JP3199154U - スツール - Google Patents

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Abstract

【課題】理容美容或いはエステティック、ネイルケア又は医療行為等の診察時や介護の現場において、坐りやすく作業しやすく腰などの負担を軽減し得るスツールを提供する。【解決手段】スツールは、土台部1と脚部2と座面部3とからなり、座面部は少なくともベース板31と、コイルスプリング部32と、中間板33と、ウレタンフォーム34とを有し、土台部に連結する脚部はその他端にベース板を連設する。更にベース板と中間板間にコイルスプリング部を弾力をもって挟み込み、中間板の他面にはウレタンフォームを有することによって座面を構成し、座面に着座した作業者に対してコイルスプリング部とウレタンフォームによって2段の弾力をもって支える。【選択図】図1

Description

本考案は、理美容の施術時やエステティック、或いはネイルケアの施術時に施術者はスツールに腰掛けた状態で垂直方向に背を伸ばした状態と屈んで前傾となった状態の双方の腰掛け方を坐ったままの状態で作業のできるスツールの提供に関する。
更にこれらに限らず医療行為を行う際や介護等の現場において用いられるスツールであって、腰掛けた状態で垂直方向に背を伸ばした状態と屈んで前傾となった状態の双方の腰掛け方を坐ったままの状態で作業のできるスツールの提供に関する。
従来より、理容美容、或いはエステティック、或いはネイルケアの施術時に、施術者が腰掛けた状態で各種の施術を行うものであり、その際その施術者は、腰掛け用の椅子としてスツールを用いて施術することが多用されているものである。
即ちそもそも以前は施術者は立ったままの姿勢であるスタンディングの状態で施術することが一般的であった。
しかし、外国から坐った状態で施術する技術が導入されたことに伴い、現在ではスツールを使用して坐った状態で施術することが主流となっている。
特に従来の立ったままの姿勢に比べ坐って施術することは腰への負担を軽減するものであり、腰痛等の影響が少なくなってきているものである。
しかし理美容やエステ等を長時間行うことは、着座の姿勢であっても腰への負担は大きいものであり、どうしても腰痛の原因として大きく存在してしまうものである。
更に医療の現場において医療行為例えば診察等を行うに際して、腰掛け用の椅子としてスツールを用いて診察等を行うことは多用されているものである。
この場合にも坐ったままで長時間診察等を行うとどうしても前屈みの状態を長時間続ける等、たびたび前屈みにならざるを得ないものであり、腰等に多大な負担をかけるものとなる。
その他、介護の現場において介護行為を行うに際してスツールを用いて介護を行うことは多用されているが、前記と同様にどうしても前屈みで介護行為をすることが多く、腰等に多大な負担をかけるものとなる。
これらの作業時のことを考慮してスツールの座面の構造上において座面のベース板上にウレタンフォームを入れて芯材として構成し、ウレタンフォームのクッション性を利用して腰への負担を軽減しているものである。
更には作業時において着座と起立を繰り返すことが必要であり、そのために着座と起立を容易に行えるようにしたスツールも例えば、実用新案登録第3174942号(特許文献1)や実用新案登録第3174943号(特許文献2)として存在する。
実用新案登録第3174942号 実用新案登録第3174943号
以上の様に、理容美容、或いはエステティック、ネイルケア、或いは医療行為等の診察時等において、更には介護の現場での前記したそれぞれの施術や診察或いは介護行為に際して使用するスツールに関して、各々長時間座るものであることに鑑み、より使いやすい構成が求められている。
更に前屈みの姿勢を取りやすく、この様な姿勢を用いても坐りやすいスツールの構造が要求されている。
この場合座面のクッション性を考慮してウレタンフォームを用いる方法は製造しやすいものであると共に使用者も違和感なく使用できるものであり、最も使いやすいものといえる。
しかし、ウレタンフォームは長時間の使用によってそのクッション性が損なわれるものであり、弾力性がなくなってくるものである。
特に理容美容、或いはエステティック、或いはネイルケア等の施術に際しては、その座面全体に体重が掛かる状態での使用とはなりにくく、例えば座面の一部分、例えば座面の端に腰掛ける状態での使用が最も多くなるものである。
このことは医療現場や介護現場でも同様であり、診察時等において座面の端に腰掛けた状態での診察や、介護行為例えば飲食の介助行為時等において座面の端に腰掛けた状態で介護を行う場合も多々あるものである。
この様な状態で長時間座って作業をすると腰掛ける部分である座面の端に多大な力が掛かり、ウレタンフォームがすぐに潰れてしまい、弾力性を簡単に失ってしまうものである。
これは、特に施術や診察・或いは介護等の作業に際して作業者の作業をより適切に行うためにスツールの端に腰掛けて作業者の体重を前に置きつつ作業を行うものとなり、相手に近づいて作業することから作業の的確性のみならず効率性も高まるように行うことが極めて多い。
このことによりどうしてもスツールの端に体重が掛かることとなることからスツールの脚部分に関しても一方向に体重が掛かった状態として長時間負担がかかるものとなる。
従ってそもそも全体のバランスから座面の中央部に負担をかけることが最適な状態として作られているスツールに関しても長時間の作業によりスツールの歪み等がでてしまうものとなる。
例えば脚部の歪みや座面部の歪み、或いはキャスターを有するスツールの場合には最も体重が係る部分のキャスターに破損が生じてしまうものである。
そこでこの様なスツール自体のクッション性の欠如や歪み等を防ぐことのできる何らかのスツールの提供が望まれているものである。
又、作業効率を高めるためにスツールの座面に対して脚部となる支柱が傾斜して構成しているものもあるが、この様に構成しているとどうしても傾斜した座面に対して傾斜した形で坐ることとなり、安定性が保ちにくいものとなると共にいつも一定方向に傾斜しており、作業者の希望する他の傾斜状態となるような坐り方ができない等の欠点を有する。
更にはクッションに関してもどうしても一部分にのみ負担がかかり易くなるものであり、ウレタンフォームのヘタリがでやすいものである。
従って施術者の腰への負担を極力軽減しつつ、任意に前傾姿勢とまっすぐに着座する姿勢とを交互に簡単に取ることができると共に、前傾姿勢中でも体への負担を少なくすると共にスツール自体及びウレタンフォーム等への過度の負担をなくすことのできる理容美容、或いはエステティックの施術に際して用いることのできるスツール、或いは医療現場において用いられる医療用のスツールや介護現場で用いられる介護用のスツールの提供が望まれているものである。
以上のように係る課題を見事に解決するため、まず請求項1に係る考案は、作業者の用いるスツールであって、土台部と脚部と座面部とからなり、座面部は少なくともベース板と、コイルスプリング部と、中間板と、ウレタンフォームとを有し、土台部に連結する脚部はその他端にベース板を連設するものであり、更にベース板と中間板間にコイルスプリング部を弾力をもって挟み込み、中間板の他面にはウレタンフォームを有することによって座面を構成するものであり、座面に着座した作業者に対してコイルスプリング部とウレタンフォームによって2段の弾力をもって支えるスツールであり、係る考案によって前記課題を解決できる。
更に請求項2に係る考案は、作業者の用いるスツールであって、少なくとも脚部と座面部とからなり、座面部はベース板と、コイルスプリング部と、中間板と、ウレタンフォームとを有し、脚部にはベース板を連設するものであり、ベース板の他面であってベース板と中間板間にコイルスプリング部を弾力をもって挟み込み、中間板の他面にはウレタンフォームを有することによって座面を構成するものであり、座面に着座した作業者に対してコイルスプリング部とウレタンフォームによって2段の弾力をもって支えるスツールからなり、係る考案を用いてもよい。
これらの場合請求項3に係る考案のように、ベース板と中間板間との間のコイルスプリング部は弾力をもって計7つのコイルスプリングを配するものであり、ベース板と中間板の中央に一つのコイルスプリングを配し、更にベース板と中間板間の外周近傍にそれぞれ中央部から外周に向かって60度ずつずらして計6つ配置しているコイルスプリング部よりなるスツールを用いてもよく、係る考案によってよりバランスのとれた弾力を付与できるものである。
更に、請求項4に係る考案のように前記ベース板と中間板の外周近傍に配した6つのコイルスプリングは、その6つのコイルスプリングが配置状態で作る外周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの外周を連結する外周リング部を有し、その6つのコイルスプリングが配置状態で作る内周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの内周を連結する内周リング部を有し、ベース板と中間板間の外周近傍に配置したコイルスプリングは、隣り合うコイルスプリング同士で負荷を吸収しあうスツールによって、座面のクッション性をよりバランスよく提供できる。
更に、請求項5に係る考案のように座面にはベース板、コイルスプリング部、中間板、ウレタンフォームを覆うカバー部を有するスツールを用いてもよい。
又、請求項6に係る本考案に係るスツールを用いて行う作業が、理美容の施術・エステティックの施術・ネイルケアの施術・医療における医療行為又はこれに付随する行為・介護において行う作業のいずれかであるスツールを用いてもよいものである。
以上のように構成したことから請求項1に係る考案によれば、スツールに腰掛ける作業者が、ベース板とコイルスプリング部と中間板とウレタンフォームとによる座面部の構造によって着座時にこのコイルスプリング部とウレタンフォームとによって2段の弾力を受けて着座できるものとなり、座り心地が極めて高く維持できる。
特にベース板とコイルスプリング部と中間板とによって構成することから、この座面に腰掛けた場合にはこの中間板の平面によって全体をもって体重を支えてくれるものとなる。
更に作業時に座面の端部分に体重をかけて着座した場合であっても、この中間板に体重が係ることによりこの中間板が斜めに傾斜するものであり、腰掛けたお尻の部分を傾斜した面として支えることなって中間板全体で受け止めてくれることとなる。
従って腰掛けた際に、座面の端部分であっても中間板全体で体重を支えるものとなり、腰への負担を軽減できる。
このことはスツール自体に係る負担の軽減をすることができるものであって、スツールの破損や歪み等を低減できるものである。
更にこの中間板の上面のウレタンフォームもクッション性を持って支えるものとなるが、このウレタンフォームが傾斜した中間板に平行に維持されるものとなり、着座している尻全体を点で支えるのではなく平面として支えるものとなる。
従って広い範囲で尻を支えることができると共にウレタンフォームのヘタリ等も軽減できるものとなる。
更に請求項2に係る考案によれば、土台部を有さない座面を脚部だけで支えるスツールにも用いることができるものであり、多用されている3本脚のスツールや4本脚のスツールなど多様なスツールにも用いることができる。
次に請求項3に係る考案によれば、ベース板と中間板間との間のコイルスプリング部はベース板と中間板の中央にコイルスプリングを配し、ベース板と中間板間の外周近傍にそれぞれ中央部から外周に向かって60度ずつずらして計6つ配置したコイルスプリング部であり、ベース板と中間板の間の前面に亘って均等に配置できるものであり、着座によって座面全体を満遍なくコイルスプリングで弾圧力を持って着座状態を保持できるものとなる。
従って坐る場所にとらわれず全体的に体重をかけても、一部に対して体重をかけるものであってもコイルスプリングによる弾力を得られるものとなる。
更に請求項4に係る考案によれば、6つのコイルスプリングが配置状態で作る外周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの外周を連結する外周リング部を有し、その6つのコイルスプリングが配置状態で作る内周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの内周を連結する内周リング部を有するものであり、ベース板と中間板間の外周近傍に配置したコイルスプリングの隣り合うコイルスプリング同士がその外周端縁部同士と内周端縁部同士をそれぞれ連接する外周リング部と内周リング部を有するものであることから隣り合うコイルスプリング同士が負荷を吸収しあうこととなり、中間板がこれ等の弾力を受けることによって、中間板は平面として斜めに傾斜してコイルスプリングの弾力を全体で受けるものとなる。
従って座面の端に座っても中間板が周りのコイルスプリングと共同しながらへこむものとなり、中間板を斜めに傾斜しやすくなり、体重等による負荷をより安定的な吸収できるものとなる。
更に請求項5に係る考案によってカバー部を用いて座面部を装飾的に覆うことができるものとなる。
又請求項6に係る考案によれば本考案に係るスツールを用いて行う作業が、理美容の施術・エステティックの施術やネイルケアの施術や医療における医療行為又はこれに付随する行為や介護において行う作業において用いるスツールに活用でき、広い場面で活用でき、非常に有益に用いることができるものである。
本考案に係るスツールの内部構造を示す断面図の一例を示す図 図1に示すスツールの分解状態の一例を示す図 ベース板と中間板間との間のコイルスプリング部の配置状態の一例を示す図 通常のスツールの端に着座した使用状態の一例を示す図 本考案に係るスツールの端に着座した状態の一例であって座面内部の構造を示す座面部の端面を含む使用状態の一例を示す図
図1は、本考案に係るスツールの内部構造を示す断面図の一例を示す図である。
本図に示す通り、本考案に係るスツールは、土台部1と脚部2と座面部3からなり、座面部3は下部からベース板31、コイルスプリング部32、中間板33、ウレタンフォーム34とからなっているものであり該座面部3はカバー部35によって覆われているものである。
従って上部にはウレタンフォーム34を有するが、その下部にはベース板31と中間板33とこれに挟まったコイルスプリング32があり、座面上に着席した状態ではこのウレタンフォーム34とコイルスプリング部32の双方のクッションである弾力を受けてショック等を緩和させて座り心地を良くしているものである。
従って腰への負担を大きく低減できる。
更に弾力性の異なる二種類のクッション部分を有することから、着座時の姿勢の変化や体重の移動等に伴う腰への負担も低減できるものである。
この場合例えば座面の端の部分に腰掛けた場合でも、まずベース板31と中間板33とこれに挟まったコイルスプリング部32の配置によって中間板33を傾斜させることができ、座面を斜めに傾斜させて着座できるものとなり、傾斜した平面で腰を支えるものとなるばかりでなく中間板33の上面のウレタンフォーム34によって座面を柔らかく維持できるものとなる。
更に中間板33が斜めに傾斜することにより腰掛けた腰の部分を傾斜した面として支えることから、この中間板33上面のウレタンフォーム34も平面上の端に腰を掛けた場合と同様に平面として体重を受けることとなる。
従ってこの様な傾斜する板がない場合に端に腰をかけた場合の端の部分だけに体重が掛かり、特定のウレタンフォームのみに体重がかかってしまうものであり、更には脚部等に端の部分だけから重みが掛かって、例えば斜め方向の予定していない方向から多大な力が掛かるというようなことを防止できるものである。
尚、本図において土台部1に脚部2が連結し、更に座面部3に連設する状態の一例を示すが、これに限らず土台部1にキャスターを有するものでももちろんよい。
更に本図の土台部1と脚部2と座面部3からなる構造のほか、座面部3に複数本の脚部2が連設し土台部を有さない例えば4本脚や3本脚の脚部2に座面部3が連設し、この脚部2がそのまま床面に接する構造のものであってもよい。
更にはこの様な脚部2の床との接触部分にキャスターの付いたものであってもよい。
例えばこの様な脚部2にキャスターを有するスツールは、一方部分に体重をかけて坐るとどうしてもその部分の脚部2の先端に多大な力が係るものであり、キャスター部分の破損につながりやすく、又複数本の脚部2同士に歪みができ、がたつきの多いスツールになりやすいものである。
従ってこの様なスツールに対しても掛かる力の分散ができて、十分に対応できるものである。 更に本図に示す本考案に係るスツールは、理容や美容の施術時に作業者が腰掛ける際に用いることにより、作業性の向上のみならず施術者である作業者の腰等への負担を軽減できるものである。
更にはスツール自体についても歪みや破損等を低減できるものである。
又理容や美容施術時のみならず、エステティックやネイルケア等の各種作業時における前屈みでの作業時の効率性の向上や腰への負担の低減等をも図れるものである。
又、医療行為例えば診察等や治療行為等に際して、或いは医療の現場における各種作業時において使用するスツールに本考案に係る構成を用いることによっても同様に作業効率や作業性の向上或いは作業者の負担軽減が図れるものである。
又スツール自体も前記と同様であって耐久性の向上が図れる。
更に介護施設等における各種介護行為或いはこれ等付随する行為等に関し、同様に作業者の効率向上や負担軽減が図れ、スツールの耐久性の向上が図れるものである。
本明細書の本考案においてスツールとして明示しているが、これは本来背もたれや肘かけ等を有さない脚部2或いはこれに類する又は同視しうる構造の脚部2該当部分を有するものと座面部3とからなる簡易形態のチェアー類であって、作業時等に一般的に作業者が用いる腰掛けをいうものである。
従って脚部2は脚部該当部分を有するものであればよい。
更に、背もたれや肘かけ等を有さないものが前提ではあるが、これに限らずこの様な一般的なスツールに更に簡易に背もたれ部分や肘かけを有するもの或いは後から取り付けたもの、或いは着脱自在に取り付けられる簡易な背もたれや肘かけを有する腰掛けも当然スツールと同視しうるものであって、本考案上スツールに該当するものである。
この他、本考案に係る構成は脚部と座面部が連設しているものであり、座面部のベース板と脚部が連設するものであるが、これは両者が直接連設するもののほか、当然他の連設器具等を介在させて連設するものであってもよいものである。
尚、ベース板や中間板に関しては木製等により構成されたものの他、樹脂板や金属板等他の一般的にスツール等に使用される各種の素材からなるものであればよい。
図2は、図1に示すスツールの分解状態の一例を示す図である。
本図に示す通り、土台1上の脚部2の上にベース板31があり、この上部にコイルスプリング32が7つバランスよく配置されているものである。
まず中央に一つ、更にこの外周近傍にそれぞれベース板31の端に60度ずつずらして計6つコイルスプリング32を配置しているものである。
更にその6つのコイルスプリング32が配置状態で作る外周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリング32の外周を連結する外周リング部321を有し、更にその6つのコイルスプリング32が配置状態で作る内周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの内周を連結する内周リング部322を有するものである。
更にこの上面には中間板33を有しており、ベース板31と中間板33間との間にコイルスプリング部32を配置した状態である。
更にこの中間板33のコイルスプリングのない他面にはウレタンフォーム34を有する。
又これらのベース板31と中間板33と間のコイルスプリング部32、更に中間板33の他面のウレタンフォーム34はカバー部3で覆われるものである。
以上のようにこの様に構成される座面に着席した場合には、その重量はまずウレタンフォーム34によって吸収され、更に中間板33によって座面全体によってその重量を吸収するものであり、この場合のコイルスプリング32はそれぞれのコイルスプリング32がそれぞれ独自に掛かる負荷を吸収するのではなく、隣り合うコイルスプリング32同士で負荷を吸収しあった上で、これらのコイルスプリング部32全体で負荷即ち荷重を吸収するものとなる。
従って例えば、座面の外周の端の一部に腰掛けた場合でも、そのことによる座面に掛かる体重の重さは隣り合うコイルスプリング32同士で吸収し、更にこのコイルスプリング32の上に配置されている中間板33によって平面状態を維持したまま斜めに傾斜して斜めの平面として体重を受けるものとなる。
併せてこの中間板33の上にはウレタンフォーム34が載置しており、このクッション性によっても坐った部分を弾力をもって維持するものとなる。
尚、もとよりこの外周リング部321と内周リング部322とを有さない7つのコイルスプリングを配して構成したコイルスプリング部32よりなるものであってもよい。
この様に外周リング部321と内周リング部322を有さずに7つのコイルスプリングを用いて配置することによっても、全体的にバランスよく配置することができ、座面の外周の端の一部に腰掛けた場合でも、体重の掛かった部分のコイルスプリングの上に配置されている中間板33の部分に最も力が掛かるが、そのことによる座面に掛かる体重の重さは中間板33によって全体に配置したコイルスプリングで吸収するものとなり、体重の大きく掛かった部分を下として斜めに傾斜して体重を受けるものとなる。
特に中間板が平面であることからこの平面状態を維持したまま斜めに傾斜して斜めの平面として体重を受けるものである。
従って、この様に構成しても本考案に掛かるスツールを用いればバランスよく重さを吸収できるものである。
但し、外周リング部321と内周リング部322を有する構造を用いるとより力の分散と共に周りのコイルスプリング同士が重さを吸収しあうことができ、より快適なスツールの提供を可能とするものとなる。
図3は、コイルスプリング32の配置状態を示す図であり、ベース板31上に中央に一つのコイルスプリング32を有し、更にこの外周上それぞれベース板31の端にその中心部のコイルスプリング32から60度ずつずらして計6つのコイルスプリング32がベース板31の外周部分に配置しているものである。
この様に配置することによってバランスよく配置できると共に中間板33をこの上部に載置することによって中間板33の上面に掛かる力をこのコイルスプリング32が受けて、上面を傾斜することによってバランスよく分散できるものとなる。
更に外周リング部321と内周リング部322で外周部分に配置した6つのコイルスプリング32同士の連動を可能とし、隣り合うコイルスプリング32同士で負荷を吸収しあうことを可能としているものである。
更に、本図に示すコイルスプリング32は例えば使用者の体重等を考慮してその太さを任意に変更するものであってもよく、或いはコイルスプリング32の径も対象となる人に応じて適切な径とするものであってよい。
尚、この計7つのコイルスプリング32の配置はこれ以下の数のコイルスプリング32の使用を排除するものではなく、又これ以上の数のコイルスプリング32の配置も排除するものではない。
従って本図に示す7つの例は極めて好適な一例であるが、これ以上の数のコイルスプリング32を使用するものでも、或いはこれ以下の数のコイルスプリング32を用いるものであってもよい。
本図は一例の場合の状態として7つのコイルスプリング32を用いた好適な配置の例を示すものであり、他の配置位置とするものであってもよく、或いは7つ以外のコイルスプリング32もそれぞれ応じて適切な配置にするものであってもいずれを用いるものであってもよい。
本考案に係るスツールとしては、ベース板31と中間板33の間にコイルスプリング32を配置し、更に中間板33の上面にウレタンフォーム34を配置した所謂コイルスプリン32を用いて傾斜する平面と更にこの平面上にウレタンフォーム34のクッションを有し、まず傾斜する平面とこのコイルによる弾力とのクッション性とウレタンフォーム34のクッション性の二段のクッション性を有するスツールであればよい。
図4は、通常の座面にウレタンフォームを有するスツールの端に施術者が腰掛けた場合のスツールのクッションの状態の一例を示す。
本図に示すように。どうしても端の部分に体重が掛かり、そのクッション部分は潰れてしまいやすくなると共にどうしても腰が接触する小さい面で支えるものとなることから、腰への負担等が増大する。
従って腰痛の原因になりやすく、かつスツール自体も小さい面に体重全体が係ることからスツールへの負担も大きく破損の可能性も高まるものである。
これに対して図5は、本考案に掛かるスツールを用いた場合のクッション性の状態の一例を示す図である。
本図のようにスツールの座面3を構成する中間板33がその下部のコイルスプリング32により傾斜した平面となり、この上部にウレタンフォーム34のクッション部分を有するものとなる。
従って、座面全体で腰掛けた施術者等の作業者を支えるものとなり、広い面できっちりと施術者を均質な弾力で支えられることができ、これによって施術者等の作業者の腰への負担を軽減でき、腰痛を防止できる。
更にコイルスプリング32によってスツールの座面全体で施術者等の作業者を支えるものであり、スツール自体へ掛かる体重は程良く全体に分散されることからスツールへの負担も低減できるものである。
1 土台部
2 脚部
3 座面部
31 ベース板
32 コイルスプリング
321 外周リング部
322 内周リング部
33 中間板
34 ウレタンフォーム
35 カバー部

Claims (6)

  1. 作業者の用いるスツールであって、
    土台部1と脚部2と座面部3とからなり、
    座面部3は少なくともベース板31と、コイルスプリング部32と、中間板33と、ウレタンフォーム34とを有し、
    土台部1に連結する脚部2はその他端にベース板31を連設するものであり、
    更にベース板31と中間板33間にコイルスプリング部32を弾力をもって挟み込み、
    中間板33の他面にはウレタンフォーム34を有することによって座面を構成するものであり、
    座面に着座した作業者に対してコイルスプリング部32とウレタンフォーム34によって2段の弾力をもって支えることを特徴とするスツール。
  2. 作業者の用いるスツールであって、
    少なくとも脚部2と座面部3とからなり、
    座面部3はベース板31と、コイルスプリング部32と、中間板33と、ウレタンフォーム34とを有し、
    脚部2にはベース板31を連設するものであり、
    ベース板31の他面であってベース板31と中間板33間にコイルスプリング部32を弾力をもって挟み込み、
    中間板33の他面にはウレタンフォーム34を有することによって座面を構成するものであり、
    座面に着座した作業者に対してコイルスプリング部32とウレタンフォーム34によって2段の弾力をもって支えることを特徴とするスツール。
  3. ベース板31と中間板33間との間のコイルスプリング部32は弾力をもって計7つのコイルスプリングを配するものであり、
    ベース板31と中間板33の中央に一つのコイルスプリングを配し、
    更にベース板31と中間板33間の外周近傍にそれぞれ中央部から外周に向かって60度ずつずらして計6つ配置しているコイルスプリング部32よりなることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のスツール。
  4. 前記ベース板31と中間板33間の外周近傍に配した6つのコイルスプリングは、
    その6つのコイルスプリングが配置状態で作る外周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの外周を連結する外周リング部321を有し、
    その6つのコイルスプリングが配置状態で作る内周縁部分にそれぞれの隣り合うコイルスプリングの内周を連結する内周リング部322を有し、
    ベース板31と中間板33間の外周近傍に配置したコイルスプリングの隣り合うコイルスプリング同士で負荷を吸収しあうことを特徴とする請求項3に記載のスツール。
  5. 座面にはベース板31、コイルスプリング部32、中間板33、ウレタンフォーム34を覆うカバー部35を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスツール。
  6. 本考案に係るスツールを用いて行う作業が、理美容の施術・エステティックの施術・ネイルケアの施術・医療における医療行為又はこれに付随する行為・介護において行う作業のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスツール。
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