JP3198130B2 - 手術シミュレーションシステム - Google Patents

手術シミュレーションシステム

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JP3198130B2 JP29147791A JP29147791A JP3198130B2 JP 3198130 B2 JP3198130 B2 JP 3198130B2 JP 29147791 A JP29147791 A JP 29147791A JP 29147791 A JP29147791 A JP 29147791A JP 3198130 B2 JP3198130 B2 JP 3198130B2
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    • A61B90/37Surgical systems with images on a monitor during operation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用画像を用いる手術
シミュレーションシステムに係り、特に手術の現実感を
創出できる手術シミュレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】人体は3次元構造であるが、当初の医用
画像は、X線写真に代表されるように2次元への投影像
であり、その後X線CT、MRI、超音波等に代表され
る医用画像により3次元の情報が得るようになった。
【0003】しかし、これらの医用画像は断層像として
撮影されるため、画像1枚1枚はやはり2次元の画像で
あり、この断層像を複数枚撮影して組み合わせることに
より3次元画像が得られる。そこで、現状ではほとんど
の場合、医師は複数枚の断層画像を観察して自分の頭の
中で3次元画像を構築しているが、これには熟練を要
し、また定量的な把握は困難である。
【0004】一方では、3次元画像の3次元としての表
示が行われている。特に仮想空間に3次元表示を行うこ
とは公知の技術であり、CG(コンピュータ・グラフィ
ックス)の分野で盛んである。3次元表示に関しては多
くの文献があるが、最新のものとしては、電気学会誌1
991年2月号に特集が組まれており、その中では医用
画像への応用についても触れている。
【0005】医用画像における3次元表示は、両眼視
差、運動視差を利用する方式もあるが、表面表示が利用
される場合が多い。しかし、表面表示で問題になるの
は、画像を2値化していることである。すなわち、2値
化画像は濃淡像ではないため、診断にはあまり適してい
ない。
【0006】このため、医用画像の3次元表示は、手術
シミュレーションシステムに応用したものが多い。例え
ば、 1)腫瘍、血管、重要組織などを3次元表示して、その
位置、大きさを把握する 2)骨の一部を切断、移動する場合の手術シミュレーシ
ョンを行う などの手術シミュレーションシステムが、例えば“メデ
ィカル・イメージング・テクノロジー(Medical Imagin
g Technology)”1989年3月号および1990年6
月号に報告されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかしながら、上述の手
術シミュレーションシステムは画像表示のレベルに止ま
っており、本格的な手術シミュレーションシステムとは
いえない。なぜならば、 1)CT画像、MRI画像など各種の画像にはそれぞれ
特色があり(例えばCT画像は骨が、またMRI画像は
臓器が鮮明に投影される)、1種類の画像だけで手術に
掛かるすべての腫瘍、血管、重要組織などを実際の手術
時に目に写るような有様で撮影することは困難である。
そのためには複数の種類の画像を、それぞれの画像の利
点を生かしながら合成して表示(以下「合成表示」とい
う)することが必要であるが、このようなシステムは存
在していない。
【0008】最近ではPACS(Picture Archiving an
d Communication System;医用画像保管通信システム)
により、複数の種類の画像をまとめて表示することも行
われているが、PACSではあくまでも画像を種類別に
独立に表示するのであり、ここでいう合成表示ではな
い。手術シミュレーションに必要な合成表示とは、複数
の種類の画像を1枚の画像に合成して表示することであ
る。
【0009】2)表示方法が固定されており、表示にお
けるヒューマン・インターフェースが十分でない(操作
者が表示方法に変更を加えたりすることができない)。
【0010】3)システムにメス、ドリルなどの模擬手
術具を取り入れ、かつこの模擬手術具を人体画像に重畳
して表示し、その模擬手術具を通して伝わる人体組織か
らの抵抗感や人体組織に触れたときの音の発生など、現
実感を伴う手術シミュレーションが体験できない。現実
感のあるシミュレーションシステムとしては、航空機の
飛行訓練のためのシミュレーションシステムがよく知ら
れているが、医用に応用したシミュレーションシステム
は未だに存在していない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、適切な画像表示を含めて手術の現実感を創出できる
手術シミュレーションシステムを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、操作者が握って動かすことのできる模擬手
術道具を備え、複数のモダリティの画像から手術対象部
分の各組織を含む画像を合成する画像合成手段と、前記
合成した画像を3次元表示する3次元画像表示手段と、
前記模擬手術道具をその動きを含めて前記画像に重畳表
示する重畳表示手段と、前記重畳表示手段において模擬
手術道具が組織に接したとき、両者の硬度に対応する音
を発生し、模擬手術道具に反発力を与える人工現実感創
出手段を具備する手術シミュレーションシステムを提供
する。
【0013】
【作用】本発明の手術シミュレーションシステムは、モ
ダリティによってコントラストの高低がある人体組織に
ついて、複数のモダリティの画像を同じ位置、尺度、ず
れ角で合成するため、実際の手術時に目にすると同じ3
次元の人体組織像を鮮明に見ることができる。また、本
発明の手術シミュレーションシステムは実寸大の模擬手
術道具を装備してかつ人体組織とともに画像表示する。
そして、操作者がこれを握って動かすと、それに伴っ
て、画像上の模擬手術道具が移動して人体組織に触れ、
その際メス、ドリルなど模擬手術道具の種類と骨、軟組
織など人体組織の関係に基づき、実際の手術時に予想さ
れる音を発生し、また操作者が握る模擬手術道具に反発
力を与える。
【0014】
【実施例】以下添付の図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係る手術シミ
ュレーションシステム1の構成図である。すなわち、制
御部2には画像合成部3、超並列処理装置4およびエキ
スパートシステム5が接続し、アトラスデータベース6
も重要組織認識部7を介して制御部2に接続する。ま
た、人工現実感発生部8も制御部2に接続するが、この
人工現実感発生部8には、3次元位置入力装置9、フォ
ースフィードバック(force-feedback)装置10および
音声出力装置11も接続し、さらに仮想空間表示部12
も仮想空間作成部13を介して人工現実感発生部8に接
続する。
【0016】画像合成部3には複数のモダリティ(MR
I、CT、US[超音波]、NM[核医学]等)の画像
デ−タが合成のために入力されるが、一方では理想的な
人体の3次元解剖図をディジタル化して保存するアトラ
スデータベース6からその解剖図データが重要組織認識
部7に出力される。重要組織認識部7では、入力してき
た解剖図デ−タから腫瘍、血管、臓器など複数の種類
(モダリティ)の画像にまたがって撮影される人体の重
要組織を認識し、その重要組織を制御部2を介して画像
合成部3に送る。
【0017】画像合成部3は、送られてきた重要組織
と、制御部2を介して行われるエキスパートシステム
(学習によって得た人体組織に関する知識をデータベー
ス化した質問応答性能を示すシステム)5との応答をを
基に、複数のモダリティの画像の位置関係を把握し、こ
れらの画像を合成する。なお、重要組織認識部7、エキ
スパートシステム5および画像合成部3で大量のデ−タ
処理を必要とするときは、制御部2を介して超並列処理
装置4でそのデ−タ処理に掛かる高速演算が実行され
る。したがって本実施例の手術シミュレーションシステ
ム1では、必要な合成画像を高速で得ることができる。
【0018】画像合成部3で形成された合成画像は、制
御部2と人工現実感発生部8を介して仮想空間作成部1
3に送られ、ここで指定された視線方向から見た3次元
画像にデ−タ変換される。そして、つづく仮想空間表示
部12で仮想空間に3次元表示される。
【0019】一方、3次元位置入力装置9は、メス、ド
リルなどの模擬手術具に連結し、操作者はこの模擬手術
具を握って3次元的に移動させる(操作する)ことがで
きる。また、仮想空間作成部13は、操作者が3次元位
置入力装置9で操作する模擬手術具に対応した形状・動
きをする仮想手術具像を作成し、これを仮想空間表示部
12で合成画像に重畳して3次元表示させる。したがっ
て、操作者は仮想空間表示部12における合成画像と仮
想手術具像を見て、仮想手術具の像が目的の人体組織の
合成画像に接して手術目的に応じた動作をするよう模擬
手術具を操作するが、そうするとその模擬手術具の3次
元的動きは人工現実感発生部8と仮想空間作成部13を
介して仮想空間表示部12の仮想手術具像に反映され
る。
【0020】ところで、実際の手術に当たっては、メス
やドリルなどの手術具が人体組織に触れ、動作するとき
は、その人体組織の硬さに応じて術者は抵抗を感じ、ま
た時には接触音、衝撃音(ドリルで骨を切削する音な
ど)が発生する。そこで人工現実感発生部8は、仮想手
術具とこの仮想手術が接触し、その中に分け入る人体組
織との関係から、操作者の握る模擬手術具への抵抗量
(フォースフィードバック)を求めてフォースフィード
バック装置10に出力する。フォースフィードバック装
置10は、人工現実感発生部8からの入力値に応じた抵
抗力を操作者の握る模擬手術具へ与える。
【0021】また人工現実感発生部8は、同じく仮想手
術具とこの仮想手術が接触し、その中に分け入る人体組
織との関係から、実際の手術時に発生すると予想される
音のパラメータ(周波数、振幅等)をも算出し、音声出
力装置11に出力する。音声出力装置11は、その入力
値に応じた手術音を発生する。
【0022】つぎに図2(A)と(B)および図3
(A)〜(E)を参照して、上述の画像合成部3で行わ
れる画像合成の方法を説明する。
【0023】画像合成部3に入力される各モダリティの
画像は、スケール、撮影角度、撮影位置が異なるため、
これらを一致させないと画像を合成することはできな
い。そこで本実施例の手術シミュレーションにおいて
は、画像のスケール、撮影角度、撮影位置の基準となる
合成基準マーカを用い、画像間のスケール、撮影角度、
撮影位置を一致させた上で画像を合成する。以下CT画
像とMRI画像を合成する場合を例にとって説明する。
【0024】図2(A)の斜視図および図2(B)の平
面図に示した合成基準マーカ20は、アルミニウム製の
L字型容器21であり、中空部には水22を満たす。ア
ルミニウムはX線CT撮影時にいわゆるCTナンバー
(濃度)が高く、逆にMRI画像においては、アルミニ
ウムは濃度が低く水の濃度が高くなる。よって、合成基
準マーカ20は、X線CT装置においてはMRI装置に
おいても、高コントラストの画像になる。
【0025】画像合成器3には、合成基準マーカ20を
側において撮影した、図3(A)に示すCT画像23と
図3(C)に示すMRI画像24が入力される。図中、
符号ROI1とROI2はそれぞれ、同一の撮影位置
(スライス)における別々の関心領域である。そこで画
像合成器3では、まずCT画像23中の合成基準マーカ
20の容器21と容器21に収容された水22の角度の
ずれを調べ、ずれ角θだけ反時計回りに回転させて、図
3(B)に示すCT画像27を得る。
【0026】つぎに、画像合成器3は、図3(B)のC
T画像23における容器21の内側寸法aと図3(C)
のMRI画像24の水22においてその内側寸法aに対
応する寸法bを比較し、両画像のスケールの一致を調べ
る。ここではa>bであるため、図3(C)のMRI画
像24をa/b倍に拡大して、図3(D)に示すMRI
画像28を得る。その結果、図3(B)中の容器21の
内側寸法aと図3(D)中の水の寸法b´は等しくな
る。
【0027】最後に、画像合成器3は、CT画像27と
MRI画像28が同一のスケール・撮影角度になったた
め、両者を重ね合わせて合成し、図3(E)に示す合成
画像30を得る。
【0028】つぎに、仮想空間表示部12における3次
元表示の例を説明する。図4(A)は手術対象である頭
部全体の表面表示(3次元表示の一種)である。この画
面は任意の方向に回転させて任意の方向から観察するこ
とができる。
【0029】実際の手術においては、この頭部表面を切
開していくわけであるから、シミュレーションの際は、
表面を切開した頭部内部の像が欲しい。本実施例におい
ては、図4(B)に示すように、任意の方向から任意の
大きさの穴を開けることができる。そして、穴の奥の像
については、以下に複数の種類の表示方法を用意してお
り、これらは操作者が適宜選択することができる。また
穴以外の部分については表面表示が多いが、他の表示方
法も可能である。
【0030】本実施例においては、穴の奥の像につい
て、3種類の表示方法が可能である。 1)図5(A)に示す断層面の濃淡画像:穴の奥の全領
域について、断層面のグレーレベル濃淡表示を行う。断
層面は穴の深さ方向において任意に設定可能である。濃
淡画像は空間分解能、密度分解能に優れているため、所
定深さの位置におけるすべての組織を詳細に観察するこ
とができる。
【0031】2)図5(B)に示す組織の疑似3次元画
像:特定の腫瘍、組織などを人間が穴から覗いたように
疑似3次元で表示する。表示に掛かる腫瘍、組織など
は、予め指定しておくと、重要組織認識部7が腫瘍や組
織をとらえて事前に3次元画像を作成しておく。この3
次元画像の作成に当たっては、その組織を認識・観察し
やすいモダリティの医用画像を用いる。疑似3次元画像
は、組織全体を把握するのに適しているため、腫瘍と血
管の位置関係等を確認することができる。
【0032】3)図5(C)に示す組織の濃淡画像:先
の2)疑似3次元画像のときと同様に指定した腫瘍、組
織が、1)と同様の濃淡表示される。2)の疑似3次元
画像によって腫瘍と血管の位置関係等を確認した後、腫
瘍等をより詳細に確認する場合に適している。
【0033】以上3つの表示方法はそれぞれに長所・短
所がある。このため、従来のようにただ1種類の表示方
法では手術シミュレーション用としては適当でないが、
本実施例によれば、場合に応じて適切な表示方法を選択
できるという利点が生まれる。
【0034】ついで、半透明3次元表示(半透明表示)
について説明する。疑似3次元表示の一つに半透明表示
がある。半透明表示とは、例えば骨を半透明、内部の腫
瘍などを表面表示することにより、骨を透かして内部の
腫瘍などを観察できるようにする表示方法である。本実
施例では半透明にする部分を組織ではなく、表面からの
任意の深さで指定する。
【0035】よって、先の図4(A)は手前の頭骨の透
明度が0の半透明表示とみなすこともでき、図6はこの
図4(A)の観察者から見た深さと透明度の関係をグラ
フで示したものである。すなわち、この場合は手前の頭
骨より浅いところで透明度が0になっているため、手前
の頭骨の表面だけがみえ、頭骨内部の様子は観察できな
い。
【0036】また先の図5(A)は、頭骨およびその内
部組織全体を球とみなしたときの上部の半球が透明な半
透明表示とみなすこともできる。図7は、この図5
(A)の観察者から見た深さと透明度の関係をグラフで
示したものであり、この場合は手前の頭骨および中央の
組織まで透明度が0で、それより深い部分は不透明のた
め、ほぼ中央の断面が観察できる。
【0037】図8は、透明度を段階的に変化させた場合
の深さと透明度の関係を示すグラフである。この図にお
いては、手前の頭骨より浅いP1の深さまでは透明であ
るから、深さP1までの部分は表示されない。一方、深
さP1から深さP2(手前側頭骨からいくらか中央部に
向けて進んだ位置)まではほぼ半分の透明度であるか
ら、この間の組織は半透明で表示される。そして、深さ
P2より深くなると透明度が0であるから、この深さP
2の位置で断面が表示される。
【0038】本実施例の手術シミュレーションシステム
においては、2つの深さP1(半透明)とP2(透明度
0)を任意の深さに設定でき、仮想空間作成部13と仮
想空間表示部12はその設定に応じた半透明画像を作成
し、表示する。よって、観察目的に応じて任意の深さの
組織を任意の透明度で表示させることができる。
【0039】図9は、深さP1と深さP2間の透明度を
可変にした場合の深さと透明度の関係を示すグラフであ
る。深さP1から深さP2にかけては、透明度が連続的
に低下している。この場合、P1とP2の位置およびそ
れぞれの透明度T1とT2は任意に設定できる。
【0040】ところで、上述の表面表示、半透明表示等
の3次元表示は、画像を種々の視線方向に対応して回転
表示することにより、体内の病巣および重要組織(血
管、神経、臓器)の位置、大きさ、ならびに両者の位置
関係を把握することができ、医用上有用な表示となる。
そしてその回転表示に当たっては、従来3次元画像デ−
タの中心座標を中心として回転していた。
【0041】しかし、この回転方法では、注目する領域
(病巣、重要組織等)が中心座標から離れているとき
は、その領域が回転に伴って移動するため、その注目領
域周辺の状態を観察しずらくなる。
【0042】そこで、本実施例における手術シミュレー
ションシステムにおいては、図10(A)に示すよう
に、頭蓋骨40内の病巣41を注目領域とした場合、こ
の病巣41を回転表示の中心点とする。図中、符号42
は病巣41周辺の血管であり、回転中心は破線の円で囲
んだカーソル43で表示される。
【0043】このためには、手術シミュレーションシス
テムの操作者は、まず図1の3次元位置入力装置9か
ら、病巣41を注目領域として指定する。すると、その
注目領域(病巣41)の座標と3次元画像デ−タ表示上
の中心座標との3次元空間上のズレ(x座標、y座標、
z座標において、それぞれl,m,nだけズレていると
する)が計算される。
【0044】つぎに操作者は、種々の視線方向(回転角
度)を同じく3次元位置入力装置9(例えば3次元ジョ
イスティックから入力する。このとき回転に伴って拡大
や縮小をすることもできる。手術シミュレーションシス
テムでは、回転角度が入力される度に、次の3次元アフ
ィン変換の式
【0045】
【数1】
【0046】(ここでx,y,zは回転移動前の画像1
画素のx座標、y座標、z座標、b,c,d,f,g,
hは回転角度のパラメータ、a,e,iは拡大または縮
小変換のパラメータを表す。)により、病巣41を回転
の中心(カーソル43内)として回転を行い、例えば図
10(B)に示すような回転画像が得られる。
【0047】よって、本実施例の手術シミュレーション
システムによれば、病巣など注目する領域を中心に回転
表示ができるため、画像を見ながらの手術計画や手術シ
ミュレーションを容易に行える。
【0048】本実施例における回転表示は、特に定脳位
手術(ステレオタクティクス)に応用できる。定脳位手
術は頭蓋骨に小さな穴を開けてそこから針状の治療器具
を挿入し、薬液を流し込んだり、出血を吸い上げたりす
る手術である。
【0049】この定脳位手術で重要なのは、前述の治療
器具を目的の位置に確実に到達させることの他に、到達
に至るまでの経路において、他の組織への影響をできる
だけ少なくすることである。本実施例の手術シミュレー
ションシステムによれば、種々の回転表示により、回転
中心の組織に至る経路とその経路を通過する際の他組織
への影響を調べ、事前に最も他組織への影響が少ない治
療器具挿入経路を見つけ出すことが容易にできる。
【0050】さらに、本発明の手術シミュレーションシ
ステムにおいては、視覚に訴える3次元画像表示の他
に、現実の手術に当って術者が体験するメス、ドリル等
による音、手応え等もつくり出すことができる。そこ
で、この実施例においては、このため、(1)3次元画
像デ−タの濃淡値を組織の硬さ(骨等)に関係づける手
段、(2)手術対象である組織の硬さに基づき、実際の
手術時に発生する音を合成して、操作者の耳に入れる手
段、および(3)手術対象である組織の硬さに基づき、
実際の手術時に発生する手術道具に対する手応えを合成
して、操作者に感じさせる手段の3つの手段を取り入れ
る。
【0051】図11は、この実施例に係る手術シミュレ
ーションシステムの概要を大まとめにして示したもので
ある。図中、デ−タ処理部50は、図1における制御部
2、画像合成部3、超並列処理装置4、エキスパートシ
ステム5、アトラスデ−タベース6、重要組織認識部
7、人工現実感発生部8および仮想空間作成部13を含
むもので、複数のモダリティ(CT、MRI等)の画像
デ−タが入力されるとともに、この手術シミュレーショ
ンに係る種々の操作デ−タを入力される。
【0052】一方、デ−タ処理部50は、仮想空間表示
部12および操作者OPが手に握る模擬手術道具51を
含むマニピュレータ部52と接続する。仮想空間表示部
12では、符号FDで示す正面図(患者Pと模擬手術道
具51を重畳した画像)が表示される。ここで、仮想空
間表示部12は、実際には操作者OPの眼前の操作卓5
4におけるやや斜めに倒れたディスプレイ55であり、
正面図FDはこのディスプレイ55中に表示される。
【0053】図12はマニピュレータ部52の構成図で
ある。すなわち、マニピュレータ部52は模擬手術道具
51に接続する3次元位置検出装置57、および3次元
位置検出装置57とともにデ−タ処理部50に接続する
音声発生部58と力発生部59、ならびに音声発生部5
8に接続するスピーカ60を備え、力発生部59は模擬
手術道具51に接続する。
【0054】よって、図1との対応で述べると、模擬手
術道具51と3次元位置検出装置57は3次元位置入力
装置9に、音声発生部58とスピーカ60は音声出力装
置11に、また力発生部59と模擬手術道具51がフォ
ースフィードバック装置10に相当する。
【0055】3次元位置検出装置57は、模擬手術道具
51の位置と動きを検出し、デ−タ処理部50に送る。
よって、デ−タ処理部50は、模擬手術道具51の動き
に応じて、仮想空間上の模擬手術道具51の画像を変更
・表示し、これとともに模擬手術道具51が接している
画像上の画素値と模擬手術道具51の動きを力発生部5
9および音声発生部58に送る。
【0056】音声発生部58では、デ−タ処理部50か
ら送られてきた画素値と模擬手術道具51の動きを模擬
手術道具51の種類と関連づけ、手術の際に発生する音
(音質、音量等)をスピーカ60を通して発生する。
【0057】また、力発生部59では、デ−タ発生部5
0から送られてきた画素値と模擬手術道具51の動きを
模擬手術道具51の種類と関連づけ、手術の際に発生す
る力(反発力、振動)を模擬手術道具51を通して駆動
し、力を発生する。
【0058】そして、これら音声発生部58と力発生部
59の出力(音量、音質、反発力、振動等)は、図示し
ないスイッチを操作して増減することができる。
【0059】上述の音声発生部58と力発生部59で
は、一般に軟らかいものより硬いものを加工する際に発
生する音や反発力の方が大きいことから、手術対象とす
る組織の硬さ(画素値で判断できる)に基づいて手術時
に予想される音や反発力を発生する。
【0060】図13(A)のグラフは、横軸が画素値、
縦軸が音量を示す。X線CT画像においては、被写体の
X線吸収値の分布は、ハンスフィールドナンバーと呼ば
れる値(空気=−1000、水=0とする)に変換され
る。人体の骨組織(多量のCaを含む)はX線をよく吸
収して1000程度のハンスフィールドナンバーを示
し、他の軟組織にあっては40程度のハンスフィールド
ナンバーとなることから、ハンスフィールドナンバーの
高い組織は硬いという傾向が認められる。そこで本実施
例においては、ハンスフィールドナンバーを基に、画素
値(−2048〜2047)から組織の硬さに対応する
音量および反発力を発生させる。
【0061】すなわち、手術を行う際に発生する手術音
は、主に硬いものを砕く音、つまり骨を加工する際に発
生する音であるから、画素値が500〜1000程度の
骨組織の吸収値帯域において音を発生させ、画素値の増
加に伴って音量の出力を上げていく。この際手術道具の
種類に応じた変換テーブルを用意して、硬い組織を加工
する際には音色を高くするなどの変化を加えることもで
きる。
【0062】他方、図13(B)に示す反発力の大きさ
については、実際の手術時には、硬いものの加工には力
を要し、また軟らかい組織でも接触すれば感触はある。
そこで、手術対象となる組織の画素値(0〜1000程
度)で力を発生させ、画素値の増加とともに徐々に出力
を大きくしていく。また特に硬い骨の加工にあっては、
振動も発生させる。これは手術道具の種類に応じた変換
テーブルを用意して、振動の振幅等を調整し、反発力に
合成する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手術シミ
ュレーションシステムによれば、実際の手術時に目にす
ると同じ3次元の人体組織像を鮮明に見ることができ、
かつ実際の手術時に予想される音を発生し、また操作者
が握る模擬手術道具に反発力を与えるため、極めて現実
感のある有効な手術シミュレーションを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る手術シミュレーション
システムの構成図。
【図2】(A),(B)はそれぞれ合成基準マーカの斜
視図と平面図。
【図3】(A)はあるスライス位置におけるCT画像を
示す図、(B)は(A)のCT画像をずれ角分回転した
CT画像を示す図、(C)は(A)のCT画像と同一ス
ライス位置におけるMRI画像を示す図、(D)は
(C)のMRI画像を拡大したMRI画像を示す図、
(E)は(B)のCT画像と(D)のMRI画像を合成
した画像を示す図。
【図4】(A)は頭部全体の表面表示像、(B)〜
(H)はそれぞれ頭部に種々の方向から種々の大きさの
穴を開けたときの表面表示像を示す図。
【図5】(A)は頭部断層面の濃淡画像、(B)は組織
の疑似3次元画像、(C)は頭部組織の濃淡画像を示す
図。
【図6】図4(A)の観察者から見た深さと透明度の関
係を示すグラフ。
【図7】図5(A)の観察者から見た深さと透明度の関
係を示すグラフ。
【図8】頭部断層面濃淡画像において透明度を段階的に
変化させる場合の深さと透明度の関係を示すグラフ。
【図9】頭部断層面濃淡画像において2つの深さ位置間
の透明度を連続的に変化させる場合の深さと透明度の関
係を示すグラフ。
【図10】(A)は病巣を含む頭蓋骨の3次元画像を示
す図、(B)は(A)の画像を病巣を中心として回転し
た画像を示す図。
【図11】操作卓の一部斜視図を含む上記手術シミュレ
ーションシステムの構成図。
【図12】上記手術シミュレーションシステムにおける
マニピュレータ部の構成図。
【図13】(A)と(B)はそれぞれ画素値と音量およ
び反発力の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
3 画像合成部 6 アトラスデータベース 7 重要組織認識部 9 3次元位置入力装置 10 フォースフィードバック装置 11 音声出力装置 12 仮想空間表示部 20 合成基準マーカ 41 病巣 51 手術道具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 均 栃木県大田原市下石上1385番地の1 株 式会社東芝 那須工場内 (72)発明者 田村 和宏 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝 メディカルエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−98080(JP,A) 国際公開91/4711(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 19/00 G09B 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が握って動かすことのできる模擬
    手術道具を備え、複数のモダリティの画像から手術対象
    部分の各組織を含む画像を合成する画像合成手段と、前
    記合成した画像を3次元表示する3次元画像表示手段
    と、前記模擬手術道具をその動きを含めて前記画像に重
    畳表示する重畳表示手段と、前記重畳表示手段において
    模擬手術道具が組織に接したとき、両者の硬度に対応す
    る音を発生し、模擬手術道具に反発力を与える人工現実
    感創出手段を具備する手術シミュレーションシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手術シミュレーションシ
    ステムで使用される画像合成方法であって、(1)複数
    のモダリティの画像においてそれぞれ十分なコントラス
    トで表示される部分を含む合成基準マーカを準備する工
    程と、(2)この合成基準マーカを含めて被検体につい
    て複数のモダリティの画像を得る工程と、(3)前記複
    数のモダリティの画像をこれらの画像中の合成基準マー
    カの大きさと角度のずれが解消するように回転、縮小・
    拡大しながら重ね合せる工程を含む画像合成方法。
  3. 【請求項3】 前記3次元画像表示手段は、手術対象を
    表面表示する手段と、この手術対象の任意の表面に任意
    の方向から任意の大きさの穴を開ける手段と、前記穴の
    中の画像について、穴の奥部断層面の濃淡像、穴内の所
    定組織の疑似3次元像、穴内所定組織断層面の濃淡像等
    の3次元表示モードの内の任意のモードで表示する手段
    を備える請求項1記載の手術シミュレーションシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記3次元画像表示手段は、手術対象を
    手前から任意の深さまで任意の透明度で半透明表示する
    手段を含む請求項1記載の手術シミュレーションシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記3次元画像表示手段は、手術対象画
    像をその中の任意の点を中心として任意の角度だけ回転
    して表示する手段を含む請求項1記載の手術シミュレー
    ションシステム。
  6. 【請求項6】 前記人工現実感創出手段は、模擬手術道
    具の種類、模擬手術道具の位置と移動量、模擬手術道具
    が接した人体組織の画素値を関連づけて、模擬手術道具
    と人体組織の接触に対応する適当な音と反発力を発生す
    る手段を含む請求項1記載の手術シミュレーションシス
    テム。
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