JP3200943U - 自動車用シェード - Google Patents

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政道 望月
政道 望月
眞澄 中村
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勝義 藤田
利志男 加藤
利志男 加藤
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政道 望月
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Abstract

【課題】機能性と意匠性とを備えた自動車用シェードを提供する。【解決手段】自動車用シェードAは、自動車Vの上方および四方の窓を覆うカバー部1と、カバー部1の下端付近から外方に延設され、自動車VのボンネットV1を少なくとも部分的に覆うつば状部2と、を備えている。【選択図】図2

Description

本考案は、自動車を太陽光等から保護する自動車用シェードに関する。
従来、太陽光による自動車の社内の温度上昇を防ぐために、自動車用サンシェード(以下、サンシェードと略称する)が用いられている。このようなサンシェードとして、例えば、車室側のフロントガラス面を覆うように配置するものが知られている。このようなサンシェードの機能を十分に発揮させるためには、サンシェードがフロントガラスの近傍から移動しないようにする必要がある。そのため、例えば、フロントガラスの車室側面に固定するための吸盤を備えたサンシェードが知られている。
しかしながら、上述のようなサンシェードでは、フロントガラスを介して入射する太陽光を遮断できるに過ぎず、他の窓から入射する太陽光を遮断することはできない。また、吸盤を備えたサンシェードでは、長年の使用により吸盤の吸着力が低下し、使用途中に吸盤が剥がれ、サンシェードが脱落することがある。
一方、特許文献1の車体用キャップでは、車体の屋根と前後左右の窓を覆うキャップを備えているため、上述の問題を解決することができる。
特開平5−294146号公報
上述したように、特許文献1の車体用キャップでは、屋根および四方の窓を覆うことができるため、窓からの太陽光の進入を効果的に防ぐことができる。しかしながら、特許文献1の車体用キャップでは、意匠性に乏しく、また、収納に関して考慮されていない。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、機能性と意匠性とを備えた自動車用シェードを提供することにある。
上記課題を解決するための自動車用シェードの好適な実施形態の一つでは、自動車の上方および四方の窓を覆うカバー部と、前記カバー部の下端付近から外方に延設され、前記自動車のボンネットを少なくとも部分的に覆うつば状部と、を備えている。
この構成では、つば状部の先端を円弧状に形成すれば、いわゆる野球帽(キャップ)のような形状となり、機能性とともに意匠性をも高めることができる。
本考案の自動車用シェードの好適な実施形態の一つでは、前記つば状部は、前記カバー部を収納可能な収納部を備えている。
この構成では、つば状部にカバー部を収納できるため、コンパクトに収納することができる。
本考案の自動車用シェードの好適な実施形態の一つでは、前記自動車に対して固定する固定部材を備えている。
この構成では、固定部材によって、自動車用シェードが自動車に固定されるため、風等によって吹き飛ばされるのを防止することができる。
この固定をより強固にするために、本考案の自動車用シェードの好適な実施形態の一つでは、前記固定部材は、前記自動車の開口を閉塞する閉塞部材と当該自動車との間に挟持される被挟持部と、前記被挟持部に連結され、当該被挟持部の抜け出しを防止する抜け出し防止部と、を備えている。
このように構成では、被挟持部に抜け出し方向に力が作用したとしても、抜け出し防止部が抜け出しを阻害する。そのため、強固に固定することができる。また、被挟持部はドア等の閉塞部材と自動車との間に挟持されているため、閉塞部材を開放しない限り固定を解除することができない。これにより、盗難等の人為的取り外しをも防止することができる。
自動車用シェードの斜視図である。 使用状態における自動車用シェードの斜視図である。 収納状態における自動車用シェードの斜視図である。
以下に図面を用いて、本考案に係る自動車用シェード(以下、シェードと略称する)の実施形態を説明する。なお、以下の説明における方向(前後左右および上下)とは、使用対象となる自動車を基準としたものである。
図1は、本考案に係るシェードの斜視図である。シェードAは、カバー部1とつば状部2とから構成されている。
カバー部1は、略直方体状に形成されており、下面が開口している。この開口を介して、カバー部1を自動車Vに被せることができる。カバー部1の大きさは適宜変更可能であるが、使用対象の自動車Vの屋根および四方の窓をほぼ覆える程度が好ましい。また、本実施形態では、カバー部1の前方面と後方面とはそれぞれ外方(前および後ろ)に向かって膨出するように構成されている。なお、この膨出の有無および膨出の程度は、使用対象の自動車Vの形状に応じて選択すればよい。
カバー部1は、遮光性の高い素材で構成することが好ましい。これにより、太陽光がカバー部1を透過して自動車V内に入射することを防ぐことができる。また、カバー部1は自動車Vの屋根部分を覆うことができるため、屋根部分が直射日光に曝されることを防止することにより、屋根部分の温度上昇による車室内の温度上昇を防止するとともに、屋根部分の塗装を保護することもできる。
また、カバー部1に通気孔を設けるのも好ましい構成である。カバー部1の下端と自動車Vとの間からカバー部1の内側に風が侵入した場合には、カバー部1が吹き上げられる可能性があるが、通気孔を設けておくことにより、カバー部1の内側に侵入した風を逃し、カバー部1が吹き上げられるのを防止することができる。
つば状部2は、カバー部1の前方面の下端から前方に向けて延設されている。つば状部2をこのように設けることによって、カバー部1を自動車Vに被せると、図2に示すように、つば状部2は自動車VのボンネットV1を覆うように位置する。これにより、自動車VのボンネットV1が太陽光で焼けるのを防止でき、塗装を保護することができる。
図1および図2に示すように、平面視において、つば状部2の後端部(カバー部1との境界部分)は、カバー部1の前方面の膨出形状に適合した略円弧状となっている。また、平面視におけるつば状部2の前端部の形状も外方に凸な略円弧状となっている。
つば状部2をこのような形状とすることにより、本実施形態のシェードAは、いわゆる野球帽(キャップ)のような形状となっている。そのため、従来のシェードと比較して意匠性が高くなっている。また、形状の意匠性が高いため、シェードAにロゴやイラスト,広告等を描けば、非常に人目を惹きやすくなる。
本実施形態では、シェードAは、自動車Vに固定するための固定部材3備えている。図1に示すように、一対の固定部材3がつば状部2の前端付近に設けられ、一対の固定部材3がカバー部1の後方面の下端付近に設けられている。固定部材3は、強度が高く弾性のある素材で構成されており、それぞれ自動車Vの前方および後方のバンパーに対して固定される。この固定部材3により、シェードAが風等で飛ばされることを防止することができる。なお、固定部材3の先端に、フック等を設けても構わない。
また、本実施形態では、シェードAは、さらに、自動車Vに固定するための一対の固定部材4を備えている。固定部材4は、カバー部1の両側面の下端付近に設けられている。図1に示すように、固定部材4は、扁平な紐状の被挟持部41と、被挟持部41の先端に設けられた球状の抜け出し防止部42と、を備えている。
シェードAを使用する際には、図2に示すように、抜け出し防止部42を自動車Vの乗降口(開口の例)から自動車Vの内側に入れ、自動車VのドアV2(閉塞部材の例)を閉める。そうすると、被挟持部41は自動車VのドアV2と自動車Vの乗降口の周縁との間で挟持される。このとき、被挟持部41に対して抜け出し方向(自動車Vの外方)への力が作用しても、抜け出し防止部42が被挟持部41の抜け出しを阻害する。これにより、盗難等の人為的なシェードAの取り外しをも防止することができる。
なお、被挟持部41は狭い部分に挟持されるため、比較的薄く、強度が高い部材で形成することが好ましい。
図3は、シェードAの収納状態を表す図である。本実施形態のつば状部2は中空であり、その中空部分がカバー部1を収納可能な収納部22を構成している(図3参照)。また、つば状部2の後端部には、開口21が形成されている。シェードAを収納する際には、開口21を介して、カバー部1を収納部22の内部に収納する。なお、開口21を閉塞するために、ファスナーや面ファスナーを設けることも好ましい構成である。これにより、コンパクトに収納することができるとともに、収納状態における意匠性をも高めることができる。
〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態では、つば状部2を前方にのみ延設したが、四方に延設しても構わない。この場合には、シェードは、麦わら帽子のようなハット形状となる。
(2)上述の実施形態では、シェードを日除けとして用いたが、霜や雪等から自動車Vを保護することに使用することもできる。その場合には、目的に応じた素材でシェードを形成すればよい。
(3)上述の実施形態では、固定部材4を自動車VのドアV2に対して固定したが、トランクフードやリアハッチ等に対して固定するように構成しても構わない。この場合には、固定箇所に適合した位置に固定部材4を配置すればよい。
(4)上述の実施形態では、固定部材3は弾性素材によって構成したが、磁石等他の素材で構成しても構わない。
本考案は、自動車を太陽光,霜,雪等から保護するための自動車用シェードに利用することができる。
A:シェード
V:自動車
V1:ボンネット
V2:ドア(閉塞部材)
1:カバー部
2:つば状部
22:収納部
3:固定部材
4:固定部材
41:被挟持部
42:抜け出し防止部

Claims (4)

  1. 自動車の上方および四方の窓を覆うカバー部と、
    前記カバー部の下端付近から外方に延設され、前記自動車のボンネットを少なくとも部分的に覆うつば状部と、を備えた自動車用シェード。
  2. 前記つば状部は、前記カバー部を収納可能な収納部を備えた請求項1記載の自動車用シェード。
  3. 前記自動車に対して固定する固定部材を備えた請求項1または2記載の自動車用シェード。
  4. 前記固定部材は、
    前記自動車の開口を閉塞する閉塞部材と当該自動車との間に挟持される被挟持部と、
    前記被挟持部に連結され、当該被挟持部の抜け出しを防止する抜け出し防止部と、
    を備えた請求項3記載の自動車用シェード。





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