JP3197403U - フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具 - Google Patents

フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具 Download PDF

Info

Publication number
JP3197403U
JP3197403U JP2015000834U JP2015000834U JP3197403U JP 3197403 U JP3197403 U JP 3197403U JP 2015000834 U JP2015000834 U JP 2015000834U JP 2015000834 U JP2015000834 U JP 2015000834U JP 3197403 U JP3197403 U JP 3197403U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flower arrangement
arrangement base
user
mesh
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2015000834U
Other languages
English (en)
Inventor
陽一 今井
陽一 今井
Original Assignee
陽一 今井
陽一 今井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 陽一 今井, 陽一 今井 filed Critical 陽一 今井
Priority to JP2015000834U priority Critical patent/JP3197403U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3197403U publication Critical patent/JP3197403U/ja
Ceased legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】衣類や頭部に容易に取り付けることができ、しかも、従来の装飾具に比して多くの花卉類を取り付けることのできるフラワーアレンジベースを提供する。【解決手段】フラワーアレンジベースBは、使用者の身体に近接して装着する無端円形状に形成したベースフレーム25と、ベースフレーム上の任意の2点間に跨設した湾曲フレーム26を複数設けてドーム状としその表面を略格子状27に形成した花卉類23係止部と、を備える。複数の湾曲フレームは、互いに結合させることなく揺動可能とするのが好ましい。【選択図】図5

Description

本考案は、フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具に関する。
花や葉など植物の一部分や、これらをモチーフとした造花の如き模造品(以下、総称して花卉類という。)は、本邦にて古来より行われている生け花や、海外で培われてきたフラワーアレンジメント(以下、両者を含め、単にフラワーアレンジメントという。)の構成材料として広く用いられており、我々の目を楽しませている。
フラワーアレンジメントでは、花を生けるために種々の技法が存在するが、基本的には、配置した花卉類の位置を固定して全体的な意匠を保持する必要がある。
そこで従来、花卉類を配置する中心部分に、剣山や所謂オアシス(登録商標)の如き吸水性を有する樹脂発泡体をベースとして配置し、このベースに花卉類を穿刺して固定する技法が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−225010号公報
ところで、婚礼やパーティーなどの場では、身体や衣類に種々の装飾を施すことがある。
特に、花卉類は、これらを装飾として使用している者(以下、使用者という。)を華やかに演出するものとして極めて人気が高く装飾具として広く利用されている。
しかしながら、上記従来のベースは、花卉類で身体や衣類を装飾するには未だ不十分なものであった。
すなわち、前述の樹脂発泡体にあっては、使用者の腹部側に装飾を施す場合、花卉類を使用者の前方や側方へ伸延させて配置することとなるが、花卉類の自重や使用者の移動時の振動等により、樹脂発泡体から花卉類が脱落したり、樹脂発泡体がぼろぼろと崩れたりしてしまうこととなる。
また、前述した剣山は極めて鋭利であり、身体や衣類に取着すること自体が憚られる。
また、使用者の好みにもよるが、特に華やかな席においては花卉類のボリュームを大きくしたい場合もあるところ、従来のベースでは身体や衣類に取り付けた状態で花卉類の量を増加させるのは困難であった。
本考案は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持できるフラワーアレンジベースを提供する。
また、本考案では、同フラワーアレンジベースを備えることにより、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持できる装身具についても提供する。
上記従来の課題を解決するために、本考案に係るフラワーアレンジベースでは、使用者の身体に装着する無端状に形成したベースフレームと、同ベースフレーム上の任意の2点間に跨設した湾曲フレームを複数設けてドーム状としその表面を略格子状又は不定形の網目状に形成した花卉類係止部と、を備えることとした。
また、本考案に係るフラワーアレンジベースでは、前記複数の湾曲フレームは、互いに結合させることなく揺動可能としていることにも特徴を有する。
また、本考案に係る装身具では、使用者の身体に巻着する帯状体の表面に、請求項1又は請求項2に記載のフラワーアレンジベースを配設した。
また、本考案に係る装身具では、前記帯状体は、同帯状体の形状を保持するための可撓性を有する金属製の網状体と、同網状体の外表面側に取着して網状体を不可視化する外側装飾体と、前記網状体の内表面側に取着して同網状体による使用者の身体又は衣服の損傷を抑制する内側シート体とで構成したことにも特徴を有する。
また、本考案に係る装身具では、前記外側装飾体と前記網状体との間、又は、前記網状体と前記内側シート体との間に防水シート層を設けたことにも特徴を有する。
本考案に係るフラワーアレンジベースによれば、使用者の身体に装着する無端状に形成したベースフレームと、同ベースフレーム上の任意の2点間に跨設した湾曲フレームを複数設けてドーム状としその表面を略格子状又は不定形の網目状に形成した花卉類係止部と、を備えることとしたため、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持することができる。
また、前記複数の湾曲フレームは、互いに結合させることなく揺動可能としていることにより、フラワーアレンジベースに対する花卉類の装着を容易とすると共に、花卉類に対するフラワーアレンジベースからの圧力を緩和して、花卉類へのダメージを可及的に抑制することができる。
また、本考案に係る装身具によれば、使用者の身体に巻着する帯状体の表面に、前述のフラワーアレンジベースを配設したため、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持することができる。
また、前記帯状体は、同帯状体の形状を保持するための可撓性を有する金属製の網状体と、同網状体の外表面側に取着して網状体を不可視化する外側装飾体と、前記網状体の内表面側に取着して同網状体による使用者の身体又は衣服の損傷を抑制する内側シート体とで構成すれば、フラワーアレンジベースを身体に対してしっかりと保持しつつ、華やかに装飾することができ、しかも、身体や衣服に対して負荷を少なくすることができる。
また、前記外側装飾体と前記網状体との間、又は、前記網状体と前記内側シート体との間に防水シート層を設けることにより、生花を用いてブーケを形成した場合であっても、生花に供給する水等が衣服や身体に付着することを可及的防止することができる。
本実施形態に係る装身具の使用状態を示した説明図である。 本実施形態に係る装身具の外観を示した説明図である。 帯状体の構成を示した分解斜視図である。 本実施形態に係るフラワーアレンジベースの構築手順を示した説明図である。 ブーケ構成植物体の作成手順を示した説明図である。 フラワーアレンジベースを生花ヘッドドレスとして使用した状態を示す説明図である。 フラワーアレンジベースを生花ヘッドドレスとして使用した状態を示す説明図である。 使用者の頭部へのフラワーアレンジベースの取付け状態を示した説明図である。
本考案は、花卉類を取付けてブーケを形成するフラワーアレンジベースに関するものであり、使用者の頭部(髪)や衣類に直接取り付けたり、後述する帯状体を介して身体に取り付けることで使用者を装飾するものである。
ここで花卉類は、例えば生花であれば、一般にブーケ等に用いられるバラやユリ、ラナンキュラスやガーベラは勿論のこと、それ以外であっても特に限定されるものではない。
また、フラワーアレンジベースに取着する植物は花に限定されるものではなく、葉や蔓、果実等であっても良い。さらに花卉類は、必ずしも生の植物である必要はなく、例えば、花や葉の模造品であっても良い。
また、本考案に係るフラワーアレンジベースに特徴的には、使用者の身体に装着する無端状に形成したベースフレームと、同ベースフレーム上の任意の2点間に跨設した湾曲フレームを複数設けてドーム状としその表面を略格子状又は不定形の網目状に形成した花卉類係止部と、を備えることとしている。なお、ここで身体に装着とは、使用者の頭髪など身体の一部を取付対象とする場合は勿論のこと、使用者の衣服等を取付対象とする場合も意味している。
このような構成とすることにより、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持することができる。
このフラワーアレンジベースを構成するベースフレームは、無端状(環状)に形成されていればその形状は特に限定されるものではなく、円形や矩形、不定形など使用状況に応じて適宜変化させることができる。
湾曲フレームは、無端状に形成したベースフレーム上の任意の2点間に跨設したフレームであり、本実施形態に係るフラワーアレンジベースでは、この湾曲フレームを複数設けて表面を略格子状や不定形の網目状のドーム型に形成し、花卉類係止部としている。
この湾曲フレームの長さや曲率は特に限定されるものではなく、所望するフラワーアレンジベースの内容積に応じて適宜変化させることができる。また、湾曲フレームを設ける本数についても、装着する花卉類の大きさ等に応じた格子間隔を形成するよう適宜増減することができる。
また、ベースフレームに複数跨設した湾曲フレームは、その湾曲部分において互いに結合させないのが望ましい。湾曲フレームを互いに固定することを必ずしも排除するものではないが、結合させない状態とすることで、湾曲フレームを揺動可能とすることができ、フラワーアレンジベースに対する花卉類の装着を容易とすると共に、花卉類に対するフラワーアレンジベースからの圧力を緩和して、花卉類へのダメージを可及的に抑制することができる。すなわち、湾曲フレームの交点近傍は互いに略ねじれの位置関係とするのが良い。ただし、湾曲フレーム同士が接触していても良い。
また、湾曲フレームを構成する素材は特に限定されるものではないが、例えば金属製とすることができ、針金等を好適に用いることができる。特に、湾曲フレームとして針金等の金属線を用いた場合には、19番(φ1.016mm)から21番(φ0.8128mm)程度のものが良く、より好ましくは20番(φ0.9144mm)を採用することができる。このような径を有する金属線とした場合には、湾曲フレームに適度な弾性と塑性とを付与することができる。
このようにして形成したフラワーアレンジベースは、例えばヘアセットした頭髪に直接取り付けたり、衣類に取り付けることで使用者を華麗に演出することができる。
また、フラワーアレンジベースは、使用者の身体に巻着する帯状体の表面に配設することで装身具を形成することができる。
このような帯状体は、例えば使用者の腰に巻着する帯やコルセット状のものであったり、たすき状のものを挙げることができる。
特に本実施形態に係る装身具において帯状体は、同帯状体の形状を保持するための可撓性を有する網状体と、同網状体の外表面側に取着して網状体を不可視化する外側装飾体と、網状体の内表面側に取着して使用者の身体又は衣服と網状体との接触を緩衝する内側シート体とを備える少なくとも三層構造で構成しても良い。
網状体は、網目(編目)を有し可撓性を備えるものであれば特に限定されるものではなく、例えば金属製のものや樹脂製のものを使用することができる。金属製のものとして一例を挙げるならば、網目が5mm〜15mm程度の亀甲金網(所謂、チキンワイヤー)を好適に用いることができる。
外側装飾体は、使用者が装身具を身につけた際に、使用者とは別の看者から網状体が見えないようにできるものであれば特に限定されないが、看者に対して美観を起こさせるようなものであるのが好ましい。
このような外側装飾体としては、例えば、所定の柄がプリントされた樹脂製のシートや布地を挙げることができる。また、植物や植物の葉により外側装飾体を実現することもできる。
内側シート体は、網状体が使用者の身体や衣類に直接接触しないようガードする役目を果たす部位であり、例えば、樹脂製のシートや布地等を用いることができ、より好ましくはレース生地を採用することができる。なお、内側シート体は、身体又は衣服と網状体との接触を緩衝するシートや布地、編み地であれば良く、身体又は衣服と網状体とを非接触状態とするものを含むのは勿論のこと、網状体が衣服等に絡みつくことによる衣服の損傷を可及的に抑制できるものであれば孔部が形成されているものであっても良い。
また、網状体と内側シート体との間には、防水シート層を設けるようにしても良い。防水シート層は、フラワーアレンジベースに装着される生花の茎の切断面に配置した含水脱脂綿等からの漏水が使用者の身体や衣服に付着するのを防止できるものであれば良く、例えば樹脂フィルムを採用することができる。
また、このように形成した帯状体は、その両端部を相互に係止して無端状(環状)とするための係止部材を設けるようにしても良い。このような係止部材としては、例えば面ファスナーや、長さの調整が可能な延長ホック等を採用することができる。
以下、本実施形態に係るフラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具に関し、図面を参照しながら更に説明する。なお、説明の便宜上、まず本実施形態に係る装身具について言及し、その後、本実施形態に係るフラワーアレンジベースの詳細について言及する。
図1は、本実施形態に係る装身具Aの使用状態を示した説明図である。図1に示すように、婚礼に際してドレス10を着用した使用者Pは、装身具Aと花束11とで構成されるボディブーケ12を装着している。使用者Pの側腹部近傍には、装身具Aによって保持された花束11が位置しており、使用者Pを華麗に演出している。
図2は花束11を除いた状態のボディブーケ12、すなわち、装身具Aの構成を示した説明図である。図2に示すように装身具Aは、使用者Pの腰部に巻回して装着される腰部帯状体13aと、端部を腰部帯状体13aに係止して使用者Pの肩に掛け回すことで装着される肩部帯状体13bと、腰部帯状体13aの外表面に配設したフラワーアレンジベースBとで構成している。
腰部帯状体13a及び肩部帯状体13b(以下、総称して帯状体13ともいう。)は、図3に示すように、看者の目に触れる外表面側から使用者の身体に近い内表面側へ向けて外側装飾体20と網状体21と内側シート体22との三層で構成している。
外側装飾体20は、後述する網状体21が看者から見えないようにカバーする(不可視化する)ために設けられたものであり、本実施形態では大きめの観葉植物の葉20aを帯状体13の伸延方向に沿って複数枚貼着して構成している。
網状体21は、帯状体13の可撓性を維持しながら形状を保持するための構造材であり、本実施形態では網目の大きさが1cm程度の亀甲金網を採用している。また、この網状体21は、フラワーアレンジベースBを取り付けるための足場としても機能する。
内側シート体22は、網状体21が使用者の身体又は衣服に損傷をきたすのを抑制するための部材であり、本実施形態では所定のレース生地を採用している。なお、この内側シート体22は、網状体21が使用者の身体又は衣服と接触するのを抑制する(非接触状態とする)ものを採用することもできる。このような素材のうち、遮水性を有するものを内側シート体22として採用すれば、前述の防水シート層を兼ねることもできる。
このように、帯状体13は外側装飾体20と網状体21と内側シート体22との三層構造とすることにより、意匠性や保形性を備えつつ、後述のフラワーアレンジベースBを容易に取付け可能としている。なお、本実施形態において肩部帯状体13bについても三層構造としたが、肩部帯状体13bにフラワーアレンジベースBの取付けを行わない場合には、必ずしも肩部帯状体13bを三層構造とする必要はない。また、本実施形態では図示を省略するが、外側装飾体20と網状体21との間や、網状体21と内側シート体22との間に遮水性を有するシートを配置して防水シート層を設けるようにしても良い。
また、本実施形態に係る装身具Aでは、腰部帯状体13aと肩部帯状体13bとが使用者Pの身体の前面で交わる位置にフラワーアレンジベースBを配置し、花束11を形成可能としている。
図2に示すように本実施形態に係るフラワーアレンジベースBは、略中空半球状の形状を有しており、その表面を略格子状として花束11を構成する花や葉などのブーケ構成植物体23を複数本挿入可能としている。
図4は、本実施形態に係るフラワーアレンジベースBに関し、作成手順を追ってその構造を示した説明図である。図4に示すように、フラワーアレンジベースBを作成するにあたっては、まずその基礎となるベースフレーム25を用意する。
このベースフレーム25は、フラワーアレンジベースBの取付け領域を規定する部位であり、本実施形態では直径約10cmの円形リング状のものとしている。なお、ベースフレーム25は樹脂や金属で形成されたリングをそのまま採用しても良く、また、針金等で形成しても良い。
次に、このベースフレーム25に対して、湾曲フレーム26を配置する。本実施形態においてこの湾曲フレーム26は20番の太さの針金を用いて形成しており、ベースフレーム25の任意の2点間に円弧状に掛け渡し、両端部をベースフレーム25に巻き付けることで固定している。
次に、このような湾曲フレーム26をベースフレーム25に対して複数設け、全体的に略ドーム状に形成する。なお本実施形態では図4に示すように、湾曲フレーム26の端部を一点に集中させて経線状とし、これを直交させて格子状とすることにより配置しているがこれに限定されるものではなく、ベースフレーム25上のランダムな2点間に跨設して形成しても良い。
また、複数設けた湾曲フレーム26は、それぞれ互いに結合させることなく揺動可能としており、花卉類の装着を容易とすると共に、花卉類に対するベースフレーム25からの圧力を緩和して、花卉類へのダメージを可及的に抑制可能としている。
このように、ベースフレーム25上に複数の湾曲フレーム26を配設することで、図4の右側に示すように、ドーム表面が格子状となった(以下、この表面を格子状面27と称する。)フラワーアレンジベースBを構築することができる。すなわち、この格子状面27は、花卉類係止部として機能する部位となる。
なお、本実施形態では湾曲フレームを直交させて配置したことにより花卉類係止部を格子状に形成したが、前述の如くランダムに掛け渡すことにより、不定形の網目状に花卉類係止部を形成しても良い。この場合、大小種々の目部が形成されることとなり、花卉類の茎の太さなどに応じて挿入する目部を選択可能とすることができる。
次に、このように構成したフラワーアレンジベースBに装着して花束11を構成するブーケ構成植物体23について言及する。ブーケ構成植物体23は様々な花卉類を使用可能であるが、ここでは、生花のバラを例にブーケ構成植物体23の作成方法について言及する。
まず図5(a)に示すように、生花のバラ30の茎部31の下方に針金32を巻き付けて補強部33を形成する。この補強部33は、茎部31を折曲させた場合などにおける茎部31の変形状態を針金32が有する塑性により保持させるための部位である。
次に、図5(b)に示すように、バラ30の茎部31の切り口部34近傍に水を染みこませた綿(以下、含水綿35という。)を巻き付けて、バラ30に水分を供給可能とする。
次に、形成した補強部33や配置した含水綿35を覆うように保護テープ36を巻回して保護部37を形成し、形状を整えることでブーケ構成植物体23とする。なお、保護テープ36は市販のものを用いることができ、例えば、フローラテープ(登録商標)を好適に使用することができる。
そして、図5(d)に示すように、得られたブーケ構成植物体23の茎部31をフラワーアレンジベースBの格子状面27に形成された格子間部分に挿入し、ブーケ構成植物体23の保護部37を折曲させて湾曲フレーム26に係止することで固定する。このとき、針金32の塑性によって保護部37の折曲状態が保持される。この作業を繰り返すことにより、図1に示したように、フラワーアレンジベースBに花束11を形成することができる。
このように、本実施形態に係る装身具Aは、使用者Pの身体に巻着する帯状体13の表面にフラワーアレンジベースBを配設したことにより、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持することができる。
ところで、本実施形態に係るフラワーアレンジベースBは、必ずしも帯状体13と組み合わせて装身具Aを構築する必要はない。フラワーアレンジベースB単独であっても、衣類や頭部に容易に取り付けることができ、しかも、従来の装飾具に比して多くの花卉類を取り付けることのできるフラワーアレンジベースとして利用することができる。そこで次に、フラワーアレンジベースBを用いてヘッドドレスを形成した例について図6〜図8を参照しながら説明する。
図6は、生花ヘッドドレス40の使用状態を示した説明図である。図6に示すように、使用者Pの頭部41の頭髪42には、花束11を備えた生花ヘッドドレス40が装着されており、使用者Pの表情をより華やかに演出している。
この生花ヘッドドレス40は、使用者Pの頭髪42に係止したフラワーアレンジベースBに前述のブーケ構成植物体23を装着して花束11を構築することで形成しているものであり、フラワーアレンジベースBは図7に示すような状態で使用者Pの頭部41に取り付けられている。
具体的には、図8に示すように、フラワーアレンジベースBのベースフレーム25部分をアメピン43などのヘアピンを介して頭髪42に係止することで固定している。このように、本実施形態に係るフラワーアレンジベースBは、単体であっても頭髪42などに極めて容易に装着することができる。
また、取り外しも極めて容易であることから、例えばお色直しなど短時間で演出の雰囲気を変更する場合においても、円滑にその作業を行うことができる。
上述してきたように、本実施形態に係るフラワーアレンジベースBによれば、使用者の身体に近接して装着する無端状に形成したベースフレーム(例えば、ベースフレーム25)と、同ベースフレーム上の任意の2点間に跨設した湾曲フレーム(例えば、湾曲フレーム26)を複数設けてドーム状としその表面を略格子状に形成した花卉類係止部(例えば、格子状面27)と、を備えることとしたため、身体や衣類に取着した状態であっても、比較的多くの花卉類を取り付けることができ、また、使用者が動いた場合でも花卉類をしっかりと保持して脱落等を防止し、配置した花卉類の全体的な意匠を保持することができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本実施形態に係る装身具Aでは、腰部帯状体13aと肩部帯状体13bとの2つの帯状体13を有するものとして説明したがこれに限定されるものではなく、腰部帯状体13a又は肩部帯状体13bのいずれか一方を用い、フラワーアレンジベースBを設けて使用するようにしても良い。
また、帯状体13は使用者の腰や肩のみならず、手や脚などに装着するバンド状のものとしても良い。
12 ボディブーケ
13 帯状体
20 外側装飾体
21 網状体
22 内側シート体
23 ブーケ構成植物体
25 ベースフレーム
26 湾曲フレーム
27 格子状面
40 生花ヘッドドレス
41 頭部
42 頭髪
43 アメピン
A 装身具
B フラワーアレンジベース
P 使用者

Claims (5)

  1. 使用者の身体に装着する無端状に形成したベースフレームと、
    同ベースフレーム上の任意の2点間に跨設した湾曲フレームを複数設けてドーム状としその表面を略格子状又は不定形の網目状に形成した花卉類係止部と、を備えるフラワーアレンジベース。
  2. 前記複数の湾曲フレームは、互いに結合させることなく揺動可能としていることを特徴とする請求項1に記載のフラワーアレンジベース。
  3. 使用者の身体に巻着する帯状体の表面に、請求項1又は請求項2に記載のフラワーアレンジベースを配設したことを特徴とする装身具。
  4. 前記帯状体は、同帯状体の形状を保持するための可撓性を有する金属製の網状体と、同網状体の外表面側に取着して網状体を不可視化する外側装飾体と、前記網状体の内表面側に取着して同網状体による使用者の身体又は衣服の損傷を抑制する内側シート体とで構成したことを特徴とする請求項3に記載の装身具。
  5. 前記外側装飾体と前記網状体との間、又は、前記網状体と前記内側シート体との間に防水シート層を設けたことを特徴とする請求項4に記載の装身具。
JP2015000834U 2015-02-23 2015-02-23 フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具 Ceased JP3197403U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000834U JP3197403U (ja) 2015-02-23 2015-02-23 フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000834U JP3197403U (ja) 2015-02-23 2015-02-23 フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017082740A Continuation JP6404987B2 (ja) 2017-04-19 2017-04-19 フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3197403U true JP3197403U (ja) 2015-05-14

Family

ID=53277657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015000834U Ceased JP3197403U (ja) 2015-02-23 2015-02-23 フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3197403U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150164166A1 (en) Article and method for wire embedded headwear
JP2016195676A (ja) 装飾体
US2386682A (en) Headwear
JP6404987B2 (ja) フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具
JP3197403U (ja) フラワーアレンジベース及び同フラワーアレンジベースを備えた装身具
CN213961983U (zh) 一种蚕茧仿花型工艺品
KR101191352B1 (ko) 모피 장식물의 제조방법
US10820647B2 (en) Wearable hairpiece for partial head covering
US2352529A (en) Ornament
CN205337890U (zh) 一种可佩戴的装饰品
JP3187622U (ja) 帽子
CN202293471U (zh) 适于制作运动护具的布料
CN217243014U (zh) 能够实现高马尾效果的配件饰品
JP2003320042A (ja) マスク
US3222685A (en) Hair veiling and holding net
JP3215702U (ja) 装飾品
AU2004249078B2 (en) Flower supporting device
KR20180040396A (ko) 목도리 및 목걸이 겸용 스카프의 제조방법 및 상기 제조방법으로 제조한 목도리 및 목걸이 겸용 스카프
KR200389919Y1 (ko) 끈 길이 조절이 가능한 목걸이
JP3214289U (ja) 装飾用カバー
JP2017082358A (ja) 造花と造花の製作方法、造花を用いた装飾品
KR200476299Y1 (ko) 장식물이 구비된 머리핀
JP3199525U (ja) 帽子
JP3092045U (ja) マフラーを兼ねたツバ付き帽子
KR200409160Y1 (ko) 한 송이 꽃 장식대.

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3197403

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R321801

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R321801

ABAN Cancellation of abandonment
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350