上面には左方に長尺の軸受け座を立設し、右方には短尺の軸受け座を立設し、両軸受け座に支持軸を軸支し、該支持軸にハンドルの軸棒を回動自在に係合するとともに、前記支持軸に捩りコイルバネを軸装し、前記捩りコイルバネの一端を前記軸棒に係着し、他端を金具本体の上部内面で上下する押圧体の上面中央の受け座に係着し、前記押圧体は基準径の遮断桿と略同一の曲率半径で形成され、内面には摩擦板を貼着したものである。
上記踏切しゃ断桿折損防止器(特許文献3)は、遮断桿の交換作業において、一人の作業者により熟練技術や工具を要することなく、しかもワンタッチで遮断桿の脱着ができるため、省力化と作業時間の短縮化が図られ、緊急事態に即応できる効果がある。しかし、この公知技術は、ハンドルの軸棒を回動自在に係合する捩りコイルバネの弾発力で遮断桿を支持するため、遮断桿の形状の変化や径の大小の違いにより、グラツキや折損を生じやすく、遮断桿の支持構造の改善が望まれていた。
また、上記遮断桿転倒防止装置(特許文献2)は、直立時に可動板に回動自在に懸垂された鎖錠金具の先端が固定板へ当接するとき、可動板側の支軸と前記先端とが同一線上に位置するようにしたため、直立時に強風、振動、衝撃等の外力によるモーメントが鎖錠金具の先端に作用しないので、先端が固定板から離脱せず、常時、固定板に当接状態を保持する故、遮断機の遮断桿が転倒したままの状態に置かれることがない効果がある。しかし、この公知技術は、直立時に鎖錠金具が可動板側で露出状態に置かれるため、強風、振動、衝撃等の外力によるモーメントが働き、離脱する恐れがあるし、また雨水による錆や積雪による作動不良などの恐れがあった。
実全昭61−182365号公報、(図1、遮断桿d) 登録実用新案第3004329号公報、(図1、鎖錠金具12) 実開平7−17681号公報、(図4、踏切遮断桿折損防止器a)
本考案は、遮断桿の形状の変化や径の大小の違いによるグラツキや折損を生じないと共に、直立時に鎖錠金具が露出状態に置かれることがなく、遮断桿の交換作業が一人で且つワンタッチで行うことができる踏切しゃ断桿折損防止器を提供することを目的とする。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、円筒管からなる可動金具と固定金具とを一直線上に配置し、前記可動金具と固定金具とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具を所定の押圧力で前記固定金具に当接してなる踏切しゃ断桿折損防止器において、
前記可動金具は、遮断桿を嵌入する円筒管本体からなり、該円筒管本体の押圧体保持部内面で上下する押圧体ロッドの下面に押圧体パットを固着し、該押圧体パットは基準径の遮断桿と略同一の曲率半径で所定長さに形成され、前記円筒管本体の円孔を上下する棒状の押し金具を前記押圧体パットの後方に一体に固定すると共に前記押圧体パットの内面にはゴム板を貼着し、また前記押圧体ロッドの上面に調整金具を固定し、該調整金具は前記押圧体保持部の外周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジを有する押圧保持体と、該押圧保持体の上部に固定された星形ハンドルと、該星形ハンドルの中央部に固定された六角ボルトとからなり、前記押圧体保持部と押圧体ロッドとの間にはコイルスプリングが装着される。
前記可動金具には、円筒管本体の押圧体保持部を被覆収容する押圧体保護カバーを設ける。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、円筒管からなる可動金具と固定金具とを一直線上に配置し、前記可動金具と固定金具とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具を所定の押圧力で前記固定金具に当接してなる踏切しゃ断桿折損防止器において、
前記固定金具に揺動自在に接合した鎖錠金具は、全体を鎖錠金具保護カバーにより覆われており、前記可動金具と座板にわたって水平に三角形の取付部材に、前記鎖錠金具を保護する鎖錠金具保護カバーの半割部を取付け、前記固定金具と座板とにわたって四角形の取付部材に、前記鎖錠金具を保護する鎖錠金具保護カバーの半割部を取付け、前記可動金具側の鎖錠金具保護カバーには、前記鎖錠金具の鉤が両座板を保持しているかを確認できる点検窓を設ける。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、円筒管からなる可動金具と固定金具とを一直線上に配置し、前記可動金具と固定金具とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具を所定の押圧力で前記固定金具に当接してなる踏切しゃ断桿折損防止器において、
前記固定金具に揺動自在に接合した鎖錠金具は、円柱状の重りと、該重りの両端に取り付けられた支持桿と、該支持桿の先端に形成された鉤とからなり、前記固定金具の取付枠に前記支持桿の中間部を揺動自在に接合する。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、円筒管本体の押圧体保持部内面で上下する押圧体ロッドの下面に押圧体パットを固着し、該押圧体パットは基準径の遮断桿と略同一の曲率半径で所定長さに形成され、前記円筒管本体の円孔を上下する棒状の押し金具を前記押圧体パットの後方に一体に固定すると共に前記押圧体パットの内面にはゴム板を貼着し、また前記押圧体ロッドの上面に調整金具を固定し、該調整金具は前記押圧体保持部の外周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジを有する押圧保持体と、該押圧保持体の上部に固定された星形ハンドルと、該星形ハンドルの中央部に固定された六角ボルトとからなり、前記押圧体保持部と押圧体ロッドとの間にはコイルスプリングが装着されるので、遮断桿を確実に押圧保持できると共に、遮断桿の交換作業が一人で且つワンタッチで行うことができる。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、前記可動金具には、円筒管本体の押圧体保持部を被覆収容する押圧体保護カバーを設けたので、悪戯を防止すると共に雨風や雪などから防護することができる。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、前記固定金具に揺動自在に接合した鎖錠金具が、全体を鎖錠金具保護カバーにより覆われており、前記可動金具と座板にわたって水平に三角形の取付部材に、前記鎖錠金具を保護する鎖錠金具保護カバーの半割部を取付け、前記固定金具と座板とにわたって四角形の取付部材に、前記鎖錠金具を保護する鎖錠金具保護カバーの半割部を取付け、前記可動金具側の鎖錠金具保護カバーには、前記鎖錠金具の鉤が両座板を保持しているかを確認できる点検窓を設けるため、雨水による錆や積雪による作動不良などの恐れがないし、前記鎖錠金具の鉤が両座板を確実に保持しているかを確認することが可能となる。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器の平面図である。 本考案の踏切しゃ断桿折損防止器の正面図である。 本考案の踏切しゃ断桿折損防止器の右側面図である。 可動金具の一部省略平面図である。 可動金具の一部省略正面図である。 可動金具の一部省略右側面図である。 固定金具の一部省略平面図である。 固定金具の一部省略正面図である。 固定金具の一部省略底面図である。 固定金具の一部省略右側面図である。 押圧体の縦断面図である。 押圧体ロッド、押圧体パット、押し金具の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。 鎖錠金具の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。 押圧体の(a)遮断桿の解放時の断面図、(b)遮断桿の固定時の断面図である。 遮断桿が直立した時の鎖錠金具のロック状態の説明図である。
本考案の踏切しゃ断桿折損防止器の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の平面図、図2の正面図、図3の右側面図に示すように、本考案の踏切しゃ断桿折損防止器は、円筒管からなる可動金具1と固定金具2とを一直線上に配置し、前記可動金具1と固定金具2とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具1を所定の押圧力で前記固定金具2に当接し、前記可動金具1には遮断桿(図示せず)を嵌入取着してなる。
図1に示すように、前記可動金具1の後端(図1の左側)には垂直軸に対して左右(図1の前後)にそれぞれ45°の角度の軸線上に、蝶番の雄部3と雌部4を配設した座板5を一体に接合し、一方前記固定金具2の前端(図1の右側)には垂直軸に対して左右にそれぞれ45°の角度の軸線上に、蝶番の雄部6と雌部7を配設した座板8を一体に接合する。
そして、前記可動金具1の蝶番の雄部3と前記固定金具2の蝶番の雌部7、及び前記可動金具1の蝶番の雌部4と前記固定金具2の蝶番の雄部6を一体に嵌入係合させ、前記可動金具1の雌部4と前記固定金具2の雄部6の蝶番を軸にして前記可動金具1を45°の角度で揺動自在に接合する。
前記可動金具1は、図4の一部省略平面図、図5の一部省略正面図、図6の一部省略右側面図に示すように、遮断桿(図示せず)を嵌入する円筒管本体9からなり、該円筒管本体9の前方(図5の右側)頂部には、図2に示す押圧体保護カバー10の開閉用蝶番11の取付部12を設け、該取付部12の後方(図5の左側)に短円筒管からなる押圧体保持部13を立設し、該押圧体保持部13内部の前記円筒管本体9部分に後述する押圧体ロッド40が上下動する丸孔14を設ける。また、後述する押圧体39の押し金具42を挿通する円孔15を設けると共に、前記押圧体保護カバー10の無断解放や悪戯を防ぐための錠固定穴用のスナップピン16を立設し、隣に錠を保持する鍵ホルダー17の取付穴18を形成する。なお、前記可動金具1と座板5にわたって水平に三角形の取付部材19を2個接合して設け、該取付部材19には、後述する鎖錠金具49を保護する鎖錠金具保護カバー20を取付ける。
図5に示すように、前記円筒管本体9の前方下部内周面に亘ってゴム板21を貼着し、また後端(図5の左側)の内周面には、図6に示す左右の水平中心面と上部の垂直中心面にそれぞれ放射状に後端に行くに従って下方へ案内する三角形の下り勾配の案内座22を設け、該案内座22は遮断桿(図示せず)を前記円筒管本体9の底部側へ誘導するガイド板である。
図4に示すように、前記円筒管本体9の座板5の取着中心の裏側(図4の左側)には取付環23を一体に接合し、該取付環23には短尺のリンク棒24を揺動自在に接合し、該リンク棒24の後端にはネジ軸25を揺動自在に接合する。
前記固定金具2は、図7の一部省略平面図、図8の一部省略正面図、図9の一部省略底面図、図10の一部省略右側面図に示すように、前記円筒管本体9より小径の円筒管本体26からなり、前記座板8の取着中央には前記取付環23、リンク棒24、ネジ軸25が貫通する開口部27を形成する。前記固定金具2と座板8とにわたって水平方向に接合して後述する鎖錠金具49を保護する鎖錠金具保護カバー20を取付ける四角形の取付部材28を2個設ける。図9に示すように、前記鎖錠金具49を揺動自在に固定する取付枠29を左右に設ける。また、前記固定金具2の後端側には軸方向に沿って補強突条30を設ける。
さらに、図2に示すように、前記固定金具2の座板8を貫通して円筒管本体26の内部に突出するネジ軸25には、先端が前記座板8に着座する復帰用バネ31を外嵌し、後端にはネジ軸25に遊嵌する受板32を当接し、該受板32をネジ軸25に螺合したナット33で締め上げ、前記復帰用バネ31を所要に圧縮し、前記固定金具2に対して前記可動金具1を所定の取り付け荷重で押圧接合してなる。また、前記復帰用バネ31のストッパーとなるスプリングガイド34を設けて過圧縮を防止する。なお、キャップ35は未使用時に前記可動金具1の開口部を塞ぐ。
図1に示すように、前記固定金具2の座板8に配設した蝶番の雌部7と雄部6において、前記可動金具1は、可動金具1の雄部3と雌部4とを雌部7と雄部6にそれぞれ嵌入配列し、図3に示すように、前記固定金具2の雄部6と可動金具1の雌部4に軸棒36を挿通してナット37で抜け止めし、蝶番を形成して45°の角度で揺動自在に接合する。前記固定金具2の雌部7と可動金具1の雄部3側には、雌部7に丸中栓38を施す。なお、反対方向に45°の角度で揺動自在に接合する場合には、固定金具2の雌部7と可動金具1の雄部3に軸棒を挿通してナットで抜け止めして蝶番を形成する。
図11の縦断面図に示すように、押圧体39は、前記開閉用蝶番11側に設けた遮蔽板54の中央に切り欠き部を形成した押圧体保護カバー10内に収容され、前記円筒管本体9の押圧体保持部13内面で上下する押圧体ロッド40の下面に押圧体パット41を係着し、図12の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図に示すように、前記押圧体パット41は基準径の遮断桿と略同一の曲率半径で所定長さに形成され、前記円筒管本体9の円孔15を上下する棒状の押し金具42を前記押圧体パット41の後方に一体に固定すると共に、前記押圧体パット41の内面にはゴム板を貼着する。
前記押圧体ロッド40の上面に調整金具43を固定し、該調整金具43は前記押圧体保持部13の外周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジを有する押圧保持体44と、該押圧保持体44の上部に固定された星形ハンドル45と、該星形ハンドル45の中央部に固定された六角ボルト46とからなり、前記押圧体保持部13と押圧体ロッド40との間にはコイルスプリング47が装着される。なお、スプリングアッパー48である。
また、前記固定金具2に揺動自在に接合した鎖錠金具49は、図13の(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図に示すように、円柱状の重り50と、該重り50の両端に取り付けられた支持桿51と、該支持桿51の先端に形成された鉤52とからなり、前記固定金具1の取付枠29に鎖錠金具49の支持桿51の中間部を揺動自在に固定する。
前記鎖錠金具49は、図2に示すように、前記鎖錠金具保護カバー20により覆われており、前記可動金具1と座板5にわたって水平に三角形の取付部材19に、前記鎖錠金具49を保護する鎖錠金具保護カバー20の半割部を取付け、前記固定金具2と座板8とにわたって四角形の取付部材28に、前記鎖錠金具49を保護する鎖錠金具保護カバー20の半割部を取付ける。そして、図2に示すように、前記可動金具1側の鎖錠金具保護カバー20の斜め下面には、鎖錠金具49の鉤52が座板5及び座板8を保持しているかを確認できる点検窓53を設ける。
つぎに、本考案の踏切しゃ断桿折損防止器の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
踏切しゃ断桿折損防止器の使用に際しては、固定金具2が踏切の側方に立設した支柱(図外)に固着され、踏切の外部からは遮断桿を介して可動金具1が開かず、内部から外部へ向けて可動金具1が作動するように蝶番の向きが選択されて使用に供される。
万一、遮断桿の折損事故が発生した場合は、作業員が現場に急行し、鍵ホルダー17、錠固定穴用のスナップピン16から錠を外し、押圧体保護カバー10を上げて図14(b)の状態にある押圧体39の星形ハンドル45を廻して押圧保持体44を上昇させ、押圧体ロッド40及び押圧体パット41を上昇させて遮断桿を押圧体パット41から脱却させる。遮断桿は簡単に片手で円筒管本体9から抜き取られる。
新しい遮断桿は金具本体9に挿通されると、遮断桿の侵入端が図6に示す案内座22の勾配に案内されて下部方向へ押し下げられて前記侵入端が位置決めされ、星形ハンドル45を廻して図14(a)の状態にある押圧保持体44を下降させ、押圧体ロッド40及び押圧体パット41を下降させて遮断桿を押圧体パット41で押圧固定させる。
前記押圧体39は、前記押圧保持体44と前記押圧体保持部13とのネジ螺合で遮断桿を押圧し、前記遮断桿は、前記押圧体39と円筒管本体9の下部内周面とで挟持され、前記押圧体39の押圧体パット41のゴム板と前記円筒管本体9の内周面に内張りされたゴム板21とで強力な抜け止めと損傷の防止が図られる。
遮断桿の固定後、押圧体保護カバー10を被蓋し、星形ハンドル45の凸部が前記押圧体保護カバー10の遮蔽板54の切り欠き部に嵌合して前記星形ハンドル45の緩みを防止し、錠固定穴用のスナップピン16、鍵ホルダー17に錠を係着し、鎖錠すれば、悪戯を防止すると共に、雨風や雪などから前記押圧体39を防護することができる。なお、前記星形ハンドル45の凸部が遮蔽板54の切り欠き部に嵌合しない位置では、前記押圧体保護カバー10は閉じられない。
また、遮断機により踏切が解放され、遮断桿が直立状態に置かれた時は、前記鎖錠金具49は、図15に示すように、点線の状態から実線の状態に回動し、鉤52が座板5及び座板8を保持し、強風、振動、衝撃等の外力によるモーメントの働きを防止し、また図2に示すように、前記鎖錠金具49を鎖錠金具保護カバー20により全体を覆っているため、雨水による錆や積雪による作動不良などの恐れがない。また、前記鎖錠金具保護カバー20の点検窓53により、鉤52が座板5及び座板8を確実に保持しているかを確認することができる。
以上のように、本考案の踏切しゃ断桿折損防止器によれば、遮断桿の交換作業において、一人の作業者により熟練技術や工具を要することなく、しかもワンタッチで遮断桿の脱着ができるため、省力化と作業時間の短縮化が図られ、緊急事態に即応できるし、鎖錠金具保護カバー20の点検窓53により、鉤52が座板5及び座板8を確実に保持しているかを確認することができる。
1 可動金具
2 固定金具
3 雄部
4 雌部
5 座板
6 雄部
7 雌部
8 座板
9 円筒管本体
10 押圧体保護カバー
11 開閉用蝶番
12 取付部
13 押圧体保持部
14 丸孔
15 円孔
16 スナップピン
17 鍵ホルダー
18 取付穴
19 取付部材
20 鎖錠金具保護カバー
21 ゴム板
22 案内座
23 取付環
24 リンク棒
25 ネジ軸
26 円筒管本体
27 開口部
28 取付部材
29 取付枠
30 補強突条
31 復帰用バネ
32 受板
33 ナット
34 スプリングガイド
35 キャップ
36 軸棒
37 ナット
38 丸中栓
39 押圧体
40 押圧体ロッド
41 押圧体パット
42 押し金具
43 調整金具
44 押圧保持体
45 星形ハンドル
46 六角ボルト
47 コイルスプリング
48 スプリングアッパー
49 鎖錠金具
50 重り
51 支持桿
52 鉤
53 点検窓
54 遮蔽板

Claims (4)

  1. 円筒管からなる可動金具と固定金具とを一直線上に配置し、前記可動金具と固定金具とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具を所定の押圧力で前記固定金具に当接してなる踏切しゃ断桿折損防止器において、
    前記可動金具は、遮断桿を嵌入する円筒管本体からなり、該円筒管本体の押圧体保持部内面で上下する押圧体ロッドの下面に押圧体パットを固着し、該押圧体パットは基準径の遮断桿と略同一の曲率半径で所定長さに形成され、前記円筒管本体の円孔を上下する棒状の押し金具を前記押圧体パットの後方に一体に固定すると共に前記押圧体パットの内面にはゴム板を貼着し、また前記押圧体ロッドの上面に調整金具を固定し、該調整金具は前記押圧体保持部の外周面に形成された雄ネジに螺合する雌ネジを有する押圧保持体と、該押圧保持体の上部に固定された星形ハンドルと、該星形ハンドルの中央部に固定された六角ボルトとからなり、前記押圧体保持部と押圧体ロッドとの間にはコイルスプリングが装着されることを特徴とする踏切しゃ断桿折損防止器。
  2. 前記可動金具には、円筒管本体の押圧体保持部を被覆収容する押圧体保護カバーを設けたことを特徴とする請求項1記載の踏切しゃ断桿折損防止器。
  3. 円筒管からなる可動金具と固定金具とを一直線上に配置し、前記可動金具と固定金具とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具を所定の押圧力で前記固定金具に当接してなる踏切しゃ断桿折損防止器において、
    前記固定金具に揺動自在に接合した鎖錠金具は、全体を鎖錠金具保護カバーにより覆われており、前記可動金具と座板にわたって水平に三角形の取付部材に、前記鎖錠金具を保護する鎖錠金具保護カバーの半割部を取付け、前記固定金具と座板とにわたって四角形の取付部材に、前記鎖錠金具を保護する鎖錠金具保護カバーの半割部を取付け、前記可動金具側の鎖錠金具保護カバーには、前記鎖錠金具の鉤が両座板を保持しているかを確認できる点検窓を設けることを特徴とする踏切しゃ断桿折損防止器。
  4. 円筒管からなる可動金具と固定金具とを一直線上に配置し、前記可動金具と固定金具とを垂直軸に対して所要の角度で揺動自在に接合すると共に、前記可動金具を所定の押圧力で前記固定金具に当接してなる踏切しゃ断桿折損防止器において、
    前記固定金具に揺動自在に接合した鎖錠金具は、円柱状の重りと、該重りの両端に取り付けられた支持桿と、該支持桿の先端に形成された鉤とからなり、前記固定金具の取付枠に前記支持桿の中間部を揺動自在に接合することを特徴とする踏切しゃ断桿折損防止器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113426152A (zh) * 2021-08-06 2021-09-24 山东法恩泰科技工程有限公司 一种化工产品提纯加热装置

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