JP3197314U - 溶接システム用ワイヤ保持環状部材 - Google Patents

溶接システム用ワイヤ保持環状部材 Download PDF

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Abstract

【課題】一方のコンテナから他方のコンテナへの溶接ワイヤの連続した流れを可能にするためのシステムを提供する。【解決手段】溶接ワイヤのコイルはコイル上端部及びコイル下端部を含む。各コンテナは、少なくとも一つの縦方向に延びる側壁、閉じた底部、溶接ワイヤを取り出すための上端部開口、及び、給送端部及び後端部が上端部開口近傍に配置可能であるようにワイヤコイルを受容するための、外装の内側のワイヤコイル受容空洞、を有する。ワイヤ保持環状部材700は、一方のコンテナ及び他方のコンテナ内のコイル上端部の上に配置される。ワイヤ保持環状部材700は、コイルの中心部から半径方向に延び、コイルの後端部がコイルの中心部から離れた位置から引き出されることを可能にする、スロット734を有する。【選択図】図7

Description

本出願は、溶接ワイヤのコイルを梱包し及び解くためのシステム、特に溶接システムに関し、より具体的には、複数のコンテナから溶接システムへコイル状に巻かれたワイヤを分配するためのワイヤ保持環状部材に関する。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2011年11月22日に出願された、米国特許出願番号13/302,491号の全ての内容を、参照により取り込む。
ワイヤは、しばしば最終使用者への配送のために容器内に梱包及び収容される。特に、例えば溶接又ははんだ付けのために使用されるようなワイヤは、ドラム又はコンテナの中に梱包されるように、コイル状に巻かれる。最終使用者へ輸送されると、任意の数の工程での使用のためにワイヤはコンテナから分配される。多くの場合、ワイヤはコンテナ内に残され、コイル全体を取り出すことなく必要に応じて測り、取り出される。容易な取り出しを促進するため、供給業者はしばしば、ワイヤがドラム内に送り込まれる際に、ワイヤにねじれを加える。これは、ワイヤが外側に引き戻される際に回転することなく出ることを助ける。
しかしながら、コイルをワイヤから分配することは、(数あるなかでも)もつれ合い又は結び目を形成することなくワイヤを円滑に解くという課題を提示する。もつれ合い又は結び目は、ワイヤの欠陥又は破損につながり、結果として費用のかかる稼働停止時間を生じ得る。ワイヤは、様々な仕組みで絡み得る。例えば、ワイヤの複数の輪がコイルの上端部から同時に持ち上げられて、ドラムから引かれる際にワイヤを絡み合わせ得る。その他の場合において、ワイヤの複数の輪がほどけてコイルの後側に落ち、ワイヤがより合わさる原因となり得る。これらの不具合及び他の不具合を克服するためのシステム及び方法が必要とされる。
(数あるなかでも)ワイヤを円滑に解くという課題は、本考案による溶接ワイヤのコイルを梱包し、解くためのシステム、又は本考案による保持環状部材によって解決される。一つの実施形態において、一方のコンテナから他方のコンテナへの溶接ワイヤの連続した流れを可能にするために、溶接ワイヤのコイルを梱包し、解く(unwinding)ためのシステムが用いられる。溶接ワイヤのコイルはコイル上端部及びコイル下端部を含み、溶接ワイヤの給送端部はコイル上端部から延び、ワイヤの後端部はコイル下端部から延び、一方のコンテナからの後端部は、他方のコンテナからの給送端部に接合可能である。システムは、少なくとも二つのコンテナであり、各コンテナは、少なくとも一つの縦方向に延びる側壁、閉じた底部、溶接ワイヤを取り出すための上端部開口、及び、給送端部及び後端部を上端部開口近傍に配置可能であるようにワイヤコイルを受容するための、外装の内側のワイヤコイル受容空洞、を有する、少なくとも二つのコンテナを有する。ワイヤ保持環状部材は、一方のコンテナ及び他方のコンテナ内のコイル上端部の上に配置される。ワイヤ保持環状部材は、内側半径及び内側間隙を有する不連続な内側環状部を有する。外側環状部は外側半径を有し、外側半径は内側半径よりも大きく、外側環状部は、内側環状部に関して実質的に同心円状に配置されている。複数のスポークは、内側環状部から外側環状部へ半径方向にそれぞれ延び、複数のスポークは、外側環状部と交差して外側環状部の外周に沿って複数の部分又は弧を作り出す。プレートは内側環状部から外側環状部へ半径方向に延び、プレートはスロット幅を持つスロットを有する。スロットは、内側環状部の不連続部を画成し、内側環状部から外側環状部の半径方向内側の位置へ弧状に延びる。スロットは、複数のスポークのうちの一本の代わりの位置に配置され、ワイヤの後端部はスロット内に配置される。ワイヤの高端部が内側環状部よりも外側環状部に近い位置に配置される場合、及び/又は、スポークが外側環状部の外側の位置でおよそ90度の角度で上方向に曲がっている場合、及び/又は、内側環状部の水平面の高さが外側環状部の水平面の高さよりも大きい場合、及び/又は、内側環状部の水平面の高さが外側環状部の水平面の高さと実質的に等しい場合、特に、スポークが外側環状部から内側環状部へ概して上向きに角度をつけられている場合、より具体的にはスポークの上向きの角度が、不連続な中間環状部から不連続な内側環状部に向かって、外側環状部から不連続な中間環状部への角度よりも大きい場合に、特に好ましい。さらに、他の実施形態において、第一のコイルの後端部が内側壁よりも外側壁に近い位置に配置される場合、及び/又は、外側壁が平面的な本体に対しておよそ90度の角度で上方に延びる場合は、特に好ましい。
他の実施形態において、一方のコンテナから他方のコンテナへの溶接ワイヤの連続した流れを可能にするために、溶接ワイヤのコイルを梱包し、解くためのシステムが用いられる。溶接ワイヤのコイルはコイル上端部及びコイル下端部を含み、溶接ワイヤの給送端部はコイル上端部から延び、ワイヤの後端部はコイル下端部から延び、一方のコンテナからの後端部は、他方のコンテナからの給送端部に接合可能である。システムは、少なくとも二つのコンテナであり、各コンテナは、少なくとも一つの縦方向に延びる側壁、閉じた底部、溶接ワイヤを取り出すための上端部開口、及び、給送端部及び前記後端部を上端部開口近傍に配置可能であるようにワイヤコイルを受容するための、外装の内側のワイヤコイル受容空洞、を有する、少なくとも二つのコンテナを有する。ワイヤ保持部材は、一方のコンテナ及び他方のコンテナ内のコイル上端部の上に配置される。ワイヤ保持部材は、外周部を有する平面的な本体、本体の外周から上方に延びる外側壁、本体から上方に延び、本体の中心部に開口部を画成する内側壁、及びスロット幅を持つスロットであり、スロットは、内側壁の不連続部を画成し、内側壁から外側壁の半径方向内側の位置へ弧状に延びる、スロット、を有する。第一のワイヤのコイルの後端部は、スロット内に配置される。
更に他の実施形態において、コイル上端部の上へ配置されるように構成されたワイヤ保持環状部材は、内側半径を有する内側環状部、外側半径を有する外側環状部状部であり、外側半径は内側半径よりも大きく、外側環状部状部は、内側環状部に関して実質的に同心円状に配置されている、外側環状部、及び内側環状部から外側環状部へ半径方向にそれぞれ延びる複数のスポーク、を有する。複数のスポークは、外側環状部と交差して外側環状部の外周に沿って複数の部分又は弧を作り出す。プレートは、内側環状部から前記外側環状部へ半径方向に延びる。プレートはスロット幅を持つスロットを有し、スロットは、内側環状部の不連続部を画成し、内側環状部から外側環状部の半径方向内側の位置へ弧状に延びる。スロットは、複数のスポークのうちの一本の代わりの位置に配置され、プレートは、内側環状部の不連続部に近接する位置でスロットを部分的に横切って延びるタブを更に有する。
この簡単な説明は、更に本明細書において後述される複数のコンセプトから選択されたものを、単純化した形で紹介するために提供された。この簡単な説明は、特許請求される対象物の重要な特徴又は不可欠な特徴を特定するように意図されておらず、特許請求される対象物の範囲を限定するために使用されるように意図されていない。さらに、特許請求される対象物は、本開示の如何なる部分において言及された如何なる又は全ての不利益を解決する実施形態にも限定されない。
本考案の特定の実施形態及び更なる利益が、以下の記述において更に詳細に記述されるように、説明される添付の図面にここで触れる。
図1は、コイルからのワイヤの後端部を、絡まり合いの恐れを低下させる位置に配置するためのワイヤ保持環状部材を有する、連続式の大型ワイヤシステムの斜視図である。 図2は、ワイヤ保持環状部材を備えたワイヤコイルの上方平面図である。 図3は、ワイヤ保持環状部材の第一の実施形態を備えたワイヤコイルの前方立面図である。 図4は、ワイヤ保持環状部材の第一の実施形態の上方斜視図である。 図5は、ワイヤ保持環状部材の第二の実施形態の上方斜視図である。 図6は、ワイヤ保持環状部材の第二の実施形態の前方立面図である。 図7は、ワイヤ保持環状部材の第三の実施形態の上方斜視図である。 図8は、ワイヤ保持部材の一つの実施形態の上方斜視図である。
これから図面を参照して、本考案のいくつかの実施形態又は実行の形態が、図面と併せて以下に記述される。図面において、同様の参照番号は明細書を通して同様の要素を参照する。対象の実施形態は、後端部をワイヤコイルの中心部から外に動かし、それにより後端部の給送端部との絡み合いの可能性を低減するために用いられるワイヤ保持環状部材に向けられる。この目的のために、ワイヤ保持環状部材は、コイルの上端部の上に配置される。ワイヤ保持環状部材は、後端部を配置するために、コイルの中心部からワイヤコイルの外縁へ半径方向外側に延びるスロットを含む。様々な例示的な溶接システムの文脈で以下に説明及び記述されるが、本考案は、説明された実施例に限定されない。
より具体的には、複数の対象の実施形態は、連続式の大型ワイヤコンテナ装置に関連する。その装置において、第一のコンテナはコイル上端部及びコイル下端部を有するワイヤのコイルを包含し、コイルの給送端部はコイル上端部から、かつコイルの中心部の開口から引き出される。コイルからの後端部もまたコイルの中心部から引き出され、それによりワイヤの給送作業中の給送端部と後端部との間での潜在的な絡み合いの危険を生じさせる。複数の対象の実施形態は、後端部をワイヤコイルの中心部から外へ動かし、それによりワイヤ端部の絡み合いの可能性を低減するために用いられる、ワイヤ保持環状部材に向けられる。この目的のために、ワイヤ保持環状部材は、コイルの上端部の上に配置され、コイルの中心部からワイヤコイルの外縁へ半径方向外側に延びるスロットを含む。この方法により、コンテナが開かれた時に、後端部は、保持環状部材内に形成されたスロット内の半径方向外側に向かって、絡み合いの危険を引き起こすことのない、コンテナの端に手動で配置されることができる。後端部は、異なる容器の中のコイルに接続されて、溶接機への連続的なワイヤ供給を提供してもよい。この装置は、溶接システムへの連続的なワイヤ供給を有効に提供することに適するように、繰り返して実行されてもよい。
図1は、例えば電気溶接又はアーク溶接などの溶接システムへ供給するための、連続的なワイヤ供給を促進するコイルシステム100を示す。対象の実施形態は、溶接システムへの溶接ワイヤの供給を促進して、コイルからワイヤが繰り出される際に起こり得る絡み合い又は他の障害を軽減するために相互に接続された、複数のワイヤコイルに関連する。第一のコンテナ102は第二のコンテナ104に隣り合っており、第一のコンテナ102はワイヤコイル106を収納し、第二のコンテナ104はワイヤコイル108を収納する。コイル106,108は、環形状の断面を持つ中空の集まりを形成するように渦巻き状に巻く、ある量の溶接ワイヤを含む。図1において、コンテナ102,104は、輸送又は他の運搬の間のコイルの動きを軽減するためにコンテナの内部に配置された複数の壁を有する。第一のコイルワイヤ106は、溶接システム又は他の適切な受け入れ構成要素へ繰り出される給送端部118を有する。後端部122は、位置142で第二のコイルの給送端部124へ溶接され、融合され又はその他の方法で結合される。
第一のコンテナ102及び第二のコンテナ104は隣り合って配置されており、それによって、ワイヤはコンテナ102から給送され、その後コンテナ104からワイヤを給送するように自動的に切り替えられる。コンテナ102内のワイヤが使い尽くされた後に、コンテナ104内のワイヤはその後、第二のコンテナから引かれる。第二のコンテナは、最終的には第一のコンテナの位置に移され、第二のコンテナの空の位置は後続のコイルワイヤの供給によって満たされる。二本のワイヤは、(例えは、標準的な突き合せ溶接を用いて)接続され、連続的な溶接ワイヤを作り出す。本明細書において使用される場合、用語“連続的な”は、第一のコンテナ102内のワイヤの後端部が、第二のコンテナ104内の第二のワイヤのコイル108の給送端部124に接続された、少なくとも二つのコンテナが一つの設備又は装置に存在することを意味する。同様に、第二のワイヤのコイル108の後端部126は、続いてその他のコンテナ等に接続されてもよい。
コンテナは、丸いドラム、一つ又はそれ以上の縦壁を備えた四角いボール紙のコンテナ又は溶接ワイヤの収容及び繰り出しに適した如何なる容器であってもよい。図1に示されるコンテナは、給送端部118,124及び後端部122,126をそれぞれ有するコイル106,108の形の、溶接ワイヤの補給品を含む。運搬時にコイルの後端部は自由であり、コイルの下端部にある後端部に到達するまで、給送端部がコイルから引かれる。その時、後端部は次のコイルの給送端部に接続されており、そのため一方のコイルから次のコイルへの自動的な切り替えが行われる。コンテナが輸送される時のコイルの後端部の配置を説明するために、コイル106の後端部122は、コイル106の下端部分152を基点とするものとして図示されている。したがって、コイル106が使い尽くされた時にコンテナから引かれるコイルの最後の部分が後部又は後端部122である。これは、コイル106が使い尽くされ、第一の(空の)コンテナ102の位置に移されたコイル108への切り替えによって置換された時に、次のコイルの給送端部に最終的に接続(例えば突き合わせ溶接)される端部である。
ワイヤコイル106は、上端部近傍150でコイル106の中間を延びる給送端部118及びコイル下端部154近傍でコイル106から延びる後端部122を更に含む。給送端部118は、コイルの中心部から溶接作業へ給送される。後端部122は、下端部近傍からコイルの下端部、その後上に向かう壁172を横切り、コイル106の中心部へ向かって延びるように配置される。同様に、ワイヤコイル108は、上端部152でコイル108の中心部から引き出される給送端部124を更に有する。第二のコイルの後端部126はコイル108の下端部154から配置され、第一のコイル106が使い尽くされるとすぐに配置される後続のコイルに接続される。ワイヤコイル106,108は、当技術分野で知られる如何なる巻き線技術によって巻かれた、当技術分野で知られる如何なるコイルであってもよく、包装の下端部に配置されたコイル下端部及び反対側に向いたコイル上端部を有してもよい。ワイヤコイル106,108は、コイル下端部とコイル上端部との間に延びる円筒状の外周面及び円筒状の内周面を有してもよい。溶接ワイヤがコンテナ102,104内に巻かれる方法により、ワイヤ106,108の個々の回旋は、コイル内の半径方向外側への力及びコイル内の上方へのバネ力を生み出す自然な傾向を持つことができる。上方へのバネ力は、以下により詳細に記述されるワイヤ保持環状部材130によって維持及び規制される。コイル106,108の半径方向外側への力は、コンテナ102,104の壁によって、少なくとも部分的に規制される。
コンテナ102,104の内部は、ワイヤコイル106,108をそれぞれ受容するように構成される。一つの実施形態において、コンテナ102,104は丸い断面を有するドラム状であってもよい。代替的な実施形態は、底板160によって一体に接続された4枚の側壁156を有する立方体状のコンテナを組み込んでもよい。コイル状に巻かれたワイヤ106,108の外周を内設させる多角形の境界を作り出す、複数の挿入部材が加えられてもよい。具体的には、八角形の境界を作り出す複数の隅挿入部材158が、コンテナ102,104内に縦方向に配置されてもよい。図示されていないか、コンテナ102,104はまた、例えば縦方向に延びる裏張り、防湿剤、締め具機構又は他の溶接ワイヤ梱包部品のような、内側梱包部品を含んでもよい。追加的に、コンテナ102,104は、屑及び他の混入物質が各コンテナに入ることを防止するように構成された、図示されていないコンテナ蓋によって覆われてもよい。
ワイヤ保持環状部材130は、複数のコンテナ102,104のそれぞれの中で、コイルの上端部の上に配置される。図1に示されるように、ワイヤ保持環状部材130は、3つの同心円状に配置された不連続な環状部、すなわち、内側環状部162、中間環状部164及び外側環状部164を有する。内側環状部は、複数のスポーク168を用いて中間環状部及び外側環状部に結合される。スポーク168は、図示されるように、好ましくは内側環状部の周囲で規則的に離して弧状の間隔で配置される。スポーク168は、内側環状部162及び外側環状部166の近傍の両方で上向きの延長部を有してもよい。代替的に又は付加的に、スポーク168は、コンテナ102,104の内側の壁に(例えば隅部内で)突き当たるために、外側環状部166の半径を超えて延びてもよい。ワイヤ保持環状部材130は、図2に示されるように第一のスロットレール136及び第二のスロットレール138によって画成されたスロット134を有する。スロット134は、構造上の堅牢性のためにスポーク168の代わりに配置されてもよく、図2及び図4に示され、内側環状部162から外側環状部166へ延びる。内側環状部は内側間隙222を有し、中間環状部は中間間隙224を有して連続的なスロットを提供する。一つの実施形態において、スロット134は、内側環状部162から外側環状部166へ延びる単一のスロットである。図4に最も良く表されるように、スロットは、内側環状部162から外側環状部166へ延びる、第一のスロットレール136及び第二のスロットレール138で構成されている。
図4に示されるように、接続要素412が外側環状部166に配置される。接続要素412は、第一のスロットレール136を第一の補助レール214に接続する第一の縦レール414を含む。接続要素412内の第二の縦レール416は、第二のスロットレール138を第二の補助レール216に接続する。上記の形状において、重複するスロット配置が用いられる第一の実施形態と同様に、後端部122はコイルの中心部から離れた位置へ動かされることができる。しかしながら、スロットの配置にかかわらず、絡み合いを招かないことを確かにし、後端部122から異なるコイルの給送端部(例えば給送端部124)への単純化された接続を可能にするために、後端部をコイルの中心部の繰り出し位置から離れた位置へ動かす実質的に如何なる形状も、意図されている。この方法により、第一のワイヤコイル106からの後端部122は、ワイヤコイル106の中心部から遠位の位置に配置され、保持されることができる。ワイヤ118の給送端部は溶接機又は他の受け入れ構成要素へ繰り出されているが、ワイヤの後端部122は、そのような繰り出しと干渉することがなく、複数のワイヤ端部の絡み合い又は干渉によるその他の悪影響を防ぐことができる。接続要素412は外側環状部166の外縁を超えて延びるように示されたが、設計をそのように限定する必要はなく、接続要素は外縁で又は内側で末端部を成してもよい。
ワイヤ保持環状部材130は、鉄、アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレススチール及び真鍮を含むが、これらに限定されない、多種多様な材料で作られることができる。代替的に又は追加的に、ワイヤ保持環状部材130内の構成要素は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、三元共重合体、及び/又はポリマーを含むことができる。モノオレフィン及びジオレフィンのポリマーは、例えば、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−1、ポリメチルペンテン−1、ポリイソプレン又はポリブタジエンを含み得る。加えて、例えばシクロペンテン又はノルボルネン、ポリエチレン(任意的に架橋されてもよい)のシクロオレフィンのポリマー、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)及び直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が使用されてもよい。これらのポリマーの混合物、例えば、ポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合物、ポリエチレンとポリプロピレンとの混合物(例えばPP/HDPE)もまた、使用されてもよい。モノオレフィン及びジオレフィンの互いの共重合体又は例えばエチレン/プロピレン、LLDPEのような他のビニルモノマーとの共重合体、及びそのLDPE、プロピレン/ブテン−1、エチレン/ヘキセン、エチレン/エチルペンテン、エチレン/ヘプテン、エチレン/オクテン、プロピレン/ブタジエン、イソブチレン/イソプレン、エチレン/アルキルアクリレート、エチレン/アルキルメタクリレート、エチレン/ビニルアセテート(EVA)又はエチレン/アクリル酸共重合体(EAA)及びそれらの塩(イオノマー)との混合物、及びエチレンとプロピレン及び、例えばヘキサジエン、ジシクロペンタジエン又はエチリデン−ノルボルネンのようなジエンの三元共重合体もまた、有用である。そしてまた、そのような共重合体の混合物及びそれらの上記のポリマーとの混合物、例えば、ポリプロピレン/エチレン−プロピレン共重合体、LDPE/EVA、LDPE/EAA、LLDPE/EVA及びLLDPE/EAAも有用である。
熱可塑性ポリマーはまた、スチレンポリマーを含んでもよい。例えば、ポリスチレン、ポリ−(p−メチルスチレン)、ポリ(アルファ−メチルスチレン)、スチレン、パラメチルスチレン又はアルファ−メチルスチレンとジエン又はアクリル誘導体との共重合体、例えば、スチレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/アルキルメタクリレート、スチレン/無水マレイン酸、スチレン/ブタジエン/エチルアクリレート、スチレン/アクリロニトリル/メチルメタクリレート;スチレン共重合体及び他のポリマーからの、例えば、ポリアクリレート、ジエンポリマー又はエチレン/プロピレン/ジエン三元共重合体からの高衝撃強度の混合物;及びスチレンのブロック共重合体、例えば、スチレン/ブタジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレン、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン又はスチレン/エチレン/プロピレン/スチレンを含んでもよい。スチレンポリマーは、代替的又は追加的に、スチレン又はα-メチルスチレンのグラフト共重合体を含んでもよい。例えば、ポリブタジエン上のスチレン、ポリブタジエン−スチレン又はポリブタジエン−アクリロニトリル上のスチレン;ポリブタジエン上のスチレン及びアクリロニトリル(又はメタクリロニトリル);ポリブタジエン上のスチレン及び無水マレイン酸又はマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及び無水マレイン酸又はマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びメタクリル酸メチル、ポリブタジエン上のスチレン及びアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレート、エチレン/プロピレン/ジエン三元共重合体上のスチレン及びアクリロニトリル、ポリアクリレート又はポリメタクリレート上のスチレン及びアクリロニトリル、アクリレート/ブタジエン共重合体上のスチレン及びアクリロニトリルを含んでもよく、そしてまた、上記の複数のスチレン系共重合体の混合物を含んでもよい。
亜硝酸ポリマーも有用である。これらは、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルのようなその類似体の単独重合体及び共重合体、例えば、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル/ブタジエンポリマー、アクリロニトリル/アルキルアクリレートポリマー、アクリロニトリル/アルキルメタクリレート/ブタジエンポリマー、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)、及びメタクリロニトリルを含有するABSを含む。
また、アクリル酸に基づくポリマー、例えは、アクリル酸、メタクリル酸、メチルメタクリル酸及びエタクリル酸、及びそれらのエステルを使用してもよい。そのようなポリマーは、アクリロニトリル型モノマーの全部又は一部がアクリル酸エステル又はアクリル酸アミドで置き換えられている、ポリメチルメタクリレート及びABS型グラフト共重合体を含む。また、アクロレイン、メタクロレイン、アクリルアミドおよびメタクリルのような、他のアクリル型モノマーを含むポリマーを使用してもよい。
ハロゲン含有ポリマーも有用であり得る。これらは、ポリクロロプレン、エピクロロヒドリン単独重合体及び共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、フッ素化ポリビニリデン、臭素化ポリエチレン、塩素化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニルプロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル−塩素化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、及び内部可塑化ポリ塩化ビニルのような樹脂を含む。
他の有用な熱可塑性ポリマーは、環状エーテルの単独重合体及び共重合体を含む。例えば、ポリアルキレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド又はそれらとビスグリシジルエーテルとの共重合体;ポリオキシメチレン及びコモノマーとしてエチレンオキシドを含むそれらのポリオキシメチレンのようなポリアセタール;熱可塑性ポリウレタン、アクリレート又はメタクリロニトリルで修飾され、ABSを含有するポリアセタール;ポリフェニレン酸化物及び硫化物、及びポリフェニレン酸化物とポリスチレン又はポリアミドとの混合物;ポリカーボネート及びポリエステル−カーボネート;ポリスルホン、ポリエーテルスルホン及びポリエーテルケトン;及び、ジカルボン酸とジオールから及び/又はヒドロキシカルボン酸又は対応するラクトンから誘導されたポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチロール−シクロヘキサンテレフタレート、ポリ−[2,2,4−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン]テレフタレート及びポリヒドロキシベンゾエートを含む。そしてまた、ヒドロキシル末端基を有するポリエーテルから誘導されたブロックコポリエーテルエステルを含む。
ジアミン及びジカルボン酸から、及び/又はアミノカルボン酸又は対応するラクタムからら誘導されたポリアミド及びコポリアミドは、有用であり得る。例えば、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド−6/6、ポリアミド−6/10、ポリアミド−6/9、ポリアミド−6/12、ポリアミド−4/6、ポリアミド−11、ポリアミド−12、メタキシレン、ジアミン及びアジピン酸の縮合によって得られる芳香族ポリアミド;ヘキサメチレンジアミン及びイソフタル酸及び/又はテレフタル酸及び任意的に重合調節剤としてのエラストマから調製されるポリアミド、例えば、ポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド又はポリ−m−フェニレンイソフタルアミドは、有用であり得る。さらに、前述の複数のポリアミドと、ポリ−オレフィン、オレフィン共重合体、アイオノマー又は化学的に結合又はグラフトされたエラストマとの共重合体;又はポリエーテルとの共重合体を使用してもよい。例えば、前述の複数のポリアミドと、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコール、及びポリアミド、又はEPDM又はABSで修飾されたコポリアミドとの共重合体を使用してもよい。
材料に関わらず、厚さを増大させること及び/又は環状部162,164,166及びスポーク168の構造物の材料を置換することによって、ワイヤ保持環状部材130の硬さに変化を持たせ、ワイヤコイルから溶接ワイヤをほどく作業の間の環状部材本体の変形又は歪みを最小化することができることが、明確に理解されるであろう。この構成要素の厚みの変化又は多様性はまた、異なる溶接ワイヤの種類及び寸法と共に使用され得る、様々は重量に対応する。例えば、ワイヤ保持環状部材130は、溶接ワイヤのゲージ、溶接ワイヤのねじれ、溶接ワイヤの材料及び他の関連要因に対して様々な重量範囲を有してもよい。一つの実施形態において、ワイヤ保持環状部材130は、1から7ポンド(約0.4536から3.175kg)の間の重量を有し、これは異なるワイヤを使用するために調整することができる。例えば、ワイヤ保持環状部材130は、より重いゲージの溶接ワイヤと共に使用される場合は5ポンド(約2.268kg)の全重量を有してもよい一方で、ワイヤ保持環状部材130は、比較的細いゲージの溶接ワイヤと共に使用される場合は2ポンド(約0.9072kg)の全重量を有する。スポークの追加又は除去、及び/又は材料厚の変化は、結果として所望の重量を得るために用いられてもよい。この方法により、ワイヤ保持環状部材130は、コイルを下方へ圧縮すること又は上から圧縮することにより、コイル106,108からのワイヤの繰り出しに干渉することがない。
図2は、内側環状部162、中間環状部164及び外側環状部166の構成を説明するために、ワイヤ保持環状部材130の上方平面図を示す。図示されるように、複数の不連続な環状部は、互いに対して同心円状に配置され、複数のスポーク168を介して一体的に結合されている。単一の中間環状部164が図示されているが、各用途のために適切であれば、中間環状部を除外することを含め、実質的に如何なる数の中間環状部164でも用いられ得ることが、明確に理解されるべきである。図示されるように、後端部122は、スロット134から抜け出ており、内側環状部から遠位側の位置に配置されるように示される。給送端部118は、コイル106から、内側環状部を通って溶接システムのような受け入れ構成要素の中に繰り出される。
図3は、ワイヤ保持環状部材130内の複数の環状部によって画成される水平面の高さを示す。内側環状部162は、中間環状部164及び外側環状部166に対して高い位置に置かれ、コイル106からの給送端部118の繰り出しに柔軟性を持たせるように示される。中間環状部及び外側環状部に対する内側環状部162の高さは様々であってよく、様々な用途において、中間環状部及び外側環状部の高さと等しいか又は中間環状部及び外側環状部よりも低くてもよい。外側環状部166に対する中間環状部164の高さは、実質的に同じである。内側環状部162の高さは中間環状部164及び外側環状部166よりも高いので、スロット134は、内側環状部に向かって上向きの角度に向けられ得る。この構成は、コイルから及び各コンテナの外へ、内側環状部を通して上方向にワイヤを繰り出すことを容易にすることができる。
図5は、ワイヤ保持環状部材の第二の実施形態の上方斜視図であり、ワイヤ保持環状部材500を示す。ワイヤ保持環状部材500は、互いに軸方向に同心円状に並べられた不連続な内側環状部562、不連続な中間環状部564及び外側環状部566を有する。内側環状部562は半径Aを有し、中間環状部564は半径Bを有し、そして外側環状部566は半径Cを有する。半径Cは半径Bよりも大きく、半径Bは半径Aよりも大きい。加えて、内側環状部によって画成される水平面の高さは外側環状部の高さよりも大きく、上向きの動きで内側環状部562の中心部から引き出されたワイヤを収容することができる。中間環状部564の高さは、外側環状部566と実質的に同じである。中間環状部564に対する内側環状部562の高さは、図6に示される。
複数のスポーク568は、内側環状部562から外側環状部566へ延び、ワイヤ保持環状部材500へ構造的な支持及び追加的な重量を提供し、コンテナ内での位置を維持する。スポークは環状部562,564及び566のそれぞれに結合されているので、外側環状部566及び中間環状部564に対する内側環状部の高さにより、スポークは外側環状部から内側環状部へ概して上向きに角度をつけられている。一つの例において、本実施形態に示されるように、ワイヤ保持環状部材500は、内側環状部562から外側環状部566へ半径方向にそれぞれ延びる8本のスポーク568を有する。8つの隅部を(例えば、上記の図1及び2に示されるような8つの縦壁の交点で)有するコンテナにおいて、各スポーク568は、隅部内に配置され、コンテナ内のワイヤ保持環状部材500の横方向の動きを軽減する。スポークの長さは、半径Cよりも小さくても、実質的に同じでも又は大きくてもよい。一つの実施形態において、スポーク568は半径Cよりも長い。スポーク568は、外側環状部と交差して外側環状部566に沿って弧長592の複数の部分又は弧を作り出す。複数のスポークは外側環状部の周りに実質的に同等なオフセット角度で配置されるので、複数のスポークの間の弧の距離は、実質的に同等な弧長592を有する。複数のスポーク568は、内側の末端部582及び外側の末端部584を持ち、先端の末端部582及び584はおよそ90度の角度で上方向に曲がっている。この構成もまた、ワイヤと保持環状部材500との絡まり合いの危険を軽減することができる。
ワイヤスロット534は、第一のスロットレール526及び第二のスロットレール528によって画成され、両方のレールは、内側環状部562から外側環状部566へ延びる。ワイヤスロット534は、概して一本のスポーク568の代わりの位置に配置され、全体の構造的な完全性を維持する。内側環状部の内側間隙572及び中間環状部の中間間隙574は、ワイヤ保持環状部材の内側から外側への連続的なスロットの形成を助けるように作られる。一つの実施形態において、内側間隙572の幅は中間間隙574の幅よりも小さい。しかしながら、内側間隙572は中間間隙574に対して実質的に如何なる寸法の幅でもとり得ることが明確に理解されるべきである。ワイヤスロット534を使用して、使用者は、ワイヤの後端部(例えば、後端部122)を内側環状部562から外に出して、図6に示されるように、例えば中間環状部564と外側環状部566との間のような、外側環状部566近傍の位置へ動かすことができる。その一方で、ワイヤの給送端部は内側環状部から溶接作業へ向けて引き出される。コンテナ内のコイルの上端部から下端部までコイルが使い尽くされるにつれて、ワイヤはワイヤスロット534から引き上げられる。後端部は第一のコンテナの外へ持ち上げられて、第二のコンテナ内の第二のコイルの給送端部となる。この連続的なワイヤ構成を促進するため、後端部は、第二のコイルの給送端部に融合、溶接又はその他の方法で接続される。後続のコイルは全てワイヤ保持環状部材を有することができるため、ワイヤは、これに関連する如何なる絡み合いをも軽減しつつ、溶接システムへ効率的に連続的なワイヤ供給を提供することができる。
図7は、ワイヤ保持環状部材700の第三の実施形態の上方斜視図である。ワイヤ保持環状部材700は、互いに軸方向に同心円状に並べられた又は同軸的な、不連続な内側環状部762、不連続な中間環状部764及び外側環状部766を有する。内側環状部762は半径Aを有し、中間環状部764は半径Bを有し、そして外側環状部766は半径Cを有する。半径Cは半径Bよりも大きく、半径Bは半径Aよりも大きい。
加えて、内側環状部762によって画成される水平面の高さは外側環状部766によって画成される水平面の高さよりも大きく、上向きの動きで内側環状部の中心部から引き出されたワイヤを収容することができる。中間環状部764によって画成される水平面の高さは、外側環状部766によって画成される水平面の高さと実質的に同じである。
複数のスポーク768は、内側環状部762から外側環状部766へ延び、ワイヤ保持環状部材700へ構造的な支持及び追加的な重量を提供し、コンテナ内でのワイヤ保持環状部材700の位置又は指標を維持する。スポークは環状部762,764及び766のそれぞれに結合されているので、外側環状部766及び中間環状部764に対する内側環状部の高さにより、スポークは外側環状部から内側環状部へ概して上向きに角度をつけられている。一つの例において、本実施形態に示されるように、ワイヤ保持環状部材500は、内側環状部762から外側環状部766へ半径方向にそれぞれ延びる7本のスポーク768を有する。8つの隅部を(例えば、上記の図1及び2に示されるような8つの縦壁の交点で)有するコンテナにおいて、各スポーク768は、隅部内に配置され、コンテナ内のワイヤ保持環状部材700の横方向又は回転方向の動きを軽減する。スポークの長さは、半径Cよりも小さくても、実質的に同じでも又は大きくてもよい。一つの実施形態において、スポーク768は半径Cよりも長い。スポーク768は、外側環状部と交差して外側環状部766に沿ってある弧長の複数の部分又は弧792を作り出す。複数のスポーク768は外側環状部766の周りに実質的に同等なオフセット角度で配置されるので、複数の弧792は、実質的に同等な弧長を有する。複数のスポーク768は、内側の末端部782及び外側の末端部784を持ち、外側の末端部784はおよそ90度の角度で上方向に曲がっている。コンテナと共に環状部材700の動きを低減することに加え、これら上方に曲がった末端部782,784は、保持環状部材700とのワイヤの絡まり合いの危険も軽減することができる。
図7に示される実施形態において、ワイヤ保持環状部材700はまた、プレート730を有する。プレート730は内側環状部762から外側環状部766へ半径方向に延び、内側環状部762及び外側環状部766で環状部材700に固定される。加えて、プレート730は中間環状部764にも固定されてもよい。プレート730は、溶接、はんだ付け又は当業者に知られる他の接合技術によって、環状部762,764,766に固定されてもよい。複数の窓部738がプレート730に設けられている。窓部によって材料がない部分が生じることで、繰り出し中に溶接ワイヤが接触するプレートの表面積が減少し、それによりワイヤコンテナからの繰り出し中に溶接ワイヤが受ける摩擦の大きさを低減させることができる。
プレート730はまた、スロット幅を持つスロット734を有する。スロット734は、内側環状部762及び中間環状部764の不連続部又は間隙を画成し、内側環状部の不連続部から外側環状部766の半径方向内側の位置へ半径方向に延びる。タブ736は、プレート730に設けられ、内側間隙764又は内側環状部762の不連続部に近接する位置でスロット734を部分的に横切って延びる。タブ736は、ワイヤ繰り出し中に、繰り出されている溶接ワイヤが間隙734内に捕捉又は固着されることを軽減するように、内側環状部762でスロット734を狭める働きをする。タブ736はスロット734の一方の壁から突出する部材として設けられているが、タブの同一の利益を達成するために、スロット734が外側環状部766から内側環状部762に向かって徐々に細くなってもよいことも想定されている(図7に示されていない)。スロット734は湾曲され又は弧状に曲げられ、したがって、内側環状部762から外側環状部766に向かって弧状に延びることが示されるが、代替的に、内側環状部762から外側環状部766に向かって直線的に延びてもよい。ワイヤスロット734は、概して一本のスポーク768の代わりの位置に配置され、全体の構造的な完全性を維持する。内側環状部762の不連続部又は間隙772及び中間環状部764の不連続部又は間隙774は、ワイヤ保持環状部材の内側から外側への連続的なスロットの形成を助けるように形成される。一つの実施形態において、内側間隙772の幅は中間間隙774の幅よりも小さい。しかしながら、内側間隙772は中間間隙774に対して実質的に如何なる寸法の幅でもとり得ることが明確に理解されるべきである。ワイヤスロット734を使用して、使用者は、ワイヤの後端部を内側環状部762から外に出して、例えば中間環状部764と外側環状部766との間のような、外側環状部766近傍の位置へ動かすことができる。その一方で、ワイヤの給送端部は内側環状部762から溶接作業へ向けて引き出される。コンテナ内のコイルの上端部から下端部までコイルが使い尽くされるにつれて、ワイヤはワイヤスロット734から引き上げられる。ワイヤの後端部は第一のコンテナの外へ持ち上げられて、第二のコンテナ内の第二のコイルの給送端部となる。この連続的なワイヤ構成を促進するため、後端部は、第二のコイルの給送端部に融合、溶接又はその他の方法で接続される。後続のコイルは全てワイヤ保持環状部材を有することができるため、ワイヤは、これに関連する如何なる絡み合いをも軽減しつつ、溶接システムへ効率的に連続的なワイヤ供給を提供することができる。
ワイヤ保持環状部材170は、鉄、アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレススチール、真鍮、及び本明細書において上述した様々な種類の金属材料及びプラスチック材料を含むが、これらに限定されない、多種多様な材料で作られることができる。
ワイヤ保持環状部材の第四の実施形態の上方斜視図であり、ワイヤ保持部材800を示す。ワイヤ保持部材800は、外周部を有する実質的に平面的な本体860、内側壁862及び外側壁866を有する。図8の実施形態において示されるように、平面的な本体の外周部は八角形であり、そのような形状は、保持部材800の角部810の数が溶接ワイヤのコンテナ内の隅部の数と等しくなるように、設計されている。保持部材800が溶接ワイヤコンテナ内に置かれた時に、この形状は、溶接ワイヤの繰り出しの間、コンテナ内のワイヤ保持環状部材の横方向又は回転方向の動きを軽減する。もちろん、円形の外周部及び他の多角形の外周部も予期されており、様々な溶接ワイヤコンテナの内部形状に対応するように構成されることができる。平面的な本体860は、複数の視認用スロット868を有する。視認用スロット868は、ワイヤが繰り出されている間に、使用者がコンテナ内の溶接ワイヤの高さを監視することを可能にするために設けられる。図8に示される視認用スロット868は、平面的な本体の全体を通して等しい間隔で離して配置されており、内側壁862から外側壁866に向かって弧状に延びる。とはいえ、視認用スロット868はまた、直線状、斜線状又は他の形状で内側壁から外側壁に向かって弧状に延びてもよい。
タブ836は内側壁862に設けられ、内側壁862の不連続部に近接する位置でスロット834を部分的に横切って延びる。タブ836は、ワイヤ繰り出し中に、繰り出されている溶接ワイヤが間隙834内に捕捉又は固着されることを軽減するように、内側壁862でスロット834を狭める働きをする。タブ836はスロット834の一方の壁から突出する部材として設けられているが、タブの同一の利益を達成するために、スロット834が外側環状部866から内側環状部862に向かって徐々に細くなってもよいことも想定されている。
図8に示される実施形態において、内側壁862は円錐台形の形状であり、実質的に平面的な本体860から上方に延びる。その上端部において、内側壁862は円形の形状であり、平面的な本体860の中心部に配置される開口部850を画成する。溶接ワイヤのコンテナ内に挿入された場合に、開口部850は、溶接ワイヤのコイルの長手軸と同軸になるように正しい位置に置かれる。換言すれば、開口部850及びコイル状に巻かれた溶接ワイヤは共通の軸を共有する。また、外側壁866も実質的に平面的な本体860から上方に延び、平面的な本体の外周部の周りを連続的に延びる。図8の場合のように、外側壁866は、角部810で交差する複数の壁の形で設けられる。角部810の数はコンテナ内部の隅部の数に等しい。そのような多角形の形状において、各壁は壁長さ892を持ち、壁長さは溶接ワイヤコンテナの内壁の長さと実質的に等しいことが示される。
複数の視認用スロット868のうちの一つの代わりに位置に、ワイヤスロット834が設けられる。ワイヤスロット834はスロット幅を持ち、内側壁862の不連続部又は間隙を画成する。ワイヤスロット834は、内側壁862の不連続部から外側壁866の半径方向内側の位置へ半径方向に延びる。ワイヤスロット834は、湾曲され又は弧状に曲げられ、したがって、内側壁862から外側壁866に向かって弧状に延びることが示されるが、代替的に、内側環状部から外側環状部に向かって直線的に延びてもよい。ワイヤスロット834は、概して一つの視認用スロット868の代わりの位置に配置され、全体の構造的な完全性を維持する。内側間隙872又は内側壁862の不連続部は、ワイヤ保持部材800の内側から外側への連続的なスロットの形成を助けるように形成される。ワイヤスロット834を使用して、使用者は、ワイヤの後端部を内側壁862から外に出して、外側壁866近傍の位置へ動かすことができる。その一方で、ワイヤの給送端部は内側壁862から溶接作業へ向けて引き出される。コンテナ内のコイルの上端部から下端部までコイルが使い尽くされるにつれて、ワイヤはワイヤスロット834から引き上げられる。ワイヤの後端部は第一のコンテナの外へ持ち上げられて、第二のコンテナ内の第二のコイルの給送端部となる。この連続的なワイヤ構成を促進するため、後端部は、第二のコイルの給送端部に融合、溶接又はその他の方法で接続される。後続のコイルは全てワイヤ保持環状部材を有することができるため、ワイヤは、これに関連する如何なる絡み合いをも軽減しつつ、溶接システムへ効率的に連続的なワイヤ供給を提供することができる。
ワイヤ保持部材800は、鉄、アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレススチール、真鍮、及び本明細書において上述した様々な種類の金属材料及びプラスチック材料を含むが、これらに限定されない、多種多様な材料で作られることができる。
上記した複数の実施例は、本考案の様々な態様のいくつかの可能な実施形態の単なる例示であり、他の当業者は、本明細書及び添付の図面を読み、理解することによって均等な代替及び/又は変更に想到するであろう。特に、上述した構成要素(アセンブリ、デバイス、システム、回路等)によって実行される様々な機能に関して、そのような構成要素を記述するために使用される用語(「手段」への参照を含む)は、別段の指示がない限り、たとえ、例示された本考案の実施形態においてその機能を実行する開示された構造と構造的に同等ではなくとも、例えばハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組合せのような、記述された構成要素の特定の機能を実行する如何なる構成要素(例えば、機能的に同等なもの)にも対応するように意図されている。加えて、特定の本考案の特徴は、いくつかの実施形態のうちの一つのみに関して開示され得るが、上記の特徴は、任意の所与の又は特定の用途について望ましく有利であるように、他の実施形態の一つ又はそれ以上の他の特徴と組み合わされてもよい。また、用語「含んでいる」「含む」「持っている」「持つ」「備えた」又はそれらの異形が詳細な説明及び/又は特許請求の範囲において使用される範囲において、上記の複数の用語は、用語「有する」と同様に包括的であることが意図されている。
本明細書は、本考案を開示するために、最良の形態を含む複数の実施例を使用する。また、本明細書は、当業者が本考案を実践することを可能にするために、あらゆる装置又はシステムの製造及び使用並びにあらゆる包含される方法の実行を含む複数の実施例を使用する。特許可能な本考案の範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の実施例を包含し得る。そのような他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と異ならない構造的要素を有する場合又はそれらが同等な構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図されている。
100 システム 500 保持環状部材
102 コンテナ 526 スロットレール
104 コンテナ 528 スロットレール
106 コイル 534 ワイヤスロット
108 コイル 562 内側環状部
118 給送端部 564 中間環状部
122 後端部 566 外側環状部
124 給送端部 568 スポーク
126 後端部 572 内側間隙
130 保持環状部材 574 中間間隙
134 スロット 582 内側末端部
136 スロットレール 584 外側末端部
138 スロットレール 592 長さ
142 位置 700 保持環状部材
150 上端部近傍 730 プレート
152 下端部分 734 スロット
154 コイル下端部 736 タブ
160 底板 738 窓部
162 内側環状部 762 内側環状部
164 中間環状部 764 中間環状部
166 外側環状部 766 外側環状部
168 スポーク 768 スポーク
172 上に向かう壁 772 間隙
214 補助レール 774 間隙
216 補助レール 782 内側末端部
222 内側間隙 784 外側末端部
224 中間間隙 792 弧
412 接続要素 800 保持部材
414 縦レール 810 角部
416 縦レール 834 スロット
836 タブ 872 内側間隙
850 開口部 892 長さ
860 本体
862 内側壁 A 半径
866 外側壁 B 半径
868 スロット C 半径

Claims (14)

  1. 一方のコンテナから他方のコンテナへの溶接ワイヤの連続した流れを可能にするための、溶接ワイヤのコイルを梱包し、解くためのシステムであって、前記溶接ワイヤのコイルはコイル上端部及びコイル下端部を含み、前記溶接ワイヤの給送端部は前記コイル上端部から延び、前記ワイヤの後端部は前記コイル下端部から延び、前記一方のコンテナからの前記後端部は、前記他方のコンテナからの前記給送端部に接合可能であり、
    当該システムは、
    少なくとも二つのコンテナであり、各コンテナは、少なくとも一つの縦方向に延びる側壁、閉じた底部、溶接ワイヤを取り出すための上端部開口、及び、前記給送端部及び前記後端部を前記上端部開口近傍に配置可能であるようにワイヤコイルを受容するための、外装の内側のワイヤコイル受容空洞、を有する、少なくとも二つのコンテナ、及び
    前記一方のコンテナ及び前記他方のコンテナ内のコイル上端部の上に配置されるワイヤ保持環状部材、を有し、該ワイヤ保持環状部材は、
    内側半径及び内側間隙を有する不連続な内側環状部、
    外側半径を有する外側環状部であり、該外側半径は前記内側半径よりも大きく、当該外側環状部は、前記内側環状部に関して実質的に同心円状に配置されている、外側環状部、
    前記内側環状部から前記外側環状部へ半径方向にそれぞれ延びる少なくとも二本のスポークであり、当該スポークは、前記外側環状部と交差して前記外側環状部の外周に沿って複数の部分を作り出す、少なくとも二本のスポーク、及び
    前記内側環状部から前記外側環状部へ半径方向に延びるプレートであり、該プレートはスロット幅を持つスロットを有し、該スロットは、前記内側環状部の不連続部を画成し、前記内側環状部から前記外側環状部の半径方向内側の位置へ弧状に延び、前記複数のスポークのうちの一本の代わりの位置に配置される、プレート、を有し、
    第一のワイヤのコイルの後端部は、前記スロット内に配置される、
    システム。
  2. 前記ワイヤ保持環状部材は、前記内側環状部の前記不連続部に近接する位置で前記スロットを部分的に横切って延びるタブを更に有する、請求項1記載のシステム。
  3. 前記少なくとも二つのコンテナは、それぞれ複数の縦壁を含み、前記スポークの数は、前記縦壁の数に等しい、請求項1又は請求項2記載のシステム。
  4. 前記縦壁は、前記壁の数と等しい数の隅部を作るように、各コンテナの内部の周囲で端と端を接した形で互いに接続され、各スポークは前記隅部内に配置される、請求項3記載のシステム。
  5. 前記内側環状部と前記外側環状部の間に配置された不連続な中間環状部を更に有し、該不連続な中間環状部は、前記不連続な内側環状部及び前記外側環状部に対して実質的に軸方向に同心円状に配置され、中間半径を持ち、該中間半径は、前記内側半径よりも大きくかつ前記外側半径よりも小さい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 一方のコンテナから他方のコンテナへの溶接ワイヤの連続した流れを可能にするための、溶接ワイヤのコイルを梱包し、解くためのシステムであって、前記溶接ワイヤのコイルはコイル上端部及びコイル下端部を含み、前記溶接ワイヤの給送端部は前記コイル上端部から延び、前記ワイヤの後端部は前記コイル下端部から延び、前記一方のコンテナからの前記後端部は、前記他方のコンテナからの前記給送端部に接合可能であり、
    当該システムは、
    少なくとも二つのコンテナであり、各コンテナは、少なくとも一つの縦方向に延びる側壁、閉じた底部、溶接ワイヤを取り出すための上端部開口、及び、前記給送端部及び前記後端部を前記上端部開口近傍に配置可能であるようにワイヤコイルを受容するための、外装の内側のワイヤコイル受容空洞、を有する、少なくとも二つのコンテナ、及び
    前記一方のコンテナ及び前記他方のコンテナ内のコイル上端部の上に配置されるワイヤ保持部材、を有し、該ワイヤ保持部材は、
    外周部を有する平面的な本体、
    前記本体の前記外周から上方に延びる外側壁、
    前記本体から上方に延び、前記本体の中心部に開口部を画成する内側壁、及び
    スロット幅を持つスロットであり、該スロットは、前記内側壁の不連続部を画成し、前記内側壁から前記外側壁の半径方向内側の位置へ弧状に延びる、スロット、を有し、
    第一のワイヤのコイルの後端部は、前記スロット内に配置される、
    システム。
  7. 前記ワイヤ保持部材は、前記内側壁の前記不連続部に近接する位置で、前記スロットを部分的に横切って延びるタブを更に有する、請求項6記載のシステム。
  8. 溶接ワイヤの前記コンテナのそれぞれは複数の縦壁を含み、前記前記外側壁の角部の数は、前記縦壁の数に等しい、請求項6又は請求項7記載のシステム。
  9. 前記縦壁は、前記壁の数と等しい数の隅部を作るように、各コンテナの内部の周囲で端と端を接した形で互いに接続され、前記外側壁の各角部は前記コンテナの前記隅部内に配置される、請求項3記載のシステム。
  10. 前記平面的な本体は、複数の視認用スロットを有する、請求項6乃至9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記複数の視認用スロットは、前記外側壁の角部に対応する位置で、前記平面的な本体内に規則的な間隔で離して配置されている、請求項10記載のシステム。
  12. コイル上端部の上へ配置されるように構成されたワイヤ保持環状部材であって、該ワイヤ保持環状部材は、
    内側半径を有する内側環状部、
    外側半径を有する外側環状部であり、該外側半径は前記内側半径よりも大きく、当該外側環状部は、前記内側環状部に関して実質的に同心円状に配置されている、外側環状部、
    前記内側環状部から前記外側環状部へ半径方向にそれぞれ延びる複数のスポークであり、当該複数のスポークは、前記外側環状部と交差して前記外側環状部の外周に沿って複数の部分を作り出す、少なくとも二本のスポーク、及び
    前記内側環状部から前記外側環状部へ半径方向に延びるプレートであり、該プレートはスロット幅を持つスロットを有し、該スロットは、前記内側環状部の不連続部を画成し、前記内側環状部から前記外側環状部の半径方向内側の位置へ弧状に延び、前記複数のスポークのうちの一本の代わりの位置に配置される、プレート、を有し、
    前記プレートは、前記内側環状部の前記不連続部に近接する位置で前記スロットを部分的に横切って延びるタブを更に有する、
    ワイヤ保持環状部材。
  13. 前記内側環状部から前記外側環状部へ半径方向にそれぞれ延びる複数のスポークであり、当該複数のスポークは、前記外側環状部と交差して前記外側環状部の外周に沿って複数の部分を作り出す、複数のスポークを更に有し、
    前記スロットは、前記複数のスポークのうちの一本の代わりの位置に配置される、
    請求項12記載のワイヤ保持環状部材。
  14. 中間半径を持つ不連続な中間環状部を更に有し、
    前記中間半径は、前記内側半径よりも大きくかつ前記外側半径よりも小さく、
    前記中間環状部は、前記内側環状部と前記外側環状部の間に配置され、
    前記中間環状部は、前記内側環状部及び前記外側環状部に対して実質的に同心円状に配置された、
    請求項13記載のワイヤ保持環状部材。
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