JP3199252U - カッター工具 - Google Patents

カッター工具 Download PDF

Info

Publication number
JP3199252U
JP3199252U JP2015002770U JP2015002770U JP3199252U JP 3199252 U JP3199252 U JP 3199252U JP 2015002770 U JP2015002770 U JP 2015002770U JP 2015002770 U JP2015002770 U JP 2015002770U JP 3199252 U JP3199252 U JP 3199252U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
blade
cutter tool
cutting blade
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015002770U
Other languages
English (en)
Inventor
善治 森
善治 森
行宏 横瀬
行宏 横瀬
Original Assignee
文化貿易工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 文化貿易工業株式会社 filed Critical 文化貿易工業株式会社
Priority to JP2015002770U priority Critical patent/JP3199252U/ja
Priority to TW104209365U priority patent/TWM517084U/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3199252U publication Critical patent/JP3199252U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】切れ味が鋭く、かつ、耐久性が高い切刃を備えたカッター工具を提供する。【解決手段】円板状に形成された基板11の外周部が刃先部12となる切刃10と、この切刃10を回転可能に支持する軸部と、切刃10に対向配置されるローラーとを有し、切刃10とローラーとで被切断材を挟み込んだ状態で、カッター工具を回転させることで被切断材を切断するカッター工具において、切刃10の刃先部12は、軸方向における一方の外面が軸方向に対して直交する直交方向に延びる平坦部12aにより形成され、他方の外面が直交方向に対して傾斜した傾斜部12bにより形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、パイプ状の被切断材を切断する際に用いられるカッター工具に関するものである。
パイプ状の被切断材を切断する際に用いられるカッター刃の側面図を図3に示す。切刃100は、刃先101を挟んで左右対称の両刃構造に形成されている。つまり、切刃100は、刃先101から点線で示す中心軸CSに向かって肉厚が漸増しており、この肉厚が増加する度合いが刃先101を挟んで左右同じになっている。
近年、カッター刃の切れ味を更に向上させることが求められており、上述の両刃構造の切刃100においては、刃の肉厚を薄く形成することによって切れ味を向上させることが試みられている。
しかしながら、切刃100の肉厚が薄くなると強度が低下するため、切刃100が刃こぼれし易くなり、耐久性が低下する。
本考案は、切れ味が鋭く、かつ、耐久性が高い切刃を備えたカッター工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るカッター工具は、円板状に形成された基板の外周部が刃先部となる切刃と、この切刃を回転可能に支持する軸部と、前記切刃に対向配置されるローラーとを有し、前記切刃と前記ローラーとで被切断材を挟み込んだ状態で、該カッター工具を回転させることで前記被切断材を切断するカッター工具において、前記切刃の刃先部は、前記軸方向における一方の外面が前記軸方向に対して直交する直交方向に延びる平坦部により形成され、他方の外面が前記直交方向に対して傾斜した傾斜部により形成されていることを特徴とする。
ここで、前記切刃のロックウェル硬さ(HRC)をHRCcbとしたとき、以下の条件式(1)を満足するとよい。
57≦HRCcb≦61・・・・・・・・・・・・・(1)
また、前記傾斜部を第1傾斜部及び第2傾斜部から構成し、前記第1傾斜部は前記第2傾斜部よりも傾斜角が大きく、かつ、より刃先側に形成するとよい。
本考案によれば、切れ味が鋭く、かつ、耐久性が高い切刃を備えたカッター工具を提供することができる。
カッター工具の全体図である。 切刃の概略構成図である。 従来の切刃の概略構成図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1はカッター工具の全体図である。本実施形態のカッター工具1は、切刃10を備えており、この切刃10は伸縮バー21の一端部に形成された刃軸部21aに対して回転可能に支持されている。伸縮バー21の他端部は、アーム25の内部に形成された点線で示す収容部25aに収められている。
アーム25の下端部にはハンドル24が設けられており、このハンドル24を一点鎖線で示す回転軸L周りに正逆回転させることによって、伸縮バー21を進退させることができる。具体的には、ハンドル24を回転軸L周りにおける一方向に回転させると、矢印A1方向に向かって伸縮バー21を繰り出すことができ、回転軸L周りにおける他方向に回転させると、矢印A2方向に向かって伸縮バー21を収容部25aの底部側に移動させることができる。
アーム25の先端には一対のローラー22,23が設けられており、これらのローラー22,23は互いに離隔しており、かつ、切刃10と向き合う位置に配置されている。ローラー22,23はそれぞれローラー軸部22a,23aに対して回転可能に支持されている。
本実施形態のカッター工具1は、チューブを切断するために用いることができる。チューブは、例えば、エアコンに使用される銅管であってもよい。具体的には、伸縮バー21を伸長させて、ローラー22,23及び切刃10の間にチューブを挟み込んだ状態で、カッター工具1をチューブの周方向に回転させることにより、チューブを径方向に切断することができる。この切断作業は、作業者が手作業で行うことができる。
次に、図2を参照しながら、切刃10について詳細に説明する。図2は切刃の概略構成図である。X軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する三軸であり、X軸は刃軸部21aの軸方向に対応している。
切刃10は、円板状に形成された基板11の外周部に刃先部12が形成されるように構成されている。刃先部12は、X軸方向における一端面が平滑な平坦部12aにより形成されており、他端面がZ軸方向に対して傾斜した傾斜部12bにより形成されている。
つまり、本実施形態の切刃10は、従来の両刃形状とは異なる片刃形状に形成されており、本考案者等はこの特徴的な構成によって被切断材を切断した際に切断面にバリが発生しにくくなることを確認している。平坦部12aの平面度を向上させることで(凹凸を少なくすることで)、切刃10の素早くスムーズな切れ味を高めることができる。
切刃10にはステンレスを用いることができる。ここで、切刃10のロックウェル硬さ(HRC)をHRCcbとしたとき、以下の条件式(1)を満足するとよい。
57≦HRCcb≦61・・・・・・・・・・・・・(1)
切刃10のロックウェル硬さは、切刃10を製造する際の焼き入れ条件を変更することで、適宜調整することができる。ロックウェル硬さが57よりも小さくなると、切刃10の切れ味が低下するおそれがある。ロックウェル硬さが61よりも大きくなると、切刃10が脆くなり、耐久性が低下するおそれがある。
傾斜部12bは、さらに、第1傾斜部12bと第2傾斜部12bとに分けられる。第1傾斜部12bは、第2傾斜部12bよりも傾斜角が大きく、かつ、より刃先側に形成されている。第1傾斜部12bの傾斜角(平坦部12aに対する傾斜角)は、好ましくは、13度である。第2傾斜部12b2の傾斜角(平坦部12bに対する傾斜角)は、好ましくは、7度である。
このように、傾斜部12bにおける傾斜角度を途中で変化させることで、刃先部12の耐久性を向上させることができる。第1傾斜部12bの傾斜角が13度超になると、理論上、刃先部12の耐久性は向上するが、銅管に押し込むときの抵抗が増すため、いわゆる送りが重くなり、切れ味を悪化させるおそれがある。第1傾斜部12bの傾斜角が13度未満になると、切れ味は良くなるが、刃先部12の耐久性が低下して、早期に刃こぼれするおそれがある。第2傾斜部12b2の傾斜角を7度に設定した理由は、経験則によるものである。
本考案を特定の態様により詳細に説明したが、本考案の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
1 カッター工具
10 切刃
11 基板
12 刃先部
12a 平坦部
12b 傾斜部
12b1 第1傾斜部
12b2 第2傾斜部
21 伸縮バー
21a 刃軸部
22,23 ローラー
22a,23a ローラー軸部
24 ハンドル
25 アーム
25a 収容部

Claims (3)

  1. 円板状に形成された基板の外周部が刃先部となる切刃と、この切刃を回転可能に支持する軸部と、前記切刃に対向配置されるローラーとを有し、前記切刃と前記ローラーとで被切断材を挟み込んだ状態で、該カッター工具を回転させることで前記被切断材を切断するカッター工具において、
    前記切刃の刃先部は、前記軸方向における一方の外面が前記軸方向に対して直交する直交方向に延びる平坦部により形成され、他方の外面が前記直交方向に対して傾斜した傾斜部により形成されていることを特徴とするカッター工具。
  2. 前記切刃のロックウェル硬さ(HRC)をHRCcbとしたとき、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載のカッター工具。
    57≦HRCcb≦61・・・・・・・・・・・・・(1)
  3. 前記傾斜部は、第1傾斜部及び第2傾斜部から構成されており、
    前記第1傾斜部は、前記第2傾斜部よりも傾斜角が大きく、かつ、より刃先側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカッター工具。

JP2015002770U 2015-06-02 2015-06-02 カッター工具 Active JP3199252U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002770U JP3199252U (ja) 2015-06-02 2015-06-02 カッター工具
TW104209365U TWM517084U (zh) 2015-06-02 2015-06-11 切割器工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002770U JP3199252U (ja) 2015-06-02 2015-06-02 カッター工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3199252U true JP3199252U (ja) 2015-08-13

Family

ID=53887682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015002770U Active JP3199252U (ja) 2015-06-02 2015-06-02 カッター工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3199252U (ja)
TW (1) TWM517084U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TWM517084U (zh) 2016-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013099954A1 (ja) ラジアスエンドミル
CN102802854B (zh) 立铣刀
WO2016158664A1 (ja) 総形エンドミル
CN101203346B (zh) 切削刀头和旋转工具
JP2000219527A (ja) ガラスカッタホィール
US20180257151A1 (en) Cutting tool
US20100043921A1 (en) Cutter head assembly for a wood planing machine
JP2008110411A (ja) Cbnエンドミル
JP5800477B2 (ja) ドリル
CN202606958U (zh) 高速切削铝用两刃铣刀
CN106794525A (zh) 切向切削刀片和包括该切削刀片的铣刀
JP2006297495A (ja) ラジアスエンドミル
CN203109326U (zh) 铣刀结构
JP3199252U (ja) カッター工具
JP2015062978A (ja) ボールエンドミル
JP2010240818A (ja) ニック付きエンドミル
CN104014861A (zh) 一种精加工铣削刀具
CN103480875B (zh) 一体式三刃镗铣刀
JP2008049409A (ja) ボールエンドミルおよびその製造方法
TWI590898B (zh) 滾刀製造方法
CN210548359U (zh) 一种铣削刀具
JP2009195995A (ja) ブレードによる切断方法
JP2017226048A (ja) エンドミル
EP2635412B1 (en) Slidable blade to be mounted on a drum of tobacco cutter
TWI670126B (zh) 端面切削加工裝置及端面切削加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3199252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250