JP3198168U - パンツ - Google Patents

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Abstract

【課題】パンツ本体をコンパクトに折り畳むことができ、持ち運びに好適なパンツを提供する。【解決手段】パンツ1は、パンツ本体2と、収納袋4と、閉口部材(フラップ5)とを備える。パンツ本体2は、着用者の両足をそれぞれ別々に包む。収納口を有する収納袋4には、折り畳んだパンツ本体2の全体が当該収納口を介して収納可能である。閉口部材は、パンツ本体2の収納時に収納口を閉口する。収納袋4は、その上縁部分がパンツ本体2内側の腰回り部分に縫着される。また、収納口は、着用時において上方に向かって、又はパンツ本体2の内方に向かって露出するように形成されている。また、収納袋4は、着用時における内面4iがパンツ本体2収納時に外面を構成する。【選択図】図3

Description

本考案は、パンツに関し、特に、パンツ本体をまとめるための収納袋を備えるパンツに関する。
近頃、旅行等の外出の際に、コンパクトにまとめることができ、持ち運びに便利な衣服が求められている。特許文献1には、パンツ本体をまとめるための収納袋を備えたパンツが提案されている。ここで、特許文献1に開示されたパンツは、パンツ本体の内側に収納部を備えている。そして、着用状態における収納部の後面側に収納口が形成されており、収納部をパンツ本体の外側に折り返した状態で、当該収納口を介して、折り畳んだパンツ本体を収納部に収納するように構成されている。
意匠登録第1323934号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたパンツでは、収納部にはパンツ本体の一部のみが収納されているに過ぎず、このような収納状態で旅行バッグ等に当該パンツを収容しても、その収容スペースを占める割合が大きいという課題があった。また、パンツ本体の一部を収納部に収納しても、当該収納部の収納口が閉じられていないため、収納したはずのパンツ本体の一部が持ち運び中に収納口からはみ出て、他の収容物によってその一部が傷つき、又は汚れる可能性がある。
そこで本考案は、収納袋にパンツ本体をコンパクトにまとめることができ、持ち運びに好適なパンツを提供することを目的としている。
本考案の一形態に係るパンツは、着用者の両足をそれぞれ別々に包むパンツ本体と、収納口を有し、折り畳んだ前記パンツ本体の全体が前記収納口を介して収納可能な収納袋と、前記パンツ本体の収納時に前記収納口を閉口する閉口部材とを備え、前記収納袋は、その上縁部分が前記パンツ本体内側の腰回り部分に縫着され、前記収納口は、着用時において上方に向かって、又は、前記パンツ本体の内方に向かって露出するように形成され、前記収納袋は、着用時における内面が前記パンツ本体収納時に外面を構成する。
前記構成によれば、パンツ本体の腰回り部分に縫着された収納袋において、その収納口を介して、着用時における収納袋の内面を外側に引き出し、パンツ本体の収納時には当該内面が外面を構成するようにした状態で、パンツ本体の全体を折り畳んで収納袋に収納するため、パンツをコンパクトにまとめることができる。
また、折り畳んだパンツ本体を収納袋に収納した状態で、閉口部材により収納口が閉口することが可能となり、収納したパンツ本体の一部が持ち運び中に収納口を介して、収納袋からはみ出るのを防ぐことができる。したがって、パンツ本体をコンパクトにまとめることができ、持ち運びに好適なパンツを提供することができる。
前記形態において、前記収納袋は、ストレッチ素材を利用して縫製されていてもよい。
前記構成によれば、収納袋が伸縮性の高いストレッチ素材を利用して縫製されていることによって、折り畳むことで厚みが増したパンツ本体でも収納袋を伸ばすことで、収納口を広げて、当該パンツ本体を収納し易くすることができるので、作業性を向上することができる。
前記形態において、前記パンツ本体は、前記収納袋と同じ前記ストレッチ素材を利用して縫製されていてもよい。
前記構成によれば、パンツ本体も収納袋と同様に伸縮性の高いストレッチ素材を利用して縫製されていることによって、収納袋のみが伸縮性の高いストレッチ素材である構成と比較して、着用時に収納袋のみが伸縮して、着用者に対して穿き心地の違和感を与えるのを防止することができる。
前記形態において、前記閉口部材は、前記収納口と重なるように、その上縁部分と側縁部分の上端とが前記腰回り部分に縫着されるフラップであってもよい。
前記構成によれば、折り畳んだパンツ本体を収納袋に収納した状態で、フラップにより収納口が閉口されることで、持ち運び中にパンツ本体の一部が収納口を介して、収納袋からはみ出るのを防ぐことができる。
前記形態において、前記閉口部材は、前記収納口に設けられた互いに噛み合う一対のファスナーエレメントと、着用状態で前記腰回り部分に沿ってスライドさせることで、前記一対のファスナーエレメントを噛み合わせることが可能なスライダーとを有していてもよい。
前記構成によれば、折り畳んだパンツ本体を収納袋に収納した状態で、スライダーをスライドさせ、一対のファスナーエレメントを噛み合わせて、収納口を閉じることによって、持ち運び中にパンツ本体の一部が収納口を介して、収納口からはみ出るのを防ぐことができる。
前記形態において、前記収納袋は、前記パンツ本体の後側に縫着されており、上下寸法よりも左右寸法が大きい略長方形状であってもよい。
前記構成によれば、収納袋が腰回り部分のうち後側に縫着される場合に、左右寸法よりも上下寸法が大きい構成と比べて、着用者に対して穿き心地の違和感を与えるのを軽減することができる。
前記形態において、前記収納袋の左右寸法は、前記腰回り部分の左右寸法の略半分の大きさであってもよい。
前記構成によれば、折り畳んだパンツ本体を収納袋に対して収納し易くなり、作業性を向上することができる。
本考案によれば、パンツ本体をコンパクトに折り畳むことができ、持ち運びに好適なパンツを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るパンツの正面図である。 図2(a)は、図1のパンツにおける収納袋周辺の拡大図である。図2(b)は、図2(a)の収納袋からフラップを引き出し、収納袋の上方に折り返した状態の図である。 図3は、図1のパンツ本体を収納袋に収納する様子を示した図である。 図4は、第2実施形態に係るパンツの図2(a)相当の図である。 図5は、図4のパンツ本体を収納袋に収納する様子を示した図である。 図6は、第3実施形態に係るパンツの図2(a)相当の図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。なお、同一の又は対応する要素には全ての図を通じて同一の符号を付して重複する詳細説明を省略する。以下の説明では、便宜上、パンツ1の着用時に、着用者の腰回り側となる方を「上」側、着用者の足側(パンツ1の裾側)を「下」側とする。また、紙面左右方向を左右方向、紙面厚み方向を前後方向として説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るパンツ1の正面図である。図1に示すように、パンツ1は、パンツ本体2を備えている。パンツ本体2は、左右の前身頃2aと、当該前身頃2aに縫合される左右の後ろ身頃2bとを有しており、着用者の両足をそれぞれ別々に包む。本実施形態のパンツ1は、着用者の両足を全て覆う、いわゆる長ズボンである。なお、パンツ1は長ズボンに限らず、例えば、着用者の両足の膝部分までを覆う、いわゆる半ズボン等であってもよい。
パンツ本体2の身生地は、縦方向、横方向いずれにも伸縮可能なストレッチ素材である。ストレッチ素材としては、例えば、綿またはウールなどの天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、アクリル系繊維またはポリエステル系繊維などの合成繊維などにポリウレタン弾性繊維を混合した素材が利用されている。即ち、パンツ1は、ストレッチ素材を利用して縫製された、ストレッチパンツである。
また、パンツ本体2において、これを着用した時に着用者の腰回りに対応する腰回り部分2cの内部に、ゴムベルト3が縫着されている。ゴムベルト3は、その両端を繋ぎ合わせて環状に形成されている。また、パンツ本体2の腰回り部分2cの内側で、かつ、パンツ本体2の後側(後ろ身頃2b)には、収納袋4が設けられている。
図2(a)は、図1のパンツ1における収納袋4周辺の拡大図である。図2(a)に示すように、収納袋4は、パンツ本体2の腰回り部分2cに縫着されている。収納袋4は、1枚の布地を折り畳み、当該袋地を縫製線L1に沿って縫製することで形成されている。そして、収納袋4の後面の上縁部分4aが、パンツ本体2内側の腰回り部分2cにおいて、縫製線L1に沿って縫着されており、収納袋4は、着用者のヒップ部分と前後方向に対向する位置に設けられている。収納袋4は、ゴムベルト3をパンツ本体2の腰回り部分に縫着する際に、当該ゴムベルト3と共に縫着される。
収納袋4は、上下寸法よりも左右寸法が長い略長方形状である。ここで、収納袋4の左右寸法W1は、パンツ本体2の腰回り部分2cの左右寸法W2に対して略半分の大きさである(図1参照)。また、収納袋4は、パンツ本体2と同じストレッチ素材を利用して縫製されている。
収納袋4の前面の上縁付近には、収納口4cが設けられている。収納口4cは、着用時において、上方に向かって露出するように形成されている。着用者は、パンツ1を着用時、収納口4cを介して収納袋4の収納空間に自身の所有品を収納することが可能である。また、収納袋4は、収納口4cを介して、パンツ本体2の全体を折り畳んで収納可能である。パンツ本体2を収納袋4に収納する詳細な構成については、後述する。
また、パンツ1には、フラップ5が、平面視で、収納口4cと重なるように、パンツ本体2の腰回り部分2cの内側に設けられている。具体的には、フラップ5は、前後方向において、収納袋4の後面よりも前方に配置されている。本実施形態では、フラップ5は、パンツ本体2及び収納袋4と同じストレッチ素材を利用して縫製されている。また、フラップ5は、収納袋4と同じく上下寸法よりも左右寸法が長い略長方形状である。フラップ5の下端は、収納袋4の下端付近まで延びており、フラップ5の上下寸法は収納袋4の上下寸法よりも小さい。また、フラップ5の左右寸法も収納袋4の左右寸法よりも小さい。
フラップ5は、ゴムベルト3及び収納袋4をそれぞれパンツ本体2の腰回り部分2cに縫着する際に共に、縫着されている。フラップ5の上縁部分5aは、左右方向に延びる縫製線L2に沿って、パンツ本体2の腰回り部分2cに縫着されている。そして、フラップ5の左右の側縁部分5bの各上端が、上下方向に延びる縫製線L3に沿って、腰回り部分2cに縫着されている。このように、フラップ5の上端部分がパンツ本体2の腰回り部分2cに縫着されている。これにより、フラップ5は、収納口4cを介して収納袋4の収納空間に対して出し入れ可能となっている。パンツ1が着用されているとき、フラップ5は収納袋4の収納空間に収納されており、外部からは視認できない。
図2(b)は、図2(a)の収納袋4からフラップ5を引き出し、収納袋4の上方へ折り返した状態の図である。図2(b)に示すように、また、収納袋4の左右方向略中央で収納口4cの下方には、略長方形状の面ファスナー6が縫着されている。面ファスナー6は、収納袋4の内面4iに設けられている。また、フラップ5の左右方向略中央において、その下端付近には、略長方形状で、パンツ本体2を収納袋4に収納した際に面ファスナー6と接合可能な面ファスナー7が縫着されている。
図3は、図1のパンツ本体2を収納袋4に収納する様子を示した図である。以下では、パンツ本体2の全体を収納袋4に収納する手順について説明する。まず、収納袋4をパンツ本体2との逢着部分を基点に上方へ折り返した状態で、収納袋4の左右方向両端を通り、上下方向に延びる仮想線を折り目線として、パンツ本体2を収納袋4の左右方向中央側に向かって折り畳む(図3(a)参照)。このとき、フラップ5は、収納袋4の収納空間から外部へと引き出されて、収納袋4と同じく上方へと折り返されている。具体的には、フラップ5は、前後方向において、収納袋4よりも後方で、当該収納袋4によって覆われるように配置されている。そして、パンツ本体2をその裾側から、収納袋4に向かって上方に折り畳む(図3(b)参照)。
その後、収納口4cを介して着用時における収納袋4の内面4iを外側に引き出した状態で、折り畳んだパンツ本体2を収納袋4へと収納する(図3(c)参照)。このように、パンツ本体2の収納時には、着用時の収納袋4の内面4iが外面を構成し、着用時の収納袋4の外面4oが内面を構成している。収納袋4にパンツ本体2の全体を収納した後、フラップ5に縫着された面ファスナー7を収納袋4の面ファスナー6に接合することで(図3(d)参照)、収納口4cを閉口する(図3(e)参照)。このように、フラップ5は、パンツ本体2の全体を収納袋4に収納した際に、収納口4cを閉口する閉口部材である。なお、パンツ本体2の収納時に、収納袋4とフラップ5とは、面ファスナー6,7を用いて接合されていたが、これに限られず、例えば、ボタン等を用いて接合されてもよい。
以上のように構成されたパンツ1は、以下の効果を奏する。
パンツ本体2の腰回り部分2cの内側に縫着された収納袋4において、その収納口4cを介して、着用時における収納袋4の内面4iを外側に引き出し、パンツ本体2の収納時には外面を構成するようにした状態で、パンツ本体2の全体を折り畳んで収納袋4に収納するため、パンツ1をコンパクトにまとめることができる。
収納口が着用時における収納袋の後面側に形成された構成では、当該収納口が着用時において露出していない。この構成において、フラップの上縁部分をパンツ本体の腰回り部分に縫着し、収納口を介して収納袋の収納空間に対して出し入れ可能にしても、パンツ本体を収納袋に収納するために、収納袋をパンツ本体の外側に折り返すと、パンツ本体を収納袋に向かって折り畳んでいく途中に、フラップが配置されている。そのため、折り畳んだパンツ本体と共にフラップも収納袋に収納されてしまい、当該フラップによって収納口を閉口することができなかった。
しかし、本実施形態では、収納口4cは、着用時における収納袋4の前面側に形成され、当該収納口4cを介して収納袋4の収納空間に対して出し入れ可能にフラップ5が腰回り部分2cに縫着されている。そして、パンツ本体2を収納袋4に収納するために、着用時における収納袋4の内面4iが外面を構成するように収納袋4をパンツ本体2の外側に折り返すと、前後方向において、当該収納袋4よりも後方に配置されており、パンツ本体2を収納袋4に向かって折り畳んでいく途中に、フラップ5が配置されていない。これにより、折り畳んだパンツ本体2を収納袋4に収納した状態で、フラップ5により収納口4cが閉口することが可能となり、持ち運び中にパンツ本体2の一部が収納口4cを介して、収納袋4からはみ出るのを防ぐことができる。
また、収納袋4は、伸縮性の高いストレッチ素材を利用して縫製されていることによって、折り畳むことで厚みが増したパンツ本体2でも、収納袋4を伸ばすことで、収納口4cを広げて、当該パンツ本体2を収納し易くすることができるので、作業性を向上することができる。
また、パンツ本体2は、収納袋4と同じストレッチ素材を利用して縫製されていることにより、パンツ本体がストレッチ素材を利用して縫製されていない構成と比較して、着用時に収縮袋のみが伸縮して、着用者に対して穿き心地の違和感を与えるのを防止することができる。
また、収納袋4は、パンツ本体2の腰回り部分2cの後側に縫着され、上下寸法よりも左右寸法が大きい略長方形状である。これにより、収納袋4がパンツ本体2の後側(後ろ身頃2c)に縫着される場合に、左右寸法よりも上下寸法が大きい構成と比べて、着用者に対して穿き心地の違和感を与えるのを軽減することができる。
また、収納袋4の左右寸法W1は、パンツ本体2の腰回り部分2cの左右寸法W2の略半分の大きさである。これにより、収納袋4の左右方向両端を通り、上下方向に延びる仮想線を折り目線として左右方向中央側に折り畳んだパンツ本体2の左右寸法が、収納袋4の左右寸法W1と略等しくなるので、当該収納袋4に対して収納し易くなり、作業性を向上することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るパンツ10は、第1実施形態に係る閉口部材5を一部変形したものである。以下では、第2実施形態に係るパンツ10について、第1実施形態と異なる点について説明する。
図4は、第2実施形態に係るパンツ10の図2(a)相当の図である。図4に示すように、パンツ10の収納袋40において、その前面側に収納口40cが形成されている。収納口40cは、着用時において、パンツ本体2の内方に向かって露出するように形成されている。収納口40cには、互いに噛み合う一対のファスナーエレメント51が設けられている。一対のファスナーエレメント51は、パンツ1の着用時には、スライダー52をスライドさせることで、噛み合わせられる。スライダー52には、引き手53が連結されている。例えば、着用者は、パンツ1を着用している状態で、引き手53を把持し、腰回り部分2cに沿ってスライダー52をスライドさせることで、収納口40cを開閉することができる。
また、本実施形態では、スライダー52は、一対のファスナーエレメント51を噛み合わせる瓢箪状の本体部52aと、当該本体部52aに接合されたレール部52bとを有している。レール部52bは、本体部52aの表面側(収納袋4の外面側)から本体部52aの裏面側(収納袋4の内面側)に延びる略U字状である。引き手53は、略U字状のレール部52bに連結されているため、収納袋40の外面側及び内面側それぞれに移動可能である。したがって、収納口40cは、収納袋40の外面側及び内面側いずれからも閉口することができる。即ち、本実施形態のファスナーエレメント51及びスライダー52は、いわゆるリバーシブル式のファスナーを構成している。
図5は、図4のパンツ本体2を収納袋40に収納する様子を示した図である。以下では、パンツ本体2の全体を収納袋40に収納する手順について説明する。図5に示すように、まず、収納袋40をパンツ本体2との逢着部分を基点に上方へ折り返した状態で、収納袋40の左右方向両端を通り、上下方向に延びる仮想線を折り目線として、パンツ本体2を収納袋40の左右方向中央側に向かって折り畳む(図5(a)参照)。このとき、スライダー52は、ファスナーエレメント51の噛み合いを解除し、収納口40cを開口する方向にスライドされている。そして、パンツ本体2をその裾側から、収納袋40に向かって上方へと折り畳む(図5(b)参照)。
その後、ファスナーエレメント51の噛み合いが解除された収納口40cを介して、着用時における収納袋40の内面40iを外側に引き出した状態で、折り畳んだパンツ本体2を収納袋40へと収納する(図5(c)参照)。収納袋40にパンツ本体2の全体を収納した後、スライダー52のレール部52bに連結された引き手53を着用時における収納袋4の内面側(パンツ本体2の収納時の外面側)に移動させて、一対のファスナーエレメント51が互いに噛み合うようにスライダー52をスライドさせることで、収納口40cを閉口する(図5(d)参照)。このように、ファスナーエレメント51及びスライダー52は、パンツ本体2の全体を収納袋4に収納した際に、収納口40cを閉口する閉口部材である。これ以外の点は第1実施形態と同様である。
このような第2実施形態においても、パンツ本体2の全体が収納袋40に収納されるので、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、収納口が着用時における収納袋の後面側に形成された構成では、当該収納口が着用時に露出していない。この構成において、収納口をファスナーにより開閉可能としたとしても、パンツ本体を収納袋に収納するために、収納袋を単にパンツ本体の外側に折り返した状態では、パンツ本体を折り畳んだ際にファスナーのファスナーエレメントが設けられた部分も折り畳まれてしまい、ファスナーにより収納口を閉口することができなかった。
しかし、第2実施形態において、収納口40cは、着用時における収納袋4の前面側に形成され、当該収納口40cにファスナーエレメント51が設けられ、ファスナーエレメント51がスライダー52により噛み合わせられる。そして、パンツ本体2を収納袋4に収納する際に、着用時における収納袋40の内面40iが外面を構成するように収納袋4をパンツ本体2の外側に折り返すと、パンツ本体2を折り畳んでもファスナーエレメント51が設けられた部分は折り畳まれない。これにより、折り畳んだパンツ本体2を収納袋4に収納した状態で、スライダー52により一対のファスナーエレメント51を噛み合わせて、収納口40cを閉口することができる。よって、持ち運び中にパンツ本体2の一部が収納口40cを介して、収納袋40からはみ出るのを防ぐことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るパンツ100は、第1実施形態に係る閉口部材5を一部変形したものである。以下では、第3実施形態に係るパンツ100について、第1実施形態と異なる点について説明する。
図6は、第3実施形態に係るパンツ100の図2(a)相当の図である。図6に示すように、パンツ100において、収納袋400の収納口400cは、着用時において、上方に向かって露出するように形成されている。また、パンツ100には、フラップ500がパンツ本体2の腰回り部分2cの内側に設けられている。フラップ500は、その上縁部分500aが、縫製線L2に沿って、パンツ本体2の腰回り部分2cに縫着されている。また、フラップ500は、その下端が収納口400cのやや下方まで延びている点で、下端が収納袋4の下端付近まで延びる第1実施形態のフラップ5とは異なる。パンツ1が着用されているとき、フラップ500の下縁部分500cは収納袋400の収納空間に収納されており、外部からは視認できない。
パンツ本体2を収納袋400に収納する際、フラップ500は、腰回り部分2cとの縫着部分を基点に上方に折り返された状態で、当該パンツ本体2の全体が収納袋400に収納される。パンツ本体2を収納袋400に収納した後、その下縁部分500cが外部から視認できるように、フラップ500が収納口400cを覆う。このように、フラップ500は、パンツ本体2の全体を収納袋400に収納した際に、収納口400cを閉口する閉口部材である。これ以外の点は第1実施形態と同様である。
このような第3実施形態においても、パンツ本体2の全体が収納袋400に収納されるので、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、折り畳んだパンツ本体2を収納袋400に収納した状態で、フラップ500が収納口400cを覆い、閉口することによって、持ち運び中にパンツ本体2の一部が収納口400cを介して、収納袋400からはみ出るのを防ぐことができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加又は削除することができる。前述の実施形態では、フラップ5,500は、その上縁部分5a,500a及び側縁部分の上端5b,500bがパンツ本体2の腰回り部分2cに縫着されていたが、上縁部分5a,500aのみが縫着されていてもよい。また、前述の実施形態では、ファスナーエレメント51及びスライダー52は、リバーシブル式のファスナーを構成して、着用時における収納袋4の外面側及び内面側に引き手53がそれぞれ移動可能であったが、引き手53は着用時における収納袋4の外面側又は内面側の一方において、移動可能であってもよい。また、パンツ本体2を収納袋4,40,400に収納する際の手順は、適宜変更してもよい。例えば、図3(a)及び図5(a)の段階において、パンツ本体2を左右方向中央側に向かって折り畳む際に、外側に折り返した収納袋4,400において、着用時における収納袋4,40の内面4i,40iを収納口4c,40cを介して外側に引き出して、外面を構成していてもよい。
1,10,100 パンツ
2 パンツ本体
2c 腰回り部分
4,40,400 収納袋
4a 上縁部分
4c,40c,400c 収納口
4i,40i 内面
5,500 フラップ(閉口部材)
50 閉口部材
51 ファスナーエレメント
52 スライダー

Claims (7)

  1. 着用者の両足をそれぞれ別々に包むパンツ本体と、
    収納口を有し、折り畳んだパンツ本体の全体が前記収納口を介して収納可能な収納袋と、
    前記パンツ本体の収納時に前記収納口を閉口する閉口部材とを備え、
    前記収納袋は、その上縁部分が前記パンツ本体内側の腰回り部分に縫着され、
    前記収納口は、着用時において上方に向かって、又は、前記パンツ本体の内方に向かって露出するように形成され、
    前記収納袋は、着用時における内面が前記パンツ本体収納時に外面を構成する、パンツ。
  2. 前記収納袋は、ストレッチ素材を利用して縫製されている、請求項1に記載のパンツ。
  3. 前記パンツ本体は、前記収納袋と同じ前記ストレッチ素材を利用して縫製されている、請求項2に記載のパンツ。
  4. 前記閉口部材は、その上縁部分と側縁部分の上端とが前記腰回り部分に縫着されるフラップである、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパンツ。
  5. 前記閉口部材は、前記収納口に設けられた互いに噛み合う一対のファスナーエレメントと、前記一対のファスナーエレメントを噛み合わせることが可能なスライダーとを有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパンツ。
  6. 前記収納袋は、前記パンツ本体の後側に縫着されており、上下寸法よりも左右寸法が大きい略長方形状である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパンツ。
  7. 前記収納袋の左右寸法は、前記腰回り部分の左右寸法の略半分の大きさである、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパンツ。
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