JP3200740U - ディスク精製機のブレード片 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク精製機の新規なブレード片を提供する。【解決手段】内周辺3及び外周辺4並びに内周辺3及び外周辺4を結合する第1側縁5及及び第2側縁6を有する、繊維材料を精製するためのディスク精製機のブレード片1であって、ブレード片1の第1側縁5及び第2側縁6は、一方の側縁が凹状であり、他方の側縁が凸状となるように湾曲し、第1側縁5及び第2側縁6は、内周辺3の近傍においては、パルプが外周辺4の方向へ移送されることを促進する方向であるポンピング方向に湾曲し、外周辺4の近傍においてはパルプが外周辺4の方向へ移送されることを遅延させる方向である非ポンピング方向に湾曲している。【選択図】図1

Description

本考案は、紙やボードのような繊維材料の製造に使用されるリグノセルロース材料を精製するためのディスク精製機(リファイナー)のブレード片(セグメント)に関し、ブレード片は、内周辺と外周辺と、内周辺と外周辺を結合する第1側縁及び第2側縁を有している。
ディスク精製機は2以上の対向する精製要素を有し、その精製要素のうちの少なくとも1つは回転可能とされている。この回転可能の精製要素はロータとして参照され、回転しない、即ち静止の精製要素はステータと参照される。精製要素の間にはギャップが存在し、そこで精製されるべき材料が精製表面に対して粉砕される。精製要素の精製表面はブレードバーとブレード溝を有している。この精製表面は精製要素のフレーム構造に一又は複数のブレードバーとブレード溝を有する精製表面を持つブレード要素を取り付けることにより形成される。静止精製要素においては、ブレード要素は精製機のフレーム構造に直接に取り付けられる。精製要素の精製表面は1つの均一なブレード要素で造ることができ、その場合、単一の個別の環状平坦ブレードが精製要素の全体の精製表面を形成することができる。しかしながら、通常は、ディスク精製機の精製要素の精製表面は複数の平坦なブレード片を並べて配置することにより形成され、その場合、各ブレード片は精製要素の環状精製表面全体の一部のみを形成するものであり、並べて配置されるブレード片が全体として共に精製要素の環状の精製表面を形成する。
典型的なブレード片は、精製要素の内周辺の方向に向けられたブレード片の内周辺と、精製要素の外周辺の方向に向けられたブレード片の外周辺を有し、ブレード片の第1側縁とブレード片の第2側縁がブレード片の内周辺と外周辺を連結し、その場合、第1側縁と第2側縁は直線的、即ち、ブレード要素の径方向に向いており、ブレード片がリングのセクター(扇形)に類似するようにしている。ブレード片の側縁が境界の不連続点、即ち、隣接するブレード片の接触点を形成し、このことは、例えば、実際の精製において、また、精製される材料及び隣接する精製ブレードの境界部分及びその近辺において精製された材料の流れの両方において乱流を引き起こすことがブレード片にとって典型的なことである。
更に、ブレードバーの構造的強度を確実にするため、1つのブレード片から他のブレード片に移行するとき、強化する必要がある。側縁が直線的でない、即ち、ブレード片の径方向でないブレード片も存在しており、内周辺の近傍の代わりに、側縁が径方向で、ある点において径方向から離れてブレード片の所定の回転方向に曲がるようにしている。このうな構成は、精製されないパルプが精製機を逃れることがないように、ブレード片の境界において正確な許容誤差が必要とされる。
本考案の目的は、ディスク精製機の新規なブレード片を提供することである。
本考案によるディスク精製機のブレード片は、ブレード片の第1側縁と第2側縁が、1つの側縁が凹状となり、他の側縁が凸状となるように湾曲していることを特徴としている。
1つの実施態様によれば、ブレード片の第1側縁と第2側縁は1つの曲率半径を有する湾曲した側縁である。
1つの実施態様によると、ブレード片は精製表面を有し、その精製表面は、精製される材料を精製する複数の第1精製表面部分と第1精製表面部分の間に延在し、精製される材料を移送する第2精製表面部分を有し、第1精製表面部分と第2精製表面部分の中心線は湾曲している。
1つの実施態様によると、ブレード片の第1側縁と第2側縁の中心線及び第2精製表面部分の湾曲の曲率半径の大きさと湾曲の方向は必然的に同じである。
1つの実施態様によると、第1精製表面部分は、ブレード片の内周辺の方向から外周辺の方向へ延在する第1ブレードバーを有し、第2精製表面部分はブレード片の内周辺の方向から外周辺の方向に延在する第1ブレード溝であり、第1ブレードバーの上部表面は第2ブレードバーとそれらの間の第2ブレード溝を有している。
1つの実施態様によると、第1精製表面部分は、複数のブレードバーとそれらの間のブレード溝を有し、第2精製表面部分は、ブレード片の内周辺の方向から外周辺の方向に延在する1つのブレード溝である。
1つの実施態様によると、2つの隣接するブレード片の間に形成される第2精製表面部分の少なくとも一部を形成するため、ブレード片の少なくとも1つの側縁はブレードバーが存在しない領域を有している。
1つの実施態様によると、第1精製表面部分に含まれる少なくとも1つのブレード溝の体積はブレード溝の延在する方向で変化している。
1つの実施態様によると、第1精製表面部分に含まれるブレード溝の幅及び/又は深さはブレード溝の延在する方向で変化している。
1つの実施態様によると、第2精製表面部分を形成する第1ブレード溝の幅及び/又は深さはブレード溝の延在する方向で変化する。
1つの実施態様によると、ブレード片の第1側縁と第2側縁は内周辺の近傍でパルプ移送方向、即ち、ポンピング方向に向けて湾曲し、外周辺の近傍においては、パルプを保持する方向、即ち、非ポンピング方向に湾曲している。
1つの実施態様によると、ブレード片の外周辺側の領域において、非ポンピングの部分はブレード片の半径の0〜50%であり、好ましくは20〜40%、最も好ましくは略30%を超えたところである。
1つの実施態様によると、ブレード片は回転可能な精製要素のブレード片である。
以下、本発明を添付図面を参照していくつかの実施例によりより詳細に説明する。
精製表面の方向から視たブレード片の概略図である。 精製表面の方向から視た第2のブレード片の概略図である。 精製表面の方向から視た第3のブレード片の概略図である。 図1,2及び3に示されたブレード片の輪郭を示す概略図である。
図1はディスク精製機のブレード片1,即ちブレード片1の精製表面の方向から視た平坦ブレード片1を概略的に示す図である。図1のブレード片1は、ディスク精製機の静止精製要素の一部、即ちステータの一部になるように適合された平坦ブレード片であり、これによりブレード片1の精製表面2は静止精製要素の精製表面の一部を形成するもの、或いは、回転精製要素の一部になるように適合され、これにより、ブレード片1の精製表面2が回転可能な精製要素の精製表面の一部を形成するものである。ブレード片1は固定用開口13を持つことができ、これを通して固定ボルトがブレード片1を精製要素に固定するために挿入される。ブレード片は、また、固定点がブレード片を通過して延びないように、ブレード片の背面においてのみ固定するボルトが存在するように精製要素に固定され、これにより、ブレード片の精製表面、即ち、ブレード表面が損なわれることはないようにしている。
ブレード片1は、精製機の精製要素の内周辺の方向に向けられた内周辺3或いは内側縁3或いは供給(フィード)エッジ3を有し、内周辺3或いは内側縁3或いは供給エッジ3から精製されるべき材料が、精製機の対向する精製要素の間の精製ギャップ、即ちブレードギャップに供給される。ブレード片1は、更に、精製機の精製要素の外周辺4或いは外側縁4或いは出口エッジ4を有し、精製される材料が、精製が行われるとき、精製要素の外周辺4或いは外側縁4或いは出口エッジ4の方向に向けて精製機のブレードギャップ内を通り、精製された材料は精製機のブレードギャップを通って出る。ブレード片1の内周辺3及び外周辺4は精製要素の精製表面全体の内周辺及び外周辺の一部を形成する。ブレード片は更にブレード片1の内周辺3と外周辺4を連結する第1側縁5及び第2側縁6を有する。
ブレード片1の精製表面2は第1精製表面部分7とそれらの間の第2精製表面部分8を有し、第1精製表面部分7は精製されるべき材料を精製する精製表面部分を形成し、第2精製表面部分8は第1精製表面部分の間にを延在し、精製される材料を移送する。
図1の実施例においては、精製要素1の第1精製表面部分7は、その表面上に形成される第1ブレードバー9及び第2ブレードバー11とそれらの間の第2ブレード溝12を有し、第2精製表面部分8は、第1ブレードバー9の間の第1ブレード溝10を有し、第1ブレード溝10はブレード片1のフィード溝10を形成し、そのフィード溝は精製される材料をブレード片1の内周辺3の方向から外周辺4の方向へ移送する。第2ブレードバー11の幅は、例えば、略1.8mm〜2.0mmとすることができる。第2ブレード溝12の深さは、例えば、略5.0mm〜7.0mmとすることができる。ブレード片1の内周辺3上の第1ブレード溝10の幅は略15mmとすることができ、外周辺4に向けて徐々に狭くし、例えば、ブレード片1の外周辺4における第1ブレード溝10の幅を略5mmとすることができる。第1ブレード溝10の深さ、即ち、第2ブレードバー11の上部表面から第1ブレードバー9の底部まで距離は、第2ブレード溝12の深さより大きくしている。第1ブレード溝10の深さはより小さく、即ち、第1ブレード溝10はブレード片1の外周辺4に向けて浅くなるようにすることができるが、この場合、ブレード片1の外周辺4上の第1ブレード溝の深さは第2ブレード溝12の深さより大きくする。第2ブレードバー11とその間の第2ブレード溝12は、ブレード片1の精製表面2上において、いわゆるミクロブレーディングという緻密な翼配列を形成し、ブレード片1の精製表面の剪断長さを著しく大ききしている。この第2ブレードバー11と第2ブレード溝12は、その延在方向に対して直線状或いは湾曲状とすることができる。第2ブレードバー11の幅と高さ及び対応する第2ブレード溝12の幅と深さは一定とするか、或いはブレードバー11とブレード溝12の延在方向に変化させることができる。
図1の実施例においては、第1ブレードバー9及び第1ブレード溝10は湾曲している、即ち、ブレード片1の内周辺3の方向からブレード片1の外周辺4の方向へ湾曲したパターンで延在している、換言すると、第1ブレードバー9と第1ブレード溝10の中心線は湾曲している、即ち、それらは、ブレード片1の内周辺3の方向からブレード片1の外周辺4の方向へ湾曲したパターンで延在している。図1に示される中心線が第1側縁5の側の1つの第1ブレード溝10にのみ示され、記号CLが付されている。
第1ブレード溝10の形状は、ブレード片1の内周辺3の近傍においてポンピング、即ち、ブレード片1が回転可能な精製要素の精製方面の一部を形成し、その回転の方向が図1における記号RDで示される方向に回転するとき、精製されるべきパルプがブレード片1の内周辺3の方向から外周辺4の方向へ移送されることを促進するようにされている。ブレード片1の外周辺4に向けて移動するとき、ブレード溝10は、ブレード片1の外周辺4の近傍においてブレード溝10が非ポンピング、即ち、精製されるべき材料のブレード片1の外周辺4に向けての移送を遅延させるように逆に向けて曲げられている。回転精製要素の回転及び精製表面上の第1ブレード溝10の方向により精製されるべき材料に生じるポンピング及び非ポンピング効果は更にブレード片1の輪郭とブレード片1内を延在する第1ブレード溝10を概略的に示している図4に示されている。ブレード片1の内周辺3側において、回転精製要素の回転と第1ブレード溝10は、精製されるべき材料が、参照符号Pの矢印で示され、ブレード片1の外周辺4の方向に向けられる作用力効果を受けることを誘発する。このことは、例えば、矢印Pの方向をブレード片1の半径Rの方向と比較することにより見ることができる。ブレード片1の内周辺3側では、精製されるべき材料は、したがって、精製される材料の移送を促進する作用力を受ける、即ち、精製される材料がブレード片1の外周辺4の方向に向けて送り出される。ブレード片1の外周辺4側では、第1ブレード溝10の方向による結果、精製される材料は、符号Nが付された矢印により示され、ブレード片1の内周辺3に向かう作用力を受ける。また、このことは、矢印Nの方向をブレード片1の半径Rの方向と対比することにより、見ることができる。したがって、ブレード片1の外周辺4側においては、精製される材料は、ブレード片1の外周辺4へ向かう方向への精製される材料の移動を遅くする、即ち、留めるような作用力を受ける、換言すると、精製される材料に対して非ポンピング効果を与える。
換言すると、図1によるブレード片1は、回転精製要素の精製表面の一部を形成すると共に、図1における符号RDで示される矢印の方向に対応する精製要素の回転方向を形成するように意図されており、ブレード片1の内周辺3側の供給溝10の方向は、精製される材料のブレード片1の外周辺4の方向へ向けての移動を促進し、対応して、ブレード片1の外周辺4側では、供給溝10の方向は、精製される材料のブレード片1の外周辺4の方向に向けての移動を遅くする。
図1及び図2、図3はブレード片1を形成する回転可能精製要素の精製表面、即ちロータの精製表面を示すが、同様の部材は静止精製要素、即ちステータにおいても使用できる。
精製機の回転可能精製要素の回転方向が図1の符号RDで示される矢印の方向に対応するとき、ブレード片1の第1側縁5は、したがって、回転可能精製要素の回転方向に適合されるブレード片の側縁に対応し、ブレード片1の第2側縁6は回転可能精製要素回転方向に対して反対の方向に適合される側縁に対応している。回転方向RDから見ると、ブレード片1の第1側縁5は、したがって、ブレード片1の前側縁を形成し、ブレード片1の第2側縁6はブレード片1の後部縁を形成する。
図1のブレード片1において、ブレード片1の第1側縁5と第2側縁6は湾曲している、即ち、ブレード片1の第1又は前側縁5と第2即ち後側縁6は内周辺3から外周辺4に向けて湾曲しており、ブレード片1の第1側縁5は凹状に湾曲し、第2側縁6は凸状に湾曲している、換言すると、側縁5と側縁6により形成される曲線の曲率半径の中心は、回転可能精製要素の回転方向RDに存在する、即ち、図1−4のように反時計方向に回転するとき、側縁の湾曲の曲率半径の中心点は対応する側縁の左側に存在し、したがって、それぞれの側縁の湾曲の底部点は回転方向の反対側に位置する。両方の側縁5、6によって形成される曲線の曲率半径の中心点が回転可能の精製要素の回転方向に関して同一の方向に位置するため、湾曲した側縁5,6の湾曲の方向が同じとなる。更に、ブレード片1の構造を簡単にするために、側縁5,6の曲率半径の大きさ或いは値を本質的に同一としている。ブレード片1の第1側縁5及び第2側縁6は、第1側縁5及び第2側縁6が内周辺3の近傍において、パルプを移送する方向、即ち、ポンピング方向に湾曲するように湾曲し、外周辺4の近傍ではパルプ保持方向、即ち、非ポンピング方向に湾曲している。
ブレード片1の湾曲した第1側縁5及び第2側縁6は単一の曲率半径のみで形成される。曲率半径の大きさは、ブレード片1の大きさの種類により変更することができる、即ち、ブレード片1の内周辺3と外周辺4の間の距離に基づき、即ち、ブレード片1の半径Rに基づき変更することができる。図1はブレード片1の第1側縁5の側にブレード片1の半径Rを概略的に示している。本質的なことは、ブレード片1が回転可能精製要素の精製表面の一部を形成するとき、ブレード片1の側縁5、6が内周辺3の近傍においてはパルプ移送方向、即ちポンピング方向に湾曲し、外周辺4の近傍においては、非ポンピング方向、即ち、パルプ保持方向に湾曲していることである。外周辺4側の領域においては、非ポンピング曲線の部分は、ブレード片1の半径Rの0〜50%、好ましくは略20〜40%、最も好ましくは、略30%である。ブレード片1の第1側縁5及び第2側縁6が同様に湾曲するとき、ブレード片1は、ブレード片1を精製機の精製要素に装着するとき互いに容易に整列させることができる。この構造の他の利点は、ブレード片を、未精製のパルプがブレード片の間から逃げる可能性を無くしてより高い耐久性を与えるように製造することができることである。
ブレード片1の湾曲した側縁5,6は、第2精製表面、即ち、ブレード片1の第1ブレード溝10、即ち供給溝10が図1に示されるように湾曲し、上述したように、ブレード片1の側縁5,6の湾曲曲線の半径と方向とブレード片1上の第1ブレード溝10の湾曲曲線の半径と方向が同一となるように造られるとき、特に有利である。この場合、第1精製表面部分7,即ち第1ブレードバー9及び第2精製表面部分8、即ちブレード片1の内周辺3から外周辺4の方向へ湾曲して延在する第1ブレード溝10は、第1ブレードバー9又は第1ブレード溝10が、湾曲した精製表面部分を有する所望の精製表面パターンを達成するため、1つのブレード片と他のブレード片の境界上を、内周辺3から外周辺4の方向に連続させる必要なしにブレード片1内において容易に設けることができる。上記湾曲した第1精製表面部分7、即ち第1ブレードバー9、及び第2精製表面部分8,即ち第1ブレード溝10は、したがって、実際の精製が行われるとき、及び精製される材料及び精製された材料の流れにおいて、乱れを生じさせる不連続点が存在することのない損なわれることのない均一部分となるような状態で、ブレード片1の内周辺3の方向から外周辺4の方向に延在することができる。他の利点としては、精製表面2上の第2ブレードバー11と第2ブレード溝12によって形成される微細溝が、ポンピング方向、即ちブレード片1の内周辺3側の第1側縁5の湾曲方向と同じ方向となっていることである。外周辺4に向かうにつれて、第1側縁5は、第2ブレード溝12の方向から離れるように、即ち保持方向に湾曲する。
図2は、ディスク精製機の第2ブレード片1をレード片1の精製表面2の方向から視た概略図である。第2ブレード片1はブレード片1の内周辺3及び外周辺4、並びに内周辺3及び外周辺6を連結する湾曲した第1側縁5及び湾曲した第2側縁6を有している。ブレード片1の精製表面2は第1精製表面部分7と、それらの間の第2精製表面部分8を有し、第1精製表面部分7は精製される材料を精製する精製表面を形成し、第2精製表面8は第1精製表面部分7の間を延在し、精製される材料を移送する。精製表面部分7、8の中心線はブレード片1の内周辺3の方向から外周辺4の方向に向けて図1に示したように湾曲している。
図2において、第1精製表面部分7はその表面上に形成された第1ブレードバー9と第2ブレードバー11、及びそれらの間の第2ブレード溝12を有し、第2精製表面部分8は第1ブレードバー9の間の第1ブレード溝10を有し、第1ブレード溝10はブレード片1の供給溝10を形成し、その供給溝10は精製される材料をブレード片1の内周辺3の方向から外周辺4の方向に移送する。第2ブレードバー11の幅は、例えば、略3.5〜4.0mmで、第2ブレード溝12の幅は、例えば、略4.0〜4.5mmとすることができる。第2ブレード溝12の深さは、例えば、5.0〜11.0mmとすることができる。第2ブレードバー11及び第2ブレード溝12は、その延在方向に関して、図2に示されるように直線状又は曲線状とすることができる。第2ブレードバー11の幅と高さ及び対応するブレード溝12の幅と深さは、そのブレードバー11及びブレード溝12の延在方向で一定とするか、或いは上述の範囲において変化させることができる。
図3はディスク精製機の第3のブレード片1のブレード片1の精製表面2の方向から視た概略を示す。ブレード片1はブレード片1の内周辺3及び外周辺4、並びに内周辺3及び外周辺4を連結する湾曲した第1側縁5及び第2側縁6を有している。ブレード片1の精製表面2は第1精製表面部分7とその間の第2精製表面部分8を有し、第1精製表面部分7は、精製される材料を精製する精製表面を形成し、第2精製表面部分8は、第1精製表面部分の間を延在し、精製される材料を移送する精製表面部分を形成する。精製表面部分7,8の中心線は、図1に示したように、ブレード片1の内周辺3の方向からブレード片1の外周辺4の方向に向けて湾曲している。
図3において、第1精製表面部分7はその上部表面に形成された第1ブレードバー9と第2ブレードバー11、及びそれらの間の第2ブレード溝12を有し、第2精製表面部分8は、第1ブレードバー9の間の第1ブレード溝10を有し、第1ブレード溝10はブレード片1の供給溝10を形成し、その供給溝はブレード片1の内周辺3の方向から外周辺の方向に精製される材料を移送する。ブレード片1の内周辺3側或いはその近傍においては、第2ブレードバー11と第2ブレード溝12によって形成されるミクロブレーディングが ブレード片1の外周辺4側又はその近傍においてよりも、まばらとなるように設けられている。ブレード片1の内周辺3側においては、第2ブレードバー11の幅は、例えば、略2.3mm、第2ブレード溝12の幅は、例えば、略7.0〜9.0mm、第2ブレード溝12の深さは、例えば、8.0〜18.0mmとすることができる。ブレード片1の外周辺4の側においては、第2ブレードバー11の幅は、例えば、2.2mm、第2ブレード溝12の幅は、例えば、略2.8〜3.6mm、第2ブレード溝12の深さは、4.0〜8.0mmとすることができる。ブレードバー11及びブレード溝12はその延在方向で直線状又は湾曲状とすることができ、また、ブレード溝12の幅と深さは、当該溝12の延在方向で一定とするか、或いは上述の範囲内において変化させることができる。
図1、2及び3に示されたブレード片において、第1側縁5の付近にブレードバー9,11が存在しない領域が設けられており、この領域は、少なくとも、供給溝10のような、ブレード片1の精製表面2の一部を形成するようにされている。ブレードバー9,11が存在しないブレード片1の第1側縁5の近傍に設けられた部分は、好ましくは、その部分が全体の供給溝10を形成するようなサイズとされ、これにより、ブレード片1の第1側縁5を隣接するブレード片の1の第2側縁6と突き合わせ接合するとき、隣接するブレード片の間に供給溝10の領域内に精製される材料の流れを乱すような境界が生じることを防いでいる。
当業者にとっては、技術が更に進歩するつれて、本考案の基本的アイディアは種々の方法で適用できることは明かである。したがって、本考案とその実施例は、上述の例によって制限されるものでなく、添付のクレームの範囲内で変更可能である。
1 ブレード片
2 ブレード表面
3 内周辺
4 外周辺
5 第1側縁
6 第2側縁
7 第1精製表面部分
8 第2精製表面部分
9 第1ブレードバー
10 第1ブレード溝
11 第2ブレードバー
12 第2ブレード溝
13 固定用開口

Claims (12)

  1. 内周辺及び外周辺並びに前記内周辺及び前記外周辺を結合する第1側縁及及び第2側縁を有する、繊維材料を精製するためのディスク精製機のブレード片であって、
    前記ブレード片の前記第1側縁及び前記第2側縁は、一方の側縁が凹状であり、他方の側縁が凸状となるように湾曲し、
    前記第1側縁及び第2側縁は、前記内周辺の近傍においてはパルプ移送方向、即ちポンピング方向に湾曲し、前記外周辺の近傍においてはパルプ保持方向、即ち非ポンピング方向に湾曲していることを特徴とする、ブレード片。
  2. 前記ブレード片の前記第1側縁及び前記第2側縁は、単一の曲率半径を有する湾曲した側縁であることを特徴とする、請求項1に記載のブレード片。
  3. 前記ブレード片は、精製される材料を精製する第1精製表面部分と、前記第1精製表面部分の間に延在し、精製される材料を移送する第2精製表面部分を有し、前記第1精製表面部分と前記第2精製表面部分の中心線は湾曲していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のブレード片。
  4. 前記ブレード片の前記第1側縁、前記第2側縁及び前記第2精製表面部分の中心線の曲線の曲率半径の大きさと方向は、本質的に同一であることを特徴とする、請求項1,2又は3に記載のブレード片。
  5. 前記第1精製表面部分は、前記ブレード片の内周辺の方向から前記外周辺の方向に延在する第1ブレードバーを有し、前記第2精製表面部分は、前記ブレード片の内周辺の方向から外周辺の方向へ延在する第1ブレード溝であり、前記第1ブレードバーの表面は、第2ブレードバーとそれらの間の第2ブレード溝を有することを特徴とする、請求項3又は4に記載のブレード片。
  6. 前記ブレード片の少なくとも1つの側縁は、ブレードバーの存在しない領域を有し、隣接するブレード片の間で形成される第2精製表面部分の少なくとも一部を形成するようにしたことを特徴とする、請求項3乃至5のいずれかに記載のブレード片。
  7. 前記第1精製表面部分の中の少なくとも1つの第2ブレード溝の体積は、前記第2ブレード溝の延在方向に関して変化していることを特徴とする、請求項5又は6に記載のブレード片。
  8. 前記第1精製表面部分に含まれる前記第2ブレード溝の記体積及び/又は深さは、前記第2ブレード溝の延在方向に関して変化していることを特徴とする、請求項7に記載のブレード片。
  9. 前記第2精製表面部分を形成する前記第1ブレード溝の体積及び/又は深さは、前記第1ブレード溝の延在方向に関して変化していることを特徴とする、請求項4乃至8のいずれかに記載のブレード片。
  10. 前記ブレード片の前記外周辺の側の領域では、非ポンピング方向に湾曲する部分が、前記ブレード片の半径(R)の0乃至50%、好ましくは略20乃至40%、最も好ましくは略30%以上であることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれかに記載のブレード片。
  11. 前記ブレード片は、回転可能な精製要素のブレード片であることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれかに記載のブレード片。
  12. 前記第2ブレードバー及び前記第2ブレード溝によって形成される微細溝は、ブレード片の内周辺側においては前記第1側縁の湾曲と同じ方向に向けられていることを特徴する、請求項11に記載のブレード片。
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