JP3199683U - 安全点検管理システム - Google Patents

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雪枝 北村
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Abstract

【課題】ある企業が各地に展開している複数の施設の安全点検管理を当該企業の本部で一括して行うことができる安全点検管理システムを提供する。【解決手段】複数の施設10A,10B,10Cにおいて設定されている安全点検箇所から個々の施設10A,10B,10Cの安全点検管理に必要な情報の取得又は入力が可能で、かつ、インターネット40に接続可能な携帯情報端末SPと、複数の施設10A,10B,10Cを一括管理する管理本部30に設けられ、安全点検管理に必要な情報をインターネット40を介して取得し、取得した安全点検管理に必要な情報に基づいて施設10A,10B,10Cの安全点検管理情報を作成する機能を有するサーバー50と、施設10A,10B,10Cに設けられており、サーバー50によって作成された安全点検管理情報をインターネット40を介して取得可能な情報処理機器60A,60B,60Cとを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、商業施設などの安全点検管理システムに関する。
近年、デパート、スーパーマーケット、又はショッピングモールなどの商業施設においては、電気器具の電源コンセント、ガス器具のガス開閉弁又は施錠が必要な部屋など、安全点検を行うべき箇所(安全点検箇所という。)を、当該商業施設の安全点検者が点検を行い、その点検結果を集中的に管理するようにした安全点検管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている安全点検管理システムは、安全点検管理に必要な情報を専用の安全点検用端末によって取得して、取得した安全点検管理に必要な情報を、個々の施設(商業施設など)内の管理事務室などに設置されている情報処理機器(パーソナルコンピューターなど)に送信する。ここで、安全点検管理に必要な情報というのは、安全点検箇所を識別することができる安全点検箇所識別情報や安全点検箇所の状態を示す情報(安全か否かを示す情報など)を含むものである。
具体的には、安全点検者が個々の安全点検箇所に付されている識別情報(バーコードなど)を専用の点検用端末により読み取るとともに、当該安全点検箇所の状態を示す情報を安全点検用端末から入力し、これら識別情報と、安全点検箇所の状態を示す情報とを安全点検管理に必要な情報として、個々の施設内の管理事務室などに設置されているサーバーに送信する。そして、サーバーでは、安全点検用端末から送信されてきた安全点検管理に必要な情報に基づいて、安全点検箇所に対する安全点検管理情報を作成するものである。
特許文献1に記載されている安全点検管理システムによれば、個々の施設内に安全点検箇所が多数存在する場合であっても、当該施設内の安全点検を効率よく確実に実施できるとともに、個々の施設においては、自分の施設の安全点検管理情報をサーバーから取得してディスプレイ上に表示させたり、プリンターでプリントアウトさせたりすることができるため、多数の安全点検箇所の状態を容易に把握できるといった優れた効果が得られる。
特許第4989320号公報
特許文献1に記載されている施設の安全点検管理システムは、ある施設内において安全点検用端末によって取得した個々の安全点検箇所に対する安全点検管理に必要な情報は、当該施設内の管理事務室などに設置されているサーバーに送信され、サーバーで当該施設の安全点検管理情報を作成するというように、個々の施設の安全点検管理は個々の施設ごとに行うものである。このため、特許文献1に記載されている施設の安全点検管理システムは、1つの施設ごとの安全点検管理システムと言えるものである。
しかしながら、例えば、ある企業が複数の施設(例えば、ショッピングモールやアウトレットなど)を各地に展開しているような場合、複数の施設の安全点検管理を当該企業の本部などで一括管理したいといった要望もある。
一例を挙げれば、ある企業が運営するアウトレットが各地に複数存在しているような場合、各アウトレットの安全点検管理を当該企業の本部で一括して行いたいという要望がこれに当たる。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ある企業が各地に展開している複数の施設の安全点検管理を当該企業の本部で一括して行うことができる安全点検管理システムを提供することを目的とする。
[1]本考案の安全点検管理システムは、複数の施設の個々の施設において設定されている安全点検箇所から前記個々の施設の安全点検管理に必要な情報の取得又は入力が可能で、かつ、インターネットに接続可能な携帯情報端末と、前記複数の施設を一括管理する管理本部に設けられ、前記安全点検管理に必要な情報をインターネットを介して取得し、取得した前記安全点検管理に必要な情報に基づいて前記個々の施設の安全点検管理の状況を示した安全点検管理情報を作成する機能を有するサーバーと、前記個々の施設に設けられており、前記サーバーによって作成された安全点検管理情報をインターネットを介して取得可能な情報処理機器と、を備えることを特徴とする。
本考案の安全点検管理システムは、個々の施設においては、安全点検者が携帯情報端末を用いて点検箇所を点検し、当該携帯情報端末から安全点検管理に必要な情報を、インターネットを介して管理本部のザーバーに送信し、管理本部のサーバーにおいては、個々の施設から送信されてきた安全点検管理に必要な情報に基づいて個々の施設の安全点検管理情報を管理するものであり、本考案の安全点検管理システムによれば、ある企業が各地に展開している複数の施設の安全点検管理を当該企業の本部で一括管理することができる。
このように、ある企業が各地に展開している複数の施設の安全点検管理を当該企業の本部(管理本部)で一括して行うことができるため、個々の施設での安全点検管理情報の管理が不要となる。なお、個々の施設においては、管理本部のサーバーに保存されている当該施設の安全点検管理情報を閲覧したい場合は、サーバーから当該施設の安全点検管理情報を取得して、個々の施設に設置されている情報処理機器(例えば、パーソナルコンピューター)のディスプレイに表示させたり、プリンターによってプリントアウトさせたりすることができる。
[2]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記個々の施設には複数のテナントがそれぞれに入っており、前記安全点検箇所は、前記複数のテナントの個々のテナントに1箇所以上設定されていることが好ましい。
個々の施設において複数のテナントが入っている施設としては、例えば、様々な種類の店舗が入っている商業施設などを例示できる。具体的には、ある企業が各地に展開するショッピングビル(例えば、新宿、渋谷、池袋といったターミナル駅の周辺などに存在するショッピングビル)や、ある企業が各地に展開するアウトレットなどを例示することができる。ある企業がこのような商業施設を各地に複数展開している場合においても、本考案の安全点検管理によれば、各地に展開している複数の商業施設の安全点検管理を当該企業の本部(例えば本社や本店など)で一括して行うことができる。
[3]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記携帯情報端末は、タブレット型端末であり、当該タブレット端末には、写真撮影機能及び文字及び数値入力機能が搭載されているともに、当該撮影機能及び文字及び数値入力機能に基づいて前記安全点検管理に必要な情報を取得又は入力可能な安全点検管理アプリケーションが搭載されていることが好ましい。
このようなタブレット型端末としては、広く普及しているタブレット端末を例示でき、このようなタブレット端末に安全点検管理アプリケーションを搭載するだけで、安全点検用端末として使用できる。このため、ハードウエアとしての専用の安全点検用端末を開発・製造する必要がなくなり、安全点検管理システムを構築するための費用を削減できる。
[4]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記タブレット型端末は、スマートホンであることが好ましい。
このように、一般的に広く普及しているスマートホンを点検用端末として使用できることにより、安全点検者は安全点検を容易かつ迅速におこなうことができる。なお、スマートホンは、安全点検者が個人的に所有するスマートホンであってもよく、安全点検用に配備された共用又は専用のスマートホンであってもよい。
[5]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記安全点検箇所には、当該安全点検箇所を識別するための識別情報が付されており、当該識別情報が前記撮影機能によって撮影されると、前記安全点検管理アプリケーションは、前記撮影により得られた画像データに基づいて当該安全点検箇所を識別して、識別した安全点検箇所識別情報を、前記安全点検管理に必要な情報の1つとして前記サーバーに送信可能な機能を有していることが好ましい。
このように、安全点検箇所を識別するための識別情報を撮影して得られた画像データに基づいて当該安全点検箇所を識別することができるため、安全点検箇所の識別を容易かつ確実に行うことができる。なお、識別情報としては、例えば、1次元バーコード又は2次元バーコードなどのバーコードを例示することができ、安全点検管理アプリケーションにおいては、これらバーコードを撮影して得られた画像デーに基づいて安全点検箇所を識別する。
[6]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記安全点検箇所に異常があった場合に、当該異常のあった安全点検箇所が前記撮影機能によって撮影されると、前記安全点検管理アプリケーションは、前記撮影により得られた前記異常のあった安全点検箇所の画像データを、前記安全点検管理に必要な情報の1つとして前記サーバーに送信可能な機能をさらに有していることが好ましい。
これにより、サーバーで作成される安全点検管理情報には、当該異常のあった点検箇所を撮影して得られた画像を添付させることができる。これにより、当該画像を見ることによって、点検箇所がどのような異常となっているかを具体的に知ることができる。
[7]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記安全点検管理アプリケーションは、前記安全点検箇所の点検を行った安全点検者を識別する安全点検者識別情報、安全点検日時を示す安全点検日時情報を、前記安全点検管理に必要な情報の1つとして前記サーバーに送信可能な機能をさらに有していることが好ましい。
このように、前記点検箇所の点検を行った点検者を識別する点検者識別情報、点検日時を示す点検日時情報を、前記安全点検管理に必要な情報の1つとしてサーバーに送信可能とすることにより、サーバー側では、当該安全点検箇所と、安全点検者と、点検日時と、異常を示す画像などとを対応付けて保存することができる。
[8]本考案の安全点検管理システムにおいては、前記安全点検対象箇所は、火災の発生源となり得る器具及び施錠すべき箇所の少なくとも1つが含まれている。
火災の発生源となり得る器具及び施錠すべき箇所の少なくとも1つが含まれていることにより、施設の安全性についての管理を適切に行うことができる。なお、安全点検対象箇所は、各施設の業務内容及び規模などによって個々の施設ごとに任意に設定可能である。
実施形態1に係る安全点検管理システム1を説明するために示す図である。 実施形態1に係る安全点検管理システム1における安全点検者の安全点検手順を示す図である。 安全点検者が行うスマートホンSPの操作に応じたスマートホンSPの動作の推移を説明する図である。 サーバー50から取得した安全点検管理情報の一例を示す図である。 実施形態2に係る安全点検管理システム2を説明するために示す図である。
以下、本考案の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る安全点検管理システム1を説明するために示す図である。実施形態1に係る安全点検管理システム1は、安全点検管理対象となる複数の施設の安全点検管理を、当該複数の施設を運営する企業などの本部(管理本部という。)が一括して行うようにした安全点検管理システムを例示している。
このような安全点検管理システム1は、図1に示すように、個々の施設(施設10A,10B,10Cとする。)の安全点検管理に必要な情報の取得又は入力が可能な携帯情報端末(後述する。)SPと、複数の施設の安全管理を一括して行う管理本部30に設けられ、安全点検管理に必要な情報をインターネット40を介して取得し、取得した安全点検管理に必要な情報に基づいて個々の施設の安全点検管理の状況を示した安全点検管理情報を作成する機能を有するサーバー50と、個々の施設10A,10B,10Cに設けられており、サーバー50によって作成された安全点検管理情報を、インターネット40を介して取得可能な情報処理機器(パーソナルコンピューター)60A,60B,60Cとを備えている。
ここで、施設10A,10B,10Cというのは、実施形態1に係る安全点検管理システム1においては、ある企業が各地に展開する百貨店及びスーパーマーケットなどの商業施設や複合ビルなどであるとする。また、管理本部30は、当該企業の本社又は本店などに設置されているものとする。
施設10A,10B,10Cには、安全点検を行うべき安全点検箇所が1箇所以上存在しているものとする。安全点検箇所は、例えば、火災の発生源となり得る電気器具及びガス器具の他、施錠を施す必要のある箇所(施錠箇所という。)などを例示できる。施錠箇所としては、各商業施設10A,10B,10Cの出入口の扉(シャッターなど)及び施設10A,10B,10C内にそれぞれ存在する事務室や倉庫などの出入口の扉などを例示できる。
なお、安全点検箇所は、各施設10A,10B,10Cの業務内容などによって異なるため、個々の施設ごとに設定可能である。例えば、安全点検箇所としては、上記した箇所の他に、図1においては図示は省略するが、エレベーター、エスカレーター、金融機関のATM、自動販売機、空調設備、給水設備、非常口、駐車場などの共用設備も加えることができる。これら安全点検箇所には、当該安全点検箇所を識別するための識別情報(例えば、バーコード)が付加されている。
また、各施設10A,10B,10Cには、管理事務室70A,70B,70Cがそれぞれ存在しており、これら各管理事務室70A,70B,70Cには、上記した情報処理機器(パーソナルコンピューター)60A,60B,60Cがそれぞれ設置されている。すなわち、管理事務室70Aには情報処理機器60Aが設置され、管理事務室70Bには情報処理機器60Bが設置され、管理事務室70Cには情報処理機器60Cが設置されている。なお、これら各情報処理機器60A,60B,60Cは、ルーター80A,80B,80Cを介してインターネット40に接続されている。
また、各施設10A,10B,10Cには、個々の施設の安全点検などを実施する安全点検者(例えば、各施設に駐在している警備員や各施設の従業員のうち安全点検担当として任命されている者など)20A,20B,20Cが存在し、当該安全点検者20A,20B,20Cは、携帯情報端末SPを点検用端末として使用する。
なお、携帯情報端末SPとしては、インターネット40に接続可能で、かつ、写真撮影機能及び文字及び数値入力機能が搭載されている携帯型の情報端末であればよく、例えば、携帯可能なタブレット型端末を例示できる。実施形態1及び後述する実施形態2に係る安全点検管理システムにおいては、このようなタブレット型端末としてスマートホンを用いるものとする。このため、以下では、携帯情報端末SPをスマートホンSPという。
なお、スマートホンSPは、個々の安全点検者20A,20B,20Cが個人的に所有するスマートホンであってもよく、安全点検用として各施設に用意されているスマートホンであってもよいが、実施形態1に係る安全点検管理システム1においては、個々の安全点検者20A,20B,20Cが個人的に所有するスマートホンであるとする。例えば、施設10Aを例にとれば、当該施設10Aの安全点検者20Aが個人的に所有するスマートホンSPを用いて当該施設10Aの安全点検箇所の点検を行う。他の施設においても同様である。
このように、実施形態1に係る安全点検管理システム1においては、個々の安全点検者20A,20B,20Cは、個人的に所有するスマートホンSPを点検用端末として使用するため、サーバー50側においては、各安全点検者と、スマートホンSPから送信されてきた安全点検管理に必要な情報とを対応付けて管理することができる。
また、各安全点検者が所有する各スマートホンSPには、安全点検管理を行うためのアプリケーション(安全点検管理アプリという。)が搭載されている。この安全点検管理アプリによるスマートホンSPの動作の具体例については後述する。また、スマートホンSPはWifiによる通信を行うものとする。なお、スマートホンSPを用いた安全点検手順については後述する。
一方、管理本部30に設置されているサーバー50は、所定の安全点検管理プログラムに沿って動作するものであり、各施設10A,10B,10Cにおいて、スマートホンSPからインターネット40を介して送信されてきた情報(安全点検管理に必要な情報)に基づいて、各施設10A,10B,10Cごとの安全点検管理情報の作成などを行う。なお、管理本部30においては、管理本部30の本部管理者31が必要に応じて各施設との間で情報の授受を行うことができる。
なお、各施設10A,10B,10Cの情報処理機器60A,60B,60C及び管理本部30のサーバー50には、それぞれプリンター(図示せず。)が接続されている。このため、管理本部30においては、各施設10A,10B,10Cごとに作成された安全点検管理情報をディスプレイ上で表示可能であるとともに当該安全点検管理情報をプリントアウト可能となっている。
一方、各施設10A,10B,10Cにおいては、管理本部30のサーバー50に保存されている当該施設10A,10B,10Cの安全点検管理情報を、インターネット40を介して取得して、各管理事務室70A,70B,70Cに設置されている情報処理機器(パーソナルコンピューター)60A,60B,60Cのディスプレイ上に表示可能であるとともに、情報処理機器60A,60B,60Cに接続されているプリンターによってプリントアウト可能となっている。
図2は、実施形態1に係る安全点検管理システム1における安全点検者の安全点検手順を示す図である。
図3は、安全点検者が行うスマートホンSPの操作に応じたスマートホンSPの動作の推移を説明する図である。なお、図3はスマートホンSPに搭載されている安全管理アプリによって実行されるスマートホンSPの動作の推移を簡略化して示すものである。
以下、図2及び図3に基づいて安全点検者の安全点検手順について説明する。施設10A,10B,10Cの安全点検手順は、どの施設においても同様に実施可能であるが、ここでは、施設10Aにおける安全点検手順について説明する。また、安全点検者を「点検者」、安全点検箇所を「点検箇所」というように「安全」を省略して表記する場合もある。
点検者(この場合、警備員とする。)20Aは、安全点検を行うべき時刻(例えば、施設10Aの閉店以降の所定時刻など)に、当該点検者が個人的に所有するスマートホンSPにおいて安全点検管理アプリを立ち上げるための操作を行う(図2におけるステップS1)。
点検者が安全点検管理アプリを立ち上げるための操作を行うと、スマートホンSPにおいては、安全点検管理アプリが立ち上がり、「点検箇所の識別情報を撮影してください」というメッセージを画面上に表示する(図3におけるステップS11)。そして、点検者は点検箇所(複数の点検箇所のうちの第1点検箇所)に進み(図2におけるステップS2)、当該スマートホンSPの撮影機能を用いて当該第1点検箇所の識別情報(バーコード)を撮影する(図2におけるステップS3)。なお、図2に示すステップS1とステップS2の操作は、順序を逆としてもよい。
点検者がスマートホンSPによってバーコードを撮影すると、スマートホンSPにおいてはバーコードを撮影して得られた画像データに基づいて当該点検箇所(第1点検箇所)を識別する(図3におけるステップS12)。その後、スマートホンSPにおいては、画面上に「正常」/「異常」の表示を行う(図3におけるステップS13)。なお、バーコードを撮影して得られた画像データは、点検箇所の識別に用いられるのみであり、識別が終了した以降においてはスマートホンSPのメモリに保存されない。
続いて、点検者20Aは第1点検箇所が正常か異常かを判断する(図2におけるステップS4)。具体的には、例えば、第1点検箇所が1階(1F)に設置されている「おしぼりウォーマー」であるとし、当該「おしぼりウォーマー」は、閉店時においては、電源スイッチをオフとすることは勿論のこと、電源プラグをコンセントから抜くことが義務付けられているとすれば、点検者は当該「おしぼりウォーマー」の電源スイッチがオフとなっているか否か及び電源プラグがコンセントから抜かれているか否かを点検する。
ここで、電源スイッチがオフとなっていて、かつ、電源プラグがコンセントから抜かれていることが確認されれば、当該第1点検箇所は「正常」であるとして、スマートホンSPの画面に表示されている「正常」/「異常」のうちの「正常」を指先でタッチ操作する(図2におけるステップS5)。すると、スマートホンSPにおいては、「正常」がタッチ操作されたことを認識して(図3におけるステップS14)、画面上に「次の点検箇所に進んでください」といった表示を行う(図3におけるステップS15)。これにより、点検者20Aは、図2におけるステップS2に戻り、次の点検箇所(第2点検箇所)に進み、ステップS3以降の操作を行う。
なお、点検者20AがスマートホンSPの画面上において「正常」をタッチ操作した場合の「正常」を示す情報(正常情報)は、安全点検管理に必要な情報の1つとしてインターネット40を介して管理本部30のサーバー50に送信される。サーバー50においては、点検者20AのスマートホンSPから送信されてきた安全点検管理に必要な情報に基づいて、施設名と、点検日時と、点検者(氏名)と、点検箇所と、点検結果とを対応付けた安全点検管理情報を作成して、当該安全点検管理情報を保存する。
一方、第1点検箇所において、電源スイッチがオンのままで、電源プラグがコンセントから抜かれていない場合、又は、電源スイッチはオフとなっていても電源プラグが抜かれていない場合には、点検者は、当該第1点検箇所は「異常」であるとして、スマートホンの画面に表示されている「正常」/「異常」のうちの「異常」を指先でタッチ操作する(図2におけるステップS6)。
すると、スマートホンSPにおいては、「異常」であることを認識し(図3におけるステップS14)、画面に「異常個所を撮影してください」といった表示を行う(図3におけるステップS16)。これにより、点検者20Aは、その時点に異常となっている箇所の状態をスマートホンSPで撮影する(図2におけるステップS7)。そして、撮影が終了すると、スマートホンSPにおいては、画面上に「次の点検箇所に進んでください」といった表示を行う(図3におけるステップS17)。これにより、点検者20Aは、図2におけるステップS2に戻り、次の点検箇所(第2点検箇所)に行き、図2におけるステップS3以降の操作を行う。
なお、点検者20AがスマートホンSPの画面上において「異常」をタッチ操作した場合の「異常」を示す情報(異常情報)と、そのときに撮影して得られた画像データは、安全点検管理に必要な情報の1つとしてインターネット40を介して管理本部30のサーバー50に送信される。
サーバー50においては、点検者20AのスマートホンSPから送信されてきた安全点検管理に必要な情報に基づいて、施設名と、点検日時と、点検者(氏名)と、点検箇所と、点検結果とを対応付けた安全点検管理情報を作成して、当該安全点検管理情報を保存する。なお、この場合の当該安全点検管理情報においては、「異常」であることを示す画像データが添付されて保存される。このとき添付される画像データは、例えば、電源プラグがコンセントに差し込まれた状態となっている画像データである。
このような安全点検のための操作を施設10Aにおいて設定されているすべての点検箇所(電気器具、ガス器具、施錠箇所など)について行う。例えば、施設10Aにおいて設定されている点検箇所が10箇所存在するとすれば、10箇所の点検箇所についてステップ2以降の操作を順次行う。これにより、サーバー50においては、施設10Aにおいて設定されている10箇所すべての点検箇所について、施設名と、点検日時と、点検者(氏名)と、点検箇所と、点検結果とを対応付けた安全点検管理情報を作成して、当該安全点検管理情報を保存する。
上記した安全点検手順の説明は、施設10Aについての安全点検手順であったが、他の施設(施設10B,10C)についても同様に行うことができ、サーバー50においては、個々の施設ごとに設定されているすべての点検箇所について、施設名と、点検日時と、点検者(氏名)と、点検箇所と、点検結果とを対応付けた安全点検管理情報を作成して、当該安全点検管理情報を保存する。
各施設10A,10B,10Cの各管理事務室70A,70B,70Cにおいては、サーバー50に保存されている自分の施設の安全点検管理情報を、当該管理事務室に設置されている情報処理機器60A,60B,60Cによってインターネット40を介して取得できる。
図4は、サーバー50から取得した安全点検管理情報の一例を示す図である。なお、図4においては施設10Aにおける安全点検管理情報が例示されている。施設10Aにおける安全点検管理情報は、図4に示すように、例えば一覧表の形式となっており、施設10Aの施設名として「○○○○店(例えば、○○新宿西口店など)」、点検者氏名として「○○△△」、点検日として例えば「2015年5月10日」が一覧表の欄外などに記載され、点検箇所名と、当該点検箇所を点検した点検時刻と、点検結果とが一覧表内に記載されたものとなっている。
なお、点検結果としては、点検箇所が正常である場合には、正常であることを示す表示として例えば「正常」といった表示を行うようにしてもよく、「○」印を付すようにしてもよいが、正常の場合は、何も表示しないようにしてもよい。
一方、点検箇所が異常である場合には、異常であることを示す表示として、例えば「異常」といった表示を行うようにしてもよく、「×」印を付すようにしてもよい。また、異常である場合には、撮影して得られた画像(写真)が添付される。例えば、電気器具のプラグがコンセントに接続されたままとなっているような異常の場合や、閉じるべきガス器具の元栓が閉じられていなかった場合などには、当該異常な状態を撮影して得られた画像(写真)が添付されている。
なお、上記した点検を行う安全点検者20Aは警備員である場合を例示したが、施設のスタッフ(従業員)の中に、点検担当者(点検担当スタッフという。)として任命されているスタッフがいる場合には、警備員による点検に先立って当該点検担当スタッフが点検者20Aとして点検を行い、その後、警備員が最終点検を行うということもできる。
この場合、点検担当スタッフは、当該点検担当スタッフが個人的に所有するスマートホンSPを用いて警備員と同様に図2に示す手順に沿って点検を行う。なお、点検担当スタッフが、点検箇所の点検を行う場合には、点検箇所において仮に異常(例えば、閉じるべきガス器具の元栓が閉じられていなかった場合など)を発見した場合においては、異常を解消するための操作(当該ガス器具の元栓を閉じる操作など)を行ったのちに、スマートホンSPにおいて「正常」をタッチする。
このようにして、点検担当スタッフは、図2に示す手順に沿って点検を行っている際に異常を発見した場合には、異常を解消する操作を行った後に、次の点検箇所に進むというようにして、順次、点検を行う。その後、警備員が図2に示す手順に沿って最終点検を行う。
このように、点検担当スタッフによる点検を行った後に、警備員による点検を行うというように、点検担当スタッフと警備員とによる二重の点検を行うことにより、仮に、点検担当スタッフの点検に落ち度(点検ミスという。)があっても、点検担当者の点検ミスを発見することができる。例えば、点検担当スタッフが点検した後においても、点検箇所の異常がそのまま放置されていたというような点検ミスがあったとしても、当該点検担当スタッフによる点検の後に警備員が点検を行うことによって、点検担当者の点検ミスを発見することができる。
なお、警備員が点検する際には、警備員が仮に点検担当スタッフの点検ミスを発見した場合、当該点検ミスによって異常となっている点検箇所を撮影して、当該撮影データをサーバー50に送信する。また、警備員は、上記した点検ミスを発見した場合には、その旨を施設側に連絡するとともに、安全性の確保のために、異常となっている点検箇所の異常を解消するための操作(例えば、閉じるべきガス器具の元栓を閉じるなどの操作など)を行うことが好ましい。
また、図1においては図示されていないが、施設10A,10B,10Cには、当該施設の規模などにもよって異なるが、エレベーター、エスカレーター、金融機関のATM、自動販売機、空調設備、給排水設備、非常口、駐車場などの共用設備も存在している場合が多い。警備員はこれら共用設備に対しても安全点検も図2に示す手順に沿って行う。
以上説明したように、実施形態1に係る安全点検管理システム1は、複数の施設10A,10B,10Cの安全点検管理を、当該複数の施設を統括する管理本部30によって一括して行う安全点検管理システムであって、このような安全点検管理システムにおいて、個々の施設においては、点検者(警備員や点検担当スタッフ)が個人的に所有するスマートホンSPを用いて点検箇所を点検し、点検によって得られた安全点検管理に必要な情報(例えば、「正常」又は「異常」を示す情報や、異常の状態を示す画像など)をそれぞれのスマートホンSPからサーバー50に送信する。一方、管理本部30のサーバー50においては、各点検者のスマートホンSPから送信されてきた安全点検管理に必要な情報に基づいて、個々の施設における安全点検管理情報を作成して、当該安全点検管理情報を保存する。
このように、実施形態1に係る安全点検管理システム1においては、点検用端末としてスマートホンを用いるため、ハードウエアとしての専用の点検用端末が不要となる。これにより、専用の点検用端末を開発・製造する必要がなくなり、安全管理システムを構築するための費用を軽減できる。また、点検用端末としてスマートホンを用いることによって、スマートホンが元々の機能として持っている文字や数値の入力など機能をそのまま利用することができる。このため、安全点検管理に必要な情報として、文字や数値を入力する必要がある場合にも、スマートホンが元々持っている機能をそのまま使用することができる。
また、個々の施設10A,10B,10Cの安全点検管理情報の管理は、管理本部30に設置されているサーバー50によって一括して行うことができるため、個々の施設10A,10B,10Cでの安全点検管理情報の管理が不要となる。なお、個々の施設10A,10B,10において、自分の施設の安全点検管理情報を閲覧したい場合は、サーバー50に保存されている当該施設の安全点検管理情報を取得して、個々の施設に設置されている情報処理機器(パーソナルコンピューター)のディスプレイに表示させたり、プリンターによってプリントアウトさせたりすることができる。
また、点検箇所に異常があった場合には、当該異常のあった点検箇所を撮影して得られた画像を安全点検管理情報に添付することができるため、当該画像を見ることによって、点検箇所にどのような異常があったかを具体的に知ることができる。
[実施形態2]
図5は、実施形態2に係る安全点検管理システム2を説明するために示す図である。実施形態2に係る安全点検管理システム2は、図5に示すように、管理対象となる複数の施設(図1と同様に施設10A,10B,10Cとする。)のそれぞれの施設10A,10B,10C内に複数のテナントが入っている場合の安全点検管理を、当該施設10A,10B,10Cを運営する企業の本部(管理本部30)が一括して行う場合を例示している。
ここで、施設10A,10B,10Cというのは、例えば、様々な業種のテナントが入っている大型の商業施設などを例示できる。このような商業施設としては、ある企業が各地に展開するショッピングビル(例えば、新宿、渋谷、池袋といったターミナル駅の周辺などに存在するショッピングビル)や、ある企業が各地に展開するアウトレットなどを例示することができる。
ここでは、ある企業が各地に展開するアウトレットを例にとって説明する。このため、以下では施設10A,10B,10Cをアウトレット10A,10B,10Cとして説明する。これら各アウトレット10A,10B,10Cには、様々な業種のテナントが多数入っているが、説明の簡単化のため、テナントの数などは簡略化して説明する。また、図5においては、各アウトレット10A,10B,10Cの内部の構成は、アウトレット10Aのみについて具体的に示されているが、他のアウトレット10B,10Cの内部も似たような構成となっているものとする。
なお、実施形態2に係る安全点検管理システム2においては、アウトレット10A,10B,10Cに入っているテナントは、商品の販売や飲食を提供する店舗であるとして説明する。
アウトレット10Aには、例えば、テナントとして店舗11A,12A,13A,14Aと、フードコート90Aが入っており、これらテナントの他に、当該アウトレット10Aの共用設備100Aとして、エレベーター101、エスカレーター102、金融機関のATM103、自動販売機104、空調設備105、給排水設備106、非常口107、駐車場108などが存在しているものとする。
また、アウトレット10Aには、当該アウトレット10A全体を管理する管理事務室70Aも存在し、当該管理事務室70Aには警備員71Aが駐在している。管理事務室70Aには、情報処理機器(パーソナルコンピューター)60Aが設置されている。情報処理機器60Aは、ルーター80Aを介してインターネット40に接続されている。
他のアウトレット(アウトレット10B,10C)もほぼ同様の構成となっている。すなわち、アウトレット10Bには、図示は省略するが、店舗11B,12B,13B,・・・及びフードコート90Bと、管理事務室70Bと、共用設備100Bとが存在している。管理事務室70Bには情報処理機器(パーソナルコンピューター)60Bが設置され、当該情報処理機器60Bは、ルーター80Bを介してインターネット40に接続されている。また、管理事務室70Bには警備員71Bが駐在している。
アウトレット10Cも同様に図示は省略するが、店舗11C,12C,13C,・・・及びフードコート90Cと、管理事務室70Cと、共用設備100Cとが存在している。管理事務室70Cには情報処理機器(パーソナルコンピューター)60Cが設置され、情報処理機器60Cは、ルーター80Cを介してインターネット40に接続されている。また、管理事務室70Cには警備員71Cが駐在している。
また、実施形態2に係る安全点検管理システム2においては、アウトレット10A,10B,10Cに入っている各店舗及びフードコートには、これら各店舗及びフードコートの従業員のうち、安全点検を担当する点検担当スタッフが存在し、当該点検担当スタッフは、警備員71A,71B,71Cとともに安全点検者としての役目をなす。
ここでも、アウトレット10Aを例にとって説明する。当該アウトレット10Aに入っている店舗11A,12A,13A,14Aには、各店舗ごとに点検担当スタッフ21A,22A,23A,24Aが存在し、フードコート90Aには当該フードコート90Aの点検担当スタッフ91Aが存在するものとする。
そして、これら点検担当スタッフは、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの少なくとも閉店時において安全点検を行い、その後、管理事務室70Aに駐在している警備員71Aが最終的な安全点検を行うものとする。また、エレベーター101、エスカレーター102、金融機関のATM103、自動販売機104、空調設備105、給排水設備106、非常口107、駐車場108などの共用設備100Aの安全点検は、警備員71Aが行うものとする。
これら各店舗の点検担当スタッフ21A,22A,23A,24A及びフードコート90Aの点検担当スタッフ91Aは、実施形態1に係る安全点検管理システム1と同様に、個々の点検担当スタッフが個人的に所有するスマートホンSPを点検用端末として用いる。また、警備員71Aも個々の警備員が個人的に所有するスマートホンSPを点検用端末として使用する。なお、各店舗の点検担当スタッフ21A,22A,23A,24A及びフードコート90Aの点検担当スタッフ91Aをまとめて説明する場合には、「各点検担当スタッフ」というように表記する。
ここで、各点検担当スタッフは、自分が所属する店舗又はフードコート内の安全点検を行い、管理事務室70Aに駐在している警備員71Aは、自分が所属しているアウトレット(この場合、アウトレット10A)の共用設備100Aを含むアウトレット10A全体の安全点検を行うとともに、当該アウトレット10Aに入っている店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの安全点検も併せて行う。
次に、図5に示すアウトレット10Aにおける安全点検の手順について説明する。ここで、アウトレット10Aに入っている各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aにおいては、各点検担当スタッフが各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aにおいて設定されている点検箇所を安全点検したのち、警備員71Aが最終的な点検を行うものとする。
なお、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aにおいて設定されている点検箇所は、業種などによって異なる。例えば、洋装店などのように火気は使用しない店舗(火気非使用店舗という。)と、飲食店などのように火気を使用する店舗(火気使用店舗という。)とでは、点検対象箇所は異なる。
具体的には、火気非使用店舗は、個々の店舗の出入り口の扉(シャッターなど)の施錠状態が点検対象箇所に設定されている。一方、火気使用店舗は、出入り口の扉の施錠状態に加えて、ガスや電気を熱源とする調理器具などが点検対象箇所に設定されている。また、出入り口の扉が存在せずオープンとなっているフードコート90Aは、出入り口の扉の施錠状態は点検対象とはならないが、火気を使用するため、ガスや電気を熱源とする調理器具が点検対象箇所に設定されている。これら各点検箇所には、個々の点検箇所を識別するための識別情報(バーコード)が付されている。
各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの各点検担当スタッフは、自分の担当する点検箇所に対して図2に示す手順で点検を行う。各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aにおいて各点検担当スタッフが行う点検は、実施形態1に係る安全点検管理システム1で説明したように、各点検担当スタッフは、点検箇所の点検中に、仮に異常を発見した場合(例えば、閉じるべきガス器具の元栓が閉じられていなかった場合など)においては、当該異常を解消するための操作(例えば、当該ガス器具の元栓を閉じる操作)を行ったのちに、自分のスマートホンにおいて「正常」をタッチ操作する。このようにして、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの各点検担当スタッフは、図2に示す手順に沿った点検を行う。
その後、警備員71Aが最終点検を行う。警備員71Aは各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aにおいて設定されている点検箇所を巡回して点検を行う。このように、警備員71Aが最終点検を行うことにより、仮に、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの各点検担当スタッフが行う点検に点検ミスがあった場合にも、その後に警備員71が図2に示す手順に沿って点検を行うことによって、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの各点検担当スタッフによる点検ミスを発見することができる。
なお、警備員71Aが点検する際には、警備員71Aが仮に各点検担当スタッフの点検ミスを発見した場合、当該点検ミスによって異常となっている点検箇所を撮影して、当該撮影データをサーバー50に送信する。また、警備員71Aは、上記した点検ミスを発見した場合には、その旨を当該店舗側に連絡するとともに、安全性の確保のために、異常となっている点検箇所を正常な状態にする操作(例えば、ガス器具の元栓を閉じるなどの操作など)を行うことが好ましい。
また、警備員71Aは、エレベーター101、エスカレーター102、金融機関のATM103、自動販売機104、空調設備105、給排水設備106、非常口107、駐車場108などの共用設備100Aについても図2に示す手順に沿って安全点検を行う。
このようにして、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90Aの各点検担当スタッフ及び管理事務室70Aに駐在している警備員71Aが、各点検箇所に対して図2に示す手順で点検を行い、点検によって得られた安全点検管理に必要な情報をそれぞれのスマートホンSPからサーバー50に送信する。
これにより、管理本部30のサーバー50では、スマートホンSPから送信されてきた安全点検管理に必要な情報に基づいて、各店舗11A,12A,13A,14A及びフードコート90A、さらにはエレベーター101、エスカレーター102、金融機関のATM103、自動販売機104、空調設備105、給排水設備106、非常口107、駐車場108などの共用設備100Aの安全点検管理情報を作成して、当該安全点検管理情報を保存する。すなわち、管理本部30のサーバー50においては、当該アウトレット10Aに属する各店舗ごとの安全点検管理情報、フードコートの安全点検管理情報、共用設備の安全点検管理情報をそれぞれ作成して、作成したそれぞれの安全点検管理情報を保存する。
実施形態2に係る安全点検管理システム2における安全点検管理情報としては、実施形態1に係る安全点検管理システム1とほぼ同様に、例えば図4に示すような一覧表の形式で表すことができる。なお、この場合、店舗11Aの安全点検管理情報を例にとれば、当該店舗11Aの安全点検管理情報は、図示は省略するが、例えば、店舗11Aが入っている施設名として「○○アウトレット」、店舗11Aの名称として「○○屋」、当該店舗11Aの点検担当スタッフ氏名として「○○△△」、点検日として例えば「2015年5月10日」が一覧表の欄外などに記載され、点検箇所名と、当該点検箇所を点検した点検時刻と、点検結果とが一覧表内に記載されたものとなっている。
これによりアウトレット10Aの管理事務室70Aにおいては、当該アウトレット10Aに入っている各店舗11A、12A,13A14Aごとの安全点検管理情報、フードコート90Aの安全点検管理情報、共用設備100Aの安全点検管理情報を取得することができる。また、アウトレット10A全体(アウトレットに入っている各店舗11A、12A,13A14A、フードコート90A及び共用設備100A)の安全点検管理情報としても取得できる。
以上の説明は、アウトレット10Aにおける安全点検について説明したが、他のアウトレット10B,10C)においてもそれぞれ同様の安全点検を行うことができる。
このように、実施形態2に係る安全点検管理システム2は、実施形態1に係る安全点検管理システム1と同様に、複数の施設10A,10B,10Cの安全点検管理を、当該複数の施設を統括する管理本部30によって一括して行う安全点検管理システムシステムである。なお、実施形態2に係る安全点検管理システム2においては、施設10A,10B,10Cとしては、アウトレットを例示し、それぞれのアウトレット(アウトレット10A,10B,10C内に入っている複数の店舗及び共用設備などの安全点検管理を、アウトレット10A,10B,10Cを運営する企業の本部(管理本部30)が一括して行う場合である。このような場合においても、実施形態1に係る安全点検管理システム1において説明した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記に示すような変形実施も可能である。
(1)上記各実施形態においては、点検用端末としてのスマートホンSPは、個々の点検者が個人的に所有するスマートホンであるとして説明したが、1つの施設(例えば、図5におけるアウトレット10Aなど)において、複数の点検者が共用又は専用のスマートホンSPを共用するようにしてもよい。
このように、複数の点検者がスマートホンを共用する場合、例えば、アウトレット10Aの場合、管理事務室70Aに複数台のスマートホンを収納可能なラックなどを設け、当該ラックに所定数のスマートホンを収納しておき、ある点検者が点検を行う際には、ラックから任意に1台のスマートホンを取り出して、取り出したスマートホンによって点検を行う。なお、この場合、当該点検者とスマートホンとが対応付けられていないため、点検を行う際には、点検者を識別するため点検者識別情報を個々の点検者に割り当ておき、当該点検者識別情報をその時点において使用するスマートホンで撮影して、その撮影データに基づいて点検者を識別する。その後の点検手順は、上記各実施形態で説明した点検手順と同様に行うことができる。
(2)上記各実施形態では、点検箇所の識別を行うための識別情報はバーコードとしたが、バーコードは、1次元バーコードでもよく、2次元バーコードでもよい。また、点検箇所の識別を行うためには、バーコードではなく、例えば、RF(radio frequency)タグを個々の点検箇所に付加して、RFタグからの信号を受信するようにしてもよい。
(3)上記各実施形態においては、安全点検を行うタイミングは、閉店以降とした場合を例にしたが、閉店以降に加えて、開店直前においても点検を行うようにしてもよく、安全点検のタイミングは任意に設定可能である。また、点検箇所も上記各実施形態において説明した箇所に限られるものではなく、任意に設定可能である。
(4)上記実施形態2においては、ある企業が運営する複数の施設として、複数のアウトレットを例示したが、アウトレットに限られるものではなく、複数の雑居ビルであってもよい。また、このような雑居ビルに入っているテナントとしては、商品の販売や飲食を提供する店舗だけではなく、設計事務所や法律事務所などの各種事務所、企業などのオフィス、理・美容室及びクリニックなどをも含むものである。
(5)上記各実施形態においては、タブレット型端末としてスマートホンを使用した場合を例示したが、スマートホンに限られるものではなく、インターネットに接続可能で、かつ、写真撮影機能及び文字及び数値入力機能が搭載されていれば、電話機能を有しないタブレット型端末であってもよい。
(6)上記各実施形態においては、施設の安全点検管理を行う場合に適用したが、安全点検管理だけではなく、例えば、ある企業が運営する商業施設が複数存在する場合(例えば、図1に示す施設10A,10B,10C)などにおいて、各施設の売り上げ、勤怠、在庫及び発注などの業務に関する情報の管理(業務管理という。)を、当該企業の本部(管理本部30)において一括して行う場合にも適用できる。
また、商業施設全体の業務管理だけではなく、ある企業が運営する店舗が複数の商業施設に入っている場合などにおいて、各店舗の売り上げ、勤怠、在庫及び発注などの業務管理を当該企業の本部が一括して行う場合にも適用できる。
具体的には、ある企業が運営する店舗が、アウトレット10A,10B,10Cにそれぞれ入っており、さらに、これらアウトレット10A,10B,10Cとは別の複数のショッピングビルなどにもそれぞれ入っているとように、ある企業が運営する店舗が各地に存在する複数の商業施設に入っている場合、当該店舗の業務管理を当該企業の本部(本店とする。)で一括して行う場合がこれに相当する。
この場合、複数の商業施設に入っている個々の店舗には、個々の店舗の業務管理を担当する業務管理担当者が存在し、当該個々の店舗ごとの業務管理担当者は、スマートホンを用いて業務管理に必要な情報を取得又は入力して、当該業務管理に必要な情報を、インターネットを介して本店に送信する。本店にはサーバーが設置されており、スマートホンから送信されてきた業務管理に必要な情報に基づいて、個々の店舗ごとの業務管理情報を作成する。
これにより、本店に設置されているサーバーにおいては、個々の店舗ごとの業務管理情報を閲覧したりプリンオウトしたりすることもでき、また、個々の店舗においては、本店のサーバーから自分の店舗の業務管理情報を取得して自分の店舗に設置されているパーソナルコンピューターによって閲覧したりプリントアウトしたりすることができる。
なお、スマートホンを用いて取得又は入力する情報としては、上記した売り上げ、勤怠、在庫及び発注などの業務管理に必要な情報の他に、例えば、当日の天候(必要に応じて気温や湿度なども含む。)情報などを加えることもできる。
1,2・・・安全点検管理システム、10A,10B,10C・・・施設(アウトレット)、11A,12A,13A,14A・・・店舗、20A,20B,20C・・・安全点検者(点検者)、21A,22A,23A,24A・・・点検担当スタッフ、30・・・管理本部、31・・・本部管理者、40・・・インターネット、50・・・サーバー、60・・・施設側の情報処理機器(パーソナルコンピューター)、70A,70B,70C・・・管理事務室、71A・・・警備員、80A,80B,80C・・・ルーター、100A・・・共用設備、SP・・・携帯情報端末(スマートホン)

Claims (8)

  1. 複数の施設の個々の施設において設定されている安全点検箇所から前記個々の施設の安全点検管理に必要な情報の取得又は入力が可能で、かつ、インターネットに接続可能な携帯情報端末と、
    前記複数の施設を一括管理する管理本部に設けられ、前記安全点検管理に必要な情報をインターネットを介して取得し、取得した前記安全点検管理に必要な情報に基づいて前記個々の施設の安全点検管理の状況を示した安全点検管理情報を作成する機能を有するサーバーと、
    前記個々の施設に設けられており、前記サーバーによって作成された安全点検管理情報をインターネットを介して取得可能な情報処理機器と、
    を備えることを特徴とする安全点検管理システム。
  2. 請求項1に記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記個々の施設には複数のテナントがそれぞれに入っており、前記安全点検箇所は、前記複数のテナントの個々のテナントに1箇所以上設定されていることを特徴とする安全点検管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、タブレット型端末であり、当該タブレット端末には、写真撮影機能及び文字及び数値入力機能が搭載されているともに、当該撮影機能及び文字及び数値入力機能に基づいて前記安全点検管理に必要な情報を取得又は入力可能な安全点検管理アプリケーションが搭載されていることを特徴とする安全点検管理システム。
  4. 請求項3に記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記タブレット型端末は、スマートホンであることを特徴とする安全点検管理システム。
  5. 請求項3又は4に記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記安全点検箇所には、当該安全点検箇所を識別するための識別情報が付されており、当該識別情報が前記撮影機能によって撮影されると、前記安全点検管理アプリケーションは、前記撮影により得られた画像データに基づいて当該安全点検箇所を識別して、識別した安全点検箇所識別情報を、前記安全点検管理に必要な情報の1つとして前記サーバーに送信可能な機能を有していることを特徴とする安全点検管理システム。
  6. 請求項3〜5のいずれかに記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記安全点検箇所に異常があった場合に、当該異常のあった安全点検箇所が前記撮影機能によって撮影されると、前記安全点検管理アプリケーションは、前記撮影により得られた前記異常のあった安全点検箇所の画像データを、前記安全点検管理に必要な情報の1つとして前記サーバーに送信可能な機能をさらに有していることを特徴とする安全点検管理システム。
  7. 請求項3〜6のいずれかに記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記安全点検管理アプリケーションは、前記安全点検箇所の点検を行った安全点検者を識別する安全点検者識別情報及び安全点検日時を示す安全点検日時情報を、前記安全点検管理に必要な情報の1つとして前記サーバーに送信可能な機能をさらに有していることを特徴とする安全点検管理システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の安全点検管理システムにおいて、
    前記安全点検対象箇所は、火災の発生源となり得る器具及び施錠すべき箇所の少なくとも1つが含まれていることを特徴とする安全点検管理システム。
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