JP3197295U - 自動車エンジン潤滑油確保装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンが潤滑油を継続的に消費すると同時に、エンジンに潤滑油をタイムリーに補充して、潤滑油使用量が最も省エネ状態にあることを保障し、使用量を少なくできる自動車エンジン潤滑油確保装置を提供する。【解決手段】自動車エンジン潤滑油確保装置は、エンジンオイル102が溜められる自動車エンジンのオイルパン101を含み、オイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量に調整されている。この装置は更に、エンジンオイル注入タンク3を備え、エンジンオイルポンプの吸引油路201には注入タンクの中まで挿入された付加管202が増設され、開閉弁4が吸引油路に設けられ、開閉弁には、付加管の開閉を制御する弁制御器が接続されている。【選択図】図1

Description

本考案は、自動車エンジン潤滑システムに属し、特に自動車エンジン潤滑油確保装置に関する。
高度なターボチャージャー付き直噴エンジン(T−GDIエンジン、TSIエンジンを含む)の優位性は、小型で大きい出力、オイルの節約、排出ガスの低下などであるが、T−GDIエンジン(TSIエンジンを含む)の潤滑システムにおける潤滑油の動作温度が従来のエンジンより高いことにより、1000kmあたりの潤滑油の消費量は従来のエンジンよりはるかに高いため、エンジンの使用安全性を保障し、一つのオイル交換周期内でのオイル消費量を考慮すると、潤滑油の使用規範の範囲内でエンジンオイルパン内の潤滑油備蓄量を向上させなければならず、注入するエンジン潤滑油量は最適使用量の200%から250%まで、或はもっと多くなり、運転室の潤滑油テーブルも潤滑油が正常使用値の1.5〜1.8倍まで少なくなったときに警告する。比較的多い潤滑油はエンジンに抵抗をもたらし、エンジンの部分的な電力を犠牲にし、実験によるとエンジンの2%〜11%の電力を犠牲にし、且つより多い炭素堆積物を生成し、燃料消費量を増加し,エンジン性能を低下させる。
(特になし)
本考案の目的は、エンジンオイル注入タンク及び制御回路を介して、オイルの使用状況に応じて、自動的にエンジンのクランクケースにエンジンオイルを注入する自動車エンジン潤滑油確保装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本考案の技術的解決手段は、
自動車エンジン潤滑油確保装置であって、
当該装置は、エンジンオイルが溜められる自動車エンジンのオイルパンを含み、エンジンが始動した後、エンジンオイルポンプがオイルパン内のエンジンオイルをエンジンのクランクケースに送り込むものであり、前記オイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量であり、さらに当該装置は、エンジンオイルの注入タンクを備えており、前記エンジンオイルポンプの吸引油路にはエンジンオイル注入タンク中まで挿し込む付加管が増設され、開閉弁がエンジンオイルポンプの吸引油路に設けられ、弁制御器が開閉弁に連結して、付加管の開閉を制御する。
さらに、オイルパンの中まで挿入されるエンジンオイルポンプの主油管に前記付加管を増設し、前記付加管の内径は主油管の内径よりも小さい。
さらに、前記開閉弁は電磁制御弁である。
さらに、前記電磁開閉弁は付加管に設置される。
さらに、前記弁制御器は、マイクロプロセッサと電磁弁の開閉駆動回路とを含み、前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路とを有し、前記信号入力回路は自動車エンジンの運転パラメータ信号の出力を連結(入力)し、前記出力制御回路は電磁弁の開閉駆動回路と連結し、電磁弁の開閉駆動回路は電磁制御弁と連結しており、前記自動車エンジンの運転パラメータ信号出力は、エンジンの回転速度信号出力、(冷却水温などの)温度信号出力、オイルパンのエンジンオイル液面信号出力、及び、エンジンオイル圧力信号出力のうちの少なくとも1つである。
また、自動車エンジン潤滑油確保装置は、自動車エンジンを含み、エンジンにはクランクケースにエンジンオイルを提供するオイルパンが設けられており、前記オイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量である。当該装置はさらに、エンジンオイル注入タンク、エンジンオイル注入ポンプ及びスイッチを備え、前記エンジンオイル注入タンクはエンジンオイル注入ポンプを介して前記オイルパンと連通し、自動車バッテリ電源とエンジンオイル注入ポンプの電源入力端子とは前記スイッチを介して互いに連結し、前記スイッチは、オイルパン内のエンジンオイルがエンジンオイル備蓄より少ないとき、エンジンオイル注入ポンプを起動してオイルパンにエンジンオイルを注入するものである。
さらに前記装置は、エンジンオイル抽出ポンプも含み、前記エンジンオイル注入タンクはさらにエンジンオイル抽出ポンプと連結し、エンジンオイル抽出ポンプは管路を介してオイルパンと連通し、エンジンオイル抽出ポンプの電源入力端子は前記スイッチを介して自動車バッテリ電源と連結しており、前記スイッチは、オイルパン内のエンジンオイルがエンジンオイル備蓄の1.2倍以上であるときにエンジンオイル抽出ポンプの動作を起動するものである。
さらに、前記エンジンオイル注入タンクと前記オイルパンとは一体型構造であり、前記エンジンオイル注入タンクとエンジンオイル備蓄に用いられるオイルパンとの間は仕切り板によって分離されている。
さらに、前記エンジンオイル注入タンクとオイルパンとは分離して設置されており、前記エンジンオイル注入タンクは自動車の車体フレームに取り付けられる。
さらに前記スイッチは、オイル補給継電器及びマイクロプロセッサを含む。オイル補給継電器の入力側は自動車バッテリ電源と接続され、オイル補給継電器の出力側はエンジンオイル注入ポンプの電源入力端子と接続され、前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路とを有し、前記信号入力回路は自動車エンジンの運転パラメータ信号の出力を連結(入力)し、前記出力制御回路はオイル補給継電器の制御回路をオン・オフさせるものであり、前記自動車エンジン運転パラメータ信号の出力は、少なくとも自動車エンジンのオイルパンのエンジンオイル液面信号出力またはエンジンオイル圧力信号出力を含んでいる。
さらに前記スイッチは、オイル補給継電器、オイル抽出継電器及びマイクロプロセッサを含む。オイル補給継電器及びオイル抽出継電器の入力側は自動車バッテリ電源と接続され、オイル補給継電器の出力側はエンジンオイル注入ポンプの電源入力端子と接続され、オイル抽出継電器の出力側はエンジンオイル抽出ポンプの電源入力端子と接続されている。前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路とを有し、前記信号入力回路は自動車エンジン運転パラメータ信号出力を連結(入力)し、前記出力制御回路は二つの出力信号を有し、二つの出力信号はそれぞれエンジンオイル注入制御信号及びエンジンオイル抽出制御信号であり、エンジンオイル注入制御信号はオイル補給継電器の制御回路に入力され、エンジンオイル抽出制御信号はエンジンオイル抽出継電器の制御回路に入力される。前記自動車エンジン運転パラメータ信号出力は、少なくとも自動車エンジンのオイルパンのエンジンオイル液面信号出力またはエンジンオイル圧力信号出力を含んでいる。
さらに、前記一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しないエンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイルの使用量であるエンジンオイル備蓄とは、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮した場合の、エンジンの潤滑を保つために必要なエンジンオイル保存量上限値の40%から60%である。
本考案によれば、エンジンが正常に運転するための潤滑油の使用量を満たす条件で、エンジンが潤滑油を継続的に消費すると同時に、エンジンに潤滑油をタイムリーに補充して、エンジンの潤滑油使用量が最も省エネ状態にあることを保障し、エンジンの効率性を発揮し、潤滑システムがより合理的になり、エンジンのオイル使用量がより少なくなり、炭素堆積物の生成を減少する。そして、その効果は以下のとおりである。
1.本考案は、自動車エンジンの潤滑油の自動補給を実現し、自動車エンジンの潤滑油が最低安全使用量である条件で,潤滑油によるエンジンへの抵抗を最大限に低減させ、エンジンのパワーを最大限に高めることにより、エンジンのオイル使用量がより少なくなり、異なる回転速度でエンジンパワーを約2%から11%まで高めることができる。
2.本考案は、エンジンの潤滑油消費量が多いことによって生成する一つのオイル交換期間内に潤滑油を補充する問題を解決し、車両所有者に利便性をもたらし、潤滑油をタイムリーに補充しないことに伴うリスクを回避することができる。
3.本考案は、潤滑油による炭素堆積物の生成を減少することができる。
4.本考案は、低コストで、実施しやすい。
以下、図面および実施例を挙げて本考案を詳細に説明する。
本考案の実施例1の構造の模式図。 本考案の実施例1の弁制御器の模式図。 本考案の実施例2の構造の模式図。 本考案の実施例3の構造の模式図。 本考案の実施例2のスイッチ制御(実施例4)の模式図。 本考案の実施例3のスイッチ制御(実施例5)の模式図。
[実施例1]
自動車エンジン潤滑油の確保装置であって、全ての自動車の内燃機関型エンジンに適用し、特にTGDI(TSI)エンジンに適用する。図1及び図2に示すように、前記装置は自動車エンジン1を含み、エンジンにはクランクケースに提供するエンジンオイル102を保存するオイルパン101が設けられており、エンジンが始動した後、エンジンオイルポンプ2がオイルパン内のエンジンオイルをエンジンのクランクケースに送り込み、上記構成は従来の技術構造である。従来の技術において、エンジンオイル備蓄の消費を考慮したオイルパン内のエンジンオイルとは、現在通常のエンジンオイル測定スケールの上限目盛である時、オイルパンに保存するものであり(一般的に、排気量が0.5〜2リットルである自動車は2〜5リットル、排気量が2〜5リットルである自動車は3〜6リットル、排気量が5リットル以上である自動車は6リットル以上)、同時に、エンジンオイルの需要量もエンジンオイルポンプ圧力が定格圧力を保持するためのエンジンオイル需要量であり、すなわち、エンジンのクランクケースの潤滑を保持するために必要な定格油圧のエンジンオイルとは、自動車エンジンオイルポンプがクランクケースに注入し、クランクケースの基本的な潤滑需要を保障するエンジンオイルポンプの圧力のために必要なエンジンオイルである。消費および運転セキュリティを考慮すると、一つのオイル交換期間内でオイルパンに現在保存されているエンジンオイル備蓄は、いずれもエンジンのクランクケース潤滑に必要な最小エンジンオイル使用量の2〜2.5倍である。本実施例において、前記オイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量である。さらに、前記装置はエンジンオイルの注入タンク3を備えており、前記エンジンオイルポンプの吸引油路201にはエンジンオイル注入タンクの中まで挿入する付加管202が増設され、開閉弁4はエンジンオイルポンプの吸引油路に設けられ,前記開閉弁4はエンジンオイルポンプがエンジンオイル注入タンクからエンジンオイルを抽出できるように付加管202を開く開閉弁であり、弁制御器5は開閉弁4を連結して付加管の開と閉を制御する。ここで、前記開閉弁は制御できる電子制御式開閉弁であり、例えば電子制御式三方弁で、三方弁のメインチャネルはエンジンオイルポンプの吸引油路の入口と連通し、三方弁の他の二つのチャネルそれぞれはオイルパン及びエンジンオイル注入タンクと接続する。ここで、開閉弁の異なる構造に応じて弁制御器も異なり、例えば油圧弁を選択して開閉弁とする時、弁制御器は油圧弁制御器であり、空圧式開閉弁を選択するとき、弁制御器は空圧式弁制御器である。
実施例において、好ましい態様は、前記付加管202が、オイルパンの中まで挿入されるエンジンオイルポンプの主油管203に増設され、主油管がオイルを抽出するとき、サイフォンの原理を利用して付加管がエンジンオイル注入タンクからさらに抽出する。従って、流量を制御するため、前記付加管の管内径は主管内径より小さくあるべきであり、少なくとも2分の1より小さくなければならない。前記開閉弁は様々な形態が可能であり、例えば空気圧弁などがあり、制御しやすさのため、好ましい形態として、本実施例は電磁制御弁を使用し、前記電磁制御弁を付加管に設けている。
図2に示すように、実施例において、制御しやすさのために前記弁制御器5は、マイクロプロセッサ501と電磁弁の開閉駆動回路502とを含み、前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路を有し、前記信号入力回路は自動車エンジンの運転パラメータ信号の出力6を連結(入力)し、前記出力制御回路は電磁弁の開閉駆動回路と連結し、電磁弁の開閉駆動回路は電磁制御弁と連結している。前記自動車エンジンのパラメータ信号出力は、エンジンの回転速度信号出力、温度信号出力、オイルパンのエンジンオイル液面信号出力、エンジンオイル圧力信号出力であり、その信号を自動車の制御回路から取得することができ、そのうちのオイルパンのエンジンオイル液面の信号出力はオイルパンに設けられた液面レベルセンサーを介して取得することができる。
実施例において、前記エンジンオイル注入タンクとオイルパンは一体型構造であり、前記エンジンオイル注入タンクとエンジンオイル備蓄に用いられるオイルパンとの間は仕切り板7によって分離される。あるいは、前記エンジンオイル注入タンクとオイルパンとを分離して設置し、前記エンジンオイル注入タンクは自動車の車体フレームに取り付けられる。
実施例において、前記一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しないエンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイルの使用量であるエンジンオイル備蓄とは、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮した場合の、エンジンの潤滑を保つために必要なエンジンオイル保存量上限値の40%から60%である。
[実施例2]
本実施例は、実施例1から付加管を除いたものに相当する。自動車エンジン潤滑油確保装置であって、全ての自動車の内燃機関型エンジンに適用し、特にTGDI(TSI)エンジンに適用する。図3に示すように、前記装置は自動車エンジン1を含み、エンジンにはクランクケースにエンジンオイル102を提供するオイルパン101が設けられ、前記エンジンのオイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量である。前記装置はさらに、エンジンオイル注入タンク3、エンジンオイル注入ポンプ8及びスイッチ9を含み、前記エンジンオイル注入タンクはエンジンオイル注入ポンプを介して前記オイルパンと連通している。自動車バッテリ電源10とエンジンオイル注入ポンプ8の電源入力端子は、前記スイッチ9のうちのオイル補給スイッチ9−1を介して互いに連結している。前記スイッチは、オイルパン内のエンジンオイルがエンジンオイル備蓄より少ないとき、エンジンオイル注入ポンプ8を起動してオイルパンにエンジンオイルを注入するスイッチである。エンジンオイルの逆流を防止するため、前記エンジンオイル注入タンクとオイルパンのエンジンオイル注入口との間にあるオイル輸送管の中に、エンジンのエンジンオイル注入口に向いてしか流通できない一方弁11が設置される。
実施例において、図1および図3に示すように、前記エンジンオイル注入タンク3はオイルパン101と一体型構造であり、前記エンジンオイル注入タンクとエンジンオイル備蓄に用いられるオイルパンとの間は仕切り板7によって分離される。
しかし、従来の動力車は、自動車エンジンにはエンジンオイル注入口が設けられ、前記エンジンオイル注入タンクもオイルパンと分離して設置することができ、前記エンジンオイル注入タンクは自動車の車体フレームに取り付けられる。前記スイッチ9は、エンジンのエンジンオイルが不足する関連信号を利用して、エンジンオイル注入ポンプ8を適時に起動し,エンジンに適量のエンジンオイルをタイムリーに補充する。ここで、エンジンオイル備蓄の消費を考慮したエンジンオイルとは、現在通常のエンジンオイル測定スケールの上限目盛である時、オイルパンに保存するものであり(一般的に、排気量が0.5〜2リットルである自動車は2〜5リットル、排気量が2〜5リットルである自動車は3〜6リットル、排気量が5リットル以上である自動車は6リットル以上)、同時に、エンジンオイルの需要量もエンジンオイルポンプ圧力が定格圧力を保持するためのエンジンオイル需要量である。すなわち、エンジンのクランクケースの潤滑を保持するために必要な定格油圧のエンジンオイルとは、自動車エンジンオイルポンプがクランクケースに注入し、クランクケースの基本的な潤滑需要を保障するエンジンオイルポンプの圧力のために必要なエンジンオイルである。消費および運転セキュリティを考慮すると、一つのオイル交換期間内でオイルパンに現在保存されているエンジンオイル備蓄は、いずれもエンジンのクランクケース潤滑に必要な最小エンジンオイル使用量の2〜2.5倍である。従って、前記一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しないエンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイルの使用量であるエンジンオイル備蓄とは、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮した場合の、エンジンの潤滑を保つために必要なエンジンオイル保存量上限値の40%から60%である。具体的な事例として、一つのオイル交換周期内でのオイル消費を考慮し、且つエンジンの潤滑を保つために必要なエンジンオイルの保存量の上限は5Lであり、前記の一つのオイル交換周期内でのオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要なエンジンオイルの最小使用量は2L〜3Lである。
実施例において、エンジンオイルの注入口はエンジンのクランクケースに開かれた新しい孔でもよく、または、エンジンオイル注入口の蓋に既存の孔でもよく、または、タンクのオイルパンの上部に近いところに設けられた孔でもよい。
[実施例3]
本実施例は、実施例2に基づいて改良したもので、実施例2の内容も本実施例の一部であるとして参酌されるべきである。オイルパン内のエンジンオイルの動的バランスを実現するために、本実施例においては図4に示すように、前記装置はさらにエンジンオイル抽出ポンプ12を含み,前記エンジンオイル注入タンク3はエンジンオイル抽出ポンプと接続し、エンジンオイルポンプ2はオイル輸送管路を介してオイルパン101と連通している。エンジンオイル抽出ポンプ12は、オイルパン内のエンジンオイルの抽出に使用される。前記自動車バッテリ電源10とエンジンオイル抽出ポンプの電源入力端子とが前記スイッチ9内のオイル抽出スイッチ9−2を介して互いに連結し、従って、前記スイッチはオイルパン内のエンジンオイルがエンジンオイル備蓄の1.2倍以上であるとき、エンジンオイルポンプの動作スイッチを起動する。
実施例2及び3において、前記スイッチ9は、自動車の運転室に取り付けられたプッシュスイッチである。
[実施例4]
本実施例は、実施例1及び2に基づいて改良したもので、従って実施例1及び2の内容も本実施例の一部であるとして参酌されるべきである。本実施例においては図5に示すように、前記スイッチは、現在市販の工業用制御マイクロプロセッサ制御器の制御回路から構成され、オイル補給スイッチのオイル補給継電器9−1とマイクロプロセッサ9−3とを含み、オイル補給継電器の入力側は自動車バッテリ電源10と連結し、オイル補給継電器の出力側はエンジンオイル注入ポンプ8の電源入力端子と連結している。前記マイクロプロセッサ9−3は信号入力回路と出力制御回路を有し、前記信号入力回路は自動車エンジン運転パラメータ信号出力6を連結(入力)し、前記出力制御回路はオイル補給継電器9−1のON/OFF制御回路と連結している。
[実施例5]
本実施例は、実施例2及び3に基づいて改良したものであり、従って実施例2及び3の内容も本実施例の一部であるとして参酌されるべきである。本実施例においては図6に示すように、前記スイッチは、オイル補給スイッチのオイル補給継電器9−1と、オイル抽出スイッチのオイル抽出継電器9−2と、マイクロプロセッサ9−3とを含む。オイル補給継電器9−1とオイル抽出継電器9−2の入力側は自動車バッテリ電源10と連結し、オイル補給継電器9−1の出力側はエンジンオイル注入ポンプ8の電源入力端子と連結し、オイル抽出継電器9−2の出力側はエンジンオイル抽出ポンプ12の電源入力端子と連結している。前記マイクロプロセッサ9−3は信号入力回路及び出力制御回路を有し、前記信号入力回路は自動車エンジン運転パラメータ信号出力6を連結(入力)する。前記出力制御回路は二つの出力信号を有し、二つの出力信号はそれぞれエンジンオイル補給制御信号及びエンジンオイル抽出制御信号であり、エンジンオイル補給制御信号はオイル補給継電器9−1の制御回路に連結(入力)し、エンジンオイル抽出制御信号はオイル抽出継電器9−2の制御回路に連結(入力)する。
上記各実施例において、前記自動車エンジン運転パラメータ信号の出力は、少なくとも自動車エンジンオイルパン内のエンジンオイル液面信号出力またはエンジンオイル圧力信号出力を含み、そのため、自動車エンジンのクランクケースのオイルパンに液面レベルセンサーを設置し、エンジンオイル圧力信号は元のエンジン運転パラメータの出力プレートから得ることができる。エンジンオイル圧力信号を利用するとき、エンジンオイルの圧力信号が一定数値まで下がったとき、マイクロプロセッサが足りないエンジンオイル量を演算し、且つエンジンオイルポンプのエンジンオイル輸送能力に基づいてエンジンオイルポンプの動作時間を演算し、タイムリーにエンジンオイルポンプを起動して演算した時間とおりに動作して、エンジンに足りないエンジンオイルをタイムリーに補給する。
上記各実施例において、エンジンオイル圧力信号としてのオイル切れ信号の出力は、自動車エンジン制御プレートのエンジンオイル圧力が下限に達する時の電位を電子スイッチによって転換された信号で出力するものである。制御回路は継電器の引き付きコイルに対する制御回路である。
上記各実施例において、前記マイクロプロセッサはワンチップマイコンであり、ワンチップマイコンが油切れ信号を受信した後、予め設定した時間周期に基づいて出力信号を制御してエンジンオイルポンプを起動してクランクケースへエンジンオイルを搬送する。ワンチップマイコンはエンジン運転パラメータ信号出力を利用して、例えば、エンジンのクランクケースのエンジンオイル圧力信号は、エンジンオイルの圧力信号が一定の数値まで下がった場合、ワンチップマイコンが足りないエンジンオイル量を算出し、且つエンジンオイルポンプのエンジンオイル搬送能力に基づいてエンジンオイルポンプの動作時間を算出し、エンジンオイルポンプをタイムリーに起動して演出した時間に応じて作動させ、エンジンに足りないエンジンオイルをタイムリーに補給する。
以下の二つの表は、上記装置の試験についての説明である。このうち、表1は、エンジンオイル測定スケールの最大目盛が5Lであるエンジンに対して、3つのエンジンオイル保存量を使用した出力パワーの比較であり、表2は、エンジンオイル測定スケールの最大目盛が5Lであるエンジンに対して、3つのエンジンオイル保存量を使用したエンジンオイル消費の比較である。
Figure 0003197295
Figure 0003197295
表1は、エンジンオイルの保有量がエンジンオイル消費を考慮し、且つエンジンの潤滑を保持するエンジンオイル保存量上限値(測定スケールのフル目盛)の50%〜60%であるとき、その出力パワーが1500回転/分から5000回転/分の区間であるときの全体的な傾向は、エンジン出力が2.24%〜11.56%以上向上することを明らかに表明する。表2は、エンジンオイルの保存量を元の保存量の50%に変更するとき、基本的にエンジンオイルの消費を増加せず、エンジンオイル保存量を元の保存量の60%に変更するとき,逆にエンジンオイルの消費を低減することを表明する。
1 自動車エンジン
101 オイルパン
102 エンジンオイル
2 エンジンオイルポンプ
201 オイルポンプの吸引油路
202 付加管
203 主油管
3 エンジンオイル注入タンク
4 開閉弁
5 弁制御器
501 マイクロプロセッサ
502 電磁弁の開閉駆動回路
6 運転パラメータ信号の出力
7 仕切り板
8 エンジンオイル注入ポンプ
9 スイッチ
9−1 オイル補給スイッチ(及びオイル補給スイッチのオイル補給継電器)
9−2 オイル抽出スイッチ(及びオイル抽出スイッチのオイル抽出継電器)
9−3 マイクロプロセッサ
10 自動車バッテリ電源
11 一方弁(逆止弁)
12 エンジンオイル抽出ポンプ

Claims (10)

  1. 自動車エンジンの潤滑油確保装置であって、
    当該装置は、エンジンオイルが溜められる自動車エンジンのオイルパンを含み、エンジンが始動した後、エンジンオイルポンプがオイルパン内のエンジンオイルをエンジンのクランクケースに送り込むものであり、前記オイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量であり、
    当該装置は更に、エンジンオイルの注入タンクを備えており、前記エンジンオイルポンプの吸引油路にはエンジンオイル注入タンクの中まで挿入された付加管が増設され、開閉弁が前記エンジンオイルポンプの吸引油路に設けられ、前記開閉弁には弁制御器が接続され、前記弁制御器は前記付加管の開閉を制御することを特徴とする自動車エンジン潤滑油確保装置。
  2. 前記開閉弁が、前記付加管に設置される電磁制御弁であることを特徴とする請求項1に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
  3. 前記弁制御器は、マイクロプロセッサと電磁弁の開閉駆動回路とを含み、
    前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路とを有し、前記信号入力回路は自動車エンジンの運転パラメータ信号の出力を入力し、前記出力制御回路は前記電磁弁の開閉駆動回路と接続し、前記電磁弁の開閉駆動回路は前記電磁制御弁と接続しており、
    前記自動車エンジンの運転パラメータ信号出力は、エンジンの回転速度信号出力、温度信号出力、オイルパンのエンジンオイル液面信号出力、及び、エンジンオイル圧力信号出力のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項2に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
  4. 自動車エンジンの潤滑油確保装置であって、
    当該装置は、自動車エンジンを含み、エンジンにはクランクケースにエンジンオイルを提供するオイルパンが設けられており、前記オイルパン内のエンジンオイル備蓄は、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイル使用量であり、
    当該装置は更に、エンジンオイル注入タンク、エンジンオイル注入ポンプ及びスイッチを備えており、前記エンジンオイル注入タンクは前記エンジンオイル注入ポンプを介して前記オイルパンと連通し、自動車バッテリ電源と前記エンジンオイル注入ポンプの電源入力端子とは前記スイッチを介して互いに接続しており、
    前記スイッチは、オイルパン内のエンジンオイルが前記エンジンオイル備蓄より少ないとき、前記エンジンオイル注入ポンプを起動して前記オイルパンにエンジンオイルを注入するものであることを特徴とする自動車エンジン潤滑油確保装置。
  5. 前記装置は更に、エンジンオイル抽出ポンプを備えており、前記エンジンオイル注入タンクは前記エンジンオイル抽出ポンプと連結し、前記エンジンオイル抽出ポンプは管路を介して前記オイルパンと連通し、前記エンジンオイル抽出ポンプの電源入力端子は前記スイッチを介して前記自動車バッテリ電源と接続しており、
    前記スイッチは、オイルパン内のエンジンオイルが前記エンジンオイル備蓄の1.2倍以上であるときに前記エンジンオイル抽出ポンプの動作を起動するものであることを特徴とする請求項4に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
  6. 前記エンジンオイル注入タンクと前記オイルパンとは一体型構造であり、前記エンジンオイル注入タンクとエンジンオイル備蓄に用いられる前記オイルパンとの間は仕切り板によって分離されていることを特徴とする請求項1,2,4または5に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
  7. 前記エンジンオイル注入タンクと前記オイルパンとは分離して設置されており、前記エンジンオイル注入タンクは自動車の車体フレームに取り付けられることを特徴とする請求項1,2,4または5に記載の自動車エンジン潤滑オイル確保装置。
  8. 前記スイッチは、オイル補給継電器(9-1)及びマイクロプロセッサ(9-3)を含み、
    前記オイル補給継電器の入力側は前記自動車バッテリ電源と接続され、前記オイル補給継電器の出力側は前記エンジンオイル注入ポンプの電源入力端子と接続され、
    前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路とを有し、前記信号入力回路は自動車エンジン運転パラメータ信号の出力を入力し、前記出力制御回路は前記オイル補給継電器の制御回路をオン・オフさせるものであり、
    前記自動車エンジン運転パラメータ信号の出力は、自動車エンジンのオイルパンのエンジンオイル液面信号出力またはエンジンオイル圧力信号出力を少なくとも含むことを特徴とする請求項4に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
  9. 前記スイッチは、オイル補給継電器(9-1)、オイル抽出継電器(9-2)及びマイクロプロセッサ(9-3)を含み、
    前記オイル補給継電器及び前記オイル抽出継電器の入力側は前記自動車バッテリ電源と接続され、前記オイル補給継電器の出力側は前記エンジンオイル注入ポンプの電源入力端子と接続され、前記オイル抽出継電器の出力側は前記エンジンオイル抽出ポンプの電源入力端子と接続されており、
    前記マイクロプロセッサは信号入力回路と出力制御回路とを有し、前記信号入力回路は自動車エンジン運転パラメータ信号の出力を入力し、前記出力制御回路は二つの出力信号を出力し、二つの出力信号はそれぞれエンジンオイル注入制御信号及びエンジンオイル抽出制御信号であり、
    前記エンジンオイル注入制御信号は前記オイル補給継電器の制御回路に入力され、
    前記エンジンオイル抽出制御信号は前記オイル抽出継電器の制御回路に入力され、
    前記自動車エンジン運転パラメータ信号の出力は、自動車エンジンのオイルパンのエンジンオイル液面信号出力またはエンジンオイル圧力信号出力を少なくとも含むことを特徴とする請求項5に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
  10. 前記一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮しない、エンジンの潤滑を保つために必要な最小限のエンジンオイルの使用量であるエンジンオイル備蓄とは、一つのオイル交換周期内でのエンジンオイル消費を考慮した場合の、エンジンの潤滑を保つために必要なエンジンオイル保存量上限値の40%から60%であることを特徴とする請求項1又は4に記載の自動車エンジン潤滑油確保装置。
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