JP3199524U - 衣服ハンガー収納具 - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの衣服ハンガーを掛止可能な衣服ハンガー収納具を提供する。【解決手段】衣服ハンガー収納具1は、一対の台座2,2と、一対の台座2,2から鉛直方向に延出された一対の支持部材3,3と、一対の支持部材3,3に架設された第1掛止桿41と、第1掛止桿41の下方に間隔をあけて設けられ且つ第1掛止桿41と平行に設けられた第2掛止桿42と、一対の支持部材3,3の下端部に架設された補強桿5と、を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の掛止桿を有する衣服ハンガー収納具に関する。
衣服を保管するための道具として、ハンガーが一般的に用いられている。ハンガーは、通常、フック部と、フック部下端から左斜め下方に延出した一方の肩部と、フック部の下端から右斜め下方に延出した他方の肩部と、を有している。両肩部に衣服の肩部を引っ掛けることにより、ハンガーと衣服から成る衣服ハンガーを構成することができ、この衣服ハンガーのフック部を適当な棒状部材に吊り下げる(掛止する)ことにより衣服を保管することができる。
ここで、従来、掛止桿を有する衣服ハンガー収納具が知られている(例えば、特許文献1)。掛止桿は、衣服ハンガーが掛止される棒状部材である。特許文献1に記載の衣服ハンガー収納具は、クローゼットに収納されることにより、クローゼットの衣服の収納性を向上させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の衣服ハンガー収納具は、衣服ハンガーを十分に掛止することができない(即ち、衣服ハンガーの掛け数が不十分である)という問題点がある。
具体的には、衣服ハンガー収納具の掛止桿に衣服ハンガーを掛止していくと、掛止桿の長手方向に衣服ハンガーが揃って並んだ状態となる。衣服は、シャツ等のような薄手生地のものから、スーツ等のような厚手生地のものまで様々で、スーツ等の衣服は、その構造上、肩部が他の部分に比して厚くなっている。また、ハンガーについても様々な形状のものが知られているが、衣服の形を崩さないように肩部を厚肉化したものが多く用いられている。このように肩部が厚肉化した衣服及び/又はハンガーを有する衣服ハンガーを、衣服ハンガー収納具の掛止桿に掛止した場合、衣服ハンガーを左右に詰めようとしても、隣合う衣服ハンガーの厚肉部分が接触するため、該厚肉部分よりも狭く詰めることができない。従って、衣服ハンガー収納具に衣服ハンガーを十分に掛止することができない。
特開平10−52326号公報
本考案は、より多くの衣服ハンガーを掛止可能な衣服ハンガー収納具を提供することを課題とする。
本考案の衣服ハンガー収納具は、一対の支持部材と、前記一対の支持部材間に架設された、衣服ハンガーを掛止可能な第1掛止桿と、前記第1掛止桿の下方に間隔をあけて設けられ且つ前記第1掛止桿と平行に設けられた、衣服ハンガーを掛止可能な第2掛止桿と、を有する。
本考案の好ましい衣服ハンガー収納具は、前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯の間隔が35mm〜100mmであり、且つ、前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度が0°となるように構成されている。
また、本考案の他の好ましい衣服ハンガー収納具は、前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯の間隔が35mm〜150mmであり、且つ、前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度が0°より大きく30°以下となるように構成されている。
本考案の衣服ハンガー収納具は、少なくとも第1掛止桿と第2掛止桿を有しており、両掛止桿に衣服ハンガーを掛止することができる。そのため、多くの衣服ハンガーを収納することができる。
第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具の斜視図。 図1のII−II線断面図。 第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具に衣服ハンガーを掛止した状態を表す参考側面図。 第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具に衣服ハンガーを掛止した状態を表す正面図。 第2実施形態に係る衣服ハンガー収納具の斜視図。 図5のVI−VI線断面図。 第2実施形態に係る衣服ハンガー収納具に衣服ハンガーを掛止した状態を表参考側面図。 第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具に衣服ハンガーを掛止した状態を表す正面図。 第3実施形態に係る衣服ハンガー収納具の一部を表す斜視図。 第4実施形態に係る衣服ハンガー収納具を表す斜視図。 第5実施形態に係る衣服ハンガー収納具の一部を表す斜視図。 第6実施形態に係る衣服ハンガー収納具の一部を表す斜視図。 第6実施形態に係る衣服ハンガー収納具の一部を表す正面図。 図13のXIV−XIV線断面図。 第7実施形態に係る衣服ハンガー収納具の斜視図。 第8実施形態に係る衣服ハンガー収納具の斜視図。 第9実施形態に係る衣服ハンガー収納具の斜視図。 第10実施形態に係る衣服ハンガー収納具の斜視図。 第11実施形態に係る衣服ハンガー収納具を表す斜視図。 第12実施形態に係る衣服ハンガー収納具を表す斜視図。 第13実施形態に係る衣服ハンガー収納具を表す斜視図。 第14実施形態に係る衣服ハンガー収納具を表す斜視図。 第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具を表す斜視図。 第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具の内側を表す斜視図。
以下、本考案について具体的に説明する。
なお、本明細書において、「上」とは鉛直方向の天側を意味し、「下」とは鉛直方向の地側を意味する。鉛直方向とは、重力が作用する方向、即ち、水平面に対して垂直な方向である。本明細書において、衣服ハンガー収納具は、水平な床面(水平面)に載置された状態を基準としており、この状態に基づいて各部材の位置関係を説明している。
また、角度及びその関係(例えば、直交、平行、30°など)は、本考案の属する技術分野において許容される誤差範囲を含むものとする。例えば、誤差範囲は、厳密な角度±3°の範囲内であり、好ましくは、±2°の範囲内である。
また、衣服ハンガー収納具を構成する各部材について、第1や第2などの接頭辞を付す場合があるが、これらの接頭辞は特別な意味(例えば、優劣や順序)を持たず、単に各部材を区別するために用いられている。
さらに、「PPP〜QQQ」という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
以下、本考案の衣服ハンガー収納具について、図面を参照しつつ説明する。
本明細書では、第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具について説明をした後、第2実施形態乃至第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具について説明する。但し、第2実施形態乃至第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具の説明について、他実施形態と同様の構成や効果については、その説明を省略し、用語及び符号を援用する場合がある。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、一対の台座2,2と、一対の台座2,2から鉛直方向に延出された一対の支持部材3,3と、一対の支持部材3,3に架設された第1掛止桿41と、第1掛止桿41の下方に間隔をあけて設けられ且つ第1掛止桿41と平行に設けられた第2掛止桿42と、一対の支持部材3,3の下端部に架設された補強桿5と、を有する。なお、本明細書において、以後、接頭辞を付した掛止桿(第1掛止桿41や第2掛止桿42など)を単に掛止桿4と総称する場合がある。
(台座)
台座2は、支持部材3を支持する部材である。台座2の形状は、支持部材3を支持可能であれば、特に限定されない。例えば、本実施形態において、各台座2は、水平方向に延びる棒状部材21と棒状部材21の両端部に設けられたキャスター22を有している。即ち、本実施形態では、一対の台座2,2は、それぞれ2個(計4個)のキャスター22を有しており、このキャスター22によって、衣服ハンガー収納具1は、床面(衣服ハンガー収納具1が載置される面)を水平方向に移送可能とされている。
なお、特に図示しないが、その他にも、棒状部材21のみを有する台座2(第1実施形態の台座2からキャスター22を除いたもの)や、平面視円盤状の台座2などを用いることも可能である。
なお、本考案において台座2は必須ではなく、例えば、支持部材3が自立可能な形状である場合、台座2を省略することもできる。
(支持部材)
支持部材3は、後述する掛止桿4を支持する部材である。本実施形態では、支持部材3は、台座2から上方に垂直に延設されている。支持部材3は、台座2に溶接されていてもよいし、適当な取り付け手段を介して台座2に固定されていてもよい(後述する掛止桿4及び補強桿5についても同様である)。なお、本考案において、衣服ハンガー収納具1は、少なくとも2つ(一対)の支持部材3を有していればよく、特に図示しないが、3つ以上の支持部材3を有していてもよい。
本実施形態では、支持部材3は、細長状の支柱である。各支持部材3は、各台座2の棒状部材21の長さ方向中央部から上方に延設されている。支持部材3の長さは特に限定されず、衣服ハンガー収納具を使用する部屋の天井の高さに合わせて適宜設定することができる。例えば、支持部材3の長さは、0.5m〜3mであり、好ましくは1m〜3mであり、より好ましくは1.5m〜2.5mである。
支持部材3は、その長さを適宜変更できる構造を有することが好ましい。
例えば、本実施形態では、支持部材3(支柱)は、中入れ式の上下2本の縦棒3a,3bと止め具3cを有する。下方縦棒3bは筒状構造を有する棒状部材であり、上方縦棒3aは下方縦棒3bの内径よりも小さな外径を有する棒状部材である。従って、下方縦棒3bの上端開口部から上方縦棒3aを挿入することができ、上方縦棒3aの挿入長さを変更することにより支持部材3全体の長さを適宜変更することができる。止め具3cは、上方縦棒2aを下方縦棒3b内における任意の位置で固定する部材であり、例えば、下方縦棒3bの外側から内側に貫通して設けられたネジ穴に螺合可能なネジなどが挙げられる。
なお、特に図示しないが、中入れ式の支持部材3を採用する場合、上方縦棒3aの構成と下方縦棒3bの構成を入れ替えてもよい。即ち、上方縦棒3aの下端開口部に下方縦棒3bを挿入する構成であってもよい。
(補強桿)
本実施形態では、一対の支持部材3,3の下端部に補強桿5が架設されている。一対の支持部材3,3、掛止桿4、及び補強桿5によって環状の枠構造が構成されることにより、衣服ハンガー収納具1全体の強度が向上する。
もっとも、本考案では、補強桿5は必須ではないため適宜省略することもできる。また、特に図示しないが、補強桿5は、一対の台座2,2に架設されていてもよい。
(掛止桿)
掛止桿4は、衣服ハンガーを掛止可能な棒状部材である。本実施形態において、図2に示すように、第1掛止桿41は、一対の支持部材3,3(上方縦棒3a)の上端部に架設されており、第2掛止桿42は一対の支持部材3,3(上方縦棒3a)の上端部であって第1掛止桿41が架設された部分よりもやや下方に架設されている。第1掛止桿41は、水平面と平行となるように設けられ、第2掛止桿42は、第1掛止桿41と平行となるように設けられている。
本実施形態では、第1及び第2掛止桿41,42は、共に上方縦棒3aの内側面(一対の上方縦棒3aが向かい合った側面)同士を架け渡すように設けられており、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止桿42の軸芯420を結ぶ仮想直線Xが鉛直線Yと平行である。換言すれば、本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止桿42の軸芯420を結ぶ仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度αは、0°であり、第2掛止桿42は、第1掛止桿の真下に設けられている。なお、本実施形態では角度αが0°であるため、角度αは不図示である。
本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止桿42の軸芯420の間隔Mは、特に限定されないが、第1掛止桿41に掛止された衣服ハンガーの厚肉部(肩部及び中央部)と第2掛止桿42に掛止された衣服ハンガーの厚肉部が接触しない範囲に設定されることが好ましい。
具体的には、本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止桿の42軸芯420の間隔Mの下限値は、好ましくは35mmであり、より好ましくは40mmであり、特に好ましくは50mmである。また、間隔Mの上限値は、好ましくは100mmであり、より好ましくは80mmであり、特に好ましくは60mmである。
本実施形態において、間隔Mが35mm以上であれば、第1及び第2掛止桿41,42により多くの衣服ハンガーを掛止させることができる。また、本実施形態において、間隔Mが100mm以下であれば、衣服ハンガーの識別性を向上させることができる。以下、これらの効果について図3及び図4を参照しつつ説明する。
図3は、第1実施形態に係る衣服ハンガー収納具1の第1掛止桿41と第2掛止桿42に、それぞれ衣服ハンガーを掛止させた状態を表す参考側面図であり、図4は、同状態の正面図である。
以下、第1掛止桿41に掛止された衣服ハンガーを第1衣服ハンガーAと称し、第2掛止桿42に掛止された衣服ハンガーを第2衣服ハンガーBと称する場合がある。
図3に示すように、本実施形態において、間隔Mが35mm以上である場合、第1衣服ハンガーAの厚肉部は第2衣服ハンガーBの厚肉部と干渉し難くなる。従って、第1衣服ハンガーAを多数掛止した場合であっても、第1衣服ハンガーAによって第2衣服ハンガーBの掛け数が制限され難い。従って、多くの衣服ハンガーを収納することができる。
他方、間隔Mの長さが35mmよりも短い場合、衣服ハンガーの種類にも依るが、第1衣服ハンガーAの厚肉部と第2衣服ハンガーBの厚肉部が干渉し易くなり、第2衣服ハンガーBの掛け数が制限され易くなる虞がある。
また、本実施形態において、間隔Mが100mm以下である場合、第1衣服ハンガーAは、そのフック部が第2掛止桿42と干渉し易くなる。図3に示すように、第1衣服ハンガーAのフック部と第2掛止桿42が干渉すると、第1衣服ハンガーAは、その厚肉部が傾斜した状態(一方の肩部が他方の肩部よりも下側に位置した状態)で第1掛止桿41に掛止される。他方、第2衣服ハンガーBは、その一方の肩部と他方の肩部が同じ高さに位置した状態で第2掛止桿42に掛止される。
第1衣服ハンガーAは、第1掛止桿41に掛止された際、その厚肉部が傾斜するため、その一方の肩部が第2衣服ハンガーBの一方の肩部よりも後方に位置することとなる。従って、第1衣服ハンガーAに掛けられた衣服によって第2衣服ハンガーBが隠され難くなり、第1衣服ハンガーAに丈の長い衣服を掛けた場合であっても、第2衣服ハンガーBを容易に識別することができ、その結果、所望の衣服を短時間で探し出すことができる。即ち、本実施形態において、間隔Mを100mm以下とすることで、第1衣服ハンガーAと第2衣服ハンガーBの肩部の位置を前後方向に位置ズレさせることにより両衣服ハンガーA,Bの識別性を高めることができる。
他方、間隔Mが100mmよりも長い場合、衣服ハンガーの種類にも依るが、第2掛止桿42が第1衣服ハンガーAの厚肉部よりも下方に位置し易くなる。この場合、第1衣服ハンガーAが第2掛止桿42に干渉せず、その厚肉部を傾斜させることができなくなり、その結果、両衣服ハンガーA,Bの識別性を高めることができない虞がある。
衣服ハンガー収納具1の構成部材(本実施形態では、台座2(棒状部材21)、支持部材3、掛止桿4、及び補強桿5)の形成材料は特に限定されないが、通常、外径6mm〜25mm程度の金属製線材が用いられる。なお、外径とは、衣服ハンガー収納具1の構成部材を断面視した際、その断面形状の外縁の第1点と前記第1点と独立した断面形状の外縁の第2点を結んだ無数の直線のうち、長さが最大となる直線の距離に相当する。
金属製線材に含まれる金属は特に限定されないが、一般的には、鉄、ステンレス、アルミニウムなどが挙げられる。また、金属製線材の断面形状も特に限定されず、中実又は中空の断面円形状、断面矩形状、断面三角形状などが挙げられる。後述する、第2実施形態乃至第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具1の各構成部材についても同様である。なお、掛止桿4については、好ましくは外径6mm〜20mm、より好ましくは6mm〜15mmの金属製線材が用いられ、該金属製線材は、中空の断面円形状を有することが好ましい。
衣服ハンガー収納具1の各構成部材は、同一材料から形成されていてもよいし、異なる材料から形成されていてもよい。また、各構成部材の外径は同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第1掛止桿41と第2掛止桿42は、その外径が異なっていてもよい。
[第2実施形態]
図5及び図6に示すように、第2実施形態に係る衣服ハンガー収納具1において、第1掛止桿41は、上方縦棒3aの内側面(一対の上方縦棒3aが向かい合った側面)同士を架け渡すように設けられており、第2掛止桿42は、上方縦棒3aの前側面(台座2の延出方向に臨んだ側面)同士を架け渡すように設けられている。換言すれば、本実施形態において、第2掛止桿42は、第1掛止桿41の斜め下方に設けられており、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止間42の軸芯420を結ぶ仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度αは、0°より大きくなるように構成されている。なお、仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度は、2種類(鋭角と鈍角)存在するが、本明細書では、鋭角を角度αとする。
図7は、第2実施形態に係る衣服ハンガー収納具1の第1掛止桿41と第2掛止桿42に、それぞれ衣服ハンガーを掛止させた状態を表す拡大側面図であり、図8は、同正面図である。
本実施形態では、仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度αが0°より大きいため、第1実施形態とは異なり、第1衣服ハンガーAが第2掛止桿42に干渉せず、第1衣服ハンガーAの厚肉部は傾斜しない。しかし、本実施形態では、角度αが0°より大きいため、第2衣服ハンガーBの一方の肩部が第1衣服ハンガーAの一方の肩部よりも前方に突出する。従って、第1衣服ハンガーAと第2衣服ハンガーBの肩部の位置を前後方向に位置ズレさせることができ、両衣服ハンガーA,Bの識別性を高めることができる。
本実施形態において、仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度α、及び、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止桿42の軸芯420の間隔Mは、特に限定されず、第1衣服ハンガーAの厚肉部(肩部及び中央部)と第2衣服ハンガーBの厚肉部が接触しない範囲に設定されることが好ましい。
具体的には、本実施形態において、仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度αの下限値は、好ましくは3°であり、より好ましくは5°であり、特に好ましくは10°である。また、その上限値は、好ましくは30°であり、より好ましくは25°であり、特に好ましくは20°である。本実施形態において、間隔Mの下限値は、好ましくは35mmであり、より好ましくは40mmであり、特に好ましくは50mmである。また、間隔Mの上限値は、好ましくは150mmであり、より好ましくは100mmであり、さらに好ましくは80mmであり、特に好ましくは60mmである。
本実施形態において、間隔Mが35mmよりも短い場合、衣服ハンガーの種類にも依るが、第1衣服ハンガーAの厚肉部と第2衣服ハンガーBの厚肉部が干渉し易くなり、第2衣服ハンガーBの掛け数が制限され易くなる虞がある。
また、本実施形態において、間隔Mが150mmよりも長い場合、角度αにも依るが、第2衣服ハンガーBが第1衣服ハンガーAよりも大幅に前方に突出し、衣服ハンガーを収納した衣服ハンガー収納具1が無駄に嵩張る虞がある(角度αが30°より大きい場合についても同様である)。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、3つの掛止桿4を有する。具体的には、図9に示すように、本実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、一対の支持部材3,3(支柱)間に架設された第1掛止桿41と、第1掛止桿41の下方に間隔をあけて設けられ且つ第1掛止桿41と平行に設けられた第2掛止桿42と、第2掛止桿42の下方に間隔をあけて設けられ且つ第2掛止桿42と平行に設けられた第3掛止桿43と、を有する。本実施形態では、第2及び第3掛止桿42,43の外径は、第1掛止桿41の外径よりも小さいが、第2掛止桿42及び/又は第3掛止桿43の外径は、第1掛止桿41の外径と同じでもよく、第1掛止桿41の外径よりも大きくてもよい。
本実施形態では、第1乃至第3掛止桿41,42,43は、一対の支持部材3,3の内側面同士を掛け渡すように設けられており、各掛止桿4の軸芯を結ぶ仮想直線は鉛直方向と平行である。第2掛止桿42の軸芯と第3掛止桿43の軸芯の間隔については、特に限定されず、好ましくは、第1実施形態における間隔Mと同様である。
本実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、3つの掛止桿4を有するため、第1及び第2実施形態よりもさらに多くの衣服ハンガーを掛止させることができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42及び/又は第3掛止桿43を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、ハンガー掛止具1を左右に伸縮可能であり、掛止桿4の長さを任意に変更することができる。具体的には、図10に示すように、本実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、中入れ式の一対の支持部材3,3と、中入れ式の第1及び第2掛止桿41,42と、中入れ式の補強桿5を有している。
第1掛止桿41は、中入れ式の左右2本の横棒41a,41bと止め具を有する。左方横棒41aは筒状構造を有する棒状部材であり、右方横棒41bは左方横棒41aの内径よりも小さな外径を有する棒状部材である。従って、左方横棒41aの右端開口部から右方横棒41bを挿入することができる。右方横棒41bの挿入長さを変更することにより第1掛止桿41全体の長さを適宜変更することができる。第2掛止桿42は、第1掛止桿41と同様の構造を有する。即ち、第2掛止桿42は、左方横棒42aと、左方横棒42aの右端開口部に挿入される右方横棒42bと、止め具を有する。なお、本実施形態では、補強桿5も掛止桿4と同様の構造を有する。
本実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、鉛直方向だけでなく、水平方向にも伸縮させることができ、衣服ハンガー収納具1の大きさを、その収納スペースに合わせて、任意に変更することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第5実施形態]
第5実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、3つの掛止桿4を有し且つ掛止桿4を左右に伸縮可能である。即ち、本実施形態では、衣服ハンガー収納具1は、図11に示すように、中入れ式の一対の支持部材3,3と、第4実施形態で説明したような中入れ式の第1乃至第3掛止桿41,42,43と、中入れ式の補強桿5(不図示)を有する。各掛止桿4の軸芯間の長さは、特に限定されず、好ましくは、第1実施形態と同様である。
本実施形態では、第1掛止桿41の左方横棒41aの右端部近傍と第2掛止桿42の左方横棒42aの右端部近傍が、鉛直方向に延びる棒状の連結部材6によって連結されており、第2掛止桿42の左方横棒42aの右端部近傍と第3掛止桿43の左方横棒43aの右端部近傍も、同様に、連結部材6によって連結されている。
本実施形態において、連結部材6は、各掛止桿4の間隔を保持すると共に、衣服ハンガーを多数掛止しても掛止桿4が衣服ハンガーの重みで曲がらないように各掛止桿4を補強する棒状の部材である。なお、連結部材6の位置は、本実施形態に限定されないず任意に変更することができるが、できるだけ掛止桿4の中央部に設けられることが好ましい。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42及び/又は第3掛止桿43を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第6実施形態]
第6実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、第2掛止桿42が一対の支持部材3,3に直接架設されておらず、第1掛止桿41と第2掛止桿42が連結部材6によって連結されている。即ち、第2掛止桿42は、連結部材6及び第1掛止桿41を介して、間接的に一対の支持部材3,3間に架設されている。
本実施形態では、連結部材6によって第2掛止桿42が前後方向に揺動可能である。具体的には、図12乃至図14に示すように、連結部材6は、逆L字状の連結棒61と、筒部62と、を有する。連結棒61は、鉛直方向に延びる連結縦棒611と、連結縦棒611の上端から水平方向に延びる連結横棒612と、を有している。連結縦棒611の下端は第2掛止桿42の上部に固着されている。筒部62は、その長手方向が第1掛止桿41の長手方向と平行となるように、第1掛止桿41の下部に固着されており、その内側に、連結横棒612が挿入可能である。即ち、筒部62は、連結横棒612の外径よりも大きい内径を有する。従って、連結横棒612を筒部62に挿入する(連結棒61を筒部62に遊嵌させる)ことにより、第2掛止桿42が前後方向に揺動可能な状態で第1掛止桿41と連結される。なお、図14において、前後方向に揺動した状態における連結縦棒611及び第2掛止桿42を破線で描いている。
本実施形態では、掛止桿4に衣服ハンガーを掛止しない状態では、第1実施形態と同様に、第2掛止桿42は第1掛止桿41の真下に位置している。しかし、第1掛止桿41に第1衣服ハンガーを掛止すると、第1衣服ハンガーが第2掛止桿42に干渉し(図3参照)、第2掛止桿42が前方向に押し出される(揺動する)。その結果、第1衣服ハンガーを掛止した状態では、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42は第1掛止桿41の斜め下方に位置した状態となる(図14参照)。
従って、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第1衣服ハンガーと第2衣服ハンガーの識別性を高めることができる。
なお、本実施形態において、連結部材6は2つ設けられており、第1掛止桿41の右端部近傍と第2掛止桿42の右端部近傍、及び、第1掛止桿41の左端部近傍と第2掛止桿42の左端部近傍がそれぞれ連結部材6によって連結されている。しかし、連結部材6の数や、その連結箇所は、本実施形態に限定されず、任意に変更することが可能である。
また、本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯410と第2掛止桿の42軸芯420の間隔Mは、特に限定されず、好ましくは第2実施形態と同様である。また、第2掛止桿42が揺動した状態において、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯を結ぶ仮想直線Xと鉛直線Yとの成す角度αは、特に限定されない。本実施形態において、角度αは、第1衣服ハンガーの形状に依存するものの、好ましくは第2実施形態と同様である。
[第7実施形態]
第7実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、一対の三角形状の支持部材3,3を有する。即ち、本実施形態では、支持部材3,3は、図15に示すように、水平面に対して斜め上方に立設された一対の第1脚部34,34と、一対の第2脚部35,35と、を有する。両脚部34,35は、細長い板状部材である。
第1脚部34は、その先端部が衣服ハンガー収納具1の後方に向かうように立設されており、第2脚部35は、その先端部が衣服ハンガー収納具1の前方に向かうように立設されており、両脚部34,35の先端部は、第1脚部34が第2脚部35の内側に位置するように重なり合っている。両脚部34,35は、その先端部に挿通穴を有しており、該挿通穴に第1掛止桿41が挿通されている。挿通穴の内径は、第1掛止桿41の外径よりも十分に大きく、第1掛止桿41は、挿通穴の内面に固定されていない。即ち、第1掛止桿41は、回転自在な状態で、一対の指示部材3,3間に架設されている。
第1掛止桿41の下方には、連結部材6を介して、第2掛止桿42が連結されている。本実施形態では、第5実施形態と同様な棒状の連結部材6が用いられている。
本実施形態では、掛止桿4に衣服ハンガーを掛止しない状態では、第1実施形態と同様に、第2掛止桿42は第1掛止桿41の真下に位置している。しかし、第1掛止桿41に第1衣服ハンガーを掛止すると、第1衣服ハンガーが第2掛止桿42に干渉し(図3参照)、第1掛止桿41が回転すると共に第2掛止桿42が前方向に押し出される(揺動する)。その結果、第1衣服ハンガーを掛止した状態では、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42は第1掛止桿41の斜め下方に位置した状態となる。
従って、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第1衣服ハンガーと第2衣服ハンガーの識別性を高めることができる。
本実施形態では、一対の支持部材3,3の下方に下棚部材9が設けられている。下棚部材9は、矩形状の外枠部91と、該外枠部91の内側に設けられ且つ複数の棒状部材から構成された載置部92と、を有する。外枠部91は、支持部材3,3の開脚度を一定に保持する部分であり、載置部92は、荷物を載置する載置面を構成する部分である。
本実施形態において、下棚部材9は、支持部材3,3から取り外し可能に構成されている。従って、衣服ハンガー収納具1を使用しない場合、下棚部材9を支持部材3,3から取り外すことにより、一対の第1脚部34全体が一対の第2脚部35の内側に位置するように支持部材3,3を折り畳むことができる。そして、さらに、挿通穴に遊嵌した第1掛止桿41を取り外すことにより、衣服ハンガー収納具1を容易に解体することができる。このように解体した衣服ハンガー収納具1は、嵩張らないため、クローゼットなど比較的狭い収納空間に保管することができる。
なお、本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯の間隔は特に限定されず、好ましくは第2実施形態と同様である。また、第2掛止桿42が揺動した状態において、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度も特に限定されない。該角度は、ハンガーの形状に依存するものの、好ましくは第2実施形態と同様である。
[第8実施形態]
第8実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、基本的な構成は第7実施形態と同じであるが、図16に示すように、第1掛止桿41の下方において、一対の第1脚部34間に第2掛止桿42が直接架設されている。
本実施形態では、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42が第1掛止桿41の斜め下方に配置されているため、衣服ハンガーの識別性を高めることができる。
なお、本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯の間隔、及び、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度は特に限定されないが、好ましくは第2実施形態と同様である。
[第9実施形態]
第9実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、基本的な構成は第8実施形態と同じであるが、図17に示すように、第1掛止桿41及び第2掛止桿42、並びに、下棚部材9が中入れ式の構造を有している。
本実施形態では、衣服ハンガー収納具1を、左右に伸縮させることができるため、より多くの衣服ハンガーを掛止することができる。
[第10実施形態]
第10実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、一対のA字状の支持部材3,3を有する。即ち、本実施形態では、支持部材3,3は、図18に示すように、一対のアーチ部36,36と、アーチ部36の内側に架設された間隔保持部材33と、を有する。各支持部材3は、2本の間隔保持部材33を有しており、両間隔保持部材33は、間隔をあけて設けられている。上側に設けられた一対の間隔保持部材33の中央部には、第1掛止桿41が架設されており、下側に設けられた一対の間隔保持部材33の中央部には、第2掛止桿42が架設されている。
なお、本実施形態において、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯の間隔、及び、第1掛止桿41の軸芯と第2掛止桿42の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度は特に限定されないが、好ましくは第1実施形態と同様である。
[第11実施形態]
第11実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、一対の梯子状の支持部材3,3を有する。即ち、本実施形態では、支持部材3,3は、図19に示すように、一対の台座2,2(棒状部材21)の一端部近傍から上方に延設された中入れ式の一対の第1支柱31と、一対の台座2,2の他端部近傍から上方に延設された中入れ式の一対の第2支柱32,32と、両支柱31,32の間隔を保持する2本の間隔保持部材33と、を有する。第1支柱31と第2支柱32の上端部には、第1実施形態と同様に、2本の掛止桿4(第1掛止桿41及び第2掛止桿42)が架設されている。また、本実施形態では、一対の第1支柱31,31の下端部、及び、一対の第2支柱32,32の下端部が、それぞれ、補強桿5によって架け渡されている。
第1支柱31の長さは、第2支柱32よりも短いことが好ましく、具体的には、第1支柱31の長さは、第2支柱32の長さの1/3〜2/3であることが好ましい。第1支柱31の長さを第2支柱32よりも短くすることで、第2支柱32,32間に架設された掛止桿4に掛止された衣服ハンガーが、第1支柱31,31間に架設された掛止桿4に掛止された衣服ハンガーによって隠されず、短時間で所望の衣服を選別することができる。
また、間隔保持部材33の長さは、特に限定されないが、好ましくは50mm〜150mmであり、より好ましくは50mm〜100mmである。間隔保持部材33が150mmより長い場合、第2支柱32に架設された掛止桿4に衣服ハンガーを掛止し難くなるためである。なお、本実施形態では、間隔保持部材33は2本設けられているが、間隔保持部材33は1本であってもよく、2本より多くてもよく、設けられていなくてもよい。
本実施形態では、一対の第1支柱31,31間に架設された2本の掛止桿4と、一対の第2支柱間32,32間に架設された2本の掛止桿4によって衣服ハンガーが掛止されるため、より多くの衣服ハンガーを収納することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、一対の第1支柱31,31間及び一対の第2支柱32,32間に設けられた第2掛止桿42を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第12実施形態]
図20に示す第12実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、基本的な構成は第11実施形態と同じであるが、一対の第1支柱31,31の上端部及び一対の第2支柱32,32の上端部に、それぞれ、3本の掛止桿4(第1掛止桿41、第2掛止桿42、及び第3掛止桿43)が架設されており、さらに、各掛止桿4の中央部同士が連結部材6によって連結されている。
本実施形態では、一対の第1支柱31,31間に架設された3本の掛止桿4と、一対の第2支柱32,32間に架設された3本の掛止桿4によって衣服ハンガーが掛止されるため、さらにより多くの衣服ハンガーを収納することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、一対の第1支柱31,31間及び一対の第2支柱32,32間に設けられた第2掛止桿42及び/又は第3掛止桿43を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第13実施形態]
図21に示す第13実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、基本的な構成は第11実施形態と同じであるが、一対の第1支柱31,31間に架設された第1掛止桿41及び第2掛止桿42と、一対の第2支柱32,32間に架設された第1掛止桿41及び第2掛止桿42が、中入れ式の構造を有しており、第1掛止桿41の左方横棒41aと第2掛止桿42の左方横棒42aの右端部近傍が、連結部材6によって連結されている。
また、一対の第1支柱31,31の下端部、及び、一対の第2支柱32,32の下端部に架け渡された2本の補強桿5も、掛止桿4と同様に、中入れ式の構造を有する。
本実施形態では、第11実施形態と同様に、より多くの衣服ハンガーを収納できると共に、衣服ハンガー収納具1の大きさを、その収納スペースに合わせて、任意に変更することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、一対の第1支柱31,31間及び一対の第2支柱32,32間に設けられた第2掛止桿42を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第14実施形態]
図22に示す第14実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、基本的な構成は第12実施形態と同じであるが、一対の第1支柱31,31間に架設された第2掛止桿42の下方、及び、一対の第2支柱32,32間に架設された第2掛止桿42の下方に、それぞれ間隔をあけて、中入れ式の第3掛止桿43,43が設けられている。第2掛止桿42の左方横棒42aの右端部と第3掛止桿43の左方横棒43aの右端部には、第1掛止桿41と第2掛止桿42の間に設けられているものと同様な、連結部材6が設けられている。
本実施形態では、一対の第1支柱31,31間に架設された3本の掛止桿4と、一対の第2支柱32,32間に架設された3本の掛止桿4によって衣服ハンガーが掛止されるため、さらにより多くの衣服ハンガーを収納することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、一対の第1支柱31,31間及び一対の第2支柱32,32間に設けられた第2掛止桿42及び/又は第3掛止桿43を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
[第15実施形態]
図23は、第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具1の斜視図であり、図24は、図23の衣服ハンガー収納具1の内側を透視した斜視図である。図24において、カバー部材8を、便宜上、2点鎖線で描いている。
第15実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、外形が四角柱状に構成された枠体7と、該枠体7の外側を覆うカバー部材8と、を有する。
具体的には、図23に示すように、本実施形態に係る衣服ハンガー収納具1は、枠体7を有しており、枠体7は、一対の梯子状の支持部材3,3と、一対の支持部材3,3の下端部に架設された補強桿5と、一対の支持部材3,3の上方に架設された上棚部材71と、上棚部材71から下方に延出された一対の延出桿72,72と、一対の延出桿72,72に架設された掛止桿4(第1及び第2掛止桿41,42)と、を有する。
を有する。
梯子状の支持部材3は、中入れ式の第1支柱31と、中入れ式の第2支柱32と、両支柱間31,32の間隔を保持する3本の間隔保持部材33を有する。第1支柱31と第2支柱32は、後述するカバー部材8を被せるため、同じ高さとなるように調整されている。本実施形態では、一対の第1支柱31,31の下端部及び上端部、並びに、一対の第2支柱32,32の下端部及び上端部が、それぞれ、補強桿5によって架け渡されている。なお、一対の第1支柱31,31の上端部に設けられた補強桿5は、後述するカバー部材8(前面カバー84)のカーテンレールとして用いることができる。
支持部材3の上方には、一対の第1支柱31,31と一対の第2支柱32,32に跨がった上棚部材71が設けられている。上棚部材71は、矩形状の外枠部711と、該外枠部711の内側に設けられ且つ複数の棒状部材から構成された載置部712と、を有する。外枠部711は、上棚部材71と支持部材3を固定する部分であり、載置部712は、荷物を載置する載置面を構成する部分である。
上棚部材71の外枠部711は、第1支柱31と第2支柱32の間に架設された2本の短手部711aと、一対の支持部材3,3間(一方の第1支柱31と他方の第1支柱31の間、及び、一方の第2支柱32と他方の第2支柱32の間)に架設された2本の長手部711bと、を有する。そして、2本の短手部711a,711aの中央部から下方に延出桿72がそれぞれ延出されている。一対の延出桿72,72の中央部やや下方に、第1掛止桿41が架設されており、第1掛止桿41の下方に間隔をあけて第2掛止桿42が架設されている。即ち、本実施形態では、第1掛止桿41及び第2掛止桿42は、一対の延出桿72,72及び上棚部材71の短手部711aを介して、間接的に一対の支持部材3,3間に架設されている。
本実施形態では、枠体7の内側に第1掛止桿41及び第2掛止桿42が設けられているため、枠体7の内側に多数の衣服ハンガーを収納することができ、さらに、上棚部材71によって衣服ハンガー以外の物を枠体7内に収納することが可能である。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、第2掛止桿42を第1掛止桿41の斜め下方に配置してもよい。
カバー部材8は、枠体7内に収納された衣服ハンガーなどを隠蔽すると共に、衣服ハンガーを防塵する部材である。カバー部材8は、枠体7の周囲に設けられている。具体的には、図23及び図24に示すように、カバー部材8は、枠体7の右側面を覆う右側面カバー81と、枠体7の左側面を覆う左側面カバー82と、枠体7の天井面を覆う天井カバー83と、枠体7の前面を覆う前面カバー84と、を有する。
前面カバー84は開閉可能な構造を有していることが好ましい。例えば、本実施形態では、前面カバー84は、図に示すようなアコーディオンカーテンであり、枠体7前面の中央部を境界にして右カーテン部84aと左カーテン部84bに分離可能である(この場合、一対の第1支柱31,31の上端部間に架設された補強桿5をカーテンレールとして用いることができる)。
前面カバー84が開閉可能であれば、前面カバー84を開状態にすることで、衣服ハンガーを、容易に収納する又は容易に取り出すことができる。また、衣服ハンガーを収納しない又は取り出さない場合、前面カバー84を閉状態にすることで、衣服ハンガー収納具1に収納された物を容易に隠蔽することができる。
カバー部材8の材料は、特に限定されず、各種の天然繊維、合成繊維、又は天然繊維と合成繊維を複合した複合繊維などを用いることが可能である。
なお、特に図示しないが、枠体7を構成する補強桿5、上棚部71、及び掛止桿4は、中入れ式の構造を有していてもよい。これらの部材が中入れ式の構造を有することにより、枠体7を左右に伸縮させることができる。なお、このような枠体を採用する場合、天井カバー83は、枠体7の伸縮に対応して伸縮可能な構造を有する。例えば、天井カバー83は、左右の2部品に分割されており、一方の部品が他方の部品に重なり合わさった構造を有する(不図示)。この場合、両部品が重なり合った部分の面積を変更することにより、天井カバー83全体の長さを左右に伸縮させることができる。
第1乃至第15実施形態に示す本考案の衣服ハンガー収納具1は、複数の掛止桿4(少なくとも、第1掛止桿41と第2掛止桿42)を有するため、多数の衣服ハンガーを収納することができる。
本考案は、各実施形態に限定されず、各実施形態で説明した衣服ハンガー収納具1の特徴を適宜組み合わせることも可能であるし、各実施形態で説明した衣服ハンガー収納具1から必須でない構成部材(例えば、補強桿5など)を省略することも可能である。
1…衣服ハンガー収納具、2…台座、3…支持部材、4…掛止桿、41…第1掛止桿、410…第1掛止桿の軸芯、42…第2掛止桿、420…第2掛止桿の軸芯、5…補強桿、6…連結部材、7…枠体、8…カバー部材、X…仮想直線、Y…鉛直線

Claims (3)

  1. 一対の支持部材と、
    前記一対の支持部材間に架設された、衣服ハンガーを掛止可能な第1掛止桿と、
    前記第1掛止桿の下方に間隔をあけて設けられ且つ前記第1掛止桿と平行に設けられた、衣服ハンガーを掛止可能な第2掛止桿と、を有する衣服ハンガー収納具。
  2. 前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯の間隔が35mm〜100mmであり、且つ、前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度が0°となるように構成された、請求項1に記載の衣服ハンガー収納具。
  3. 前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯の間隔が35mm〜150mmであり、且つ、前記第1掛止桿の軸芯と前記第2掛止桿の軸芯を結ぶ仮想直線と鉛直線の成す角度が0°より大きく30°以下となるように構成された、請求項1に記載の衣服ハンガー収納具。
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