JP3199447U - パッキン付土台木 - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、従来の木造建築物の土台木、特にその防湿作用や加工(切断)に関する上述した問題点に鑑みなされたものであって、十分な防湿機能を有し、また容易に切断でき、製造・保管・運搬に好都合な長さに製造した後、所望時に所望長さに容易に切断できるパッキン付土台木を提供することを目的とする。本考案はまた、床下の通気を容易かつ確実に確保できるように構成することができるパッキン付土台木を提供することを目的とする。
土台木部材と、該土台木部材と同一長さで樹脂製のパッキン部材とを有し、前記土台木部材と前記パッキン部材を長手方向にずれることなく重ねて固着要素で互いに固着したことを特徴とするパッキン付土台木
である。
前記固着要素が、ネジであることを特徴とする。
前記固着要素が、セルフタップネジであることを特徴とする。
前記固着要素が、釘であることを特徴とする。
前記固着要素が、噛み合い結合機構であることを特徴とする。
前記土台木部材と前記パッキン部材の長さが、180cmまたは180cmの整数倍であることを特徴とする。
前記土台木部材と前記パッキン部材の長さが、200cmまたは200cmの整数倍であることを特徴とする。
前記パッキン部材が、前記土台木部材との固着面に、長手方向と直交する複数の通気溝を有することを特徴とする。
前記パッキン部材が、無機質炭酸カルシウム粉、タルク粉を含有していることを特徴とする。
前記パッキン部材が、有機質木粉を包含していることを特徴とする。
前記パッキン部材が、有機質ケナフ粉を包含していることを特徴とする。
前記パッキン部材が、前記固着要素の位置を示す固着要素位置表示を外表面に有することを特徴とする。
第1実施形態のパッキン付土台木10は、図1に示すように、土台木部材12にパッキン部材14を固着要素16によって固着して形成される。パッキン付土台木10は、コンクリート基礎18の上に配置され、コンクリート基礎18に植設されたアンカーボルト20によってコンクリート基礎18に固着される。
土台木部材12は、断面が矩形であり、天然木材を切断した無垢材、合成材である集成材等である。長さ寸法は、使用用途、製造装置、保管場所、運搬機器、重量等を考慮して、90cm、または90cmの整数倍、100cm、または100cmの整数倍が選択されることが多い。太さ寸法は、120mm×240mm、あるいは4寸(120mm)角である場合が多い。
パッキン部材14は、図2に示すように、後述する押し出し成形装置によって、連続的に成型されたものを適当な長さに切断して形成される。パッキン部材14は、所望により、アンカーボルト穴30を設ける。
パッキン部材14は、その外表面、例えば長手方向の少なくとも一方の側面に、後述するセルフタップネジ小穴42の位置を示す固着要素位置表示31を有する。
このポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂と、無機フィラーと、カーボンブラック着色剤を含有する。成形品にヒケが目立つ場合には、化学発泡剤を添加することが好ましい。
上記ポリプロピレン系樹脂の中では結晶性のポリプロピレン系樹脂がよく用いられ、この結晶性のポリプロピレン系樹脂としては、例えば結晶性を有するアイソタクチックプロピレン単独重合体、エチレン単位の含有量の少ないエチレン−プロピレンランダム共重合体、プロピレン単独重合体からなるホモ部とエチレン単位の含有量の比較的多いエチレン−プロピレンランダム共重合体からなる共重合部とから構成されたプロピレンブロック共重合体、さらには前記プロピレンブロック共重合体における各ホモ部又は共重合部が、さらにブテン−1などのα−オレフィンを共重合したものからなる結晶性のプロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体などが挙げられる。
これらの無機フィラーの中で、切削性及び経済性などの点から、炭酸カルシウム、タルク、水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウムが好ましく、特に圧縮強度向上と経済性の面から、炭酸カルシウムを含むフィラーが好適である。この炭酸カルシウムとしては特に制限はなく、沈降製炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムなど、いずれも用いることができる。この炭酸カルシウムの平均粒径は、通常0.05〜200μm、好ましくは45〜75μmの範囲である。
また、前記発泡剤としては、例えばアゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ジニトロペンタメチレンテトラミン(DPT)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(TSH)などの有機発泡剤;重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウムなどの無機発泡剤が挙げられる。
これらは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、その使用量は、得られる基礎パッキン100の発泡倍率が、前述で示した範囲になるような値である。当該ポリプロピレン樹脂組成物においては、カーボンブラック着色剤を含有することができ、その含有量は、ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して、0.5〜3.0質量部程度、好ましくは1.0〜2.0質量部、より好ましくは1.5質量部である。
押し出し成形装置100は、例えば90mm単軸押出機である。押し出し成形装置100は、図11及び図12に示すように、電源ボックス113、操作盤114、ポリプロピレン系樹脂組成物等の成型材料を投入する原料投入ホッパー115、第1押出機(90φ、32D)116、パッキンの長尺板状体を長手方向に対して垂直に切断した断面形状と同一の形状を賦形するための押出成形用ダイ117、サイジングダイ118は、サイジングダイ操作盤119、冷却槽120、引取装置121、アンカーボルト用穴開ドリル装置及び通気溝加工装置122、切断装置123、スタッカー(集積装置)124を有する。
このようにして製造されたパッキン部材14は、工場等において固着要素16によって土台木部材12に固着され、その後所定長さに切断されて、製品「パッキン付土台木」となる。パッキン付土台木10は、木造建築物の土台用資材として、例えば、材木業者やいわゆるプレカット業者へ販売される。
プレカット業者等は、従来の土台木用加工機を使用し、設計図に基づき所定長さに切断し、必要により座繰り穴55付のアンカーボルト穴50を穿孔加工する。この切断の際、切断機の切断刃が固着要素16に当たって該切断刃が損傷することを防ぐため、固着要素位置表示31を有効に活用する。さらに、必要により切断されたパッキン付土台木10端部に仕上げ加工等を施す。アンカーボルト穴穿孔は、パッキン部材14に予め形成されているアンカーボルト60用穴30を活用することもできる。これらの加工の際、パッキン付土台木10は一体物であり、従来の木材加工と何ら変わることはない。
アンカーボルト30にワッシャー60を介在させてナット62を螺合させて、パッキン付土台木10をコンクリート基礎18に固定する。
第2実施形態のパッキン付土台木200は、図4〜図6に示されるが、第1実施形態と実質上同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略し、第1実施形態の説明を援用する。
パッキン部材214は、図5に示すように、押し出し成形装置100よって連続的に成型されたものを、適当な長さに切断しかつ長さ方向に対し直交する複数の通気溝200を切削加工して形成される。パッキン部材214は、所望により、アンカーボルト穴230を有する。
パッキン部材214はさらに、上面に、長手方向に対し直交する複数の通気溝200を有する。
第3実施形態のパッキン付土台木300は、図7〜図9に示されるが、第1実施形態と実質上同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略し、第1実施形態の説明を援用する。
このようにして製造されたパッキン部材314は、工場等において噛み合い結合機構302によって土台木部材312に固着され、その後所定長さに切断されて、製品「パッキン付土台木」となる。パッキン付土台木10は、木造建築物の土台用資材として、例えば、材木業者やいわゆるプレカット業者へ販売される。
プレカット業者等は、従来の土台木用加工機を使用し、パッキン付土台木10を所定長さに切断し、必要により座繰り穴55付のアンカーボルト穴50を設計図通りに穿孔加工する。さらに、パッキン付土台木10は、必要により端部仕上げ加工等が施される。アンカーボルト穴穿孔は、パッキン部材14に予め形成されているアンカーボルト60用穴30を活用することもできる。これらの加工の際、パッキン付土台木10は一体物であり、従来の木材加工と何ら変わることはない。アンカーボルト30にワッシャー60を介在させてナット62を螺合させて、パッキン付土台木10をコンクリート基礎18に固定する。
木造建築物の施行において、コンクリート基礎と土台木の間にパッキン部材を配置することが、地熱や冷却地面からの断熱保温効果、コンクリート基礎及び土台木の内側外側の気密性が保たれることによる断熱保温効果、地面湿気が土台木へ伝わることを防止して白蟻被害等を防ぐこと等に大きな効果があることが知られ、パッキン部材を所定位置に配置している。
さらに、切れ目ないパッキンによってコンクリート基礎及び土台木の両側の領域間の気密性を高度に確保することができる。
さらにまた、パッキン部材と土台木部材が一体であることは、地震等によってコンクリート基礎に対し建造物がずれることがあっても、土台木部材に対するパッキンの位置は変わらず、パッキンの所望の機能が維持される。
B 小型側縁貫通孔
10 パッキン付土台木
12 土台木部材
14 パッキン部材
16 粘接着要素
18 コンクリート基礎
20 アンカーボルト
30 アンカーボルト穴
100 押し出し成形装置
113 電源ボックス
114 操作盤114
115 原料投入ホッパー
116 押出機
117 押出成形用ダイ
118 サイジングダイ
119 サイジングダイ操作盤
120 冷却槽
121 引取装置
122 アンカーボルト用穴開ドリル装置及び通気溝加工装置
123 切断装置
124 スタッカー(集積装置)
Claims (11)
- 土台木部材と、該土台木部材と同一長さで樹脂製のパッキン部材とを有し、前記土台木部材と前記パッキン部材を長手方向にずれることなく重ねて固着要素で互いに固着したことを特徴とするパッキン付土台木。
- 前記固着要素が、ネジであることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記固着要素が、セルフタップネジであることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記固着要素が、釘であることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記固着要素が、噛み合い結合機構であることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記土台木部材と前記パッキン部材の長さが、90cmの整数倍であることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記土台木部材と前記パッキン部材の長さが、100cmの整数倍であることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記パッキン部材が、前記土台木部材との固着面に、長手方向と直交する複数の通気溝を有することを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記パッキン部材が、木粉を包含していることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記パッキン部材が、無機質フィラー炭酸カルシウム粉、有機質フィラー木粉、ケナフ粉を包含していることを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
- 前記パッキン部材が、前記固着要素の位置を示す固着要素位置表示を外表面に有することを特徴とする請求項1に記載のパッキン付土台木。
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