JP3197483U - スライドレールキット - Google Patents

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秀金 梁
陳 庚金
庚金 陳
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Abstract

【課題】スライドフレームの第二レールに対する差動移動の偏差を修正可能であるスライドレールキットを提供する。【解決手段】スライドレールキットは第一レール26、第二レール30、スライドフレーム36、プッシュ部材、及びアクチュエーターを有する。第二レール30は第一レール26に対して縦方向に移動可能である。スライドフレーム36は第一レール26にスライドするように取り付けられ、第二レール30を積載する。スライドフレーム36は第二レール30の移動に従い、第二レール30に対して差動するように移動する。プッシュ部材は第一レール26に移動可能に連接されており、且つ水平位置と傾斜位置との間で移動可能である。アクチュエーター40は第二レール30に連接され、水平位置にあるプッシュ部材に対応する。【選択図】図3

Description

本考案はスライドレールキットに関する。
一般的に言えば、スライドレールキットは引き出し或いは類似物に取り付けられる。
スライドレールキットは通常、第一レール、第一レールに対して縦方向に移動する第二レール、及びスライドフレームを有する。
スライドフレームは、第一レールと第二レールとの間に取り付けられ、第二レールを積載し、且つ第二レールの第一レールに対する移動を助ける。
第二レールが第一レールに対して移動すると、スライドフレームは第二レールに対して特定比率の差動移動を保持することができる。
しかしながら、この差動移動は、いつまでも保証され続けられるものではない。
すなわち、スライドフレームは第二レールの差動移動に対して、偏差の問題を生じる可能性がある。
特許文献1に開示された構造、及びその図式に示す引き出しに用いるプルガイドレールキットは、サポートレール1、プルレール2、サポートレール1とプルレール2との間に移動可能に取り付けられているスライドフレーム3を有し、前末端位置と後末端位置との間で、プルレール2に対して差動するようにスライド移動する。
スライドフレーム3には、制動装置を取り付けられ、制動装置により、スライドフレーム3のこれらレール部材に対する差動スライド移動の偏差を修正することができる。
米国特許第US7309115B2号明細書
本考案の目的は、スライドレールキットの第一レールに差動修正装置を連接し、差動修正装置によりスライドフレームの第二レールに対する差動移動の偏差を修正するスライドレールキットを提供することにある。
本考案によるスライドレールキットは、第一レール、第二レール、スライドフレーム、差動修正装置、及びアクチュエーターを備える。
第二レールは、縦方向に第一レールに対して閉位置と延長位置との間で移動することができる。
スライドフレームは、第一レールにスライドするように取り付けられ、第二レールを積載する。
スライドフレームは、第二レールの移動に従い、第二レールに対して差動(differentially)するようにスライド移動する。
差動修正装置は、第一レールに連接するベース、及びベースに移動可能に連接するプッシュ部材を有する。
プッシュ部材は、水平位置と傾斜位置との間で、移動することができる。
アクチュエーターは、第二レールに連接され、水平位置にあるプッシュ部材に対応する。
スライドフレームの差動移動に偏差が生じると、第二レールの閉位置より延長位置への移動過程において、アクチュエーターはプッシュ部材を連動し、これによりプッシュ部材は水平位置より傾斜位置へと移動し、プッシュ部材は同時にスライドフレームの移動を連動し、偏差を修正する。
且つアクチュエーターは、プッシュ部材が傾斜位置にある時、放出される。
最も好ましくは、スライドフレームは少なくとも1個のローラーにより第二レールをさらに積載する。
最も好ましくは、ベースは、水平部、及び水平部に対して傾斜を呈する傾斜部をさらに有し、プッシュ部材は、水平部と傾斜部との間で移動可能である。
プッシュ部材は、少なくとも1個の接触部をさらに有し、少なくとも1個の接触部は、プッシュ部材がベースに対して移動する時、ベースの水平部と傾斜部の内のいずれかに接触する。
また、本考案によるスライドレールキットは、引き出しを有する引き出し本体に用いられるスライドレールキットであり、第一レール、第二レール、第三レール、スライドフレーム、差動修正装置、及びアクチュエーターを備える。
第一レールは、引き出し本体に取り付けられる。
第二レールは、第一レールと第三レールとの間に、移動可能に取り付けられている。
第二レールは、第一レールに対して、閉位置と延長位置との間で縦方向に移動し、第三レールは、引き出しを積載する。
スライドフレームは、第一レールにスライドするように取り付けられ、第二レールを積載する。
スライドフレームは、第二レールの移動に従い、第二レールに対して差動するように移動する。
差動修正装置は、第一レールに連接するベース、及びベースに移動可能に連接するプッシュ部材を有する。
プッシュ部材は、水平位置と傾斜位置との間で、移動することができる。
アクチュエーターは、第二レールに連接され、水平位置にあるプッシュ部材に対応する。
スライドフレームの差動移動に偏差が生じると、第二レールの閉位置より延長位置への移動過程において、アクチュエーターはプッシュ部材を連動し、これによりプッシュ部材は水平位置より傾斜位置へと移動し、プッシュ部材は同時にスライドフレームの移動を連動し、偏差を修正する。
且つアクチュエーターは、プッシュ部材が傾斜位置にある時、放出される。
本考案によるもう一つのスライドレールキットは、第一レール、第二レール、スライドフレーム、プッシュ部材、及びアクチュエーターを備える。
第二レールは、縦方向に第一レールに対して閉位置と延長位置との間で移動することができる。
スライドフレームは、第一レールにスライドするように取り付けられ、第二レールを積載する。
スライドフレームは、第二レールの移動に従い、第二レールに対して差動するように移動する。
プッシュ部材は、第一レールに移動可能に連接されており、且つ水平位置と傾斜位置との間で、移動することができる。
アクチュエーターは、第二レールに連接され、水平位置にあるプッシュ部材に対応する。
スライドフレームの差動移動に偏差が生じると、第二レールの閉位置より延長位置への移動過程において、アクチュエーターはプッシュ部材を連動し、これによりプッシュ部材は水平位置より傾斜位置へと移動し、プッシュ部材は同時にスライドフレームの移動を連動し、偏差を修正する。
且つアクチュエーターは、プッシュ部材が傾斜位置にある時、放出される。
最も好ましくは、第一レールは、水平部、及び水平部に対して傾斜を呈する傾斜部を有する。
プッシュ部材は、水平部と傾斜部との間で、移動することができる。
本考案の実施形態を応用する特徴の一つは、スライドフレームが第二レールに対して差動移動し偏差を生じると、第一レールに位置する差動修正装置により偏差を修正することができる。
本考案の一実施形態によるスライドレールキットを引き出し本体の引き出しに運用する状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットが延長されて展開する状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの分解斜視図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの側面模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材と第一レールに位置するベースの斜視図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して水平位置にある状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、ある角度の偏移をなす状態を示した模式図ある。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉位置より延長位置の方向へと移動する状態を示した模式図(一)である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉位置より延長位置の方向へと移動する状態を示した模式図(二)である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉位置より延長位置の方向へと移動する状態を示した模式図(三)である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動する状態を示した模式図(一)である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動する状態を示した模式図(二)である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動する状態を示した模式図(三)である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が異常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動しようとしている状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が異常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して傾斜位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が異常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動し、且つスライドフレームがプッシュ部材に衝突する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドフレームの差動移動が異常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置の方向へと移動し、且つスライドフレームがプッシュ部材を押して水平位置まで移動させる状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドフレームの差動移動が異常状態である時、アクチュエーターが水平位置にあるプッシュ部材に対応する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドフレームの差動移動が異常状態である時、アクチュエーターがプッシュ部材を水平位置より傾斜位置まで連動し、これによりプッシュ部材がスライドフレームの差動移動の偏差を修正する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がスライドフレームの差動移動の偏差を修正した後、スライドフレームが第二レールに対して正常な差動移動を保持する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して水平位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉状態にあることを示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して水平位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉位置より延長位置の方向へと移動し、且つアクチュエーターがプッシュ部材に対応する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉位置より延長位置の方向へと移動し、且つアクチュエーターがプッシュ部材を傾斜位置まで連動する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して閉位置より延長位置の方向へと移動し、且つプッシュ部材が傾斜位置においてアクチュエーターに放出される状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して水平位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置へと移動する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して水平位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置へと移動し、且つアクチュエーターがプッシュ部材のアーム部を押圧する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるプッシュ部材がベースに対して水平位置にあり、且つスライドフレームの差動移動が正常状態である時、第二レールが第一レールに対して延長位置より閉位置へと移動し、これによりアクチュエーターがプッシュ部材に対応する状態を示した模式図である。 本考案の他の実施形態による差動修正装置の模式図であり、プッシュ部材が第一レールの水平部において水平位置にある状態を示す。 本考案の他の実施形態による差動修正装置の模式図であり、プッシュ部材がアクチュエーターにより連動され、スライドフレームに接触する状態を示す。 本考案の他の実施形態による差動修正装置の模式図であり、プッシュ部材がアクチュエーターにより第一レールの傾斜部まで連動され傾斜位置にあり、且つプッシュ部材がこれによりスライドフレームをプッシュしスライドフレームの差動移動の偏差を修正する状態を示す。
(一実施形態)
図1は、本考案の一実施形態によるスライドレールキット20が、引き出し本体22に運用されることを示す。
引き出し本体22は、引き出し24を有する。
引き出し24は、スライドレールキット20により引き出し本体22内へと閉められ、或いは引き出し本体22内より引き出される。
図2は、本考案の一実施形態によるスライドレールキット20の延長展開の状態を示す。
スライドレールキット20は、取り付け部28により引き出し本体22に取り付けられる第一レール26、第二レール30及び第三レール32を有する。
第二レール30と第三レール32は、縦方向に第一レール26に対して移動する。
第二レール30は、第一レール26と第三レール32との間に、移動可能に取り付けられている。
第三レール32は、引き出し24を積載する。
差動修正装置34は、第一レール26に連接する。
ここでは、差動修正装置34が第一レール26に隣り合う端部に連接されるが、これに制限されない。
差動修正装置34は、第一レール26に連接されるため、差動修正装置34は、第一レール26の一部分と見做される。
図3と図4は、第一レール26、第二レール30、及び第三レール32の分解状態と組み立て状態をそれぞれ示す。
スライドフレーム36は、第一レール26にスライドするように取り付けられ、第二レール30を積載する。
スライドフレーム36は、少なくとも1個のローラー38(或いはローリングボール)を有し、第二レール30を積載し、第二レール30の第一レール26に対する移動を助ける。
アクチュエーター40は、第二レール30に連接される。
アクチュエーター40は、凸出物或いは棒状物であるが、これに制限されない。
スライドフレーム36が第二レール30に対して差動移動し偏差を生じると、アクチュエーター40により差動修正装置34の一部分を連動する。
これにより、差動修正装置34のその部分は、スライドフレーム36の偏差を修正することができる(詳細は後述する)。
図5に示すとおり、差動修正装置34は、第一レール26に連接(取り付けられ)かつ定位される、或いは第一レール26に一体成形されるベース42、及びベース42に移動可能に連接されているプッシュ部材44を有する。
最も好ましくは、ベース42は、水平部46(水平部46の延長方向は第一レール26の長さ方向に同じ)、水平部46に対して一角度の傾斜を呈する傾斜部48、及びベース42のもう一つの側(水平部46とは異なる側)に位置する係止壁49を有する。
最も好ましくは、プッシュ部材44は、少なくとも1個の接触部を有する。
ここでは、第一接触部50aと第二接触部50bを例とする。
係止部51は、ベース42の係止壁49に遮られる。
アーム部53は、プッシュ部材44に弾力によって連接される。
図6Aと図6Bに示すとおり、プッシュ部材44がベース42に対して水平位置(第一位置)P1にある時、プッシュ部材44の第一接触部50aと第二接触部50bとは接触し、且つベース42の水平部46に位置する。
プッシュ部材44がベース42に対して水平位置P1より傾斜位置(第二位置)P2まで移動すると、プッシュ部材44の第一接触部50aと第二接触部50bとはそれぞれ接触し、且つベース42の水平部46と傾斜部48に位置する。
これにより、プッシュ部材44はベース42に対して一角度Θの偏移を行う。
傾斜位置P2にある時、プッシュ部材44は、係止部51によりベース42の係止壁49において遮られ、プッシュ部材44を傾斜位置P2に制限する。
図7A〜図7Cに示すとおり、プッシュ部材44はベース42に対して、傾斜位置P2に位置する。
且つ正常状態下では、第二レール30(図7A〜図7Cは、アクチュエーター40により第二レール30の第一レール26に対する可動位置を示す)が縦方向に第一レール26に対する、閉位置より第一方向D1へ向う延長位置への移動過程において、スライドフレーム36が第二レール(アクチュエーター40)の移動に従い、第二レール(アクチュエーター40)に対して正常な差動(differentially)スライド移動を保持する。
例を挙げれば、第二レール(アクチュエーター40)が第一方向D1へとある行程の移動を行うと、スライドフレーム36は同期且つ正確に、第二レール(アクチュエーター40)の特定比率の行程(例えば、半分の行程)を進む。
また、プッシュ部材44が傾斜位置P2にある時、アクチュエーター40はプッシュ部材44の一部位(例えば、アーム部53)に未対応である。
これにより、第二レールは第一レール26に対して閉位置より延長位置へ向う移動過程において、アクチュエーター40はプッシュ部材44を連動することができない。
図8A〜図8Cは、プッシュ部材44がベース42に対して傾斜位置P2にあることを示す。
正常状態下では、第二レール30(図8A〜図8Cは、アクチュエーター40により、第二レール30が第一レール26に対して可動位置にあることを示す)が縦方向に第一レール26に対して延長位置より第二方向D2へ閉位置に向う閉過程において、スライドフレーム36は、第二レール(アクチュエーター40)に対して正常な差動移動を保持する。
しかしながら、第二レール(アクチュエーター40)は、第一レール26に対して、第一方向D1或いは第二方向D2において、何度も行ったり来たりの移動を行った後、ローラーとスライドレールとの間のスライド移動差速或いは他の外的要因の影響を受け、スライドフレーム36の第二レール(アクチュエーター40)に対する特定比率の差動移動は、いつまでも保証されるものではなく、スライドフレーム36の第二レール(アクチュエーター40)に対する差動移動の異常状態が、発生する可能性がある。
図9A〜図9Dに示すとおり、プッシュ部材44はベース42に対して、傾斜位置P2に位置する。
且つ異常状態発生時には、スライドフレーム36の第二レール(アクチュエーター40)に対する差動移動に偏差が発生し、これによりスライドフレーム36の第二レール(アクチュエーター40)に対する差動移動時の位置に偏差が生じる。
こうして、スライドフレーム36は、所定の特定比率に基づき、第二レール(アクチュエーター40)に対して移動することができなくなる。
よって、この偏差状態において、第二レール(アクチュエーター40)の第一レール26に対する延長位置より第二方向D2へ向う閉過程において、スライドフレーム36はプッシュ部材44にぶつかる(図9C参照)。
第二レール(アクチュエーター40)が第一レール26に対して第二方向D2へと閉位置に向かいさらに閉まると、プッシュ部材44はスライドフレーム36に連動される。
これにより、プッシュ部材44の第二接触部50bは、ベース42の傾斜部48を離脱し、ベース42の水平部46へと移動する。
こうして、プッシュ部材44はベース42に対して、傾斜位置P2より水平位置P1へと移動する(図9D参照)。
図10A〜図10Cに示すとおり、プッシュ部材44はベース42に対して水平位置P1に位置する。
且つアクチュエーター40は、水平位置P1のプッシュ部材44のアーム部53に対応して位置する。
異常状態を解除するには、第二レール(アクチュエーター40)が第一レール26に対して閉位置より第一方向D1へと延長位置へ向う移動過程において、アクチュエーター40はプッシュ部材44との対応関係に基づき、アーム部53をプッシュできることにより、アーム部53はプッシュ部材44を連動し、こうしてプッシュ部材44はベース42に対して、水平位置P1より傾斜位置P2へと移動し、スライドフレーム36を連動する。
これにより、スライドフレーム36は、プッシュ部材44により連動され、正常に第二レール(アクチュエーター40)に対して差動移動可能な予定位置まで移動(例えば図10B)する。
こうして、スライドフレーム36の第二レール(アクチュエーター40)に対する差動移動の偏差を完全に修正することができる。
第二レール(アクチュエーター40)が第一レール26に対して、さらに第一方向D1へと移動すると、プッシュ部材44は既に傾斜位置P2にあるため、アクチュエーター40は、プッシュ部材44のアーム部53に対応せず、アクチュエーター40は傾斜位置P2においてプッシュ部材44を放出し、プッシュ部材44を継続して連動することはできない。
一方では、スライドフレーム36は、第二レール(アクチュエーター40)に対して、正常な差動移動を再度保持することができる。
図11A〜図11Dに示すとおり、スライドフレーム36の差動移動が正常な状態にあり、第二レール30(図11A〜図11Dでは、アクチュエーター40のみを示し、第二レール30の第一レール26に対する位置を表示する)が第一レール26に対して、閉位置より第一方向D1へと移動する過程において、スライドフレーム36は第二レール(アクチュエーター40)に対して、正常に差動するよう移動する。
プッシュ部材44がベース42に対して、水平位置P1にある時、アクチュエーター40は移動の過程において、プッシュ部材44を、水平位置P1から傾斜位置P2へと連動する。
且つスライドフレーム36は既に、第一方向D1に向い、同期に第二レール(アクチュエーター40)に従い、ある距離の正常な差動移動を行っているため、プッシュ部材44が傾斜位置P2にある時には、スライドフレーム36を連動することができない(即ち、スライドフレーム36の差動移動はプッシュ部材44により修正されない)。
図12A〜図12Cは、プッシュ部材44が外的要因、或いは故意でない要因により、自らベース42に対して水平位置P1にある状態を示す。
この状況では、第二レール30(図12A〜図12Cでは、アクチュエーター40のみを示し、第二レール30の第一レール26に対する可動位置を表示する)が第一レール26に対して、延長位置より第二方向D2へと移動する時、アクチュエーター40によりプッシュ部材44のアーム部53を押圧し、これによりアーム部53は弾性で湾曲(図12B参照)する。
これにより、アクチュエーター40がアーム部53を越えた後(図12C参照)、アクチュエーター40は再びプッシュ部材44のアーム部53に対応する。
(他の実施形態)
図13A〜図13Cは、本考案の他の実施形態による差動修正装置300の実施型態を示す。
本実施形態の差動修正装置300と前記実施形態との差異は、第一レール26に、水平部302、及び傾斜部304を直接成形する点である。
一方では、プッシュ部材306が移動する時、少なくとも1個の接触部(例えば、第一接触部308と第二接触部310)により、水平部302、及び傾斜部304の内のいずれかに接触する。
スライドフレーム312の差動移動に偏差が生じると、第二レール(アクチュエーター314)が閉位置より第一方向D1へ向い延長位置へと移動する過程において、アクチュエーター314がプッシュ部材306を連動することで、プッシュ部材306は水平位置P1から傾斜位置P2へと移動し、スライドフレーム312を連動する。
こうして、スライドフレーム312の差動移動の偏差を修正し、且つアクチュエーター314は傾斜位置P2においてプッシュ部材306を放出する。
前述した本考案の実施形態は本考案を限定するものではなく、よって、本考案により保護される範囲は実用新案登録請求の範囲を基準とする。
20 スライドレールキット、
22 引き出し本体、
24 引き出し、
26 第一レール、
28 取り付け部、
30 第二レール、
32 第三レール、
34、300 差動修正装置、
36、312 スライドフレーム、
38 ローラー、
40、314 アクチュエーター、
42 ベース、
44、306 プッシュ部材、
46、302 水平部、
48、304 傾斜部、
49 係止壁、
50a、308 第一接触部、
50b、310 第二接触部、
51 係止部、
53 アーム部、
D1 第一方向、
D2 第二方向、
P1 水平位置、
P2 傾斜位置、
Θ 角度。

Claims (10)

  1. 第一レール、第二レール、スライドフレーム、差動修正装置、およびアクチュエーターを備え、
    前記第二レールは、縦方向に前記第一レールに対して閉位置と延長位置との間で移動可能である、
    前記スライドフレームは、前記第一レールにスライドするように取り付けられており、前記第二レールを積載し、前記第二レールの移動に従い、前記第二レールに対して差動するようにスライド移動し、
    前記差動修正装置は、前記第一レールに連接するベース、及び前記ベースに移動可能に連接するプッシュ部材を有し、前記プッシュ部材が、水平位置と傾斜位置との間で、移動可能であり、
    前記アクチュエーターは、前記第二レールに連接されており、前記水平位置に位置する前記プッシュ部材に対応し、
    前記スライドフレームの差動移動に偏差が生じると、前記第二レールの前記閉位置より前記延長位置への移動過程において、前記アクチュエーターは前記プッシュ部材を連動し、前記プッシュ部材は前記水平位置より前記傾斜位置へと移動し、前記プッシュ部材は同時に前記スライドフレームの移動を連動し、前記偏差を修正し、且つ前記アクチュエーターは、前記プッシュ部材が前記傾斜位置にある時、放出されることを特徴とするスライドレールキット。
  2. 前記スライドフレームは、少なくとも1個のローラーにより、前記第二レールをさらに積載することを特徴とする請求項1に記載のスライドレールキット。
  3. 前記ベースは、水平部、及び前記水平部に対して傾斜を呈する傾斜部をさらに有し、
    前記プッシュ部材は、前記水平部と前記傾斜部との間で移動することを特徴とする請求項1に記載のスライドレールキット。
  4. 前記プッシュ部材は、少なくとも1個の接触部をさらに有し、
    前記少なくとも1個の接触部は、前記プッシュ部材が前記ベースに対して移動する時、前記ベースの前記水平部および前記傾斜部の内のいずれかに接触することを特徴とする請求項3に記載のスライドレールキット。
  5. 引き出しを有する引き出し本体に用いられるスライドレールキットであって、
    第一レール、第二レール、第三レール、スライドフレーム、差動修正装置、および、アクチュエーターを備え、
    前記第一レールは、前記引き出し本体に取り付けられており、
    前記第二レールは、前記第一レールと前記第三レールとの間に、移動可能に取り付けられており、前記第二レールは、前記第一レールに対して、閉位置と延長位置との間で縦方向に移動し、
    前記第三レールは、前記引き出しを積載し、
    前記スライドフレームは、前記第一レールにスライドするように取り付けられており、前記第二レールを積載し、
    前記スライドフレームは、前記第二レールの移動に従い、前記第二レールに対して差動するように移動し、
    前記差動修正装置は、前記第一レールに連接するベース、及び前記ベースに移動可能に連接するプッシュ部材を有し、前記プッシュ部材は、水平位置と傾斜位置との間で、移動でき、
    前記アクチュエーターは、前記第二レールに連接され、前記水平位置にある前記プッシュ部材に対応し、
    前記スライドフレームの差動移動に偏差が生じると、前記第二レールの前記閉位置より前記延長位置への移動過程において、前記アクチュエーターは前記プッシュ部材を連動し、これにより前記プッシュ部材は前記水平位置より前記傾斜位置へと移動し、前記プッシュ部材は同時に前記スライドフレームの移動を連動し、前記偏差を修正し、且つ前記アクチュエーターは、前記プッシュ部材が前記傾斜位置にある時、放出されることを特徴とするスライドレールキット。
  6. 前記スライドフレームは、少なくとも1個のローラーにより、前記第二レールをさらに積載することを特徴とする請求項5に記載のスライドレールキット。
  7. 前記ベースは、水平部、及び前記水平部に対して傾斜を呈する傾斜部をさらに有し、
    前記プッシュ部材は、前記水平部と前記傾斜部との間で、移動可能であることを特徴とする請求項5に記載のスライドレールキット。
  8. 前記プッシュ部材は、少なくとも1個の接触部をさらに有し、
    前記少なくとも1個の接触部は、前記プッシュ部材が前記ベースに対して移動する時、前記ベースの前記水平部および前記傾斜部のうちのいずれかに接触することを特徴とする請求項7に記載のスライドレールキット。
  9. 第一レール、第二レール、スライドフレーム、プッシュ部材、およびアクチュエーターを備え、
    前記第二レールは、縦方向に前記第一レールに対して閉位置と延長位置との間で移動可能であり、
    前記スライドフレームは、前記第一レールにスライドするように取り付けられており、前記第二レールを積載し、前記第二レールの移動に従い、前記第二レールに対して差動するように移動し、
    前記プッシュ部材は、前記第一レールに移動可能に連接されており、且つ水平位置と傾斜位置との間で、移動可能であり、
    前記アクチュエーターは、前記第二レールに連接されており、前記水平位置に位置する前記プッシュ部材に対応し、
    前記スライドフレームの差動移動に偏差が生じると、前記第二レールの前記閉位置より前記延長位置への移動過程において、前記アクチュエーターは前記プッシュ部材を連動し、これにより前記プッシュ部材は前記水平位置より前記傾斜位置へと移動し、前記プッシュ部材は同時に前記スライドフレームの移動を連動し、前記偏差を修正し、且つ前記アクチュエーターは、前記プッシュ部材が前記傾斜位置にある時、放出されることを特徴とするスライドレールキット。
  10. 前記第一レールは、水平部、及び前記水平部に対して傾斜を呈する傾斜部を有し、
    前記プッシュ部材は、前記水平部と前記傾斜部との間で、移動可能であることを特徴とする請求項9に記載のスライドレールキット。
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