JP3200408U - ロングループマフラー - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な形状ではなく、シンプルな形状で多種多様に変形し、頭部,首などの保温,保冷などに使うことができ、シンプルな形状だからこそ携帯しやすく、また、洗濯や収納する場合、衣服同様に扱うことができるロングループマフラーを提供する。【解決手段】形状を筒状のネックウォーマーの何倍も大きなリング状にし、横に伸縮性のあるニット生地で形成した編物品で、横幅Wが54〜64cmで長さLが30〜40cmで、幅方向に伸ばすと約2cm伸びる。この大きさにより、マフラー、帽子、フルフェイスマスクなど、一つの編物品で様々な使い方ができる。また、リバーシブルにすることによって、更なるバリエーションを表現することが可能になる。【選択図】図1

Description

本考案は、伸縮性のあるネックウォーマーやニットキャップに使用することができ、その結果、首、頭部、頬、耳などを一枚で同時に保温・保護することができるロングループマフラーに関するものである。
従来のマフラー、ネックウォーマー、フェイスマスクなどは本来、首や頬を防寒するものだが、一枚で首や頬だけでなく、同時に帽子の代わりとして頭部や耳も防寒できれば、更に保温・保護などに優れたものとなる。
また、保温・通気性及び防水性・防雪性などに優れた生地を使用することによって機能性が増し、そのような生地と生地を組み合わすことによって、保温用衣料品として更に利用の厚みが増すことになる。
従来のマフラーやネックウォーマーとして例えば次のようなものが提案されている。
実用新案登録第3105978号 筒状に編み上げられた伸縮性のある編物品であって、幅が15〜20cm、長さが20〜25cmである保温用衣料品が記載されているが、これらは身に付けて保温できる個所が、首か頭のどちらか一か所だけであった。
実用新案登録第3139126号 筒状に編み上げられた伸縮性のある編物品であって、幅が13〜23cm長さが15〜30cm、または幅が15〜20cm長さが20〜25cmであることを特徴とする多用途衣料品が記載されているが、これらは身に付けて保温できる個所が、首か頭のどちらか一か所だけであった。
本考案は上記事情に鑑み、保温できる個所が首か頭のどちらか一か所だけではなく、首と頭を両方保温出来るようにする必要があった。老若男女(例えば4〜5歳の子供から80歳位の老人まで)の様々な頭のサイズに対応する必要があった。
目標としては複雑な形状ではなく、シンプルな形状であり、フルフェイスはもちろん、首だけ、頭だけと、使い分けのできる長さと幅の調整、そして、横に伸縮性があり、保温・保冷・保護などの条件に合う素材(生地)を追求することが重要であり、生地の厚み薄さ,重さ軽さ,通気性など、また、使用した時、肌に不快感がないような素材を追求しないといけない。
尚且つ、日常のファッションとしても使用できることにする。
第1考案のロングループマフラーは、リング状の横幅が54〜64cmで長さが30〜40cmで、幅方向に伸ばすと約2cm伸び、表側生地と裏側生地の二枚別々の生地を合わせてなるロングループマフラーであって,そのリング状のロングループマフラーを一回又は二回と捩じることによって、様々な頭のサイズに対応してネックウォーマーやフェイスマスク等に使用することができることを特徴とする。
第2考案のロングループマフラーは、表側生地と裏側生地がメリヤス編みのニット生地で、表側生地の素材がアクリル62〜97%とポリウレタン3〜56%からなり、裏側生地の素材がポリエステル38〜95%とポリウレタン3〜48%からなることを特徴とする。
第3考案のロングループマフラーは、表側生地と裏側生地がメリヤス編みのニット生地で、表側生地の素材が綿10〜65%とアクリル5〜85%からなり、裏側生地の素材がポリエステル65〜100%からなることを特徴とする。
第4考案のロングループマフラーは、表側生地と裏側生地との色及びまたは模様を変えることによってリバーシブルとしたことを特徴とする。
第1考案のロングループマフラーによれば、伸縮性がある故に、横幅や長さが人体の頭部にも首にも入る大きさであるので、頭部にも被せ、首にも被せることができ、しかも長さを一回又は二回捩ることによって、首、頭部、頬、耳などを一枚で同時に保温・保護することができる。また、第1考案のロングループマフラーによれば、季節によって保温・保冷・保護する為と、御洒落としても使用できる伸縮性のネックウォーマーやニットキャップに使用することができる。更に、第1考案のロングループマフラーによれば、頭の大きい人,首の太い人は一重捩じり、頭の小さい人,首の細い人は二重捩じり、一重二重と捩じる回数を分けるだけで、殆どの人に対応することが可能になる。
第2考案及び第3考案のロングループマフラーによれば、頭に付けたり首に付けたりした時の肌触りが最適であり、生地と生地を組み合わすことによって、保温用衣料品として更に利用の厚みが増すことができる。また、第2考案及び第3考案のロングループマフラーによれば、編み方がメリヤス編みなので、横に伸び伸縮性がある。
第4考案のロングループマフラーによれば、表側生地と裏側生地との色及びまたは模様を変えることによって、ウィンタースポーツや普段のファッションなど、その場面によってデザインを使い分けることができる。
本考案の一実施形態に係るロングループマフラーの斜視図である。 同ロングループマフラーの平面図である。 同ロングループマフラーを横に伸ばす前の状態を示す図である。 同ロングループマフラーを横に伸ばした後の状態を示す図である。 同ロングループマフラーをネックウォーマーに使用した形態を示す図である。 同ロングループマフラーをマフラーに使用した形態を示す図である。 同ロングループマフラーをフェイスマスクに使用した形態を示す図である。 同ロングループマフラーをフルフェイスに使用した形態を示す図である。 同ロングループマフラーをニットキャップに使用した形態を示す図である。
リング状になっている本考案のロングループマフラーは、二枚別々の生地を合わせ、表側生地と裏側生地を変えることによって、リバーシブルとして柄や生地の質感の変化や、使用方法のバリエーションをより多く楽しむことができる。
また、本考案のロングループマフラーを図5から図9のような二重巻の使用形態で身に付けていて、身体が暑くなってきた場合は、その使用形態を変更し、大きなリング状に戻し、首からぶら下げれば暑さから解消される。
以下添付図面に従って、一実施例を説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係るロングループマフラー1の斜視図である。図2は、図1の矢印方向から見た、ロングループマフラー1の平面図で、2は、ロングループマフラーの表側生地を示し、3は、ロングループマフラーの裏側生地を示す。ロングループマフラー1の生地の性質としては、完成後、横に伸びるニット生地など伸縮性のある生地が望ましく、編み方はメリヤス編みで作成する。
肌触りの良いロングループマフラー1の第一例の材質配合として、表側生地2は、アクリル62〜97%とポリウレタン3〜56%が最適であり、裏側生地3は、ポリエステル38〜95%とポリウレタン3〜48%が最適である。
また、肌触りの良いロングループマフラー1の第二例の材質配合として、表側生地2は、綿10〜65%とアクリル5〜85%も適しており、裏側生地3は、ポリエステル65〜100%も適している。また、素材を選ぶことで、雪の付きにくい防雪タイプ、濡れたら冷たくなるタイプと、素材によって用途,季節(春夏秋冬)に対応することもできる。
図3は、ロングループマフラー1を横に伸ばす前の状態を示す図であり、図4は、ロングループマフラー1を横に伸ばした後の状態を示す図である。図3及び図4において、Wはロングループマフラー1を伸ばす前の横幅を示し、W´は、ロングループマフラー1を伸ばした後の横幅を示し、Lは、ロングループマフラー1の長さを示す。
長さLは30〜40cmで、図5から図9で使用した時、この長さLは誰が付けても、短過ぎず長過ぎず丁度良く首や頭を覆うことのできる長さである。伸ばす前の横幅Wは54〜64cmで、伸ばした後の横幅W’は、伸ばす前の横幅Wに対し約2cm伸びている。図5から図9で使用する時に、一回二回と捩じれば、誰でも付けることのできる長さである。
様々な首や顔の大きさの人々に試作品を付けてもらい、何人もの人々の意見を聞き、大きさを決定していき、最終的に捩じる回数でサイズの調整ができ、一重二重と使い分けることによって様々な頭のサイズに対応できる。それによって、老若男女(例えば4〜5歳の子供から80歳位の老人まで)の幅広い層に使用することが可能になった。
図5は、ロングループマフラー1をネックウォーマーaに使用した形態を示す図である。
大きなリング状から首に掛け、前の方で捩り、もう一つリングを作る、それから後ろに回して、捩じったリングをそのまま首におろし、首に二重にして使うネックウォーマーaである。
付ける途中、前の方で捩る時に、一回捩りで緩い場合は、捩じる回数を一回から二回と増やせば、大きさ(サイズ)の調整をすることができる。二回捩りでも緩い場合は、捩じる回数を増やせば増やすほどリングが小さくなる。その為、小さな子供にも付けることが可能である。
図6は、ロングループマフラー1をマフラーbに使用した形態を示す図である。大きなリング状から首に掛け、前の方で捩りもう一つリングを作り、そのまま前から首に下ろし、首に二重にして使うマフラー形態である。
図7は、ロングループマフラー1をフェイスマスクcに使用した形態を示す図である。図5のネックウォーマーaの状態から、二重になっている外側か内側を口元に上げれば完成する。内側を上げればよりきつめのフェイスマスクcが完成する。付ける途中、前の方で捩る時に、一回捩りで緩い場合は、捩じる回数を一回から二回と増やせば、大きさ(サイズ)の調整をすることができる。二回捩りでも緩い場合は、捩じる回数を増やせば増やすほどリングが小さくなる。その為、小さな子供にも付けることが可能である。
図8は、ロングループマフラー1をフルフェイスdに使用した形態を示す図である。大きなリング状から首に掛け、前の方で捩り、もう一つリングを作り、それから後ろに回して、捩じったリングをそのまま頭で止めたら、フルフェイスdが完成する。
後頭部が開いて気になる場合は、頭部で余っている生地を、後ろの捩じれの個所に入れ込めば完全に塞がる。付ける途中、前の方で捩る時に、一回捩りで緩い場合は、捩じる回数を一回から二回と増やせば、大きさ(サイズ)の調整をすることができる。二回捩りでも緩い場合は、捩じる回数を増やせば増やすほどリングが小さくなる。その為、小さな子供にも付けることが可能である。
図9は、ロングループマフラー1をニットキャップeに使用した形態を示す図である。図8のフルフェイスdの状態から、首の部分(ネックウォーマーa)を頭に上げたら、ターバン風のニットキャップeが完成する。
付ける途中、前の方で捩る時に、一回捩りで緩い場合は、捩じる回数を一回から二回と増やせば、大きさ(サイズ)の調整をすることができる。二回捩りでも緩い場合は、捩じる回数を増やせば増やすほどリングが小さくなる。その為、小さな子供にも付けることが可能である。
図5〜図9で、表側生地と裏側生地との色や模様を変えたリバーシブルの場合、表側生地を表面に出るようにしたり、裏側生地を表面に出るようにしたり等の次のようなバリエーションを楽しむことができる。
その一例として、図8のフルフェイスdなどは、首が表側生地で、頭が裏側生地という組み合わせができ、首と頭で別々の物を身に付けているように見えることができる。
また、図5〜図9の五段階の使い方として、一段階目はネックウォーマーaとして、二段階目はマフラーbとして、三段階目はフェイスマスクcとして、四段階目はフルフェイスdとして、五段階目はニットキャップeとして使用することができる。その他、膝かけ・防災頭巾(フード)・ギブス・腹巻等にも、更に、女性の場合は、スヌード・ポンチョ・ボレロ・カシュクール等にも使うことができる。
本考案のロングループマフラーは、ウィンタースポーツ全般(スキー・スノーボードなど)は勿論、釣り・サイクリング・登山・アウトドアなどのレジャーとしても、活用することができる。
また、本考案のロングループマフラーの色や模様等のデザイン性を日常生活にも使えるように考えており、通勤・通学・遊び・買い物時などにも、普段のファッションとして楽しむことができる。
1 ロングループマフラー
2 ロングループマフラーの表側生地
3 ロングループマフラーの裏側生地
W ロングループマフラーを伸ばす前の横幅
W´ ロングループマフラーを伸ばした後の横幅
L ロングループマフラーの長さ
第1考案のロングループマフラーは、リング状の横幅が54〜64cmで長さが30〜40cmで、幅方向に伸ばすと約2cm伸び、表側生地と裏側生地の二枚別々の生地を合わせてなるロングループマフラーであって,そのリング状のロングループマフラーを一回又は二回と捩じることによって、様々な頭のサイズに対応してネックウォーマーやフェイスマスク等に使用することができることを特徴とする。
第2考案のロングループマフラーは、表側生地と裏側生地がメリヤス編みのニット生地で、表側生地の素材がアクリル62〜97%とポリウレタン3〜38%からなり、裏側生地の素材がポリエステル38〜95%とポリウレタン3〜48%からなることを特徴とする。
第3考案のロングループマフラーは、表側生地と裏側生地がメリヤス編みのニット生地で、表側生地の素材が綿10〜65%とアクリル5〜85%からなり、裏側生地の素材がポリエステル65〜100%からなることを特徴とする。
第4考案のロングループマフラーは、表側生地と裏側生地との色及びまたは模様を変えることによってリバーシブルとしたことを特徴とする。
以下添付図面に従って、一実施例を説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係るロングループマフラー1の斜視図である。図2は、図1の矢印方向から見た、ロングループマフラー1の平面図で、2は、ロングループマフラーの表側生地を示し、3は、ロングループマフラーの裏側生地を示す。ロングループマフラー1の生地の性質としては、完成後、横に伸びるニット生地など伸縮性のある生地が望ましく、編み方はメリヤス編みで作成する。
肌触りの良いロングループマフラー1の第一例の材質配合として、表側生地2は、アクリル62〜97%とポリウレタン3〜38%が最適であり、裏側生地3は、ポリエステル38〜95%とポリウレタン3〜48%が最適である。
また、肌触りの良いロングループマフラー1の第二例の材質配合として、表側生地2は、綿10〜65%とアクリル5〜85%も適しており、裏側生地3は、ポリエステル65〜100%も適している。また、素材を選ぶことで、雪の付きにくい防雪タイプ、濡れたら冷たくなるタイプと、素材によって用途,季節(春夏秋冬)に対応することもできる。

Claims (4)

  1. リング状の横幅Wが54〜64cmで長さLが30〜40cmで、幅方向に伸ばすと約2cm伸び、表側生地と裏側生地の二枚別々の生地を合わせてなるロングループマフラーであって,そのリング状のロングループマフラーを一回又は二回と捩じることによって、様々な頭のサイズに対応してネックウォーマーやフェイスマスク等に使用することができることを特徴とするロングループマフラー。
  2. 表側生地と裏側生地がメリヤス編みのニット生地で、表側生地の素材がアクリル62〜97%とポリウレタン3〜56%からなり、裏側生地の素材がポリエステル38〜95%とポリウレタン3〜48%からなることを特徴とする請求項1記載のロングループマフラー。
  3. 表側生地と裏側生地がメリヤス編みのニット生地で、表側生地の素材が綿10〜65%とアクリル5〜85%からなり、裏側生地の素材がポリエステル65〜100%からなることを特徴とする請求項1記載のロングループマフラー。
  4. 表側生地と裏側生地との色及びまたは模様を変えることによってリバーシブルとしたことを特徴とする請求項1記載のロングループマフラー。
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