JP3197699U - 低床介護ベッドの昇降機の構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】布団の高さに限りなく近づけることで介護ベッドからの転落事故を防止するために低床介護ベッドを提供する。【解決手段】超低床介護ベッドにパンタグラフ機構を用いることにおいて、パンタグラフの開き角度が大きくなる際の横揺れを防止するため、パンタグラフの開き角度を小さくし、高めの基台5を設け、その基台5の上に横揺れ防止兼用滑車支柱11、昇降駆動部及びパンタグラフ機構を設置する。基台5の下に床フレームの接床の高さ調整を兼ねた固定足4を設置し、パンタグラフ機構上段の上部固定バーから吊り下がった床フレーム吊り金具の下部に床フレームを固定し、パンタグラフがモーター12又はアクチュエーターによって開閉することにより床フレームが床フレーム下0cmから60cmまで無段階に昇降することからなる。【選択図】図3
Description
本考案は介護ベッドの床フレームをゆかまで降ろす昇降機の構造に係る。
従来から介護用ベッドを低床化して転落等の事故を防ぐ工夫をしてきたが、さらに超低床化が課題になっている。
例えば、伸縮可能なスライド脚を備えた構造等用いて実施しようとするが、伸縮スライド脚の構造が複雑である。(特許文献1)
しかしながら、文献1のような構造だと2段の伸縮脚のみを用いているので、ゆかにベッドフレームが付くまで降ろすと、介護時に上昇させる時ベッドフレームの丈は脚(文献1の下ブロック21)の高さと内側に重なる脚(文献1の上ブロック22)が重ならなければならないのでその分脚(下ブロック21)の長さが長くなる。
従って、文献1においては介助に必要な最高位が文献1の下ブロック21の高さから上ブロック22が重なる分を差し引いた高さまでしか上げられず、通常介助時に必要な高さ(60cm以上)を確保するとなると、下ブロックの高さは65cm以上にして下ブロック21と上ブロック22の重なる部分を設けなければならない。
また文献1に示すようにヘッドボード及びフッドボードの圧迫感をなくすとしているが、それを可能にするには5項に述べたように介護時の高さを確保するため下ブロック21と上ブロック22の長さが長くなる分ボードは高くなる。また布団のように床に付くようにするには基台があるため昇降フレーム12は床に付くことが出来ない。
従来の介護ベッドの床フレームの高さは20cmないし25cm位が標準的であるため、介護ベッドの使用時に起こる転落事故等の事故が多発している。
転落の心配のある療養者は通常布団を使用して転落を防止している。しかし布団だと、介助時に介助者の腰に負担になるだけでなく床に直接敷くので不衛生を指摘されている。
本考案は複雑な伸縮脚を用いず、パンタグラフ状の構造を用いた。
更に昇降用アクチュエーター26又は巻き上げ用モーター12をパンタグラフ状の中に用いる工夫を凝らし、パンタグラフ状の上部で上部固定バー17から吊るされた床フレーム吊り金具18床フレーム3を吊るようにした。
本考案のパンタグラフ状の構造に巻き上げようモーター12又はアクチュエーター26を用いることにより、床フレーム3の高さから65cmまで吊り上げる事が可能になる。
以下、本考案の低床介護ベッドの構造をその実施の最良の形態について図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
図1は本考案の一実態形態であるベッドの概略斜視図である。一般的な介護ベッドでは圧迫感を感じさせないボード1及び2の高さは55cm以下である。。
図2は昇降作動におけるベッド本体を示す概略斜視図ある。昇降駆動部のモーター12でチェーン14を巻き上げるとパンタグラフ 6aが上昇するとともに、パンタブラフが開き、床フレームが上昇し、それに固定された床フレーム掛けフック21に掛った床フレーム3が上昇する。
図3は図1の作動説明概略図であって床フレーム3の最下降時を示す。その時点で床フレーム3は床に付く。
図4は図2の最上位作動概略図であって、床フレーム3を吊るす床フレーム吊り金具18の上昇時を示す。上昇時に床フレーム掛け金具21に固定ネジ22で固定された床フレーム3は無段階で65cmまで上げられる。
図5は図2、図3及び図4の本体における駆動部を示す拡大概略図である。本体駆動部の上下によってチェーン14及びワイヤー13でパンタグラフの接続シャフト9を引き上げることでパンタグラフが開き図3及び図4のように上下する。滑車支柱11(またはアクチュエーター26のストローク)の長さは図3のように下降した状態で、基台5から上部バー17の長さ内であり、その範囲で上下させるようになっている。
図6は昇降駆動部の詳細図である。滑車支柱はパンタグラフ金具6の内側に接触しているのでパンタグラフ6a及び6a’の横揺れ防止機能も備えている。
図7は床フレーム3を床フレーム掛けフック21に床フレームフック20を掛けた概略図である。床フレーム3は床フレーム吊り金具18に固定ネジ22で固定する。
図8は基台3及び上部固定バー17の固定方法及びローラー25aの取り付け概略図である。パンタグラフ金具6aの一方を基台5の固定金具7a及び上部固定バー17の固定金具7bに固定し、もう一方の先端にローラー25a及びローラー25bを取り付けて、昇降駆動部の上下によってローラー部分が左右に移動することによりパンタグラフが開閉し、床フレーム3も上下する。
図9は駆動部にアクチュエーター26を用いた概略図である。
1. ヘッドボード
2. フットボード
3. 床フレーム
4. 固定足
5. 基台
6a. 下部パンタグラフ金具
6a’ 下部パンタグラフ金具
7a,7b 上部パンタグラフ金具
8a,8b ローラー用金具
9. パンタグラフ接続金具
10. 滑車支柱取り付け金具
11. 滑車支柱
12. モーター
13. ワイヤー
14. チェーン
15. スプロケットギャー
16. 滑車
17. 上部固定バー
18. 床フレーム吊り金具
19. 横揺れバー
20. 床フレーム掛けフック
21. 床フレーム掛け金具
22. 固定ネジ
23. ローラー固定シャフト
24. パンタグラフ固定シャフト
25a. ローラー
26. アクチュエーター
27. 滑車取り付け板固定ネジ
2. フットボード
3. 床フレーム
4. 固定足
5. 基台
6a. 下部パンタグラフ金具
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19. 横揺れバー
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23. ローラー固定シャフト
24. パンタグラフ固定シャフト
25a. ローラー
26. アクチュエーター
27. 滑車取り付け板固定ネジ
Claims (1)
- 超低床介護ベッドにパンタグラフ機構を用いることにおいて、パンタグラフの開き角度を出来るだけ小さくすることが大事である。大きくなると横揺れが生じる。横揺れを防止するには材質を厚くする等の工夫をすればよいが厚くすることによって重量が増す。またあまりにも角度を小さくすると昇降機構を組み合わせることに難点がある。その為に最適なパンタグラフの組み合わせは2段が最適である。さらに横揺を兼ねた滑車支柱を設け、さらにパンタグラフが開くのを最小限に止めるため基台を高めに設定しその上にパンタグラフ及び昇降用機構を設定する。その下に固定足及びキャスターを取り付けるスペースを設け、床フレーム3を床に着けるためにパンタグラフ機構の上部固定バー及び床フレーム吊り金具18を固定し、その下部に床フレーム3を吊り下げることを特徴とする。
Priority Applications (1)
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JP2014006913U JP3197699U (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 低床介護ベッドの昇降機の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP3197699U true JP3197699U (ja) | 2015-06-04 |
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Family Applications (1)
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2014
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