JP3197600B2 - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JP3197600B2 JP3197600B2 JP05952792A JP5952792A JP3197600B2 JP 3197600 B2 JP3197600 B2 JP 3197600B2 JP 05952792 A JP05952792 A JP 05952792A JP 5952792 A JP5952792 A JP 5952792A JP 3197600 B2 JP3197600 B2 JP 3197600B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、駆動手段によって
商品取出口を自動開閉する扉を具備した自動販売機に関
するものである。
商品取出口を自動開閉する扉を具備した自動販売機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より特にカップ飲料を供給する自動
販売機においては、商品取出室内にカップを搬出した後
にカップ内にミキシングされた状態の飲料を注入する方
式や、当該カップ内で原料と湯等をミキシングする方式
が採られていた。また、近年では飲料が注入された状態
のカップを商品取出口に搬出する方式の自動販売機も開
発されている。
販売機においては、商品取出室内にカップを搬出した後
にカップ内にミキシングされた状態の飲料を注入する方
式や、当該カップ内で原料と湯等をミキシングする方式
が採られていた。また、近年では飲料が注入された状態
のカップを商品取出口に搬出する方式の自動販売機も開
発されている。
【0003】このような飲料の注入中、或いはミキシン
グ中、若しくはカップの搬送途中に購入者が商品取出口
に手を挿入すると、お湯の飛び跳ねやカップの転倒によ
り火傷を負う危険性がある。そのため従来では、例えば
実開平3−54084号公報(G07F13/00)
や、特開昭63−261495号公報(G07F13/
06)等に示される如く、商品取出口と商品取出室の間
に電動駆動式のシャッターを配設し、前記注入或いはミ
キシング、若しくはカップの搬送が終了するまでこのシ
ャッターを閉じて置き、販売準備が整った段階でシャッ
ターを開放する構成としていた。
グ中、若しくはカップの搬送途中に購入者が商品取出口
に手を挿入すると、お湯の飛び跳ねやカップの転倒によ
り火傷を負う危険性がある。そのため従来では、例えば
実開平3−54084号公報(G07F13/00)
や、特開昭63−261495号公報(G07F13/
06)等に示される如く、商品取出口と商品取出室の間
に電動駆動式のシャッターを配設し、前記注入或いはミ
キシング、若しくはカップの搬送が終了するまでこのシ
ャッターを閉じて置き、販売準備が整った段階でシャッ
ターを開放する構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電動駆動式
のシャッターを用いれば、販売準備が整う前に購入者が
商品取出室内に手を挿入することを禁止することができ
るが、従来のシャッターは単に横移動、或いは回転移動
するのみの構成であったため、商品取出口を閉塞するこ
とができない。
のシャッターを用いれば、販売準備が整う前に購入者が
商品取出室内に手を挿入することを禁止することができ
るが、従来のシャッターは単に横移動、或いは回転移動
するのみの構成であったため、商品取出口を閉塞するこ
とができない。
【0005】しかしながら、商品取出口は外部からの異
物や害虫の侵入を防止する必要性から常には密閉されて
いなければならない。そのため、従来では前記公報にも
示されるように、シャッターの外側に商品取出口を閉塞
するための扉を別途設けておかなければならなかった。
係る扉を設けることは部品点数の増加を引き起こすばか
りでなく、購入者は商品を取り出す場合に手で一々扉を
開放しなければならず、使用性の面においても煩雑であ
り、商品販売効果を阻害する問題もあった。
物や害虫の侵入を防止する必要性から常には密閉されて
いなければならない。そのため、従来では前記公報にも
示されるように、シャッターの外側に商品取出口を閉塞
するための扉を別途設けておかなければならなかった。
係る扉を設けることは部品点数の増加を引き起こすばか
りでなく、購入者は商品を取り出す場合に手で一々扉を
開放しなければならず、使用性の面においても煩雑であ
り、商品販売効果を阻害する問題もあった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、駆動手段によって自動開
閉される扉により商品取出口を閉塞することができる自
動販売機を提供することを目的とする。
るために成されたものであり、駆動手段によって自動開
閉される扉により商品取出口を閉塞することができる自
動販売機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
自動販売機1は、商品取出室4と、この商品取出室4の
前方に開口する商品取出口2と、商品取出口2を開閉す
る扉23を有したものであって、商品取出口2部分から
一旦後退し、商品取出口2より離間する方向に延在する
案内部(第1及び第2の溝)26、27と、扉23に設
けられて前記案内部(溝)26、27に摺動自在に係合
する係合部(ピン)31〜34と、扉23を駆動する駆
動手段(駆動装置)24と、制御手段(制御装置)6と
を具備しており、駆動手段(駆動装置)24は、駆動モ
ータ52と可撓性のベルト57を備えて構成されると共
に、制御手段(制御装置)6は駆動手段(駆動装置)2
4の駆動モータ52を制御し、ベルト57を介して扉2
3を商品取出口2の開口縁内側に移動させ、商品取出口
2の開口縁内側に当接させることにより商品取出口2を
閉塞すると共に、案内部(溝)26、27に沿って扉2
3を移動させることにより商品取出口2を開放するもの
である。
自動販売機1は、商品取出室4と、この商品取出室4の
前方に開口する商品取出口2と、商品取出口2を開閉す
る扉23を有したものであって、商品取出口2部分から
一旦後退し、商品取出口2より離間する方向に延在する
案内部(第1及び第2の溝)26、27と、扉23に設
けられて前記案内部(溝)26、27に摺動自在に係合
する係合部(ピン)31〜34と、扉23を駆動する駆
動手段(駆動装置)24と、制御手段(制御装置)6と
を具備しており、駆動手段(駆動装置)24は、駆動モ
ータ52と可撓性のベルト57を備えて構成されると共
に、制御手段(制御装置)6は駆動手段(駆動装置)2
4の駆動モータ52を制御し、ベルト57を介して扉2
3を商品取出口2の開口縁内側に移動させ、商品取出口
2の開口縁内側に当接させることにより商品取出口2を
閉塞すると共に、案内部(溝)26、27に沿って扉2
3を移動させることにより商品取出口2を開放するもの
である。
【0008】次に、請求項2の発明の自動販売機1は上
記に加え、駆動手段(駆動装置)24に加わる過負荷を
検出する過負荷検出手段(過負荷検知スイッチ)67を
具備しており、この過負荷検出手段(過負荷検知スイッ
チ)67が駆動手段(駆動装置)24の過負荷を検出し
た場合に、制御手段(制御装置)6は駆動手段(駆動装
置)24を停止させるものである。
記に加え、駆動手段(駆動装置)24に加わる過負荷を
検出する過負荷検出手段(過負荷検知スイッチ)67を
具備しており、この過負荷検出手段(過負荷検知スイッ
チ)67が駆動手段(駆動装置)24の過負荷を検出し
た場合に、制御手段(制御装置)6は駆動手段(駆動装
置)24を停止させるものである。
【0009】また、請求項3の発明の自動販売機1は上
記各発明において駆動手段(駆動装置)24は従動プー
リ53と接続具58を具備し、ベルト57は駆動モータ
52と従動プーリ53との間に張架されており、接続具
58はベルト57と扉23の双方に固定されているもの
である。
記各発明において駆動手段(駆動装置)24は従動プー
リ53と接続具58を具備し、ベルト57は駆動モータ
52と従動プーリ53との間に張架されており、接続具
58はベルト57と扉23の双方に固定されているもの
である。
【0010】本発明の自動販売機1によれば、制御手段
(制御装置)6は駆動手段(駆動装置)24を制御し、
扉23はこの駆動手段(駆動装置)24に駆動され、商
品取出口2を自動開閉する。制御手段(制御装置)6
は、扉23を商品取出口2の開口縁内側に当接させて商
品取出口2を閉塞するので、商品取出口2からの異物等
の侵入は防止される。この時、扉23の係合部(ピン)
31〜34は案内部(溝)26、27に摺動自在に係合
しているため、その移動軌跡は案内部(溝)26、27
によって規制される。従って、制御手段(制御装置)6
が扉23を開放する場合には、扉23は案内部(溝)2
6、27に沿って商品取出口2の開口縁内側に当接して
いる前記閉塞状態から一旦後退し、開口縁から離れた
後、商品取出口2から離間することになる。従って、扉
23の移動は自動販売機1自体に邪魔されることなく円
滑に行われる。特に、駆動手段(駆動装置)24は、駆
動モータ52と可撓性のベルト57を備えて構成される
と共に、制御手段(制御装置)6は駆動手段(駆動装
置)24の駆動モータ52を制御し、ベルト57を介し
て扉23を移動させる。この時、ベルト57は可撓性で
あるから、扉23が案内部(溝)26、27に沿って非
直線的な移動軌跡を描いても、ベルト57の伸縮により
許容され、扉23の動作は円滑に行われる。
(制御装置)6は駆動手段(駆動装置)24を制御し、
扉23はこの駆動手段(駆動装置)24に駆動され、商
品取出口2を自動開閉する。制御手段(制御装置)6
は、扉23を商品取出口2の開口縁内側に当接させて商
品取出口2を閉塞するので、商品取出口2からの異物等
の侵入は防止される。この時、扉23の係合部(ピン)
31〜34は案内部(溝)26、27に摺動自在に係合
しているため、その移動軌跡は案内部(溝)26、27
によって規制される。従って、制御手段(制御装置)6
が扉23を開放する場合には、扉23は案内部(溝)2
6、27に沿って商品取出口2の開口縁内側に当接して
いる前記閉塞状態から一旦後退し、開口縁から離れた
後、商品取出口2から離間することになる。従って、扉
23の移動は自動販売機1自体に邪魔されることなく円
滑に行われる。特に、駆動手段(駆動装置)24は、駆
動モータ52と可撓性のベルト57を備えて構成される
と共に、制御手段(制御装置)6は駆動手段(駆動装
置)24の駆動モータ52を制御し、ベルト57を介し
て扉23を移動させる。この時、ベルト57は可撓性で
あるから、扉23が案内部(溝)26、27に沿って非
直線的な移動軌跡を描いても、ベルト57の伸縮により
許容され、扉23の動作は円滑に行われる。
【0011】次に、請求項2の発明の自動販売機1によ
れば上記駆動手段(駆動装置)24により扉23を閉じ
る動作途中において、扉23に手が衝突して扉23の移
動が阻害されると、駆動手段(駆動装置)24に過負荷
が加わる。この過負荷は過負荷検出手段(過負荷検知ス
イッチ)67によって検出され、制御手段(制御装置)
6はこれに基づき駆動手段(駆動装置)24を停止させ
るので、手が扉23と商品取出口2間に挟まれる事故を
未然に防止することができる。
れば上記駆動手段(駆動装置)24により扉23を閉じ
る動作途中において、扉23に手が衝突して扉23の移
動が阻害されると、駆動手段(駆動装置)24に過負荷
が加わる。この過負荷は過負荷検出手段(過負荷検知ス
イッチ)67によって検出され、制御手段(制御装置)
6はこれに基づき駆動手段(駆動装置)24を停止させ
るので、手が扉23と商品取出口2間に挟まれる事故を
未然に防止することができる。
【0012】また、請求項3の発明の自動販売機1によ
れば、駆動手段(駆動装置)24の駆動モータ52が動
作すると、駆動モータ52と従動プーリ53間に張架し
た可撓性のベルト57が回転し、このベルト57及び扉
23に固定された接続具58を介して駆動力が伝達され
て扉23は移動する。この時、前述の如くベルト57は
可撓性であるから駆動モータ52と従動プーリ53との
共通接線上から扉23の移動軌跡が逸脱しても、ベルト
57の伸縮により許容される。
れば、駆動手段(駆動装置)24の駆動モータ52が動
作すると、駆動モータ52と従動プーリ53間に張架し
た可撓性のベルト57が回転し、このベルト57及び扉
23に固定された接続具58を介して駆動力が伝達され
て扉23は移動する。この時、前述の如くベルト57は
可撓性であるから駆動モータ52と従動プーリ53との
共通接線上から扉23の移動軌跡が逸脱しても、ベルト
57の伸縮により許容される。
【0013】
【発明の実施の形態】 次に、図面に基づき本発明の実施
例を説明する。図1は自動販売機1の商品取出口2を開
閉する本発明の扉装置3の斜視図、図2は自動販売機1
の斜視図、図3は自動販売機1の商品取出室4の斜視
図、図4は扉装置3の平面図である。また、図9は自動
販売機1の制御手段としての制御装置6のブロック図を
示す。実施例に示す自動販売機1はカップ式飲料の自動
販売機であり、前面に位置する外扉7の上部に矩形状の
前記商品取出口2が形成され、この商品取出口2の後方
に位置して自動販売機1内部に前記商品取出室4が構成
されている。更に、商品取出口2の開口周縁には、図8
に示す如く後方に向けて斜めに突出する可撓性のヒレを
有したガスケット8が取り付けられている。
例を説明する。図1は自動販売機1の商品取出口2を開
閉する本発明の扉装置3の斜視図、図2は自動販売機1
の斜視図、図3は自動販売機1の商品取出室4の斜視
図、図4は扉装置3の平面図である。また、図9は自動
販売機1の制御手段としての制御装置6のブロック図を
示す。実施例に示す自動販売機1はカップ式飲料の自動
販売機であり、前面に位置する外扉7の上部に矩形状の
前記商品取出口2が形成され、この商品取出口2の後方
に位置して自動販売機1内部に前記商品取出室4が構成
されている。更に、商品取出口2の開口周縁には、図8
に示す如く後方に向けて斜めに突出する可撓性のヒレを
有したガスケット8が取り付けられている。
【0014】商品取出室4は図3に示す如く上方及び前
方に開放した矩形状を成しており、底面には搬出口9が
穿設されている。この搬出口9から下方に延在してエレ
ベータ11が設けられ、このエレベータ11の上端には
搬出器12が取り付けられる。ここで、商品の販売時、
エレベータ11の搬出器12は搬出口9より下方に位置
しており、飲料を受容するコップ13は前記搬出器12
上に載置されている。自動販売機1内部では飲料が予め
抽出若しくは原材料とミキシングされる等の方法によっ
て作られ、前記搬出器12上に載置されたカップ13に
注ぎ込まれる。エレベータ11は飲料がカップ13に注
入された後、搬出器12を上昇させてカップ13を搬出
口9下方より商品取出室4内に搬出する動作を行うもの
である。このエレベータ11を駆動するモータ11Mは
図9の制御装置6を構成するマイクロコンピュータ14
の出力に接続されている。
方に開放した矩形状を成しており、底面には搬出口9が
穿設されている。この搬出口9から下方に延在してエレ
ベータ11が設けられ、このエレベータ11の上端には
搬出器12が取り付けられる。ここで、商品の販売時、
エレベータ11の搬出器12は搬出口9より下方に位置
しており、飲料を受容するコップ13は前記搬出器12
上に載置されている。自動販売機1内部では飲料が予め
抽出若しくは原材料とミキシングされる等の方法によっ
て作られ、前記搬出器12上に載置されたカップ13に
注ぎ込まれる。エレベータ11は飲料がカップ13に注
入された後、搬出器12を上昇させてカップ13を搬出
口9下方より商品取出室4内に搬出する動作を行うもの
である。このエレベータ11を駆動するモータ11Mは
図9の制御装置6を構成するマイクロコンピュータ14
の出力に接続されている。
【0015】商品取出室4の下方には、前記エレベータ
11の移動経路を挟んで発光部16Aと受光部16Bか
ら成る第1の赤外線センサー16が設けられ、商品取出
室4には、そこに搬送されたカップ13を挟んで発光部
17Aと受光部17Bから成る第2の赤外線センサー1
7が設けられている。両センサー16、17の出力も前
記マイクロコンピュータ14に入力される。
11の移動経路を挟んで発光部16Aと受光部16Bか
ら成る第1の赤外線センサー16が設けられ、商品取出
室4には、そこに搬送されたカップ13を挟んで発光部
17Aと受光部17Bから成る第2の赤外線センサー1
7が設けられている。両センサー16、17の出力も前
記マイクロコンピュータ14に入力される。
【0016】係る商品取出室4と前記商品取出口2の間
に扉装置3が配置されている。この扉装置3は上下レー
ル21、22、扉23及び扉23の駆動手段としての駆
動装置24とから構成されている。上下レール21、2
2は硬質合成樹脂にて成形されており、相互に略対象形
状と成されている。この上下レール21、22は前記商
品取出口2の上下に対応する外扉7内面において対向し
て取り付けられ、それぞれ商品取出口2部分から自動販
売機1に向かって左方向に延在している。
に扉装置3が配置されている。この扉装置3は上下レー
ル21、22、扉23及び扉23の駆動手段としての駆
動装置24とから構成されている。上下レール21、2
2は硬質合成樹脂にて成形されており、相互に略対象形
状と成されている。この上下レール21、22は前記商
品取出口2の上下に対応する外扉7内面において対向し
て取り付けられ、それぞれ商品取出口2部分から自動販
売機1に向かって左方向に延在している。
【0017】この上下レール21、22には図1及び図
7に示す如くそれぞれ案内部としての第1の溝26と第
2の溝27とが形成されている。第1の溝26は上下方
向に開放しており、商品取出口2の向かって右端から一
旦左斜め後方に退き、そこから前記扉23の移動距離分
だけ左方向に延在して構成されている。また、第2の溝
27も上下方向に開放しており、商品取出口2の向かっ
て左端から第1の溝26と平行に一旦左斜め後方に退
き、そこから第1の溝26の前方を前記扉23の移動距
離分だけ左方向に延在して構成されている。
7に示す如くそれぞれ案内部としての第1の溝26と第
2の溝27とが形成されている。第1の溝26は上下方
向に開放しており、商品取出口2の向かって右端から一
旦左斜め後方に退き、そこから前記扉23の移動距離分
だけ左方向に延在して構成されている。また、第2の溝
27も上下方向に開放しており、商品取出口2の向かっ
て左端から第1の溝26と平行に一旦左斜め後方に退
き、そこから第1の溝26の前方を前記扉23の移動距
離分だけ左方向に延在して構成されている。
【0018】上下レール21、22には更に、前記第1
の溝26と第2の溝27とにそれぞれ略平行して第1の
凸部28及び第2の凸部29がそれぞれ形成されてい
る。第1の凸部28は上下方向に突出しており、商品取
出口2の向かって右端から一旦左斜め後方に退き、そこ
から前記扉23の移動距離分だけ左方向に延在して構成
されている。また、第2の凸部29も上下方向に突出し
ており、商品取出口2の向かって左端から左斜め後方に
退き、そこで第1の凸部28に合流して構成されてい
る。
の溝26と第2の溝27とにそれぞれ略平行して第1の
凸部28及び第2の凸部29がそれぞれ形成されてい
る。第1の凸部28は上下方向に突出しており、商品取
出口2の向かって右端から一旦左斜め後方に退き、そこ
から前記扉23の移動距離分だけ左方向に延在して構成
されている。また、第2の凸部29も上下方向に突出し
ており、商品取出口2の向かって左端から左斜め後方に
退き、そこで第1の凸部28に合流して構成されてい
る。
【0019】一方、扉23は透明な硬質合成樹脂にて前
記商品取出口2を閉塞するのに充分な大きさの矩形状に
成形されており、周縁より内方の部分に前方に突出した
前面23Aが構成されている。この扉23は前記上下レ
ール21、22間に配置され、この上下レールに対向す
る上下面に係合部としてのピン31、32、33及び3
4がそれぞれ上方若しくは下方にに突出して設けられて
いる。ピン31は図1及び図7の如く扉23の上面向か
って右端に設けられ、図5の如く上レール21の第1の
溝26に摺動自在に係合してそこから上方に突出してい
る。また、ピン32は扉23の下面右端に設けられて下
レール22の第1の溝26に、ピン33は扉23の上面
左端に設けられて上レール21の第2の溝27に、ピン
34は扉23の下面左端に設けられて下レール22の第
2の溝27にそれぞれ摺動自在に係合するが、これらは
いずれも溝26或いは27からは突出しない。
記商品取出口2を閉塞するのに充分な大きさの矩形状に
成形されており、周縁より内方の部分に前方に突出した
前面23Aが構成されている。この扉23は前記上下レ
ール21、22間に配置され、この上下レールに対向す
る上下面に係合部としてのピン31、32、33及び3
4がそれぞれ上方若しくは下方にに突出して設けられて
いる。ピン31は図1及び図7の如く扉23の上面向か
って右端に設けられ、図5の如く上レール21の第1の
溝26に摺動自在に係合してそこから上方に突出してい
る。また、ピン32は扉23の下面右端に設けられて下
レール22の第1の溝26に、ピン33は扉23の上面
左端に設けられて上レール21の第2の溝27に、ピン
34は扉23の下面左端に設けられて下レール22の第
2の溝27にそれぞれ摺動自在に係合するが、これらは
いずれも溝26或いは27からは突出しない。
【0020】更に、扉23の上下面には前後方向にそれ
ぞれ設けられた回転軸36によってローラ37、38、
39及び41が回転自在に取り付けられている。このロ
ーラ37は図7の如く扉23の上面向かって右端に設け
られ、上レール21の第1の凸部28直下に少許間隔を
存して位置している。また、ローラ39は図7の如く扉
23の上面向かって左端に設けられ、図8の如く上レー
ル21の第2の凸部29直下に少許間隔を存して位置し
ている。ローラ38は図7の如く扉23の下面向かって
右端に設けられ、下レール22の第1の凸部28上面に
滑動自在に載置されている。また、ローラ41は図7の
如く扉23の下面向かって左端に設けられ、図8の如く
下レール22の第2の凸部29上面に滑動自在に載置さ
れている。
ぞれ設けられた回転軸36によってローラ37、38、
39及び41が回転自在に取り付けられている。このロ
ーラ37は図7の如く扉23の上面向かって右端に設け
られ、上レール21の第1の凸部28直下に少許間隔を
存して位置している。また、ローラ39は図7の如く扉
23の上面向かって左端に設けられ、図8の如く上レー
ル21の第2の凸部29直下に少許間隔を存して位置し
ている。ローラ38は図7の如く扉23の下面向かって
右端に設けられ、下レール22の第1の凸部28上面に
滑動自在に載置されている。また、ローラ41は図7の
如く扉23の下面向かって左端に設けられ、図8の如く
下レール22の第2の凸部29上面に滑動自在に載置さ
れている。
【0021】このようにピン31〜34が上下レール2
1、22の第1及び第2の溝26、27に摺動自在に係
合すると共に、下側のローラ38及び41が下レール2
2の第1及び第2の凸部28、29上に滑動自在に当接
して扉23の自重を支えることによって、扉23は上下
レール21、22間において左右方向に移動自在に支持
される。また、図1、図4及び図7の如く各ピン31〜
34が各溝26、27の右端部にある状態では、扉23
は商品取出口2を後方から閉塞する。この時、扉23の
前面周縁部は図8の如くガスケット8に圧接して商品取
出口2を密閉すると共に、その前面23Aは商品取出口
2内に侵入し、外扉7前面と面一となる位置まで突出す
る。この閉塞状態から扉23を左方向に移動させようと
すると、ピン31〜34が両溝26、27に係合してい
る関係上、扉23は溝26、27の形状に沿って外扉7
に対して平行を保ったまま一旦左斜め後方に退き、しか
る後に左方向に移動して商品取出口2を全開にする。こ
のように、閉塞状態から商品取出口2を開放する初期段
階において扉23は一旦後退するので、扉23とガスケ
ット8との密接が解除されると共に、前面23Aが商品
取出口2内から後方に出る。従って、その後の左方向へ
の移動が外扉7自体に邪魔されることなく円滑に行われ
るようになる。更に、この移動の最中下側のローラ3
8、41は下側の両凸部28、29上を滑動すると共
に、上側のローラ37、39は上側の両凸部28、29
直下に対応しており、扉23が傾斜してローラ38、4
1が浮き上がるような状況では凸部28、29に当接
し、扉23の移動姿勢を正常な状態に規制する。
1、22の第1及び第2の溝26、27に摺動自在に係
合すると共に、下側のローラ38及び41が下レール2
2の第1及び第2の凸部28、29上に滑動自在に当接
して扉23の自重を支えることによって、扉23は上下
レール21、22間において左右方向に移動自在に支持
される。また、図1、図4及び図7の如く各ピン31〜
34が各溝26、27の右端部にある状態では、扉23
は商品取出口2を後方から閉塞する。この時、扉23の
前面周縁部は図8の如くガスケット8に圧接して商品取
出口2を密閉すると共に、その前面23Aは商品取出口
2内に侵入し、外扉7前面と面一となる位置まで突出す
る。この閉塞状態から扉23を左方向に移動させようと
すると、ピン31〜34が両溝26、27に係合してい
る関係上、扉23は溝26、27の形状に沿って外扉7
に対して平行を保ったまま一旦左斜め後方に退き、しか
る後に左方向に移動して商品取出口2を全開にする。こ
のように、閉塞状態から商品取出口2を開放する初期段
階において扉23は一旦後退するので、扉23とガスケ
ット8との密接が解除されると共に、前面23Aが商品
取出口2内から後方に出る。従って、その後の左方向へ
の移動が外扉7自体に邪魔されることなく円滑に行われ
るようになる。更に、この移動の最中下側のローラ3
8、41は下側の両凸部28、29上を滑動すると共
に、上側のローラ37、39は上側の両凸部28、29
直下に対応しており、扉23が傾斜してローラ38、4
1が浮き上がるような状況では凸部28、29に当接
し、扉23の移動姿勢を正常な状態に規制する。
【0022】上レール21上面には図1及び図4に示す
ように、第1の溝26の右端部に位置して第1の可動片
43が軸44により回動自在に取り付けられており、こ
の第1の可動片43の回転軌跡上に位置して閉検知スイ
ッチ46が設けられている。更に上レール21上面に
は、第1の溝26の左端部に位置して第2の可動片47
が軸48により回動自在に取り付けられており、この第
2の可動片47の回転軌跡上に位置して開検知スイッチ
49が設けられている。扉23の移動に伴ってピン31
が移動すると、ピン31は扉23の閉塞位置において第
1の可動片43に当接してこれを回動させ、閉検知スイ
ッチ46を押すと共に、扉23の開放位置において第2
の可動片48に当接してこれを回動させ、開検知スイッ
チ49を押す。これら閉若しくは開検知スイッチ46、
49の出力もそれぞれマイクロコンピュータ14に入力
される。
ように、第1の溝26の右端部に位置して第1の可動片
43が軸44により回動自在に取り付けられており、こ
の第1の可動片43の回転軌跡上に位置して閉検知スイ
ッチ46が設けられている。更に上レール21上面に
は、第1の溝26の左端部に位置して第2の可動片47
が軸48により回動自在に取り付けられており、この第
2の可動片47の回転軌跡上に位置して開検知スイッチ
49が設けられている。扉23の移動に伴ってピン31
が移動すると、ピン31は扉23の閉塞位置において第
1の可動片43に当接してこれを回動させ、閉検知スイ
ッチ46を押すと共に、扉23の開放位置において第2
の可動片48に当接してこれを回動させ、開検知スイッ
チ49を押す。これら閉若しくは開検知スイッチ46、
49の出力もそれぞれマイクロコンピュータ14に入力
される。
【0023】前記駆動装置24は上レール21の後側に
配置される。駆動装置24は左右に渡る断面略コ字状の
取付板51の左端に設けられた駆動モータ52と、取付
板51の右端に設けられた従動プーリ53と、前記駆動
モータ52の回転軸54に固定された駆動プーリ56と
前記従動プーリ53間に張架された可撓性のゴム等から
なるベルト57と、このベルト57に取り付けられた接
続具58とから構成されている。駆動モータ52の回転
軸54は取付板51の上下面間に回転自在に係合し、こ
れによって駆動モータ52は取付板51に軸支される。
また、駆動モータ52から樹立する2本のストッパー6
1、62は取付板51の上面に穿設した孔63、64に
所定の余裕(クリアランス)をもって係合している。こ
れによって駆動モータ52自体も回転軸54を中心とし
て所定の角度だけ回転でき、揺動自在とされている。こ
の駆動モータ52の後面右端にはアクチュエータ66が
取付られ、駆動モータ52自体の回転に伴うアクチュエ
ータ66の回転軌跡上に過負荷検出手段としての過負荷
検知スイッチ67が取り付けられている。また、駆動モ
ータ52はコイルバネ68によって常時図4中反時計回
りに回転するよう付勢されており、反時計回りに回転さ
れ、各ストッパー61、62が孔63、64の一方の端
面に当接している状態でアクチュエータ66は過負荷検
知スイッチ67から離間している。この過負荷検知スイ
ッチ67の出力もマイクロコンピュータ14に入力され
る。駆動モータ52はチョッパ等の回転数調節器69を
介してマイクロコンピュータ14の出力に接続されてい
る。前記接続具58は前側となる部分のベルト57に後
端を取り付けられており、更に接続具58は扉23の上
面中央部にも固定されている。
配置される。駆動装置24は左右に渡る断面略コ字状の
取付板51の左端に設けられた駆動モータ52と、取付
板51の右端に設けられた従動プーリ53と、前記駆動
モータ52の回転軸54に固定された駆動プーリ56と
前記従動プーリ53間に張架された可撓性のゴム等から
なるベルト57と、このベルト57に取り付けられた接
続具58とから構成されている。駆動モータ52の回転
軸54は取付板51の上下面間に回転自在に係合し、こ
れによって駆動モータ52は取付板51に軸支される。
また、駆動モータ52から樹立する2本のストッパー6
1、62は取付板51の上面に穿設した孔63、64に
所定の余裕(クリアランス)をもって係合している。こ
れによって駆動モータ52自体も回転軸54を中心とし
て所定の角度だけ回転でき、揺動自在とされている。こ
の駆動モータ52の後面右端にはアクチュエータ66が
取付られ、駆動モータ52自体の回転に伴うアクチュエ
ータ66の回転軌跡上に過負荷検出手段としての過負荷
検知スイッチ67が取り付けられている。また、駆動モ
ータ52はコイルバネ68によって常時図4中反時計回
りに回転するよう付勢されており、反時計回りに回転さ
れ、各ストッパー61、62が孔63、64の一方の端
面に当接している状態でアクチュエータ66は過負荷検
知スイッチ67から離間している。この過負荷検知スイ
ッチ67の出力もマイクロコンピュータ14に入力され
る。駆動モータ52はチョッパ等の回転数調節器69を
介してマイクロコンピュータ14の出力に接続されてい
る。前記接続具58は前側となる部分のベルト57に後
端を取り付けられており、更に接続具58は扉23の上
面中央部にも固定されている。
【0024】以上の構成で図9の制御装置6による扉装
置3の制御動作につき説明する。尚、制御装置6は実際
には飲料の調整等の自動販売機1の他の制御動作も実行
するものであるが、ここでは説明を省略する。また、初
期状態において扉23は図1或いは図4の如く商品取出
口2を閉塞しているものとする。
置3の制御動作につき説明する。尚、制御装置6は実際
には飲料の調整等の自動販売機1の他の制御動作も実行
するものであるが、ここでは説明を省略する。また、初
期状態において扉23は図1或いは図4の如く商品取出
口2を閉塞しているものとする。
【0025】購入者によって飲料が選択されると当該飲
料がカップ13内に注がれ、その後マイクロコンピュー
タ14はモータ11Mを駆動してエレベータ11の搬出
器12を上昇させ、カップ13を商品取出室4内の搬出
口9より少許上まで持ち上げる。この動作の途中にカッ
プ13が搬出口9の下側まで上昇して来ると、第1の赤
外線センサー16の光路がカップ13によって遮断さ
れ、センサー16はマイクロコンピュータ14にカップ
13が商品取出室4に接近した旨出力する。マイクロコ
ンピュータ14は第1の赤外線センサー16からの出力
を入力すると、回転数調節器69によって駆動モータ5
2を比較的早い速度で回転させ、ベルト57を図4中時
計回りに回転させる。このベルト57の駆動力は接続具
58を介して扉23に伝達され、扉23は図4の状態か
ら前述の如く一旦後方に退き、その後左方向に移動して
行く。
料がカップ13内に注がれ、その後マイクロコンピュー
タ14はモータ11Mを駆動してエレベータ11の搬出
器12を上昇させ、カップ13を商品取出室4内の搬出
口9より少許上まで持ち上げる。この動作の途中にカッ
プ13が搬出口9の下側まで上昇して来ると、第1の赤
外線センサー16の光路がカップ13によって遮断さ
れ、センサー16はマイクロコンピュータ14にカップ
13が商品取出室4に接近した旨出力する。マイクロコ
ンピュータ14は第1の赤外線センサー16からの出力
を入力すると、回転数調節器69によって駆動モータ5
2を比較的早い速度で回転させ、ベルト57を図4中時
計回りに回転させる。このベルト57の駆動力は接続具
58を介して扉23に伝達され、扉23は図4の状態か
ら前述の如く一旦後方に退き、その後左方向に移動して
行く。
【0026】この時、扉23は第1及び第2の溝26、
27の形状に沿って非直線的な動作を行う。従って、扉
23に固定された接続具58も同様に非直線的な動作を
し、図4の如く駆動装置24の両プーリ53、56の共
通接線上から多少逸脱する。しかしながら、ベルト57
が可撓性を有しているので、この動作のずれはベルト5
7の伸縮によって吸収される。また、逸脱量が小さけれ
ば扉23の移動を阻害する方向の分力も無視できる程小
さいので扉23は円滑に駆動されることになる。
27の形状に沿って非直線的な動作を行う。従って、扉
23に固定された接続具58も同様に非直線的な動作を
し、図4の如く駆動装置24の両プーリ53、56の共
通接線上から多少逸脱する。しかしながら、ベルト57
が可撓性を有しているので、この動作のずれはベルト5
7の伸縮によって吸収される。また、逸脱量が小さけれ
ば扉23の移動を阻害する方向の分力も無視できる程小
さいので扉23は円滑に駆動されることになる。
【0027】扉23が左方向に移動して行き、やがて図
1或いは図4中二点鎖線で示す如く商品取出口2を全開
する位置に来ると、ピン31が第2の可動片48に当接
して開検知スイッチ49が押される。この開検知スイッ
チ49が押されると、マイクロコンピュータ14はその
出力に基づいて扉23が商品取出口2を全開したと判断
し、駆動モータ52への通電を絶って停止させる。この
ように商品取出口2は扉23によって自動的に開放され
る。また、前述の如くマイクロコンピュータ14はカッ
プ13が商品取出室4に接近した時点で扉23を開き始
めると共に、比較的早い速度で移動させるので、購入者
に商品を取り出せないと云う不安感を抱かせることがな
い。
1或いは図4中二点鎖線で示す如く商品取出口2を全開
する位置に来ると、ピン31が第2の可動片48に当接
して開検知スイッチ49が押される。この開検知スイッ
チ49が押されると、マイクロコンピュータ14はその
出力に基づいて扉23が商品取出口2を全開したと判断
し、駆動モータ52への通電を絶って停止させる。この
ように商品取出口2は扉23によって自動的に開放され
る。また、前述の如くマイクロコンピュータ14はカッ
プ13が商品取出室4に接近した時点で扉23を開き始
めると共に、比較的早い速度で移動させるので、購入者
に商品を取り出せないと云う不安感を抱かせることがな
い。
【0028】このように扉23が商品取出口2を開き、
購入者によってカップ13が搬出器12上から取り去ら
れると、今度は第2の赤外線センサー17の光路が通光
状態となる。これによって第2の赤外線センサー17は
マイクロコンピュータ14に出力を発生し、マイクロコ
ンピュータ14はこの第2の赤外線センサー17の出力
を入力すると、所定期間経過後に回転数調節器69によ
って駆動モータ52を今度は比較的遅い速度で前回とは
逆方向に回転させ、ベルト57を図4中反時計回りに回
転させる。このベルト57の駆動力は接続具58を介し
て扉23に伝達され、扉23は図4の二点鎖線の状態か
ら右方向に比較的ゆっくりと移動して行き、やがて商品
取出口2後方に接近した時点で第1及び第2の溝26、
27の形状に沿って右斜め前方に平行移動し、図8の如
く扉23の前面23Aは商品取出口2内に侵入して前述
の如く面一となり、周縁部は商品取出口2のガスケット
8に後方から圧接する。
購入者によってカップ13が搬出器12上から取り去ら
れると、今度は第2の赤外線センサー17の光路が通光
状態となる。これによって第2の赤外線センサー17は
マイクロコンピュータ14に出力を発生し、マイクロコ
ンピュータ14はこの第2の赤外線センサー17の出力
を入力すると、所定期間経過後に回転数調節器69によ
って駆動モータ52を今度は比較的遅い速度で前回とは
逆方向に回転させ、ベルト57を図4中反時計回りに回
転させる。このベルト57の駆動力は接続具58を介し
て扉23に伝達され、扉23は図4の二点鎖線の状態か
ら右方向に比較的ゆっくりと移動して行き、やがて商品
取出口2後方に接近した時点で第1及び第2の溝26、
27の形状に沿って右斜め前方に平行移動し、図8の如
く扉23の前面23Aは商品取出口2内に侵入して前述
の如く面一となり、周縁部は商品取出口2のガスケット
8に後方から圧接する。
【0029】この時点で扉23のピン31は第1の溝2
6の右端まで移動するので、第1の可動片43に当接し
て回転させ、閉検知スイッチ46押す。この閉検知スイ
ッチ46が押されると、マイクロコンピュータ14はそ
の出力に基づいて扉23が商品取出口2を閉塞したと判
断し、駆動モータ52への通電を絶って停止させる。こ
のように商品取出口2は扉23によって自動的に閉塞さ
れる。それによって商品取出口2は密閉され、外部から
の異物や害虫の侵入が扉23のみによって防止されるの
で、格別な閉塞板を扉23の前方に設ける必要が無くな
る。また、扉23は右方向に移動した後、商品取出口2
に接近した時点で後方からそれを密閉するので、外扉7
が邪魔になることもなく扉23の移動は円滑に行われ
る。更に、扉23を閉じる時にはマイクロコンピュータ
14が比較的遅い速度で移動させるので、購入者にカッ
プ13の取出時に扉23に手を挟まれるという恐怖感を
与えることもない。
6の右端まで移動するので、第1の可動片43に当接し
て回転させ、閉検知スイッチ46押す。この閉検知スイ
ッチ46が押されると、マイクロコンピュータ14はそ
の出力に基づいて扉23が商品取出口2を閉塞したと判
断し、駆動モータ52への通電を絶って停止させる。こ
のように商品取出口2は扉23によって自動的に閉塞さ
れる。それによって商品取出口2は密閉され、外部から
の異物や害虫の侵入が扉23のみによって防止されるの
で、格別な閉塞板を扉23の前方に設ける必要が無くな
る。また、扉23は右方向に移動した後、商品取出口2
に接近した時点で後方からそれを密閉するので、外扉7
が邪魔になることもなく扉23の移動は円滑に行われ
る。更に、扉23を閉じる時にはマイクロコンピュータ
14が比較的遅い速度で移動させるので、購入者にカッ
プ13の取出時に扉23に手を挟まれるという恐怖感を
与えることもない。
【0030】尚、マイクロコンピュータ14はカップ1
3が搬出器12上から取り去られた後は、モータ11M
を駆動してエレベータ11により搬出器12の上面を搬
出口9の位置まで下げ、待機状態となる。
3が搬出器12上から取り去られた後は、モータ11M
を駆動してエレベータ11により搬出器12の上面を搬
出口9の位置まで下げ、待機状態となる。
【0031】ここで、前述の如く扉23が商品取出口2
を閉じる方向に移動している最中に、誤って購入者が手
を扉23に当接させた場合、扉23にはそれを停止させ
る方向の力が加わる。一方、駆動モータ52は扉23を
閉じる方向に移動させるべく回転しているから、この力
は異常負荷となって接続具58、ベルト57及び駆動プ
ーリ56を介し駆動モータ52に加わることになる。こ
の時、駆動モータ523は駆動プーリ56を図4中反時
計回りに回転させているから、この異常負荷により回転
軸54を介して駆動モータ52自体は図4中時計回りに
回転させられる反力を受けることになる。
を閉じる方向に移動している最中に、誤って購入者が手
を扉23に当接させた場合、扉23にはそれを停止させ
る方向の力が加わる。一方、駆動モータ52は扉23を
閉じる方向に移動させるべく回転しているから、この力
は異常負荷となって接続具58、ベルト57及び駆動プ
ーリ56を介し駆動モータ52に加わることになる。こ
の時、駆動モータ523は駆動プーリ56を図4中反時
計回りに回転させているから、この異常負荷により回転
軸54を介して駆動モータ52自体は図4中時計回りに
回転させられる反力を受けることになる。
【0032】この過負荷による反力がコイルバネ68の
力に勝ると、駆動モータ52は回転軸54を中心として
図4中時計回りに回転し、図10の如くアクチュエータ
66が過負荷検知スイッチ67を押す。この過負荷検知
スイッチ67が押されるとマイクロコンピュータ14に
出力を発生し、マイクロコンピュータ14はこの過負荷
検知スイッチ67の出力に基づいて扉23に何かが当接
したものと判断し、駆動モータ52への通電を絶って停
止させる。これによって扉23の閉塞動作中に購入者が
誤って手を商品取出口2に差し入れ、手が扉23に当接
しても、扉23は停止するので、手が扉23と商品取出
口2間に挟まれて負傷する事故を未然に防止することが
できる。また、駆動モータ52自体の過負荷による損傷
の発生も防止される。
力に勝ると、駆動モータ52は回転軸54を中心として
図4中時計回りに回転し、図10の如くアクチュエータ
66が過負荷検知スイッチ67を押す。この過負荷検知
スイッチ67が押されるとマイクロコンピュータ14に
出力を発生し、マイクロコンピュータ14はこの過負荷
検知スイッチ67の出力に基づいて扉23に何かが当接
したものと判断し、駆動モータ52への通電を絶って停
止させる。これによって扉23の閉塞動作中に購入者が
誤って手を商品取出口2に差し入れ、手が扉23に当接
しても、扉23は停止するので、手が扉23と商品取出
口2間に挟まれて負傷する事故を未然に防止することが
できる。また、駆動モータ52自体の過負荷による損傷
の発生も防止される。
【0033】駆動モータ52が停止した後、購入者が手
を退ければ駆動モータ52自体がコイルバネ68により
図10中反時計回りに回転し、アクチュエータ66が再
び過負荷検知スイッチ67から離間するので、マイクロ
コンピュータ14は過負荷検知スイッチ67の出力の変
化に基づき、回転数調節器69を制御して駆動モータ5
2の運転を再開し、扉23を閉塞位置まで移動させる。
を退ければ駆動モータ52自体がコイルバネ68により
図10中反時計回りに回転し、アクチュエータ66が再
び過負荷検知スイッチ67から離間するので、マイクロ
コンピュータ14は過負荷検知スイッチ67の出力の変
化に基づき、回転数調節器69を制御して駆動モータ5
2の運転を再開し、扉23を閉塞位置まで移動させる。
【0034】尚、実施例ではカップ飲料の自動販売機に
本発明を適用したが、それに限られず、缶飲料或いはア
イスクリーム等の自動販売機に適用しても有効である。
本発明を適用したが、それに限られず、缶飲料或いはア
イスクリーム等の自動販売機に適用しても有効である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、扉は
駆動手段により駆動されて商品取出口を自動開閉するの
で、使用性及び商品販売効果が著しく向上する。この
時、扉は商品取出口の開口縁内側に当接してそこを閉塞
するので、商品取出口からの異物や害虫の侵入は防止さ
れると共に、従来の如き格別な閉塞手段を設ける必要も
なくなる。また、扉は案内部に沿って商品取出口の開口
縁内側に当接している閉塞状態から一旦後退し、開口縁
から離れた後、商品取出口から離間することになるの
で、扉の移動が自動販売機自体に邪魔されることなく、
商品取出口の開放及び閉塞が円滑に行える。特に、駆動
手段は、駆動モータと可撓性のベルトを備えて構成され
ると共に、制御手段は駆動手段の駆動モータを制御し、
ベルトを介して 扉を移動させる。この時、ベルトは可撓
性であるから、扉が案内部に沿って非直線的な移動軌跡
を描いても、ベルトの伸縮により許容され、扉の動作は
円滑に行われるものである。
駆動手段により駆動されて商品取出口を自動開閉するの
で、使用性及び商品販売効果が著しく向上する。この
時、扉は商品取出口の開口縁内側に当接してそこを閉塞
するので、商品取出口からの異物や害虫の侵入は防止さ
れると共に、従来の如き格別な閉塞手段を設ける必要も
なくなる。また、扉は案内部に沿って商品取出口の開口
縁内側に当接している閉塞状態から一旦後退し、開口縁
から離れた後、商品取出口から離間することになるの
で、扉の移動が自動販売機自体に邪魔されることなく、
商品取出口の開放及び閉塞が円滑に行える。特に、駆動
手段は、駆動モータと可撓性のベルトを備えて構成され
ると共に、制御手段は駆動手段の駆動モータを制御し、
ベルトを介して 扉を移動させる。この時、ベルトは可撓
性であるから、扉が案内部に沿って非直線的な移動軌跡
を描いても、ベルトの伸縮により許容され、扉の動作は
円滑に行われるものである。
【0036】また、請求項2の発明によれば上記駆動手
段により扉を閉じる動作途中において、扉に手が衝突し
て扉の移動が阻害され、駆動手段に過負荷が加わると、
この過負荷は過負荷検出手段によって検出される。制御
手段は係る場合、駆動手段を停止させて扉の駆動を絶つ
ので、購入者の手が扉と商品取出口間に挟まれ負傷する
事故を未然に防止することができる。
段により扉を閉じる動作途中において、扉に手が衝突し
て扉の移動が阻害され、駆動手段に過負荷が加わると、
この過負荷は過負荷検出手段によって検出される。制御
手段は係る場合、駆動手段を停止させて扉の駆動を絶つ
ので、購入者の手が扉と商品取出口間に挟まれ負傷する
事故を未然に防止することができる。
【0037】更に、請求項3の発明によれば、駆動手段
を構成するベルトが前述の如く可撓性であるため、駆動
モータと従動プーリとの共通接線上から扉の移動軌跡が
逸脱しても、ベルトの伸縮により許容される。従って、
扉が案内部に沿って非直線的な移動軌跡を描いても、扉
の開閉動作は円滑に行われるようになる。
を構成するベルトが前述の如く可撓性であるため、駆動
モータと従動プーリとの共通接線上から扉の移動軌跡が
逸脱しても、ベルトの伸縮により許容される。従って、
扉が案内部に沿って非直線的な移動軌跡を描いても、扉
の開閉動作は円滑に行われるようになる。
【図1】自動販売機の商品取出口の扉装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】自動販売機の斜視図である。
【図3】自動販売機の商品取出室の斜視図である。
【図4】扉装置の上面図である。
【図5】扉と上下レールの縦断側面図である。
【図6】扉と上下レールのもう一つの縦断側面図であ
る。
る。
【図7】扉と上下レールの斜視図である。
【図8】商品取出口部分の自動販売機の拡大縦断側面図
である。
である。
【図9】自動販売機の制御装置のブロック図である。
【図10】過負荷停止動作を説明するための扉装置の平
面図である。
面図である。
1 自動販売機 2 商品取出口 3 扉装置 4 商品取出室 6 制御装置 14 マイクロコンピュータ 21 上レール 22 下レール 23 扉 24 駆動装置 26 第1の溝 27 第2の溝 31 ピン 52 駆動モータ 53 従動プーリ 57 ベルト 58 接続具 67 過負荷検知スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 商品取出室と、該商品取出室の前方に開
口する商品取出口と、前記商品取出口を開閉する扉を有
した自動販売機において、前記商品取出口部分から一旦
後退し、商品取出口より離間する方向に延在する案内部
と、前記扉に設けられ、前記案内部に摺動自在に係合す
る係合部と、前記扉を駆動する駆動手段と、制御手段と
を具備し、前記駆動手段は、駆動モータと可撓性のベル
トを備えて構成されると共に、前記制御手段は前記駆動
手段の駆動モータを制御し、前記ベルトを介して前記扉
を前記商品取出口の開口縁内側に移動させ、該商品取出
口の開口縁内側に当接させることにより前記商品取出口
を閉塞すると共に、前記案内部に沿って前記扉を移動さ
せることにより前記商品取出口を開放することを特徴と
する自動販売機。 - 【請求項2】 駆動手段に加わる過負荷を検出する過負
荷検出手段を具備し、該過負荷検出手段が前記駆動手段
の過負荷を検出した場合に、制御手段は前記駆動手段を
停止させることを特徴とする請求項1の自動販売機。 - 【請求項3】 駆動手段は従動プーリと接続具を具備
し、ベルトは駆動モータと前記従動プーリとの間に張架
されており、前記接続具は前記ベルトと扉の双方に固定
されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の自
動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05952792A JP3197600B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05952792A JP3197600B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05225439A JPH05225439A (ja) | 1993-09-03 |
JP3197600B2 true JP3197600B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=13115842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05952792A Expired - Fee Related JP3197600B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197600B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0369377B1 (en) * | 1988-11-14 | 1993-03-24 | Toto Ltd. | Water closet flushing apparatus |
JP5115106B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2013-01-09 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機の扉開閉装置 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP05952792A patent/JP3197600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05225439A (ja) | 1993-09-03 |
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