JP3197710B2 - 作業台船の移動装置 - Google Patents
作業台船の移動装置Info
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- JP3197710B2 JP3197710B2 JP26660993A JP26660993A JP3197710B2 JP 3197710 B2 JP3197710 B2 JP 3197710B2 JP 26660993 A JP26660993 A JP 26660993A JP 26660993 A JP26660993 A JP 26660993A JP 3197710 B2 JP3197710 B2 JP 3197710B2
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- Japan
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- barge
- spud
- rotating member
- moving
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として港湾、湖沼な
どの浚渫作業を行なう作業台船の移動装置に関するもの
である。
どの浚渫作業を行なう作業台船の移動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のスイング式の浚渫船は、その回転
中心にスパッドを打ち、浚渫船の先端に張設したアンカ
ーワイヤをウインチで手繰り寄せることにより浚渫船を
スイングさせている。例えば、図7に示す従来の浚渫船
20は、後部左舷に設けた固定スパッド21と、ピン2
6により後部右舷に枢支した部材25の先端に設けた移
動スパッド22と、台船1の前部左右両舷に配設したア
ンカーワイヤ23,23の操作により、図中のXで示す
ような軌跡の浚渫を行なっている。この移動スパッド2
2には、回転機構を取り入れたものやキャリッジによる
移動機構を取り入れたものなどがある。
中心にスパッドを打ち、浚渫船の先端に張設したアンカ
ーワイヤをウインチで手繰り寄せることにより浚渫船を
スイングさせている。例えば、図7に示す従来の浚渫船
20は、後部左舷に設けた固定スパッド21と、ピン2
6により後部右舷に枢支した部材25の先端に設けた移
動スパッド22と、台船1の前部左右両舷に配設したア
ンカーワイヤ23,23の操作により、図中のXで示す
ような軌跡の浚渫を行なっている。この移動スパッド2
2には、回転機構を取り入れたものやキャリッジによる
移動機構を取り入れたものなどがある。
【0003】しかし、従来の浚渫船は、アンカーワイヤ
23,23の打ちかえの面倒があると共に、岸辺27に
近いところでは、アンカーを打つ場所がないなどの問題
があった。
23,23の打ちかえの面倒があると共に、岸辺27に
近いところでは、アンカーを打つ場所がないなどの問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る従来の
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
は、アンカーワイヤの助けを借りずに台船をスイングさ
せ、スイングの両端において台船を一定距離前進させる
ことのできる作業台船の移動装置を提供することにあ
る。
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
は、アンカーワイヤの助けを借りずに台船をスイングさ
せ、スイングの両端において台船を一定距離前進させる
ことのできる作業台船の移動装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明の作業台船の移動装置は、台船の後部に固設した
張出し部材に回動部材を回動自在に取り付け、前記回動
部材の中心にスパッドを昇降自在に取り付けると共に、
前記回動部材の両端部に昇降及び前後移動可能なスパッ
ドを配設し、かつ、前記台船と前記回動部材との間に油
圧シリンダを架橋したことを特徴とするものである。
本発明の作業台船の移動装置は、台船の後部に固設した
張出し部材に回動部材を回動自在に取り付け、前記回動
部材の中心にスパッドを昇降自在に取り付けると共に、
前記回動部材の両端部に昇降及び前後移動可能なスパッ
ドを配設し、かつ、前記台船と前記回動部材との間に油
圧シリンダを架橋したことを特徴とするものである。
【0006】上記の3本のスパッドと回動部材との操作
により、アンカーワイヤの助けを借りずに台船をスイン
グさせ、かつ、スイングの両端において台船を一定距離
前進させることができる。
により、アンカーワイヤの助けを借りずに台船をスイン
グさせ、かつ、スイングの両端において台船を一定距離
前進させることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1において、1は浚渫作業用に使用される台船
1であり、台船1の後部には張出し部材2が固設されて
いる。この張出し部材2の先端には、ピン3を介して水
平面内で回動可能な回動部材4を設ける。
する。図1において、1は浚渫作業用に使用される台船
1であり、台船1の後部には張出し部材2が固設されて
いる。この張出し部材2の先端には、ピン3を介して水
平面内で回動可能な回動部材4を設ける。
【0008】更に、この回動部材4には、その中心部に
スパッド6を昇降可能に配設する一方、その両端部に、
昇降可能で、かつ、キャリッジ50及び70により前後
移動可能なスパッド5及び7を、それぞれ、配設してい
る。この固定式の1本のスパッド6と移動式の2本のス
パッド5及び7の昇降操作は、図示しない昇降装置によ
り個々に行うようになっている。
スパッド6を昇降可能に配設する一方、その両端部に、
昇降可能で、かつ、キャリッジ50及び70により前後
移動可能なスパッド5及び7を、それぞれ、配設してい
る。この固定式の1本のスパッド6と移動式の2本のス
パッド5及び7の昇降操作は、図示しない昇降装置によ
り個々に行うようになっている。
【0009】更に、台船1と回動部材4との間には、油
圧シリンダ8及び9を架橋させており、これらの油圧シ
リンダ8及び9によって回動部材4がピン3を軸芯にし
て回動するようになっている。一方、台船1の前部に設
けたラダー11の先端に浚渫装置10を取り付けてい
る。
圧シリンダ8及び9を架橋させており、これらの油圧シ
リンダ8及び9によって回動部材4がピン3を軸芯にし
て回動するようになっている。一方、台船1の前部に設
けたラダー11の先端に浚渫装置10を取り付けてい
る。
【0010】次いで、上記の浚渫船の作用について説明
する。図1に示すように、各スパッド5,6,7を打ち
込んだ状態から油圧シリンダー9を伸長させると共に、
油圧シリンダ8を縮小させると、図2に示すように、台
船1が矢印A方向にスイングする。次に、図3に示すよ
うに、中央のスパッド6を抜いた後、キャリッジ50,
70により回動部材4を前進させると、台船1が矢印B
方向に前進する。
する。図1に示すように、各スパッド5,6,7を打ち
込んだ状態から油圧シリンダー9を伸長させると共に、
油圧シリンダ8を縮小させると、図2に示すように、台
船1が矢印A方向にスイングする。次に、図3に示すよ
うに、中央のスパッド6を抜いた後、キャリッジ50,
70により回動部材4を前進させると、台船1が矢印B
方向に前進する。
【0011】次いで、図4に示すように、中央のスパッ
ド6を打ち込んだ後、左舷側のスパッド5を引き抜いて
前進させる。次いで、図5に示すように、前進させたス
パッド5を打ち込んだ後、右舷側のスパッド7を引き抜
いて前進させる。次いで、図6に示すように、油圧シリ
ンダ9を縮小させると共に、油圧シリンダ8を伸長させ
ると、台船1は矢印C方向にスイングする。
ド6を打ち込んだ後、左舷側のスパッド5を引き抜いて
前進させる。次いで、図5に示すように、前進させたス
パッド5を打ち込んだ後、右舷側のスパッド7を引き抜
いて前進させる。次いで、図6に示すように、油圧シリ
ンダ9を縮小させると共に、油圧シリンダ8を伸長させ
ると、台船1は矢印C方向にスイングする。
【0012】上記のように、台船1は、アンカーワイヤ
の力を借りることなく、従来と同様に、スイングの両端
において台船1一定距離前進させて浚渫作業を行うこと
ができる。
の力を借りることなく、従来と同様に、スイングの両端
において台船1一定距離前進させて浚渫作業を行うこと
ができる。
【0013】
【発明の効果】上記のように、本発明は、台船の後部に
固設した張出し部材に回動部材を回動自在に取り付け、
前記回動部材の中心にスパッドを昇降自在に取り付ける
と共に、前記回動部材の両端部に昇降及び前後移動可能
なスパッドを配設し、かつ、前記台船と前記回動部材と
の間に油圧シリンダを架橋したので、アンカーワイヤの
助けを借りずに台船をスイングさせ、スイングの両端に
おいて台船を一定距離前進させることができる。
固設した張出し部材に回動部材を回動自在に取り付け、
前記回動部材の中心にスパッドを昇降自在に取り付ける
と共に、前記回動部材の両端部に昇降及び前後移動可能
なスパッドを配設し、かつ、前記台船と前記回動部材と
の間に油圧シリンダを架橋したので、アンカーワイヤの
助けを借りずに台船をスイングさせ、スイングの両端に
おいて台船を一定距離前進させることができる。
【0014】その結果、アンカーワイヤがないので、浅
瀬の浚渫を何の障害もなしに行なうことができる。特
に、曲線を描く水辺でも台船と天秤状部材との間の油圧
シリンダのストロークを変えることにより自由に、しか
も、重複のない軌跡の浚渫をすることができる。
瀬の浚渫を何の障害もなしに行なうことができる。特
に、曲線を描く水辺でも台船と天秤状部材との間の油圧
シリンダのストロークを変えることにより自由に、しか
も、重複のない軌跡の浚渫をすることができる。
【図1】本発明に係る移動装置を備えた浚渫作業台船の
平面図である。
平面図である。
【図2】上記浚渫作業台船の船首部を左舷側に向かって
スイングさせた状態を示す説明図である。
スイングさせた状態を示す説明図である。
【図3】上記浚渫作業台船の前進状態を示す説明図であ
る。
る。
【図4】一方のスパッドを前進させた状態を示す説明図
である。
である。
【図5】他の一方のスパッドを前進させた状態を示す説
明図である。
明図である。
【図6】上記浚渫作業台船の船首部を右舷側に向かって
スイングさせた状態を示す説明図である。
スイングさせた状態を示す説明図である。
【図7】従来の浚渫船の浚渫作業を示す説明図である。
1 台船 2 張出し部材 3 ピン 4 回動部材 5,6,7 スパッド 8,9 油圧シ
リンダ
リンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−63582(JP,A) 実開 昭57−164167(JP,U) 実開 昭61−125565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/90
Claims (1)
- 【請求項1】 台船の後部に固設した張出し部材に回動
部材を回動自在に取り付け、前記回動部材の中心にスパ
ッドを昇降自在に取り付けると共に、前記回動部材の両
端部に昇降及び前後移動可能なスパッドを配設し、か
つ、前記台船と前記回動部材との間に油圧シリンダを架
橋したことを特徴とする作業台船の移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26660993A JP3197710B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 作業台船の移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26660993A JP3197710B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 作業台船の移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119174A JPH07119174A (ja) | 1995-05-09 |
JP3197710B2 true JP3197710B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17433200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26660993A Expired - Fee Related JP3197710B2 (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | 作業台船の移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197710B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP26660993A patent/JP3197710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07119174A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010508 |
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