JP3196110U - リュックサック - Google Patents
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Abstract
【課題】係合テープの接合位置を上下左右斜め方向に任意に変えて調節し背当部の縦・横・斜め位置を調整可能なリュックサックを提供する。【解決手段】両テープを係合することにより相互に密着させ、取り剥がしが可能な合成繊維製の面ファスナであって、背負いベルト表面テープと背当部左右テープとから構成される面ファスナにより、両テープの任意の接合位置を調節する第1及び第2の接合位置調節手段と、背当部の左右両側面端部に折り畳み可能に取り付けられ、背負いベルト裏面テープそれぞれに係合する各係合テープがそれぞれの表面に配設され、任意の接合位置が確定された第1及び第2の接合位置調節手段をそれぞれ固定する両フラップ5a、5bと、フラップ裏面テープ並びに背当部中央テープ11と係合する係合テープが裏面に配設され、両フラップおよび背当部中央部を固定し、背当部表面を被覆する背当パッド6と、を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の体格体型にフィットさせるために、背負う高さ位置が背中の長さ、幅に合うように背当部の高さを面ファスナにより容易に調節することができ、通気性、クッション性に優れたリュックサックに関する。なお、本考案におけるリュックサックの用語はリュックサック、バックパック、ランドセル等の背負い式バッグの総称として使用する。
リュックサック使用者の背中の形状、サイズに合わせて、背中に当たる部分となる背当部の縦方向の長さ、横幅を調節して使用者の背中にフィットさせることが望ましい。特に、荷物を運ぶバックパックやリュックサック等の背負い式バッグにおいては、歩行時の背中の荷物の振動及び振幅が背中への衝撃となるため、荷物の振動及び振幅を減少させるために背中と密着するサイズの背当部が望まれる。
従来、背負いベルト先端部とこれに連結される背当部底部の両側面部に取り付けられる締結ベルトとの締め付け度合いによって背負う高さ位置を使用者の背中にフィットさせるリュックサックが知られているが、本来締結ベルトは使用者へのリュックサックの取り付け・取り外しを目的とするものであるため背負う高さ位置を使用者の背中にフィットさせるには適していない。背負う高さ位置を使用者の背中にフィットさせるリュックサックの先行技術として次のような文献が存在する。
特許文献1は、ザック本体2と背当てクッション1とを別個に形成して、上下方向に並んだ複数の雌穴5と同じく上下方向のレール6を一体的に設けて成る支持板4をザック本体2における背面3の左右両端箇所にそれぞれ取り付けるとともに、上記支持板4の雌穴5に対し嵌脱自在な雄ホック11を突設した留め板部10と同じく上記支持板4のレール6に対し脱着自在で且つレール6を抱持した状態で上下方向に摺動自在なスライド部8を一体的に設けて成る連結板7を背当てクッション1の左右両端箇所にそれぞれ一体的に取り付けたリュックサックを開示している。クッション材の高さを調整して、背負う人にとって最適なポジションに位置させることができることを目的とするものである。ここでは、背当てクッション1を上昇又は下降させてから、雄ホック11を雌穴5に嵌着させて固定することにより、背当てクッション1の高さを調整するように構成している。
特許文献2は、リュックサック背面部(1)で構成され、その上に携帯用ハーネス(3)が配置されており、互いに独立し、リュックサック背面部の位置を携帯用ハーネスに対して調整できるようにする遠隔手動制御部の助けで確立される、位置を制御し調整する2つの手段(M1−M2)を備え、第1の手段は、リュックサック背面部をハーネスに対して上昇させることができ、第2の手段は、リュックサック背面部をハーネスに対して下降させることができ、前記リュックサックを背負う人に対してリュックサック背面部の寸法を調整することができ、歩行中に支える部位を変更して、可能性のある障害を全て低減することができる、リュックサックを背負う位置を調整する装置を開示している。リュックサックを背負ったまま使用者が調整するリュックサックの機能を可能にし、より良好な快適性を提供し、使用者がリュックサックを降ろす必要がない、使用者自身による正確な調整を最適化することを目的とするものである。ここでは、非弾性引張ケーブル(5)を備えた第1の位置調整手段(M1)及び引張ケーブル(7a)からなる第2の制御手段(7)を備えた第2の位置調整手段(M2)によって、リュックサック背面部をハーネスに対して上昇、下降させることにより、背負う人に対してリュックサック背面部の寸法を調整するように構成されている。
特許文献3は、背中に当たるバック面に一つの弓形フレームを備え、且つ両側部に背負いストラップを備えたリュックサックにおいて、前記背負いストラップが前記バック面上で長さ方向にスライド可能な一本の調整ストラップの一端に直接または間接的に結合され、前記調整ストラップの他端が前記弓形フレームの両自由端の端末部分でリュックサック本体に止着されているリュックサックを開示するもので、荷重を良好に分散して背負い心地を改善した形式のリュックサックを提供することを目的とする。ここでは、調整ストラップは両側部にループ部を有するクッションに結合され、該クッションは両側部のループ部によって前記弓形フレームにスライド可能に取り付けられており、調整ストラップとクッションによりリュックサックを背負う高さ位置が背中の長さに合うように調整できるように構成されている。
本考案は、背負う高さ位置が背中の長さ、幅に合うように、面ファスナを構成する係合テープの接合位置を上下左右斜め方向に任意に変えて調節し背当部の縦・横・斜め位置を調整可能なリュックサックを提供することを課題とする。
請求項1に記載の考案は、荷物を収容する袋体3と、左右一対の背負いベルト2a、2bと、袋体及び背負いベルトが取り付けられる背当部1とからなるリュックサックにおいて、一方の係合テープ表面をフック状面とし他方の表面をループ状面として、両テープを係合することにより相互に密着させ、取り剥がしが可能な合成繊維製の面ファスナであって、一対の背負いベルトそれぞれの一端部の表面に配設される各係合テープ21a、21bと、背当部表面中央部に配設される縦長状係合テープ11を挟んで左右に配設される各縦長状係合テープ12a、12bとから構成される面ファスナにより、両テープの任意の接合位置を調節する第1及び第2の接合位置調節手段4a、4bと、前記背当部の左右両側面端部に折り畳み可能に取り付けられ、前記一対の背負いベルトの裏面に配設される各係合テープ22a、22bそれぞれに係合する各係合テープ51a、51bがそれぞれの表面に配設され、任意の接合位置が確定された第1及び第2の接合位置調節手段をそれぞれ固定する両フラップ5a、5bと、前記各フラップのそれぞれの裏面に配設される各係合テープ52a、52b並びに背当部表面中央部に配設される縦長状係合テープ11と係合する係合テープ61が裏面に配設され、両フラップおよび背当部中央部を固定し、背当部表面を被覆する背当パッド6と、を備えたリュックサックであることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は前記背当部表面の左右に配設される両縦長状係合テープ12a、12bの背当部表面への取付け位置が、上方側間隔を広くし下方側間隔を狭くした逆八字状であり、請求項3に記載の考案は前記背当部表面の左右に配設される縦長状係合テープ12a、12bのそれぞれの表面の適宜部位に、当該各係合テープに対する一対の背負いベルト表面の各係合テープ21a、21bの接合位置の位置決め用横線マークが付されていることを特徴とするリュックサックである。
請求項4に記載の考案は前記背当部表面中央部に配設される縦長状係合テープ11の内部に細縦長袋状体が形成され、該袋状体に柔軟性あるプラスチック製の棒状体9が上辺部から底辺部に亘り挿通されており、請求項5に記載の考案は前記両フラップ5a、5bおよび背当パッド6が合成繊維製の係合テープが装着されたメッシュ状の繊維製布であり、請求項6に記載の考案は前記背当部の上端部左右に一対の補助ベルト7a、7bのそれぞれ一方側端部が取り付けられ、他方側が一対の背負いベルト2a、2bと取り外し可能に連結されるリュックサックであることを特徴とする。
本考案では第1、第2の接合位置調節手段として、各背当部左右に配設される係合テープ12a、12bと各背負いベルトの表面に配設される各係合テープ21a、21bとがそれぞれ一対の係合テープとして面ファスナにより構成しているので、それぞれ一対のテープの接合位置を上下左右及び斜めの任意の方向に変える(ずらす)ことによって調節して背負う高さ位置を背中の長さ、幅等に合わせることができる。このような接合位置調節手段により、使用者の体格体型にフィットするように背負う高さ位置を簡単な操作で容易に調整することができる。
本考案においては、背当部左右のテープ12a、12bの背当部表面への取り付け位置を逆八の字状にして人間の背中の形状に合わせることによって使用者の背中にフィットさせることができる。また、本考案では両テープの接合位置の位置決め用として横線マークが付されているので、両側の接合位置のずれを回避できより的確に両テープの接合位置を確定することが可能となる。本考案においては背当部中央部に配設されるテープ11の内部を細縦長袋状体とし、当該袋状体に強度と柔軟性を兼ね備えたプラスチック製の棒状体9を挿通しているのでリュックサックの縦方向への撓みを防止することができる。
また、両フラップ5a、5bおよび背当パッド6を合成繊維製の係合テープが装着されたメッシュ状の繊維製布とすることにより本考案に係るリュックサックは通気性、クッション性に優れている。さらに本考案においては一対の補助ベルトが一対の背負いベルト2a、2bとそれぞれ取り外し可能に連結されているので、荷重の作用方向を分散して確定された調節部(面ファスナ)の位置ズレを防止すると共に、使用中の不慮の事態等によって背当部の左右テープから各背負いベルト表面のテープが剥離したとしても背負いベルトの袋体からの離脱を防止することができる。
本考案の説明に先立って、本考案において使用する一対の係合テープによる係合手段について説明する。互いに係合し合う一対の係合テープは、一方のテープ表面に鉤状微小突起が付設され(フック状面)、他方に無数のループが密生して付設されており(ループ状面)、両テープを合せることにより相互に絡み合って密着し、両テープを任意に剥がすことにより両者を容易に引き離すことができ、両テープは着脱可能になっている。このような構成のテープは合成繊維製の面ファスナの一種としてベルクロ(登録商標)の名称で市販されている。互いに係合し合う一対の係合テープによって面ファスナが構成され、面ファスナの係合位置を変える(ずらす)ことによって容易に両テープの接合位置(係合位置)を任意に調節することができる。
なお、本実施の形態においては両テープの係合手段として上記した面ファスナを使用しているが、両テープの係合手段として互いに係合し合うホック、磁石、ネジ止め等を使用することもできる。適宜部位に一対の雄と雌ホック、陽極と陰極磁石、雄と雌ねじを配置しておき、雄ホックを雌穴に嵌着させ、或いは陽極と陰極とを接合し、雄ネジと雌ねじをネジ止めして両テープを係止することができる。
以下、添付図を参照しつつ本考案に係るリュックサック(以下、「本リュックサック」という)の実施の形態について詳細に説明する。図1は本リュックサックの構成例を示す図である。図2〜図6は本リュックサックの構造を説明するための図であり、これらの図では袋体を省略してある。本リュックサックは、図1に示すように荷物を収容する袋体3と左右一対の背負いベルト2a、2bと袋体及び背負いベルトが取り付けられる背当部1とにより構成されている。
袋体3は背当部1の裏面に縫着等により一体的に取り付けられている。袋体と背当部裏面との間にはある程度の柔軟性を有する硬質のプラスチック製の補強用板状体を上方部及び底部に取付け介在させることができ、これによりリュックサックの型崩れが防止できる。一対の背負いベルト2a、2bのそれぞれの一端部は面ファスナによって背当部に取り付けられる。それぞれの他端部は背当部底部の両端部に取り付けられる締結ベルト8a、8bと切り離し可能に連結されており、背負いベルトと締結ベルトとの連結によって使用者への取り付け・取り外しがなされる。背当部1は繊維製の布製であり、底部表面にウレタン製の腰当てパッド9を取り付けることができ、使用者の腰部に当接する部分にクッション性を持たせることができる。背当部1の表面は背当パッド6によりカバーされており、背当パッドは背当部に対し取り外し可能となっている。
背当部1の表面には、図2に示すように中央部に1本の縦長状係合テープ11(以下、「背当部中央テープ」という)と、そのテープを挟んで左右に2本の縦長状係合テープ12a、12b(以下、「背当部左右テープ」という)がそれぞれ縫付け等の適宜手段により取り付けられている。背当部中央テープ及び背当部左右テープの表面はフック状面又はループ状面であり、これらと係合する他方の各係合テープと相互に絡み合って密着・剥離が可能な面ファスナを構成するものである。
背当部1の左右両側面端部にはフラップ5a、5bが内側に折り畳み可能に取り付けられている。それぞれのフラップの表面には係合テープ51a、51b(以下、「フラップ表面テープ」という)が配設され、それぞれのフラップの裏面には係合テープ52a、52b(以下、「フラップ裏面テープ」という)が配設されており、これらの係合テープは上記した係合テープと同様に他方の各係合テープと面ファスナを構成するものである。
一対の背負いベルト2a、2bそれぞれの一端部の表面には、図3に示すように係合テープ21a、21b(以下、「背負いベルト表面テープ」という)が配設され、その裏面には係合テープ22a、22b(以下、「背負いベルト裏面テープ」という)が配設されており、これらの係合テープは上記した係合テープと同様に他方の各係合テープと面ファスナを構成するものである。背当パッド6の裏面には、図5に示すように係合テープ61(以下、「背当パッドテープ」という)が配設されており、他方側の各係合テープと相互に絡み合って密着・剥離が可能な面ファスナを構成するものである。
次に、図3〜図5を参照して上記各係合テープの係合関係、第1及び第2の接合位置調節手段、フラップ並びに背当パッドについて説明する。特に図3、図4に示すように、背当部左右テープの左側テープ12aは一対の背負いベルト表面テープの左側テープ21aと係合して面ファスナを形成するものであり、両テープの係合操作(係合位置の変更)が第1の接合位置調節手段4aを構成している。背当部左右テープの右側テープ12bは一対の背負いベルト表面テープの右側テープ21bと係合して面ファスナを形成するものであり、両テープの係合操作(係合位置の変更)が第2の接合位置調節手段4bを構成している。
第1および第2の接合位置調節手段4a、4b(図3、4参照)は、2本の各背当部左右テープ12a、12bと2本の各背負いベルト表面テープ21a、21bとが互いに係合し合うそれぞれ一対の係合テープからなる面ファスナにより構成されており、それぞれ一対のテープの接合位置を上下左右及び斜めの任意の方向に変えて(ずらして)背負う高さ位置を背中の長さ、幅等に合わせて調節するものである。このような接合位置調節手段により使用者の体格体型にフィットするように背負う高さ位置を簡単な操作で容易に調整することができる。
それぞれのフラップ表面テープの各テープ51a、51bは、図5に示すように、一対の背負いベルト裏面テープの各テープ22a、22bのそれぞれと係合して面ファスナを構成する。両テープが係合し密着する面ファスナによって各フラップと各背負いベルト一端部との密着位置が固定されることになり、また両フラップ5a、5bは任意のテープの接合位置が確定された第1及び第2の接合位置調節手段4a、4bをそれぞれ固定することになる。それぞれのフラップ裏面テープの各テープ52a、52bは、図5に示すように、背当てパッドの裏面に配設される背当パッドテープ61と係合して面ファスナを構成する。背当パッドテープ61は背当部表面中央部に配設される背当部中央テープ11と係合して面ファスナを構成し背当部中央部を固定する。
第1及び第2の接合位置調節手段4a、4bは、任意の接合位置が決定された後に各フラップ5a、5bによって密着固定され、さらに第1及び第2の接合位置調節手段に密着したフラップ上面が背当パッド6によって密着されて二重に固定されることになる。また背当パッドテープ61が背当部中央テープ11と係合するために第1及び第2の接合位置調節手段の固定がさらに強化されることになる。固定手段としての各フラップと背当パッドは、両テープの係合位置のズレや係合部の剥離を防止して、係合位置が動かないように固定するものであり、背負いベルトのリュックサックからの離脱を防止する。
なお、背当パッド6は、第1、第2の接合位置調節手段を固定する機能と共に背当部のカバーとしての機能を有する。ここでは、任意の接合位置が確定された第1、第2の接合位置調節手段をそれぞれ固定する手段としてフラップと背当パッド両者を使用しているが、本考案においては幅広形状とした両フラップのみ、あるいは背当パッドのみを固定手段とすることもできる。
本考案においては、図2に示すように、背当部左右テープ12a、12bそれぞれの背当部表面に対する取付け位置を、両テープの上方側間隔を広くし、下方側間隔を狭くした逆八の字状とすることができる。背当部左右テープ12a、12bの取り付け位置を逆八の字状にして人間の背中の形状に合わせることによって使用者の背中にフィットさせることができる。なお、両テープの取付け位置は互いに平行するように取り付けることができることはもちろんである。
本考案においては、当該各係テープに対して各背負いベルト表面テープ21a、21bの接合位置決めを的確に行うために、図4に示すように背当部左右テープ12a、12bのそれぞれの表面の適宜部位に接合位置決め用として横線マークを付すことができる。対応する両係合テープの接合位置は、図中矢印で示すように上下、左右及び斜めの任意の方向に両テープをずらすことにより決定される。図では位置決め用として横線マークを付しているが、縦線や斜め線のマークを併せて付すこともでき、また碁盤目状のマークを付すこともできる。
このマークにより両側のテープの接合位置のずれを回避できより的確に両テープの接合位置を確定することが可能となる。なお、背負い高さ位置に対応する接合位置のずらし数値を計算しておき、種々の体格(背中の長さ)に合わせた最適な背負い高さ位置に対応する接合位置のずらし位置を横線や縦線等で印しておくことができる。
本考案においては、図6に示すように、背当部中央テープ11の内部に細縦長の袋状体を形成し、当該袋状体に強度と柔軟性を兼ね備えたプラスチック製の棒状体9を上辺部から底辺部に亘って挿通するように構成することができる。棒状体は上方部が約8mm径程度で、下方部が約6mm径程度の細縦長状であり、棒状体の素材は特に限定されるものではないが、ある程度の強度と柔軟性があり軽量で復元性のある樹脂が好ましい。特にABS樹脂を好適に用いることができる。棒状体を背当部の中央部分に配置することによりリュックサックの縦方向への撓みを防止することができる。
本考案に係る両フラップ5a、5bおよび背当パッド6は、合成繊維製の係合テープが装着されたメッシュ状の繊維製布であることが好ましい。メッシュ状の布製であるため通気性がよく使用者の背中の蒸れを防止することができ、本リュックサックは通気性、クッション性に優れる。また背当パッドは背当部に対して脱着自在となっているため取り外してクリーニングが可能となり清潔さが確保される。
本考案においては、図1に示すように、一対の補助ベルト7a、7bのそれぞれ一方側端部を背当部1の上端部の左右に取り付け、各補助ベルトの他方側を一対の背負いベルト2a、2bと留め具等の適宜手段により連結するように構成することができる。各補助ベルトは一対の背負いベルトに対して取り付け・取り外しが可能なように連結されている。
一対の補助ベルトは、荷重の作用方向を分散して確定された調節部(面ファスナ)の位置ズレを防止すると共に、使用中の不慮の事態等によって背当部左右テープ12a、12bから各背負いベルト表面テープ21a、21bが剥離したとしても背負いベルトの袋体からの離脱を防止することができる。なお、第1、第2の接合位置調節手段において任意の両テープの接合位置が確定された後、或いはフラップと背当パッドにより面ファスナが固定された後に、補助ベルトを背負いベルトに連結すると両テープの接合位置調整がし易くなる。
本考案は、第1、第2の接合位置調節手段において両係合テープの係合位置を上下左右及び斜め方向に任意に変えて調節するという簡単な操作により、背負う高さ位置を背中の長さ、幅に合うように調整することによって使用者の背中に最適にフィットさせることができる。使用者にあった背当部の高さ、幅を簡単な操作により調整して使用者にとって最適なポジションに位置させることができ、楽な姿勢で疲れないように背負うことができ、
本考案は所謂リュックサックと呼ばれるものに限らずランドセル等の広い範囲の背負い式バッグに広く適用できるものである。
本考案は所謂リュックサックと呼ばれるものに限らずランドセル等の広い範囲の背負い式バッグに広く適用できるものである。
1 背当部
2a、2b 背負いベルト
3 袋体
4a 第1の接合位置調節手段
4b 第2の接合位置調節手段
5a、5b フラップ
6 背当パッド
7a、7b 補助ベルト
8a、8b 締結ベルト
9 腰当てパッド
11 背当部表面中央部の縦長状係合テープ(背当部中央テープ)
12a、12b 背当部表面左右の縦長状係合テープ(背当部左右テープ)
21a、21b 背負いベルト表面の係合テープ(背負いベルト表面テープ)
22a、22b 背負いベルト裏面の係合テープ(背負いベルト裏面テープ)
51a、51b フラップ表面の係合テープ(フラップ表面テープ)
52a、52b フラップ裏面の係合テープ(フラップ裏面テープ)
61 背当パッド裏面の係合テープ(背当パッドテープ)
2a、2b 背負いベルト
3 袋体
4a 第1の接合位置調節手段
4b 第2の接合位置調節手段
5a、5b フラップ
6 背当パッド
7a、7b 補助ベルト
8a、8b 締結ベルト
9 腰当てパッド
11 背当部表面中央部の縦長状係合テープ(背当部中央テープ)
12a、12b 背当部表面左右の縦長状係合テープ(背当部左右テープ)
21a、21b 背負いベルト表面の係合テープ(背負いベルト表面テープ)
22a、22b 背負いベルト裏面の係合テープ(背負いベルト裏面テープ)
51a、51b フラップ表面の係合テープ(フラップ表面テープ)
52a、52b フラップ裏面の係合テープ(フラップ裏面テープ)
61 背当パッド裏面の係合テープ(背当パッドテープ)
Claims (6)
- 荷物を収容する袋体と、左右一対の背負いベルトと、袋体及び背負いベルトが取り付けられる背当部とからなるリュックサックにおいて、
一方の係合テープ表面をフック状面とし他方の表面をループ状面として、両テープを係合することにより相互に密着させ、取り剥がしが可能な合成繊維製の面ファスナであって、一対の背負いベルトそれぞれの一端部の表面に配設される各係合テープと、背当部表面中央部に配設される縦長状係合テープを挟んで左右に配設される各縦長状係合テープとから構成される面ファスナにより、両テープの任意の接合位置を調節する第1及び第2の接合位置調節手段と、
前記背当部の左右両側面端部に折り畳み可能に取り付けられ、前記一対の背負いベルトの裏面に配設される各係合テープそれぞれに係合する各係合テープがそれぞれの表面に配設され、任意の接合位置が確定された第1及び第2の接合位置調節手段をそれぞれ固定する両フラップと、
前記各フラップのそれぞれの裏面に配設される各係合テープ並びに背当部表面中央部に配設される縦長状係合テープと係合する係合テープが裏面に配設され、両フラップおよび背当部中央部を固定し、背当部表面を被覆する背当パッドと、を備えたことを特徴とするリュックサック。 - 前記背当部表面の左右に配設される両縦長状係合テープの背当部表面への取付け位置が、上方側間隔を広くし下方側間隔を狭くした逆八字状であることを特徴とする請求項1に記載のリュックサック。
- 前記背当部表面の左右に配設される縦長状係合テープのそれぞれの表面の適宜部位に、当該各係合テープに対する一対の背負いベルト表面の各係合テープの接合位置の位置決め用横線マークが付されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のリュックサック。
- 前記背当部表面中央部に配設される縦長状係合テープの内部に細縦長袋状体が形成され、該袋状体に柔軟性あるプラスチック製の棒状体が上辺部から底辺部に亘り挿通されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリュックサック。
- 前記両フラップおよび背当パッドが、合成繊維製の係合テープが装着されたメッシュ状の繊維製布であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリュックサック。
- 前記背当部の上端部左右に一対の補助ベルトのそれぞれ一方側端部が取り付けられ、他方側が一対の背負いベルトと取り外し可能に連結されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリュックサック。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6481075B1 (ja) * | 2018-08-14 | 2019-03-13 | 段一郎 臼井 | リュックサック |
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2014
- 2014-12-09 JP JP2014006521U patent/JP3196110U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP6481075B1 (ja) * | 2018-08-14 | 2019-03-13 | 段一郎 臼井 | リュックサック |
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