JP3197946U - グリップ版 - Google Patents

Abstract

【課題】段ボール等の印刷加工時に使用し、段ボールシートとのグリップ性が向上する履帯状送り版を提供する。【解決手段】送り帯版Ｅの版面Ａに凹み溝Ｊを等間隔で配した履帯状の帯版にする。この構成により、グリップ性の向上、インキ使用量の削減と製箱時のジョイント部の接着強化、版胴にセット時の反発復元性低下による剥がれ防止に繋がり、印刷加工の作業効率性を高めると共に不良製品の削減による資源の有効利用に寄与するものである。【選択図】図２

Description

本考案は、ダンボール等の印刷加工時に使用する送り版に関するものである。

従来、段ボールケースの印刷加工時に於いて平状の段ボールシートが印刷輪転機の工程を平行に安定して次の工程へ送られる様、印刷版の左右（シート余白部）に直線ベタ状の送り帯版を使用している。（図１参照）

しかし、この形状では
１．段ボールシートとのグリップ力が弱くスリップし易い。
２．本来無用となる版面画像部の面積が広い為、インキ使用量の無駄となり、その付着インキが製箱時のジョイント接着障害にもなる。
３．版胴に湾曲させて使用する事から、直線状に戻ろうとする反発復元力で貼り付けた整版フイルムから剥がれ易い。

課題を解決する為の手段

そこで、送り版の形状を印刷シートと接触する版面に等間隔で溝状の凹みを配した履帯状の帯版とする。（図２参照）

考案の効果

よって、本考案の送り帯版の形状により、
１．段ボールシートとのグリップ性が向上し印刷加工作業の安定に繋がる。
２．印刷画像面積の縮小により、インキの使用量が削減され製箱時のジョイント強化にも繋がる。（図２（２）参照）
３．版胴へ湾曲させてのセット時、直線状への反発復元力が弱まり、整版フイルムから剥がれ難くなる。

考案を実施する為の最良の形態

本考案に係る送り帯版は図２に示すとおり、版面に溝状の凹みが等間隔で配した履帯形状である。
素材は、弾性に優れ安価で軽量な発泡クッション材が望ましい。（図２参照）

（１）従来の送り帯版の斜視図である。（２）印刷状況時の斜視図である。 （１）本考案の送り帯版の斜視図である。（２）本考案の送り帯版を使用した印刷状況時の斜視図である。

Ａ 版面
Ｂ 接着テープ
Ｃ 版胴
Ｄ 印刷シート
Ｅ 送り帯版
Ｆ 印刷版
Ｇ 整版フイルム
Ｈ 印刷画像
Ｉ 製箱ジョイント部
Ｊ 凹み溝

Claims (1)

1. 段ボール等の印刷加工時に使用する送り帯版の版面に溝状の凹みを等間隔で配した履帯状送り版。

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