JP3199348B2 - 緊急遮断弁用作動装置 - Google Patents

緊急遮断弁用作動装置

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JP3199348B2
JP3199348B2 JP08879295A JP8879295A JP3199348B2 JP 3199348 B2 JP3199348 B2 JP 3199348B2 JP 08879295 A JP08879295 A JP 08879295A JP 8879295 A JP8879295 A JP 8879295A JP 3199348 B2 JP3199348 B2 JP 3199348B2
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valve
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源昭 広田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地震対策用貯水槽などに
取付ける緊急遮断弁のための作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地震対策用貯水槽には、配水本管との間
の管路に緊急遮断弁が取付けられ、地震発生時に管路を
遮断して、貯水槽の水が配水本管の方へ流れ出たり、或
いは配水本管の方から汚水が貯水槽に流れ込んだりする
のを防止するようになっている。そして、この緊急遮断
弁には、地震を感知して、自動的に弁を閉動させる作動
装置が付設されている。このような作動装置は、従来既
に提案されているが、その構造は一般にウエイト式で、
地震発生時にはウエイトの降下力を利用して、閉弁作動
させる方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のウエ
イト式作動装置では、かなりの重量のウエイトを降下可
能状態に保持しておかなければならないので、機械的な
構造において、耐震強度に難点がある。なぜなら、ウエ
イト支持部の強度が低いと、強い地震時に破損のおそれ
があり、反対に、支持部の強度を高めると、必然的に作
動装置が大形になってしまうという2律背反の問題があ
る。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、ウエイト方
式を排することにより耐震強度を高めた、緊急遮断弁用
作動装置を提供せんとするものである。また、本発明は
緊急時用の自動閉弁駆動装置と、手動式の開弁復帰装置
とを一体に組み込んだ、軽量でコンパクトな作動装置を
提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の緊急遮断弁用作
動装置の技術的手段は、軸方向に移動自在な駆動軸と、
コイルバネによって駆動軸に軸方向の力を付与する動力
発生機構と、駆動軸の軸方向の動きを出力軸に回転力と
して伝える伝動機構と、油圧式で駆動軸に復帰力を付与
する復帰機構と、没入位置で駆動軸を係止保持する係脱
自在なロック機構とからなり、該ロック機構は、駆動軸
と当接する係止レバーを、地震感知器に連結されたソレ
ノイドで操作する形式で、地震発生によってソレノイド
が作動すると、係止レバーが駆動軸を解放し、駆動軸は
コイルバネの力で軸方向に移動して、伝動機構を介して
出力軸を回転させるようになっており、また、復帰機構
は、駆動軸の段部を囲繞する油圧シリンダと、この油圧
シリンダに送油するハンドポンプと、この送油路に設け
られた流量調節弁とを有し、ハンドポンプの操作で、駆
動軸を突出位置から没入位置へと復帰させることがで
き、また、駆動軸の突出作動時の移動速度を流動調節弁
で調節できるようになっていることにある。
【0006】また、ロック機構として、ロック機構は、
地震感知器に直結されたソレノイドと、このソレノイド
によって作動させられる爪レバーと、この爪レバーと係
脱する扇形レバーと、駆動軸の端部と係脱する係止レバ
ーと、この係止レバーと扇形レバーとを連結するリンク
と、扇形レバーに戻し回動力を付与する引バネとからな
り、地震発生時には、ソレノイドの作動が、爪レバー及
び扇形レバーを経て係止レバーに伝わり、係止レバーは
駆動軸の係止を解き、また復帰時には、引バネによって
扇形レバーが戻り回動して、爪レバーに自動的に係止保
持されるようになるものを用いてもよい。
【0007】
【0008】
【作用】本発明の作動装置では、駆動軸の軸線方向の移
動が、伝動機構を介して、出力軸に回転力として伝わ
る。従って、駆動軸が動くと、出力軸が回動して、出力
軸に連結された緊急遮断弁の弁棒が回り、弁が開閉作動
する。駆動軸の移動の為の動力はコイネバネから付与さ
れ、駆動軸のロックが解除されると、駆動軸はバネの押
圧力で自動的に突出移動する。
【0009】ロック機構の係止レバーが駆動軸に当接す
ることにより、駆動軸は没入位置でロック保持される。
そして、地震発生時に係止レバーによるロックが解除さ
れると、駆動軸が突出移動して、出力軸を回動させる。
また、復帰機構の油圧シリンダに送油すると、駆動軸は
コイルバネの力に抗して没入方向へ移動する。
【0010】
【実施例】本発明の作動装置の1実施例を図面について
説明する。1は駆動軸で、軸線方向に移動自在に設けら
れている。2は動力発生機構で、固定支持されたバネケ
ース3の内部にコイルバネ4が収容されている。このバ
ネ4は駆動軸1とバネケース3との間に介装されてい
て、駆動軸1に突出方向(図の左方)への力を付与して
いる。5はケース3に固定されたバネ座、6は駆動軸1
に固定されたバネ座、7は中間バネ座である。また8は
駆動軸1の端部に取付けられたストッパーである。
【0011】10は伝動機構で、動力発生機構2に隣接
させて設けられている。11はその出力軸で、回動自在
に設けられ、かつ、緊急遮断弁(図示せず)の弁棒に連
結されている。従って、出力軸11の回動によって、緊
急遮断弁が開閉作動する。この出力軸11は、図3に示
されるようにレバー12が一体固着されており、このレ
バーの縦溝13には駆動軸1に取付けられたピン14が
嵌入している。従って、駆動軸1が軸線方向に直線運動
すると、レバー12が移動して、出力軸11が回動す
る。
【0012】20は復帰機構で、伝動機構10に隣接さ
せて設けられている。21は油圧シリンダで、ここには
ハンドポンプ22によって高圧オイルが送り込まれる。
駆動軸1には段部23があるので、オイルが圧入される
と、駆動軸1は没入方向(図の右方)へ移動させられ
る。また、反対に、駆動軸1がコイルバネ4によって突
出移動させられた際には、オイルは油圧シリンダ21か
らハンドポンプ22へ戻る。
【0013】実施例では、ハンドポンプ22はバネケー
ス3の外側壁に取付けられていて、ハンドポンプ22と
油圧シリンダ21との間はパイプ24で連結されてい
る。また、この油路には流量調節弁25が設けられてい
て、油圧シリンダ21からハンドポンプ22にオイルが
戻る際の流量の調節が可能で、駆動軸1の突出作動時の
移動速度を調節できるようになっている。26はハンド
ポンプ22に設けられた油路切替弁である。
【0014】30はロック機構で、駆動軸1の先端に係
合して、駆動軸1を没入状態で係止保持する。31は電
磁ソレノイドで、地震感知器32からの電気信号によっ
て作動して、爪レバー33を引き上げる。爪レバー33
には扇形レバー34が引掛け保持されていて、爪レバー
33が引き上げられると、扇形レバー34は回動可能と
なる。35は係止レバーで、その先端で、駆動軸1端を
当接係止する。また、この係止レバー35の他端と、扇
形レバー34とはリンク36で連結されている。更に、
扇形レバー34とリンク36との連結部には引バネ37
が取付けられていて、扇形レバー34に戻し回動力を付
与している。
【0015】図1は前記作動装置のセット状態である。
駆動軸1は没入位置にあり、その先端には係止レバー3
5が当接していて、突出方向への移動が阻止されてい
る。ただし、駆動軸1にはコイルバネ4によって突出方
向への力が常時作用している。ロック機構30では、爪
レバー33が引掛っているため、扇形レバー34は回動
できず、従って、これにリンク連結された係止レバー3
5も回動不能で、係止状態を保持することになる。
【0016】地震が発生すると、感知器32からソレノ
イド31に信号が送られ、ソレノイド11が作動して、
爪レバー33を引上げ、扇形レバー34を解放する。こ
れにより扇形レバー34及び係止レバー35は回動可能
となり、駆動軸1の係止が解かれるので、駆動軸1はコ
イルバネ4の力で、図2のように突出方向へと移動す
る。そして、この移動に伴って、出力軸11が90°回
動し、緊急遮断弁の弁棒を回して、閉弁させる。
【0017】次に、元のセット状態に戻すには、ハンド
ポンプ22によって油圧シリンダ21に送油する。この
シリンダ21へのオイル流入によって、駆動軸1は、コ
イルバネの力に抗して没入方向へと押される。そして、
係止レバー35の先端が駆動軸1の端面に掛かると共
に、扇形レバー34が引バネ37の作用により、戻り回
動して、爪レバー33に自動的に引っ掛る。また、出力
軸11は戻し方向に回動されるので、緊急遮断弁は開弁
する。
【0018】なお、本発明は前記の実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に
変形実施可能である。特に、伝動機構10、復帰機構2
0、ロック機構30の詳細な構成については自由であ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の作動装置は、作動動力をコイル
バネから得る形式であるので、作動が確実で、信頼性が
高く、その上、従来のウエイト式のものに比べて、重量
が小さく、耐震強度が高い。更に、本発明では復帰機構
を含めて全体が一体のユニットにまとまっているので、
搬送、設置、取扱いに便利である。また、本発明の作動
装置では、没入位置で駆動軸を係止レバーで保持してお
き、地震発生時には、地震感知器に連結されたソレノイ
ドで係止レバーを操作して駆動軸を解放し、コイルバネ
の力で駆動軸を移動させ、伝動機構を介して出力軸を回
転させる形式であるから、地震発生時の緊急遮断作動を
確実に行わせることができる。更に、本発明では、駆動
軸の復帰を油圧式のハンドポンプで行うので、その操作
は手動で容易にでき、また、流量調節弁によって、駆動
軸の突出作動時の移動速度の調節が可能である
【0020】請求項2のものでは、駆動軸を機械式でロ
ックし、電気的に解除する方式であるので、誤動作がな
く、ロック保持や解除作動が確実である他、構造を簡単
にできる利点がある。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作動装置のロック状態の断面図。
【図2】駆動軸が突出移動した状態の断面図。
【図3】伝動機構部の断面図。
【符号の説明】
1 駆動軸 2 動力発生機構 3 バネケース 4 コイルバネ 5,6,7 バネ座 10 伝動機構 11 出力軸 12 レバー 13 縦溝 14 ピン 20 復帰機構 21 油圧シリンダ 22 ハンドポンプ 23 段部 25 流量調節弁 30 ロック機構 31 ソレノイド 32 地震感知器 33 爪レバー 34 扇形レバー 35 係止レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/12 - 31/165 F16K 31/44 - 31/62 F16K 35/00 F16K 17/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に移動自在な駆動軸(1)と、コ
    イルバネ(4)によって駆動軸に軸方向の力を付与する
    動力発生機構(2)と、駆動軸の軸方向の動きを出力軸
    (11)に回転力として伝える伝動機構(10)と、油
    圧式で駆動軸に復帰力を付与する復帰機構(20)と、
    没入位置で駆動軸を係止保持する係脱自在なロック機構
    (30)とからなり、該ロック機構(30)は、駆動軸
    と当接する係止レバー(35)を、地震感知器(32)
    に連結されたソレノイド(31)で操作する形式で、地
    震発生によってソレノイド(31)が作動すると、係止
    レバーが駆動軸を解放し、駆動軸はコイルバネの力で軸
    方向に移動して、伝動機構を介して出力軸を回転させる
    ようになっており、また、復帰機構(20)は、駆動軸
    の段部(23)を囲繞する油圧シリンダ(21)と、こ
    の油圧シリンダに送油するハンドポンプ(22)と、こ
    の送油路に設けられた流量調節弁(25)とを有し、ハ
    ンドポンプの操作で、駆動軸を突出位置から没入位置へ
    と復帰させることができ、また、駆動軸の突出作動時の
    移動速度を流動調節弁で調節できるようになっている
    急遮断弁用作動装置。
  2. 【請求項2】 ロック機構(30)は、地震感知器(3
    2)に直結されたソレノイド(31)と、このソレノイ
    ドによって作動させられる爪レバー(33)と、この爪
    レバーと係脱する扇形レバー(34)と、駆動軸の端部
    と係脱する係止レバー(35)と、この係止レバーと扇
    形レバーとを連結するリンク(36)と、扇形レバーに
    戻し回動力を付与する引バネ(37)とからなり、地震
    発生時には、ソレノイドの作動が、爪レバー及び扇形レ
    バーを経て係止レバーに伝わり、係止レバーは駆動軸の
    係止を解き、また復帰時には、引バネによって扇形レバ
    ーが戻り回動して、爪レバーに自動的に係止保持される
    ようになる請求項1記載の緊急遮断弁用作動装置
JP08879295A 1995-03-22 1995-03-22 緊急遮断弁用作動装置 Expired - Lifetime JP3199348B2 (ja)

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CN113605857A (zh) * 2021-08-23 2021-11-05 瀚中(南京)科技有限公司 一种高低压先导阀及管道高低压紧急切断装置

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