JP3196250U - 内燃エンジンのバルブ用のガスケット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的に、低コスト、低重量、又は簡単な構造にすることができる内燃エンジンのバルブ用のガスケットを提供する。【解決手段】ガスケット1は、エラストマー材で形成されたシール部材12と、シール部材12上に同軸に配設された支持機構13とを備える。支持機構13は一体に成形されており、主部位25と、主部位25の一方の軸方向端部から内側へ向かって半径方向に延在し、シール部材12の環状座部27に一部が埋め込まれる第1の環状フランジ26と、主部位25の反対側の軸方向端部から外側へ向かって半径方向に延在し、スプリングによってヘッド部の部位上に位置するように形成された第2の環状フランジ28とを備える。フランジ28は、軸Aに平行な方向において、主部位25の半径方向厚さS2とも、軸Aに平行な方向におけるフランジ26の厚さS3とも異なる厚さS1を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、内燃エンジンのバルブ用のガスケットに関する。
内部でエンジンの工程が行われる1つ又は複数のシリンダを有するヘッド部を備え、シリンダがエンジン自体の各燃焼室とつながった車両用内燃エンジンは周知である。このヘッド部にはさらに、燃焼室へ未燃焼の燃料と空気の混合気を運ぶのに適したパイプ(吸気ポート)と、燃焼室から燃焼ガスを排出するのに適したパイプ(排気ポート)とに燃焼室をつなげるため適切な座部が機械加工されている。
各燃焼室から又は各燃焼室への流れは座部で作動する適切なバルブにより制御される。具体的に述べると、各バルブは、エンジンヘッド部の空洞内部に固定されたガイド部材と、ガイド部材によって画定される貫通部位の中を相互逆方向に摺動可能で、対応する吸気又は排気ポートと対応する燃焼室との間の連結部を閉じるための閉鎖部位を一方の端に有したステムとを本質的に備えている。
バルブステムの反対側の端は、対応するガイド部材から軸方向に突出しており、例えばカムシャフトのような、対応する制御装置から操作力を受けるように形成されている。
バルブステムには、円筒形のヘリカルスプリングによって、軸に沿って、吸気又は排気ポートと対応する燃焼室との間の連結を閉じる方向に、荷重が加えられる。
具体的には、スプリングは、バルブの周りに同軸に取り付けられ、エンジンヘッド部に機械加工された固定面と、制御装置と協働するステム自体の端部の近接部又は対応部においてバルブのステムに固定されたプレートとの間で軸方向に介在する。
上述した形式のバルブには、通常エンジン内を循環する潤滑油用のシールガスケットが一般に取り付けられている。このようなガスケットは、特に一般的に知られている形状の1つにおいて、実質的に管状の形態を有し金属材の単一片で形成された支持あるいは補強機構、及び支持機構とバルブとの間に介在するエラストマー材で形成された環状シール部材を備えている。
具体的には、シール部材は、その内側放射状表面を介して、使用時に制御装置の方へ向けられたガイド部材の部位の外側放射状表面と協働するように形成された第1の部位と、バルブステムと直接協働するように形成された第2の部位とを標準的に備えている。
上述の形式のガスケットは、分配流から燃焼室へ流れる潤滑油の量を制御するため、あらゆる内燃エンジンで広く使用されている。潤滑油の過度の流れは、油自体の明らかな過剰消費のほか、エンジン効率の低化と車両の触媒性能の低下の原因となる。一方潤滑油の流れが不十分であれば、温度の局所的急上昇を伴ったバルブの摩耗と異音の増大とが起こる。これらの現象は、バルブステム自体のガイド部材内部への焼き付きに起因するバルブの早期損傷を引き起こすことがある。
周知のガスケットは、対応するバルブのガイド部材に働くシール部材の第1の部位によって静的タイプのシールの形成を可能にし、ステムと協働するシール部材の第2の部位によって動的タイプのシールの実現を可能とする。静的シールは、具体的には、燃焼室への潤滑油の浸入を防止し、同時にガスケット自体をその位置に保持する目的で、ガイド部材への一定レベルの半径方向への圧縮を確保しなければならず、その一方で動的シールは、ステムとガイド部材の結合部の潤滑に必要な最小限の油流を可能とするように設計されている。
支持機構は、厚さが一定の金属製の管状体から構成されて、以下を備える:
実質的に円筒形の主部位と、
主部位の軸方向端部から内側に向かって放射状に延在し、一部がシール部材の環状座部に埋め込まれた第1の環状フランジと、
主部位の反対側の軸方向端部から外側に向かって放射状に延在し、バルブのステムに作用するスプリングによってエンジンのヘッド部の上記固定面に対して押しつけられるように形成された第2の環状フランジ。
実際には、支持機構の第2の環状フランジは、スプリングの軸方向端部の突き合わせ面を画定し、この面から通常の作動荷重を受ける。
さらに第2の環状フランジは、所望のバルブの位置においてガスケットを機能状態に保つことを可能とする。
燃焼室へ向かう潤滑油の流れを効果的に制御し、同時に、特に大型エンジンに使用する場合に、従来の解決手段に比較して、低コスト及び低重量であり、構造の簡単なガスケットを具備する必要性が当産業分野で認められている。
本考案の目的は、上述の必要性の少なくとも1つに応えることを簡単且つ経済的に可能にする、内燃エンジンのバルブ用のガスケットを作成することである。つまり、本考案の目的は、簡単且つ経済的に、低コスト、低重量、又は簡単な構造にすることができる内燃エンジンのバルブ用のガスケットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係るガスケットは、内燃エンジン(3)のバルブ(2)用のガスケット(1、1’)であって、前記バルブ(2)は、貫通座部を画定するガイド部材(7)と、前記座部内を摺動可能なステム(8)とを備え、前記ガスケット(1、1’)が、弾性的に変形可能であって、軸(A)について環状の形状を有し、前記ガイド部材(7)と前記ステム(8)との両方と協働するように前記バルブ(2)に外方から配設可能に形成されたシール部材(12)と、一体に成形された支持機構(13)であって、環状の形状を有し、前記シール部材(12)が前記支持機構(13)と前記バルブ(2)との間において半径方向に圧縮されるように前記シール部材(12)の少なくとも一部に同軸に配設されている支持機構(13)とを備え、前記支持機構(13)は、前記シール部材(12)と協働する管状の主部位(25)と、該主部位(25)から外側へ向かって半径方向に突出し、前記エンジン(3)における前記ガスケット(1,1’)の位置決めを可能にすると共に、前記バルブ(2)の作動荷重を受けるように形成された環状フランジ(28、28’)とを備える、ガスケット(1、1’)において、前記支持機構(13)はプラスチック材料により形成されており、前記フランジ(28、28’)は、前記軸(A)に平行な方向において、前記主部位(25)の半径方向厚さ(S2)と異なる厚さ(S1、S1’)を有することを特徴とする。
本考案の一態様に係るガスケットにおいて、前記軸(A)に平行な方向における前記フランジ(28)の前記厚さ(S1)は、前記主部位(25)の前記半径方向厚さ(S2)よりも大きい。
本考案の一態様に係るガスケットにおいて、前記軸(A)に平行な方向における前記フランジ(28’)の前記厚さ(S1’)は、前記主部位(25)の前記半径方向厚さ(S2)よりも小さく、前記ガスケット(1’)は、硬質の環状インサート(35)を備え、該環状インサート(35)は、前記プラスチック材料とは異なる材料により形成されていると共に、前記バルブ(2)の作動荷重を受けるように前記フランジ(28’)の側に配設されている。
本考案の一態様に係るガスケットにおいて、前記環状インサート(35)は座金により構成されている。
本考案の一態様に係るガスケットにおいて、前記環状インサート(35)は金属材料により形成されている。
本考案の一態様に係るガスケットにおいて、前記フランジ(28、28’)は前記主部位(25)の軸方向端部から延びる。
本考案が実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載の内燃エンジンのバルブ用のガスケットに関するものであることから、上述の目的は本考案により達成される。つまり、本考案に係る内燃エンジンのバルブ用のガスケットによれば、簡単且つ経済的に、低コスト、低重量、又は簡単な構造にすることができる。
本考案の実施の形態に係る軸対称なバルブ用のガスケットを備える内燃エンジンの一部分を示す部分断面斜視図である。 図1におけるガスケットの縮尺を拡大した軸方向断面図である。 本考案の別の実施の形態に係るガスケットの軸方向断面図である。
本考案の一層の理解のために、単なる非限定的な例として以下の添付図面を参照しながら2つの好ましい実施の形態を説明する。
図1と図2に関して、図1には、公知の、本考案の理解に必要な構成のみが示されている内燃エンジン3のバルブ2が示されており、図1に示された内燃エンジン3のバルブ2用の本考案に係るガスケットについては、図全体を通じて示す。
さらに詳細に述べると、図1においてはエンジン3がヘッド部5の部位4においてのみ示されており、ヘッド部5は周知の形態で燃焼室(図1では視認できないが、図示されたヘッド部5の部位4の下に配置される)を画定し、この燃焼室内部においては、燃焼用空気の存在下で燃料を酸化することにより、燃料に含まれる化学エネルギーを圧力エネルギーに変換する。
燃焼室は、周知の方法でその開口部を通じて燃料と燃焼用空気を含む混合気を受け取り、燃焼行程の終わりに別の開口部を通じて燃焼したガスと空気を排出する。
燃焼室からの又は燃焼室への流れは、燃焼室自体の上述した開口部で働く上記従来の形式の各バルブ2により制御される。
以下の説明においては、説明を明瞭にするために、一個のバルブ2のみについて言及し、説明される同様の特徴は、エンジン3に使用されるこの形式のバルブ夫々に備えられているものとする。
図1と図2に示すように、バルブ2は貫通する座部6に収納されており、この座部6はヘッド部5の部位4に機械加工されており、通常は潤滑油を含んでいる。
バルブ2は、軸Aを有しており、座部6の内側に締まり嵌めされた管状のガイド部材7と、ガイド部材7内において軸Aに沿って相対する方向に摺動可能な一本のステム8とを備えている。
より詳細には、ステム8は、ガイド部材7の対向する部分から突出し、対向する軸方向端部に、流体シールとして燃焼室で対応する開口部を塞ぐための閉鎖部材9と、例えばカムシャフトなど、それ自体公知の図示されていない制御機構から操作力を受けるのに適した操作部材又はプレート10とを夫々備えている。
プレート10を備えたステム8の端部が突出するガイド部材7の軸方向端部には、ガイド部材7及びステム8を同軸に取り囲む、本考案の実施の形態に係るガスケット1が外側に嵌め込まれている。
バルブ2は、本実施の形態においてはヘリカル型で図示されたスプリング11をさらに備え、スプリング11は、互いに向き合うその軸方向端部において、プレート10と、ヘッド部5の部位4の軸Aに関する環状の固定面4aに対して軸方向で圧力を受けるガスケット1の一部(以下詳細に説明する)と協働する。
スプリング11は、閉鎖部材9において、ステム8を制御機構と常に接触した状態に保つように、戻し力をステム8に発生させるようになっている。
特に、図2に示すように、ガスケット1は、取り付け状態において、軸Aと一致する軸に関して環状の形状を有している。
より正確には、ガスケット1は、環状の形状を有するエラストマー材で形成されたシール部材12と、ガイド部材7とバルブ2のステム8上において、軸Aに関して半径方向にシール部材12へ圧力を加えるために、シール部材12上に同軸に配設された支持機構13とを本質的に備えている。より具体的には、シール部材12は、支持機構13とバルブ2との間に同軸に介在する。
シール部材12は、軸Aに沿ってステム8の閉鎖部材9に向かって、ステム8とガイド部材7との接触部の潤滑に必要な最小限の油流の通過を可能にするように形成された動的タイプのシール14をまず画定し、続いて燃焼室への油流を妨げる静的タイプのシール15を画定する。
さらに詳細には、シール部材12は、軸方向端部において対向する2つの円盤状断面(section)16,17と、シール14及びシール15を形成するために一部はステム8と一部はガイド部7と協働するように形成された内周表面18と、ステム8上に内周表面18を押圧するように支持機構13及び環状弾性カラー20と当接するように形成された外周表面19とによって範囲が画定されている。
断面16は、取り付け状態において制御装置の側へ向けられ、断面16にはステム8が貫通する。断面17は、取り付け状態において燃焼室の側へ向けられ、断面17には、ステム8とガイド部材と7が貫通する。
シール部材12の内周表面18は、断面16の隣接位置において、動的シール(シール14)の円周線を画成するために、弾性カラー部20から半径方向にステム8に向かって押圧されるように最小の径を有する断面(section)21を備え、この断面21は、ステム8自体との摺動接触によって、流量が最小限の油の流出を可能とする。
シール部材12の内周表面18は、また、断面17の隣接位置において、静的タイプのシール(シール15)を形成する円筒状部を画定するように、支持機構13から半径方向にガイド部材7に向かって押圧されるように、凹凸を有する略円筒形の部位22を備えている。
外周表面19は、内周表面18の部位22に対向し、支持機構13と協働するように形成された、実質的に円筒形の第1の部位23と、支持機構13から突出して弾性カラー20と協働する第2の部位24とを備えている。
支持機構13は一体に成形されており、以下を備える:
実質的に管状の円筒形の主部位25と、
主部位25の一方の軸方向端部から内側へ向かって半径方向に延在し、部位23と部位24の間の移行区域においてシール部材12の環状座部27に一部が埋め込まれる第1の環状フランジ26と、
主部位25の反対側の軸方向端部から外側へ向かって半径方向に延在し、使用時はバルブ2のスプリング11の作用によってエンジン3のヘッド部5の部位4の固定面4a上に位置するように形成された第2の環状フランジ28。
具体的には、主部位25とフランジ26は、その全体において、シール部材12と相互作用する支持機構13の部分を画定し、一方フランジ28は、エンジン3のヘッド部5の部位4上に、また、バルブ2のガイド部材7に対して、ガスケット1の位置決めを可能にするような支持機構13の部分を画定する。フランジ28は、使用時にバルブ2のスプリング11から作動荷重を受けるように形成され、また、バルブ2の所望の位置へガスケット1を誘導するように形成されている。
主部位25は、シール部材12の外周表面19の部位23と協働し、本質的に以下を備える:
フランジ26に隣接する円筒形の第1の区間32と、
円筒形の区間32の外径よりも大きな外径を有し、円錐形の接続区間34によって区間32と連結された、フランジ28に隣接する円筒形の第2の区間33。
具体的には、主部位25は、その円筒形の区間32から円筒形の区間33に向かって進むにつれ、軸Aに関して増大する半径方向寸法を有する。
支持機構13は、有利な点として、全体がプラスチックで形成されている。支持機構13は、好ましくは、静的及び動的な用途において金属材の機能を代替できる最適な機械的特性と熱抵抗特性を有する高性能の熱可塑性材で形成してもよい。支持機構13を形成する熱可塑性材は、例えば無機又は有機タイプの適切な薬剤によって強化されていてもよく、されていなくてもよい。
フランジ28は、軸Aに平行な方向において、主部位25の半径方向厚さS2とも、同じく軸Aに平行な方向におけるフランジ26の厚さS3とも異なる厚さS1を有する。
図2の実施の形態においては、軸Aに平行な方向におけるフランジ28の厚さS1は、主部位25の半径方向厚さS2よりも、また、軸Aに平行な方向におけるフランジ26の厚さS3よりも大きい。
本実施の形態における図示においては、主部位25の半径方向厚さS2は、軸Aに平行な方向におけるフランジ26の厚さS3と同一である。
図3には、本考案の他の実施の形態に係るガスケットが図全体において1’により示されている。以下、ガスケット1’のガスケット1とは異なる部分のみを説明し、既に説明した部分と一致する、又は同等の部分は、同一の符号で示す。
具体的には、ガスケット1’は、支持機構13が、軸Aに平行な方向において、主部位25の半径方向厚さS2よりも小さな厚さS1’を有するフランジ28’を備える点、及び、プラスチックとは異なる材料で製形成され、且つフランジ28’側に配設された、バルブ2の作動荷重を受けるための硬質の環状インサート35をさらに備える点においてガスケット1とは本質的に異なる。
具体的には、環状インサート35は、バルブ2のスプリング11の軸方向端部と直接協働する。
本実施の形態の図3における図示においては、環状インサート35は座金で構成される。
好ましい実施の形態においては、環状インサート35は金属材で形成されている。
本考案の実施の形態に係るガスケット1、1’の特徴を検討すると、考案から得られる利点は明らかである。
具体的には、プラスチック製の支持機構13により、周知の種類のガスケットに比べてガスケット1の総重量とコストの低減を達成することができる。
さらに、プラスチックを使用することで、金属材の場合には通常は不可能な種々の形状(寸法、ディメンジョン)での支持機構13の成形が著しく容易になる。具体的には、使用時にスプリング11の荷重を受けるフランジ28、28’など、いくつかの部分の厚さを変更することが可能になる。
ガスケット1の場合、このフランジ(28)は、ガスケット1自体の他の部分(25、26)の厚さS2、S3よりも大きな厚さS1で成形される。
一方、ガスケット1’の場合、フランジ28’は、ガスケット1’自体の他の部分(25、26)の厚さS2、S3よりも小さな厚さS1’で成形され、また、バルブ2のスプリング11と直接協働するための金属材製の環状インサート35を受容するために形成される。
つまり、上述の本考案の実施の形態に係る、図示されたガスケット1、1’に、実用新案登録請求の範囲によって定められる保護範囲から逸脱しない改良及び変更を導入できることは明らかである。
1,1’ ガスケット
2 バルブ
3 内燃エンジン
4 部位
4a 固定面
5 ヘッド部
6 座部
7 ガイド部材
8 ステム
9 閉鎖部材
10 プレート
11 スプリング
12 シール部材
13 支持機構
14,15 シール、
16,17 断面
18 内周表面
19 外周表面
20 弾性カラー
21 断面
22〜24 部位
25 主部位
26,28 環状フランジ
27 環状座部
28’ フランジ
32〜34 区間
35 環状インサート
S1〜S3 厚さ
A 軸

Claims (6)

  1. 内燃エンジン(3)のバルブ(2)用のガスケット(1、1’)であって、前記バルブ(2)は、貫通座部を画定するガイド部材(7)と、前記座部内を摺動可能なステム(8)とを備え、前記ガスケット(1、1’)が、
    弾性的に変形可能であって、軸(A)について環状の形状を有し、前記ガイド部材(7)と前記ステム(8)との両方と協働するように前記バルブ(2)に外方から配設可能に形成されたシール部材(12)と、
    一体に成形された支持機構(13)であって、環状の形状を有し、前記シール部材(12)が前記支持機構(13)と前記バルブ(2)との間において半径方向に圧縮されるように前記シール部材(12)の少なくとも一部に同軸に配設されている支持機構(13)とを備え、
    前記支持機構(13)は、前記シール部材(12)と協働する管状の主部位(25)と、該主部位(25)から外側へ向かって半径方向に突出し、前記エンジン(3)における前記ガスケット(1,1’)の位置決めを可能にすると共に、前記バルブ(2)の作動荷重を受けるように形成された環状フランジ(28、28’)とを備える、ガスケット(1、1’)において、
    前記支持機構(13)はプラスチック材料により形成されており、前記フランジ(28、28’)は、前記軸(A)に平行な方向において、前記主部位(25)の半径方向厚さ(S2)と異なる厚さ(S1、S1’)を有することを特徴とするガスケット(1、1’)。
  2. 前記軸(A)に平行な方向における前記フランジ(28)の前記厚さ(S1)は、前記主部位(25)の前記半径方向厚さ(S2)よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  3. 前記軸(A)に平行な方向における前記フランジ(28’)の前記厚さ(S1’)は、前記主部位(25)の前記半径方向厚さ(S2)よりも小さく、前記ガスケット(1’)は、硬質の環状インサート(35)を備え、該環状インサート(35)は、前記プラスチック材料とは異なる材料により形成されていると共に、前記バルブ(2)の作動荷重を受けるように前記フランジ(28’)の側に配設されていることを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  4. 前記環状インサート(35)は座金により構成されていることを特徴とする請求項3記載のガスケット。
  5. 前記環状インサート(35)は金属材料により形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のガスケット。
  6. 前記フランジ(28、28’)は前記主部位(25)の軸方向端部から延びることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のガスケット。
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