JP3198806U - ペット用トレー - Google Patents

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Abstract

【課題】本体部に対するペットシーツの着脱を容易にし、かつ、使用時における清潔さを維持できるペット用トレーを提供する。【解決手段】ペット用トレー1は、ペットシーツ200が敷設される敷設面11を備えた本体部10と、粘着によってペットシーツ200を敷設面11に着脱可能に保持する粘着層13と、敷設面11に設けられ粘着層13を露出させる露出面110とを有する。本体部10は、敷設面11の周囲を囲んで形成された周壁部3を有している。周壁部3は、敷設面11よりも隆起した土手形状を有している。周壁部3は、敷設面11よりも高さが一旦低くなってから緩やかに隆起している。【選択図】図1

Description

本考案は、ペットが寝そべったり排泄したり、餌を食べるための食器やケージを置いたりするためのペット用トレーに関する。
従来のペットトレーとして、ペットの排泄物を吸収するペットシーツを、本体部に設けられたバックルや噛み込み歯等により本体部に固定支持するペットトレーが知られている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3078807号公報
従来のペットトレーでは、本体部へのペットシーツの固定支持にバックルや噛み込歯等を使用するため、ペットトレーへのペットシーツの着脱時の作業が煩雑となる。また、ペットトレーは通常、屋内で使用されるので清潔さが求められる。しかし、従来のペットトレーは、ペットシーツを本体部に固定支持するための部品自体や部品と本体部との間にペットの排泄物等が付着して清潔さが損なわれる場合がある。
本考案の目的は、本体部に対するペットシーツの着脱を容易にし、かつ、使用時における清潔さを維持できるペット用トレーを提供することにある。
本考案の一態様によるペット用トレーは、ペットシーツが敷設される敷設面を備えた本体部と、粘着によって前記ペットシーツを前記敷設面に着脱可能に保持する粘着層と、前記敷設面に設けられ前記粘着層を露出させる露出面とを有する。
本考案の一態様によれば、本体部に対するペットシーツの着脱を容易にし、かつ、使用時における清潔さを維持できる。
本考案の第1実施形態によるペット用トレー1の概略構成及び使用状態を模式的に示す斜視図である。 本考案の第1実施形態によるペット用トレー1の概略構成を示す平面図である。 本考案の第1実施形態によるペット用トレー1の概略構成を示す側面図である。 本考案の第1実施形態によるペット用トレー1を図2に示すB−B線で切断した断面図である。 本考案の第1実施形態によるペット用トレー1の断面の一部を拡大して示す図である。 本考案の第1実施形態の変形例1によるペット用トレー1の断面の一部を拡大して示す図である。 本考案の第1実施形態の変形例2によるペット用トレー1の断面の一部を拡大して示す図である。 本考案の第2実施形態によるペット用トレー2の概略構成及び使用状態を示す斜視図である。 本考案の第2実施形態によるペット用トレー2の概略構成を示す平面図である。 本考案の第2実施形態によるペット用トレー2の概略構成を示す側面図である。
〔第1実施形態〕
本考案の第1実施形態によるペット用トレーについて、図1から図4を用いて説明する。図1は、本実施形態によるペット用トレー1の使用状態の一例を示す斜視図である。本来、ペットシーツ200は、ペット用トレー1上に敷設されて使用されるが、図1では、理解を容易にするためペット用トレー1の上方にずらして図示されている。図2は、ペット用トレー1の概略構成を示す平面図であって、ペット用トレー1をペットシーツ200が敷設される敷設面11側から見た図である。図3は、ペット用トレー1の概略構成を示す側面図であって、ペット用トレー1の側面を図2における平面図の右側から見た図である。図4は、図2に示すB−B線で切断したペット用トレー1の断面図である。
ペット用トレー1は、ペットが寝そべったり排泄したり、餌を食べるための食器やケージを置いたりするときにペットシーツ200を取り付けて使用される。図1に示すように、ペット用トレー1は、ペットシーツ200が敷設される敷設面11を備えた本体部10と、粘着によってペットシーツ200を敷設面11に着脱可能に保持する粘着層13と、敷設面11に設けられ粘着層13を露出させる露出面110とを有している。ペット用トレー1の使用時において敷設面11に敷設されるペットシーツ200は、吸水性に優れた素材、例えば乳児用のおむつ等に使用される吸水性ポリマーを主成分とする材料で形成されている。
図1及び図2に示すように、本体部10は、敷設面11の周囲を囲んで形成された周壁部3を有している。周壁部3は、敷設面11よりも隆起した土手形状を有している。周壁部3は、敷設面11よりも高さが一旦低くなってから緩やかに隆起している(図4参照)。なお、ペットシーツ200は、例えば、ペットシーツ200の中心と敷設面11の中心とをほぼ合わせるようにして敷設面11に敷設されたときに、周壁部3において高さが最も高くなる頂部の手前までを覆う程度の大きさを有している。また、敷設面11に敷設されたペットシーツ200の縁部は、周壁部3における敷設面11よりも高さが一旦低くなってから緩やかに隆起する部分に沿いつつ周壁部3の頂部は超えない。このため、ペット用トレー1では、ペットの排泄物等がペットシーツ200を伝わって本体部10の外に溢れないようになっている。また、図3に示すように、本体部10の裏面部分には、本体部10を支持する脚部17が設けられている。図3では、脚部17は2つ図示されているが、実際には、本体部10の裏面部分の四隅に1つずつ計4つ設けられている。脚部17はそれぞれゴム等の合成樹脂で形成されている。これにより、脚部17は、ペット用トレー1が設置される、例えば屋内の床等に対して滑りにくくなっている。このため、脚部17は、本体部10を床等に対して安定して支持できる。
図1及び図2に戻って、敷設面11は、長方形状を有している。また、敷設面11には、敷設面11の長手方向にほぼ平行に凹形状の溝部15が設けられている。溝部15は、敷設面11を開口する長方形状の開口端を有している。溝部15内には粘着層13が収容されている。本実施形態によるペット用トレー1では、溝部15は本体部10に3つ設けられている。具体的には、溝部15は、敷設面11のほぼ中央と、敷設面11の各長辺側の端部近傍に設けられている。なお、図1、図2及び図4では、理解を容易にするため、3つの溝部15のうち中央の溝部15に収容された粘着層13の図示を省略しているが、実際には3つの溝部15全てに粘着層13が収容されている。
粘着層13は溝部15の開口端を介して敷設面11に露出する。これにより、敷設面11には、粘着層13が露出する露出面110が形成される。露出面110は、溝部15の開口端に囲まれた領域でもある。溝部15は本体部10に3つ設けられているため、露出面110も敷設面11に3つ設けられる。露出面110は、敷設面11の長辺とほぼ同じ長さを有している。露出面110は、本体部10に設けられた3つの溝部15と一致する位置に所定間隔を空けて平行に設けられている。また、図4に示すように、3つの露出面110のそれぞれの幅は、同じ長さに形成されている。露出面110の幅は、溝部15の開口端の幅αと同じ長さに形成されている。粘着層13は露出面110から露出しているので、敷設面11に敷設されたペットシーツ200の裏面は粘着層13に接触する。このため、ペットシーツ200は粘着層13の粘着によって敷設面11に保持される。
ここで、粘着層13について説明する。粘着層13は、熱可塑性エラストマーを含む材料によって形成される。または、粘着層13は、ホットメルトを含む材料によって形成される。
ペット用トレー1の製造過程において、熱可塑性エラストマー又はホットメルトは、熱融解した状態で溝部15内に充填され、冷却固化される。これにより、図1、図2及び図4に示すように、溝部15内に透過性を有する粘着層13が形成される。なお、図4では、敷設面11の長辺側端部の近傍に設けられた溝部15に形成された装飾凸部151及び枠部153(いずれも詳細は後述する)の図示は省略している。
粘着層13は、ペットシーツ200を本体部10の敷設面11に着脱可能に保持するのに適した粘着性を有している。ペット用トレー1では、粘着層13が露出面110から露出しているので、使用者は、ペットシーツ200をペット用トレー1の上から本体部10にかぶせるようにして敷設面11に敷設し、ペットシーツ200上を軽く押さえつけるという作業のみでペットシーツ200をペット用トレー1に取り付けることができる。また、粘着層13の粘着力は、使用者がペットシーツ200をペット用トレー1から引き剥がすために粘着層13に加える力よりも弱い。このため、使用者は、ペットシーツ200をペット用トレー1から取り外すときには、ペットシーツ200の一部をつまんで敷設面11から引き剥がすだけでよい。また、ペットシーツ200をペット用トレー1から引き剥がしても、ペットシーツ200は、露出面110に露出する粘着層13上に残らない。このように、ペット用トレー1は、バックル等によってペットシーツを本体部に取り付ける従来のペットトレーに比べてペットシーツの着脱作業が大幅に容易になる。
また、露出面110内でのペットシーツ200のずれに対する粘着層13の保持力は、敷設面11からのペットシーツ200の引き剥がしに対する保持力より強い。したがって、ペット用トレー1は、ペットシーツ200の着脱が容易でありつつ、敷設面11に敷設されたペットシーツ200上でのペットの動き回りに対して、ペットシーツ200がずれにくい構成になっている。また、ペット用トレー1は、粘着層13を有することによりバックル等の固定部品が不要であるため、本体部10に設けられる部品数が従来のペットトレーに比べて少ない。このため、ペット用トレー1は、本体部10に設けられた部品にペットの排泄物等が付着して清潔さが損なわれることを防止し、使用時において清潔さを維持できる。また、粘着層13は、水洗いすることで粘着性を回復する。このため、ペット用トレー1は、粘着層13を含め本体部10を水洗いすることができ、清潔さを保ちながら長期間の使用に耐えることができる。
次に、溝部15及び露出面110の構成について図1、図2、図4及び図5を用いて詳しく説明する。図1及び図2に示すように、溝部15は、溝部15の開口端で囲まれた領域でもある露出面110から露出させた状態で粘着層13を収容している。溝部15は、内面の少なくとも一部から突出して、例えば動物の肉球や骨の形状を有する装飾凸部(凸部の一例)151を有している。装飾凸部151は、溝部15の内面の一部である底面155から突出して形成されている。装飾凸部151は、3つの溝部15のそれぞれの内面に複数設けられている。溝部15に収容される粘着層13は透過性を有しているので、溝部15に粘着層13が収容された状態であっても装飾凸部151のそれぞれは視認可能な状態となる。このため、装飾凸部151を有する溝部15を備えることで、ペット用トレー1の装飾性が向上される。また、溝部15は、枠形状を備えて装飾凸部151を囲んで設けられた枠部(凸部の一例)153を有している。枠部153は、溝部15の内面の一部である底面155から突出して形成されている。なお、ペット用トレー1の溝部15には、凸部として装飾凸部151及び枠部153の両方が設けられているが、これに限られず、溝部15には、装飾凸部151及び枠部153のいずれか一方のみが設けられていてもよい。
ここで、溝部15が有する凸部の一例である装飾凸部151及び枠部153と粘着層13との関係について図5を用いて説明する。図5は、図4に示すペット用トレー1の中央に設けられた溝部15近傍の断面を拡大して示す図である。中央に設けられた溝部15に収容された粘着層13は、図4では図示が省略されているが、図5では省略されずに図示されている。なお、図5では、粘着層13のみは、ペット用トレー1の切断面における端面の形状が示されている。
図5に示すように、粘着層13は、装飾凸部151及び枠部153を隙間なく被覆して形成されている。これにより、粘着層13と、溝部15の深さ方向における装飾凸部151及び枠部153との接触面積が広くなる。さらに、粘着層13は、溝部15の側壁面とも接触している。このため、粘着層13は、溝部15からの抜け方向(溝部15の深さ方向)にかかる力に対する抵抗力が大きくなる。したがって、溝部15は、装飾凸部151及び枠部153を有することにより、装飾凸部151及び枠部153を有さない場合に比べ粘着層13をより安定して収容できる。
なお、本実施形態によるペット用トレー1では、装飾凸部151及び枠部153は、溝部15の内面の一部である底面155から突出して形成されているが、これに限られず、例えば溝部15の内面の一部である側壁面から突出して形成されていてもよい。また、溝部15は、装飾凸部151及び枠部153に代えて、又は、装飾凸部151及び枠部153の少なくとも一方に加えて、内面の少なくとも一部に粗面を有していてもよい。粘着層13が粗面を隙間なく被覆して形成されることにより、溝部15と粘着層13との接触面積が増加する。これにより、粘着層13は、溝部15からの抜け方向(溝部15の深さ方向)にかかる力に対する抵抗力が大きくなる。溝部15における粗面は、底面155に設けられてもよいし、側壁面に設けられてもよい。
(変形例1)
次に、本実施形態の変形例1によるペット用トレーについて図6を用いて説明する。変形例1によるペット用トレーは、敷設面11の構成を除いて、上記第1実施形態によるペット用トレー1と同様の構成を有しているので、以下、敷設面11の構成のみ説明し、その他の構成については説明を省略する。図6は、変形例1によるペット用トレー1において敷設面11の中央に設けられた溝部15の断面の近傍を拡大して示す図である。なお、図5と同様に、図6では、粘着層13のみは、ペット用トレー1の切断面における端面の形状が示されている。
図6に示すように、変形例1によるペット用トレー1に設けられた敷設面11は、粘着層13の少なくとも一部に対向する庇部113を有している。庇部113は、敷設面11の一部であって敷設面11と一体に形成されている。庇部113は、敷設面11の面内において溝部15の底面155の上方に向かって突出して形成されている。庇部113は、溝部15の長手側の開口端を構成している。また、庇部113の裏面側は、粘着層13の上面と対向して接触している。これにより、粘着層13は溝部15が有する凸部(装飾凸部151及び枠部153)及び溝部15の側壁面に加えて庇部113とも接触する。このため、溝部15と粘着層13との接触面積が増えるので、粘着層13は、溝部15からの抜け方向(溝部15の深さ方向)にかかる力に対する抵抗力がさらに大きくなる。さらに、庇部113は、粘着層13の一部の上方に迫り出して粘着層13の溝部15からの飛び出しを防止する。このため、庇部113を有するペット用トレー1では、粘着層13を溝部15により安定して収容できる。
変形例1における溝部15の開口端に囲まれた領域である露出面110の面積は、庇部113が設けられていない場合の露出面110よりも狭くなる。すなわち、露出面110から露出する粘着層13の面積が小さくなる。但し、庇部113が突出する長さはわずかであり、ペットシーツ200に対して粘着層13が有する保持力は、上記第1実施形態におけるペット用トレー1での保持力とほとんど変わらず、実使用上問題はない。なお、図6では、溝部15に凸部(装飾凸部151及び枠部153)が設けられているが、これに限られず、凸部が設けられなくてもよい。また、溝部15は、内面の少なくとも一部に粗面を有していてもよい。
(変形例2)
次に、本実施形態の変形例2によるペット用トレーについて図7を用いて説明する。変形例2によるペット用トレーは、溝部15の構成を除いて、上記第1実施形態によるペット用トレー1と同様の構成を有しているので、以下、溝部15の構成のみ説明し、その他の構成については説明を省略する。図7は、変形例2によるペット用トレー1において敷設面11の中央に設けられた溝部15の断面の近傍を拡大して示す図である。なお、図5及び図6と同様に、図7では、粘着層13のみは、ペット用トレー1の切断面における端面の形状が示されている。
図7に示すように、変形例2によるペット用トレー1に備えられた溝部15は、装飾凸部151に代え、周期的に繰り返される線状に形成された線状凸部(凸部の一例)159を有している。線状凸部159は、枠部153に囲まれた領域において複数(図7では8本)設けられている。また、複数の線状凸部159のそれぞれは、溝部15の開口端側から見ると、枠部153の長辺に沿って一直線状を有し、互いにほぼ平行に設けられている。変形例2における溝部15に収容された粘着層13は、線状凸部159及び枠部153を隙間なく被覆して形成される。これにより、変形例2における溝部15においても、粘着層13と溝部15との接触面積は大きくなる。したがって、粘着層13は、溝部15からの抜け方向(溝部15の深さ方向)にかかる力に対する抵抗力が大きくなる。このため、変形例2における溝部15によっても、装飾凸部151を有する溝部15と同様に粘着層13を安定して収容できる。なお、図7では、枠部153に囲まれた領域に線状凸部159が設けられているが、これに限られず、溝部15には線状凸部159のみが設けられていてもよい。また、線状凸部159は、溝部15の内面の一部である底面155から突出して形成されているが、例えば溝部15の内面の一部である側壁面から突出して形成されていてもよい。また、線状凸部159の形状は、一直線状に限られず、枠部153に囲まれた領域において断続的な直線状に形成されていてもよい。
以上、説明したように、上記第1実施形態及び変形例1、変形例2によるペット用トレー1は、ペットシーツ200が敷設される敷設面11を備えた本体部10と、粘着によってペットシーツ200を敷設面11に着脱可能に保持する粘着層13と、敷設面11に設けられ粘着層13を露出させる露出面110とを有する。これにより、ペット用トレー1は、ペットシーツ200の着脱を容易にすることができる。
また、ペット用トレー1において、露出面110は、本体部10に複数設けられていてもよい。これにより、ペット用トレー1では、一の露出面110の面積が小さくなるのでペットシーツ200が剥がし易くなる一方、ペット用トレー1全体では露出面110の面積が大きくなるので、ペットシーツ200を粘着層13によってより安定して本体部10に保持することができる。
また、ペット用トレー1において、本体部10は、露出面110から露出させた状態で粘着層13を収容する溝部15を有する。これにより、ペット用トレー1は、粘着層13を安定して本体部10に設置できる。
また、ペット用トレー1において、溝部15は、内面の少なくとも一部に凸部(装飾凸部151,枠部153)を有していてもよい。また、溝部15は、凸部として周期的に繰り返される線状に形成された線状凸部159を有していてもよい。また、溝部15は、内面の少なくとも一部に粗面を有していてもよい。これにより、粘着層13は、溝部15からの抜け方向(溝部15の深さ方向)にかかる力に対する抵抗力が大きくなるので、溝部15に安定して収容されることができる。
さらに、敷設面11は、粘着層13の少なくとも一部に対向する庇部113を有していてもよい。これにより、粘着層13は溝部15からの抜け方向(溝部15の深さ方向)にかかる力に対する抵抗力がさらに大きくなるので、溝部15により安定して収容されることができる。
また、ペット用トレー1において、粘着層13は、熱可塑性エラストマー又はホットメルトを含む材料によって形成される。これにより、粘着層13は、粘着によってペットシーツ200を着脱可能に敷設面11に保持することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本考案の第2実施形態によるペット用トレーについて、図8から図10を参照して説明する。第2実施形態によるペット用トレーは、上記第1実施形態によるペット用トレー1と異なり、ペットシーツを敷設する敷設面が折り曲げ可能に構成されている点に特徴を有している。図8は、敷設面11を折り曲げて使用する場合のペット用トレー2の使用状態の一例を示す斜視図である。図8では、本来ペット用トレー2の敷設面11に敷設されて使用されるペットシーツの図示は省略している。図9は、敷設面11が開いた状態のペット用トレー2の概略構成を示す平面図であって、ペットシーツが敷設される敷設面11側からペット用トレー2を見た図である。図10は、ペット用トレー2の側面を図8に示す平面図の右側から見た図である。なお、上記第1実施形態によるペット用トレー1と同一の機能・作用を奏する構成要素には、同一の符号を付して、説明は省略する。
図8から図10に示すように、ペット用トレー2の本体部100は、上記第1実施形態によるペット用トレー1の本体部10に相当する第1本体部100a及び第2本体部100bを有している。ペット用トレー2では、敷設面11は、第1本体部100a及び第2本体部100bに亘って設けられている。また、図9及び図10に示すように、本体部100は、第1本体部100aと第2本体部100bとの間に敷設面11を折り曲げ可能に支持するヒンジ部19を有している。第1本体部100aと第2本体部100bとは、ヒンジ部19を介して連結されている。ヒンジ部19は、第1本体部100a及び第2本体部100bの長辺側の端部に設けられている。第1本体部100a及び第2本体部100bは、一の長辺側の端部にヒンジ部19の一部をそれぞれ有している点で上記第1実施形態におけるペット用トレー1の本体部10と異なるが、それ以外の構成は、本体部10と同様である。したがって、第1本体部100a及び第2本体部100bの各構成は、本体部10の各構成と同等の作用効果を有する。
ヒンジ部19は回動可能に構成されている。このため、図8に示すように、ヒンジ部19を有するペット用トレー2は、例えば第1本体部100aを屋内の床等に置き、第2本体部100bが第1本体部100aに対して縦壁となるように立てた状態で、屋内の壁等に立て掛けて設置して使用できる。図9に示すように、本体部100において、ヒンジ部19の両端近傍の周壁部3には、ヒンジ部19の回動を規制することで第1本体部100aと第2本体部100bとを一定角度(本実施形態では、図8に示すようにほぼ90度)で維持する回動規制部190が設けられている。回動規制部190は、第1本体部100a側に配置された当接面191aと、第2本体部100b側に配置された当接面191bとを有している。ペット用トレー2を折り曲げて使用する場合には、ヒンジ部19を回動させて第2本体部100bを、第1本体部100aに向かって回転させる。第2本体部100bのこの回転に伴って、当接面191bは、当接面191aに近付いていき、最終的に当接面191aに接する。これにより、ヒンジ部19の回動が規制されて第2本体部100bは、それ以上同方向に回転できなくなるので、第1本体部100aに対して90度の角度が維持される。この状態で第1本体部100aを床に、第2本体部100bを壁に接するようにペット用トレー2を配置することで、第2本体部100bは、第1本体部100a側にも壁側にも倒れることがないので、第1本体部100aに対する第2本体部100bの角度が90度に保たれたままの状態でペット用トレー2を使用することができる。
なお、ペット用トレー2の使用状態は、図8に示す態様に限られず、第2本体部100bが床等と接し、第1本体部100aが第2本体部100bに対して縦壁となるようにも設置できる。また、図9に示すように、ペット用トレー2は、第1本体部100a及び第2本体部100bを開いた状態で床面に平置きして使用してもよい。
ペット用トレー2は、図8に示すように第1本体部100aと第2本体部100bとがほぼ90度の角度を維持する状態で設置できるので、例えば雄犬が排尿する際に壁等が汚れるのを防止できる。なお、ペット用トレー2の第1本体部100a及び第2本体部100bのそれぞれは、例えば上記第1実施形態におけるペット用トレー1の本体部10とほぼ同等の大きさを有している。このため、ペット用トレー2の使用時には、図1に示すペットシーツ200が第1本体部100aと第2本体部100bのそれぞれの敷設面11に敷設されるか、又はペットシーツ200の2枚分の大きさに相当するペットシーツが敷設面11全体に亘って敷設される。
具体的には、ペット用トレー2にペットシーツを敷設する際は、ペット用トレー2は、第1本体部100a及び第2本体部100bを開いた状態で床面上に平置きにされる。ペットシーツ200を2枚使用する場合は、2枚のペットシーツ200をヒンジ部19上で重ね合わせるように第1本体部100a及び第2本体部100bそれぞれの敷設面11に敷設して、ペットシーツ200を上から軽く押さえつける。これにより、ヒンジ部19を含む第1本体部100a及び第2本体部100bの長辺端部領域には2枚のペットシーツ200が隙間なく敷設されるので、ヒンジ部19にペットの排泄物等が付着するのを防止し、使用時において清潔さを維持できる。また、露出面110から露出した粘着層13が粘着によってペットシーツ200を保持するので、簡易な作業のみでペットシーツ200をペット用トレー2に取り付けることができる。
また、ペットシーツ200の2枚分の大きさに相当するペットシーツであれば、本体部100全体にかぶせるようにペットシーツを敷設面11に敷設して、同様にペットシーツを軽く押さえつける。これにより、露出面110から露出した粘着層13が粘着によってペットシーツを保持するので、簡易な作業のみでペットシーツをペット用トレー2に取り付けることができる。また、上記第1実施形態と同様、ペットシーツをペット用トレー2から取り外すときは、ペットシーツを敷設面11から引き剥がすだけでよい。
また、粘着層13の粘着力は、例えばペットの排泄物を吸収した状態のペットシーツの自重によってペットシーツが敷設面11から離れる方向に加わる力よりも大きい。このため、図8に示すように敷設面11を折り曲げた状態でペット用トレー2を使用しても、縦壁となるように設置された第2本体部100bから自重によってペットシーツが剥がれないようになっている。このように、第1実施形態よりも複雑な構造の第2実施形態によるペット用トレー2においても、簡易な作業によってペットシーツを本体部100に着脱できる。
以上、説明したように、上記の構成を有する第2実施形態によるペット用トレー2は、上記第1実施形態と同様の作用効果を有している。また、ペット用トレー2は、上記第1実施形態の変形例1及び変形例2と同一の機能・作用を奏する構成要素を有していてもよい。
それらに加えて、ペット用トレー2において、本体部100は、敷設面11を折り曲げ可能に支持するヒンジ部19を有する。これにより、使用時において第1本体部100aと第2本体部100bとがほぼ90度の角度を維持する状態でペット用トレー2を設置できるので、例えば雄犬が排尿する際に壁等が汚れるのを防止できる。
上記第1実施形態及び第2実施形態において粘着層13は、敷設面11の一部に設けられた溝部15に収容されている態様であるが、これに限らず、例えば、敷設面11を含む本体部10及び本体部100(第1本体部100a,第2本体部100b)の上面全体が溝部15と同様の構成を有し、粘着層13を収容する態様であってもよい。この場合、敷設面11全体が露出面を形成する。また、粘着層13は、熱可塑性エラストマー又はホットメルトを含む材料によって形成されるとしたが、これに限らず、例えばシリコン等、粘着性を有する素材で形成されていてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、粘着層13により敷設面11にペットシーツを保持する態様としているが、これに限らず、例えば、敷設面11の一部または全体に、再剥離性の糊、粘着テープ、又は面ファスナー等を設けて、ペットシーツを保持する態様であってもよい。
上記の実施形態及び変形例は、本考案の技術的思想を具体化するための装置を例示するものであって、本考案の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を上記のものに特定するものでない。本考案の技術的思想は、実用新案登録請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。また、上記実施の形態や変形例で記載した構成、材料、数値等は、あくまでも一例であって、当業者が思いつく程度に、実施の形態、変形例同士を適宜、組み合わせてもよい。
1、2 ペット用トレー
3 周壁部
10,100 本体部
11 敷設面
13 粘着層
15 溝部
19 ヒンジ部
17 脚部
110 露出面
113 庇部
151 装飾凸部
153 枠部
155 底面
159 線状凸部
190 回動規制部
200 ペットシーツ

Claims (10)

  1. ペットシーツが敷設される敷設面を備えた本体部と、
    粘着によって前記ペットシーツを前記敷設面に着脱可能に保持する粘着層と、
    前記敷設面に設けられ前記粘着層を露出させる露出面と
    を有するペット用トレー。
  2. 前記露出面は、前記本体部に複数設けられている、
    請求項1記載のペット用トレー。
  3. 前記本体部は、前記露出面から露出させた状態で前記粘着層を収容する溝部を有する、
    請求項1又は2に記載のペット用トレー。
  4. 前記溝部は、内面の少なくとも一部に凸部を有する、
    請求項3記載のペット用トレー。
  5. 前記凸部は、周期的に繰り返される線状に形成されている、
    請求項4記載のペット用トレー。
  6. 前記溝部は、内面の少なくとも一部に粗面を有する、
    請求項3から5のいずれか一項に記載のペット用トレー。
  7. 前記敷設面は、前記粘着層の少なくとも一部に対向する庇部を有する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のペット用トレー。
  8. 前記本体部は、
    前記敷設面を折り曲げ可能に支持するヒンジ部を有する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のペット用トレー。
  9. 前記粘着層は、熱可塑性エラストマーを含む材料によって形成される、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のペット用トレー。
  10. 前記粘着層は、ホットメルトを含む材料によって形成される、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のペット用トレー。
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