JP3198378U - 筐体指カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】成人女性が自らの指掌を使って身体の好感箇所を直接探索する指圧やマッサージ行為において、安全と清潔を確保し効果的に行うことのできる筐体指カバーを提供する。【解決手段】シリコン樹脂成型による適当な太さと長さの外形でなる円筒形の筐体を形成し、この円筒体1の指空洞3は指を二本寄せ並べた形状であり、ここに指二本を挿入し指に密着一体化させることで補助具の良好な操作性を伴う装着を実現させ、これを体内挿入などして探索使用するに際し、二本の指を円筒体1が全面被覆するものとなって、円筒体の内側環境と外側環境を筐体として隔絶し、挿入時の爪に対する安全と清潔を確保し、筐体として指筋力による自律的な探索操作が自在に行われる保護カバーである筐体指カバーを構成する。雌螺子の螺設による他の保持具へ螺着する選択肢を拡充し、主たる探索と併行して外陰部を探索し相乗効果を得る掌部カバーを併設した。【選択図】図2
Description
本考案は、成人女性が自分の身体におけるマッサージやツボの刺激などを通してよりよい感覚が得られる箇所を探索するための補助具に関する。
自身の体におけるより好感する箇所や位置を自覚するために探索するとき、他律的な電動器具などの提案は多くあるが、自律的、静的に自身を知ろうとする場合これに役立つような挿入具などの進歩的な提案がなされることは少ない現状にある。目的が似ている装具として伝統的な所謂肥後ずいきがある。
光文社発行写真週刊誌「フラッシュ」2014年7月29日・8月5日号70ページNO.54の写真表示
本考案は、成人女性が自身の身体における好感箇所をマッサージや指圧などで探索しその位置を自覚するために活用する、電動力に依ることのない一人態用補助具の提供を目的とするものであり、探索の箇所が膣内であれば、これを自らの指によって直接的な探索行為を行うことは破瓜による被傷の危険があり、また元来不潔になり易い爪とその周辺が直接身体内部に接触することが不衛生であるなど、さらに指の長さ不足から未探索の領域も多く残るなどのことから充分な探索行為が行い難いという実情があった。
このように自らの潜在的好感箇所を新たに探索しその位置を自覚しようとする場合において、未開領域を自律的に探索する場合の良好な操作性の備わった、少なくとも自身の指で直接的に行う程度の柔軟性や自在性を備えたもの、即ち使い易くて安全で清潔、安心して行うことができる一人態用の用具を提供することが本考案の課題である。
特許文献1に開示されている技術は、本考案とは目的も結果も似て非なるものである。
本文中に使用される言葉を定義すると、一人態とは一人で行われる行為及びその様であり、二人態とは二人で行われる行為及びその様を表す。
また、摺擦とは摺り合せ、擦り合わせる行為を表す。
また、摺擦とは摺り合せ、擦り合わせる行為を表す。
成人女性が自らの身体における指圧的、マッサージ的好感箇所を探索し自覚しようとするときに介在させる補助具であり、
シリコン樹脂を素材とし、その一端を略半球状にして閉塞する略円筒体の丸形を外形とし、他端は開口端部であり、当該円筒体の空洞部は保持手段とする指二本を並置した輪郭に倣った形状を内形とすることによって、
前記内形対外形間に生じる形状差の間隙にシリコン樹脂を充填することで肉厚不均一にして形成される筐体であることを特徴とした筐体指カバーである。
シリコン樹脂を素材とし、その一端を略半球状にして閉塞する略円筒体の丸形を外形とし、他端は開口端部であり、当該円筒体の空洞部は保持手段とする指二本を並置した輪郭に倣った形状を内形とすることによって、
前記内形対外形間に生じる形状差の間隙にシリコン樹脂を充填することで肉厚不均一にして形成される筐体であることを特徴とした筐体指カバーである。
請求項1における輪郭に倣った形状の構成から現れる内壁構造の、一部に重ねて雌螺子を螺設することで指装着と螺子棒装着との二種類の保持手段を具備した指カバーを構成する補助具であることを特徴とした筐体指カバーである。
請求項1における開口端部に裾カバー(2)を備え、これに一体連設して少なくとも掌部側をカバーする掌部カバー(8)を備え、
前記掌部カバー(8)を介して掌部によって、膣の探索と同時に外陰部のマッサージを可能とする、二箇所併行探索構造であることを特徴とした筐体指カバーである。
前記掌部カバー(8)を介して掌部によって、膣の探索と同時に外陰部のマッサージを可能とする、二箇所併行探索構造であることを特徴とした筐体指カバーである。
本考案筐体指カバーは筐体として実現した指カバーであることからこれを使用するとき、指カバーの内と外の環境的隔絶を機能させ、膣やその周辺が破瓜や爪による不衛生などの悪影響を受けることを明確に防止できる高い安全性と清潔性を確保したもので、その上に次に述べる効果が得られたものである。
筐体成型物であることから必要な長さや形を自在に設定できるため、課題であったところの指では届かなかった未開領域も探索の自在性を得たことで解消された。
肉厚を不均一にして得たシリコン成型筐体であることから、指に装着したとき指と密着一体化した装着となり、筒体でありながら無垢材の如き重厚な丸棒体が実現し、指が心材となって丸棒自体が自律筋力を保有したかの如くに指の筋力の動きが外形に伝達するものとなり、筐体はこれ即ち巨大な一本の指と化し、探索機能が大きく向上したものである。
肉厚を不均一にして得るシリコン成型筐体としたことから、必要とする筐体の太さを維持しながら指の関節附近に薄肉箇所を設けることで指をより曲げ易くし、側壁のスポット的な箇所の押圧探索機能が向上した。
シリコン成型でなる筐体により、指型をなす空洞に指二本を挿入し、内形に密着させて指に装着するようにしたことは、指による指カバーの強い支持力が実現したもので、安定した保持力が得られるものとなった。
空洞開口端部に螺設した雌螺子に螺子棒を螺合設置し、図5(ハ)に示す握り手6を握持することで、時々の体勢に沿った探索への使い方に変換使用ができる他、螺子棒を備えた他の特定の器具に装着できるなど拡大使用法の選択肢を提供するものとなった。
掌部カバーを併設して膣内の探索と併行して外陰部を自律的なマッサージ探索することを可能としたもので、その加減によって如何様な相乗効果の変化が感覚されるかを試行することを可能とした。
二人態用の用具を一人態で使用する時しばしば起り得た無理な体勢になることがなく、図6に示すように自然な姿勢のもとに手首と指の動きだけで自然な探索を行い得るもので、手先に対する装具として自然態に極めて馴染み易い装具となった。指の持つ機能性を延長拡大したことに等しい本考案によって得られた効果である。
本考案筐体指カバーはシリコン樹脂を素材として成型される略円筒体形の筐体であり、必要な形体すなわち、長さと太さ、表面形状、さらに適度な固さと柔らかさを備えた外形をなすもので、膣に対する自律的探索使用のための筒状装具である。
本考案を図面によって説明すると、
図1は本考案筐体指カバー斜視図であり、円筒体1の先端は略半球形状で、末端は開口する端部でありシート状の裾カバー2が一体形成されている。
図1は本考案筐体指カバー斜視図であり、円筒体1の先端は略半球形状で、末端は開口する端部でありシート状の裾カバー2が一体形成されている。
当該指カバーの構造は、シリコン樹脂によってなる外形は概略円筒形であり、その内形は指を二本並べた形の輪郭に倣った形状をとり、この内外の形状を合せたときに生じる間隙にシリコン樹脂を充填して得られる筐体を主要構造とするものである。
図2は同筐体指カバーを指に装着したときの正面断面を示し、円筒体1の指空洞3に指二本を挿入して指にこれを装着するが、柔軟なシリコン素材と生身である指の柔かさがフィットしてほぼ全体で無理なく密着して双方の一体化が実現されるもので、この構成によって当該指による円筒体1の操作性を向上させた。
指カバーを装着一体化した指カバー屈折を容易化するため円筒体の指関節附近外形に薄肉部10を設けたもので、指の屈曲をより容易にし操作性を向上させる。
探索に必要な長さを確保するため指の先端よりも先方に円筒体1の延伸部S1を設け、必要な長さを確定するもので、必要とする長さは市場からの要請に沿って設定され、シリコン成型の自在性によって円筒体1の長さが裾カバー2を基点にして決定される。
図3は同筐体指カバーの底面を示し、円筒体1の開口端部の形状を表す。この指空洞3の形は図に示すように指二本を寄せた断面形状で円の二連形をなし、ここに指二本を挿入して装着する。
この装着によってシリコン筐体であるカバーが防水性をもって指を全面被覆して、その内外を隔絶し保護するものとなる。これにより当該指カバー使用環境における安全性と清潔性が担保されるのである。
図4は図3のA−A′線断面図であり円筒体1の不均一な肉厚の構造を表す。
図5は請求項2の考案を表し、底面図(イ)に示す開口端部から空洞の一部に雌螺子4を螺設したもので、断面図(ロ)に示すように雌螺子4は指空洞3の横断面が円の二連形状であるため、少なくとも二連円形に生じる短径部bの筐体厚肉部に螺設される変形雌螺子である。短径部空洞bはねじ山頂の内に形成される空洞であり、長径aは指空洞3によってねじ山谷底が表われている内径を示す。
図(ハ)は雌螺子4に螺合する螺子棒5を示し、これを螺着後にその一端である握手6を手に持つことによって、詳述して来た円筒体保持手段に加えて別の保持手段も兼ね合わせて有する保持の兼用性が得られるものとなり、探索試行の選択肢を提供するものである。
本考案では補助具として前述した探索に供する上での操作性向上を実現するため、外形は丸棒状である円筒体の空洞部を埋める如きに指を収容し装着するが、新規的なこの構成は肉厚不均一にこれを型抜き製法によって得ることでその厚肉部が骨格的役割を果して、全体の長さを比較的長く設定した場合であっても、一体化した指による良好な操作性を維持するものとなる。
前記した自身の指、即ち筋力でなる芯としての指を補助具に取込み一体化したことによって、補助具それ自体が自律筋力を保有したかの如くに、あるいは指よりも大なる体積を持つ補助具/筐体指カバーが指の動きを拡大して外形へ伝達することが可能となり、円筒体1の自律的な屈曲を自在に操ることができるものである。筋力を端部まで有効に伝達することが要となる本考案における重要な構成の一部である。
本考案指カバーの大きさを設定する上で厳格に求めるものは特になく、暫定的に日本人男性性器の保有する俗に言われるサイズ平均値を参考に基準として考慮することで探索行為においてより良い結果を得易いものとなる。その理由は指二本分を基にした1本の円筒体を形成するとき、外見の太さが前記平均値に近いものとなり、先端の略半球形状と併せて使用者にとってイメージ的に又本能的に安心な大きさ形状となる故であると思料される。
隔絶機能を得るだけであれば従来のコンドームにその使命があり、それは主に二人態で使用されるものであるが、先行技術文献の非特許文献1において示されているNO54の写真の例に見られる様に、そこには指にコンドームを被せてカバーする一人態も一般的な現実であることが示されている。この場合コンドームは単なる薄膜体であるため隔絶以外の効果、即ち探索における操作性や指向性など効果的で新たな機能や成果が生み出される可能性は低いと言える。これに対して本考案においては筐体でなる自分用指カバーとして固有の隔絶機能を有し、自立性がある指カバーであることが一人態の要望に応えるところの大きさ、形状を満たし、高度な自律的操作性を有するという探索機能を具備した補助具としたものであり、従来には無かった革新的構成としたものである。
図6において請求項3の考案を表し、前記膣内探索と同時的に外陰部の併行探索を行う掌摺擦部9を装着した様を示す。裾カバー2部と一体連設となり、膣内と外陰部との表裏的に異なる箇所の探索を併行的に行うことの試行を可能とするものである。
図6(イ)に示す掌部カバー8にはその表面に凸部11をもって掌摺擦部9を形成しこれによって併行的に外陰部のマッサージを行い得るもので、本考案の一人態における掌部の活用は人体の関節構造からして最も無理がなく、極めて高い探索効果へと導くものである。既存の装具についてこのように掌関節の働きと共に掌部を活用した先進事例は見られない。
前述した挿入探索動作においては、掌部カバーによる外陰部の探索を前記主要探索と併せて行うことが出来るようにした。それによると一人態においては、手指の関節の存在も好適な位置関係にある故に無理なく繊細に動かせるという自然な自律動作となって、内外同時の探索を行う上で高い感覚的相乗効果を生み出すことが期待できる。
図6(ロ)は基本的使用姿勢を示す透視斜視図であり、一人態の動作として自然に伸ばされた右手の先端部に装着された筐体指カバーを構え、指の屈曲によってその進むべき方向を自然に指し示している状態であり、そこには如何なる無理も存在しない自然態で展開される本考案装具の使用形態を表している。
加えて本考案の有意義な点は、前記形態から挿入に進行した後は装着指カバーを前後往復など自在な動きによって探索を行う段階となるが、このとき小刻みで適切なストロークの往復動やポイントの押圧などを手首から指にかけての手先関節だけで主に揺動させ、また掌摺擦部9によるマッサージを合せた探索の動きが自然態で行われ、探索目標とも言える感覚へ無意識下に誘導されることにある。これは本考案を一人態において、探索と共に高揚が連続するときや激しい場合であっても、容易化した動作により探索を感覚の趣くままに続けることができるもので、更に事態は経過し一定の意識レベルへ到達して、終了段階へと順調に至らしめることを実現させることである。
本考案筐体指カバーは二本の指を1個の円筒体空洞で装着するものであるが、この円筒体を分離独立させて一本の指に1個の円筒体を当てることも可能であり、それによると円筒体のより複雑な操作が可能となるため、相応の探索効果が得られる。
先述した本考案筐体指カバーを装着する二本の指とは、第二指と第三指、または第三指と第四指の組み合わせであり、利用者の嗜好により選択される。
本考案は、人体の一部位を特定の素材をもって延伸拡大させてその部位のもつ機能を、装備することによって拡大するという考え方に基づくものであり、例えば前述した一般的な単なる挿入具といわれる部類の範疇を越えることに成功した進歩性の高い提案である。
円筒体1の表面に滑らかな凸部を設けて変化を付けることも高いマッサージ効果が得られる。
1円筒体、2裾カバー、3指空洞、4雌螺子、5螺子棒、6握手、7安定鍔、8掌部カバー、9掌摺擦部、10薄肉部、11凸部、12利き手、13第二指、14第五指、15バンド、a長径、b短径、b1短径部空洞、S1円筒体延伸部。
Claims (3)
- 成人女性が自らの身体における指圧的、マッサージ的好感箇所を探索し自覚しようとするときに介在させる補助具であり、
シリコン樹脂を素材とし、その一端を略半球状にして閉塞する略円筒体の丸形を外形とし、他端は開口端部であり、当該円筒体の空洞部は保持手段とする指二本を並置した輪郭に倣った形状を内形とすることによって、
前記内形対外形間に生じる形状差の間隙にシリコン樹脂を充填することで肉厚不均一にして形成される筐体であることを特徴とした筐体指カバー。 - 請求項1における輪郭に倣った形状の構成から現れる内壁構造の、一部に重ねて雌螺子を螺設することで指装着と螺子棒装着との二種類の保持手段を具備した指カバーを構成する補助具であることを特徴とした筐体指カバー。
- 請求項1における開口端部に裾カバー(2)を備え、これに一体連設して少なくとも掌部側をカバーする掌部カバー(8)を備え、
前記掌部カバー(8)を介して掌部によって、膣の探索と同時に外陰部のマッサージを可能とする、二箇所併行探索構造であることを特徴とした筐体指カバー。
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JP2015002068U JP3198378U (ja) | 2015-04-06 | 2015-04-06 | 筐体指カバー |
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---|---|---|---|---|
JP2017179683A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 有限会社景松開発 | 指カバーの構造及び指先保護カバー |
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- 2015-04-06 JP JP2015002068U patent/JP3198378U/ja not_active Expired - Fee Related
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