JP3198975U - たばこ包装容器用スリーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】たばこが配付されたものであることを示す目印を容易に付すことができ、且つ、配付されずに残ったたばこを販売用商品に戻すことができるたばこ包装容器用スリーブを提供する。【解決手段】たばこを収容するたばこ包装容器Aの外周面に装着されるたばこ包装容器用スリーブ1であって、たばこ包装容器Aの外周面を囲む筒状部材2と、筒状部材2のたばこ包装容器Aに対面する内周面2aの少なくとも一部に接着されたシート状の接着部材3と、接着部材3のたばこ包装容器A側の接着面を覆うシート状の剥離部材4と、を備え、剥離部材4は、筒状部材2の外側に張り出すつまみ片4bを有する。これにより、予め筒状部材2にたばこ包装容器Aを挿入しておき、つまみ片4bを操作して剥離部材4を接着部材3から剥離させるだけで、たばこ包装容器Aとたばこ包装容器用スリーブ1とを接着できる。【選択図】図1

Description

本考案は、たばこを収容するたばこ包装容器に装着されるたばこ包装容器用スリーブに関する。
従来、たばこを収容するたばこ包装容器に所定の情報を付す方法として、直方体形状のたばこ包装容器の一方の面に写真入りシールを貼ると共に、当該一方の面と対向する他方の面に写真の説明が記載されたシールを貼ることが知られている(特許文献1参照)。
実開昭61−193799号公報
ところで、例えば店頭で客等にたばこを配付(サンプリング)する場合には、配付されたたばこがサンプリング品であることを示す目印がたばこ包装容器に付されていること、及び、目印が容易には抹消できないことが求められる。ここで、特許文献1に記載された方法により、配付されたたばこがサンプリング品である旨を表示するシールをたばこ包装容器に貼ることも考えられる。
しかしながら、この方法では、配付の度にたばこ包装容器の適切な場所へシールを貼る必要があり、手間が掛かる。この手間を無くすため、配付に先立って予めたばこ包装容器へシールを貼っておくと、シールは容易に剥がせないので、配付されずに残ったたばこ包装容器を販売用商品に戻すことができなくなるという問題があった。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、たばこが配付されたものであることを示す目印を容易に付すことができ、且つ、配付されずに残ったたばこを販売用商品に戻すことができるたばこ包装容器用スリーブを提供することを目的とする。
本考案は、たばこを収容するたばこ包装容器の外周面に装着されるたばこ包装容器用スリーブであって、たばこ包装容器の外周面を囲む筒状部材と、筒状部材のたばこ包装容器に対面する内周面の少なくとも一部に接着されたシート状の接着部材と、接着部材のたばこ包装容器側の接着面を覆うシート状の剥離部材と、を備え、剥離部材は、筒状部材の外側に張り出すつまみ片を有する。
このたばこ包装容器用スリーブでは、筒状部材にたばこ包装容器が挿入された状態で、剥離部材のつまみ片を操作して当該剥離部材を接着部材の接着面から剥離させることによって、たばこ包装容器とたばこ包装容器用スリーブとを当該たばこ包装容器用スリーブの接着部材により容易に接着することができる。このため、配付に先立って予め筒状部材にたばこ包装容器を挿入しておき、配付の度につまみ片を操作して剥離部材を接着部材から剥離させるだけで、たばこ包装容器とたばこ包装容器用スリーブとを容易に接着できる。このとき、例えば筒状部材にサンプリング品であることを示す目印を付しておくことにより、配付されたたばこがサンプリング品であることを示す目印がたばこ包装容器に付されることとなる。また、配付に先立って予め筒状部材にたばこ包装容器を挿入したとしても、この状態ではたばこ包装容器とたばこ包装容器用スリーブとは接着されていないため、筒状部材からたばこ包装容器を抜き取ることができる。以上により、たばこが配付されたものであることを示す目印を容易に付すことができ、且つ、配付されずに残ったたばこを販売用商品に戻すことができる。
ここで、剥離部材は、接着面を覆うカバー部を有し、つまみ片は、カバー部から折り返されて筒状部材の外側に張り出していてもよい。この場合、筒状部材の外側に張り出したつまみ片を例えば指先でつまんで引くと、剥離部材の折り返し部分においてカバー部が接着部材から剥離する。更につまみ片を引き続けると、カバー部が接着部材から順次剥離し、最終的には、接着部材の全面に亘って剥離する。以上により、つまみ片を引くだけの簡単な操作によってたばこ包装容器とたばこ包装容器用スリーブとを接着することができるため、たばこが配付されたものであることを示す目印を一層容易に付すことができる。
また、接着部材は、筒状部材に接着された第1接着剤と、剥離部材に接着された第2接着剤と、第1接着剤及び第2接着剤の間に配置された複数層からなる基材と、を有していてもよい。この場合、たばこ包装容器にたばこ包装容器用スリーブを接着した後、たばこ包装容器からたばこ包装容器用スリーブを剥がそうとすると、複数層からなる基材は何れかの層間で剥離し、第1接着剤側の層は筒状部材に残り、第2接着剤側の層はたばこ包装容器側に残る。つまり、たばこ包装容器側に残った層が目印として残るので、たばこが配付されたものであることを示す目印を容易には抹消できない。
また、筒状部材は、たばこ包装容器の外周面の全体を覆うように形成されていてもよい。この場合、広告表示用として筒状部材を用いる際に、広告表示用の広いスペースを確保できる。
また、筒状部材は、切取可能な切取部を更に有し、切取部には、たばこ包装容器に収容されたたばこが配付された品であることの確証となる情報が表示されてもよい。この場合、たばこを配付する際に切取部を切り取って回収するだけで、そのたばこが配付されたことの確証とすることができる。
また、つまみ片には、たばこ包装容器に収容されたたばこが配付された品であることの確証となる情報が表示されてもよい。この場合、たばこをサンプリング品として配付する際に取り外された剥離部材を回収するだけで、そのたばこが配付されたことの確証とすることができる。
また、筒状部材は、接着部材が接着された本体部と、本体部から分離可能な余剰部と、本体部と余剰部とを区画し、筒状部材の軸線方向と交差する方向に線状に切取可能な周方向ジップ部とを有してもよい。この場合、周方向ジップ部を切り取ることで必然的に余剰部は本体部から切り離される。この余剰部が、たばこ包装容器の開閉式の上蓋に対応する位置にあれば、余剰部を本体部から分離除去することで、上蓋の開閉動作時における上蓋と筒状部材との干渉を防ぐことができる。
また、筒状部材は、開放された上縁部と下縁部とを有し、筒状部材は、上縁部から下縁部までを連続的に結ぶ線状で、且つ切取可能な縦方向ジップ部を有してもよい。この場合、縦方向ジップ部を切り取ることで筒状部材が帯状に展開される。これにより、筒状部材をたばこ包装容器から容易に剥がすことが可能となる。そして、筒状部材をたばこ包装容器から剥がすことにより、たばこ包装容器の上蓋の開閉動作時における上蓋と筒状部材との干渉を防ぐことができる。また、縦方向ジップ部をたばこ包装容器用スリーブの左右何れかの側面に設けた場合、たばこ包装容器用スリーブの前後面にジップ部を設ける必要がないことから、周方向ジップ部を設ける場合に比較して広告表示用のスペースを広く確保できる。
本考案によれば、たばこが配付されたものであることを示す目印を容易に付すことができ、且つ、配付されずに残ったたばこを販売用商品に戻すことができる。
実施形態に係るたばこ包装容器用スリーブを示す斜視図である。 たばこ包装容器用スリーブの筒状部材の展開図である。 たばこ包装容器用スリーブの接着部材及び剥離部材を筒状部材に接着する前の状態を示す平面図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図であり、筒状部材、接着部材及び剥離部材の配置を示す概略断面図である。 たばこ包装容器用スリーブの周方向ジップ部を切り取った状態を示す斜視図である。 変形例に係るたばこ包装容器用スリーブを示す斜視図である。 他の変形例に係るたばこ包装容器用スリーブを示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案に係るたばこ包装容器用スリーブの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。また、以下の説明において、たばこ包装容器を立てて置いた場合の上下方向を「上下」とし、たばこ包装容器の四つの側面の内、幅の広い側面に垂直な方向を「前後」、幅の狭い側面に垂直な方向を「左右」とする。なお、たばこ包装容器は柔らかい素材からなるソフトタイプと、形状安定性の高いボックスタイプとが存在するが、以下の実施形態ではボックスタイプを例示する。そして、ボックスタイプにおいてたばこ包装容器の前後方向における正面側を「前」、背面側を「後」とする。
図1は、実施形態に係るたばこ包装容器用スリーブを示す斜視図であり、図2は、たばこ包装容器用スリーブの筒状部材の展開図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るたばこ包装容器用スリーブ1は、例えば、たばこを客等にサンプル品として配付する場合に使用される。たばこ包装容器用スリーブ1は、たばこを収容するたばこ包装容器Aの上面及び下面を除く四つの側面(以下「外周面」という)Aaを取り囲むように装着される。たばこ包装容器用スリーブ1は、筒状部材2と、接着部材3と、剥離部材4と、を備えている。なお、たばこ包装容器用スリーブ1の材質は紙であることが好ましいが、これに限定されず、プラスチック等であってもよい。
たばこ包装容器A(図5参照)は、上下方向に長い直方体形状を呈し、たばこを収容する箱部Abと、箱部Abの上端を開閉する上蓋Acとを有し、箱部Abと上蓋Acとは、通常、外装フィルムで覆われている(図示省略)。より具体的には、箱部Abは、外箱Adと内箱Aeとの二重構造になっており、開封前の状態において外箱Adと上蓋Acとは一体になっている。たばこ包装容器Aの前面及び左右両側面には、外箱Adと上蓋Acとに切り離す切断線Afが形成され、たばこ包装容器Aの後面には、切断線Afの両端を結ぶように左右方向に延在する折曲線Agが形成されている。上蓋Acは、折曲線Agを回動中心軸線L1として後方へ回動することにより開閉する。また、上蓋Acを閉じた際には、内箱Aeに重なるように収まる。
筒状部材2は、たばこ包装容器Aに所定の情報を付す部分であり、たばこ包装容器Aの外周面Aaの全面を覆う。この所定の情報として、例えば、配付されたたばこがサンプリング品であることを示す目印が付されており、一例として、本実施形態では筒状部材2の左右両側面に「SAMPLE」との文字5が付されている。また、他の所定の情報として、筒状部材2の前後面の略全面に各種広告の表示6が付されてされている。
筒状部材2のたばこ包装容器Aに対面する内周面2aは、たばこ包装容器Aの外周面Aaに対して略同形に形成されている。このため、筒状部材2は、たばこ包装容器Aの外周面Aaの全体を覆うこととなる。また、筒状部材2は、たばこ包装容器Aの前後面及び左右両側面に沿って覆う矩形筒状を呈し、たばこ包装容器Aの上下面に対応する部位は開放されている。このため、筒状部材2は、たばこ包装容器Aに対して前後左右方向に固定されると共に上下方向に摺動可能となる。
筒状部材2は、たばこ包装容器用スリーブ1がたばこ包装容器Aの外周面Aaに装着された状態において、たばこ包装容器Aの外周面Aaのほとんどを覆う本体部2bと、本体部2bから分離可能な余剰部2cと、本体部2bと余剰部2cとを区画し、筒状部材2の軸線L2方向と交差する方向に線状に切取可能なジップ部(以下「周方向ジップ部」という)7とを有する。
周方向ジップ部7は、たばこ包装容器Aの上蓋Acの開閉時に、上蓋Acが筒状部材2に干渉するのを避けるために余剰部2cを本体部2bから切り離すための部材である。周方向ジップ部7は、一対の間欠状の切目線7a,7bが互いに平行に並んで形成されており、その一端では、これら一対の切目線同士の間にも切目7cが形成されている。これにより、周方向ジップ部7は、上記一端の切目7cから切目線7a,7bに沿って筒状部材2を線状に切取可能となる。なお、一対の切目線7a,7bの内、切目線7aが上側、切目線7bが下側に形成されているものとする。また、切目線7a,7bは、周方向ジップ部7をスムーズに切取可能とするために鋸歯状に形成されている。
周方向ジップ部7は、筒状部材2の上部において、軸線L2方向に対して垂直な方向(すなわち、たばこ包装容器用スリーブ1の前後左右方向)に一周に亘って設けられている。また、周方向ジップ部7は、たばこ包装容器用スリーブ1がたばこ包装容器Aの外周面Aaに装着された状態において、周方向ジップ部7を構成する1対の切目線7a,7bの内の下側の切目線7bがたばこ包装容器Aの上蓋Acの最下部より若干下側に位置するように形成されている。これらにより、周方向ジップ部7を切り取って余剰部2cを除去すると、筒状部材2は下側の切目線7bより上側が切り離され、たばこ包装容器Aの上蓋Acの開閉時に上蓋Acの回動を妨げる位置から筒状部材2が取り除かれる。
筒状部材2は、余剰部2cの後面の上部に、切取可能な切取部8を有している。切取部8には、たばこ包装容器Aに収容されたたばこがサンプリング品として配付されたことの確証となる情報9が表示されている。確証となる情報9としては、例えば、たばこがサンプリング品として配付された日付及び配付者のサインの記入欄を含んでもよい。
切取部8の下端には、余剰部2cから切取部8のみを切取可能とするための切目線8aが形成されており、切目線8aに沿って切取部8を容易に切り取ることができる。
図3は、たばこ包装容器用スリーブの接着部材及び剥離部材を筒状部材に接着する前の状態を示す平面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図であり、筒状部材、接着部材及び剥離部材の配置を示す概略断面図である。図3及び図4に示すように、接着部材3は、たばこ包装容器用スリーブ1をたばこ包装容器Aに接着して固定するためのものである。接着部材3は、矩形のシート状を呈し、筒状部材2の本体部2bの前面側における内周面2aに接着されている。
接着部材3は、筒状部材2に接着された第1接着剤3aと、剥離部材4に接着された第2接着剤3bと、第1接着剤3a及び第2接着剤3bの間に配置された複数層からなる基材3cと、が積層して構成されている。本実施形態においては第1接着剤3a、第2接着剤3b、基材3cの材料について、特に好ましい例として、第1接着剤3aには、強度粘着タイプのノンキャリアアクリル系エマルジョンを用いており、第2接着剤3bには、RPC−U2、7KWのアクリル系エマルジョン型強粘着冷食タイプを用いており、基材3cには、RPC−U2、7KWの改ざん防止用表面基材を用いている。なお、各材料は上記のものに限定されない。また、基材3cを構成する各層間の少なくとも一つの結合強度は、基材3cと第1接着剤3aとの接着強度よりも弱く、且つ基材3cと第2接着剤3bとの接着強度よりも弱いと好ましい。
剥離部材4は、たばこ包装容器用スリーブ1がたばこ包装容器Aの外周面Aaに接着して固定される前の状態(初期状態)において、接着部材3のたばこ包装容器A側の接着面3sを覆うものである。剥離部材4は、一方向に長い矩形のシート状を呈する。剥離部材4は、長手方向Dの一端側にカバー部4aを有し、長手方向Dの他端側につまみ片4bを有する。
カバー部4aは、接着部材3のたばこ包装容器A側の接着面3sを覆うことにより、筒状部材2の内周面同士等が貼り付くことを防止すると共に、筒状部材2にたばこ包装容器Aを挿入する際にたばこ包装容器Aが接着面3sに貼り付くことを防止するものである。カバー部4aは、接着面3sの全体を覆うように接着面3sに貼着されている。カバー部4aは、接着面3sから剥離可能であり、接着面3sを構成する第2接着剤3bがカバー部4a上に残らないように剥離できる。
つまみ片4bは、筒状部材2にたばこ包装容器Aが挿入された状態でつまみ片4bを操作して、剥離部材4を接着部材3の接着面3sから剥離させるためのものである。つまみ片4bは、剥離部材4がカバー部4aの下端から折り返され、カバー部4aを超えて、筒状部材2の外側に張り出した部分である(図1参照)。
続いて、たばこ包装容器用スリーブ1の作用・効果について説明する。まず、たばこの配付を行うための事前準備として、筒状部材2の切取部8に設けられた日付及び配付者のサインの記入欄に、たばこがサンプリング品として配付される日付、及び、配付を行う配付者のサインをそれぞれ記入しておく。
次に、配付するたばこが収容されたたばこ包装容器Aを、配付に先立って予めたばこ包装容器用スリーブ1に挿入しておく。ここで、初期状態において、接着部材3の接着面3sは剥離部材4のカバー部4aにより覆われている。従って、この状態では、たばこ包装容器Aは、接着面3sに貼り付くことなくスムーズに筒状部材2に挿入される。
次に、例えば店頭で客等にたばこを配付する際、配付の度に、切取部8を切り取って回収する。これにより、たばこをサンプリング品として配付した日付、及び、配付を行った配付者のサインがそれぞれ記入された切取部8が、たばこがサンプリング品として配付されたことの確証となる。
また、配付の度に剥離部材4のつまみ片4bを操作して剥離部材4を接着部材3の接着面3sから剥離させることによって、たばこ包装容器Aとたばこ包装容器用スリーブ1とを容易に接着することができる。より具体的には、筒状部材2の外側に張り出したつまみ片4bを例えば指先でつまんで引くと、剥離部材4の折り返し部分4cにおいてカバー部4aが接着部材3から剥離する。更につまみ片4bを引き続けると、カバー部4aが接着部材3から順次剥離し、最終的には、接着部材3の全面に亘って剥離する。以上により、つまみ片4bを引くだけの簡単な操作によって、たばこ包装容器Aとたばこ包装容器用スリーブ1とを、たばこ包装容器用スリーブ1の接着部材3によって接着することができる。従って、たばこが配付されたものであることを示す目印を容易に付すことができる。
なお、配付に先立って予め筒状部材2にたばこ包装容器Aを挿入したとしても、上述したようにつまみ片4bを引くまでは、たばこ包装容器Aとたばこ包装容器用スリーブ1とは接着されていないため、筒状部材2からたばこ包装容器Aを抜き取ることができる。従って、配付されずに残ったたばこを販売用商品に戻すことができる。
ここで、たばこ包装容器用スリーブ1には、配付されたたばこがサンプリング品であることを示す目印となる文字5が付されているため、目印となる文字5を容易にたばこ包装容器Aに付すことができる。
また、たばこ包装容器用スリーブ1には広告の表示6が付されてされているため、広告の表示6がたばこ包装容器Aに付されることとなる。筒状部材2はたばこ包装容器Aの外周面Aaの全体を覆うように形成されているため、広告表示用の広いスペースを確保できる。
なお、このようにたばこ包装容器Aとたばこ包装容器用スリーブ1とが接着部材3によって接着された状態において、たばこ包装容器Aからたばこ包装容器用スリーブ1を剥がそうとすると、複数層からなる基材3cは何れかの層間で剥離し、第1接着剤3a側の層は筒状部材2の本体部2bに残り、第2接着剤3b側の層はたばこ包装容器A側に残る。つまり、たばこ包装容器A側に残った層が目印として残るので、たばこがサンプル品として配付されたものであることを示す目印を容易には抹消できなくなる。その結果、サンプル品を転売する等の行為を防ぐことができる。
次に、図5に示すように、たばこ包装容器Aに接着されたたばこ包装容器用スリーブ1において、周方向ジップ部7を切り取ることで必然的に余剰部2cは本体部2bから切り離される。余剰部2cは、たばこ包装容器Aの開閉式の上蓋Acに対応する位置、具体的には、上蓋Acを覆う位置にあるので、余剰部2cを本体部2bから分離除去することで、上蓋Acの開閉動作時における上蓋Acと筒状部材2との干渉を防ぐことができる。
続いて、図6を参照して、本実施形態に係るたばこ包装容器用スリーブの変形例について説明する。変形例に係るたばこ包装容器用スリーブ10は、上記たばこ包装容器用スリーブ1に比較して、ジップ部が相違している。
図6は、変形例に係るたばこ包装容器用スリーブを示す斜視図である。図6に示すように、たばこ包装容器用スリーブ10の筒状部材12は、周方向ジップ部7の代わりに、筒状部材12の上縁部12dから下縁部12eまでを連続的に結ぶ線状で、且つ切取可能なジップ部(以下「縦方向ジップ部」という)17を有している。縦方向ジップ部17を切り取ると、筒状部材12が帯状に展開される。
縦方向ジップ部17は、一対の間欠状の切目線17a,17bによって構成されている。縦方向ジップ部17は、たばこ包装容器用スリーブ10の左右何れかの側面(図6に示す例では右側面)の全面によって構成されている。すなわち、切目線17aはたばこ包装容器Aの右側面と前面との境界となる辺に沿って形成されており、切目線17bはたばこ包装容器Aの右側面と後面との境界となる辺に沿って形成されている。また、切目線17a,17bは、縦方向ジップ部17をスムーズに切取可能とするために鋸歯状に形成されている。なお、図6においては、縦方向ジップ部17を下縁部12e側から途中まで切り取った状態を仮想線により図示している。
縦方向ジップ部17が切り取られて筒状部材12が帯状に展開されると、筒状部材12をたばこ包装容器Aから容易に剥がすことが可能となる。そして、筒状部材12をたばこ包装容器Aから剥がすことにより、たばこ包装容器Aの上蓋Acの開閉動作時における上蓋Acと筒状部材12との干渉を防ぐことができる。このとき、帯状に展開された筒状部材12をたばこ包装容器Aから剥がそうとすると、接着部材3の一部がたばこ包装容器A側に残る。つまり、たばこ包装容器A側に残った接着部材3の一部が目印として残るので、たばこが配付されたものであることを示す目印を容易には抹消できない。
また、縦方向ジップ部17をたばこ包装容器用スリーブ10の左右何れかの側面に設けた場合、たばこ包装容器用スリーブ10の前後面にジップ部を設ける必要がないことから、周方向ジップ部7を設ける場合に比較して、たばこ包装容器用スリーブ10の前後面における広告の表示6の面積を広く確保することができる。従って、たばこ包装容器用スリーブ10の前後面に注意書き、成分表示等を記載する場合であっても、広告の表示6のためのスペースを十分に確保できる。
続いて、図7を参照して、本実施形態に係るたばこ包装容器用スリーブの他の変形例について説明する。他の変形例に係るたばこ包装容器用スリーブ20は、上記たばこ包装容器用スリーブ1に比較して、筒状部材及び剥離部材が相違している。
図7は、他の変形例に係るたばこ包装容器用スリーブを示す斜視図である。図7に示すように、たばこ包装容器用スリーブ20において、筒状部材22はたばこ包装容器Aに対して上下方向に短く形成されており、且つ、筒状部材22はジップ部を有していない。筒状部材22は、たばこ包装容器Aに対して上下方向に短く形成されていることから、筒状部材22がたばこ包装容器Aの上蓋Acを覆わない位置に装着することができる。これにより、上蓋Acの開閉時に上蓋Acと筒状部材22とが干渉しないため、筒状部材22にジップ部を設ける必要がない。
また、たばこ包装容器用スリーブ20において、筒状部材22は切取部を有しておらず、且つ、剥離部材24のつまみ片24bには、たばこ包装容器Aに収容されたたばこがサンプリング品として配付されたことの確証となる情報29が表示されている。確証となる情報29としては、例えば、たばこがサンプリング品として配付された日付及び配付者のサインの記入欄を含んでもよい。上記構成により、たばこを配付する際に回収された剥離部材24をたばこがサンプリング品として配付されたことの確証とすることができるため、このような確証となる情報29を表示した切取部を設けてたばこを配付する際に切取部を回収する必要がない。
以上、本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、周方向ジップ部7は、軸線L2方向に対して垂直な方向に一周に亘って設けられているとして説明したが、周方向ジップ部7は、軸線L2方向と交差する方向に設けられていればよい。すなわち、周方向ジップ部7は、たばこ包装容器Aの上蓋Acの開閉時に上蓋Acの回動を妨げる位置から筒状部材2を取り除くことができれば、必ずしも軸線L2方向に対して垂直な方向に一周に亘って設けられていなくてもよい。
また、縦方向ジップ部17は、たばこ包装容器Aの右側面の全面に設けられているとして説明したが、縦方向ジップ部17は、上縁部12dから下縁部12eまでを連続的に結び、線状に切取可能であればよい。例えば、縦方向ジップ部17は、たばこ包装容器Aの左側面、前面又は後面に設けられていてもよく、複数の側面に亘って設けられていてもよい。また、縦方向ジップ部17は、たばこ包装容器Aの各側面の全面によって構成されていなくてもよく、各切目線がたばこ包装容器用スリーブ10の各辺から離間した位置に設けられていてもよい。また、縦方向ジップ部17は、軸線L2方向に対して平行に設けられていなくてもよく、軸線L2方向と交差する方向に設けられていてもよい。
1,10,20…たばこ包装容器用スリーブ、2,12,22…筒状部材、2a…内周面、2b…本体部、2c…余剰部、3…接着部材、3a…第1接着剤、3b…第2接着剤、3c…基材、3s…接着面、12d…上縁部、12e…下縁部、4,24…剥離部材、4a…カバー部、4b,24b…つまみ片、7…周方向ジップ部、8…切取部、9,29…情報、17…縦方向ジップ部、A…たばこ包装容器、Aa…外周面。

Claims (8)

  1. たばこを収容するたばこ包装容器の外周面に装着されるたばこ包装容器用スリーブであって、
    前記たばこ包装容器の前記外周面を囲む筒状部材と、
    前記筒状部材の前記たばこ包装容器に対面する内周面の少なくとも一部に接着されたシート状の接着部材と、
    前記接着部材の前記たばこ包装容器側の接着面を覆うシート状の剥離部材と、を備え、
    前記剥離部材は、前記筒状部材の外側に張り出すつまみ片を有する、たばこ包装容器用スリーブ。
  2. 前記剥離部材は、前記接着面を覆うカバー部を有し、
    前記つまみ片は、前記カバー部から折り返されて前記筒状部材の外側に張り出す、請求項1に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
  3. 前記接着部材は、
    前記筒状部材に接着された第1接着剤と、
    前記剥離部材に接着された第2接着剤と、
    前記第1接着剤及び前記第2接着剤の間に配置された複数層からなる基材と、
    を有する請求項1又は2に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
  4. 前記筒状部材は、前記たばこ包装容器の前記外周面の全体を覆うように形成された請求項1〜3の何れか一項に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
  5. 前記筒状部材は、切取可能な切取部を更に有し、
    前記切取部には、前記たばこ包装容器に収容された前記たばこが配付された品であることの確証となる情報が表示される請求項1〜4の何れか一項に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
  6. 前記つまみ片には、前記たばこ包装容器に収容された前記たばこが配付された品であることの確証となる情報が表示される請求項1〜5の何れか一項に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
  7. 前記筒状部材は、前記接着部材が接着された本体部と、前記本体部から分離可能な余剰部と、前記本体部と前記余剰部とを区画し、前記筒状部材の軸線方向と交差する方向に線状に切取可能な周方向ジップ部とを有する請求項1〜6の何れか一項に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
  8. 前記筒状部材は、開放された上縁部と下縁部とを有し、
    前記筒状部材は、前記上縁部から前記下縁部までを連続的に結ぶ線状で、且つ切取可能な縦方向ジップ部を有する請求項1〜6の何れか一項に記載のたばこ包装容器用スリーブ。
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