JP3197551U - 吸引器 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸引の際に息を吐き出してしまった場合でも薬剤が放出されることを防止することができる吸引器を提供すること。【解決手段】本考案に係る吸引器1は、収納部10と、容器本体20と、吸入管部30と、第1逆止弁41と、を備える。収納部10は、粉状の薬剤P1及びP2を収納する部分である。容器本体20は、収納部10と隣接する隔壁部21と、隔壁部21と対向する底部22とを有する。隔壁部21には第1孔h1が設けられ、底部22には第2孔h2が設けられる。吸入管部30は吸入路31を有し、隔壁部21を間にして収納部10とは反対側に設けられる。第1逆止弁41は、第1孔h1に対して開閉するように設けられる。第1逆止弁41は、吸入路31を収納部10から吸入管部30へ向かう第1方向D1に空気が流れると開き、吸入路31を第1方向D1とは反対の第2方向D2に空気が流れると閉じる。【選択図】図1
Description
本考案は吸引器に関し、特に粉状の薬剤を吸い込んで体内に取り込む際に用いられる吸引器に関する。
薬剤を粉状にして吸引により体内に取り込む吸引式の服用は、即効性を有することで優れた治療効果が期待されている。このような吸引式の服用は、高濃度の薬剤を効率良く体内に取り込むことができるため、近年では特にインフルエンザの治療において多く利用されるようになっている。
吸引によって粉状の薬剤を体内に取り込むには吸引器が使用される。すなわち、患者は吸引器の吸入口をくわえて息を吸い込むことで、吸引器内の粉状の薬剤を吸い込むようにして取り込む。
ここで、特許文献1には、ドライパウダー吸入器が開示されている。このドライパウダー吸入器は、マウスピースを備えた吸入器本体と、吸入器本体の開口部内に取り付けられたパウダーカートリッジとを備えている。このドライパウダー吸入器では、吸入を行う前にパウダーカートリッジを移動させる。これにより、カートリッジ内の散剤をマウスピースに送達することが可能になる。この状態で患者がマウスピースから吸引することにより、パウダーカートリッジ内の散剤をマウスピースを介して体内に吸い込むことができるようになる。
しかしながら、吸引器を用いて粉状の薬剤を吸い込む場合、誤って息を吐き出してしまったり、咳をしてしまうことがある。特に、患者が幼児やお年寄り、吸引器の取り扱いになれていない人の場合など、タイミングよく吸い込む動作を行うことができず、吸引器を口にくわえたまま息を吐き出してしまうこともある。この場合、吐き出した空気の勢いで薬剤が空気孔から外へ出てしまうという問題がある。
本考案の目的は、吸入口をくわえた状態で息を吐き出しても薬剤が放出されることを防止することができる吸引器を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案に係る吸引器は、収納部と、容器本体と、吸入管部と、第1逆止弁と、を備える。収納部は、粉状の薬剤を収納する部分である。容器本体は、収納部と隣接する隔壁部と、隔壁部と対向する底部とを有する。隔壁部には第1孔が設けられ、底部には第2孔が設けられる。吸入管部は吸入路を有し、隔壁部を間にして収納部とは反対側に設けられる。第1逆止弁は、第1孔に対して開閉するように設けられる。第1逆止弁は、吸入路を収納部から吸引管部へ向かう第1方向に空気が流れると開き、吸入路を第1方向とは反対の第2方向に空気が流れると閉じる。
このような構成によれば、使用者が吸入管部を介して薬剤を吸引する際には第1逆止弁が開き、収納部から吸入路を介して薬剤が使用者の体内に取り込まれる。一方、使用者が息を吐き出した場合には第1逆止弁が閉じて第1孔が塞がれる。これにより、息を吐き出した際の空気が収納部に流れ込むことを抑制して、薬剤が第2孔から外へ出てしまうことを防止することができる。
本考案の吸引器において、第2逆止弁をさらに備えていてもよい。第2逆止弁は、第2孔に対して開閉するように設けられる。第2逆止弁は、吸入路を第1方向に空気が流れると開き、吸入路を第2方向に空気が流れると閉じる。
このような構成によれば、使用者が吸入管部を介して薬剤を吸引する際には第2逆止弁が開き、第2孔を介して外部の空気が収納部から吸入路に取り込まれる。一方、使用者が息を吐き出した場合には第2逆止弁が閉じて第2孔が塞がれる。これにより、息を吐き出した際の空気が収納部から第2孔を介して外部に抜けることを抑制して、薬剤が第2孔から外へ出てしまうことを防止することができる。
本考案の吸引器において、収納部は、隔壁部側に設けられた第3孔を有するとともに、容器本体に対してスライド可能に設けられていてもよい。この構成において、収納部を容器本体に対して第1の位置に配置した状態では第1孔と第2孔とを結ぶ直線上に第3孔は配置されず、収納部を容器本体に対して第1の位置とは異なる第2の位置に配置した状態では前記直線上に第3孔が配置されるようにする。
このような構成では、収納部が第1の位置に配置された状態では収納部から吸入管部への空気の通路が形成されず、薬剤は供給されない。一方、収納部が第2の位置に配置された状態では収納部から吸入管部にかけて第1孔、第2孔及び第3孔が直線上に配置され、良好な空気の流れによって容易に薬剤を吸引することができるようになる。
本考案の吸引器において、第2逆止弁をさらに備えていてもよい。第2逆止弁は、第3孔に対して開閉するように設けられる。第2逆止弁は、吸入路を第1方向に空気が流れると開き、吸入路を第2方向に空気が流れると閉じる。
このような構成によれば、使用者が吸入管部を介して薬剤を吸引する際には第2逆止弁が開き、第2孔及び第3孔を介して外部の空気が収納部から吸入路に取り込まれる。一方、使用者が息を吐き出した場合には第2逆止弁が閉じて第3孔が塞がれる。これにより、息を吐き出した際の空気が収納部から第2孔及び第3孔を介して外部に抜けることを抑制して、薬剤が第2孔及び第3孔から外へ出てしまうことを防止することができる。
本考案の吸引器において、収納部は、第1容器部と、第2容器部と、を有するとともに、容器本体に対してスライド可能に設けられていてもよい。この構成において、第1容器部の底部側には第3孔が設けられる。第2容器部の底部側には第4孔が設けられる。さらに、この構成において、収納部を容器本体に対して第1の位置に配置した状態では第1孔と第2孔とを結ぶ直線上に、第3孔及び第4孔は配置されない。収納部を容器本体に対して第1の位置とは異なる第2の位置に配置した状態では前記直線上に第3孔が配置される。また、収納部を容器本体に対して第1の位置及び第2の位置とは異なる第3の位置に配置した状態では前記直線上に第4孔が配置される。
このような構成によれば、収納部が第1の位置に配置された状態では収納部から吸入管部への空気の通路が形成されず、薬剤は供給されない。一方、収納部が第2の位置に配置された状態では第1容器部から吸入管部にかけて第1孔、第2孔及び第3孔が直線上に配置され、良好な空気の流れによって第1容器部に収納された薬剤を容易に吸引することができるようになる。また、収納部が第3の位置に配置された状態では第2容器部から吸入管部にかけて第1孔、第2孔及び第4孔が直線上に配置され、良好な空気の流れによって第2容器部に収納された薬剤を容易に吸引することができるようになる。すなわち、収納部の位置によって第1容器部に収納された薬剤の吸入と、第2容器部に収納された薬剤の吸入とを切り替えることができる。
本考案の吸引器において、第2逆止弁と、第3逆止弁とをさらに備えていてもよい。第2逆止弁は、第3孔に対して開閉するように設けられる。第2逆止弁は、吸入路を第1方向に空気が流れると開き、吸入路を第2方向に空気が流れると閉じる。第3逆止弁は、第4孔に対して開閉するように設けられる。第3逆止弁は、吸入路を第1方向に空気が流れると開き、吸入路を第2方向に空気が流れると閉じる。
このような構成によれば、収納部を第2の位置に配置した状態で使用者が吸入管部を介して薬剤を吸引する際には第2逆止弁が開き、第2孔及び第3孔を介して外部の空気が収納部から吸入路に取り込まれる。一方、使用者が息を吐き出した場合には第2逆止弁が閉じて第3孔が塞がれる。また、収納部を第3の位置に配置した状態で使用者が吸入管部を介して薬剤を吸引する際には第3逆止弁が開き、第2孔及び第4孔を介して外部の空気が収納部から吸入路に取り込まれる。一方、使用者が息を吐き出した場合には第3逆止弁が閉じて第4孔が塞がれる。これにより、息を吐き出した際の空気が収納部から第2孔、第3孔及び第4孔を介して外部に抜けることを抑制して、薬剤が外へ出てしまうことを防止することができる。
本考案の吸引器において、吸入路を空気が流れる際に発音する発音部をさらに備えていてもよい。このような構成によれば、発音部から発音の有無によって吸入路の空気の流れを把握することができる。
本考案の吸引器において、発音部は、吸入路を第1方向に空気が流れる際に第1の音色で発音し、吸入路を第2方向に空気が流れる際に第1の音色とは異なる第2の音色で発音するようにしてもよい。このような構成によれば、音色によって使用者が吸入しているのか、吐き出しているのかを把握することができる。
本考案によれば、吸引口をくわえた状態で息を吐き出してしも薬剤が放出されることを防止することができる吸引器を提供することが可能になる。
以下、本考案の実施形態を図に基づき説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)の斜視図に表したように、本実施形態に係る吸引器1は、粉状の薬剤P1及びP2を収納する収納部10と、容器本体20と、吸入路31を有する吸入管部30と、を備える。吸引器1は、収納部10に収納された粉状の薬剤P1及びP2を吸引によって体内に取り込むための器具である。吸入を行う際には、使用者は、吸引器1の吸入管部30を口にくわえ、息を吸い込むようにする。これにより、収納部10に収納された粉状の薬剤P1及びP2が空気とともに吸入路31を介して使用者の体内に吸い込まれる。
図1(a)の斜視図に表したように、本実施形態に係る吸引器1は、粉状の薬剤P1及びP2を収納する収納部10と、容器本体20と、吸入路31を有する吸入管部30と、を備える。吸引器1は、収納部10に収納された粉状の薬剤P1及びP2を吸引によって体内に取り込むための器具である。吸入を行う際には、使用者は、吸引器1の吸入管部30を口にくわえ、息を吸い込むようにする。これにより、収納部10に収納された粉状の薬剤P1及びP2が空気とともに吸入路31を介して使用者の体内に吸い込まれる。
図1(b)の断面図に表したように、容器本体20は、収納部10と隣接する隔壁部21と、隔壁部21と対向する底部22とを有する。隔壁部21には、隔壁部21の厚さ方向に貫通する第1孔h1が設けられる。底部22には、底部22の厚さ方向に貫通する第2孔h2が設けられる。第1孔h1は、吸入管部30の吸入路31の下方に設けられる。第2孔h2も吸入路31の下方に設けられる。第1孔h1及び第2孔h2は、吸入路31の延長線上に重なるように配置されていることが望ましい。
吸入管部30は、隔壁部21を間にして収納部10とは反対側に設けられる。吸入管部30は、容器本体20の表裏の外装部26の間に挟まれるように設けられるとともに、リブ25によって支持される。なお、説明の便宜上、断面図ではリブ25を省略している。吸入管部30の下端と隔壁部21との間には隙間が設けられる。この隙間は、容器本体20の側面に設けられた空気孔h10と連通する。
収納部10は、容器本体20の隔壁部21と底部22との間に配置される。吸引器1において、収納部10は容器本体20に対してスライド可能にセットされている。すなわち、収納部10は、隔壁部21と底部22との間の空間に差し込まれており、隔壁部21と底部22との間で横方向にスライド移動できるようになっている。
吸引器1における収納部10には、第1容器部11と、第2容器部12とが設けられる。第1容器部11は、第2容器部12と仕切り部10wを介して並列に配置される。第1容器部11には薬剤P1が収納され、第2容器部12には薬剤P2が収納される。薬剤P1は、薬剤P2と同じ成分であっても、異なる成分であってもよい。
第1容器部11の底部22側には第3孔h3が設けられ、第2容器部12の底部22側には第4孔h4が設けられる。収納部10をスライドさせた場合の動作については後述する。
本実施形態に係る吸引器1においては、第1孔h1に対して開閉するように設けられた第1逆止弁41が設けられる。第1逆止弁41は、例えば隔壁部21の上に取り付けられる。第1逆止弁41は、吸入路31を収納部10から吸入管部30へ向かう第1方向D1に空気が流れると開き、吸入路31を第1方向D1とは反対の第2方向D2に空気が流れると閉じるよう動作する。
図1(b)に表した第1逆止弁41は可動片型になっている。なお、第1逆止弁41の構造は、このような可動片型以外であってもよい。使用者が吸引を行う際、息を吸い込むと、吸入路31内の空気は第1方向D1に流れる。このとき第1逆止弁41は開いているため、第1孔h1を介して薬剤P1またはP2が吸入路31に送り込まれる。一方、使用者が息を吐き出すと、吸入路31内の空気は第2方向D2に流れる。このとき第1逆止弁41は閉じているため、第1孔h1を介して収納部10側へ空気は送り込まれない。したがって、使用者が息を吐き出しても収納部10へ空気が入り込むことがなく、収納部10内の薬剤P1及びP2が外へ放出されるのを抑制することができる。
ここで、吸引器1の具体的な使用方法について説明する。先ず、図1(b)に表したように、収納部10がスライドしておらず容器本体20の内側に収まっている位置(第1の位置)にある場合、第1孔h1と第2孔h2とを結ぶ直線上に第3孔h3及び第4孔h4は配置されない。この状態では、第1孔h1及び第2孔h2は仕切り部10wによって塞がれており、薬剤P1及びP2が収納部10の外に出ることはない。
次に、図2(a)に表したように、収納部10を矢印Aに示す方向にスライドさせる。これにより、収納部10の第1容器部11が、吸入管部30の下方に配置される(第2の位置)。収納部10が第2の位置に配置されると、第1容器部11の第3孔h3と、容器本体20の底部22の第2孔h2とが重なる。すなわち、第1孔h1と第2孔h2とを結ぶ直線上に第3孔h3が配置される。
この状態で、使用者は吸入管部30を口にくわえて息を吸い込む。この吸い込み動作によって吸入路31内の空気が第1方向D1に流れ、第1逆止弁41が開く。さらに、吸い込みを続けると、吸引器1の外部の空気が第2孔h2及び第3孔h3を介して第1容器部11内に取り込まれ、第1容器部11内の薬剤P1とともに第1孔h1から吸入路31を介して使用者の体内に取り込まれる。
収納部10が第2の位置に配置されている状態では、第1孔h1、第2孔h2及び第3孔h3は直線上に配置され、さらに吸入路31の延長線上に配置される。このため、吸引時に空気が直線的に流れ、良好な空気の流れとともに薬剤P1を容易に吸引することができる。また、吸い込みの際には、吸引器1の側面に設けられた空気孔h10からも空気が取り込まれるため、抵抗感少なく素早く薬剤P1を吸い込むことができる。
次に、図2(b)に表したように、収納部10を矢印Bに示す方向にスライドさせる。これにより、収納部10の第2容器部12が、吸入管部30の下方に配置される(第3の位置)。収納部10が第3の位置に配置されると、第2容器部12の第4孔h4と、容器本体20の底部22の第2孔h2とが重なる。すなわち、第1孔h1と第2孔h2とを結ぶ直線上に第4孔h4が配置される。
この状態で、先と同様に、使用者は吸入管部30を口にくわえて息を吸い込む。この吸い込み動作によって吸入路31内の空気が第1方向D1に流れ、第1逆止弁41が開く。さらに、吸い込みを続けると、吸引器1の外部の空気が第2孔h2及び第4孔h4を介して第2容器部12内に取り込まれ、第2容器部12内の薬剤P2とともに第1孔h1から吸入路31を介して使用者の体内に取り込まれる。
先と同様に、収納部10が第3の位置に配置されている状態では、第1孔h1、第2孔h2及び第4孔h4が直線上に配置され、さらに吸入路31の延長線上に配置される。このため、吸引時に空気が直線的に流れ、良好な空気の流れとともに薬剤P2を容易に吸引することができる。また、この吸い込みの際には、空気孔h10からも空気が取り込まれるため、抵抗感少なく素早く薬剤P2を吸い込むことができる。
ここで、収納部10が第2の位置または第3の位置に配置された状態で使用者が息を吐き出した場合の動作について説明する。図2(c)には、収納部10が第3の位置に配置された状態が表される。この状態で使用者が息を吐き出したり、咳を出したりした場合、吸入路31内の空気は第2方向D2に流れる。これにより、第1逆止弁41が閉じて第1孔h1を塞ぐように動作する。第1逆止弁41が閉じているため、吐き出された息は、第1孔h1を介して収納部10側へ送られることはない。吐き出された息は、隔壁部21に沿って吸引器1の側面の空気孔h10から外部に排出される。つまり、使用者が息を吐き出したり、咳を出したりした場合であっても、吐き出した息によって収納部10内の薬剤P1及びP2が外に放出されてしてしまうことを防止することができる。
(第1の実施形態の変形例)
図3(a)に表した吸引器1Aは、第2逆止弁42をさらに備えている点で吸引器1と相違する。他の構成は吸引器1と同様である。第2逆止弁42は、底部22に設けられた第2孔h2に対して開閉するように設けられる。第2逆止弁42は、収納部10のスライド動作に影響を与えないように、底部22に設けられた凹部分22a内に設けられる。第2逆止弁42は、吸入路31を第1方向D1に空気が流れると開き、吸入路31を第2方向D2に空気が流れると閉じるよう動作する。つまり、第2逆止弁42は、第1逆止弁41と同様に動作する。すなわち、薬剤P1及びP2を吸引する際には開き、息を吐き出した際には閉じる。
図3(a)に表した吸引器1Aは、第2逆止弁42をさらに備えている点で吸引器1と相違する。他の構成は吸引器1と同様である。第2逆止弁42は、底部22に設けられた第2孔h2に対して開閉するように設けられる。第2逆止弁42は、収納部10のスライド動作に影響を与えないように、底部22に設けられた凹部分22a内に設けられる。第2逆止弁42は、吸入路31を第1方向D1に空気が流れると開き、吸入路31を第2方向D2に空気が流れると閉じるよう動作する。つまり、第2逆止弁42は、第1逆止弁41と同様に動作する。すなわち、薬剤P1及びP2を吸引する際には開き、息を吐き出した際には閉じる。
このような第2逆止弁42が設けられていることで、息を吐き出したり、咳を出したりした場合に第2孔h2が塞がれ、薬剤P1及びP2が第2孔h2から外部に出てしまうことを効果的に抑制することができる。特に、第1逆止弁41及び第2逆止弁42の両方が設けられていると、息を吐き出した際に第1孔h1及び第2孔h2が閉じるため、薬剤P1及びP2が外へ出ることを確実に防止することができる。
図3(b)に表した吸引器1Bは、第3逆止弁43及び第4逆止弁44をさらに備えている点で吸引器1と相違する。他の構成は吸引器1と同様である。第3逆止弁43は、第1容器部11の底部22側に設けられた第3孔h3に対して開閉するように設けられる。第4逆止弁44は、第2容器部12の底部22側に設けられた第4孔h4に対して開閉するように設けられる。第3逆止弁43及び第4逆止弁44は、吸入路31を第1方向D1に空気が流れると開き、吸入路31を第2方向D2に空気が流れると閉じるよう動作する。つまり、第3逆止弁43及び第4逆止弁44は、第1逆止弁41と同様に動作する。すなわち、薬剤P1及びP2を吸引する際には開き、息を吐き出した際には閉じる。
第3逆止弁43は、収納部10が第2の位置に配置された状態で息を吐き出したり、咳を出したりした場合に第2孔h2及び第3孔h3を塞ぐことができる。また、第4逆止弁44は、収納部10が第3の位置に配置された状態で息を吐き出したり、咳を出したりした場合に第2孔h2及び第4孔h4を塞ぐことができる。これにより、収納部10が第2の位置及び第3の位置のいずれであっても、薬剤P1及びP2が第2孔h2から外部に出てしまうことを効果的に防止することができる。
図4(a)に表した吸引器1Cは、収納部10に第1容器部11のみが設けられた構成である。その他の構成は吸引器1Aと同様である。また、図4(b)に表した吸引器1Dは、収納部10に第1容器部11、第2容器部12、第3容器部13及び第4容器部14が設けられた構成である。その他の構成は吸引器1Aと同様である。すなわち、収納部10には、スペースの許容範囲内においていくつの容器部が設けられていてもよい。
隔壁部21の上に第1逆止弁41を設けることで、容器本体20の構成はそのままで、各種の収納部10の構成に対応することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る吸引器を説明する。
図5(a)に表したように、本実施形態に係る吸引器2は、収納部10の上に蓋部101が設けられる。蓋部101には第1孔h1が設けられる。また、容器本体20の底部22には第2孔h2が設けられる。また、第1孔h1に対して開閉するように第1逆止弁41が設けられる。すなわち、本実施形態に係る吸引器2において、容器本体20の隔壁部21には第1逆止弁41は設けられていない。
次に、第2の実施形態に係る吸引器を説明する。
図5(a)に表したように、本実施形態に係る吸引器2は、収納部10の上に蓋部101が設けられる。蓋部101には第1孔h1が設けられる。また、容器本体20の底部22には第2孔h2が設けられる。また、第1孔h1に対して開閉するように第1逆止弁41が設けられる。すなわち、本実施形態に係る吸引器2において、容器本体20の隔壁部21には第1逆止弁41は設けられていない。
収納部10の底部102には第3孔h3が設けられる。第3孔h3は、上から見て第1孔h1と重なる位置に設けられることが望ましい。収納部10は、隔壁部21と底部22との間の空間に差し込まれており、隔壁部21と底部22との間で横方向にスライドできるようになっている。
図5(a)に表したように、収納部10がスライドしておらず容器本体20の内側に収まっている位置(第1の位置)にある場合、第1孔h1と第3孔h3とを結ぶ直線上に第2孔h2は配置されない。この状態では、第1孔h1は蓋部101によって塞がれ、第2孔h2は底部102によって塞がれる。これにより、薬剤P1が収納部10の外に出ることはない。
次に、図5(b)に表したように、収納部10を矢印Aに示す方向にスライドさせる(第2の位置)。これにより、収納部10の第3孔h3と容器本体20の第2孔h2とが重なる。すなわち、第1孔h1と第3孔h3とを結ぶ直線上に第2孔h2が配置される。
この状態で、使用者は吸入管部30を口にくわえて息を吸い込む。この吸い込み動作によって吸入路31内の空気が第1方向D1に流れ、第1逆止弁41が開く。さらに、吸い込みを続けると、吸引器1の外部の空気が第2孔h2及び第3孔h3を介して第1容器部11内に取り込まれ、第1容器部11内の薬剤P1とともに第1孔h1から吸入路31を介して使用者の体内に取り込まれる。
収納部10が第2の位置に配置されている状態では、第1孔h1、第2孔h2及び第3孔h3が直線上に配置され、さらに吸入路31の延長線上に配置される。このため、吸引時に空気が直線的に流れ、良好な空気の流れとともに薬剤P1を容易に吸引することができる。また、吸い込みの際には、吸引器1の側面に設けられた空気孔h10からも空気が取り込まれるため、抵抗感少なく素早く薬剤P1を吸い込むことができる。
ここで、使用者が息を吐き出したり、咳を出したりした場合、吸入路31内の空気は第2方向D2に流れる。これにより、第1逆止弁41が閉じて第1孔h1を塞ぐように動作する。第1逆止弁41が閉じているため、吐き出された息は、第1孔h1を介して収納部10側へ送られることはない。吐き出された息は、隔壁部21に沿って吸引器1の側面の空気孔h10から外部に排出される。つまり、使用者が息を吐き出したり、咳を出したりした場合であっても、吐き出した息によって収納部10内の薬剤P1が外に放出してしまうことを防止することができる。
なお、図5(c)に表したように、収納部10の底部102に設けられた第3孔h3に対して開閉する第2逆止弁42をさらに備えていてもよい。第2逆止弁42は、吸入路31を第1方向D1に空気が流れると開き、吸入路31を第2方向D2に空気が流れると閉じるよう動作する。つまり、第2逆止弁42は、第1逆止弁41と同様に動作する。すなわち、薬剤P1を吸引する際には開き、息を吐き出した際には閉じる。このような第2逆止弁42が設けられていることで、息を吐き出したり、咳を出したりした場合に第2孔h2及び第3孔h3が塞がれ、薬剤P1が第2孔h2及び第3孔h3から外部に放出されてしまうことを効果的に防止することができる。
ここで、本実施形態に係る吸引器2で用いられる第1逆止弁41の一例について説明する。図6(a)の分解斜視図に表したように、収納部10の上側には、蓋部101及び薄板部材103が設けられる。蓋部101には第1孔h1が設けられる。また、薄板部材103には第1逆止弁41が形成される。
薄板部材103としては、例えばフィルム材料が用いられる。このフィルム材料の一部を切り取ることで可動片型の第1逆止弁41が形成される。蓋部101としてフィルム材料を用いてもよい。
図6(b)に表したように、収納部10の上側の開口部分に蓋部101を取り付け、さらにその上に薄板部材103を重ね合わせるように取り付ける。これにより、薄板部材103に形成された第1逆止弁41が、蓋部101に設けられた第1孔h1を覆うように配置される。
図6(b)には、第1逆止弁41が開いている状態が表される。すなわち、吸引を行うと、フィルム材料による可動片型の第1逆止弁41が上側に開き、収納部10の第1容器部11に収納された薬剤P1が第1孔h1から吸入路31に導かれる。一方、使用者が息を吐き出した際には、フィルム材料による可動片型の第1逆止弁41が第1孔h1を塞ぐように動作する。これにより、収納部10の第1容器部11内に空気が流れ込むことを抑制することができる。
なお、第1容器部11内に薬剤P1を収納する際には、蓋部101及び薄板部材103を取り付ける前に行えばよい。すなわち、蓋部101及び薄板部材103を収納部10に取り付ける前に第1容器部11に薬剤P1を収納し、収納後、取り付けるようにする。これにより、逆止弁を備えた収納部10を容易に構成することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る吸引器を説明する。
図7(a)の断面図に表したように、本実施形態に係る吸引器3は、容器本体20に収納部10を一体的に備えた構成である。すなわち、収納部10は、容器本体20の隔壁部21と底部22との間の空間である。隔壁部21には第1孔h1が設けられ、この第1孔h1に対して開閉する第1逆止弁41が設けられる。底部22には第2孔h2が設けられる。第2孔h2に対して開閉する第2逆止弁42を備えていてもよい。
次に、第3の実施形態に係る吸引器を説明する。
図7(a)の断面図に表したように、本実施形態に係る吸引器3は、容器本体20に収納部10を一体的に備えた構成である。すなわち、収納部10は、容器本体20の隔壁部21と底部22との間の空間である。隔壁部21には第1孔h1が設けられ、この第1孔h1に対して開閉する第1逆止弁41が設けられる。底部22には第2孔h2が設けられる。第2孔h2に対して開閉する第2逆止弁42を備えていてもよい。
本実施形態に係る吸引器3においては、容器本体20が3分割されている。すなわち、容器本体20は、上部201、中間部202及び下部203を備える。上部201は、隔壁部21よりも上の部分であり、空気孔h10が設けられる。また、上部201には吸入管部30が取り付けられる。中間部202は上部201の下の部分である。中間部202は隔壁部21を含み、底部22よりも上の部分である。下部203は中間部202の下の部分である。下部203は底部22を含む。
図7(b)の斜視図に表したように、容器本体20の下部203及び中間部202の外形は、略円筒形である。また、上部201の外形は略円筒形の部分と、この部分から吸入管部30に向かう略円錐形部分とを含む。
図8の分解斜視図に表したように、容器本体20は、下部203に中間部202を螺合し、中間部202に上部201を螺合することで組み立てられる。容器本体20が3分割されているため、第1逆止弁41及び第2逆止弁42を取り付ける際には分割した状態で行えばよい。また、分割した状態で下部203に薬剤P1を収納した後、中間部202及び上部201をそれぞれ螺合して組み立てるようにすれば、薬剤P1の収納も容易に行うことができる。
なお、図7及び図8に表した吸引器3では、3分割された容器本体20を螺合によって組み立てる構成を例示したが、嵌合など他の手段によって組み立てる構成であってもよい。嵌合によって組み立てる構成では、容器本体20の略円筒形の部分を他の形状にすることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る吸引器を説明する。
図9(a)の斜視図に表したように、本実施形態に係る吸引器4は、吸入路31を空気が流れる際に発音する発音部50を備えている。他の構成は吸引器1と同様である。発音部50としては、例えば笛が用いられる。笛を用いた発音部50は、例えば吸入管部30の途中に設けられる。図9(a)に表した例では、吸入管部30の容器本体20から突出した部分に設けられる。発音部50は、吸入管部30以外にも、空気孔h10の途中など、空気の流れる部分に設けられていればよい。
次に、第4の実施形態に係る吸引器を説明する。
図9(a)の斜視図に表したように、本実施形態に係る吸引器4は、吸入路31を空気が流れる際に発音する発音部50を備えている。他の構成は吸引器1と同様である。発音部50としては、例えば笛が用いられる。笛を用いた発音部50は、例えば吸入管部30の途中に設けられる。図9(a)に表した例では、吸入管部30の容器本体20から突出した部分に設けられる。発音部50は、吸入管部30以外にも、空気孔h10の途中など、空気の流れる部分に設けられていればよい。
発音部50が設けられていると、吸入路31の空気の流れを発音の有無によって容易に把握することができる。このため、使用者本人や、吸引を看視している人などが、吸引動作を発音によって確認しやすくなる。
また、発音部50は、吸入路31を第1方向D1に空気が流れる際に第1の音色で発音し、吸入路31を第2方向D2に空気が流れる際に第1の音色とは異なる第2の音色で発音するような構成であってもよい。これにより、使用者が吸入しているのか、吐き出しているのかを音色によって判断することができる。
また、図9(b)に表したように、発音部50に弁51を設けてもよい。弁51は、吸入路31を第1方向D1に空気が流れると閉じ、第2方向D2に空気が流れると開くように動作する。これにより、使用者が吸引する際には弁51が閉じて、吸入路31から効率良く空気及び薬剤P1を吸い込むことができる。一方、使用者が息を吐き出した際には弁51が開いて、空気が発音部50から外側へ抜ける。この際、外側へ抜ける空気によって発音部50が発音する。さらに、吸入路31から収納部10側へ向かう空気の量が減って、第1逆止弁41の負担を軽減できるとともに、薬剤P1の外への放出を効果的に抑制することができるようになる。
以上のように、本実施形態に係る吸引器1、1A、1B、1C、1D、2、3及び4では、吸引の際には第1逆止弁41が開いて容易に薬剤P1及びP2を吸い込むことができるとともに、息を吐き出した場合には第1逆止弁41が閉じて薬剤P1及びP2が外へ放出されることを防止することができる。したがって、本実施形態に係る吸引器1、1A、1B、1C、1D、2、3及び4では、使用者に対して息の吐き出しを禁止する必要がなくなり、自然な呼吸動作を繰り返すだけで薬剤P1及びP2を吸引することが可能になる。このため、幼少やお年寄りであっても、特別な吸引動作をすることなく自然に薬剤P1及びP2を体内に取り込むことができるようになる。
また、第2逆止弁42をさらに備えた吸引器1A、2及び3、第3逆止弁43及び第4逆止弁44をさらに備えた1Bでは、薬剤P1及びP2が第2孔h2から外へ放出されてしまうことを防止することができる。これは、吸引の際に使用者が息を吐き出した場合のみならず、吸引前において有効である。
例えば、吸引前に薬剤P1及びP2を容器部内の下に集めるため、吸引器の底を机の上などに「トントン」と軽く叩く動作を行う場合がある。この際、もし、収納部10がスライドした位置にあると、この動作を行ったときに第2孔h2から薬剤P1及びP2が外へ放出されてしまう可能性がある。
本実施形態のように、第2逆止弁42をさらに備えた吸引器1A、2及び3、第3逆止弁43及び第4逆止弁44をさらに備えた1Bでは、第2逆止弁42、第3逆止弁43及び第4逆止弁44によって第2孔h2が塞がれているため、この動作を行っても薬剤P1及びP2が外へ飛び散ることはない。
また、本実施形態に係る吸引器1、1A、1B、1C、1D、2、3及び4では、自然な呼吸動作の繰り返しで薬剤P1及びP2を吸引できるため、上記のような吸引前に薬剤P1及びP2を容器部内の下に集めるための動作を行う必要がなくなる可能性がある。
また、通常の状態で第1逆止弁41、第2逆止弁42、第3逆止弁43及び第4逆止弁44を閉じておくようにすれば、吸引器を倒した場合でも薬剤P1及びP2が外へこぼれ出てしまうことを防止することができる。
なお、上記に本実施形態及びその変形例を説明したが、本考案はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態またはその変形例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本考案の要旨を備えている限り、本考案の範囲に含有される。
1,1A,1B,1C,1D,2,3,4…吸引器
10…収納部
20…容器本体
21…隔壁部
22…底部
30…吸入管部
31…吸入路
41…第1逆止弁
42…第2逆止弁
50…発音部
P1…薬剤
P2…薬剤
h1…第1孔
h2…第2孔
h3…第3孔
h4…第4孔
10…収納部
20…容器本体
21…隔壁部
22…底部
30…吸入管部
31…吸入路
41…第1逆止弁
42…第2逆止弁
50…発音部
P1…薬剤
P2…薬剤
h1…第1孔
h2…第2孔
h3…第3孔
h4…第4孔
Claims (8)
- 粉状の薬剤を収納する収納部と、
前記収納部と隣接する隔壁部と、前記隔壁部と対向する底部とを有し、前記隔壁部には第1孔が設けられ、前記底部には第2孔が設けられた容器本体と、
前記隔壁部を間にして前記収納部とは反対側に設けられた吸入路を有する吸入管部と、
前記第1孔に対して開閉するように設けられ、前記吸入路を前記収納部から前記吸入管部へ向かう第1方向に空気が流れると開き、前記吸入路を前記第1方向とは反対の第2方向に空気が流れると閉じる第1逆止弁と、
を備えたことを特徴とする吸入器。 - 前記第2孔に対して開閉するように設けられ、前記吸入路を前記第1方向に空気が流れると開き、前記吸入路を前記第2方向に空気が流れると閉じる第2逆止弁をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の吸引器。
- 前記収納部は、前記底部側に設けられた第3孔を有するとともに、前記容器本体に対してスライド可能に設けられ、
前記収納部を前記容器本体に対して第1の位置に配置した状態では前記第1孔と前記第2孔とを結ぶ直線上に前記第3孔は配置されず、
前記収納部を前記容器本体に対して前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置した状態では前記直線上に前記第3孔が配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の吸入器。 - 前記第3孔に対して開閉するように設けられ、前記吸入路を前記第1方向に空気が流れると開き、前記吸入路を前記第2方向に空気が流れると閉じる第3逆止弁をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の吸引器。
- 前記収納部は、第1容器部と、第2容器部と、を有するとともに、前記容器本体に対してスライド可能に設けられ、
前記第1容器部の前記底部側には第3が設けられ、
前記第2容器部の前記底部側には第4孔が設けられ、
前記収納部を前記容器本体に対して第1の位置に配置した状態では前記第1孔と前記第2孔とを結ぶ直線上に、前記第3孔及び前記第4孔は配置されず、
前記収納部を前記容器本体に対して前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置した状態では前記直線上に前記第3孔が配置され、
前記収納部を前記容器本体に対して前記第1の位置及び前記第2の位置とは異なる第3の位置に配置した状態では前記直線上に前記第4孔が配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の吸引器。 - 前記第3孔に対して開閉するように設けられ、前記吸入路を前記第1方向に空気が流れると開き、前記吸入路を前記第2方向に空気が流れると閉じる第3逆止弁と、
前記第4孔に対して開閉するように設けられ、前記吸入路を前記第1方向に空気が流れると開き、前記吸入路を前記第2方向に空気が流れると閉じる第4逆止弁とをさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の吸引器。 - 前記吸入路を空気が流れる際に発音する発音部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の吸引器。
- 前記発音部は、前記吸入路を前記第1方向に空気が流れる際に第1の音色で発音し、前記吸入路を前記第2方向に空気が流れる際に前記第1の音色とは異なる第2の音色で発音することを特徴とする請求項7記載の吸引器。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015001038U JP3197551U (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 吸引器 |
Related Parent Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014076631 Continuation | 2014-04-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3197551U true JP3197551U (ja) | 2015-05-21 |
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Family Applications (1)
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JP2015001038U Expired - Lifetime JP3197551U (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 吸引器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3197551U (ja) |
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2015
- 2015-03-05 JP JP2015001038U patent/JP3197551U/ja not_active Expired - Lifetime
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