JP3200731B2 - クッションドラム - Google Patents

クッションドラム

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JP3200731B2
JP3200731B2 JP12344597A JP12344597A JP3200731B2 JP 3200731 B2 JP3200731 B2 JP 3200731B2 JP 12344597 A JP12344597 A JP 12344597A JP 12344597 A JP12344597 A JP 12344597A JP 3200731 B2 JP3200731 B2 JP 3200731B2
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昭三 草葉
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秩父産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の衝突
衝撃を緩和し、その損壊の度合や事故状態を軽減するた
めのクッションドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】元来、クッションドラムは道路分岐点や
急カーブのカーブ外縁等に設置固定されて、スピードの
出し過ぎや運転ミスによる衝突事故を軽減するのに役立
っている。クッションドラムの有用性が広く認められる
に伴って、道路の路面整備作業や、道路施設の整備作業
等を行う際に、作業エリアを防護する目的でクッション
ドラムを使用する形態も普及しつつある。例えば、作業
エリアの端々にクッションドラムを設置し、自動車等が
作業エリアに突っ込むのを阻止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のクッションド
ラムは、例えば実公昭58−38010号にみられるよ
うにブロー成形されたドラム缶状の中空筒体からなり、
その内部に衝撃緩衝作用と重りの機能とを兼ねる水を詰
め、あるいは水が詰められた小袋の一群を収めて使用す
る。このように水が詰められたクッションドラムの全体
重量は100〜200Kgにも達し、重く取り扱いにく
い。そのため、クッションドラムを恒常的な施設とし
て、分岐点や急カーブ等に設置固定する場合は左程問題
にはならないが、先に述べたように、道路工事現場等に
仮設して使用する場合に、クッションドラムの設置、移
設、撤去等の作業に多くの労力と時間を要する不便があ
る。
【0004】例えば、道路工事が昼間のみ、あるいは夜
間のみ行われる場合には、始業時および終業時にクッシ
ョンドラムの設置および撤去を行う必要がある。また、
工事の進行に伴って作業エリアが少しずつ移動する場合
には、クッションドラムを繰り返し移設する必要がある
が、こうした場合に定点への設置を前提とした従来のク
ッションドラムは重く移送しにくいのである。
【0005】道路工事現場には、工事用資材の積み卸し
等を行うためのクレーン付きトラック等があり、その機
械力を利用してクッションドラムを移送することは不可
能ではない。しかし、クレーンを利用するには、例えば
クッションドラムにロープを掛け渡して吊り下げ可能な
状態にする必要があり、その作業に少なからず手間を要
する。クッションドラム自体に、クレーンのフックを引
っ掛けるための吊持体を設けることは不可能ではない。
しかし、ブロー成形されたクッションドラムに、十分な
安全強度を備えた吊持体を設けようとすると、吊持体が
ドラム外面に突出するし、ドラム表面の多くの部分を占
め、ドラム自体の衝撃緩和作用が損なわれる。吊持体が
衝突した自動車等の損壊度を増加してしまうおそれもあ
る。
【0006】この発明の目的は、水や砂などの衝撃緩衝
材が詰めてある状態のままであっても容易に移送でき、
従って道路工事現場での仮設使用に好適なクッションド
ラムを提供することにある。この発明の目的は、クレー
ン付きトラックなどの機械力を利用してごく簡単に移送
でき、その分だけ設置、移設、撤去等の作業を迅速に行
えるクッションドラムを提供することにある。この発明
の目的は、自動車等が衝突した場合に、ドラム構成部品
や破片等が周辺部へ飛び散るのを防止できる、安全性に
優れたクッションドラムを提供することにある。
【0007】この発明のクッションドラムは、ドラム本
体1に移送を容易化するための部材ないしは構造を付加
して、移送時の取り扱いの便を向上する。移送を容易化
するための部材ないし構造としては、クッションドラム
の全体重量に耐えてドラム本体1を吊り下げ支持できる
吊持体3を付加する。あるいは、キャリアCのフォーク
Kで支持できる構造を付加したものである。
【0008】そのために、請求項1記載の本発明に係る
クッションドラムは、図1ないし図4に示すごとく、円
筒状の周壁の上下端に上壁5および底壁6を有する中空
筒状のドラム本体1と、上壁5に開口した出入口7に取
り外し可能に装着したキャップ2と、ドラム本体1の外
面に装着されてドラム全体を吊り下げ支持する吊持体3
と、ドラム本体1の下部に装着されるベース4とを備え
いる。
【0009】吊持体3は、図2に示すようにドラム本体
1の外面に被せ付けられた網体12と、網体12の上部
に設けた掛止具13とで構成する。ドラム本体1の下部
に、網体12と路面との直接接触を避ける網保護用のベ
ース4装着される。このベース4は、ドラム本体1の
筒壁に外嵌する円周壁14と、ドラム本体1の底壁6を
受け止めるベース底15とを一体に形成した皿状のプラ
スチック成形品からなり、ベース底15の下面に設置脚
21を突設し、設置脚21の接地面より上方にキャリ
アCのフォークKで支持される搬送壁22を設けてあ
る。
【0010】かくして、網体12の外面からドラム本体
1にベース4を外嵌装着した状態において、吊持体3で
ドラム本体1を吊り下げ支持したときに、ベース4がド
ラム本体1と同行移動できるようにしたものである。
【0011】請求項2記載の本発明に係るクッションド
ラムは、図7および図8に示すごとく、円筒状の周壁の
上下端に上壁5および底壁6を有して、上壁5の周縁に
沿って4個の防護壁8が断続的に突設されている中空筒
状のドラム本体1と、上壁5に開口した出入口7に取り
外し可能に装着したキャップ2と、ドラム本体1の外面
に装着されてドラム全体を吊り下げ支持する吊持体3と
を備えている。吊持体3は、ドラム本体1の下部に外嵌
装着される吊持ベース23と、ドラム本体1の周面に装
着される吊り具24とからなる。吊持ベース23は、ド
ラム本体1の筒壁に外嵌する円周壁14と、ドラム本体
1の底壁6を受け止めるベース底25とを一体に形成し
たプラスチック成形品からなり、ベース底25の下面に
設置脚21を突設して、設置脚21の接地面より上方に
キャリアCのフォークKで支持される搬送壁22を設け
てある。吊り具24は、吊持ベース23の円周壁14に
設けた連結穴26に連結されてドラム本体1の周面に沿
って上方に延びる4個の吊りベルト28と、各吊りベル
ト28どうしを周方向へ連結してドラム本体1の周面上
部に固定する保持ベルト29とからなり、各吊りベルト
28の上端をリング状の掛止具13に通して輪の端部を
固定し、各吊りベルト28の上端部にベルト端部を利用
して保持ベルト29を交差状に挿通するためのベルト通
し31を設けてある。保持ベルト29は、その一端に設
けたバックル32でドラム本体1に止め付けてある。各
吊りベルト28は、各掛止具13が防護壁8を分断する
溝部分に臨むよう、ドラム本体1に取り付けてある。
【0012】請求項3記載の本発明に係るクッションド
ラムは、図9に示すごとく、円筒状の周壁の上下端に上
壁5および底壁6を有する中空筒状のドラム本体1と、
上壁5に開口した出入口7に取り外し可能に装着したキ
ャップ2と、ドラム本体1の外面に装着されてドラム全
体を吊り下げ支持する吊持体3とを備えている。吊持体
3は、ドラム本体1の下部に外嵌装着される吊持ベース
23と、ドラム本体1の外面に被せ付けられる網体33
と、網体33の上面に設けられる掛止具13とからな
る。吊持ベース23は、ドラム本体1の筒壁に外嵌する
円周壁14と、ドラム本体1の底壁6を受け止めるベー
ス底25とを一体に形成したプラスチック成形品からな
り、ベース底25の下面に設置脚21を突設して、設置
脚21の接地面より上方にキャリアCのフォークKで支
持される搬送壁22を設けてある。かくして、網体33
の下端に止め付けたリング34を吊持ベース23の設置
脚21に下方から外嵌することにより、網体33を吊持
ベース23に連結してあることを特徴とする。
【0013】
【作用】ドラム本体1の外面に吊持体3を設けるので、
この吊持体3を介してドラム本体1を吊り下げて移送で
きる。つまり、クレーン付きトラック等の機械力を利用
してクッションドラムの設置、移設、撤去を簡単に行え
る。吊持体3はドラム本体1に常に装着してあるので、
移送する毎にロープを掛け渡す必要もない。既存のドラ
ム本体1にも支障なく適用できる。
【0014】吊持体3として網体12を用いた請求項1
記載のクッションドラムによれば、網目を通してドラム
表面を見ることができるので、ドラム本体1の筒周面に
設けた光反射シート10が吊持体3によって見えにくく
なるのを極力避け、従来のクッションドラムと同様の警
告表示機能を発揮できる。自動車等がクッションドラム
に衝突した場合に、キャップ2や破損したドラム本体1
の破片が、周辺部へ飛び散ることも良く防止できる。
【0015】請求項1記載のベース4は、網体12がド
ラム設置面に直接に接触するのを避けて、例えばクッシ
ョンドラムをクレーンで移送する際に、網体12が路面
と擦れ合って擦り切れたり、網目が綻ぶのを防止する。
ベース4の下面に設置脚21と搬送壁22とを設けてお
くと、図4に示すようにベース4の底をキャリアCのフ
ォークKで受け止めて移送でき、クレーン付きトラック
が作業場にない場合でも、クッションドラムを人力によ
って簡単に移送できる。
【0016】吊持体3を吊持ベース23と吊り具24
と、吊り具24に設けた掛止具13とで構成した請求項
2記載のクッションドラムは、掛止具13に吊り下げ用
のロープを接続し、これにクレーンのフックFを掛け止
めるだけでドラム本体1を吊り下げて移送できる。既存
のクッションドラムでも、吊持体3を付加して容易に移
送できる。吊り具23を利用して隣接するドラム本体1
どうしを分離不能に固縛連結できる。
【0017】吊り具24複数の吊りベルト28と、こ
れらを定位固定する保持ベルト29とからなる請求項2
記載の吊持体3によれば、吊り具24によってドラム表
面の光反射シート10が隠されるのを極力避けられる。
自動車等が衝突した際にドラム本体1が異常に変形する
のを吊り具24で抑止して、破片が大量に発生するのを
防止できる
【0018】請求項3記載の本発明に係るクッションド
ラムによれば、ドラム本体1の外面に被せ付けられる網
体33で事故発生時のドラム本体1の破片やキャップ2
の飛散を防止でき、吊持ベース23に設置脚21と搬送
壁22を設けてあるので、クレーンで移送する以外に、
キャリアCを用いて人力で移送することができる。
【0019】
【実施例】(実施例1) 図1ないし図4にこの発明に係るクッションドラムの実
施例1を示す。クッションドラムは、ドラム本体1と、
キャップ2と、ドラム本体1に被せ付けられる吊持体3
と、ドラム本体1の下部に装着したベース4とで構成し
てある。
【0020】ドラム本体1は耐候性と耐衝撃性に優れた
軟質プラスチック材を用いてブロー成形した、ドラム缶
状の中空筒体からなり、円筒状の周壁の上下端が上壁5
および底壁6で塞いである。上壁5の中央には出入口7
を突設し、出入口7にキャップ2がねじ込んである。こ
の出入口7から小袋に詰めた水をドラム本体1内へ収め
る。出入口7およびキャップ2を保護するために、上壁
5の周縁に沿って4個の防護壁8を断続的に突設する。
ドラム本体1の周面の上下には、ロープを掛けるための
ロープ溝9が凹み形成してある。このロープ溝9を利用
して隣接するクッションドラムをロープで固縛すること
により、ドラムどうしを強固に固定できるうえ、ロープ
の上下方向の位置ずれを防止できる。クッションドラム
に自動車等が衝突した場合に、クッションドラムがロー
プから外れて隣接車線へ転がることもない。
【0021】上下のロープ溝9の間のドラム周面には、
光反射シート10が貼り付けてある。光反射シート10
は、色が異なる二色の矩形模様を市松模様状に印刷して
形成してあり、全体が再帰反射性を備えている。これに
より夜間の運転者の注意を喚起できるうえ、目立つ模様
によって昼間にも運転者の注意を喚起できる。
【0022】吊持体3は、ドラム本体1の外面に被せ付
けられる袋状の網体12と、網体12の上部に設けられ
る掛止具13とで形成する。網体12は網目の大きな漁
網を利用して形成でき、四角形状の漁網を筒状に綴じ合
わせた後、その下端をロープやワイヤで縛って袋状に形
成する。網体12の上下寸法はドラム本体1の上下寸法
より十分に大きく設定してあり、ドラム本体1より上方
の余分な網部分を束ねて結び、輪奈を形成することによ
り、この輪奈部分を掛止具13として利用できる。図3
に示すように、掛止具13にクレーンのフックFを掛け
止めることにより、クッションドラムを吊り下げて移送
できる。
【0023】上記のように、網体12からなる吊持体3
を備えているクッションドラムは、ドラム本体1をクレ
ーン等で吊り下げて設置し、あるいは路面から撤去する
ような場合に、網体12が路面と擦れ合って擦り切れる
おそれがある。こうした網体12の損傷を避けるため
に、網体保護用のベース4をドラム本体1の下部に装着
する。ベース4はドラム本体1の筒壁に外嵌する円周壁
14と、ドラム本体1の底壁6を受け止めるベース底1
5とを一体に形成した皿状のプラスチック成形品からな
り、ベース底15の下面に設置脚21を突設して、設置
脚21の設置面より上方に搬送壁22を設ける。この実
施例では設置脚21を囲むベース底15の下面を搬送壁
22とした。設置脚21の中央にはプラスチック使用量
を減少してコストおよび重量を軽減することと、水抜き
を兼ねる通口16が設けてある。ベース4は網体12の
外面からドラム本体1に外嵌してドラム本体1と一体化
してある。従って、吊持体3でドラム本体1を吊り下げ
支持したとき、ベース4はドラム本体と同行移動でき
る。なお、ベース4の円周壁14の上端位置は、下側の
ロープ溝9より下方に位置させておく。
【0024】このクッションドラムによれば、図4に示
すようにキャリアCの下端に固定したフォークKをベー
ス底15と設置路面との間に差し込んだ後、キャリアC
を僅かに傾けて搬送壁22をフォークKで支持すること
により、クッションドラムを容易に移送設置できる。つ
まりクレーンがない場合にも、重いクッションドラムを
人力で移送できる。
【0025】上記の吊持体3は図5に示すように変更で
きる。網体12は網形成用の糸を円筒状に編み上げて、
上下端が開口する無端筒状に形成する。この網体12の
下端にドラム本体1の外直径より小さな底リング18を
止め付けて、網体12の底を絞る。同様に網体12の上
端に防護壁8の内直径より径寸法の小さなリング19を
止め付けて、これを掛止具13として利用する。通常
は、後者リング19を防護壁8の内面基端に配置して網
体12をたくし込んでおき、ドラム本体1を移送すると
きにのみ、リング19にロープRを掛けてクレーンのフ
ックFで吊り下げる。必要があれば、図6に示すように
網体12の上下をロープ溝9を利用してベルト20で止
め付けておくことにより、網体12のずれ動きを防止で
きる。
【0026】(実施例2) 図7および図8に吊持体3を変更したクッションドラム
の実施例2を示す。そこでは、ドラム本体1の下部に外
嵌装着した吊持ベース23と、下端が吊持ベース23に
連結してある吊り具24と、吊り具24の上端に設けた
4個の掛止具13とで吊持体3を構成する。
【0027】吊持ベース23は、上向きに開口する皿状
のプラスチック成形品からなり、先のベース4と同様に
ベース底25の下面に設置脚21を突設し、設置脚21
を囲むベース底25を搬送壁22とした。吊持ベース2
3と先のベース4とが異なるのは、吊持ベース23の円
周壁14に吊り具24を連結するための4個の連結穴2
6を設けた点にある。
【0028】吊り具24は、吊持ベース23をドラム本
体1と一体化し、かつ吊り下げ力を吊持ベース23に負
担させるために設けてあり、先の連結穴26に連結され
てドラム本体1の周面に沿って上方へ延びる4個の吊り
ベルト28と、各吊りベルト28の上端寄りを周方向へ
連結して、ドラム本体1の周面に定位固定する保持ベル
ト29とからなる。吊りベルト28の下端は連結穴26
に通して輪にした後、輪の端部をリベット30で固定す
る。同様に、吊りベルト28の上端をD形リングからな
る掛止具13に通し、輪の端部をリベット30で固定す
る。さらに図8に示すようにベルト端部を利用して、保
持ベルト29を交差挿通するためのベルト通し31を設
ける。保持ベルト29は、その一端に設けたバックル3
2でドラム本体1に止め付ける。吊持体3は、掛止具1
3が防護壁8を分断する溝部分に臨むよう、ドラム本体
1に取り付ける。各掛止具13に通したロープをクレー
ンのフックで吊り掛け支持するとき、ロープが防護壁8
と干渉するのを避けるためである。
【0029】上記のように吊持ベース23を介してドラ
ム本体1を吊り下げ支持する吊持体3は、その吊り具2
4を網体33で形成することができる。詳しくは、図9
に示すように網体33の下端に止め付けたリング34を
吊持ベース23の設置脚21に下方から外嵌して、網体
33を吊持ベース23に連結する。さらに、網体33の
上部を束ねて絞り、絞った部分を金属リングからなる掛
止具13に通して輪の端部をかしめリング35で固定す
る。
【0030】
【発明の効果】 この発明のクッションドラムによれば、
ドラム本体1の内部に水や砂などの衝撃緩衝材が詰めて
あっても、ドラム本体1をドラム外面に設けた吊持体3
を介してクレーンで吊り下げて、あるいはキャリアCに
搭載して移送できるので、その設置、移設、撤去等の作
業を迅速にしかも容易に行える。吊持体3を網体12で
形成したクッションドラムによれば、自動車等が衝突し
た場合に、ドラム本体1の破片やキャップ2等が周辺に
飛び散るのを網体12で防止できるので、破片等による
二次災害の発生を防止し安全性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】網体およびベースを破断したクッションドラム
の正面図である。
【図2】クッションドラムの分解斜視図である。
【図3】クッションドラムの移送例を示す説明図であ
る。
【図4】クッションドラムの別の移送例を示す説明図で
ある。
【図5】実施例1における吊持体の別の実施例を示す縦
断面図である。
【図6】網体の固定構造を示す断面図である。
【図7】実施例2に係るクッションドラムの正面図であ
る。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】実施例2における吊持体の別の実施例を示す縦
断面図である
【符号の説明】
1 ドラム本体 2 キャップ 3 吊持体 4 ベース 12 網体 13 掛止具 21 設置脚 22 搬送壁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の周壁の上下端に上壁5および底
    壁6を有する中空筒状のドラム本体1と、前記上壁5に
    開口した出入口7に取り外し可能に装着したキャップ2
    、ドラム本体1の外面に装着されてドラム全体を吊り
    下げ支持する吊持体3と、ドラム本体1の下部に装着さ
    れるベース4とを備えており、吊持体3が、ドラム本体1の外面に被せ付けられる網体
    12と、網体12の上部に設けられる掛止具13とから
    なり、 ベース4は、ドラム本体1の筒壁に外嵌する円周壁14
    と、ドラム本体1の底壁6を受け止めるベース底15と
    を一体に形成した皿状のプラスチック成形品からなり、
    ベース底15の下面に設置脚21を突設して、設置脚2
    1の接地面より上方にキャリアCのフォークKで支持さ
    れる搬送壁22を設けてあり、 網体12の外面からドラム本体1にベース4を外嵌装着
    した状態において、吊持体3でドラム本体1を吊り下げ
    支持したときに、ベース4がドラム本体1と同行移動で
    きるようにした ことを特徴とするクッションドラム。
  2. 【請求項2】 円筒状の周壁の上下端に上壁5および底
    壁6を有して、上壁5の周縁に沿って4個の防護壁8が
    断続的に突設されている中空筒状のドラム本体1と、上
    壁5に開口した出入口7に取り外し可能に装着したキャ
    ップ2と、ドラム本体1の外面に装着されてドラム全体
    を吊り下げ支持する吊持体3とを備えており、 吊持体3が、ドラム本体1の下部に外嵌装着される吊持
    ベース23と、ドラム本体1の周面に装着される吊り具
    24とからなり、 吊持ベース23は、ドラム本体1の筒壁に外嵌する円周
    壁14と、ドラム本体1の底壁6を受け止めるベース底
    25とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、
    ベース底25の下面に設置脚21を突設して、設置脚2
    1の接地面より上方にキャリアCのフォークKで支持さ
    れる搬送壁22を設けてあり、 吊り具24は、吊持ベース23の円周壁14に設けた連
    結穴26に連結されてドラム本体1の周面に沿って上方
    に延びる4個の吊りベルト28と、各吊りベル ト28ど
    うしを周方向へ連結してドラム本体1の周面上部に固定
    する保持ベルト29とからなり、 各吊りベルト28の上端をリング状の掛止具13に通し
    て輪の端部を固定し、各吊りベルト28の上端部にベル
    ト端部を利用して保持ベルト29を交差状に挿通するた
    めのベルト通し31を設けてあり、 保持ベルト29は、その一端に設けたバックル32でド
    ラム本体1に止め付けてあり、 各吊りベルト28は、各掛止具13が防護壁8を分断す
    る溝部分に臨むよう、ドラム本体1に取り付けてあるこ
    とを特徴とする クッションドラム。
  3. 【請求項3】 円筒状の周壁の上下端に上壁5および底
    壁6を有する中空筒状のドラム本体1と、上壁5に開口
    した出入口7に取り外し可能に装着したキャップ2と、
    ドラム本体1の外面に装着されてドラム全体を吊り下げ
    支持する吊持体3とを備えており、 吊持体3が、ドラム本体1の下部に外嵌装着される吊持
    ベース23と、ドラム本体1の外面に被せ付けられる網
    体33と、網体33の上面に設けられる掛止具13とか
    らなり、 吊持ベース23は、ドラム本体1の筒壁に外嵌する円周
    壁14と、ドラム本体1の底壁6を受け止めるベース底
    25とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、
    ベース底25の下面に設置脚21を突設して、設置脚2
    1の接地面より上方にキャリアCのフォークKで支持さ
    れる搬送壁22を設けてあり、 網体33の下端に止め付けたリング34を吊持ベース2
    3の設置脚21に下方から外嵌することにより、網体3
    3を吊持ベース23に連結してあることを特徴とする
    ッションドラム
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