JP3198148U - 機器回転部の多段固定器具 - Google Patents

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拓 松尾
拓 松尾
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株式会社木原製作所
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Abstract

【課題】動力を使用しない機器の一部を回転して定位置に固定する手段、手法として簡素に回転、固定を可能とし、しかも反転させた2通りの角度の固定のみならず複数箇所の角度の固定を可能とした機器回転部の多段固定器具を提供する。【解決手段】両端部分に回転軸を備えた機器や器具において、一方の回転軸4aを回転しないように固定することで機器は静止状態にすることが可能であり、その回転軸4aに回転レバー7を設けることで固定を解除し回転させる際により安全に行うことができる。この回転レバー7にストッパーピン9を設け位置決め板5と圧縮コイルばね8の力により一方の回転軸4aの解除/固定を簡素にし、所望の傾き位置に固定可能であり安価且つ容易に行うことができる。【選択図】図2

Description

本考案は機器回転部の多段固定器具に関する。
動力を使用しない機器の一部を回転して定位置に固定する最も簡易的に用いられる手法として、人力により回転させた後ボルトなどで固定する方法が多かった。またストッパーを解除し回転させ反転する2通りの角度の固定位置で使用する方法が多かった。 例えば、両面使用可能な回転黒板は黒板を回転する場合の解除/固定は、両側のボルトによるものやストッパーを解除し回転させ反転する2通りの角度の固定方法にたよっていた。
本考案は、動力を使用しない機器の一部を回転して固定する手段、手法として簡素に回転、固定を可能とし、しかも反転させた2通りの角度の固定のみならず複数箇所の角度の固定を可能とした機器回転部の多段固定器具を提供するものである。
しかしながら、前記回転黒板の回転部固定方法などは、解除/固定に手間取ることも多く反転させた2通りの角度のみの固定方法であり、他の機器に流用されることは少なく専用の器具となっている。
回転黒板の回転部固定方法などは、解除/固定に手間取ることも多く反転させた2通りの角度のみの固定方法であり、他の機器に流用されることは少なく専用の器具となっている。
本考案は、回転黒板のような動力を使用しない機器の一部を回転して固定する手段、手法として簡素に回転、解除/固定を可能とし、しかも反転させた2通りの角度の固定のみならず複数箇所の角度の固定を可能とした機器回転部の多段固定器具を提供するものである。
動力を使用しない機器の一部を回転して定位置に固定する最も簡易的に用いられる手法として、人力により回転させた後ボルトなどで固定する方法が多かった。またストッパーを解除し回転させた場合も反転させた2通りの角度の固定のみで使用する方法が多かった。
本器具は、動力を使用しない機器の一部を回転して定位置に固定する手段、手法として簡素に回転、固定を可能とし、しかも反転させた2通りの角度の固定のみならず複数箇所の角度の固定を可能とした機器回転部の多段固定器具を提供するものであり、作業効率を向上させる角度、姿勢を維持させることが可能となる。
は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具を使用した実施例であり両面使用可能な和紙乾燥機の全体図である。 は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の断面図である。 は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の側面図である。 は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の回転レバーの詳細図である。 は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の位置決め板の詳細図である。図1に示す乾燥板3の両側面ほぼ中央に取付けられた回転軸4a,4bは固定脚1に配置された軸受け2a,2bを中心に回転可能であり、図2乃至図5に示す乾燥板3の一方の回転軸4aは固定脚1に配置された軸受け2aと位置決め板5を貫通し連結軸6により結合され、回転レバー7は連結軸6を中心に変移可能な状態で取付けられ、回転レバー7のほぼ鉛直上で回転軸4a上には回転レバー7を押し戻す圧縮コイルばね8が配置されており、回転レバー7のストッパーピン9が位置決め板5の固定穴5aにはまり込むことで回転軸4aは回転しなくなり乾燥板3も固定される。また、回転レバー7の長さは連結軸6と圧縮コイルばね8の取り付けピッチよりできるだけ長くする事で、てこの原理により回転レバー7の操作は容易になる。
考案を解決するための形態
機器の一方の回転軸4aを回転しないように固定することで機器は静止状態にすることが可能である。またその回転軸4aに回転レバー7を設けることで固定を解除し回転させる際により安全に行うことができる。
そこで、一方の回転軸4aは固定脚1に配置された軸受け2aと位置決め板5を貫通し連結軸6により結合され、回転レバー7は連結軸6を中心に変移可能な状態で取付けられ、回転レバー7のほぼ鉛直上で回転軸4a上には回転レバー7を押し戻す圧縮コイルばね8が配置されており、回転レバー7のストッパーピン9が位置決め板5の固定穴5aにはまり込むことにより回転軸4aは回転しなくなり乾燥板3も固定される。また、連結軸7の長さは連結軸6と圧縮コイルばね8の取り付けピッチよりできるだけ長くする事で、てこの原理により回転レバー7の操作は容易になる。いわゆる、てこの原理を応用し回転レバー7を倒すことで圧縮コイルばね8は容易に圧縮されてストッパーピン9が解除されると共に、回転レバー7により機器の回転も安全且つ容易に行え所望とする位置に固定可能となる。 なお、位置決め板5は所望とする固定位置となる固定穴5aを開けたものを用意することでいかようにも対応可能となる。
図1は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具を使用した実施例であり両面使用可能な和紙乾燥機の全体図である。図2は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の断面図である。図3は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の側面図である。図4は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の回転レバーの詳細図である。図5は本考案の実施の形態に係る機器回転部の多段固定器具の位置決め板の詳細図である。
図1に示す乾燥板3の両側面ほぼ中央に取付けられた回転軸4a,4bは固定脚1に配置された軸受け2a,2bを中心に回転可能であり、図2乃至図5に示す乾燥板3の一方の回転軸4aは固定脚1に配置された軸受け2aと位置決め板5を貫通し連結軸6により結合され、回転レバー7は連結軸6を中心に変移可能な状態で取付けられ、回転レバー7のほぼ鉛直上で回転軸4a上には回転レバー7を押し戻す圧縮コイルばね8が配置されており、回転レバー7のストッパーピン9が位置決め板5の固定穴5aにはまり込むことで回転軸4aは回転しなくなり乾燥板3も固定される。また、回転レバー7の長さは連結軸6と圧縮コイルばね8の取り付けピッチよりできるだけ長くする事で、てこの原理により回転レバー7の操作は容易になる。
和紙乾燥機だけでなく、両端部分に回転軸を備えた機器や器具を回転させ所望の傾き位置に固定可能でありその機器や器具はボード状のみならず固形物が混入したドラム状の攪拌機などの洗浄・排出においても所望の傾き位置に固定可能であり安価且つ容易に行うことができる。
1‥‥‥固定脚
2a‥‥軸受け
2b‥‥軸受け
3‥‥‥乾燥板
4a‥‥回転軸
4b‥‥回転軸
5‥‥‥位置決め板
5a‥‥固定穴
6‥‥‥連結軸
7‥‥‥回転レバー
8‥‥‥圧縮コイルばね
9‥‥‥ストッパーピン

Claims (1)

  1. 両端部分に回転軸を備えた機器や器具において、一方の回転軸4aは固定脚1に配置された軸受け2aと位置決め板5を貫通し連結軸6により結合され、回転レバー7は連結軸6を中心に変移可能な状態で取付けられ、回転レバー7のほぼ鉛直上で回転軸4a上には回転レバー7を押し戻す圧縮コイルばね8が配置されており、回転レバー7のストッパーピン9が位置決め板5の固定穴5aにはまり込むことにより回転軸4aは回転しなくなり回転物(乾燥板3)も固定され所望の傾き位置に固定可能であり動力を使用しない機器の一部を回転して固定する手段、手法として簡素に回転、固定を可能とし、複数箇所の角度の固定を可能とした機器回転部の多段固定器具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190136390A (ko) * 2018-05-30 2019-12-10 국방과학연구소 회전 범위 조정 가능 힌지 장치

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