JP3198248U - 吐水制御部付手動回転水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗顔や飲水を直接簡単に行うことが出来、比較的安価に実施出来る垂直壁に配置される吐水制御部付手動回転水栓を提供する。【解決手段】垂直壁7に連結されて水平方向に張り出している水栓100の吐水管1は手動で360?回転出来、制御部4によりコントロールされる電波発信体2の電波の遮断を検出することにより開閉弁3の開閉動作が行われる。吐水管1を上方に向けることにより直接の洗顔や飲水等が出来る。【選択図】図1

Description

本考案は垂直壁から水平方向に突出して配置される水栓に関するものであり、この水栓は先端の吐水管が360°手動で回転出来ると共に吐水管に人間の顔や手等が近接することにより吐水が開始されるように形成されている吐水制御部付手動回転水栓に関する。
垂直壁から前方に略水平に突出して配設される水栓は各所に設けられている。従来のこのタイプの水栓は手洗い等には適しているが顔を直接洗ったりすることは出来ず、また、直接飲水することが難しくコップ等を必要とする不便さがあったが従来技術でも吐水管が回転出来るものが有ります。しかしこのものはコック(ハンドル)を廻さなければ水が出ません。また、自動的に吐水出来る自動水栓装置は数多く有りますが吐水管が回転するものは有りません。例えば「特許文献1」に示されるようなものがある。
特開2014−181482号(図1)
「特許文献1」の「特開2014−181482号」の「自動水栓装置」は電波センサの配置に特徴を有するものであり、顔や手等を吐水管に近づけることにより自動吐水が行われると共に排出機能を有するボウル部(20)が吐水により水没しないように形成されることに特徴を有するものであるが吐水管が回転する構造のものではない。その他自動水栓に関する特許文献としては多数のものがあるがその自動化に特徴を有するものが全てであり前記のように吐水管が回転するような先行技術は見当らない。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、吐水管が回転出来ると共に人間の顔や手等が吐水管に近接した場合に吐水が自動的に開始されるように形成される吐水制御部付手動回転水栓を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、垂直壁から水平方向に突出して配置される水栓本体と該水栓本体の突出側に伸延して配置される吐水管とからなる水栓であって、該水栓は、前記吐水管が手動で360°回転自在に前記水栓本体に支持されるものからなり、前記水栓本体には上方,前方,下方に向かって電波を発信する電波発信体が設けられると共に吐水の開閉弁が設けられ、前記電波発信体及び前記開閉弁には前記電波発信体の電波制御と電波の発信状態の変化によって前記開閉弁を開閉制御する制御部が連結されることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記制御部の電源が100v又は電池であることを特徴とする。
本考案の請求項1の吐水制御部付手動回転水栓によれば、吐水管が手動により360°のいずれの位置まで回転させることが出来るため、洗面や飲水が直接簡単に出来ると共に顔や手等を吐水管に近づけた時のみ自動吐水が行われるように形成される。このため単に吐水管を任意の位置に廻しながら洗面や飲水が安易に出来る。また、全体構造としては簡便のものであり、比較的容易に、かつ安価に実施することが出来る。
また、請求項2の吐水制御部付手動回転水栓によれば、制御部の電源が家庭用の100vの電源が利用出来るため、特別の電源を必要としない。また、電池の使用も出来るため電源のない所にも設置することが可能であり便利である。
本考案の吐水制御部付手動回転水栓の全体構造を示す模式図。 本考案の吐水制御部付手動回転水栓の吐水管の回転状態を説明するための模式図。 本考案の吐水制御部付手動回転水栓による人間の飲水状態を示す模式図。 従来の水栓の全体構造を示す模式図。
以下、本考案の吐水制御部付手動回転水栓の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。その前に従来の水栓の概要構造を図4により説明する。
図4に示すように水栓100Aは垂直壁7に固定され水平方向に突出して配置される水栓本体5Aとこの突出側に基端部を固定されて前方に伸延する吐水管1Aとからなる。水栓本体5Aは水供給源6に連結され、その連通はハンドル9により操作される開閉手段(図示されていない)により行われる。即ち、ハンドル9を操作する事により吐水管1Aの先端の吐水口から水が吐出される。吐水管1Aは図示のようにその先端部の吐出口は下方を向いたものからなり、吐出される水は下方に向かってのみ流出する事になる。
以上のように従来の水栓100Aは下方に向かってのみ水が流出されるため顔を洗う場合は吐水管1Aの先端の位置に両手を広げて両手内に溜った水で洗うか又は手拭を水に満たして行うしかなかった。また、吐水管1Aから流出する水を直接飲むことは難しくコップ等を用いる必要があった。このものと同一構造のタイプのもので吐水管1Aが回転するものもあるが手動でのコック(ハンドル)の回転が必要であり不便であった。
本考案の吐水制御部付手動回転水栓は以上の従来の水栓100Aの問題点を解決するものであり、洗面や飲水が自動的に直接出来、構造も簡単なもので容易に、かつ比較的安価に実施出来るものであり以下にその構造を説明する。
図1に示すように本考案の吐水制御部付手動回転水栓100(以下、水栓100と称呼する)は図2に示すように手動で360°回転する吐水管1とこれを枢支する水栓本体5とからなり、水栓本体5には電源発信体2と開閉弁3が設けられ水栓本体5は垂直壁7に基端側を支持されて水供給源6に連結されるものからなる。
電源発信体は水栓本体5の前方側の外面に設けられその構造としては従来技術が適用され例えば赤外線を発信するセンサ等とからなる。この電波発信体は上方,前方,下方に向かって電波を発信出来る構造のものからなる。
一方、開閉弁3は前記のように水栓本体5内に設けられ、水供給源6からの水の連通及び遮断を行う構造のものからなり、従来技術が適用される。
電源発信体2及び開閉弁3は制御部4により制御される。制御部4には電波検出部4aと開閉弁制御部4b等が設けられている。電波検出部4aは電波発信体2から発信される電波の変化を検出するものであり、その検出度により開閉弁制御部4bをコントロールするものからなる。開閉弁制御部4bは電波検出部4aから信号により開閉弁3の開閉動作を行うものからなる。
開閉弁制御部4bのコントロールは次のようにして行われる。即ち、吐水管1の箇所に人間等が近接しない自由状態では電波発信体2からの電波は上方,前方,下方に発信しているのみであるが人間等が吐水管1に近接する位置に来ると発信されている電波の一部が遮断される。電波検出部4aはこの電波の変化を検出するもので前記のように開閉弁制御部4bに信号を送る。この信号により開閉弁制御部4bが動作し、水栓本体5の開閉弁3を開放する。これにより、水供給源6と吐水管1とが連通し、吐水管1から水が吐水や噴水することになる。
例えば、吐水管1を手動で上方へ位置まで廻しながら人間が吐水管1に近接する位置に来ると前記のように電波発信体2からの電波の一部が遮断され吐水管1から水が上方に吐出する事になる。図3はこの様子を示すもので吐水管1の吐水口に口8を近づける事によりハンドルやコップ等を用いることなく飲水することが出来る。勿論、顔もこの状態で直接洗うことが出来る。また、吐水管1を所望の位置に位置づけることにより今まで出来なかった色々の動作をすることが出来る。例えば、斜め下方にすることにより図略の流し台等の水洗等を確実に行うことが出来る。
本考案は以上の内容のものからなるが、その内容は前記説明の内容に限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案の吐水制御部付手動回転水栓は垂直壁に設置されている全ての形式の水栓に適用されるためその利用範囲は極めて広い。
1 吐水管
2 電波発信体
3 開閉弁
4 制御部
4a 電波検出部
4b 開閉弁制御部
5 水栓本体
6 水供給源
7 垂直壁
8 口
100 吐水制御部付手動回転水栓

Claims (2)

  1. 垂直壁から水平方向に突出して配置される水栓本体と該水栓本体の突出側に伸延して配置される吐水管とからなる水栓であって、該水栓は、前記吐水管が手動で360°回転自在に前記水栓本体に支持されるものからなり、前記水栓本体には上方,前方,下方に向かって電波を発信する電波発信体が設けられると共に吐水の開閉弁が設けられ、前記電波発信体及び前記開閉弁には前記電波発信体の電波制御と電波の発信状態の変化によって前記開閉弁を開閉制御する制御部が連結されることを特徴とする吐水制御部付手動回転水栓。
  2. 前記制御部の電源が100v又は電池であることを特徴とする請求項1に記載の吐水制御部付手動回転水栓。
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