JP3201363U - バックファイヤー防止用ガス切断チップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ガス切断機を使用する途中で、母材への接触時に、ガスの逆流による火災及び爆発事故を事前に防止することができ、母材の破片や異物の浸透を遮断することができ、防水力が卓越したバックファイアー防止用ガス切断チップを提供する。【解決手段】酸素供給部及びガス供給部を通じて供給される酸素とガスが移送される酸素流路210及びガス流路220が内部の中央または周縁に形成された流路連結体が前記切断機ヘッドにネジ結合される。この際、前記流路連結体の上端の中央が上側に延長された胴体ヘッド202が前記酸素供給部の末端に結合され、胴体ヘッド202の中央には酸素流路210が下側に貫通して形成される。また、前記流路連結体の上端面に円周方向に沿って多数のガス流入孔204が形成され、ガス流入孔204の下側にガス流路220が貫通して形成される。【選択図】図2
Description
本考案は、ガス切断チップに関し、より具体的には、切断機ヘッドの出口側に結合されると同時に、内部に酸素及びガス流路を有する流路連結体の出口側に結合される混合ガス吐出手段のうち、下端部の周りにガス案内溝が等間隔に形成されると同時に、酸素ノズルをガスノズルより更に長く形成するように構成することで、ガス切断機を使用する途中で、母材への接触時に、ガスの逆流による火災及び爆発事故を事前に防止することができ、母材の破片や異物の浸透を遮断することができ、防水力が卓越したバックファイアー防止用ガス切断チップに関する。
一般的に、金属材質からなる母材2を切断や溶接する際は、ガス切断機を使用する。
前記ガス切断機の構成は、酸素及びガスタンクに連結された供給管(未図示)を通じて供給される酸素及びガス供給を調節する調節ノブ(未図示)が含まれたガス切断機(未図示)の前方に備えられ、前記調節ノブによって調節され、それぞれ連結された酸素供給部12とガス供給部14を通じて供給される酸素とガスをガス切断チップ1に排出する切断機ヘッド10と、前記切断機ヘッド10の出口側に連結され、酸素とガスが混合噴出されると共に、火花の点火によって形成された火炎を通じて母材2を切断するガス切断チップ1からなる。
前記ガス切断チップ1は、図1に示すように、内部に酸素流路21及びガス流路22が形成され、前記切断機ヘッド10の出口側に結合される流路連結体20と、前記流路連結体20の出口側に連結され、酸素及びガスが吐出される混合ガス吐出手段30からなり、前記混合ガス吐出手段30は前記酸素流路21に連結され、酸素を吐出する酸素吐出孔32が形成された酸素ノズル31と、前記ガス流路22に連結され、前記酸素ノズル31を中心にして周りに備えられ、離隔した空間によって形成されたガスノズル孔36を通じてガスを吐出するガスノズル35と、を含む。
しかし、前記ガス切断チップ1を構成する酸素ノズル31の先端部33が前記ガスノズル35の内側に位置されると共に、凸凹のない平らなものに形成されており、ユーザーがガス切断機を使用する途中で、母材2にガス切断チップ1が接触される場合、着火されていた火炎が消滅したり、ガスノズル孔36に沿って逆流して爆発するなど、火災の危険にさらされるという問題があり、母材2から発生する破片や異物がガスノズル孔36の内部に浸透し、円滑なガス供給に困難があり、前記ガスノズル35と流路連結体20との間が水に露出され、ガス供給が遮断される問題がある。
上記のような問題点を克服するために、本考案は、切断機ヘッドの出口側に結合されると同時に、内部に酸素及びガス流路を有する流路連結体の出口側に結合される混合ガス吐出手段のうち、下端部の周りにガス案内溝が等間隔に形成されると同時に、酸素ノズルをガスノズルより更に長く形成するように構成することで、ガス切断機を使用する途中で、母材への接触時に、ガスの逆流による火災及び爆発事故を事前に防止することができ、母材の破片や異物の浸透を遮断することができ、防水力が卓越したバックファイアー防止用ガス切断チップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は、切断機ヘッドの出口側に結合され、中央及び周縁の周りに酸素及びガスが移送される酸素流路及びガス流路がそれぞれ形成された流路連結体と、前記流路連結体の下端の中央に結合され、前記酸素流路から供給される酸素が吐出されるように内部に酸素吐出孔が形成されると同時に、下端部の周りにガス案内溝が等間隔に形成された酸素ノズルと、前記酸素ノズルが内蔵された状態で前記流路連結体が下端の外周面に結合され、前記ガス流路から供給されるガスが前記ガス案内溝に沿って吐出されるように内部にガス吐出孔が形成されたガスノズルからなるガス切断チップにおいて、前記酸素ノズルは、その第1先端部が前記ガスノズルの第2先端部より外部に更に突出するように形成されると同時に、半球状に形成されたものを含み、前記ガスノズルの第2先端部の内側に、ガスが円滑に吐出されるようにするための半球状の凹溝が形成されたものを更に含み、前記ガスノズルの上端に防水突起が形成され、前記流路連結体の下端には前記防水突起が嵌め込み結合される防水溝が形成され、キャップナットによって前記ガスノズルが流路連結体に結合した際、前記防水突起が防水溝に安着されるものを更に含み、前記流路連結体の上側の周りに沿って第1ネジ部が形成され、前記第1ネジ部には結合ナットがネジ結合され、前記結合ナットの上面の中央には挿入溝が形成され、前記挿入溝にはシリングパッドが凹入され、前記切断機ヘッドの下端面と密着されるようにしたものを更に含むことを特徴とするバックファイアー防止用ガス切断チップを提供する。
上記のように構成された本考案を提供することで、ガス切断機を使用する途中で、母材への接触時に、ガスの逆流による火災及び爆発事故を事前に防止することができ、母材の破片や異物の浸透を遮断することができ、防水力が卓越した効果がある。
本考案は、切断機ヘッド10の出口側に結合され、中央及び周縁の周りに酸素及びガスが移送される酸素流路210及びガス流路220がそれぞれ形成された流路連結体200と、前記流路連結体200の下端の中央に結合され、前記酸素流路210から供給される酸素が吐出されるように内部に酸素吐出孔310が形成された酸素ノズル300と、前記酸素ノズル300が内蔵された状態で前記流路連結体200の下端の外周面に結合され、前記ガス流路220から供給されるガスが吐出されるように内部にガス吐出孔410が形成されたガスノズル400からなるガス切断チップ1において、前記酸素ノズル300は下端部の周りにガス案内溝320が等間隔に形成されると同時に、ガスノズル400の下端から外部に露出されるように形成される。
この際、前記酸素ノズル300の第1先端部330は母材2に点接触されるように半球状に形成される。
また、前記ガスノズル400の上端には水気が漏水されることを防止するための防水突起420が形成され、前記流路連結体200の下端には前記防水突起420と対応される防水溝230が形成される。
この際、前記ガスノズル400の第2先端部430にはガスが円滑に吐出されるようにするための半球状の凹溝431が形成される。
上記のように構成された本考案について、添付の図面を参考にしながら具体的に説明する。
添付の図2は、本考案に係わるバックファイアー防止用ガス切断チップの構成図であり、図3は、本考案に係わるバックファイアー防止用ガス切断チップの分解断面図であり、図4は、本考案に係わるバックファイアー防止用ガス切断チップの分解斜視図であり、図5は、本考案に係わるバックファイアー防止用ガス切断チップの作動状態の断面図である。
本考案は、酸素及びガスタンクに連結された供給管(未図示)を通じて供給される酸素及びガス供給を調節する調節ノブ(未図示)が含まれたガス切断機(未図示)の前方に備えられ、前記調節ノブによって調節され、それぞれ連結された酸素供給部12とガス供給部14を通じて供給される酸素とガスをガス切断チップ1に排出する切断機ヘッド10の出口側に結合され、中央及び周縁の周りに酸素及びガスが移送される酸素流路210及びガス流路220がそれぞれ形成された流路連結体200と、前記流路連結体200の下端の中央に結合され、前記酸素流路210から供給される酸素が吐出されるように内部に酸素吐出孔310が形成された酸素ノズル300と、前記酸素ノズル300が内蔵された状態で前記流路連結体200の下端の外周面に結合され、前記ガス流路220から供給されるガスが吐出されるように内部にガス吐出孔410が形成されたガスノズル400で行われたガス切断チップ1において、図2ないし図4に示すように、切断機ヘッド10にそれぞれ形成された酸素供給部12及びガス供給部14を通じて供給される酸素とガスが移送される酸素流路210及びガス流路220が内部の中央または周縁に形成された流路連結体200が前記切断機ヘッド10にネジ結合される。
この際、前記流路連結体200の上端の中央が上側に延長された胴体ヘッド202が前記酸素供給部12の末端に結合され、前記胴体ヘッド202の中央には前記酸素流路210が下側に貫通して形成される。
また、前記流路連結体200の上端面に円周方向に沿って多数のガス流入孔204が形成され、前記ガス流入孔204の下側にガス流路220が貫通して形成される。
このように、前記胴体ヘッド202とガス流入孔204の形成位置によって、前記酸素供給部12及びガス供給部14を通じて供給される酸素及びガスが、前記酸素流路210及びガス流路220を通じて流路連結体200の下側にそれぞれ供給される。
前記流路連結体200が前記切断機ヘッド10に結合される前に、前記流路連結体200の上側の周りに沿って形成された第1ネジ部206に結合ナット240がネジ結合され、前記第1ネジ部206が前記切断機ヘッド10にネジ締結された後、前記結合ナット240が第1ネジ部206に沿って上側へ移送され、前記切断機ヘッド10に2次結合され、前記流路連結体200が切断機ヘッド10から離脱されないようにする。
前記結合ナット240の上側には、前記第1ネジ部206の隙間へのガス漏れを遮断するために、石綿材のシーリングパッド242が更に備えられることが望ましい。
ここで、前記流路連結体200の下端には、前記酸素流路210を通じて供給される酸素が吐出される酸素吐出孔310が貫通して形成された酸素ノズル300と、ガス流路220を通じて供給されるガスが吐出されるガス吐出孔410が形成されたガスノズル400と、を含む混合ガス吐出手段100が備えられる。
この際、前記酸素ノズル300は、一定の長さは直管形態である直管部302と、下側に行くほど円錐状で先が窄む小狭部304が一体になり、前記小狭部304の周りには前記ガス流路220を通じて供給されるガスを誘導するように長さ方向のガス案内溝320が等間隔に多数個が形成される。
また、前記流路連結体200の下端には雌ネジ部201が形成され、前記酸素ノズル300の上端には雄ネジ部301が形成され、互いにネジ結合される。
前記ガス案内溝320は、後に説明されるガス吐出孔410を通じて吐出されるガスを円滑に吐出させ、放射方向に分散されるようにする。
次に、前記ガス流路220を通じて供給されるガスが吐出されるようにガス吐出孔410が貫通して形成されたガスノズル400が前記酸素ノズル300の外側の周りに離隔して備えられる。
前記ガスノズル400の上端の外側の周りには係止突起402が形成され、前記流路連結体200の下端の周りに形成された第2ネジ部208にキャップナット500が結合されるところ、この際、前記係止突起402が前記キャップナット500の下端に形成された係止部502に係り止められ、前記ガスノズル400が前記流路連結体200の下端に結合される。
この際、前記ガスノズル400の上端には防水突起420が突出して形成され、前記流路連結体200の下端には前記防水突起420と対応される防水溝230が形成され、前記キャップナット500によって前記ガスノズル400が流路連結体200に結合される際に、前記防水突起420が防水溝230に安着される。
また、前記ガスノズル400の内側の下端の周りにはガス案内突部404が突出して形成され、前記ガス案内溝320に密着される。
ここで、前記酸素ノズル300の第1先端部330が前記ガスノズル400の第2先端部430より更に突出され、前記第1先端部330は母材2に点接触されるように半球状に形成されることが望ましい。
また、前記ガスノズル400の第2先端部430には、前記ガス案内溝320に沿って吐出されるガスが円滑に吐出され、火炎が均一に広げられるように半球状の凹溝431が形成される。
上記のように構成された本考案のガス切断チップ1を、添付の図5を参照しながら作動状態を説明する。
図5に示すように、切断機ヘッド10に備えられた酸素供給部12とガス供給部104からそれぞれ供給される酸素とガスを、前記流路連結体200に形成された酸素流路210とガス流路220によって、それぞれ流路連結体200の下端にそれぞれ供給される。
前記流路連結体200の下端に結合された酸素ノズル300の酸素ノズル300を通して、酸素が第1先端部330側に吐出される。
更に、前記キャップナット500によって流路連結体200に結合されたガスノズル400は円筒状であり、前記酸素ノズル300の間の空間を通じて形成されたガスノズル400を通じて、前記ガス流路220によって供給されるガスがガスノズル400の第2先端部430側に吐出される。
この際、前記小狭部304の周りに形成されたガス案内溝320と、ガスノズル400に形成されたガス案内突部404によって、ガスが第2先端部430側に吐出され、前記第1先端部330側から吐出される酸素と触れて高圧の火炎が発生される。
ここで、前記ガスノズル400の第2先端部430より更に突出された第1先端部330が母材2に接触されれば、酸素は、第1先端部330が母材2に点接触されるため、接触部の他の側に、母材2の表面に沿って外部に噴出され、これと同様に、ガスは、前記ガス案内溝320とガス案内突部404によって形成される出口を通じて、前記第2先端部430に形成された凹溝431に沿って外部に噴出される。
このように、本考案のガス切断チップ1は、ガス切断機を使用する途中で、母材2への接触時に、ガスの逆流による火災及び爆発事故を事前に防止することができ、母材の破片や異物の浸透を遮断することができる。
尚、流路連結体200に形成された防水溝230と、ガスノズル400に形成された防水突起420によって、外部から浸透される水分を遮断することができる。
以上の説明において、本考案は、特定の実施例と関連して図示及び説明したが、特許請求の範囲によって示された考案の思想及び範囲を超えない限度内で、多様な変更及び変化が可能である。
本考案のバックファイアー防止用ガス切断チップは、ガス切断機を使用する途中で、母材への接触時に、ガスの逆流による火災及び爆発事故を事前に防止することができ、母材の破片や異物の浸透を遮断することができ、防水力が卓越する。
1 ガス切断チップ
2 母材
10 切断機ヘッド
100 混合ガス吐出手段
200 流路連結体
210 酸素流路
220 ガス流路
230 防水溝
300 酸素ノズル
310 酸素吐出孔
320 ガス案内溝
330 第1先端部
400 ガスノズル
410 ガス吐出孔
420 防水突起
430 第2先端部
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330 第1先端部
400 ガスノズル
410 ガス吐出孔
420 防水突起
430 第2先端部
Claims (1)
- 切断機ヘッド10の出口側に結合され、中央及び周縁の周りに酸素やガスが移送される酸素流路210及びガス流路220がそれぞれ形成された流路連結体200と、前記流路連結体200の下端の中央に結合され、前記酸素流路210から供給される酸素が吐出されるように内部に酸素吐出孔310が形成されると同時に、下端部の周りにガス案内溝320が等間隔に形成された酸素ノズル300と、前記酸素ノズル300が内蔵された状態で前記流路連結体200が下端の外周面に結合され、前記ガス流路220から供給されるガスが前記ガス案内溝320に沿って吐出されるように内部にガス吐出孔410が形成されたガスノズル400からなるガス切断チップ1において、
前記酸素ノズル300は、その第1先端部330が前記ガスノズル400の第2先端部430より外部に更に突出するように形成されると同時に、半球状に形成されたものを含み、
前記ガスノズル400の第2先端部430の内側に、ガスが円滑に吐出されるようにするための半球状の凹溝431が形成されたものを更に含み、
前記ガスノズル400の上端に防水突起420が形成され、前記流路連結体200の下端には前記防水突起420が嵌め込み結合される防水溝230が形成され、キャップナット500によって前記ガスノズル400が流路連結体200に結合した際、前記防水突起420が防水溝230に安着されるものを更に含み、前記流路連結体200の上側の周りに沿って第1ネジ部206が形成され、前記第1ネジ部206には結合ナット240がネジ結合され、前記結合ナット240の上面の中央には挿入溝241が形成され、前記挿入溝241にはシリングパッド242が凹入され、前記切断機ヘッド10の下端面と密着されるようにしたものを更に含む
ことを特徴とするバックファイアー防止用ガス切断チップ。
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2015
- 2015-09-24 JP JP2015004834U patent/JP3201363U/ja not_active Expired - Fee Related
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